Catalyst 3750-E/3560-E スイッチ ハードウェア イ ンストレーション ガイド
CLI ベースのセットアップ プログラムによる スイッチの設定
CLI ベースのセットアップ プログラムによるスイッチの設定
発行日;2012/02/07 | 英語版ドキュメント(2010/11/27 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

CLI ベースのセットアップ プログラムによるスイッチの設定

CLI のアクセス

Express Setup 経由での CLI のアクセス

コンソール ポート経由での CLI のアクセス

コンソール ポートへの接続

初期設定情報の入力

IP の設定

セットアップ プログラムの完了

CLI ベースのセットアップ プログラムによるスイッチの設定

この付録では、Catalyst 3750-E および Catalyst 3560-E のスタンドアロン スイッチまたはスイッチ スタックの Command-line Interface(CLI; コマンドライン インターフェイス)ベースのセットアップ手順について説明します。スイッチを電源に接続する前に、「スイッチの設置」の安全上の警告をお読みください。

CLI のアクセス

スイッチが未設定の場合、Express Setup またはコンソール ポートを使用して CLI にアクセスできます。

Express Setup 経由での CLI のアクセス

設定が行われていないスイッチで CLI にアクセスするには、スイッチを Express Setup モードにして、スイッチのイーサネット ポートまたはイーサネット管理ポートを PC またはワークステーションのイーサネット ポートに接続します。スイッチを Express Setup モードにするには、スタートアップ ガイドに記載されている手順にしたがって、スイッチの電源を投入し、Express Setup を起動します。

スイッチを Express Setup モードにしたら、IP アドレス 10.0.0.1 を使用してスイッチに Telnet 接続し、 setup ユーザ EXEC コマンドを入力します。「初期設定情報の入力」に記載されている情報を入力します。

スイッチの設定情報を入力してから、 write memory 特権 EXEC コマンドを使用してフラッシュ メモリに設定を保存します。


) Express Setup モードでの作業中は、write memory コマンドを入力するまで、スイッチ上で IP アドレス 10.0.0.1 が有効です。write memory コマンドを入力すると、Telnet 接続が切断されます。


CLI 使用の詳細については、このリリースに対応するコマンド リファレンスを参照してください。

コンソール ポート経由での CLI のアクセス

設定済みまたは未設定のスイッチで CLI にアクセスするには、スイッチのコンソール ポートを PC またはワークステーションに接続し、端末エミュレーション プログラムを通じてスイッチにアクセスします。


) Catalyst 3750-E スイッチをスタック構成にしている場合は、スタック内の任意のスイッチの 10/100 イーサネット管理ポートまたはコンソール ポートに接続します。スタック全体の初期設定は、スタック内のどのスイッチでも実行できます。


コンソール ポートへの接続

Express Setup を使用する代わりに、スイッチの背面パネルのコンソール ポートを使用して初期設定を行うことができます。

具体的な手順は次の通りです。

1. 付属の RJ-45/DB-9 アダプタ ケーブルを使用して、スイッチの背面パネル(図 1-7)のコンソール ポートに RJ-45 コネクタを接続し、そのあと PC または端末ポートに接続します。

2. PC または端末で、端末エミュレーション プログラムを起動します。端末エミュレーション ソフトウェア(通常、Hyperterminal または Procomm Plus などの PC アプリケーション)によって、スイッチと PC または端末との通信が可能になります。

3. 端末エミュレーション セッションを開始します。

4. コンソール ポートのデフォルト特性に合わせて、PC または端末のボーレートおよびキャラクタ フォーマットを次のように設定します。

9600 ボー

8 データ ビット

1 ストップ ビット

パリティなし

フロー制御なし

5. スイッチのスタートアップ ガイドおよび 「AC 電源の取り付け」の手順に従って、スイッチに電源を投入します。

6. PC または端末にブートローダ シーケンスが表示されます。 Enter キーを押して、セットアップ プロンプトを表示します。「初期設定情報の入力」に記載されている手順に従います。

初期設定情報の入力

スイッチを設定するには、セットアップ プログラムを完了する必要があります。セットアップ プログラムは、スイッチの電源がオンになると自動的に実行されます。スイッチがローカル ルータやインターネットと通信できるようにするには、IP アドレスおよびその他の設定情報を割り当てる必要があります。これらの情報は、スイッチの設定や管理にデバイス マネージャまたは Cisco Network Assistant を使用する場合にも必要です。

IP の設定

セットアップ プログラムを実行する前に、ネットワーク管理者から次の情報を入手してください。

スイッチの IP アドレス

サブネット マスク(IP ネットマスク)

デフォルト ゲートウェイ(ルータ)

イネーブル シークレット パスワード

イネーブル パスワード

Telnet パスワード

セットアップ プログラムの完了

スイッチをスタック構成にしていて、スタック内の個別のスイッチとのコンソール接続が複数ある場合、ユーザが Enter キーを押した最初のコンソールに初期設定ダイアログが表示されます。

次の手順でセットアップ プログラムを完了し、スイッチの初期設定を作成してください。


ステップ 1 次の 2 つのプロンプトに yes を入力します。

Would you like to enter the initial configuration dialog? [yes/no]: yes
 
At any point you may enter a question mark '?' for help.
Use ctrl-c to abort configuration dialog at any prompt.
Default settings are in square brackets '[]'.
 
