Catalyst 3750-E/3560-E スイッチ システム メッセージ ガイド Cisco IOS Release 12.2(37)SE
システム メッセージの概要
システム メッセージの概要
発行日;2012/01/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

システム メッセージの概要

システム メッセージの読み方

エラー メッセージ トレースバック レポート

アウトプットインタープリタ

Bug Toolkit

TAC への連絡

システム メッセージの概要

このマニュアルでは、Catalyst 3750-E および 3560-E 固有のシステム メッセージについて説明します。これらのメッセージは稼働中、システム ソフトウェアからコンソール(および任意で別のシステムのロギング サーバ)に送信されます。すべてのシステム メッセージがシステムの問題を意味するわけではありません。純粋に通知目的のメッセージもあれば、通信回線、内蔵ハードウェア、またはシステム ソフトウェアの問題を診断するうえで役立つメッセージもあります。このマニュアルでは、システムで障害が発生した場合に表示されるエラー メッセージについても説明します。

Catalyst 3750-E および 3560-E プラットフォーム固有ではないシステム メッセージについては、Cisco IOS Release 12.2S に対応する『 Cisco IOS Software System Messages 』を参照してください。

この章の内容は次のとおりです。

「システム メッセージの読み方」

「エラー メッセージ トレースバック レポート」

システム メッセージの読み方

システム ログ メッセージは最大 80 文字と 1 つのパーセント記号(%)で構成され、設定されている場合にはその前に、オプションとしてシーケンス番号またはタイムスタンプ情報が付加されます。メッセージは次の形式で表示されます。

シーケンス番号 タイムスタンプ % ファシリティ - 重大度 - ニーモニック 記述(ホスト名 -n) (Catalyst 3750-E スイッチの場合のみ)

シーケンス番号 タイムスタンプ % ファシリティ - 重大度 - ニーモニック 記述 (Catalyst 3560-E スイッチの場合のみ)

システム メッセージ出力はデフォルトで、ロギング プロセスに送信されます。スイッチ スタックでは、スタック メンバーがシステム メッセージ出力に各自のホスト名を追加し、スタック マスター上のロギング プロセスに出力を転送します。

各システム メッセージはパーセント記号(%)から始まります。構成は次のとおりです。

% ファシリティ - 重大度 - ニーモニック:メッセージ テキスト

ファシリティは 2 つ以上の大文字からなるコードで、メッセージによって参照されたファシリティを示します。ファシリティはハードウェア デバイス、プロトコル、またはシステム ソフトウェア モジュールのいずれかを指します。 表1-1 に、Catalyst 3750-E および 3560-E 固有のファシリティ コードを示します。 第 2 章「メッセージおよび回復手順」 で、ファシリティ コードのアルファベット順、重大度の高い(数字が小さい)エラーから先に、各メッセージについて説明します。

 

表1-1 ファシリティ コード

ファシリティ コード
説明
参照先

ACLMGR

Access Control List(ACL; アクセス コントロール リスト)マネージャ

「ACLMGR メッセージ」

BACKUP_INTERFACE

Flex Link

「BACKUP_INTERFACE メッセージ」

BADTRANSCEIVER

障害トランシーバ メッセージ(Catalyst 3750-E スイッチの場合のみ)

「BADTRANSCEIVER メッセージ」

BSPATCH

ブート ローダー パッチ

「BSPATCH メッセージ」

CFGMGR

設定マネージャ(Catalyst 3750-E スイッチの場合のみ)

「CFGMGR メッセージ」

CMP

Cluster Membership Protocol

「CLS_ACC メッセージ」

DHCP_SNOOPING

DHCP スヌーピング

「DHCP_SNOOPING メッセージ」

DOT1X

IEEE 802.1x

「DOT1X メッセージ」

DOT1X_SWITCH

スイッチ用 IEEE 802.1x

「DOT1X_SWITCH メッセージ」

DTP

Dynamic Trunking Protocol(DTP; ダイナミック トランキング プロトコル)

「DTP メッセージ」

DWL

Down-When-Looped

「DWL メッセージ」

EC

EtherChannel

「EC メッセージ」

ETHCNTR

イーサネット コントローラ

「ETHCNTR メッセージ」

EXPRESS_SETUP

Express Setup

「EXPRESS_SETUP メッセージ」

FRNTEND_CTRLR

フロントエンド コントローラ(Catalyst 3750-E スイッチの場合のみ)

「FRNTEND_CTRLR メッセージ」

GBIC_SECURITY

GBIC モジュールおよび Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュール セキュリティ

「GBIC_SECURITY メッセージ」

GBIC_SECURITY_CRYPT

GBIC および SFP モジュール セキュリティ

「GBIC_SECURITY_CRYPT メッセージ」

GBIC_SECURITY_UNIQUE

GBIC および SFP モジュール セキュリティ

「GBIC_SECURITY_UNIQUE メッセージ」

HARDWARE

ハードウェア

「HARDWARE メッセージ」

HLFM

ローカル フォワーディング マネージャ

「HLFM メッセージ」

HPSECURE

ポート セキュリティ(Catalyst 3750-E スイッチの場合のみ)

