Catalyst 2970 スイッチ ハードウェア インストレーション ガイド
製品概要
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発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

製品概要

機能

前面パネル

10/100/1000ポート

SFPモジュール スロット

LED

システムLED

RPS LED

ポートLEDとモード

背面パネル

電源コネクタ

内蔵電源装置のコネクタ

Cisco RPSコネクタ

コンソール ポート

管理オプション

ネットワーク構成

製品概要

Catalyst 2970スイッチ(単に スイッチ とも呼ぶ)は、Cisco Wireless Access Pointワークステーション、Cisco IP Phone、およびその他のネットワーク装置(サーバ、ルータ、他のスイッチなど)に接続できるイーサネット スイッチです。この章では、Catalyst 2970スイッチの機能の概要について説明します。内容は次のとおりです。

「機能」

「前面パネル」

「背面パネル」

「管理オプション」

機能

Catalyst 2970スイッチは、バックボーン スイッチとして配置し、他のネットワーク装置からの10BASE-T、100BASE-TX、および1000BASE-Tイーサネット トラフィックを集約できます。ご使用のネットワークでのスイッチの配置方法については、各スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドに記載されている例を参照してください。

スイッチの機能は、次のとおりです。

ハードウェア

Catalyst 2970G-24Tスイッチ ― 10/100/1000イーサネット ポート×24

Catalyst 2970G-24TS ― 10/100/1000イーサネット ポート×24およびSmall Form-factor Pluggable(SFP)モジュール スロット×4

スイッチがサポートするSFPモジュールは次のとおりです。

1000BASE-SX

1000BASE-LX

1000BASE-ZX

1000BASE-T

100BASE-FX

CWDM


) Catalyst 2970スイッチに搭載した1000BASE-T SFPモジュールは、10、100、または1000 Mbpsの全二重モード、あるいは10または100 Mbpsの半二重モードで動作することができます。


設定

10/100/1000ポートは速度の自動ネゴシエーションが可能、全二重モードのみをサポート

スイッチはホットスワップ対応

電源の冗長構成

AC入力電源を使用してスイッチにバックアップDC出力を供給する、オプションのCisco RPS 675冗長電源システムの接続が可能

前面パネル

Catalyst 2970G-24Tスイッチの10/100/1000ポートは、ペアにまとめられています。ペアの最初のメンバー(ポート1)は、左の2番めのメンバー(ポート2)の上にあります(図 2-1を参照)。ポート3はポート4の上、というようになります。

図 2-1 Catalyst 2970G-24Tスイッチの前面パネル

 

 

1

10/100/1000ポート

Catalyst 2970G-24TSスイッチの10/100/1000ポートは、ペアにまとめられています。ペアの最初のメンバー(ポート1)は、左の2番めのメンバー(ポート2)の上にあります(図 2-2を参照)。ポート3はポート4の上、というようになります。SFPモジュール スロットの番号は25~28です。

図 2-2 Catalyst 2970G-24TSスイッチの前面パネル

 

 

1

10/100/1000ポート

2

SFPモジュール スロット

10/100/1000ポート

全二重モードで10 Mbps、100 Mbps、または1000 Mbpsで動作するように
10/100/1000ポートを設定できます。また、IEEE 802.3ABに準拠した速度およびデュプレックスの自動ネゴシエーションをこれらのポートに設定することもできます(デフォルト設定は自動ネゴシエーションです)。自動ネゴシエーションに設定した場合、ポートは接続先装置の速度とデュプレックスの設定値を検知し、こちら側の機能を接続先に通知します。接続先装置も自動ネゴシエーション機能をサポートしていれば、スイッチ ポートは最良の接続(両側の装置がサポートしている最高回線速度、および接続先装置が全二重通信をサポートしている場合は全二重)になるようにネゴシエーションを実行し、その結果が自動的に設定されます。どのような場合でも、接続先装置は328フィート(100 m)以内になければなりません。


) 100BASE-TXと1000BASE-Tのトラフィックではカテゴリ5ケーブルが必要です。10BASE-Tトラフィックでは、カテゴリ3またはカテゴリ4ケーブルを使用できます。

