Catalyst 3750-X および 3560-X スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 15.0(2)SE 以降
IPv6 ACL の設定
IPv6 ACL の設定
発行日;2013/05/14 | 英語版ドキュメント(2013/04/22 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 20MB) | フィードバック

目次

IPv6 ACL の設定

IPv6 ACL の設定

IP Version 6(IPv6)Access Control List(ACL; アクセス コントロール リスト)を作成し、それをインターフェイスに適用することによって、IPv6 トラフィックをフィルタリングできます。これは、IP Version 4(IPv4)の名前付き ACL を作成し、適用する方法と同じです。また、スイッチで IP ベース フィーチャ セットが稼働している場合、入力ルータ ACL を作成し、それを適用してレイヤ 3 管理トラフィックをフィルタリングすることもできます。


) IPv6 ACL は、LAN ベース フィーチャ セットが稼働しているスイッチではサポートされません。


この章では、スイッチに IPv6 ACL を設定する方法について説明します。特に明記しないかぎり、 スイッチ という用語は Catalyst 3750-X または 3560-X スタンドアロン スイッチおよび Catalyst 3750-X スイッチ スタックを意味します。


) IPv6 を使用するには、デュアル IPv4 および IPv6 Switching Database Management(SDM; スイッチング データベース管理)テンプレートがスイッチに設定されている必要があります。テンプレートの選択は、sdm prefer dual-ipv4-and-ipv6 {default | routing | vlan} グローバル コンフィギュレーション コマンドで行います。


関連情報については、次の章を参照してください。

SDM テンプレートの詳細については、「SDM テンプレートの設定」を参照してください。

スイッチの IPv6 については、「IPv6 ユニキャスト ルーティングの設定」を参照してください。

スイッチの ACL については、「ACL によるネットワーク セキュリティの設定」を参照してください。


) この章で使用するコマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースに対応するコマンド リファレンスまたは手順に記載された Cisco IOS のマニュアルを参照してください。


この章で説明する内容は、次のとおりです。

「IPv6 ACL の概要」

「IPv6 ACL の設定」

「IPv6 ACL の表示」

IPv6 ACL の概要

スイッチは、次の 2 種類の IPv6 ACL をサポートします。

IPv6 ルータ ACL は、ルーテッド ポート、Switch Virtual Interface(SVI; スイッチ仮想インターフェイス)、またはレイヤ 3 EtherChannel に設定できるレイヤ 3 インターフェイスのアウトバウンド トラフィックまたはインバウンド トラフィックでサポートされます。IPv6 ルータ ACL は、ルーティングされる IPv6 パケットに対してだけ適用されます。

IPv6 ポート ACL は、レイヤ 2 インターフェイスのインバウンド トラフィックでだけサポートされます。IPv6 ポート ACL は、インターフェイスに着信するすべての IPv6 パケットに対して適用されます。

IP ベース フィーチャ セットが稼働しているスイッチは、入力ルータ IPv6 ACL だけをサポートします。ポート ACL または出力ルータ IPv6 ACL はサポートされません。


) サポートされない IPv6 ACL を設定した場合、エラー メッセージが表示され、その設定は有効になりません。


スイッチは、IPv6 トラフィックの Virtual LAN(VLAN)ACL(VLAN マップ)をサポートしません。


) スイッチでの ACL サポートの詳細については、「ACL によるネットワーク セキュリティの設定」を参照してください。


1 つのインターフェイスに、IPv4 ACL および IPv6 ACL の両方を適用できます。IPv4 ACL の場合と同様に、IPv6 ポート ACL はルータ ACL よりも優先されます。

SVI に入力ルータ ACL および入力ポート ACL が設定されている場合に、ポート ACL が適用されているポートに着信したパケットはポート ACL によってフィルタリングされます。その他のポートに着信したルーテッド IP パケットは、ルータ ACL によってフィルタリングされます。他のパケットはフィルタリングされません。

SVI に出力ルータ ACL および入力ポート ACL が設定されている場合に、ポート ACL が適用されているポートに着信したパケットはポート ACL によってフィルタリングされます。発信ルーテッド IPv6 パケットは、ルータ ACL によってフィルタリングされます。他のパケットはフィルタリングされません。


いずれかのポート ACL(IPv4、IPv6、または MAC)がインターフェイスに適用された場合、そのポート ACL を使用してパケットをフィルタリングし、ポート VLAN の SVI に適用されたルータ ACL は無視されます。


