Cisco Catalyst Blade Switch 3120 for HP ハードウェア インストレーション ガイド
トラブルシューティング
トラブルシューティング
発行日;2012/02/06 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

トラブルシューティング

問題の診断

スイッチ モジュール POST 結果の確認

スイッチ モジュール LED の確認

スイッチ モジュール接続の確認

ケーブル不良または損傷

イーサネットおよびファイバ ケーブル

リンク ステータス

SFP モジュール ポートの問題

ポートおよびインターフェイスの設定

エンド デバイスへの ping

スパニングツリー ループ

スイッチ モジュールのパフォーマンスの確認

速度、デュプレックス、および自動ネゴシエーション

自動ネゴシエーションおよび NIC(ネットワーク インターフェイス カード)

ケーブル接続距離

スイッチ モジュールの IP アドレスおよびコンフィギュレーションの消去

故障したスタック メンバの交換

スイッチ モジュールのシリアル番号の位置

トラブルシューティング

この章では、トラブルシューティングに関する次の内容について説明します。

「問題の診断」

「スイッチ モジュールの IP アドレスおよびコンフィギュレーションの消去」

「故障したスタック メンバの交換」

「スイッチ モジュールのシリアル番号の位置」

問題の診断

スイッチ モジュールの前面パネルにある LED から、トラブルシューティングに役立つ情報が得られます。これらの LED は、Power On Self Test(POST; 電源投入時自己診断テスト)のエラー、ポート接続に関する問題、スイッチ モジュール全体のパフォーマンスを示します。CLI(コマンドライン インターフェイス)または SNMP ワークステーションから統計情報を得ることもできます。詳細については、Cisco.com にあるソフトウェア コンフィギュレーション ガイド、スイッチのコマンド リファレンス、またはSNMP アプリケーションに付属のマニュアルを参照してください。

ここで説明するトラブルシューティングのトピックは、次のとおりです。

「スイッチ モジュール POST 結果の確認」

「スイッチ モジュール LED の確認」

「スイッチ モジュール接続の確認」

「スイッチ モジュールのパフォーマンスの確認」

スイッチ モジュール POST 結果の確認

スイッチ モジュールの電源が入ると、POST という一連のテストが自動的に実行され、スイッチが正常に機能しているかどうかが確認されます。スイッチが POST を完了するまでに数分かかることがあります。

スイッチが POST を開始すると、システム LED がグリーンでゆっくり点滅します。POST が完了すると、システム LED はオレンジで点滅します。POST に失敗した場合、システム LED はオレンジで点灯します。POST が正常に完了した場合、システム LED はグリーンで速く点滅します。


) POST エラーは通常、修復不能です。スイッチが POST に失敗した場合は、シスコ テクニカルサポートの担当者に連絡してください。


スイッチ モジュール LED の確認

スイッチ モジュールの LED を調べるには、スイッチ モジュールに物理的にアクセスできなければなりません。ポート LED を調べ、スイッチ モジュールに関するトラブルシューティング情報があるかどうかを確認します。LED の色と意味については、「LED」 を参照してください。

スイッチ モジュール接続の確認

スイッチ モジュールの接続に関する問題のトラブルシューティング時には、この項を見直してください。

ケーブル不良または損傷

わずかな損傷や故障を見逃さないように、必ず、ケーブルをテストします。物理レイヤでの接続には問題のないケーブルでも、配線やコネクタのわずかな損傷が原因で、パケットが破損することがあります。この状況は、ポートで大量のパケット エラーが発生する、またはポートの損失と再取得がたえず繰り返されることによって識別できます。このような状況が生じた場合、対処方法は次のとおりです。

銅線または光ファイバ ケーブルを良好であることが明白なケーブルに交換します。

ケーブル コネクタが破損していないか、ピンが欠落していないかどうかを調べます。

送信元と宛先間で、問題のあるパッチ パネル接続またはメディア コンバータを排除します。可能な場合は、パッチ パネルをバイパスするか、または光ファイバ/銅線コンバータなど、故障したメディア コンバータを取り除きます。

