Catalyst 2970 スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(25)SEC
EtherChannelの設定
EtherChannelの設定
発行日;2012/01/08 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

EtherChannelの設定

EtherChannelの概要

EtherChannelの概要

ポートチャネル インターフェイス

PAgP

PAgPモード

PAgPと他の機能との相互作用

LACP

LACPモード

LACPと他の機能との相互作用

ロードバランシングおよび転送方式

EtherChannelの設定

EtherChannelのデフォルト設定

EtherChannel設定時の注意事項

レイヤ2 EtherChannelの設定

EtherChannelロードバランシングの設定

PAgP学習方式およびプライオリティの設定

LACPホット スタンバイ ポートの設定

LACPシステム プライオリティの設定

LACPポート プライオリティの設定

EtherChannel、PAgP、およびLACPステータスの表示

EtherChannelの設定

この章では、Catalyst 2970スイッチ上のレイヤ2ポート上でEtherChannelを設定する方法について説明します。EtherChannelは、スイッチ、ルータ、およびサーバ間にフォールトトレラントな高速リンクを提供します。EtherChannelを使用すると、配線クローゼットおよびデータ センタ間の帯域幅を拡張できます。EtherChannelはネットワーク上でボトルネックの発生が見込まれるところに、どこでも配置できます。EtherChannelは、他のリンクに負荷を再分散させることによって、リンク切断から自動的に回復します。リンク障害が発生した場合、EtherChannelは人的介入なしに障害リンクからチャネル内の他のリンクにトラフィックをリダイレクトします。


) この章で使用するコマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースに対応するコマンド リファレンスを参照してください。


この章で説明する内容は、次のとおりです。

「EtherChannelの概要」

「EtherChannelの設定」

「EtherChannel、PAgP、およびLACPステータスの表示」

EtherChannelの概要

ここでは、EtherChannelの仕組みについて説明します。

「EtherChannelの概要」

「ポートチャネル インターフェイス」

「PAgP」

「LACP」

「ロードバランシングおよび転送方式」

EtherChannelの概要

EtherChannelは、1つの論理リンクにバンドルされた個々のギガビット イーサネット リンクで構成されています(図29-1を参照)。

図29-1 一般的なEtherChannel構成

 

EtherChannelはスイッチと別のスイッチまたはホストの間で、最大8 Gbps(Gigabit EtherChannelの場合)の全二重帯域幅を提供します。

各EtherChannelは、互換性のある設定のイーサネット ポートを8つまで使用して構成できます。各EtherChannel内にあるすべてのポートは、レイヤ2ポートとして設定する必要があります。EtherChannelの数は48に制限されています。詳細は、「EtherChannel設定時の注意事項」を参照してください。

EtherChannel内のリンクで障害が発生すると、それまでその障害リンクで伝送されていたトラフィックがEtherChannel内の残りのリンクに切り替えられます。スイッチ、EtherChannel、および障害リンクを特定して、障害に関するトラップが送信されます。EtherChannelの1つのリンク上の着信ブロードキャストおよびマルチキャスト パケットは、EtherChannelの他のリンクに戻らないようにブロックされます。

ポートチャネル インターフェイス

レイヤ2 EtherChannelを作成すると、ポートチャネル論理インターフェイスが必要となります。EtherChannelは次の方法で作成できます。

channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。チャネル グループに最初の物理ポートが追加されると、ポートチャネル論理インターフェイスが自動的に作成されます。 channel-group コマンドにより、物理ポート(10/100/1000ポート)と論理ポートがバインドされます(図29-2を参照)。

interface port-channel port-channel-number グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、ポートチャネル論理インターフェイスを手動で作成します。次に、 channel-group channel-group-number インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、物理ポートに論理インターフェイスをバインドします。 channel-group-number port - channel-numberと同じ値に設定することも、違う値を使用することもできます。新しい値を使用すると、 channel-group コマンドによって新しいポートチャネルが動的に作成されます。

