Cisco EnergyWise IOS コンフィギュレーション ガイド EnergyWise Phase 2.5
EnergyWise の設定
EnergyWise の設定
発行日;2012/05/08 | 英語版ドキュメント(2011/11/13 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

EnergyWise の設定

設定に関するガイドライン

EnergyWise のイネーブル化およびデバイスの電源投入

繰り返し

時間形式と時間帯

日付と曜日の繰り返し

PoE および EnergyWise の相互作用

CLI の互換性

手動による電力の管理

EnergyWise のイネーブル化

ドメイン メンバーまたはエンドポイントの属性の設定

PoE ポートの電源投入

ポートの属性の設定

繰り返しの設定

アクティビティ チェックの使用

前提条件

アクティビティ チェックのテスト

設定例

ドメインの設定

手動による電力の管理

自動による電力の管理

クエリー

ドメイン内の電力を管理するためのクエリーの使用

クエリーの例

ドメイン分析のためのクエリー

Name 属性を使用したクエリー

キーワードを使用したクエリー

電力レベルを設定するためのクエリー

Wake on LAN

Wake on LAN の概要

Cisco EnergyWise での WoL の使用

WoL の設定

EnergyWise のディセーブル化

設定に関するガイドライン

「EnergyWise のイネーブル化およびデバイスの電源投入」

「繰り返し」

「PoE および EnergyWise の相互作用」

「CLI の互換性」

EnergyWise のイネーブル化およびデバイスの電源投入

デフォルトでは、EnergyWise はドメイン メンバーでディセーブルになっています。

no energywise level インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力すると、ドメイン メンバーは電力レベルをすぐにデフォルトに変更しません。電力レベルは、ドメイン メンバーの再起動時、または energywise level level コマンドを入力したときに変更されます。

PoE 対応スイッチなど、PoE ポートが搭載されたドメイン メンバーについて:

ドメイン メンバーをドメインに追加すると、そのドメイン メンバーとすべての PoE ポートで EnergyWise がイネーブルになります。

energywise level 0 インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用すると、ポートは接続されたエンドポイントに電力を供給しません。

energywise level 0 グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、ドメイン メンバーの電源を切断することはできません。

ポートが error-disabled の場合:

そのポートは、 show コマンド出力と collect クエリー結果に EnergyWise のドメイン メンバーまたはエンドポイントとして表示されます。クエリー結果には、ポートの電力消費量が 0 ワットであることが示されます。

ポートは、 set クエリーに応答しません。

時間形式と時間帯

時間形式には 24 時間を使用します。時間帯はドメイン メンバーに基づきます。

特定の時間に繰り返しを設定するには、 energywise level level recurrence importance importance at minute hour day_of_month month day_of_week インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力します。

たとえば、毎日 06:34 に発生する繰り返しを設定するには、 energywise level level recurrence importance at 34 6 * * * コマンドを入力します。

minute には 34 を指定します。

hour には 6 を指定します。

day_of_month には、月の毎日のワイルドカード(*)を指定します。

month には、毎月のワイルドカード(*)を指定します。

day_of_week には、週の曜日のワイルドカード(*)を指定します。

時間帯に 06:34 を設定するには、 absolute 06:34 * * 2009 および periodic 06:34 インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力します。


) Cisco EnergyWise Phase 2.5 のソフトウェア リリースについては、Cisco.com の『Release Notes for Cisco EnergyWise, EnergyWise Phase 2.5』を参照してください。


日付と曜日の繰り返し

day_of_month および day_of_week energywise level level recurrence importance importance at minute hour day_of_month month day_of_week インターフェイス コンフィギュレーション コマンドで使用する場合:

EnergyWise Phase 2.5 リリースよりも前のリリースで最初に day_of_month または day_of_week が発生すると、繰り返しイベントが発生します。

day_of_month および day_of_week を両方指定した場合は、 day_of_month または day_of_week が最初に発生するとイベントが発生します。

day_of_month を指定して、 day_of_week にワイルドカード( * )を指定すると、イベントは day_of_month の日付に発生します。

day_of_month にワイルドカードを指定して、 day_of_week を指定すると、イベントは day_of_week の日付に発生します。

day_of_month および day_of_week の両方にワイルドカードを使用すると、イベントは任意の日に発生します。

PoE および EnergyWise の相互作用

 

表 2-1 ドメイン メンバーのポートが EnergyWise に参加している場合

ポート
PoE モード
auto
never
static

PoE

Yes

No

Yes

PoE 以外

No

No

No

PoE ポート モードが never である場合、ポートの電源は切断されますが、EnergyWise はディセーブルになりません。次のことが可能です。

ポートに EnergyWise を設定する。

ポートの電力レベルを設定する。変更は、ポート モードを auto または static に変更するとただちに反映されます。ドメイン メンバーを再起動する必要はありません。

EnergyWise がディセーブルである場合、ドメイン メンバーは PoE を使用してポートの電力消費量を管理できます。

CLI の互換性


) Catalyst 6500 スイッチでは、EnergyWise Phase 1 はサポートされません。


ドメイン メンバーで実行中の EnergyWise バージョンを表示するには、 show energywise version 特権 EXEC コマンドを使用します。EnergyWise バージョンは、コマンド出力で、 EnergyWise specification と示されます。

ドメイン メンバーで実行中のソフトウェア バージョンを表示するには、 show version 特権 EXEC コマンドを使用します。


) ドメイン メンバーで EnergyWise Phase 2 以降を実行している場合、no energywise domain グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力して EnergyWise をディセーブルにしてから、EnergyWise Phase 1 をサポートするソフトウェアにダウングレードしてください。


ドメイン メンバーで EnergyWise Phase 1 を実行しており、EnergyWise Phase 2 以降をサポートするリリースにソフトウェアをアップグレードする場合:

実行コンフィギュレーションの EnergyWise 設定が更新されます。ドメイン メンバーにより、 energywise domain コマンド 内の同一ドメイン パスワードとして管理パスワードが設定されます。

copy running-config startup-config 特権 EXEC コマンドを入力して、コンフィギュレーション ファイルに EnergyWise 設定を保存します。

EnergyWise を適切に動作させるには、次のことが必要です。

すべてのドメイン メンバーで、EnergyWise Phase 1 または EnergyWise Phase 2 以降が実行されている。

すべてのドメイン メンバーのドメイン名とセキュリティ モードが同一である。

スイッチがスタック可能であり(Catalyst 3750-X、3750-E、または 3750 スイッチなど)、スイッチ スタックのメンバーである場合は、スタック メンバーすべてが同じ EnergyWise バージョンを実行している。