スイッチをワークステーション、サーバ、ルータ、Cisco IP Phoneに接続する場合は、必ずストレート ケーブルを使用してください。スイッチをスイッチまたはハブに接続する場合は、クロス ケーブルを使用する必要があります。1000BASE-T接続にストレート ケーブルまたはクロス ケーブルを使用する場合は、正しく動作させるため必ず4ツイストペア カテゴリ5ケーブルを使用してください。ケーブルのピン割り当ては、付録B「コネクタおよびケーブルの仕様」を参照してください。



) CLI(コマンドライン インタープリタ)でmdix autoインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、Automatic Media-Dependent Interface
crossover(Auto-MDIX;自動メディア依存型インターフェイス クロスオーバー)機能をイネーブルにできます。Auto-MDIX機能をイネーブルにすると、スイッチは銅線イーサネット接続に必要なケーブル タイプを検知し、それに応じてインターフェイスを設定します。したがって、接続先の装置のタイプに関わらず、スイッチの銅線10/100/1000または1000BASE-T SFPモジュール ポートには、クロス ケーブルまたはストレート ケーブルのどちらでも使用することができます。

Auto-MDIX機能は、Cisco IOS Release 12.2(18)SE以降が稼働しているスイッチでは、デフォルトでイネーブルになっています。Cisco IOS Release 12.1(14)EA1から12.2(18)SEの場合、Auto-MDIX機能は、デフォルトではディセーブルになっています。この機能の設定については、スイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドまたはスイッチのコマンド リファレンスを参照してください。


SFPモジュール スロット

Catalyst 2970スイッチは、ギガビット イーサネットSFPモジュールを使用して光ファイバ接続を確立します。これらのトランシーバ モジュールは、フィールドで交換可能であり、SFPモジュール スロットに搭載した場合にアップリンク インターフェイスを提供します。他のスイッチとのギガビット アップリンク接続にSFPモジュールを使用できます。光ファイバSFPモジュールの接続には、LCまたはMT-RJコネクタ付きの光ファイバ ケーブルを使用します。銅線SFPモジュールの接続には、RJ-45コネクタ付きのカテゴリ5ケーブルを使用します。

Catalyst 2970モデルがサポートするシスコ製SFPモジュールは、次のとおりです。

1000BASE-LX

1000BASE-SX

1000BASE-ZX

1000BASE-T

100BASE-FX

CWDM

これらのSFPモジュールについての詳細は、使用するSFPモジュールのマニュアルを参照してください。

LED

LEDを使用することで、スイッチの動作やパフォーマンスをモニタできます。図 2-3に、スイッチのLED、およびポートのモードの選択に使用するモード ボタンを示します。

すべてのLEDは、GUI(グラフィカル ユーザ インターフェイス)管理アプリケーション(複数のスイッチに対してはNetwork Assistantアプリケーション、1台のスイッチに対してはデバイス マネージャGUI)で表示できます。CLIを使用して個々のスイッチおよびスイッチ クラスタを設定およびモニタする方法については、スイッチのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。

図 2-3 Catalyst 2970スイッチのLED

 

 

1

モード ボタン

5

RPS LED

2

速度LED

6

システムLED

3

デュプレックスLED

7

ポートLED

4

ステータスLED

システムLED

システムLEDは、そのシステムに電力が供給され、正常に機能しているかどうかを示します。 表 2-1 に、LEDのカラーと意味を示します。

 

表 2-1 システムLED

カラー
システム ステータス

消灯

システムの電源がオンになっていません。

グリーン

システムは正常に動作しています。

オレンジ

システムには電力が供給されていますが、正常に機能していません。

Power-on Self-Test(POST;電源投入時セルフテスト)実行中のシステムLEDのカラーについては、「10/100/1000ポートの接続」を参照してください。

RPS LED

RPS LEDは、RPSのステータスを示します。このLEDのカラーと意味は、 表 2-2 を参照してください。

 

表 2-2 RPS LED

カラー
RPSのステータス

消灯

RPSの電源がオフになっているか、RPSが接続されていません。

グリーン

RPSが接続され、必要に応じてバックアップ電力を供給できる状態です。

グリーンに点滅

RPSは接続されていますが、別の装置に電力を供給しているため使用できません(近接装置が冗長電力を利用しています)。

オレンジ

RPSはスタンバイ モードになっているか、故障しています。RPSのStandby/Activeボタンを押すと、このLEDがグリーンに点灯します。点灯しない場合は、RPSのファンが故障している可能性があります。購入された代理店にお問い合わせください。

