Catalyst 2970 スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(25)SEC
スイッチのIPアドレスおよび デフォルト ゲートウェイの割り当て
スイッチのIPアドレスおよびデフォルト ゲートウェイの割り当て
発行日;2012/01/08 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

スイッチのIPアドレスおよび

起動プロセスの概要

スイッチ情報の割り当て

デフォルトのスイッチ情報

DHCPベースの自動設定の概要

DHCPクライアントの要求プロセス

DHCPベースの自動設定の設定

DHCPサーバ設定時の注意事項

TFTPサーバの設定

DNSの設定

リレー装置の設定

コンフィギュレーション ファイルの入手方法

構成例

手動でのスイッチ情報の割り当て

実行コンフィギュレーションの確認および保存

スタートアップ コンフィギュレーションの変更

起動のデフォルト設定

コンフィギュレーション ファイルの自動ダウンロード

システム コンフィギュレーションを読み書きするためのファイル名の指定

手動で起動する場合

特定のソフトウェア イメージを起動する場合

環境変数の制御

ソフトウェア イメージ リロードのスケジュール設定

リロードのスケジュール設定

リロード スケジュール情報の表示

スイッチのIPアドレスおよび
デフォルト ゲートウェイの割り当て

この章では、自動および手動による各種方法でCatalyst 2970スイッチの初期設定(スイッチIPアドレス、デフォルト ゲートウェイ情報の割り当てなど)を行う方法について説明します。スイッチのスタートアップ コンフィギュレーションを変更する方法についても説明します。


) この章で使用するコマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースに対応するコマンド リファレンスおよび『Cisco IOS IP Command Reference, Volume 1 of 3: Addressing and Services』Release 12.2を参照してください。


この章で説明する内容は、次のとおりです。

「起動プロセスの概要」

「スイッチ情報の割り当て」

「実行コンフィギュレーションの確認および保存」

「スタートアップ コンフィギュレーションの変更」

「ソフトウェア イメージ リロードのスケジュール設定」

起動プロセスの概要

スイッチを起動するには、ハードウェア インストレーション ガイドの手順に従って、スイッチを設置して電源をオンにし、スイッチの初期設定(IPアドレス、サブネット マスク、デフォルト ゲートウェイ、シークレットおよびTelnetパスワードなど)を行う必要があります。

通常の起動プロセスにはブートローダ ソフトウェアの動作が含まれます。ブート ローダは以下のアクティビティを実行します。

下位レベルのCPU初期化を行います。CPUレジスタを初期化することにより、物理メモリがマッピングされる場所、容量、速度などを制御します。

CPUサブシステムのPower-on Self-Test(POST;電源投入時セルフテスト)を行います。CPU DRAMと、フラッシュ ファイル システムを構成するフラッシュ デバイスの部分をテストします。

システム ボード上のフラッシュ ファイル システムを初期化します。

デフォルトのOS(オペレーティング システム)ソフトウェアをメモリにロードし、スイッチを起動します。

ブート ローダによってフラッシュ ファイル システムにアクセスしてから、OSをロードします。ブート ローダの使用目的は通常、OSのロード、圧縮解除、および起動に限定されます。OSがCPUを制御できるようになると、ブート ローダは、次にシステムがリセットされるか電源が投入されるまでは非アクティブになります。

また、OSが使用不可能になるほどの重大な障害が発生した場合は、ブート ローダはシステムにトラップドア アクセスを行います。トラップドア メカニズムによるシステムへのアクセス機能により、必要があれば、フラッシュ ファイル システムをフォーマットし、XMODEMプロトコルを使用してOSのソフトウェアイメージを再インストールし、失われたパスワードを回復し、最終的にOSを再起動できます。詳細については、「ソフトウェアで障害が発生した場合の回復」および「パスワードを忘れた場合の回復」を参照してください。


) パスワードの回復をディセーブルにできます。詳細は、「パスワード回復のディセーブル化」を参照してください。


スイッチ情報を割り当てるには、PCまたは端末をコンソール ポートに接続し、PCまたは端末エミュレーション ソフトウェアのボーレートおよびキャラクタ フォーマットをスイッチのコンソール ポートの設定と一致させておく必要があります。

デフォルトのボーレートは9600です。

デフォルトのデータ ビットは8です。


) データ ビット オプションを8に設定した場合、パリティ オプションは「なし」に設定します。


デフォルトのストップ ビットは1です。

デフォルトのパリティ設定は「なし」です。

スイッチ情報の割り当て

IP情報を割り当てるには、スイッチのセットアップ プログラムを使用する方法、Dynamic Host Configuration Protocol(DHCP)サーバを使用する方法、または手動で実行する方法があります。

特定のIP情報の設定が必要な場合、スイッチのセットアップ プログラムを使用してください。このプログラムを使用すると、ホスト名とイネーブル シークレット パスワードを設定することもできます。また、任意で、Telnetパスワードを割り当てたり(リモート管理中のセキュリティ確保のため)、スイッチをクラスタのコマンドまたはメンバー スイッチとして、あるいはスタンドアロン スイッチとして設定したりできます。セットアップ プログラムの詳細については、ハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。

