Catalyst 2975 スイッチ ソフトウェア コンフィギュ レーション ガイド, 12.2(46)EX
SDM テンプレートの設定
SDM テンプレートの設定
発行日;2012/02/03 | 英語版ドキュメント(2011/07/26 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 14MB) | フィードバック

目次

SDM テンプレートの設定

SDM テンプレートの概要

SDM テンプレートとスイッチ スタック

スイッチ SDM テンプレートの設定

デフォルトの SDM テンプレート

SDM テンプレートの設定時の注意事項

SDM テンプレートの設定

SDM テンプレートの表示

SDM テンプレートの設定

この章では、Catalyst 2975 スイッチ上で Switch Database Management(SDM)テンプレートを設定する方法について説明します。特に明記しないかぎり、 スイッチ という用語はスタンドアロン スイッチおよびスイッチ スタックを意味します。


) この章で使用するコマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースに対応するコマンド リファレンスを参照してください。


この章で説明する内容は、次のとおりです。

「SDM テンプレートの概要」

「スイッチ SDM テンプレートの設定」

「SDM テンプレートの表示」

SDM テンプレートの概要

ネットワークでのスイッチの使用状況に応じて、SDM テンプレートを使用して、特定の機能に対するサポートを最適化するようにスイッチのシステム リソースを設定できます。いくつかの機能に対してシステム リソースを最大に割り当てるテンプレートを選択することも、リソースを均等に割り当てるデフォルト テンプレートを選択することもできます。

Ternary CAM(TCAM)リソースをさまざまな用途に割り当てるために、スイッチ SDM テンプレートはシステム リソースにプライオリティを設定して、特定の機能のサポートを最適化します。SDM テンプレートを選択することにより、これらの機能を最適化できます。

デフォルト:デフォルト テンプレートは、すべての機能に均等にリソースを割り当てます。

QoS:QoS テンプレートは、Quality of Service(QoS; サービス品質)Access Control Entry(ACE; アクセス制御エントリ)のためのシステム リソースを最大にします。

デュアル:デュアル IPv4/IPv6 テンプレートを使用することにより、(IPv4 と IPv6 の両方をサポートする)デュアル スタック環境でスイッチを使用できるようになります。デュアル スタック テンプレートを使用すると、各リソースで許容できる TCAM 容量が少なくなります。IPv4 トラフィックのみを転送する場合は、使用しないでください。

表 8-1 に、各テンプレートでサポートされる各リソースの概数を示します。

 

表 8-1 各テンプレートが許容する機能リソースの概数

リソース
デフォルト値
QoS
デュアル

ユニキャスト MAC アドレス

8 K

8 K

8 K

IPv4 IGMP グループ

256

256

256

IPv4 ユニキャスト ルート

0

0

0

IPv6 マルチキャスト グループ

0

0

0

直接接続された IPv6 アドレス

0

0

0

間接的な IPv6 ユニキャスト ルート

0

0

0

IPv4 ポリシーベースのルーティング ACE

0

0

0

IPv4 MAC QoS ACE

128

384

0

IPv4 MAC セキュリティ ACE

384

128

256

IPv6 ポリシーベースのルーティング ACE

0

0

0

IPv4 MAC QoS ACE

0

0

0

IPv4 MAC セキュリティ ACE

0

0

0

表内の各行は、1 つのテンプレートを選択した場合の、ハードウェアの境界値セットの概数です。ハードウェア リソースのある部分がいっぱいの場合は、処理のオーバーフローはすべて CPU に送られ、スイッチのパフォーマンスに重大な影響が出ます。

SDM テンプレートとスイッチ スタック

すべてのスタック メンバーは、スタック マスターに格納されているものと同じ SDM デスクトップまたはアグリゲータ テンプレートを使用します。新たなスイッチがスタックに追加されると、スイッチのコンフィギュレーション ファイルや VLAN データベース ファイルと同様に、スタック マスターに格納された SDM コンフィギュレーション ファイルによって、個々のスイッチに設定されているテンプレートが上書きされます。スタッキングの詳細については、「スイッチ スタックの管理」を参照してください。

show switch イネーブル EXEC コマンドを使用すると、スタック メンバーが SDM 不一致モードになっているかどうかを確認できます。次の例では、SDM 不一致が存在するときの show switch イネーブル EXEC コマンドの出力を示しています。