別のポートまたはインターフェイスでケーブルを使用してみて、問題が繰り返されるかどうかを確認します。

イーサネットおよびファイバ ケーブル

接続に適した正しいケーブル タイプを使用しているかどうかを確認します。

イーサネットの場合は、10 Mb/秒のシールドなしツイスト ペア(UTP)接続にカテゴリ 3 の銅線ケーブルを使用します。10/100 または 10/100/1000 Mb/秒の接続には、カテゴリ 5、カテゴリ 5e、またはカテゴリ 6 の UTP ケーブルをどれでも使用できます。

光ファイバ コネクタの場合は、距離とポート タイプに関して、適切なケーブルを使用しているかどうかを確認します。接続先装置のポートと一致し、同じタイプの符号化、光周波数、およびファイバ タイプを使用しているかどうかを確認します。ケーブル接続の詳細については、 付録 B「コネクタおよびケーブル仕様」 を参照してください。

銅線接続の場合、ストレート ケーブルを使用すべきところにクロス ケーブルが使用されていないか、または、クロス ケーブルを使用すべきところにストレート ケーブルが使用されていないかどうかを確認します。スイッチ モジュール上で Auto-MDIX をイネーブルにするか、またはケーブルを交換します。

リンク ステータス

両側にリンクがあることを確認します。断線が1箇所あるだけで、またはポートが 1 つシャットダウンしているだけで、一方の側にリンクがあり、反対側にはリンクがないという状況が発生する可能性があります。

リンク LED は、ケーブルの機能が完全であることを保証するものではありません。ケーブルは、限界レベルでの動作につながる物理的なストレスを受けている可能性があります。ポートに対応するリンクが点灯しない場合、対処方法は次のとおりです。

スイッチ モジュールから良好であることが明白な装置へ、ケーブルを接続します。

ケーブルの両側が正しいポートに接続されていることを確認します。

両方の装置に電力が供給されていることを確認します。

正しいケーブル タイプを使用しているかどうかを確認します。詳細については、 付録 B「コネクタおよびケーブル仕様」 を参照してください。

接続に緩みがないかどうかをテストします。ケーブルが固定されているように見えても、実際は緩んでいるということがあります。ケーブルを取り外し、再び接続します。

SFP モジュール ポートの問題

スイッチ モジュールには、必ず、シスコ製の Small Form-factor Pluggable(SFP)モジュールを使用してください。シスコ製の各モジュールには、セキュリティ情報がコード化されたシリアル EEPROM が内部に組み込まれています。このコードによって、シスコは、そのモジュールがスイッチ モジュールの要件を満たしているかどうかを識別し、検証します。テスト項目は次のとおりです。

不良または不適切な SFP モジュール。疑わしいモジュールを、不良品でないことが明白なモジュールと交換します。このモジュールがこのプラットフォームをサポートすることを確認します。サポートされる SFP モジュールの一覧については、「Cisco TwinGig コンバータ モジュール」を参照してください。

特権 EXEC コマンド show interfaces を使用して、ポートまたはモジュールの error-disabled、disabled、または shutdown ステータスを調べます。必要に応じて、ポートを再びイネーブルにします。

すべての光ファイバ コネクタに汚れがなく、きちんと接続されていることを確認します。

ポートおよびインターフェイスの設定

ポートまたはインターフェイスがディセーブルになっていないか、または何らかの理由でダウンしていないかを確認します。リンクの一方または反対側で、ポートまたはインターフェイスが手動でシャットダウンされた場合、ユーザがそのポートを再びイネーブルにしないかぎり、リンクはアップになりません。特権 EXEC コマンド show interfaces を使用し、接続の両側で、ポートまたはインターフェイスの error-disabled、disabled、または shutdown ステータスを調べます。必要に応じて、ポートまたはインターフェイスを再びイネーブルにします。