サーバの設定後はDHCPサーバを使用して、IP情報の集中管理と自動割り当てを行います。


) DHCPを使用している場合は、スイッチが動的に割り当てられたIPアドレスを受信してコンフィギュレーション ファイルを読み込むまでは、セットアップ プログラムからの質問に応答しないでください。


スイッチの設定手順を熟知している経験豊富なユーザの場合は、スイッチを手動で設定してください。それ以外のユーザは、前述のセットアップ プログラムを使用してください。

ここでは、次の設定情報について説明します。

「デフォルトのスイッチ情報」

「DHCPベースの自動設定の概要」

「手動でのスイッチ情報の割り当て」

デフォルトのスイッチ情報

表3-1 に、デフォルトのスイッチ情報を示します。

 

表3-1 デフォルトのスイッチ情報

機能
デフォルト設定

IPアドレスおよびサブネット マスク

IPアドレスまたはサブネット マスクは定義されていません。

デフォルト ゲートウェイ

デフォルト ゲートウェイは定義されていません。

イネーブル シークレット パスワード

パスワードは定義されていません。

ホスト名

出荷時に設定されたホスト名は Switch です。

Telnetパスワード

パスワードは定義されていません。

クラスタ コマンド スイッチ機能

ディセーブル

クラスタ名

クラスタ名は定義されていません。

DHCPベースの自動設定の概要

DHCPは、インターネットホストおよびインターネットワーキング デバイスに設定情報を提供します。このプロトコルは、2つのコンポーネントからなります。1つはDHCPサーバから装置にコンフィギュレーション パラメータを提供するコンポーネント、もう1つは装置にネットワーク アドレスを割り当てるコンポーネントです。DHCPはクライアント/サーバ モデルに基づいています。指定されたDHCPサーバが、動的に設定される装置に対して、ネットワーク アドレスを割り当て、コンフィギュレーション パラメータを提供します。スイッチは、DHCPクライアントおよびDHCPサーバとして機能できます。

DHCPベースの自動設定では、スイッチ(DHCPクライアント)は起動時に、IPアドレス情報およびコンフィギュレーション ファイルを使用して自動的に設定されます。

DHCPベースの自動設定を使用すると、スイッチ上でDHCPクライアント側の設定を行う必要はありません。ただし、DHCPサーバで、IPアドレスに関連した各種リース オプションを設定する必要があります。DHCPを使用してネットワーク上でコンフィギュレーション ファイルをリレーする場合は、Trivial File Transfer Protocol(TFTP;簡易ファイル転送プロトコル)サーバおよびDomain Name System(DNS;ドメイン ネーム システム)サーバの設定が必要なこともあります。

スイッチのDHCPサーバは、スイッチと同じLAN上に配置することも、そのスイッチとは別のLAN上に配置することもできます。DHCPサーバが異なるLAN上で動作している場合、スイッチとDHCPサーバ間に、DHCPのリレー装置を設定する必要があります。リレー装置は、直接接続されている2つのLAN間でブロードキャスト トラフィックを転送します。ルータはブロードキャスト パケットを転送しませんが、受信したパケットの宛先IPアドレスに基づいてパケットを転送します。

DHCPベースの自動設定は、スイッチのBOOTPクライアント機能に代わるものです。

DHCPクライアントの要求プロセス

スイッチを起動したときに、スイッチにコンフィギュレーション ファイルがなかった場合、DHCPクライアントが呼び出され、DHCPクライアントがDHCPサーバに設定情報を要求します。コンフィギュレーション ファイルが存在し、その設定に特定のルーテッド インターフェイスの ip address dhcp インターフェイス コンフィギュレーション コマンドが含まれる場合、DHCPクライアントが呼び出され、DHCPクライアントがインターフェイスにIPアドレス情報を要求します。

図3-1に、DHCPクライアントとDHCPサーバ間で交換される一連のメッセージを示します。

図3-1 DHCPクライアント/サーバ間のメッセージ交換

 

クライアントであるスイッチAは、DHCPサーバの場所を特定するために、DHCPDISCOVERメッセージをブロードキャストします。DHCPサーバは、DHCPOFFERユニキャスト メッセージによって、使用可能なコンフィギュレーション パラメータ(IPアドレス、サブネット マスク、ゲートウェイIPアドレス、DNS IPアドレス、IPアドレス用のリースなど)をクライアントに提示します。

DHCPREQUESTブロードキャスト メッセージでは、クライアントは、提示された設定情報に対して、DHCPサーバに正式な要求を戻します。この正式な要求はブロードキャストされるため、クライアントからDHCPDISCOVERブロードキャスト メッセージを受信した他のすべてのDHCPサーバは、クライアントに提示したIPアドレスを再利用できます。

DHCPサーバは、DHCPACKユニキャスト メッセージをクライアントに戻すことで、IPアドレスがクライアントに割り当てられたことを確認します。このメッセージによって、クライアントとサーバはバウンドされ、クライアントはサーバから受信した設定情報を使用します。スイッチの受信する情報量は、DHCPサーバの設定方法によって異なります。詳細は、「TFTPサーバの設定」を参照してください。

