Cisco Catalyst Blade スイッチ 3130 and 3032 for Dell ハードウェア インストレーション ガイド
トラブルシューティング
トラブルシューティング
発行日;2012/01/08 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

トラブルシューティング

問題の診断

スイッチの POST 結果の検証

スイッチ LED のチェック

スイッチ接続の確認

不良または損傷したケーブル

イーサネット ケーブルおよび光ファイバ ケーブル

リンク ステータス

SFP モジュール ポートの問題

ポートおよびインターフェイスの設定

エンド デバイスへの PING

スパニング ツリー ループ

スイッチ パフォーマンスの検証

速度、デュプレックス、および自動ネゴシエーション

自動ネゴシエーションおよび NIC カード

ケーブルの距離

スイッチの IP アドレスおよび設定のクリア方法

故障したスタック メンバーの交換

スイッチのシリアル番号の位置

トラブルシューティング

この章では、トラブルシューティングに関する次の内容について説明します。

「問題の診断」

「スイッチの IP アドレスおよび設定のクリア方法」

「故障したスタック メンバーの交換」

「スイッチのシリアル番号の位置」

問題の診断

スイッチの前面パネルにある LED からは、トラブルシューティングに役立つ情報が得られます。これらの LED は、Power-on Self-Test(POST; 電源投入時セルフテスト)のエラー、ポート接続に関する問題、スイッチ全体のパフォーマンスを示します。CLI(コマンドライン インターフェイス)、または SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)ワークステーションから統計情報を得ることもできます。詳細については、Cisco.com にあるスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイド、スイッチのコマンド リファレンス、または SNMP アプリケーションに付属のマニュアルを参照してください。

ここでは、トラブルシューティングに関する次の内容について説明します。

「スイッチの POST 結果の検証」

「スイッチ LED のチェック」

「スイッチ接続の確認」

「スイッチ パフォーマンスの検証」

スイッチの POST 結果の検証

スイッチの電源が入ると、POST という一連のテストが自動的に実行され、スイッチが正常に機能しているかどうかが確認されます。スイッチが POST を完了するまでに数分かかることがあります。

スイッチが POST を開始すると、システム LED がグリーンになりゆっくり点滅します。POST が完了すると、システム LED はオレンジに点滅します。POST が失敗した場合、システム LED はオレンジのままです。POST が正常に完了すると、システム LED はグリーンに高速で点滅します。


) POST エラーは通常、修復不能です。スイッチが POST に失敗した場合には、購入された代理店にご連絡ください。


スイッチ LED のチェック

LED をチェックするには、スイッチに物理的にアクセスする必要があります。ポート LED を目で見て確認し、スイッチに関するトラブルシューティング情報を把握します。LED の色と意味の説明については、「LED」 を参照してください。

スイッチ接続の確認

スイッチの接続の問題をトラブルシューティングするときには、このセクションを参考にしてください。

不良または損傷したケーブル

わずかであってもケーブルに損傷や障害がないかどうかを必ず確認してください。ケーブルが物理レイヤで接続するには十分であっても、配線やコネクタのわずかな損傷のために、パケットの破損を引き起こすことがあります。ポートで多数のパケット エラーが発生しているか、またはポートのリンクが間欠的になるといった現象により、状況を判断できます。このような状況では、次の点を確認してください。

銅ケーブルまたは光ファイバ ケーブル、正常であることがわかっているケーブルと交換します。

ケーブル コネクタに破損または欠落したピンがないかどうかを確認します。

送信元と宛先の間における、十分に機能していないパッチ パネル接続またはメディア コンバータを取り外します。可能であれば、パッチ パネルを使用しないか、または光ファイバ/銅コンバータなどの障害のあるメディア コンバータを取り外します。

別のポートまたはインターフェイスでケーブルの使用を試し、その場合にも問題が生じるかどうかを確認します。

イーサネット ケーブルおよび光ファイバ ケーブル

接続に適したケーブル タイプであることを確認します。

イーサネットの場合、10 Mbps Unshielded Twisted Pair(UTP; シールドなしツイスト ペア)接続には、カテゴリ 3 銅ケーブルを使用します。10/100 Mbps または 10/100/1000 Mbps 接続には、カテゴリ 5、カテゴリ 5e、カテゴリ 6 のいずれかの UTP を使用します。

光ファイバ コネクタの場合、距離とポート タイプに関して正しいケーブルであることを確認します。接続されたデバイスのポートが一致し、同じタイプの符号化、光周波数、および光ファイバ タイプを使用していることを確認します。ケーブル接続の詳細については、 付録 B「コネクタおよびケーブル仕様」 を参照してください。

銅接続の場合、ストレート ケーブルを使用すべきところにクロス ケーブルが使用されていないか、または、クロス ケーブルを使用すべきところにストレート ケーブルが使用されていないかを確認します。スイッチの Auto-MDIX をイネーブルにするか、またはケーブルを交換します。