Switch# show switch
Current
Switch# Role Mac Address Priority State
------------------------------------------------------------
*2 Master 000a.fdfd.0100 5 Ready
 
4 Member 0003.fd63.9c00 5 SDM Mismatch
 

次は、スタック マスターにスタック メンバーが SDM 不一致モードであることを通知する Syslog メッセージの一例です。

2d23h:%STACKMGR-6-SWITCH_ADDED_SDM:Switch 2 has been ADDED to the stack (SDM_MISMATCH)
 
2d23h:%SDM-6-MISMATCH_ADVISE:
2d23h:%SDM-6-MISMATCH_ADVISE:
2d23h:%SDM-6-MISMATCH_ADVISE:System (#2) is incompatible with the SDM
2d23h:%SDM-6-MISMATCH_ADVISE:template currently running on the stack and
2d23h:%SDM-6-MISMATCH_ADVISE:will not function unless the stack is
2d23h:%SDM-6-MISMATCH_ADVISE:downgraded.Issuing the following commands
2d23h:%SDM-6-MISMATCH_ADVISE:will downgrade the stack to use a smaller
2d23h:%SDM-6-MISMATCH_ADVISE:compatible desktop SDM template:
2d23h:%SDM-6-MISMATCH_ADVISE:
2d23h:%SDM-6-MISMATCH_ADVISE: "sdm prefer vlan desktop"
2d23h:%SDM-6-MISMATCH_ADVISE: "reload"

スイッチ SDM テンプレートの設定

ここでは、次の設定情報について説明します。

「デフォルトの SDM テンプレート」

「SDM テンプレートの設定時の注意事項」

「SDM テンプレートの設定」

デフォルトの SDM テンプレート

デフォルト テンプレートがデフォルトです。

SDM テンプレートの設定時の注意事項

SDM テンプレートを選択して設定する場合は、次の注意事項に従ってください。

SDM テンプレートの選択と設定を行う際、設定を有効にするため、スイッチをリロードする必要があります。

デュアル IPv4/IPv6 テンプレートを最初に選択しないで IPv6 の機能を設定しようとすると、警告メッセージが生成されます。

デュアル スタック テンプレートを使用すると、リソースごとに使用可能な TCAM 容量が少なくなるため、IPv4 トラフィックのみを転送する場合は、このテンプレートを使用しないでください。

SDM テンプレートの設定

SDM テンプレートを使用して機能動作を最適にサポートするには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

sdm prefer { default | dual-ipv4-and-ipv6 default | qos }

スイッチで使用する SDM テンプレートを指定します。

キーワードの意味は次のとおりです。

default :すべての機能に均等にリソースを割り当てます。

dual-ipv4-and-ipv6 default :(IPv4 と IPv6 の両方をサポートする)デュアル スタック環境でスイッチを使用できるようにします。

qos :QoS ACE 用のシステム リソースを最大にします。

スイッチをデフォルト テンプレートに設定するには、 no sdm prefer コマンドを使用します。

デフォルト テンプレートは、システム リソースを均等に割り当てます。

ステップ 3

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 4

reload

OS(オペレーティング システム)をリロードします。

システムの再起動後、 show sdm prefer イネーブル EXEC コマンドを使用して、新しいテンプレート設定を確認できます。 reload イネーブル EXEC コマンドの前に show sdm prefer コマンドを入力すると、 show sdm prefer コマンドによって、現在使用しているテンプレートと、リロード後にアクティブになるテンプレートが表示されます。

SDM テンプレートの表示

パラメータを指定せずに show sdm prefer イネーブル EXEC コマンドを使用すると、アクティブ テンプレートが表示されます。

特定のテンプレートでサポートされるリソース数を表示するには、 show sdm prefer [ default | dual-ipv4-and-ipv6 default | qos ] イネーブル EXEC コマンドを使用します。