Catalyst 2970 スイッチ ハードウェア インストレーション ガイド
トラブルシューティング
トラブルシューティング
発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

トラブルシューティング

POST結果の概要

スイッチのIPアドレスおよび設定情報の消去

問題の診断

トラブルシューティング

前面パネルのLEDには、スイッチのトラブルシューティングに役立つ情報が表示されます。LEDの状態を確認することによって、Power-on Self-Test(POST;電源投入時セルフテスト)のエラー、ポートの接続問題、およびスイッチ全体のパフォーマンスを把握できます。スイッチのLEDの詳細については、「LED」を参照してください。

ブラウザ インターフェイス、CLI(コマンドライン インターフェイス)、またはSNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)ワークステーションから統計情報を入手することもできます。詳細については、Cisco.comにあるスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイド、スイッチのコマンド リファレンス、またはSNMPアプリケーションに付属のマニュアルを参照してください。

この章では、トラブルシューティングに関する問題として、次の内容について説明します。

「POST結果の概要」

「スイッチのIPアドレスおよび設定情報の消去」

「問題の診断」

POST結果の概要

スイッチに電源が投入されると、スイッチはPOSTを開始します。POSTは自動的に実行される一連のテストで、スイッチが正常に機能していることを確認します。スイッチがPOSTを開始すると、システム、RPS、ステータス、デュプレックス、および速度の各LEDがグリーンに点灯します。システムLEDはグリーンに点滅し、その他のLEDはグリーンに点灯したままです。

POSTが正常に終了すると、システムLEDはグリーンに点灯したままです。RPS LEDはしばらくの間グリーンに点灯したままで、やがてRPSの動作状態を反映します。その他のLEDは、いったん消灯してからスイッチの動作状態を表します。

スイッチがPOSTに失敗すると、システムLEDはオレンジに点灯します。RPS LEDはオレンジに点灯または点滅します。その他のLEDは消灯しています。


) POSTのエラーはほとんどの場合、回復不可能な障害です。POSTでエラーが発生した場合は、ただちに製品を購入した代理店に連絡してください。


スイッチのIPアドレスおよび設定情報の消去

新しいスイッチに不正なIPアドレスを設定してしまった場合、またはExpress Setupモードを開始しようとしたときにスイッチのすべてのLEDが点滅を開始した場合には、スイッチに設定されているIPアドレスを消去することができます。


) この手順を実行すると、スイッチに保存されているIPアドレスおよびすべての設定情報が消去されます。スイッチを完全に再設定する場合以外は、この手順を行わないでください。


IPアドレスおよび設定情報を消去する手順は、次のとおりです。


ステップ 1 モード ボタンを押し続けます( Express Setupの起動を参照)。

約3秒後に、スイッチのLEDが点滅を開始します。


) スイッチが設定されていない場合、LEDはすべてグリーンです。ステップ2を省略し、Express Setupを実行してスイッチを設定することもできます。


ステップ 2 モード ボタンをさらに押し続けます。7秒経過するとLEDの点滅が停止し、スイッチが再起動されます。


 


) 上記の手順を実行できるのは、すでに設定されているスイッチに限られます。


この時点でスイッチは、未設定の状態になっています。以下を参照し、Express Setupを使用してスイッチを設定できます。

「Express Setupの起動」

「スイッチの設定」

「スイッチのIPアドレスの確認」

また、以下に記載されているCLIのセットアップ手順を使用してスイッチを設定することもできます。

「端末エミュレーション ソフトウェアの起動」

「初期設定情報の入力」

問題の診断

前面パネルのLEDには、スイッチのトラブルシューティングに役立つ情報が表示されます。LEDの状態を確認することによって、POSTのエラー、ポートの接続問題、およびスイッチ全体のパフォーマンスを把握できます。スイッチのLEDの詳細については、「LED」を参照してください。

ブラウザ インターフェイス、CLI、またはSNMPワークステーションから統計情報を入手することもできます。詳細については、Cisco.comにあるスイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイド、スイッチのコマンド リファレンス、またはSNMPアプリケーションに付属のマニュアルを参照してください。