DHCPOFFERユニキャスト メッセージによって送信されたコンフィギュレーション パラメータが無効である(コンフィギュレーション エラーがある)場合、クライアントはDHCPサーバに、DHCPDECLINEブロードキャスト メッセージを戻します。

DHCPサーバはクライアントに、提示されたコンフィギュレーション パラメータが割り当てられていない、パラメータのネゴシエーション中にエラーが発生した、またはDHCPOFFERメッセージに対するクライアントの応答が遅れている(DHCPサーバがパラメータを別のクライアントに割り当てた)という意味のDHCPNAK拒否ブロードキャスト メッセージを送信します。

DHCPクライアントは、複数のDHCPサーバまたはBOOTPサーバから提示を受け取り、そのうちの任意の1つを受け入れることができますが、通常は最初に受け取った提示を受け入れます。DHCPサーバから提示されたIPアドレスが必ずしもクライアントに割り当てられるわけではありません。ただし、サーバは通常、クライアントが正式にアドレスを要求するまではアドレスを確保しておきます。スイッチがBOOTPサーバからの応答を受け入れて、自身を設定する場合、スイッチはスイッチ コンフィギュレーション ファイルを入手するために、TFTP要求をユニキャストするのではなくブロードキャストします。

DHCPベースの自動設定の設定

ここでは、次の設定情報について説明します。

「DHCPサーバ設定時の注意事項」

「TFTPサーバの設定」

「DNSの設定」

「リレー装置の設定」

「コンフィギュレーション ファイルの入手方法」

「構成例」

DHCPサーバがシスコ製のものである場合、DHCP設定に関する詳細は、『 Cisco IOS IP Configuration Guide 』Release 12.2の「IP Addressing and Services」の章にある「Configuring DHCP」の部分を参照してください。

DHCPサーバ設定時の注意事項

装置をDHCPサーバとして設定する場合、次の注意事項に従ってください。

DHCPサーバには、スイッチのハードウェア アドレスによって各スイッチと結び付けられている予約済みのリースを設定する必要があります。

スイッチにIPアドレス情報を受信させるには、DHCPサーバに次のリース オプションを設定する必要があります。

クライアントのIPアドレス(必須)

クライアントのサブネット マスク(必須)

DNSサーバのIPアドレス(任意)

ルータのIPアドレス(スイッチで使用するデフォルト ゲートウェイ アドレス)(必須)

スイッチにTFTPサーバからコンフィギュレーション ファイルを受信させる場合は、DHCPサーバに次のリース オプションを設定する必要があります。

TFTPサーバ名(必須)

ブート ファイル名(クライアントが必要とするコンフィギュレーション ファイル名)(推奨)

ホスト名(任意)

DHCPサーバの設定によっては、スイッチはIPアドレス情報またはコンフィギュレーション ファイル、あるいはその両方を受信できます。

前述のリース オプションを設定しなかった場合、DHCPサーバは、設定されたパラメータのみを使用してクライアントの要求に応答します。IPアドレスおよびサブネット マスクが応答に含まれていないと、スイッチは設定されません。ルータのIPアドレスまたはTFTPサーバ名が見つからなかった場合、スイッチはTFTP要求をユニキャストしないでブロードキャストする場合があります。その他のリース オプションは、使用できなくても自動設定には影響しません。

TFTPサーバの設定

DHCPサーバの設定に基づいて、スイッチはTFTPサーバから1つまたは複数のコンフィギュレーション ファイルをダウンロードしようとします。TFTPサーバへのIP接続に必要なすべてのオプションについてスイッチに応答するようDHCPを設定している場合で、なおかつ、TFTPサーバ名、アドレス、およびコンフィギュレーション ファイル名を指定してDHCPサーバを設定している場合、スイッチは指定されたTFTPサーバから指定されたコンフィギュレーション ファイルをダウンロードしようとします。

コンフィギュレーション ファイル名、およびTFTPサーバを指定しなかった場合、またはコンフィギュレーション ファイルをダウンロードできなかった場合は、スイッチはファイル名とTFTPサーバアドレスをさまざまに組み合わせてコンフィギュレーション ファイルをダウンロードしようとします。ファイルには、(存在する場合)特定のコンフィギュレーション ファイル名と次のファイルが指定されています。network-config、cisconet.cfg、 hostname .config、または hostname .cfgです。この場合、 hostname はスイッチの現在のホスト名です。使用されるTFTPサーバアドレスには、(存在する場合)指定されたTFTPサーバのアドレス、およびブロードキャスト アドレス(255.255.255.255)が含まれています。

スイッチが正常にコンフィギュレーション ファイルをダウンロードするには、TFTPサーバのベース ディレクトリに1つまたは複数のコンフィギュレーション ファイルが含まれていなければなりません。含めることのできるファイルは、次のとおりです。