EnergyWise Phase 1 の次のコマンドは変更されています。

energywise domain domain-name secret [ 0 | 7 ] password グローバル コンフィギュレーション コマンド

energywise domain domain-name security { ntp-shared-secret | shared-secret } [ 0 | 7 ] shared-secret [ protocol udp port udp-port-number [ interface interface-id | ip ip-address ]] グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、EnergyWise ドメインを再設定することを推奨します。

ドメインを再設定しないと、ドメイン メンバーは管理パスワードとドメイン パスワードを同期化します。

energywise management tcp-port-number グローバル コンフィギュレーション コマンド

energywise management security shared-secret [ 0 | 7 ] shared-secret port tcp-port-number グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、ドメインの管理パスワードを再設定することを推奨します。

Catalyst 4500 固有の問題については、付録 A「Cisco EnergyWise および Catalyst 4500 スイッチ」を参照してください。

Catalyst 6500 固有の問題については、付録 B「Cisco EnergyWise および Catalyst 6500 スイッチ」を参照してください。

手動による電力の管理

「EnergyWise のイネーブル化」

「ドメイン メンバーまたはエンドポイントの属性の設定」

「PoE ポートの電源投入」

「ポートの属性の設定」

EnergyWise のイネーブル化

EXEC モードで開始します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

service password-encryption

(任意)パスワードの暗号化をイネーブルにします。

ステップ 3 で非表示のパスワードを設定した場合は、このコマンドを入力します。

ステップ 3

energywise domain domain-name security { ntp-shared-secret | shared-secret } [ 0 | 7 ] domain-password [ protocol udp port udp-port-number [ interface interface-id | ip ip-address ]]

ネットワーク デバイスで EnergyWise をイネーブルにし、指定した domain-name のドメインにネットワーク デバイスを割り当て、ドメインのセキュリティ モードを設定し、ドメイン内のすべての通信を認証するドメイン パスワードを設定します。

ntp-shared-secret :NTP による強力なパスワードを使用します。メンバー間に ±30 秒の時間差があると、ドメイン メンバーはイベントをドロップします。

shared-secret :NTP を使用しない強力なパスワードを設定します。

(任意) 0 :プレーンテキストのパスワードを使用します。これはデフォルトです。

(任意) 7 :非表示のパスワードを使用します。

0 7 のいずれも入力しない場合は、デフォルト値 0 が使用されます。

(任意) port udp-port-number :ドメインと通信する UDP ポートを指定します。

指定できる範囲は 1 ~ 65000 です。デフォルトは 43440 です。

(任意) interface interface-id :IP アドレスが動的に割り当てられている場合、ドメインと通信するポートを指定します。 interface-id を指定することを推奨します。ブリッジ型ネットワークでは、このコマンドを使用してください。

(任意) ip ip-address インターフェイスが Switched Virtual Interface(SVI; スイッチ仮想インターフェイス)であり、VLAN Trunking Protocol(VTP; VLAN トランキング プロトコル)プルーニングがイネーブルである場合に、ドメインと通信する IP アドレスを指定します。ルーテッド ネットワークでは、このコマンドを使用してください。

domain-name および domain-password について

英数字と、#、(、$、!、& などの記号を入力できます。

文字または記号の間にアスタリスク(*)や空白を入力しないでください。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show energywise

show energywise domain

エントリを確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルにエントリを保存します。

ドメイン メンバーまたはエンドポイントの属性の設定

EXEC モードで開始します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

energywise importance importance

重要度を設定します。

指定できる範囲は 1 ~ 100 です。デフォルトは 1 です。

ステップ 3

energywise keywords word , word , ...

少なくとも 1 つのキーワードを割り当てます。

複数のキーワードを割り当てる場合は、各キーワードをカンマで区切ります。キーワードの区切り文字としてスペースを使用しないでください。

英数字と、#、(、$、!、& などの記号を入力できます。

文字または記号の間にアスタリスク(*)や空白を入力しないでください。

デフォルトでは、キーワードは定義されません。

ステップ 4

service password-encryption

パスワードの暗号化をイネーブルにします。

ステップ 5 またはステップ 10 で非表示のパスワードを設定した場合は、このコマンドを入力します。

ステップ 5

energywise management security shared-secret [ 0 | 7 ] mgmt-password [ port tcp-port-number ]

管理ステーションがドメインとの通信に使用するドメイン メンバーに、管理パスワードを設定します。

(任意) 0 :プレーンテキストのパスワードを使用します。

(任意) 7 :非表示のパスワードを使用します。

0 7 のいずれも入力しない場合は、デフォルト値 0 が使用されます。

mgmt-password について

英数字と、#、(、$、!、& などの記号を入力できます。

文字または記号の間にアスタリスク(*)や空白を入力しないでください。

(任意) port tcp-port-number 管理アクセス用の TCP ポートを指定します。指定できる範囲は 1025 ~ 65535 です。デフォルトは 43440 です。

デフォルトでは、管理パスワードは設定されていません。

ステップ 6

energywise name name

EnergyWise 固有の名前を指定します。

英数字と、#、(、$、!、& などの記号を入力できます。

文字または記号の間にアスタリスク(*)や空白を入力しないでください。

デフォルトはホスト名です。

ステップ 7

energywise neighbor { hostname | ip-address } udp-port-number

スタティック ネイバーを割り当てます。

Domain Name System(DNS; ドメイン ネーム システム)のホスト名( hostname )または IP アドレス( ip-address )。

クエリーを送受信する UDP ポート( udp-port-number )。指定できる範囲は 1 ~ 65000 です。

デフォルトでは、スタティック ネイバーは割り当てられていません。

ステップ 8

energywise role role

EnergyWise ドメインでのロールを指定します。たとえば、lobby.b20 とします。

英数字と、#、(、$、!、& などの記号を入力できます。

文字または記号の間にアスタリスク(*)や空白を入力しないでください。

デフォルトはモデル番号です。

ステップ 9

energywise allow query { save | set }

ドメイン メンバーを、管理ステーションまたは別のドメイン メンバーからのクエリーに応答するように設定します。

save :実行コンフィギュレーションを保存するクエリーに応答します。

set :電力レベルまたは EnergyWise 属性を変更するクエリーに応答します。

デフォルトでは、ドメイン メンバーは set クエリーに応答します。

ステップ 10

energywise endpoint security { none | shared-secret [ 0 | 7 ] shared-secret }

エンドポイントのセキュリティ モードを設定します。

none :セキュリティをディセーブルにします。

shared-secret :ドメイン メンバーとのセキュアな通信を確保するためのパスワードを使用します。

(任意) 0 :プレーンテキストのパスワードを使用します。

(任意) 7 :非表示のパスワードを使用します。

0 7 のいずれも入力しない場合は、デフォルト値 0 が使用されます。

shared-secret について

英数字と、#、(、$、!、& などの記号を入力できます。

文字または記号の間にアスタリスク(*)や空白を入力しないでください。

デフォルトでは、パスワードは設定されていません。

ステップ 11

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 12

show energywise

show energywise domain

エントリを確認します。

ステップ 13

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルにエントリを保存します。

PoE ポートの電源投入

EXEC モードで開始します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

設定するポートまたはポートの範囲を指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

energywise level level

ポートを手動で電源投入します。

接続している PoE エンドポイントには、電力レベル 10 を入力します。

PoE 非対応のエンドポイントには、電力レベル 1 ~ 10 を入力します。エンドポイントで適切な処置が取られます。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show energywise domain