TAC Webサイト( http://www.cisco.com/tac )にアクセスすると、次のようなハードウェアに関する既知の問題の一覧、およびトラブルシューティングに関するさまざまなマニュアルを参照できます。

製品情報

セキュリティ勧告

トラブルシューティング リソース

出荷時の設定

パスワードの回復

破損または損失したソフトウェアからの回復

スイッチ ポートの問題

ネットワーク インターフェイス カード

トラブルシューティング ツール

スイッチに発生する一般的な問題は、次のように分類することができます。

パフォーマンスの低下

接続できない

ソフトウェアの障害

表 4-1 に、これらの問題の検出方法と解決方法を示します。

 

表 4-1 一般的な問題と解決方法

現象
考えられる原因
解決方法
パフォーマンスの低下または過剰なエラー

自動ネゴシエーションのデュプレックス設定の不一致

スイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照して、自動ネゴシエーションの設定を確認してください。

ケーブル距離が長すぎる

ポートの統計情報に、過剰な
Frame Check Sequence(FCS)、レイト コリジョン、アライメント エラーが示されています。

 

10/100/1000BASE-T接続の場合:

ポートと接続先装置の間の距離が328フィート(100 m)を超えています。

スイッチがリピータに接続されている場合、2つのエンド ステーション間の距離がケーブルの推奨範囲を超えています。

SFPモジュール ポート接続の場合:

SFPモジュール ポートと接続先装置の間の距離が、SFPモジュール ケーブル接続の推奨範囲を超えています。

 

スイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照して、ポート統計情報の表示方法を確認してください。

ケーブルの長さを推奨距離範囲内に収めます。

ご使用のリピータのマニュアルで、ケーブル接続の注意事項を確認してください。



 

ご使用のSFPモジュールのマニュアルで、ケーブル接続の注意事項を確認してください。

接続先装置のアダプタが不適切

ポートの統計情報に過剰なエラーがあります。

STPがループの有無を検出しています。

 

アダプタ カード診断ユーティリ
ティを実行してください。

ポートLEDがグリーンに点灯するまで、30秒間待ちます。

接続できない
ケーブルが不適切または不良

次のような原因で接続の両側でリンク障害があるために発生した結果です。

ストレート ケーブルを使用す
べきところにクロス ケーブルを使用している、またはクロス ケーブルを使用すべきところにストレート ケーブルを使用しています。

ケーブルの接続不良

クロス ケーブルまたはストレート ケーブルの配線が誤っています。

STPがループの有無を検出しています。

 


 

「2ツイストペア ケーブルのピン割り当て」を参照して、正しいピン割り当て、およびクロス ケーブルとストレート ケーブルの適切な使用方法を調べてください。

テストに合格したケーブルと交換します。

1000BASE-T接続の場合は、必ずカテゴリ5の4ツイスト ペア ケーブルを使用してください。

ポートLEDがグリーンに点灯するまで、30秒間待ちます。

管理コンソールの表示文字が読めない

ボーレートが不適切

エミュレーション ソフトウェアの設定を9600ボーにします。

システムLEDがオレンジに点灯

致命的なPOSTエラーが検出されました。

購入された代理店にお問い合わせください。

SFPモジュールを取り付けたあと、スイッチ ポートがerror-disabledステートになった

SFPモジュールが不良、またはシスコが認定するSFPモジュールではありません。

スイッチからSFPモジュールを取り外し、シスコが認定するモジュールに交換してください。errdisable recovery
cause gbic-invalidグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してポート ステータスを確認し、
error-disableステートから回復するまでのタイム インターバルを入力します。

errdisable recoveryコマンドの詳細については、スイッチのコマンド リファレンス ガイドを参照してください。

スイッチがSFPモジュールを認識しない

SFPモジュールが上下逆に取り付けられています。

SFPモジュールがスロットにきちんと取り付けられていません。

SFPモジュールが上下逆に取り付けられていないかどうかを確認します。

SFPモジュールを取り外します。コネクタ、モジュール、およびモジュール スロットが破損していないかどうかを確認します。

SFPモジュールを良品に交換します。