各EtherChannelには、1~48の番号が付けられたポートチャネル論理インターフェイスがあります。ポートチャネル インターフェイス番号は、 channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドで指定された番号に対応しています。

図29-2 物理ポート、論理ポートチャネル、およびチャネル グループの関係

 

EtherChannelの設定後、ポートチャネル インターフェイスに適用した設定変更は、そのポートチャネル インターフェイスに割り当てられたすべての物理ポートに適用されます。物理ポートに適用した設定変更は、設定を適用したポートだけに作用します。EtherChannelのすべてのポートのパラメータを変更するには、コンフィギュレーション コマンド(スパニングツリー コマンド、またはレイヤ2 EtherChannelをトランクとして設定するコマンドなど)をポートチャネル インターフェイスに適用します。

PAgP

Port Aggregation Protocol(PAgP)はシスコ独自のプロトコルで、シスコ製スイッチおよびPAgPをサポートするベンダーによってライセンス供与されたスイッチでのみ稼働します。PAgPを使用すると、イーサネット ポート間でPAgPパケットを交換することにより、EtherChannelを自動的に作成できます。

スイッチはPAgPを使用することによって、PAgPをサポートできるパートナーの識別情報、および各ポートの機能を学習します。次に、設定が類似しているポートを、単一の論理リンク(チャネルまたは集約ポート)に動的にグループ化します。設定が類似しているポートをグループ化する場合の基準は、ハードウェア、管理、およびポート パラメータ制約です。たとえば、PAgPは速度、デュプレックス モード、ネイティブVLAN(仮想LAN)、VLAN範囲、トランキング ステータス、およびトランキング タイプが同じポートをグループとしてまとめます。リンクをまとめてEtherChannelを形成したあとで、PAgPは単一スイッチ ポートとして、スパニングツリーにそのグループを追加します。

PAgPモード

表29-1 に、 channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドでユーザが設定できるEtherChannel PAgPモードを示します。

 

表29-1 EtherChannel PAgPモード

モード
説明

auto

ポートをパッシブ ネゴシエーション ステートにします。この場合、ポートは受信するPAgPパケットに応答しますが、PAgPパケット ネゴシエーションを開始することはありません。これにより、PAgPパケットの送信を最小限に抑えます。

desirable

ポートをアクティブ ネゴシエーション ステートにします。この場合、ポートはPAgPパケットを送信することによって、相手ポートとのネゴシエーションを開始します。

on

PAgP(またはLink Aggregation Control Protocol [LACP])を使用せずにポートを強制的にチャネル化します。 on モードの場合、使用可能なEtherChannelが存在するのは、 on モードのポート グループが、同じく on モードの別のポート グループに接続される場合だけです。

スイッチ ポートは、 auto モードまたは desirable モードに設定された相手ポートとだけPAgPパケットを交換します。 on モードに設定されたポートは、PAgPパケットを交換しません。

auto モードおよび desirable モードでは、どちらの場合も、ポートは相手ポートとのネゴシエーションにより、ポート速度、レイヤ2 EtherChannelの場合はトランキング ステートおよびVLAN番号などの条件に基づいて、EtherChannelを形成できるかどうかを判別できます。

PAgPモードが異なっていても、モード間で互換性があるかぎり、ポートはEtherChannelを形成できます。次に例を示します。

desirable モードのポートは、 desirable モードまたは auto モードの別のポートとともにEtherChannelを形成できます。

auto モードのポートは、 desirable モードの別のポートとともにEtherChannelを形成できます。

どのポートもPAgPネゴシエーションを開始しないため、 auto モードのポートは、 auto モードの別のポートとはEtherChannelを形成できません。

ポートチャネルに追加された on モードのポートは、そのチャネルにすでに存在している on モードのポートと同じ特性が強制的に与えられます。


注意 モードをonに設定する場合(手動設定の場合)は、十分に注意してください。onモードに設定されたポートはすべて同じグループにバンドルされ、強制的に同様の特性が与えられます。グループの設定を誤ると、パケット損失またはスパニングツリー ループが発生することがあります。