オレンジに点滅

スイッチの内蔵電源装置に障害が発生し、RPSからスイッチに電力が供給されています(この装置が冗長電源を使用しています)。

Cisco RPS 675についての詳細は、『 Cisco RPS 675 Redundant Power System Hardware Installation Guide 』を参照してください。

ポートLEDとモード

各RJ-45ポートおよびSFPモジュール スロットには、1つずつのポートLEDがあります。これらのポートLEDは、グループとして、または個別に、スイッチや個々のポートについての情報を示します。ポートLEDによって表示される情報のタイプは、ポート モードによって決まります。 表 2-3 に、モードLED、その対応するポート モードおよび意味を示します。

モードを選択または変更するには、目的のモードが強調表示されるまでモード ボタンを押します。ポート モードを変更すると、ポートLEDのカラーの意味も変わります。 表 2-4 に、各種ポート モードでのポートLEDのカラーの意味を示します。

 

表 2-3 ポート モードLED

モードLED
ポート モード
説明

STAT

ポート ステータス

ポート ステータス(デフォルトのモードです)。

DUPLX

ポートのデュプレックス モード

ポートのデュプレックス モード(半二重または全二重)。

SPEED(速度)

ポート速度

ポートの動作速度(10、100、または1000 Mbps)。

表 2-4 スイッチの各種モードでのLEDカラーの意味

ポート モード
LEDカラー
意味

STAT
(ポート ステータス)

消灯

リンクがないか、ポートが管理上シャットダウンしています。

グリーン

リンクが確立されています。

グリーンに点滅

アクティブな状態です。ポートはデータを送信中または受信中です。

グリーンとオレンジに交互に点滅

リンク障害です。エラー フレームが接続に影響を与えている可能性があります。過度のコリジョン、CRCエラー、アライメント/ジャバー エラーなどがモニタされ、リンク障害が表示されています。

オレンジ

ポートはSpanning Tree Protocol(STP;スパニングツリー プロトコル)によってブロックされており、データを転送していません。


) ポートを再設定すると、STPがスイッチ ループの検出を実行します。その間、ポートLEDはオレンジに点灯します(最大30秒)。


 

オレンジに点滅

ポートはSTPによってブロックされていますが、データを送信中または受信中です。

DUPLX
(デュプレックス)

消灯

ポートは半二重で動作しています。

グリーン

ポートは全二重で動作しています。

SPEED(速度)

10/100/1000ポート

消灯

ポートは10 Mbpsで動作しています。

グリーン

ポートは100 Mbpsで動作しています。

グリーンに点滅

ポートは1000 Mbpsで動作しています。

SFPポート

消灯

ポートは10 Mbpsで動作しています。

グリーン

ポートは100 Mbpsで動作しています。

グリーンに点滅

ポートは1000 Mbpsで動作しています。


) Catalyst 2970スイッチに搭載した1000BASE-T SFPモジュールは、10、100、または1000 Mbpsの全二重モード、あるいは10または100 Mbpsの半二重モードで動作することができます。


 

背面パネル

Catalyst 2970G-24Tスイッチの背面パネルには、AC電源コネクタ、RPSコネクタ、およびRJ-45コンソール ポートがあります(図 2-4を参照)。

図 2-4 Catalyst 2970G-24Tスイッチの背面パネル

 

 

1

RJ-45コンソール ポート

3

AC電源コネクタ

2

ファン排気口

4

RPSコネクタ

Catalyst 2970G-24TSスイッチの背面パネルには、AC電源コネクタ、RPSコネクタ、およびRJ-45コンソール ポートがあります(図 2-5を参照)。

図 2-5 Catalyst 2970G-24TSスイッチの背面パネル

 

 

1

RJ-45コンソール ポート

3

AC電源コネクタ

2

ファン排気口

4

RPSコネクタ

電源コネクタ

スイッチは、内蔵の電源装置から電力を供給されます。スイッチ内蔵の電源装置が故障した場合は、Cisco RPS 675を接続してバックアップ電力を供給することもできます。


) Catalyst 2970スイッチとCisco RPS 675は、同じAC電源に接続する必要があります。


内蔵電源装置のコネクタ

内蔵AC電源装置は、入力電圧100~240 VACに対応するオートレンジ ユニットです。AC電源コネクタとAC電源コンセントの接続には、付属のAC電源コードを使用します。