show energywise children

エントリを確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルにエントリを保存します。

(注) ステップ 3 で設定した電力レベルは、ドメイン メンバーが再起動するときのデフォルトの電力レベルになります。

ポートの属性の設定


energywise activitycheck コマンドをサポートするスイッチについては、「アクティビティ チェックの使用」を参照してください。


EXEC モードで開始します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

設定するポートまたはポートの範囲を指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

energywise importance importance

ポートの重要度の値を設定します。

指定できる範囲は 1 ~ 100 です。デフォルトは 1 です。

ステップ 4

energywise keywords word , word , ...

ポートに少なくとも 1 つのキーワードを割り当てます。

複数のキーワードを割り当てる場合は、各キーワードをカンマで区切ります。キーワードの区切り文字としてスペースを使用しないでください。

英数字と、#、(、$、!、& などの記号を入力できます。

文字または記号の間にアスタリスク(*)や空白を入力しないでください。

デフォルトでは、キーワードは定義されません。

ステップ 5

energywise name name

EnergyWise 固有のポート名を指定します。

英数字と、#、(、$、!、& などの記号を入力できます。

文字または記号の間にアスタリスク(*)や空白を入力しないでください。

デフォルトは、ポート名の短縮バージョンです。たとえば、Gigabit Ethernet 1/0/2 の場合は Gi1.0.2 となります。

ステップ 6

energywise role role

ドメインでのポートのロールを指定します(例: lobbyport )。

英数字と、#、(、$、!、& などの記号を入力できます。

文字または記号の間にアスタリスク(*)や空白を入力しないでください。

デフォルトのロールは interface です。

ステップ 7

(任意) energywise activitycheck コマンドを入力する前

ポートおよび接続された IP Phone で Automatic Quality of Service(自動 QoS)がイネーブルになっていることを確認します。

ドメイン メンバーが複数のシスコ デバイスを介して IP Phone に接続されている場合は、デバイスで受信パケットの CoS 値を信頼していることを確認します。

自動 QoS を設定するには、「アクティビティ チェックの使用」および、お使いのシスコ ネットワーク デバイスに付属しているソフトウェア マニュアルを参照してください。

ステップ 8

energywise activitycheck

ドメイン メンバーがポートの電源を切断する前に、接続している IP Phone がトラフィックを送信中または受信中でないことを確認します。

(注) ドメイン メンバーでは、IP Phone が保留状態であるかどうかを判断できません。

ステップ 9

energywise allow query set

インターフェイスが管理ステーションや別のドメイン メンバーからクエリーを受信した場合に、電力レベルおよび EnergyWise 属性を変更するクエリーに応答するようにインターフェイスを設定します。

デフォルトでは、ドメイン メンバーはこのクエリーに応答します。

ステップ 10

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 11

show running-config

エントリを確認します。

ステップ 12

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルにエントリを保存します。

繰り返しの設定

EXEC モードで開始します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

show energywise

EnergyWise がイネーブルであることを確認します。

ステップ 2

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

time-range time-range-name

時間範囲に名前を割り当て、時間範囲コンフィギュレーション モードを開始します。時間範囲を設定しない場合は、ステップ 6 に進みます。

時間範囲は、システム クロックに基づきます。

エンドポイント(PoE エンドポイントなど)で EnergyWise を実行していない場合、指定する時間はドメイン メンバーの時間帯に基づきます。

エンドポイントでエージェントまたはクライアントを実行している場合、指定する時間はエンドポイントの時間帯に基づきます。

absolute および periodic 時間範囲コンフィギュレーション コマンドを使用して、繰り返しの日時を指定します。1 つの absolute 条件と複数の periodic 条件を使用できます。

absolute または periodic 条件に終了日時が設定されている場合、ドメイン メンバーはこれらの値を無視します。

ステップ 4

absolute start hh:mm day_of_month month year

繰り返しの開始日時を設定します。

hh:mm :時および分単位で時間(24 時間形式)を指定します。

day month year :日付を指定します。

day_of_month :指定できる範囲は 1 ~ 31 です。 * をワイルドカードとして使用します。

month :指定できる範囲は 1 月から 12 月です。 * をワイルドカードとして使用します。

year :最も小さい年値は 1993 です。

ステップ 5

periodic days_of_the_week hh:mm

繰り返しの週単位の開始時間と曜日を設定します。

days_of_the_week :有効な値は次のとおりです。

Monday Tuesday Wednesday Thursday Friday Saturday 、または Sunday :1 つの曜日、開始曜日から終了曜日の間にダッシュを使用した曜日の範囲、またはカンマで区切った複数の曜日を入力します。

daily :繰り返しが月曜日から日曜日までの場合に入力します。

weekday :繰り返しが月曜日から金曜日までの場合に入力します。

weekend :イベントが土曜日と日曜日に発生する場合に入力します。

hh:mm :時および分単位で時間(24 時間形式)を指定します。

ステップ 6

interface interface-id

設定するポートまたはポートの範囲を指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 7

energywise level level recurrence importance importance { at minute hour day_of_month month day_of_week | time-range time-range-name }