「HPSECURE メッセージ」

IGMP_QUERIER

Internet Group Management Protocol(IGMP; インターネット グループ管理プロトコル)クエリア

「IGMP_QUERIER メッセージ」

ILPOWER

Power over Ethernet(PoE)

「ILPOWER メッセージ」

IMAGEMGR

イメージ マネージャ(Catalyst 3750-E スイッチの場合のみ)

「IMAGEMGR メッセージ」

IP_DEVICE_TRACKING

IP デバイス トラッキング

「IP_DEVICE_TRACKING メッセージ」

MAC_MOVE

ホスト アクティビティ

「MAC_MOVE メッセージ」

PHY

PHY

「PHY メッセージ」

PIMSN

Protocol Independent Multicast(PIM)スヌーピング

「PIMSN メッセージ」

PLATFORM

下位レベル プラットフォーム固有

「PLATFORM メッセージ」

PLATFORM_ENV

プラットフォーム環境

「PLATFORM_ENV メッセージ」

PLATFORM_FBM

プラットフォームのフォールバック ブリッジング マネージャ

「PLATFORM_FBM メッセージ」

PLATFORM_HPLM

プラットフォームの疑似ラベル マネージャ

「PLATFORM_HPLM メッセージ」

PLATFORM_IPC

プラットフォームのプロセス間通信プロトコル(Catalyst 3750-E スイッチの場合のみ)

「PLATFORM_IPC メッセージ」

PLATFORM_PBR

プラットフォームの Policy-Based Routing(PBR; ポリシーベース ルーティング)

「PLATFORM_PBR メッセージ」

PLATFORM_PM

プラットフォームのポート マネージャ

「PLATFORM_PM メッセージ」

PLATFORM_RPC

プラットフォームのリモート プロシージャ コール(Catalyst 3750-E スイッチの場合のみ)

「PLATFORM_RPC メッセージ」

PLATFORM_SPAN

プラットフォームの Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)

「PLATFORM_SPAN メッセージ」

PLATFORM_UCAST

プラットフォームのユニキャスト ルーティング

「PLATFORM_UCAST メッセージ」

PLATFORM_VLAN

プラットフォームの VLAN(仮想 LAN)

「PLATFORM_VLAN メッセージ」

PLATFORM_WCCP

プラットフォームの WCCP

「PLATFORM_WCCP メッセージ」

PM

ポート マネージャ

「PM メッセージ」

PORT_SECURITY

ポート セキュリティ

「PORT_SECURITY メッセージ」

QOSMGR

QoS マネージャ

「QOSMGR メッセージ」

RMON

Remote Network Monitoring(RMON)

「RMON メッセージ」

SDM

Switch Database Manager(Catalyst 3750-E スイッチの場合のみ)

「SDM メッセージ」

SPAN

SPAN

「SPAN メッセージ」

SPANTREE

スパニング ツリー

「SPANTREE メッセージ」

SPANTREE_FAST

スパニング ツリー高速コンバージェンス

「SPANTREE_FAST メッセージ」

SPANTREE_VLAN_SW

スパニング ツリー VLAN スイッチ

「SPANTREE_VLAN_SW メッセージ」

STACKMGR

スタック マネージャ(Catalyst 3750-E スイッチの場合のみ)

「STACKMGR メッセージ」

STORM_CONTROL

ストーム制御

「STORM_CONTROL メッセージ」

SUPERVISOR

スーパーバイザ Application-Specific Integrated Circuit(ASIC; 特定用途向け集積回路)

「SUPERVISOR メッセージ」

SUPQ

スーパーバイザ キュー

「SUPQ メッセージ」

SW_DAI

ダイナミック ARP インスペクション

「SW_DAI メッセージ」

SW_MACAUTH

MAC アドレス認証

「SW_MACAUTH メッセージ」

SW_QOS_TB

QoS 信頼境界

「SWITCH_QOS_TB メッセージ」

SW_VLAN

VLAN マネージャ

「SW_VLAN メッセージ」

TCAMMGR

Ternary Content Addressable Memory(TCAM)マネージャ

「TCAMMGR メッセージ」

UDLD

UniDirectional Link Detection(UDLD; 単方向リンク検出)

「UDLD メッセージ」

UFAST_MCAST_SW

UplinkFast パケット転送

「UFAST_MCAST_SW メッセージ」

VQPCLIENT

VLAN Query Protocol(VQP)クライアント

「VQPCLIENT メッセージ」

WCCP

Web Cache Communication Protocol(WCCP)