ここでは、スイッチの IPv6 ACL の特性の一部について説明します。

「サポートされる ACL 機能」

「IPv6 ACL の制限事項」

「IPv6 ACL とスイッチ スタック」

サポートされる ACL 機能

スイッチの IPv6 ACL には、次の特性があります。

分割フレーム(IPv4 では fragments キーワード)がサポートされます。

IPv6 ACL では、IPv4 と同じ統計情報がサポートされます。

スイッチのハードウェア スペースが不足している場合、ACL に対応付けられたパケットは CPU に転送され、ACL はソフトウェアで適用されます。

ホップバイホップ オプションがあるルーテッド パケットまたはブリッジド パケットには、ソフトウェアで適用される IPv6 ACL が設定されます。

ロギングは、ルータ ACL ではサポートされますが、ポート ACL ではサポートされません。

スイッチは、プレフィックス長の最大範囲の IPv6 アドレス一致をサポートしません。

IPv6 ACL の制限事項

IPv4 では、番号制の標準 IP ACL および拡張 IP ACL、名前付き IP ACL、および MAC ACL を設定できます。IPv6 がサポートするのは名前付き ACL だけです。

スイッチは Cisco IOS がサポートする IPv6 ACL の大部分をサポートしますが、一部例外もあります。

スイッチは、 flowlabel routing header 、および undetermined-transport というキーワードの照合をサポートしません。

スイッチは再起 ACL( reflect キーワード)をサポートしません。

このリリースが IPv6 用にサポートしているのは、ポート ACL およびルータ ACL だけです。VLAN ACL(VLAN マップ)はサポートしていません。

スイッチは IPv6 フレームに MAC ベース ACL を適用しません。

レイヤ 2 EtherChannel に IPv6 ポート ACL を適用できません。

スイッチは出力ポート ACL をサポートしません。

IPv6 の出力ルータ ACL および入力ポート ACL は、スイッチ スタックでだけサポートされています。スイッチは、コントロール プレーン(着信)IPv6 ACL だけをサポートします。

ACL を設定する場合、ACL に入力されるキーワードには、それがプラットフォームでサポートされるかどうかにかかわらず、制限事項はありません。ハードウェア転送が必要なインターフェイス(物理ポートまたは SVI)に ACL を適用する場合、スイッチはインターフェイスで ACL がサポートされるかどうか判別します。サポートされない場合、ACL の付加は拒否されます。

インターフェイスに適用される ACL に、サポートされないキーワードを持つ Access Control Entry(ACE; アクセス コントロール エントリ)を追加しようとする場合、スイッチは現在インターフェイスに接続されている ACL に ACE が追加されるのを許可しません。

IPv6 ACL とスイッチ スタック

スタック マスターは IPv6 ACL をハードウェアでサポートし、IPv6 ACL をスタック メンバに配信します。


) スイッチ スタック内で IPv6 を完全に機能させるには、すべてのスタック メンバで拡張 IP サービス フィーチャ セットが稼働している必要があります。


新しいスイッチがスタック マスターを引き継ぐと、ACL 設定がすべてのスタック メンバに配信されます。メンバ スイッチは、新しいスタック マスターによって配信された設定を同期し、不要なエントリを消去します。

ACL の修正、インターフェイスへの適用、またはインターフェイスからの解除が行われると、スタック マスターは変更内容をすべてのスタック メンバに配信します。

IPv6 ACL の設定

IPv6 ACL を設定する場合は、事前にデュアル IPv4 および IPv6 SDM テンプレートのいずれかを選択する必要があります。

IPv6 トラフィックをフィルタリングする場合は、次の手順を実行します


ステップ 1 IPv6 ACL を作成し、IPv6 アクセス リスト コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2 IPv6 ACL が、トラフィックをブロックする(拒否)または通過させる(許可)よう設定します。

ステップ 3 インターフェイスに IPv6 ACL を適用します。ルータ ACL では、ACL が適用されるレイヤ 3 インターフェイスにも IPv6 アドレスを設定する必要があります。


 