DHCP応答で指定されているコンフィギュレーション ファイル(実際のスイッチ コンフィギュレーション ファイル)

network-confgまたはcisconet.cfgファイル(デフォルトのコンフィギュレーション ファイル)

router-confgまたはciscortr.cfgファイル(これらのファイルには、すべてのスイッチに共通のコマンドが含まれています。通常、DHCPおよびTFTPサーバが適切に設定されていれば、これらのファイルはアクセスされません)

DHCPサーバ リース データベースにTFTPサーバ名を指定する場合は、DNSサーバのデータベースにTFTPサーバ名とIPアドレスのマッピングを設定することも必要です。

使用するTFTPサーバが、スイッチとは異なるLAN上にある場合、またはスイッチがブロードキャスト アドレスを使用してアクセスした場合(前述のすべての必須情報がDHCPサーバの応答に含まれていない場合に発生)は、リレーを設定してTFTPサーバにTFTPパケットを転送する必要があります。詳細は、「リレー装置の設定」を参照してください。適切な解決方法は、必要なすべての情報を使用してDHCPサーバを設定することです。

DNSの設定

DHCPサーバは、DNSサーバを使用してTFTPサーバ名をIPアドレスに変換します。DNSサーバ上で、TFTPサーバ名からIPアドレスへのマッピングを設定する必要があります。TFTPサーバには、スイッチのコンフィギュレーション ファイルが存在します。

DHCPの応答時にIPアドレスを取得するDHCPサーバのリース データベースに、DNSサーバのIPアドレスを設定できます。リース データベースには、DNSサーバのIPアドレスを2つまで入力できます。

DNSサーバは、スイッチと同じLAN上に配置することも、そのスイッチとは別のLAN上に配置することもできます。DHCPサーバが別のLAN上に存在する場合、スイッチはルータを介してDHCPサーバにアクセスできなければなりません。

リレー装置の設定

異なるLAN上にあるホストからの応答が必要なブロードキャスト パケットをスイッチが送信する場合は、リレー装置( リレー エージェント )を設定する必要があります。スイッチが送信する可能性のあるブロードキャスト パケットの例としてDHCPパケット、DNSパケット、場合によってはTFTPパケットが挙げられます。リレー装置は、インターフェイス上の受信ブロードキャスト パケットを宛先ホストに転送するように設定しなければなりません。

リレー装置がシスコ製ルータである場合、IPルーティングをイネーブルにし( ip routing グローバル コンフィギュレーション コマンド)、 ip helper-address インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、ヘルパー アドレスを設定します。

図3-2では、ルータ インターフェイスを次のように設定しています。

インターフェイス 10.0.0.2では、

router(config-if)# ip helper-address 20.0.0.2
router(config-if)# ip helper-address 20.0.0.3
router(config-if)# ip helper-address 20.0.0.4
 

インターフェイス 20.0.0.1では、

router(config-if)# ip helper-address 10.0.0.1

図3-2 自動設定でのリレー装置の使用

 

コンフィギュレーション ファイルの入手方法

IPアドレスおよびコンフィギュレーション ファイル名がDHCPで専用のリースとして取得できるかどうかに応じて、スイッチは次の方法で設定情報を入手します。

IPアドレスおよびコンフィギュレーション ファイル名が、スイッチ用に予約され、DHCP応答(1ファイル読み込み方式)で提供されている場合

スイッチはDHCPサーバから、IPアドレス、サブネット マスク、TFTPサーバ アドレス、およびコンフィギュレーション ファイル名を受信します。スイッチは、TFTPサーバにユニキャスト メッセージを送信し、指定されたコンフィギュレーション ファイルをサーバのベース ディレクトリから取得して、ブートアップ プロセスを完了します。

スイッチのIPアドレスおよびコンフィギュレーション ファイル名が予約されているが、DHCP応答にTFTPサーバ アドレスが含まれていない場合(1ファイル読み込み方式)

スイッチはDHCPサーバから、IPアドレス、サブネット マスク、およびコンフィギュレーション ファイル名を受信します。スイッチは、TFTPサーバにブロードキャスト メッセージを送信し、指定されたコンフィギュレーション ファイルをサーバのベース ディレクトリから取得して、ブートアップ プロセスを完了します。

IPアドレスだけがスイッチ用に予約され、DHCP応答で提供されており、コンフィギュレーション ファイル名は提供されない場合(2ファイル読み込み方式)

スイッチはDHCPサーバから、IPアドレス、サブネット マスク、およびTFTPサーバ アドレスを受信します。スイッチは、TFTPサーバにユニキャストメッセージを送信し、network-confgまたはcisconet.cfgのデフォルト コンフィギュレーション ファイルを取得します(network-confgファイルが読み込めない場合、スイッチはcisconet.cfgファイルを読み込みます)。

デフォルト コンフィギュレーション ファイルには、スイッチのホスト名からIPアドレスへのマッピングが含まれています。スイッチは、ファイルの情報をホスト テーブルに書き込み、ホスト名を入手します。ファイルにホスト名がない場合、スイッチはDHCP応答で指定されたホスト名を使用します。DHCP応答でホスト名が指定されていない場合、スイッチはデフォルトの Switch をホスト名として使用します。