Basic management setup configures only enough connectivity
for management of the system, extended setup will ask you
to configure each interface on the system.
 
Would you like to enter basic management setup? [yes/no]: yes
 

ステップ 2 スイッチのホスト名を入力し、Return キーを押します。

ホスト名は、コマンド スイッチでは 28 文字以内、メンバー スイッチでは 31 文字以内に制限されています。どのスイッチも、ホスト名の最後の文字として -n (n は数字)は使用できません。

Enter host name [Switch]: host_name
 

ステップ 3 イネーブル シークレット パスワードを入力し、Return キーを押します。

パスワードは 1 ~ 25 文字の英数字で、先頭を数字にすることもできます。大文字と小文字の区別があります。スペースは使用できますが、先行スペースは無視されます。シークレット パスワードは暗号化されますが、イネーブル パスワードはプレーン テキストです。

Enter enable secret: secret_password
 

ステップ 4 イネーブル パスワードを入力し、Return キーを押します。

Enter enable password: enable_password
 

ステップ 5 仮想端末(Telnet)パスワードを入力し、Return キーを押します。

パスワードは 1 ~ 25 文字の英数字で、大文字と小文字の区別があります。スペースは使用できますが、先行スペースは無視されます。

Enter virtual terminal password: terminal-password
 

ステップ 6 (任意)プロンプトに応答して Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)を設定します。SNMP は、CLI、デバイス マネージャ、または Network Assistant アプリケーションを使用して、あとで設定することもできます。あとで SNMP を設定する場合は、 no を入力します。

Configure SNMP Network Management? [no]: no
 

ステップ 7 管理ネットワークに接続するインターフェイスの名前(物理インターフェイスまたは VLAN 名)を入力し、 Return キーを押します。このリリースでは、インターフェイス名には必ず vlan1 を使用してください。

Enter interface name used to connect to the
management network from the above interface summary: vlan1
 

ステップ 8 スイッチの IP アドレスとサブネット マスクを入力し、Return キーを押してインターフェイスを設定します。次に示すのは IP アドレスとサブネット マスクの例です。

Configuring interface vlan1:
Configure IP on this interface? [yes]: yes
IP address for this interface: 10.4.120.106
Subnet mask for this interface [255.0.0.0]: 255.0.0.0
 

ステップ 9 Y を入力して、スイッチをクラスタ コマンド スイッチとして設定します。 N を入力すると、スイッチはメンバー スイッチまたはスタンドアロン スイッチとして設定されます。

N を入力した場合、そのスイッチは Network Assistant GUI では候補スイッチとして表示されます。コマンド スイッチとしてのスイッチの設定は、CLI、デバイス マネージャ、または Network Assistant アプリケーションを使用して、あとで設定することもできます。あとで設定する場合は、 no を入力します。

Would you like to enable as a cluster command switch? [yes/no]: no
 

これで、スイッチの初期設定は完了しました。初期設定が表示されます。次に出力例を示します。

The following configuration command script was created:
hostname switch1
enable secret 5 $1$Ulq8$DlA/OiaEbl90WcBPd9cOn1
enable password enable_password
line vty 0 15
password terminal-password
no snmp-server
!
no ip routing
 
!
interface Vlan1
no shutdown
ip address 10.4.120.106 255.0.0.0
!
interface GigabitEthernet1/0/1
!
interface GigabitEthernet1/0/2
 
interface GigabitEthernet1/0/3
!
...<output abbreviated>
!
 
 
interface GigabitEthernet1/0/23
!
end
 

ステップ 10 次の選択肢が表示されます。

[0] Go to the IOS command prompt without saving this config.
 
[1] Return back to the setup without saving this config.
 
[2] Save this configuration to nvram and exit.
 
If you want to save the configuration and use it the next time the switch reboots, save it in nonvolatile RAM (NVRAM) by selecting option 2.
 
Enter your selection [2]:2
 

いずれかを選択して Return キーを押します。


 

セットアップ プログラムの完了後は、作成したデフォルトの設定でスイッチを稼動させることができます。この設定を変更する場合やほかの管理作業を行う場合は、Cisco Network Assistant、Cluster Management Suite(CMS)、または他の管理ツールを使用して追加設定をしてください。