ここでは、IPv6 ACL の設定および適用方法について説明します。

「IPv6 ACL のデフォルト設定」

「他の機能およびスイッチとの相互作用」

「IPv6 ACL の作成」

「インターフェイスへの IPv6 ACL の適用」

IPv6 ACL のデフォルト設定

デフォルトでは、IPv6 ACL は設定または適用されていません。

他の機能およびスイッチとの相互作用

IPv6 ルータ ACL がパケットを拒否するよう設定されている場合、パケットはルーティングされません。パケットのコピーが Internet Control Message Protocol(ICMP; インターネット制御メッセージ プロトコル)キューに送信され、フレームに ICMP 到達不能メッセージが生成されます。

ブリッジド フレームがポート ACL によってドロップされる場合、このフレームはブリッジングされません。

IPv4 ACL および IPv6 ACL の両方を 1 つのスイッチまたはスイッチ スタックに作成したり、同一インターフェイスに適用できます。各 ACL には一意の名前が必要です。設定済みの名前を使用しようとすると、エラー メッセージが表示されます。

IPv4 ACL と IPv6 ACL の作成、および同一のレイヤ 2 インターフェイスまたはレイヤ 3 インターフェイスへの IPv4 ACL または IPv6 ACL の適用には、異なるコマンドを使用します。ACL を付加するのに誤ったコマンドを使用すると(たとえば、IPv6 ACL の付加に IPv4 コマンドを使用するなど)、エラー メッセージが表示されます。

MAC ACL を使用して、IPv6 フレームをフィルタリングできません。MAC ACL は非 IP フレームだけをフィルタリングできます。

ハードウェア メモリが満杯の場合、設定済みの ACL を追加すると、パケットは CPU に転送され、ACL はソフトウェアで適用されます。

IPv6 ACL の作成

IPv6 ACL を作成するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

ipv6 access-list access-list-name

名前を使用して IPv6 アクセス リストを定義し、IPv6 アクセス リスト コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3 a

{ deny | permit } protocol
{ source-ipv6-prefix / prefix-length | any | host source-ipv6-address } [ operator [ port-number ]] { destination-ipv6-prefix/ prefix-length | any |
host destination-ipv6-address } [ operator [ port-number ]]
[ dscp value ] [ fragments ] [ log ] [ log-input ] [ routing ] [ sequence value ] [ time-range name ]

条件が一致した場合にパケットを拒否する場合は deny 、許可する場合は permit を指定します。次に、条件について説明します。

protocol には、インターネット プロトコルの名前または番号を入力します。 ahp esp icmp ipv6 pcp stcp tcp udp 、または IPv6 プロトコル番号を表す 0 ~ 255 の整数を使用できます。

(注) ICMP、TCP、および UDP の具体的なパラメータについては、ステップ 3b ~ 3d を参照してください。

source-ipv6-prefix / prefix-length または destination-ipv6-prefix / prefix-length は、拒否条件または許可条件を設定する送信元または宛先 IPv6 ネットワークあるいはネットワーク クラスで、16 ビット値を使用したコロン区切りの 16 進形式で指定します(RFC 2373 を参照)。

IPv6 プレフィックス ::/0 の短縮形として、 any を入力します。

host source-ipv6-address または destination-ipv6-address には、拒否条件または許可条件を設定する送信元または宛先 IPv6 ホスト アドレスを入力します。アドレスはコロン区切りの 16 ビット値を使用した 16 進形式で指定します。

(任意) operator には、指定のプロトコルの送信元ポートまたは宛先ポートを比較するオペランドを指定します。オペランドには、 lt (より小さい)、 gt (より大きい)、 eq (等しい)、 neq (等しくない)、 range (包含範囲)があります。

source-ipv6-prefix / prefix-length 引数のあとの operator は、送信元ポートに一致する必要があります。 destination-ipv6- prefix/prefix-length 引数のあとの operator は、宛先ポートに一致する必要があります。

(任意) port-number は、0 ~ 65535 の 10 進数または TCP あるいは UDP ポートの名前です。TCP ポート名を使用できるのは、TCP のフィルタリング時だけです。UDP ポート名を使用できるのは、UDP のフィルタリング時だけです。

(任意) dscp value を入力して、各 IPv6 パケット ヘッダーの Traffic Class フィールド内のトラフィック クラス値と DiffServ コード ポイント値を照合します。指定できる範囲は 0 ~ 63 です。