「WCCP メッセージ」

0 ~ 7 の 1 桁のコードで、状態の重大度を表します。数字が小さいほど深刻な状況です。 表1-2 に、メッセージの重大度を示します。

 

表1-2 メッセージの重大度

重大度
説明

0 - emergency

システムが使用不可能な状態

1 - alert

ただちに対応が必要な状態

2 - critical

クリティカルな状態

3 - error

エラー状態

4 - warning

警告状態

5 - notification

正常だが注意を要する状態

6 - informational

単なる情報メッセージ

7 - debugging

デバッグ時に限り表示されるメッセージ

ニーモニックは、メッセージを一意に識別するコードです。

メッセージ テキストは状態を説明したテキスト文字列です。メッセージのこの部分には、端末ポート番号、ネットワーク アドレス、またはシステム メモリ アドレス スペースの位置に対応するアドレスなど、イベントの詳細情報が含まれることがあります。この可変フィールドの情報はメッセージごとに異なるので、ここでは角カッコ([ ])で囲んだ短い文字列で示します。たとえば 10 進数は [dec] で表します。 表1-3 に、メッセージの可変フィールドを示します。

 

表1-3 メッセージの可変フィールドの表記

表記
情報のタイプ

[dec]

10 進整数

[char]

1 文字

[chars]

文字列

[enet]

イーサネット アドレス(たとえば 0000.FEED.00C0)

[hex]

16 進整数

[inet]

インターネット アドレス

マスター スイッチ以外の Catalyst 3750-E スイッチが生成した Syslog メッセージは、必ず( Switch-x )で終わります。 Switch-x は、メッセージを生成したスタック メンバーの番号です。マスター スイッチが生成した Syslog メッセージは、ホスト名の文字列なしで表示されます。

次の例は、Catalyst 3750-E スイッチ以外のスイッチのスイッチ システム メッセージの一部分です。

00:00:46: %LINK-3-UPDOWN: Interface Port-channel1, changed state to up
00:00:47: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet0/1, changed state to up
00:00:47: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet0/2, changed state to up
00:00:48: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface Vlan1, changed state to down
00:00:48: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface GigabitEthernet0/1, changed state to down 2 *Mar 1 18:46:11: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36)
18:47:02: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36)
*Mar 1 18:48:50.483 UTC: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36)
 

次の例は、Catalyst 3750-E スイッチ スタック内のスタック マスターおよびスタック メンバー スイッチ(ホスト名は Switch-2 )に対応するスイッチ システム メッセージの一部分です。

00:00:46: %LINK-3-UPDOWN: Interface Port-channel1, changed state to up
00:00:47: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet1/0/1, changed state to up
00:00:47: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet1/0/2, changed state to up
00:00:48: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface Vlan1, changed state to down
00:00:48: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface GigabitEthernet1/0/1, changed state to down 2
*Mar 1 18:46:11: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36)
18:47:02: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36)
*Mar 1 18:48:50.483 UTC: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36)
 
00:00:46: %LINK-3-UPDOWN: Interface Port-channel1, changed state to up (Switch-2)
00:00:47: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet1/0/1, changed state to up (Switch-2)
00:00:47: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet1/0/2, changed state to up (Switch-2)
00:00:48: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface Vlan1, changed state to down (Switch-2)
00:00:48: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface GigabitEthernet1/0/1, changed state to down 2 (Switch-2)
 

エラー メッセージ トレースバック レポート

メッセージの中には、内部エラーが記述され、トレースバック情報が含まれているものがあります。この情報は非常に重要です。テクニカル サポートの担当者に問題を報告するときに、必ず提出してください。

次のメッセージ例にはトレースバック情報が含まれています。

-Process= "Exec", level= 0, pid= 17
-Traceback= 1A82 1AB4 6378 A072 1054 1860
 

システム メッセージによっては、エラー メッセージをコピーしたうえでさらに対応を要求される場合があります。次のオンライン ツールからシステム エラー メッセージの詳細を得ることもできます。

アウトプットインタープリタ

アウトプットインタープリタ は、 show tech-support 特権 EXEC コマンドなど、さまざまな CLI(コマンドライン インターフェイス)コマンドの出力に基づいて、詳細情報および推奨する対応策を提供します。アウトプットインタープリタには、次の URL からアクセスしてください。

https://www.cisco.com/cgi-bin/Support/OutputInterpreter/home.pl

Bug Toolkit

Bug Toolkit は、解決済みまたは未解決の問題点に関する情報を提供します。特定の Cisco IOS リリースで既知のバグをすべて検索できます。Bug Toolkit には、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/cgi-bin/Support/Bugtool/home.pl

TAC への連絡

エラーの種類を特定することができない場合は、「マニュアルの入手方法、テクニカル サポート、およびセキュリティ ガイドライン」を参照してください。