電源投入または電源切断のイベントをスケジューリングします。

level level :電力レベルを指定します。

エンドポイントの電源を切断するには、 0 を入力します。

エンドポイントの電源を投入するには、次のように入力します。

PoE エンドポイントの場合は 10 を入力します。

別の受電装置の場合は、電力レベル 1 ~ 10 を入力します。エンドポイントで適切な処置が取られます。

importance importance :エンドポイントの重要度の値が重要度の値以下である場合に、イベントが発生します。指定できる範囲は 1 ~ 100 です。

at minute hour day_of_month month day_of_week :繰り返しの時間(24 時間形式)を cron 形式で指定します。

minute :指定できる範囲は 0 ~ 59 です。 * をワイルドカードとして使用します。

hour :指定できる範囲は 0 ~ 23 です。 * をワイルドカードとして使用します。

day_of_month :指定できる範囲は 1 ~ 31 です。 * をワイルドカードとして使用します。

month :指定できる範囲は 1(1 月)~ 12(12 月)です。 * をワイルドカードとして使用します。

day_of_week :指定できる範囲は 0(日曜日)~ 6(土曜日)です。* をワイルドカードとして使用します。

time-range time-range-name 繰り返しの時間範囲を指定します。

イベントにはドメイン メンバーの時間が使用されます。

別のイベントをスケジューリングするには、この手順を繰り返します。

ステップ 8

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 9

show energywise recurrence

エントリを確認します。

ステップ 10

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルにエントリを保存します。

アクティビティ チェックの使用

「前提条件」

「アクティビティ チェックのテスト」

この機能を使用して、スイッチが使用中の電話機の電源を切断しないようにできます。

たとえば、PoE ポートに接続している Cisco IP Phone があり、アクティビティ チェックがイネーブルの場合、スイッチは、音声トラフィックを送信中または受信中の電話機の電源を切断しません。電話機が使用中でない場合は、スイッチは約 1 分以内にその電話機の電源を切断します。電話機のスイッチ ポートに PC が接続している場合、電話機の電源が切断されると、PC のネットワーク接続は失われます。

次のシスコ デバイスで energywise activitycheck インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用できます。

Catalyst 6500 スイッチ(特定のデバイスについては、『 Cisco IOS Release Notes for Cisco EnergyWise, EnergyWise Phase 2 』を参照してください)。

Catalyst 4500 スイッチ。


) PoE ポートの電源を切断する前に、Catalyst 6500 および Catalyst 4500 スイッチでは、インターフェイス統計を使用して、PoE ポートに接続された Cisco IP Phone がトラフィックを送信または受信していないかを判断します。


Catalyst 3750-X、3750-E、3750、3560-X、3650-E、3560、および 2960 スイッチ。

Cisco EtherSwitch サービス モジュール(NME-16ES-1G、NME-16ES-1G-P、NME-X-23ES-1G、NME-X-23ES-1G-P、NME-XD-24ES-1S-P、NME-XD-48ES-2S-P)。

拡張 Cisco EtherSwitch サービス モジュール(SM-D-ES2-48、SM-D-ES3-48-P、SM-D-ES3G-48-P、SM-ES2-16-P、SM-ES2-24、SM-ES2-24-P、SM-ES3-16-P、SM-ES3-24-P、SM-ES3G-16-P、SM-ES3G-24-P)。

前提条件


) これらの前提条件は Catalyst 6500 スイッチには適用されません。


energywise activitycheck コマンドを使用する前に、これらの設定を確認してください。

IP Phone からのパケットにはすべて Class of Service(CoS; サービス クラス)値 5 が割り当てられています。

サービス クラスを確認するには、 show mls qos maps cos-output-q 特権 EXEC コマンドを使用して、CoS 出力キューしきい値マップを表示します。

この例では、Gigabit Ethernet 0/1 で CoS 値 5 がキュー 1 およびしきい値 3 にマッピングされています。

Cos-outputq-threshold map:
cos: 0 1 2 3 4 5 6 7
------------------------------------
queue-threshold: 4-3 4-2 3-3 2-3 3-3 1-3 2-3 2-3
 

PoE ポートの設定です。

<output truncated>
interface GigabitEthernet0/1
srr-queue bandwidth share 10 10 60 20
queue-set 2
priority-queue out
mls qos trust device cisco-phone
mls qos trust cos
auto qos voip cisco-phone
service-policy input AutoQoS-Police-CiscoPhone
<output truncated>
 

VoIP の Automatic Quality of Service(自動 QoS)がイネーブルになっています。

自動 QoS が IP Phone でイネーブルになっています。IP Phone からのパケットの CoS 値はスイッチによって変更されません。

スイッチが複数のシスコ デバイスを介して IP Phone に接続されている場合は、スイッチが、受信パケットの CoS 値を信頼し、変更しないことを確認してください。

アクティビティ チェックのテスト

アクティビティ チェックをイネーブルにした後は、アクティビティ チェックをテストして、接続された Cisco IP Phone が音声トラフィックを送信中または受信中でない場合のみスイッチがポートの電源を切断することを確認します。通話中、次の手順を実行します。

ポートの電力レベルを 0 に設定します。スイッチによって IP Phone の電源が切断されません。電力レベルを設定することにより、次のことが可能になります。

クエリーの実行(Management Application Programming Interface(MAPI; 管理用のアプリケーション プログラミング インターフェイス)を使用):スイッチは電源を切断する前にアクティビティ チェックを実行します。

繰り返しの使用:スイッチは電源を切断する前にアクティビティ チェックを実行します。

CLI の使用:スイッチはアクティビティ チェックを実行せずに、PoE ポートの電源をただちに切断します。

電力レベルの設定と繰り返しの使用については、「電力レベルを設定するためのクエリー」および「繰り返しの設定」を参照してください。

show mls qos interface statistics 特権 EXEC コマンドを使用して、キュー 1 のパケット数を含むポート QoS 統計を表示します。

このコマンドは Catalyst 6500 スイッチには適用されません。

この例では、どの出力キューとしきい値が音声トラフィックの CoS 5 にマッピングされているかを表示するために、show mls qos maps cos-output-q 特権 EXEC コマンドを使用しています。この例では、show mls qos interface statistics 特権 EXEC コマンドを使用して出力キュー内のパケット数を表示し、ドメイン メンバー(IP Phone)がパケットを送信中であるかどうかを判断しています。

DomainMember# show mls qos maps cos-output-q
Cos-outputq-threshold map:
cos: 0 1 2 3 4 5 6 7
----------------------------------------------------
queue-threshold: 2-1 2-1 3-1 3-1 4-1 1-1 4-1 4-1
<output truncated>
 

CoS 5 は、queue-threshold:1-1(キュー 1 およびしきい値 1)でマッピングされています。

DomainMember# show mls qos interface statistics
 
output queues enqueued:
queue: threshold1 threshold2 threshold3
-----------------------------------------------
queue 0: 0 0 0
queue 1: 0 0 0
queue 2: 0 0 0
queue 3: 0 0 0
<output truncated>
 

キュー 1 およびしきい値 1 の出力キューは 0 です。これは、電話機がパケットを送信中ではなく、スイッチがその電話機の電源を切断できることを意味しています。通話が進行中の場合は、出力キュー内のパケットの数はゼロ以外になります。