デフォルトのコンフィギュレーション ファイルまたはDHCP応答からホスト名を入手したあと、スイッチはホスト名と同じ名前のコンフィギュレーション ファイル(network-confgまたはcisconet.cfgのどちらが先に読み込まれたかに応じて、 hostname -confgまたは hostname .cfg)をTFTPサーバから読み込みます。cisconet.cfgファイルが読み込まれている場合は、ホストのファイル名は8文字に切り捨てられます。

network-confg、cisconet.cfg、またはホスト名と同じ名前のファイルを読み込むことができない場合、スイッチはrouter-confgファイルを読み込みます。router-confgファイルを読み込むことができない場合、スイッチはciscortr.cfgファイルを読み込みます。


) DHCP応答からTFTPサーバを入手できなかった場合、ユニキャスト伝送によるコンフィギュレーション ファイルの読み込みに失敗した場合、またはTFTPサーバ名をIPアドレスに変換できない場合には、スイッチはTFTPサーバ要求をブロードキャストします。


構成例

図3-3 に、DHCPベースの自動設定を使用してIP情報を検索するネットワークの構成例を示します。

図3-3 DHCPベースの自動設定を使用するネットワークの構成例

 

表3-2 は、DHCPサーバ上の予約リースの設定例です。

 

表3-2 DHCPサーバ コンフィギュレーション

スイッチA
スイッチB
スイッチC
スイッチD

バインディング キー(ハードウェア アドレス)

00e0.9f1e.2001

00e0.9f1e.2002

00e0.9f1e.2003

00e0.9f1e.2004

IPアドレス

10.0.0.21

10.0.0.22

10.0.0.23

10.0.0.24

サブネット マスク

255.255.255.0

255.255.255.0

255.255.255.0

255.255.255.0

ルータ アドレス

10.0.0.10

10.0.0.10

10.0.0.10

10.0.0.10

DNSサーバ アドレス

10.0.0.2

10.0.0.2

10.0.0.2

10.0.0.2

TFTPサーバ名

tftpserver または 10.0.0.3

tftpserver または 10.0.0.3

tftpserver または 10.0.0.3

tftpserver または 10.0.0.3

ブート ファイル名(コンフィギュレーション ファイル)(任意)

switcha-confg

switchb-confg

switchc-confg

switchd-confg

ホスト名(任意)

switcha

switchb

switchc

switchd

DNSサーバ コンフィギュレーション

DNSサーバは、TFTPサーバ名 tftpserver をIPアドレス10.0.0.3にマッピングします。

TFTPサーバ コンフィギュレーション(UNIX)

TFTPサーバのベース ディレクトリは、/tftpserver/work/に設定されています。このディレクトリには、2ファイル読み込み方式で使用されるnetwork-confgファイルがあります。このファイルには、IPアドレスに基づいてスイッチに割り当てられるホスト名が含まれています。ベース ディレクトリには、次に示すように、各スイッチのコンフィギュレーション ファイル( switcha-confg switchb-confg など)も含まれています。

prompt> cd /tftpserver/work/
prompt> ls
network-confg
switcha-confg
switchb-confg
switchc-confg
switchd-confg
prompt> cat network-confg
ip host switcha 10.0.0.21
ip host switchb 10.0.0.22
ip host switchc 10.0.0.23
ip host switchd 10.0.0.24
 

DHCPクライアント コンフィギュレーション

スイッチA~Dには、コンフィギュレーション ファイルは存在しません。

コンフィギュレーションの説明

図3-3の場合、スイッチAはコンフィギュレーション ファイルを次のようにして読み込みます。

DHCPサーバからIPアドレス10.0.0.21を入手します。

DHCPサーバの応答でコンフィギュレーション ファイル名が提供されない場合、スイッチAはTFTPサーバのベース ディレクトリからnetwork-confgファイルを読み込みます。

ホスト テーブルにnetwork-confgファイルの内容を追加します。

IPアドレス10.0.0.21をもとにホスト テーブルを検索し、ホスト名(switcha)を取得します。

ホスト名に対応するコンフィギュレーション ファイルを読み込みます。たとえば、TFTPサーバから switch1-confg を読み込みます。

スイッチB~Dも、同様にコンフィギュレーション ファイルおよびIPアドレスを取得します。

手動でのスイッチ情報の割り当て

複数のSwitched Virtual Interface(SVI)に手動でIP情報を割り当てるには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface vlan vlan-id

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、IP情報を割り当てるVLANを入力します。指定できる範囲は1~4094です。

ステップ 3

ip address ip-address subnet-mask

IPアドレスおよびサブネット マスクを入力します。

ステップ 4

exit

グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 5

ip default-gateway ip-address

スイッチに直接接続しているネクスト ホップのルータ インターフェイスのIPアドレスを入力します。このスイッチにはデフォルト ゲートウェイが設定されています。デフォルト ゲートウェイは、スイッチから宛先IPアドレスを取得していないIPパケットを受信します。