エンド デバイスへの ping

最初に、直接接続されたスイッチ モジュールから ping を実行し、エンド デバイスをテストします。ポート別、インターフェイス別、トランク別に接続の問題の原因が特定できるまで、さかのぼります。各スイッチ モジュールが CAM(連想メモリ)テーブルでエンド デバイスの MAC アドレスを識別できるかどうかを確認します。

スパニングツリー ループ

STP(スパニングツリー プロトコル)ループは、ポートまたはインターフェイスの問題のように見える、パフォーマンスに関連する深刻な問題を引き起こす可能性があります。この状況では、スイッチ モジュールの帯域幅が同じフレームによって繰り返し使用され、本来のトラフィックが押しのけられてしまいます。

単方向リンクは、ループの原因になることがあります。これが発生するのは、スイッチ モジュールが送信したトラフィックをネイバーが受信しながら、ネイバーから送信されたトラフィックをスイッチ モジュールが受信しなかった場合です。断線した光ファイバ ケーブル、その他のケーブル接続、またはポートの問題がこの単方向通信を引き起こす可能性があります。

スイッチ モジュール上で単一方向リンク検出(UDLD)プロトコルをイネーブルにすると、発見が困難な単方向リンクの問題を特定するうえで有効です。UDLD は、標準動作モード(デフォルト)およびアグレッシブ モードをサポートします。標準モードの場合、UDLD は、光ファイバ接続上で誤って接続されたインターフェイスが原因になっている単方向リンクを検出します。アグレッシブ モードの場合、UDLD はさらに、光ファイバ リンクおよびツイストペア リンク上の単方向トラフィックが原因となった単方向リンク、光ファイバ リンク上で誤って接続されたインターフェイスが原因となった単方向リンクも検出します。スイッチ モジュール上で UDLD をイネーブルにする手順については、ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドの「Understanding UDLD」を参照してください。

スイッチ モジュールのパフォーマンスの確認

スイッチ モジュールのパフォーマンスに関する問題のトラブルシューティング時には、この項を見直してください。

速度、デュプレックス、および自動ネゴシエーション

ポートの統計情報から、大量のアライメント エラー、FCS(フレーム チェック シーケンス)、またはレイト コリジョン エラーが明らかな場合は、速度またはデュプレックスの不一致による問題が考えられます。

速度とデュプレックスの一般的な問題は、2 台のスイッチ間、スイッチ モジュールとルータ間、スイッチ モジュールとワークステーションまたはサーバ間で、デュプレックスの設定が一致していない場合に発生します。速度とデュプレックスを手動設定した場合、または 2 台の装置間における自動ネゴシエーションに問題がある場合に、この問題が生じる可能性があります。

不一致をもたらす状況は、次のとおりです。

手動設定した速度またはデュプレックス パラメータが接続先ポート上で手動設定された速度またはデュプレックス パラメータと異なる。

ポートに自動ネゴシエーションが設定されていて、接続先ポートに自動ネゴシエーションを行わない全二重が設定されている。

デュプレックスおよび速度を設定、または設定値を変更する場合に、スイッチ モジュールから最大限のパフォーマンスを引き出し、リンクを保証するには、次のいずれかの注意事項に従ってください。

速度とデュプレックスの両方について、両方のポートに自動ネゴシエーションを実行させます。

接続の両側で、ポートの速度とデュプレックスのパラメータを手動設定します。

リモート装置が自動ネゴシエーションを行わない場合は、2 つのポートのデュプレックスが一致するように設定します。接続先ポートが自動ネゴシエーションを行わない場合でも、速度のパラメータは自動的な調整が可能です。

自動ネゴシエーションおよび NIC(ネットワーク インターフェイス カード)

スイッチ モジュールとサードパーティの NIC 間で問題が起きることがあります。デフォルトでは、スイッチ モジュールのポートおよびインターフェイスは自動ネゴシエーションとして設定されます。ラップトップ コンピュータ、またはその他の装置も、自動ネゴシエーションとして設定されるのが一般的ですが、それでも自動ネゴシエーションの問題が生じることがあります。