設定例

「ドメインの設定」

「手動による電力の管理」

「自動による電力の管理」


) ここで挙げる例では、interface-id の形式は、タイプ スロットまたはモジュール番号/ポート番号です(例:gigabitethernet 0/5)。インターフェイスを指定するには、お使いのデバイスのソフトウェア マニュアルを参照してください。


ドメインの設定

DomainMember# show energywise
Interface Role Name Usage Lvl Imp Type
--------- ---- ---- ----- --- --- ----
fanfare jsmith 1009.0(W) 5 100 paren
DomainMember# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
DomainMember(config)# energywise domain cisco security ntp-shared-secret cisco protocol udp port 43440 ip 2.2.4.30
DomainMember(config)# energywise importance 50
DomainMember(config)# energywise keywords lab1,devlab
DomainMember(config)# energywise name LabSwitch
DomainMember(config)# energywise neighbor member1 43440
DomainMember(config)# energywise role role.labaccess
DomainMember(config)# energywise allow query save
DomainMember(config)# end
DomainMember# show energywise domain
Name : member1
Domain : cisco
Protocol : udp
IP : 2.2.2.21
Port : 43440
DomainMember# show energywise neighbors
Capability Codes: R - Router, T - Trans Bridge, B - Source Route Bridge
S - Switch, H - Host, I - IGMP, r - Repeater, P - Phone
Id Neighbor Name Ip:Port Prot Capability
-- ------------- ------- ---- ----------
1 member-21 2.2.2.21:43440 udp S I
2 member-31 2.2.4.31:43440 static S I
3 member-22 2.2.2.22:43440 cdp S I

手動による電力の管理

ラボの IP Phone に電源を投入するには、次のように入力します。

DomainMember# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
DomainMember(config)# energywise domain cisco security shared-secret cisco protocol udp port 43440 ip 2.2.4.44
DomainMember(config)# interface gigabitethernet0/3
DomainMember(config-if)# energywise importance 65
DomainMember(config-if)# energywise name labphone.5
DomainMember(config-if)# energywise role role.labphone
DomainMember(config-if)# end
 

PoE ポートに接続された IP Phone の電源を切断するには、次のように入力します。

DomainMember# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
DomainMember(config)# energywise domain cisco security shared-secret cisco protocol udp port 43440 ip 2.2.4.44
DomainMember(config)# interface gigabitethernet0/2
DomainMember(config-if)# energywise importance 65
DomainMember(config-if)# energywise name labphone.5
DomainMember(config-if)# energywise role role.labphone
DomainMember(config-if)# energywise level 0
DomainMember(config-if)# end
 

ドメイン メンバーは、EnergyWise がイネーブルにされているかどうかにかかわらず、IP Phone に電力を供給します。

自動による電力の管理

ラボの IP Phone は、自動的に 08:00 に電源投入、20:00 に電源切断されます。

DomainMember# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
DomainMember(config)# energywise domain cisco security shared-secret cisco protocol udp port 43440 ip 2.2.4.30
DomainMember(config)# interface gigabitethernet1/0/3
DomainMember(config-if)# energywise level 10 recurrence importance 90 at 0 8 * * *
DomainMember(config-if)# energywise level 0 recurrence importance 90 at 0 20 * * *
DomainMember(config-if)# energywise importance 50
DomainMember(config-if)# energywise name labInterface.3
DomainMember(config-if)# energywise role role.labphone
DomainMember(config-if)# end
 
DomainMember# show energywise recurrences
Id Addr Class Action Lvl Cron
-- ---- ----- ------ --- ----
1 Gi0/3 QUERY SET 10 minutes: 0 hour: 8 day: * month: * weekday: *
2 Gi0/3 QUERY SET 0 minutes: 0 hour: 20 day: * month: * weekday: *
 
DomainMember# show running-config
<output truncated>
interface GigabitEthernet0/3
energywise level 10 recurrence at 0 8 * * *
energywise level 0 recurrence at 0 20 *
energywise importance 50
energywise role role.labphone
energywise name labInterface.3
end
<output truncated>
 

1 階にある PC は、自動的に 06:00 に電源投入、20:00 に電源切断されます。

DomainMember# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
DomainMember(config)# energywise domain cisco security shared-secret cisco protocol udp port 43440 ip 2.2.4.30
DomainMember(config)# time-range onfirstfloor
DomainMember(config-time-range)# absolute start 0:00 1 August 2009
DomainMember(config-time-range)# periodic weekdays 6:11
DomainMember(config-time-range)# periodic weekend 9:37
DomainMember(config)# time-range offfirstfloor
DomainMember(config-time-range)# absolute start 0:00 1 August 2009
DomainMember(config-time-range)# periodic weekdays 20:19
DomainMember(config-time-range)# periodic weekend 18:59
DomainMember(config)# interface gigabitethernet0/3
DomainMember(config-if)# energywise level 10 recurrence importance 70 time-range onfirstfloor
DomainMember(config-if)# energywise level 0 recurrence importance 70 time offfirstfloor
DomainMember(config-if)# energywise name floor.1
DomainMember(config-if)# energywise role pc-mgr
DomainMember(config-if)# end
 
DomainMember# show energywise recurrences
Id Addr Class Action Lvl Cron
-- ---- ----- ------ --- ----
1 Gi0/3 QUERY SET 10 onfirstfloor
2 Gi0/3 QUERY SET 0 offfirstfloor
 
DomainMember# show running-config
<output truncated>
interface GigabitEthernet0/3
energywise level 10 recurrence importance 70 time-range onfirstfloor
energywise level 0 recurrence importance 70 time-range offfirstfloor
energywise role pc-mgr
energywise name floor.1
end
<output truncated>
 

時間範囲の終了日時は次のように設定されています。

DomainMember(config)# time-range offfirstfloor
DomainMember(config-time-range)# absolute start 0:00 1 August 2009 23:58 31 December 2011
DomainMember(config-time-range)# periodic monday 20:01 friday 23:55
DomainMember(config-time-range)# periodic saturday 18:05 sunday 23:30

) EnergyWise は、時間範囲内の開始時間だけを使用します。そのため、EnergyWise は設定された終了時間を無視します。


クエリー

「ドメイン内の電力を管理するためのクエリーの使用」

「クエリーの例」

クエリーを送信する管理ステーションは、EnergyWise ドメインから電力使用量に関するすべての応答を受信します。ドメイン メンバーは、ネイバー関係を使用してクエリーを送信します。