(任意) fragments を入力して、先頭ではないフラグメントを確認します。このキーワードが表示されるのは、プロトコルが ipv6 の場合だけです。

(任意) log を指定すると、エントリと一致するパケットに関するログ メッセージがコンソールに送信されます。 log-input を指定すると、ログ エントリに入力インターフェイスが追加されます。ロギングはルータ ACL でだけサポートされます。

(任意) routing を入力して、IPv6 パケットのルーティングを指定します。

(任意) sequence value を入力して、アクセス リスト ステートメントのシーケンス番号を指定します。指定できる範囲は 1 ~ 4294967295 です。

(任意) time-range name を入力して、拒否または許可ステートメントに適用される時間の範囲を指定します。

ステップ 3b

{ deny | permit } tcp { source-ipv6-prefix / prefix-length | any | host source-ipv6-address } [ operator [ port-number ]] { destination-ipv6- prefix/prefix-length | any | host destination-ipv6-address } [ operator [ port-number ]] [ ack ] [ dscp value ] [ established ] [ fin ] [ log ] [ log-input ] [ neq { port | protocol }] [ psh ] [ range { port | protocol }] [ rst ] [ routing ] [ sequence value ] [ syn ] [ time-range name ] [ urg ]

(任意)TCP アクセス リストおよびアクセス条件を定義します。

TCP の場合は tcp を入力します。パラメータはステップ 3a で説明されているパラメータと同じですが、次に示すオプションのパラメータが追加されています。

ack :acknowledgment(ACK; 確認応答)ビット セット

established 確立された接続。TCP データグラムに ACK または RST ビットが設定されている場合、照合が行われます。

fin 終了ビット セット。送信元からのデータはそれ以上ありません。

neq { port | protocol } :所定のポート番号上にないパケットだけを照合します。

psh プッシュ機能ビット セット

range { port | protocol }: ポート番号の範囲内のパケットだけを照合します。

rst リセット ビット セット

syn 同期ビット セット

urg 緊急ポインタ ビット セット

ステップ 3c

{ deny | permit } udp
{ source-ipv6-prefix / prefix-length | any | host source-ipv6-address } [ operator [ port-number ]] { destination-ipv6-prefix/prefix-length | any | host destination-ipv6-address } [ operator [ port-number ]] [ dscp value ] [log ] [log-input] [ neq { port | protocol }] [ range { port | protocol }] [ routing ] [ sequence value ] [ time-range name ]

(任意)UDP アクセス リストおよびアクセス条件を定義します。

ユーザ データグラム プロトコルの場合は、 udp を入力します。UDP パラメータは TCP に関して説明されているパラメータと同じです。ただし、[ operator [ port ]] のポート番号またはポート名は、UDP ポートの番号または名前でなければなりません。UDP の場合、 established パラメータは無効です。

ステップ 3d

{ deny | permit } icmp { source-ipv6-prefix / prefix-length | any | host source-ipv6-address } [ operator [ port-number ]] { destination-ipv6-prefix/prefix-length | any | host destination-ipv6-address } [ operator [ port-number ]] [ icmp-type [ icmp-code ] | icmp-message ] [ dscp value ] [ log ] [log-input] [ routing ] [ sequence value ] [ time-range name ]

(任意)ICMP アクセス リストおよびアクセス条件を定義します。

インターネット制御メッセージ プロトコルの場合は、 icmp を入力します。ICMP パラメータはステップ 3a の IP プロトコルの説明にあるパラメータとほとんど同じですが、ICMP メッセージ タイプおよびコード パラメータが追加されています。オプションのキーワードの意味は次のとおりです。

icmp-type :ICMP メッセージ タイプでフィルタリングする場合に入力します。指定できる値の範囲は、0 ~ 255 です。

icmp-code :ICMP パケットを ICMP メッセージ コード タイプでフィルタリングする場合に入力します。指定できる値の範囲は、0 ~ 255 です。

icmp-message :ICMP パケットを ICMP メッセージ タイプ名または ICMP メッセージ タイプとコード名でフィルタリングする場合に入力します。ICMP メッセージのタイプ名およびコード名のリストについては、? キーを使用するか、またはこのリリースのコマンド リファレンスを参照してください。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show ipv6 access-list