PAgP対応の装置にスイッチを接続する場合、 non-silent キーワードを使用すると、非サイレント動作としてスイッチ ポートを設定できます。 auto モードまたは desirable モードとともに non-silent を指定しなかった場合は、サイレント モードが指定されているとみなされます。

サイレント モードを使用するのは、PAgP非対応で、かつほとんどパケットを送信しない装置にスイッチを接続する場合です。サイレント パートナーの例は、トラフィックを生成しないファイル サーバ、またはパケット アナライザなどです。この場合、サイレント パートナーに接続された物理ポート上でPAgPを稼働させると、このスイッチ ポートが動作しなくなります。ただし、サイレントを設定すると、PAgPが動作してチャネル グループにポートを結合し、このポートが伝送に使用されます。

PAgPと他の機能との相互作用

Dynamic Trunking Protocol(DTP)およびCisco Discovery Protocol(CDP)は、EtherChannelの物理ポートを使用してパケットを送受信します。トランク ポートは、番号が最も小さいVLAN上でPAgP Protocol Data Unit(PDU;プロトコル データ ユニット)を送受信します。

レイヤ2 EtherChannelでは、チャネル内で最初に起動するポートがEtherChannelにMAC(メディア アクセス制御)アドレスを提供します。このポートがバンドルから削除されると、バンドル内の他のポートの1つがEtherChannelにMACアドレスを提供します。

PAgPがPAgP PDUを送受信するのは、PAgPがautoモードまたはdesirableモードでイネーブルになっている、稼働状態のポート上だけです。

LACP

LACPはIEEE 802.3adで定義されており、シスコ製スイッチがIEEE 802.3adプロトコルに適合したスイッチ間のイーサネット チャネルを管理できるようにします。LACPを使用すると、イーサネット ポート間でLACPパケットを交換することにより、EtherChannelを自動的に作成できます。

スイッチはLACPを使用することによって、LACPをサポートできるパートナーの識別情報、および各ポートの機能を学習します。次に、設定が類似しているポートを、単一の論理リンク(チャネルまたは集約ポート)に動的にグループ化します。設定が類似しているポートをグループ化する場合の基準は、ハードウェア、管理、およびポート パラメータ制約です。たとえば、LACPは速度、デュプレックス モード、ネイティブVLAN、VLAN範囲、トランキング ステータス、およびトランキング タイプが同じポートをグループとしてまとめます。リンクをまとめてEtherChannelを形成したあとで、LACPは単一スイッチ ポートとして、スパニングツリーにそのグループを追加します。

LACPモード

表29-2 に、 channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドでユーザが設定できるEtherChannel LACPモードを示します。

 

表29-2 EtherChannel LACPモード

モード
説明

active

ポートをアクティブ ネゴシエーション ステートにします。この場合、ポートはLACPパケットを送信することによって、相手ポートとのネゴシエーションを開始します。

passive

ポートはパッシブ ネゴシエーション ステートになります。この場合、ポートは受信するLACPパケットに応答しますが、LACPパケット ネゴシエーションを開始することはありません。これにより、LACPパケットの送信を最小限に抑えます。

on

PAgPやLACPを使用せずにポートが強制的にチャネル化されます。 on モードの場合、使用可能なEtherChannelが存在するのは、 on モードのポート グループが、同じく on モードの別のポート グループに接続される場合だけです。

active モードおよび passive LACP モードでは、どちらの場合も、ポートは相手ポートとのネゴシエーションにより、ポート速度、レイヤ2 EtherChannelの場合はトランキング ステートおよびVLAN番号などの条件に基づいて、EtherChannelを形成できるかどうかを判別できます。