セキュアな通信を確保するため、ドメイン メンバーは 共有秘密キー を使用し、認証済みのクエリーだけをエンドポイントに送信します。

図 2-1 クエリーの要求と応答

 

 

1

ドメインにクエリーとメッセージを送信する

3

ドメイン メンバーとエンドポイントからのクエリーとメッセージを送信する

2

ドメインからのクエリーとメッセージに応答する

4

ドメイン メンバーとエンドポイントからのクエリーとメッセージに応答する

EnergyWise-supported クエリー タイプ:

Collect:ドメイン メンバーとエンドポイントからワット(W)単位の電力消費量情報を受信します。

Save:ドメイン メンバーの実行コンフィギュレーションを保存します。 energywise allow query save グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

Set:実行コンフィギュレーションでドメイン メンバーまたはエンドポイントの電力レベルを変更します。

Sum:ドメイン メンバーとエンドポイントからの情報を要約します。

次に示す属性を使用して結果をフィルタリングできます。

Importance:事業または導入コンテキストに基づいて、デバイスの優先順位を設定します。

範囲は 1(最も重要度が低い)~ 100(最も重要度が高い)に設定します。デフォルトは 1 です。

たとえば、卓上電話はビジネスに不可欠な緊急電話よりも重要度が低くなります。

Keywords:デバイスの(名前またはロール以外の)説明。

Name:デバイスの識別情報。

Role:事業または導入コンテキストに基づいたデバイスの機能。

Usage:EnergyWise デバイスのエネルギー消費タイプを指定します。デフォルトは consumer です。

All:すべての消費タイプのデバイス。

Consumer:スイッチのような電力を消費するデバイス。

Meter:ソースから接続されたデバイスに電力を送信する Power Distribution Unit(PDU; 配電ユニット)のような、パススルー電力を測定するデバイス。

Producer:ソーラー パネルのような電力を生成するデバイス。

クエリーの結果には、重要度の値がクエリーに指定された値以下であるドメイン メンバーおよびエンドポイントが表示されます。

ドメイン内の電力を管理するためのクエリーの使用


energywise query importance 特権 EXEC コマンドの timeout 値が短すぎると、ドメイン メンバーおよびエンドポイントがクエリーに応答しても、管理ステーションはクエリー結果を受信しません。たとえば、特定の電話機の電源を切断する場合、energywise query importance コマンドtimeout 値が短すぎると、その電話機の電源は切断されません。


EXEC モードで開始します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

energywise query analyze domain domain-name

ドメインのサイズやメンバーとエンドポイントの数など、ドメインについての情報を分析して表示するためのクエリーを実行します。

ステップ 2

energywise query importance importance { keywords word,word, ... | name name } collect { delta | usage } [ all [ timeout timeout ] | consumer [ timeout timeout ] | meter [ timeout timeout ] | producer [ timeout timeout ] | timeout timeout ]

または

energywise query importance importance { keywords word,word, ... | name name } sum { delta | usage } [ all [ timeout timeout ] | consumer [ timeout timeout ] | meter [ timeout timeout ] | producer [ timeout timeout ] | timeout timeout ]

ドメイン メンバーとエンドポイントの電力情報を表示するためのクエリーを実行します。電力レベルを変更し、ドメイン メンバー、PoE ポート、またはエンドポイントの電源を投入および切断するためのクエリーを実行します。

importance importance :重要度の値に基づいて結果をフィルタリングします。重要度の値が、指定した値以下であるドメイン メンバーおよびエンドポイントだけが、クエリーに応答します。 importance の範囲は 1 ~ 100 です。

keywords word , word: 1 つ以上のキーワードに基づいて結果をフィルタリングします。

* を使用して実行しないでください。結果が生成されません。

name name: 名前に基づいて結果をフィルタリングします。ワイルドカードを使用する場合は、* を使用するか、または name * というように名前のフレーズの末尾にアスタリスクを指定します。

collect { delta | usage } :ドメイン メンバーとエンドポイントからの電力消費量情報をワット(W)単位で表示します。

delta :仮定(what-if)計算用に電力レベルごとの実際の電力消費量と最大電力消費量の と一緒に、 デルタ ベクトル を表示します。

usage :実際の電力消費量を表示します。

sum { delta | usage } :ドメイン メンバーとエンドポイントからの電力消費量情報の要約を表示します。

delta :デルタ ベクトルを表示します。

usage :実際の電力消費量を表示します。

(任意) all :すべての消費タイプの EnergyWise デバイスを表示します。

(任意) consumer :スイッチのような電力を消費するデバイスを表示するように結果をフィルタリングします。これがデフォルトの消費タイプです。

(任意) meter :ソースから接続されたデバイスに電力を送信する PDU のような、パススルー電力を測定するデバイスを表示するように結果をフィルタリングします。

(任意) producer :ソーラー パネルのような電力を生成するデバイスを表示するように結果をフィルタリングします。

(任意) timeout timeout :管理ステーションがクエリーの結果を待機する秒数を設定します。

デフォルトの timeout 値は 6 秒です。指定できる範囲は 1 ~ 180 です。

別のクエリーを実行するには、この手順を繰り返します。

ステップ 3

energywise query importance importance { keywords word,word, ... | name name } set level level [ all [ timeout timeout ] | consumer [ timeout timeout ] | meter [ timeout timeout ] | producer [ timeout timeout ] | timeout timeout ]

(任意)電力レベルを変更し、ドメイン メンバー、PoE ポート、またはエンドポイントの電源を投入および切断するためのクエリーを実行します。


注意 このクエリーを使用する際は、十分注意してください。このクエリーは、コマンドの入力対象のドメイン メンバー、クエリー条件に一致する他のドメイン メンバーおよびエンドポイントの両方に影響を及ぼします。

importance importance :重要度の値に基づいて結果をフィルタリングします。重要度の値が指定した値以下であるドメイン メンバーおよびエンドポイントだけが表示されます。 importance の範囲は 1 ~ 100 です。

keywords word , word , ... 1 つ以上のキーワードに基づいて結果をフィルタリングします。

* を使用して実行しないでください。結果が生成されません。

name name: 名前に基づいて結果をフィルタリングします。ワイルドカードを使用する場合は、* を使用するか、または name * というように名前のフレーズの末尾にアスタリスクを指定します。

set level level :ドメイン メンバー、エンドポイント、または PoE ポートの電力レベルを設定します。指定できる範囲は 0 ~ 10 です。

(任意) all :すべての消費タイプの EnergyWise デバイスを表示します。

(任意) consumer :スイッチのような電力を消費するデバイスを表示するように結果をフィルタリングします。これがデフォルトの消費タイプです。

(任意) meter :ソースから接続されたデバイスに電力を送信する PDU のような、パススルー電力を測定するデバイスを表示するように結果をフィルタリングします。