自動ネゴシエーションに関する問題のトラブルシューティング時には、接続の両側を手動で設定してみてください。それでも問題が解消されない場合は、NIC のファームウェアまたはソフトウェアが問題を引き起こしている可能性があります。NIC ドライバ製造元が提供している最新バージョンにアップグレードしてください。

ケーブル接続距離

ポートの統計情報から、FCS、レイト コリジョン、またはアライメント エラーの多発が判明した場合は、スイッチ モジュールから接続先装置までのケーブル接続距離が推奨ガイドラインに即しているかどうかを確認してください。ケーブル接続のガイドラインについては、「ケーブルおよびアダプタの仕様」を参照してください。

スイッチ モジュールの IP アドレスおよびコンフィギュレーションの消去

ここでは、初期設定ダイアログ(システム コンフィギュレーション ダイアログ)により、スイッチ モジュールをリセットする方法について説明します。スイッチ モジュールのリセットが必要な状況は、次のとおりです。

ネットワークにスイッチ モジュールを組み込んだが、誤った IP アドレスを割り当てたために、スイッチ モジュールに接続できない。

スイッチ モジュールからすべての設定値を消去して、新しい IP アドレスを割り当てる必要がある。


注意 この手順を実行すると、スイッチ モジュールに保存されている IP アドレスおよびすべての設定情報が消去されます。この手順は、スイッチ モジュールを全面的に再設定する必要が生じた場合のみ実行してください。

スイッチ モジュールをリセットする手順は、次のとおりです。

1. スイッチ モジュールのプロンプトに enable を入力し、 Return キーまたは Enter キーを押します。

2. 特権 EXEC プロンプト switch module# に、setup を入力し、 Return キーまたは Enter キーを押します。

スイッチ モジュールによって、初期設定ダイアログの実行を要求するプロンプトが表示されます。スイッチ モジュールはこの時点で、未設定のスイッチ モジュールと同じ動作になります。スイッチ モジュールは、CLI のセットアップ手順を使用して設定できます。 付録 C「CLI ベースのセットアップ プログラムによるスイッチの設定」 を参照してください。

故障したスタック メンバの交換

故障したスタック メンバを交換しなければならない場合は、次の手順でスイッチ モジュールのホットスワップまたは交換を行うことができます。

1. 故障したスイッチ モジュールと同じモデル番号の交換用スイッチ モジュールを用意します。

2. Onboard Administrator を使用して、故障したスイッチ モジュールの電源を切ります。

3. サーバ シャーシに交換用スイッチ モジュールを取り付けます。

スタック メンバにメンバ番号を手動で設定している場合は、交換用スイッチ モジュールに、故障したスイッチ モジュールと同じメンバ番号を手動で割り当てる必要があります。メンバ番号を手動で割り当てるには、交換用スイッチ モジュールを取り付け、起動するまで待機します。CLI を使用して、メンバ番号を割り当ててから(手順については、ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照)、スイッチ モジュールをスタックに接続します。

4. スイッチをスタックに接続します。

5. 交換用スイッチ モジュール上で、故障したスイッチ モジュール上で行っていたのと同じギガビット イーサネット接続を行います。

6. トランシーバ モジュールを再度取り付け、ケーブルを接続します。

7. Onboard Administrator を介して、交換用スイッチの電源を入れます。

交換用スイッチ モジュールは、故障したスイッチ モジュールと同じ設定がすべてのインターフェイスに与えられます。故障したスイッチ モジュールと同じように動作します。

スイッチ モジュールのシリアル番号の位置

シスコの技術サポートに連絡する場合は、スイッチ モジュールのシリアル番号を調べておく必要があります。図3-1 に、スイッチ モジュールのシリアル番号の位置を示します。show version コマンドでシリアル番号を調べることもできます。

図3-1 シリアル番号の位置