デフォルト ゲートウェイが設定されると、スイッチは、ホストが接続する必要のあるリモート ネットワークに接続できます。


) IPでルーティングするようにスイッチを設定した場合、デフォルト ゲートウェイの設定は不要です。


ステップ 6

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 7

show interfaces vlan vlan-id

設定されたIPアドレスを確認します。

ステップ 8

show ip redirects

設定されたデフォルト ゲートウェイを確認します。

ステップ 9

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルにエントリを保存します。

スイッチのIPアドレスを削除するには、 no ip address インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。Telnetセッションからアドレスを削除すると、スイッチの接続は切断されます。デフォルト ゲートウェイのアドレスを削除するには、 no ip default-gateway グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

スイッチのシステム名の設定、イネーブルEXECコマンドへのアクセスの保護、時刻および日付の設定については、 第6章「スイッチの管理」 を参照してください。

実行コンフィギュレーションの確認および保存

次のイネーブルEXECコマンドを使用すると、入力した設定や変更を確認できます。

Switch# show running-config
Building configuration...
 
Current configuration: 1363 bytes
!
version 12.1
no service pad
service timestamps debug uptime
service timestamps log uptime
no service password-encryption
!
hostname Switch A
!
enable secret 5 $1$ej9.$DMUvAUnZOAmvmgqBEzIxE0
!
.
(テキスト出力は省略)
.
interface gigabitethernet0/1
ip address 172.20.137.50 255.255.255.0
!
interface gigabitethernet0/2
mvr type source
 
(テキスト出力は省略)
 
...!
interface VLAN1
ip address 172.20.137.50 255.255.255.0
no ip directed-broadcast
!
ip default-gateway 172.20.137.1 !
!
snmp-server community private RW
snmp-server community public RO
snmp-server community private@es0 RW
snmp-server community public@es0 RO
snmp-server chassis-id 0x12
!
end
 

スタートアップ コンフィギュレーションに対して行った設定や変更をフラッシュ メモリに保存するには、次のイネーブルEXECコマンドを使用します。

Switch# copy running-config startup-config
Destination filename [startup-config]?
Building configuration...
 

このコマンドにより、入力した設定値が保存されます。保存できなかった場合、設定は次のシステム リロード時に失われます。フラッシュ メモリのNVRAM(不揮発性RAM)セクションに保存されている情報を表示するには、 show startup-config または more startup-config イネーブルEXECコマンドを使用します。

コンフィギュレーション ファイルの他のコピー元については、 付録B「Cisco IOSファイル システム、 コンフィギュレーション ファイル、 およびソフトウェア イメージの操作」 を参照してください。

スタートアップ コンフィギュレーションの変更

ここでは、スイッチのスタートアップ コンフィギュレーションを変更する方法について説明します。

「起動のデフォルト設定」

「コンフィギュレーション ファイルの自動ダウンロード」

「手動で起動する場合」

「特定のソフトウェア イメージを起動する場合」

「環境変数の制御」

スイッチのコンフィギュレーション ファイルの詳細については、 付録B「Cisco IOSファイル システム、 コンフィギュレーション ファイル、 およびソフトウェア イメージの操作」 を参照してください。

起動のデフォルト設定

表3-3 に、起動のデフォルト設定を示します。

 

表3-3 起動のデフォルト設定

機能
デフォルト設定

OSソフトウェア イメージ

スイッチはBOOT環境変数の情報を使用して、システムを自動的に起動しようとします。この変数が設定されていない場合、スイッチはフラッシュ ファイル システム全体に再帰的な縦型検索を行って、最初に検出した実行可能イメージをロードして実行しようとします。

Cisco IOSイメージは、イメージ ファイルと(.bin拡張子を除いて)同名のディレクトリに保管されます。

ディレクトリの縦型検索では、検出された各サブディレクトリを完全に検索してから、元のディレクトリの検索が続行されます。

コンフィギュレーション ファイル

設定されているスイッチは、システムボードのフラッシュ メモリに保管されている config.text ファイルを使用します。

新しいスイッチの場合、コンフィギュレーション ファイルはありません。

コンフィギュレーション ファイルの自動ダウンロード

DHCPベースの自動設定機能を使用することによって、スイッチにコンフィギュレーション ファイルを自動的にダウンロードできます。詳細は、「DHCPベースの自動設定の概要」を参照してください。

システム コンフィギュレーションを読み書きするためのファイル名の指定

Cisco IOSソフトウェアは、デフォルトで config.text ファイルを使用して、システム コンフィギュレーションの不揮発性コピーを読み書きします。別のファイル名を指定することもできます。次回の起動時には、その名前のファイルが読み込まれます。

別のコンフィギュレーション ファイル名を指定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

boot config-file flash:/ file-url

次回の起動時に読み込むコンフィギュレーション ファイルを指定します。

file-url に、パス(ディレクトリ)およびコンフィギュレーション ファイル名を指定します。

ファイル名およびディレクトリ名は、大文字と小文字が区別されます。

ステップ 3

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 4

show boot

設定を確認します。

boot config-file グローバル コンフィギュレーション コマンドによって、CONFIG_FILE環境変数の設定が変更されます。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルにエントリを保存します。