(任意) producer :ソーラー パネルのような電力を生成するデバイスを表示するように結果をフィルタリングします。

(任意) timeout timeout :管理ステーションがクエリーの結果を待機する秒数を設定します。

デフォルト値は 6 秒です。指定できる範囲は 1 ~ 180 です。

別のクエリーを実行するには、この手順を繰り返します。

ドメイン分析のためのクエリー

次の例では、メンバーやエンドポイントの数、ドメイン サイズのようなドメインに関する情報を表示する方法を示します。

DomainMember# energywise query analyze domain
EnergyWise is currently analyzing the domain, please wait...
EnergyWise Domain Statistics
----------------------------
Querying from HW Model: WS-C3560G-48PS
Number of Domain Members: 3
Number of Endpoints: 1
 

Name 属性を使用したクエリー

下記の例では、スイッチ 1 とスイッチ 2 が同じドメイン内にあります。 shipping.1 はスイッチ 1 の PoE ポートであり、 shipping.2 はスイッチ 2 の PoE ポートです。

この例には、名前が shipping から始まり、重要度の値が 80 以下であるドメイン メンバーおよびエンドポイントの電力消費量が示されています。このクエリーをスイッチ 1 で実行します。

DomainMember# energywise query importance 80 name shipping.* collect usage
EnergyWise query, timeout is 3 seconds:
 
Host Name Usage Level Imp
---- ---- ----- ----- ---
192.168.20.1 shipping.1 6.3 (W) 10 1
192.168.20.2 shipping.2 8.5 (W) 10 1
 
Queried: 2 Responded: 2 Time: 0.4 seconds
 

最初の行( shipping.1 )はスイッチ 1 の結果です。2 番めの行( shipping.2 )は、スイッチ 1 のネイバーであるスイッチ 2 の結果です。

キーワードを使用したクエリー

下記の例では、スイッチ 1 とスイッチ 2 が同じドメイン内にあります。 shipping.1 はスイッチ 1 の PoE ポートであり、 shipping.2 はスイッチ 2 の PoE ポートです。

次の例では、名前とロールが異なり、重要度の値が 80 以下であり、 Admin キーワードが付くすべての IP Phone の電力消費量が示されています。このクエリーをスイッチ 1 で実行します。

DomainMember# energywise query importance 80 keyword Admin collect usage
EnergyWise query, timeout is 3 seconds:
 
Host Name Usage Level Imp
---- ---- ----- ----- ---
192.168.40.2 shipping.1 6.3 (W) 10 1
192.168.50.2 orders.1 10.3 (W) 10 1
192.168.60.3 pc.1 200.0 (W) 8 75
 
Queried: 3 Responded: 3 Time: 0.5 seconds
 

スイッチ 1 は、スイッチ 1 のネイバーであるスイッチ 2 に接続する 2 台の電話機を報告します。


) クエリーを keywords * を使用して実行しないでください。結果が生成されません。


電力レベルを設定するためのクエリー

スイッチ 1 で次に示すクエリーを実行します。

shipping.2 の電力レベルを 0 に設定する。

DomainMember# energywise query importance 80 name shipping.2 set level 0
 

shipping.1 および shipping.2 の電力レベルを手動で 0 に設定する。

DomainMember# energywise query importance 90 name shipping.* set level 0
 

キーワード Admin を持つデバイスの電力レベルを 10 に設定する。

DomainMember# energywise query importance 60 keyword Admin set level 10
EnergyWise query, timeout is 3 seconds:
!!!!
Success rate is (2/2) setting entities
 
Queried: 2 Responded: 2 Time: 0.15 seconds
 

消費タイプに all を指定して、EnergyWise デバイスの電力消費量を表示する。

DomainMember# energywise query importance 100 name * collect usage all
EnergyWise query, timeout is 6 seconds:
Host Name Usage Level Imp
---- ---- ----- ----- ---
10.1.2.83 SEP5475d0db0dcb 3.8 (W) 10 5
10.1.2.71 SEP1C17D340834E 8.8 (W) 10 1
10.1.2.68 SEP3037A61748E2 8.8 (W) 10 1
10.1.2.211 Local_InfeedA_Outlet1 0.0 (W) 0 50
10.1.2.211 Local_InfeedA_Outlet2 0.0 (W) 0 50
10.1.2.211 Local_InfeedA_Outlet3 0.0 (W) 0 50
10.1.2.211 Local_InfeedA_Outlet4 0.0 (W) 0 50
10.1.2.211 Local_InfeedA_Outlet5 0.0 (W) 0 50
10.1.2.211 Local_InfeedA_Outlet6 34.0 (W) 0 50
 

消費タイプに consumer を指定して、IP Phone の電力消費量を表示する。

DomainMember# energywise query importance 100 name * collect usage consumer
EnergyWise query, timeout is 6 seconds:
Host Name Usage Level Imp
---- ---- ----- ----- ---
10.1.2.83 SEP5475d0db0dcb 3.8 (W) 10 5
10.1.2.71 SEP1C17D340834E 8.8 (W) 10 1
10.1.2.68 SEP3037A61748E2 8.8 (W) 10 1
 

消費タイプに meter を指定して、PDU 電源コンセントの電力消費量を表示する。

Switch#energywise query importance 100 name * collect usage meter
EnergyWise query, timeout is 6 seconds:
Host Name Usage Level Imp
---- ---- ----- ----- ---
10.1.2.211 Local_InfeedA_Outlet1 0.0 (W) 0 50
10.1.2.211 Local_InfeedA_Outlet2 0.0 (W) 0 50
10.1.2.211 Local_InfeedA_Outlet3 0.0 (W) 0 50
10.1.2.211 Local_InfeedA_Outlet4 0.0 (W) 0 50
10.1.2.211 Local_InfeedA_Outlet5 0.0 (W) 0 50
10.1.2.211 Local_InfeedA_Outlet6 34.0 (W) 0 50
 

Wake on LAN

「Wake on LAN の概要」

「Cisco EnergyWise での WoL の使用」

「WoL の設定」

Wake on LAN の概要

Wake-on-LAN(WoL)はイーサネット コンピュータ ネットワーキングの標準であり、ネットワーク メッセージを使用して、コンピュータを起動できます。WoL は、マザーボード(BIOS)とネットワーク インターフェイスに実装されています。WoL は、オペレーティング システムに依存しませんん。WoL はデフォルトで複数の PC に表示できます。