Cisco RPSコネクタ

Cisco RPS 675には、2つの出力レベル(-48 Vと12 V)があり、合計出力は最大675 Wです。RPSとスイッチの接続には、付属のRPSコネクタを使用します。


警告 RPSレセプタクルに接続できるのはCisco RPS(モデルPWR675-AC-RPS-N1=)だけです。


RPSは、冗長電源システムです。6つの外部ネットワーク装置に接続して、故障した装置に電力を供給します(一度に1台)。RPSは、接続装置の内蔵電源装置の障害を自動的に検知し、その障害のある装置に電力を供給するので、ネットワーク トラフィックの切断を防ぎます。Cisco RPS 675の詳細については、『 Cisco RPS 675 Redundant Power System Hardware Installation Guide 』を参照してください。

コンソール ポート

スイッチをPCに接続するには、スイッチのコンソール ポートに、付属のRJ-45/DB-9メス ケーブルを取り付けます。スイッチのコンソール ポートを端末に接続する場合は、RJ-45/DB-25メスDTEアダプタが必要です。このアダプタが入ったキット(部品番号ACS-DSBUASYN=)をご注文ください。コンソール ポートおよびアダプタのピン割り当てについては、「コネクタおよびケーブルの仕様」を参照してください。

管理オプション

Catalyst 2970スイッチには、次の管理オプションを使用できます。

Network Assistant

Cisco Network Assistantは、中小企業のLAN向けに最適化された、PCベースのネットワーク管理GUIアプリケーションです。Cisco Network Assistantは、Catalyst 2950スイッチからCatalyst 4506スイッチまでの範囲のシスコ製スイッチを集中管理する機能を提供します。これにより、ユーザフレンドリなGUIを使用して、スイッチ クラスタやスタンドアロン スイッチを設定および管理できます。

Cisco Network Assistantは、次のURLから無料でダウンロードできます。

http://www.cisco.com/go/networkassistant

Network Assistantアプリケーションの起動については、Cisco.comにある『 Getting Started with Cisco Network Assistant 』を参照してください。

デバイス マネージャ

スイッチのメモリ内にあるデバイス マネージャを使用すると、個々のスタンドアロン スイッチを管理できます。デバイス マネージャは使いやすいWebインターフェイスであり、簡単な設定およびモニタ機能を提供します。デバイス マネージャには、Webブラウザを介して、ネットワーク上のどこからでもアクセスできます。詳細については、デバイス マネージャのオンライン ヘルプを参照してください。

Cisco IOS CLI

スイッチのCLIはCisco IOSソフトウェアに基づき、デスクトップスイッチング機能をサポートするように強化されています。CLIからスイッチおよびスイッチ クラスタ メンバーをすべて設定およびモニタできます。CLIには、スイッチのコンソール ポートに直接管理ステーションを接続するか、リモート管理ステーションからTelnetを使用してアクセスできます。詳細については、Cisco.comにある『 Catalyst 2970 Switch Command Reference 』を参照してください。

CLIを使用するセットアップ手順については、 付録C「CLIベースのセットアップ プログラムによるスイッチの設定」 を参照してください。

CiscoViewアプリケーション

CiscoView装置管理アプリケーションでは、コンフィギュレーション パラメータの設定やスイッチのステータスおよびパフォーマンスの情報の表示に使用するスイッチ イメージを表示できます。CiscoViewアプリケーションは、独立したアプリケーションとして、またはSNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)プラットフォームの一部として、スイッチとは別にご購入ください。詳細については、CiscoViewのマニュアルを参照してください。

SNMPネットワーク管理

HP OpenViewやSunNet Managerなどのプラットフォームが稼働している
SNMP対応管理ステーションからスイッチを管理できます。スイッチは、Management Information Base(MIB;管理情報ベース)拡張機能の包括的なセットと4つのRemote Monitoring(RMON)グループをサポートしています。詳細については、Cisco.comにあるスイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドおよびSNMPアプリケーションに付属のマニュアルを参照してください。

ネットワーク構成

ネットワーク構成の概念については、Cisco.comのスイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。このソフトウェア コンフィギュレーション ガイドには、スイッチを使用してギガビット イーサネットで相互接続された専用ネットワーク セグメントを作成するネットワーク構成の例が記載されています。