デフォルトの設定に戻すには、 no boot config-file グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

手動で起動する場合

スイッチはデフォルトで自動的に起動しますが、手動で起動するように設定することもできます。

次回の起動時に手動で起動するようにスイッチを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

boot manual

次回の起動時に、スイッチを手動で起動できるようにします。

ステップ 3

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 4

show boot

設定を確認します。

boot manual グローバル コンフィギュレーション コマンドによって、MANUAL_BOOT環境変数の設定が変更されます。

次回、システムを再起動したときには、スイッチはブート ローダ モードになり、ブート ローダ モードであることが switch: プロンプトによって示されます。システムを起動するには、 boot filesystem :/ file-url ブート ローダ コマンドを使用します。

filesystem : には、システム ボードのフラッシュ デバイスを指定する場合は、 flash: を使用します。

file-url には、パス(ディレクトリ)および起動可能なイメージの名前を指定します。

ファイル名およびディレクトリ名は、大文字と小文字が区別されます。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルにエントリを保存します。

手動での起動をディセーブルにするには、 no boot manual グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

特定のソフトウェア イメージを起動する場合

スイッチはデフォルトで、BOOT環境変数の情報を使用して、システムを自動的に起動しようとします。この変数が設定されていない場合、スイッチはフラッシュ ファイル システム全体に再帰的な縦型検索を行って、最初に検出した実行可能イメージをロードして実行しようとします。ディレクトリの縦型検索では、検出された各サブディレクトリを完全に検索してから、元のディレクトリの検索が続行されます。起動する具体的なイメージを指定することもできます。

次回の起動時に特定のイメージを起動するようにスイッチを設定するには、イネーブルEXECモードで、次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

boot system filesystem :/ file-url

次回の起動時に、フラッシュ メモリ内の特定のイメージを起動するようにスイッチを設定します。

filesystem : には、システム ボードのフラッシュ デバイスを指定する場合は、 flash: を使用します。

file-url には、パス(ディレクトリ)および起動可能なイメージの名前を指定します。

ファイル名およびディレクトリ名は、大文字と小文字が区別されます。

ステップ 3

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 4

show boot

設定を確認します。

boot system グローバル コンフィギュレーション コマンドによって、BOOT環境変数の設定が変更されます。

次回の起動時に、スイッチはBOOT環境変数の情報を使用して、システムを自動的に起動しようとします。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルにエントリを保存します。

デフォルトの設定に戻すには、 no boot system グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

環境変数の制御

正常に動作しているスイッチでは、9600 bps対応で設定されたスイッチ コンソール接続でのみブータ ローダ モードが開始されます。スイッチの電源コードを外し、電源コードを再接続したときに、スイッチの Mode ボタンを押します。ポート1の上のLEDが消灯してから1~2秒後に、 Mode ボタンを離します。ブート ローダの switch: プロンプトが表示されます。

スイッチのブート ローダ ソフトウェアは不揮発性の環境変数をサポートするので、これらの環境変数を使用して、ブート ローダまたはシステムで稼働する他のソフトウェアの動作を制御できます。ブート ローダの環境変数は、UNIXまたはDOSシステムで設定できる環境変数と類似しています。

値を持つ環境変数は、フラッシュ ファイル システム以外のフラッシュ メモリに保管されます。

ファイルの各行には、環境変数名と等号に続いて、その変数の値が指定されます。このファイルに含まれていない変数には値がありません。ファイルに含まれている変数は、ヌル文字列も含めて値があります。ヌル文字列(" ")に設定された変数は、値を持つ変数です。多数の環境変数があらかじめ定義されていて、デフォルト値が与えられています。

環境変数には2種類のデータが保管されます。

Cisco IOSコンフィギュレーション ファイルを読み取らないコードを制御するデータ。たとえば、ブート ローダの機能を拡張したり、パッチを適用したりするブート ローダ ヘルパー ファイルの名前は、環境変数として保管できます。

Cisco IOSコンフィギュレーション ファイルを読み取るコードを制御するデータ。たとえば、Cisco IOSコンフィギュレーション ファイル名は環境変数として保管できます。

環境変数の設定を変更するには、ブート ローダにアクセスするか、Cisco IOSコマンドを使用します。通常、環境変数の設定変更は不要です。


) ブート ローダ コマンドおよび環境変数の構文および使用方法の詳細については、このリリースに対応するコマンド リファレンスを参照してください。


表3-4 で、代表的な環境変数の機能について説明します。

 

表3-4 環境変数

変数
ブート ローダ コマンド
Cisco IOSグローバル コンフィギュレーション コマンド

BOOT

set BOOT filesystem :/ file-url ...

自動起動時にロードして実行を試みる、セミコロンで区切られた実行可能ファイルのリスト。BOOT環境変数が設定されていない場合、スイッチはフラッシュ ファイル システム全体に再帰的な縦型検索を行って、最初に検出した実行可能イメージをロードして実行しようとします。BOOT変数が設定されていても、指定されたイメージをロードできなかった場合、システムはフラッシュ ファイル システムで最初に検出した起動可能なファイルを起動しようとします。

boot system f ilesystem:/file-url ...