WoL のマジック パケットを、起動する PC に送信します。パケットには、受信者の PC を一意に識別する手助けとなる PC MAC アドレスが含まれています。

特定の Network Interface Card(NIC; ネットワーク インターフェイス カード)には、NIC 内に 16 進数のパスワードを格納するために使用できる SecureOn 機能が含まれています。SecureOn 機能を使用して WoL パケットを NIC に送信すると、NIC はこのパスワードをパケットの一部として格納し、起動の安全性を確保します。

Cisco EnergyWise での WoL の使用

この機能を使用して、WoL-capable PC の電源をリモートから投入します。PC の電力レベルは、動作不可能から動作可能に変化します。

ドメイン メンバーは、WoL のマジック パケットを PC に送信します。PC に SecureOn 機能をサポートする NIC が備わっている場合、ドメイン メンバーは同じパスワードのマジック パケットを送信して PC の電源を投入する必要があります。

WoL の設定

WOL-enabled PC がドメイン メンバーに接続されている場合は、ドメイン メンバーが WoL のマジック パケットを EnergyWise ネットワーク内の特定のデバイスに、またはすべてのデバイスに送信するように設定できます。

EXEC モードで開始します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

energywise query importance importance { keywords word,word, ... | name name } wol mac mac-address [ password password | port tcp-port-number [ password password ]]

Wake on LAN(WoL)のマジック パケットを、EnergyWise ネットワーク内の特定のデバイスに、またはすべてのデバイスに送信します。

importance importance :重要度の値が、指定した値以下であるドメイン メンバーおよびエンドポイントだけが、クエリーに応答します。指定できる範囲は 1 ~ 100 です。

keywords word,word... 1 つ以上のキーワードに基づいて結果をフィルタリングします。

(注) 電源を投入する PC が、キーワード PC を持つインターフェイスに接続している場合は、energywise query importance 100 keyword PC wol mac mac-address コマンドを使用します。名前修飾子を使用することも可能です。

name name: 名前に基づいて結果をフィルタリングします。ワイルドカードを使用する場合は、* を使用するか、または name * というように名前のフレーズの末尾にアスタリスクを指定します。

wol mac mac-address:MAC アドレスに基づいて結果をフィルタリングし、一致した MAC アドレスを持つデバイスの電源のみを投入します。

(注) デバイスの場所が不明である場合は、energywise query importance 100 name * wol mac mac-address コマンドを使用して、WoL パケットをすべてのドメイン メンバーに送信します。

(任意)password password:WoL-enabled エンドポイントのパスワードを設定します。

(任意)port port-number:EnergyWise ドメインと通信するポート番号を指定します。

デフォルト値は 7 です。

WoL 設定のためのベスト プラクティスとガイドラインは次のとおりです。

WoL パケットはレイヤ 2 ブロードキャスト パケットとして送信されます。ブロードキャスト ストームを防止するには、Spanning Tree Protocol(STP:スパニング ツリー プロトコル)を使用してループを削除します。

WoL クエリー パケットの importance name 、および keyword フィールドは、PC に接続しているインターフェイス上の属性セットを参照します。たとえば、特権 EXEC モードで次のように開始します。

DomainMember# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
DomainMember(config)# interface gigabitethernet 0/1
DomainMember(config-if)# energywise name PC-1
DomainMember(config-if)# end
DomainMember(config)# end
DomainMember# energywise query importance 100 name PC-1 wol mac <mac-address>
 

EnergyWise WoL クエリーに、関連する name または keyword 属性が常に存在することを確認します。WoL パケットはこうしたインターフェイスからのみ送信されるため、ブロードキャスト ストームを回避できます。

WoL を使用する前に、起動する PC の BIOS と NIC で、WoL がイネーブルになっていることを確認します。

EnergyWise のディセーブル化

 

表 2-2 EnergyWise インターフェイス コンフィギュレーション コマンドのディセーブル化

コマンド
モード
目的

no energywise

インターフェイス コンフィギュレーション

PoE ポートまたはエンドポイントで、EnergyWise をディセーブルにします。

no energywise activitycheck

インターフェイス コンフィギュレーション

ポートの電源を切断する前に、PoE ポートに接続している Cisco IP Phone が音声トラフィックを送信または受信しなくなるまで待機しないようにドメイン メンバーを設定します。

no energywise allow query set

インターフェイス コンフィギュレーション

インターフェイスと子のすべての set クエリーをドロップするようにインターフェイスを設定します。設定した場合は、インターフェイス上で接続されたデバイスの電力レベルまたは EnergyWise 属性を変更することはできません。すべてのインターフェイス上の電力レベルが変更されないようにするには、すべてのインターフェイスにこのコマンドを適用します。

no energywise [ importance | keywords [ word , word ,... ] | level | name [ name ] | role [ role ]]

インターフェイス コンフィギュレーション

ドメイン メンバーのポート上の EnergyWise 設定を削除します。

no energywise level コマンドを入力すると、ドメイン メンバーは、ドメイン メンバーの再起動時、または energywise level level コマンドの入力時のみに電力レベルをデフォルトに変更します。

no energywise level level recurrence importance importance { at minute hour day_of_month month day_of_week | timerange timerange-name }

インターフェイス コンフィギュレーション

ドメイン メンバーのポート上の繰り返し設定を削除します。

 

表 2-3 EnergyWise グローバル コンフィギュレーション コマンドのディセーブル化

コマンド
モード
目的

no energywise allow query save

グローバル コンフィギュレーション

実行コンフィギュレーションを保存するクエリーに応答しないように、ドメイン メンバーを設定します。

no energywise allow query set

グローバル コンフィギュレーション

親エンティティのすべての set クエリーをドロップするようにドメイン メンバーを設定します。設定した場合は、ドメイン メンバーの電力レベルまたは EnergyWise 属性を変更することはできません。この設定は、インターフェイスに接続したインターフェイスまたはエンドポイントには適用されません。

no energywise domain

グローバル コンフィギュレーション

ドメイン メンバーで EnergyWise をディセーブルにします。

no energywise endpoint

グローバル コンフィギュレーション

接続している EnergyWise 互換のエンドポイントとの親子関係を確立しないように、ドメイン メンバーを設定します。エンドポイントはドメイン メンバーからクエリーやメッセージを受信できません。

no energywise { importance | keywords [ word , word , ...] | name | neighbor [ hostname | ip-address ] udp-port-number | role }

グローバル コンフィギュレーション

ドメイン メンバーの EnergyWise 設定を削除します。

no energywise management

グローバル コンフィギュレーション

クエリーを送信する、接続している管理ステーションと通信しないようにドメイン メンバーを設定します。