アクセス リストの設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

指定のアクセス リストから拒否または許可条件を削除するには、キーワードを指定して no { deny | permit } IPv6 アクセス リスト コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、CISCO と名前が付けられた IPv6 アクセス リストを設定する例を示します。リスト内の最初の拒否エントリは、宛先 TCP ポート番号が 5000 より大きいパケットをすべて拒否します。2 番めの拒否エントリは、送信元 UDP ポート番号が 5000 未満のパケットを拒否します。また、この 2 番めの拒否エントリは、すべての一致をコンソールに表示します。リスト内の最初の許可エントリは、すべての ICMP パケットを許可します。リスト内の 2 番めの許可エントリは、その他のすべてのトラフィックを許可します。暗黙の全否定の条件が各 IPv6 アクセス リストの末尾にあるため、2 番めの許可エントリは必要です。

Switch(config)# ipv6 access-list CISCO
Switch(config-ipv6-acl)# deny tcp any any gt 5000
Switch config-ipv6-acl)# deny ::/0 lt 5000 ::/0 log
Switch(config-ipv6-acl)# permit icmp any any
Switch(config-ipv6-acl)# permit any any

インターフェイスへの IPv6 ACL の適用

ここでは、ネットワーク インターフェイスに IPv6 ACL を適用する手順について説明します。レイヤ 3 インターフェイスで発信または着信トラフィックに、あるいはレイヤ 2 インターフェイスで着信トラフィックに ACL を適用できます。レイヤ 3 インターフェイスで着信トラフィックにだけ ACL を適用できます。

インターフェイスへのアクセスを制御するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

アクセス リストを適用するレイヤ 2 インターフェイス(ポート ACL 用)またはレイヤ 3 インターフェイス(ルータ ACL 用)を特定して、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

(注) IP ベース フィーチャ セットが稼働しているスイッチは、ポート ACL をサポートしません。

ステップ 3

no switchport

ルータ ACL を適用する場合は、インターフェイスをレイヤ 2 モード(デフォルト)からレイヤ 3 モードに変更します。

ステップ 4

ipv6 address ipv6-address

レイヤ 3 インターフェイス(ルータ ACL 用)で IPv6 アドレスを設定します。

(注) このコマンドは、レイヤ 2 インターフェイスでは、またはインターフェイスに明示的な IPv6 アドレスが設定されている場合には、必要ありません。

ステップ 5

ipv6 traffic-filter access-list-name { in | out }

インターフェイスの着信トラフィックまたは発信トラフィックにアクセス リストを適用します。

キーワードはレイヤ 3 インターフェイスではサポートされません。

ステップ 6

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 7

show running-config

アクセス リストの設定を確認します。

ステップ 8

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

インターフェイスからアクセス リストを削除するには、 no ipv6 traffic-filter access-list-name インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、レイヤ 3 インターフェイスの発信トラフィックに対して、アクセス リスト Cisco を適用する例を示します。

Switch(config)# interface gigabitethernet 1/0/3
Switch(config-if)# no switchport
Switch(config-if)# ipv6 address 2001::/64 eui-64
Switch(config-if)# ipv6 traffic-filter CISCO out

IPv6 ACL の表示

表 41-1 に示された 1 つまたは複数の特権 EXEC コマンドを使用して、設定済みのすべてのアクセス リスト、すべての IPv6 アクセス リスト、または特定のアクセス リストに関する情報を表示できます。

 

表 41-1 IPv6 アクセス リスト情報を表示するコマンド

コマンド
目的

show access-lists

スイッチに設定されたすべてのアクセス リストを表示します。

show ipv6 access-list [ access-list-name ]

設定済みのすべての IPv6 アクセス リストまたは名前付けされたアクセス リストを表示します。

次に、 show access-lists 特権 EXEC コマンドの出力例を示します。出力には、スイッチまたはスイッチ スタックに設定済みのすべてのアクセス リストが表示されます。

Switch #show access-lists
Extended IP access list hello
10 permit ip any any
IPv6 access list ipv6
permit ipv6 any any sequence 10
 

次に、 show ipv6 access-lists 特権 EXEC コマンドの出力例を示します。出力には、スイッチまたはスイッチ スタックに設定済みの IPv6 アクセス リストだけが表示されます。

Switch# show ipv6 access-list
IPv6 access list inbound
permit tcp any any eq bgp (8 matches) sequence 10
permit tcp any any eq telnet (15 matches) sequence 20
permit udp any any sequence 30
 
IPv6 access list outbound
deny udp any any sequence 10
deny tcp any any eq telnet sequence 20