次回の起動時に読み込むCisco IOSイメージを指定します。このコマンドによって、BOOT環境変数の設定が変更されます。

MANUAL_BOOT

set MANUAL_BOOT yes

スイッチの起動を自動で行うか手動で行うかを決定します。

有効な値は1、yes、0、およびnoです。noまたは0に設定されている場合、ブート ローダはシステムの自動起動を試みます。それ以外の値に設定されている場合は、ブート ローダ モードから手動でスイッチを起動しなければなりません。

boot manual

次回の起動時にスイッチを手動で起動できるようにします。MANUAL_BOOT環境変数の設定が変更されます。

次回のシステム再起動時には、スイッチはブート ローダ モードになります。システムを起動するには、 boot flash: filesystem :/ file-url ブート ローダ コマンドを使用し、起動可能イメージの名前を指定します。

CONFIG_FILE

set CONFIG_FILE flash:/ file-url

Cisco IOSがシステム コンフィギュレーションの不揮発性コピーの読み書きに使用するファイル名を変更します。

boot config-file flash: / file-url

Cisco IOSがシステム コンフィギュレーションの不揮発性コピーの読み書きに使用するファイル名を指定します。このコマンドによって、CONFIG_FILE環境変数が変更されます。

ソフトウェア イメージ リロードのスケジュール設定

スイッチ上でソフトウェア イメージのリロードをあとで(深夜、週末などスイッチをあまり使用しないときに)行うように、スケジュールを設定できます。または(ネットワーク内のすべてのスイッチでソフトウェアをアップグレードする場合など)ネットワーク全体でリロードを同時に行うことができます。


) リロードのスケジュールは、約24日以内に設定する必要があります。


リロードのスケジュール設定

ソフトウェア イメージをあとでリロードするようにスイッチを設定するには、イネーブルEXECモードで次のいずれかのコマンドを使用します。

reload in [ hh : ] mm [ text ]

指定した分数、または時間および分数が経過したときに、ソフトウェアがリロードされるようにスケジュールを設定します。リロードは、約24日以内に実行する必要があります。最大255文字で、リロードの理由を指定できます。

reload at hh : mm [ month day | day month ] [ text ]

指定した時刻(24時間形式を使用)にソフトウェアがリロードされるように、スケジュールを設定します。月日を指定すると、指定された日時にリロードが行われるようにスケジュールが設定されます。月日を指定しなかった場合、リロードは当日の指定時刻に行われます(指定時刻が現時刻よりあとの場合)。または翌日の指定時刻に行われます(指定時刻が現在時刻より前の場合)。00:00を指定すると、深夜0時のリロードが設定されます。


atキーワードを使用するのは、スイッチのシステム クロックが(Network Time Protocol [NTP]、ハードウェア カレンダ、または手動で)設定されている場合だけです。時刻は、スイッチに設定されたタイム ゾーンに基づきます。複数のスイッチで同時にリロードが行われるように設定する場合は、各スイッチの時刻をNTPによって同期させる必要があります。


reload コマンドはシステムを停止させます。手動で起動することが設定されていないかぎり、システムは自動的に再起動します。 reload コマンドは、スタートアップ コンフィギュレーションにスイッチの設定情報を保存( copy running-config startup-config )したあとで使用します。

手動で起動するようにスイッチが設定されている場合、仮想端末からリロードを実行しないでください。これは、スイッチがブート ローダ モードになり、その結果、リモート ユーザが制御を失うことを防止するためです。

コンフィギュレーション ファイルを変更すると、リロードの前にコンフィギュレーションを保存するように指示するプロンプトが表示されます。保存操作時に、CONFIG_FILE環境変数がすでに存在しないスタートアップ コンフィギュレーション ファイルを示していた場合、保存を続行するかどうかという問い合わせがシステムから出されます。その状況のまま続けると、リロード時にセットアップ モードが開始されます。

次に、当日の午後7時30分にソフトウェアをスイッチにリロードする例を示します。

Switch# reload at 19:30
Reload scheduled for 19:30:00 UTC Wed Jun 5 1996 (in 2 hours and 25 minutes)
Proceed with reload? [confirm]
 

次に、先の日時を指定して、ソフトウェアをスイッチにリロードする例を示します。

Switch# reload at 02:00 jun 20
Reload scheduled for 02:00:00 UTC Thu Jun 20 1996 (in 344 hours and 53 minutes)
Proceed with reload? [confirm]
 

スケジュールが設定されたリロードを取り消すには、 reload cancel イネーブルEXECコマンドを使用します。

リロード スケジュール情報の表示

スケジュールが設定されているリロードの情報を表示する、またはスイッチ上でリロードのスケジュールが設定されているかどうかを調べるには、 show reload イネーブルEXECコマンドを使用します。

リロードが予定されている時刻、リロードの理由を含め(リロードのスケジュール設定時に指定されている場合)、リロード情報が表示されます。