リンク ステータス

両側でリンクが確立されているか確認します。1 本のワイヤが破損しているか、または 1 個のポートがシャットダウンしている場合、一方の側はリンクを認識するが、もう一方の側はリンクを認識しないことがあります。

リンク LED は、ケーブルが十分に機能していることを保証しているわけではありません。ケーブルに物理的な圧力がかかり、最低限のレベルで機能している場合もあります。ポートのリンク LED が点灯しない場合は、次の点を確認します。

スイッチのケーブルを正常であることがわかっているデバイスに接続します。

ケーブルの両側が正しいポートに接続されていることを確認します。

両方のデバイスに電源が投入されていることを確認します。

正しいケーブル タイプが使用されていることを確認します。詳細については、 付録 B「コネクタおよびケーブル仕様」 を参照してください。

接続が緩んでいないかどうかを確認します。ケーブルが固定されているように見えても、緩んでいる場合があります。ケーブルを取り外してから、再度接続してください。

SFP モジュール ポートの問題

スイッチでは、Cisco Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュールのみを使用してください。シスコの各モジュールには、セキュリティ情報がコード化されたシリアル EEPROM が組み込まれています。このコードによって、シスコではそのモジュールがスイッチの要件を満たしているかどうかを識別、検証します。次の項目を確認します。

不良または不適切な SFP モジュール。疑わしいモジュールを、正常であるとわかっているモジュールと交換します。モジュールがこのプラットフォームをサポートしていることを確認します。サポートされる SFP モジュールのリストは、「10 ギガビット イーサネット モジュール スロット」を参照してください。

show interfaces イネーブル EXEC コマンドを使用して、ポートまたはモジュールが error-disabled、disabled、または shutdown のステータスになっていないかどうか判断します。必要な場合は、ポートを再度イネーブルにします。

すべての光ファイバ接続がきれいに清掃されており、しっかり接続されていることを確認します。

ポートおよびインターフェイスの設定

ポートまたはインターフェイスがディセーブルになっていないか、または何らかの理由で電源がダウンしていないかを確認します。リンクのどちらかの側でポートまたはインターフェイスを手動でシャットダウンした場合は、ポートを再度イネーブルにするまで、リンクはアップしません。 show interfaces イネーブル EXEC コマンドを使用して、ポートまたはインターフェイスが接続の両側で error-disabled、disabled、または shutdown のステータスになっていないかどうか判断します。必要な場合は、ポートまたはインターフェイスを再度イネーブルにします。

エンド デバイスへの PING

最初に直接接続されたスイッチからエンド デバイスへ PING し、エンド デバイスをテストします。接続問題の原因が見つかるまで、ポートごと、インターフェイスごと、トランクごとに順次逆に戻りながら PING してテストします。また、各スイッチがそれぞれの Content-Addressable Memory(CAM; 連想メモリ)テーブルでエンド デバイスの Media Access Control(MAC; メディア アクセス制御)アドレスを識別できることを確認します。

スパニング ツリー ループ

Spanning Tree Protocol(STP; スパニング ツリー プロトコル)ループは、ポートまたはインターフェイスに問題があるように見える深刻なパフォーマンス問題の原因となることがあります。この状況では、同じフレームがスイッチ帯域幅を繰り返し使用するため、正規のトラフィックが押し出されてしまいます。

単方向リンクがループを引き起こすことがあります。これは、スイッチが送信したトラフィックはネイバーによって受信されていますが、スイッチはネイバーから送信されたトラフィックを受信していない場合に発生します。破損した光ファイバ ケーブル、その他のケーブルまたはポートの問題が、この単方向通信の原因となることがあります。

スイッチの UniDirectional Link Detection(UDLD; 単方向リンク検出)プロトコルをイネーブルにすると、検出の難しい単方向リンク問題を特定しやすくなります。UDLD は、通常動作モード(デフォルト)とアグレッシブ モードをサポートしています。通常モードでは、UDLD は、光ファイバ接続上の不正に接続されたインターフェイスが原因で引き起こされた単方向リンクを検出します。アグレッシブ モードでは、UDLD は、光ファイバ リンクおよびツイストペア リンク上の単方向トラフィックによって、また、光ファイバ リンク上の不正に接続されたインターフェイスによって引き起こされた単方向リンクも検出します。スイッチの UDLD をイネーブルにする方法の詳細については、ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドの「Understanding UDLD」を参照してください。

スイッチ パフォーマンスの検証

スイッチのパフォーマンス問題をトラブルシューティングするときには、このセクションを参考にしてください。

速度、デュプレックス、および自動ネゴシエーション

ポートの統計情報に多数のアライメント エラー、Frame Check Sequence(FCS; フレーム チェック シーケンス)エラー、またはレイト コリジョン エラーが表示される場合、速度またはデュプレックスの不一致が問題となっている可能性があります。

2 つのスイッチの間、スイッチとルータの間、またはスイッチとワークステーションまたはサーバとの間で、デュプレックス設定が一致しない場合には、速度とデュプレックスに共通の問題が発生します。これは、速度とデュプレックスを手動で設定した場合、または 2 つのデバイスの間の自動ネゴシエーションに問題がある場合に発生する可能性があります。

このような状況では、次の不一致が発生することがあります。

手動で設定された速度またはデュプレックスのパラメータが、接続されたポートに手動で設定された速度またはデュプレックスのパラメータと異なります。

ポートが自動ネゴシエーションに設定されていますが、接続されたポートが自動ネゴシエーションしない全二重に設定されています。

スイッチのパフォーマンスを最大限にし、リンクを保証するには、デュプレックスおよび速度の設定値を設定または変更する場合に、次の注意事項のいずれかに従ってください。

速度とデュプレックスの両方について、両方のポートに自動ネゴシエーションを実行させます。

接続の両側でポートの速度とデュプレックスに関するパラメータを手動で設定します。

リモート デバイスが自動ネゴシエーションしない場合は、2 つのポートのデュプレックス設定が一致するように設定します。接続されたポートが自動ネゴシエーションしない場合でも、速度パラメータを調整できます。

自動ネゴシエーションおよび NIC カード

スイッチとサードパーティ製 Network Interface Card(NIC; ネットワーク インターフェイス カード)との間で問題が発生することがあります。デフォルトでは、スイッチ ポートとインターフェイスは自動ネゴシエーションするように設定されています。ノート型パソコンなどのデバイス、または自動ネゴシエーションに設定されている他のデバイスでも同様に、自動ネゴシエーション問題が発生することがあります。

自動ネゴシエーション問題をトラブルシューティングするには、接続の両側を手動で設定します。問題が解決しない場合は、NIC のファームウェアまたはソフトウェアが問題の原因となっている可能性があります。NIC ドライバをメーカーから入手可能な最新のバージョンにアップグレードします。

ケーブルの距離

ポート統計情報に過剰な FCS、レイト コリジョン、またはアライメント エラーが表示される場合、スイッチから接続されたデバイスまでのケーブル距離が推奨のガイドラインを持たしているかどうかを確認します。ケーブル ガイドラインについては、「ケーブルおよびアダプタの仕様」を参照してください。

スイッチの IP アドレスおよび設定のクリア方法

ここでは、初期設定ダイアログ(システム設定ダイアログ)を再実行して、スイッチをリセットする方法について説明します。次の場合に、スイッチをリセットします。

スイッチをネットワークにインストールしましたが、不正な IP アドレスを割り当てたために、ネットワークに接続できません。

スイッチのすべての設定値をクリアし、新しい IP アドレスを割り当てます。


注意 この手順では、スイッチに保存された IP アドレスとすべての設定情報がクリアされます。スイッチを完全に再設定する場合以外は、この手順を実行しないでください。

スイッチをリセットする手順は、次のとおりです。

1. スイッチ プロンプトで、 enable と入力し、 Return キーまたは Enter キーを押します。

2. 特権 EXEC プロンプトの switch# で、setup と入力し、 Return キーまたは Enter キーを押します。

スイッチに、初期設定ダイアログを実行するためのプロンプトが表示されます。この時点では、スイッチは未設定のスイッチと同様に動作します。

故障したスタック メンバーの交換

スタック メンバーが故障し、交換する必要がある場合、次の手順でスイッチのホットスワップまたは交換を実行できます。

1. 故障したスイッチと同じモデル番号の交換用スイッチを入手します。

2. 故障したスイッチの電源をオフにします。

3. 交換用スイッチをブレード サーバに取り付けます。

スタック内のメンバーのメンバー番号を手動で設定した場合、故障したスイッチと同じメンバー番号を交換用のスイッチに割り当てる必要があります。メンバー番号を手動で割り当てるには、交換用スイッチを取り付け、スイッチが起動するのを待ちます。スイッチをスタックに接続する前に、CLI を使用して手動でメンバー番号を割り当てます(ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照)。

4. スイッチをスタックに接続します。

5. トランシーバ モジュールおよびケーブル接続を再度取り付けます。

6. 交換したスイッチのギガビット イーサネット接続が、故障したスイッチと同じであることを確認します。

7. 交換したスイッチに電源を投入します。

交換用スイッチのインターフェイスはすべて、故障したスイッチと同じように設定され、同じ機能を果たします。

スイッチのシリアル番号の位置

シスコの技術サポートに問い合わせる場合、スイッチのシリアル番号を知っている必要があります。次の図を参照して、スイッチのシリアル番号を確認します。show version コマンドを使用して、シリアル番号を取得することもできます。

Cisco Catalyst Blade Switch 3130 for Dell のシリアル番号の位置

Cisco Catalyst Blade Switch 3032 for Dell のシリアル番号の位置

図3-1 Cisco Catalyst Blade Switch 3130 for Dell のシリアル番号の位置

 

図3-2 Cisco Catalyst Blade Switch 3032 for Dell のシリアル番号の位置