LACPモードが異なっていても、モード間で互換性があるかぎり、ポートはEtherChannelを形成できます。次に例を示します。

active モードのポートは、 active モードまたは passive モードの別のポートとともにEtherChannelを形成できます。

どのポートもPAgPネゴシエーションを開始しないため、 passive モードのポートは、 passive モードの別のポートとはEtherChannelを形成できません。

LACPと他の機能との相互作用

DTPおよびCDPは、EtherChannelの物理ポートを介してパケットを送受信します。トランク ポートは、番号が最も小さいVLAN上でLACP PDUを送受信します。

レイヤ2 EtherChannelでは、チャネル内で最初に起動するポートがEtherChannelにMACアドレスを提供します。このポートがバンドルから削除されると、バンドル内の他のポートの1つがEtherChannelにMACアドレスを提供します。

LACPがLACP PDUを送受信するのは、LACPがactiveモードまたはpassiveモードでイネーブルになっている稼働状態のポートとの間だけです。

ロードバランシングおよび転送方式

EtherChannelは、フレーム内のアドレスに基づいて形成されたバイナリ パターンの一部を、チャネル内の1つのリンクを選択する数値に縮小することによって、チャネル内のリンク間でトラフィックのロードバランシングを行います。EtherChannelのロードバランシングには、MACアドレスまたはIPアドレス、送信元アドレスや宛先アドレスのどちらか一方、またはその両方のアドレスを使用できます。選択したモードは、スイッチ上で設定されているすべてのEtherChannelに適用されます。ロードバランシングおよび転送方式を設定するには、 port-channel load-balance グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

送信元MACアドレス転送の場合、EtherChannelに転送されたパケットは、着信パケットの送信元MACアドレスに基づいてチャネル ポート間で分配されます。したがって、ロードバランシングを行うために、送信元ホストが異なるパケットはそれぞれ異なるチャネル ポートを使用しますが、送信元ホストが同じパケットは同じチャネル ポートを使用します。

宛先MACアドレス転送の場合、EtherChannelに転送されたパケットは、着信パケットに指定されている宛先ホストのMACアドレスに基づいてチャネル ポート間で分配されます。したがって、宛先が同じパケットは同じポートに転送され、宛先の異なるパケットはそれぞれ異なるチャネル ポートに転送されます。

送信元および宛先MACアドレス転送の場合、EtherChannelに転送されたパケットは、送信元および宛先の両方のMACアドレスに基づいてチャネル ポート間で分配されます。この転送方式は、負荷分散の送信元MACアドレス転送方式と宛先MACアドレス転送方式を組み合わせたものです。特定のスイッチに対して送信元MACアドレス転送と宛先MACアドレス転送のどちらが適切であるかが不明な場合に使用できます。送信元および宛先MACアドレス転送の場合、ホストAからホストB、ホストAからホストC、およびホストCからホストBに送信されるパケットは、それぞれ異なるチャネル ポートを使用できます。

送信元IPアドレスベース転送の場合、EtherChannelに転送されたパケットは、着信パケットの送信元IPアドレスに基づいてEtherChannelポート間で分配されます。したがって、ロードバランシングを行うために、IPアドレスが異なるパケットはそれぞれ異なるチャネル ポートを使用しますが、IPアドレスが同じパケットは同じチャネル ポートを使用します。

宛先IPアドレスベース転送の場合、EtherChannelに転送されたパケットは、着信パケットの宛先IPアドレスに基づいてEtherChannel ポート間で分配されます。したがって、ロードバランシングを行うために、同じ送信元IPアドレスから異なる宛先IPアドレスに送信されるパケットは、異なるチャネル ポートに送信できます。ただし、異なる送信元IPアドレスから同じ宛先IPアドレスに送信されるパケットは、常に同じチャネル ポートで送信されます。

送信元/宛先IPアドレスベース転送の場合、EtherChannelに転送されたパケットは、着信パケットの送信元および宛先の両方のIPアドレスに基づいてEtherChannelポート間で分配されます。この転送方式は、送信元IPアドレスベース転送方式と宛先IPアドレスベース転送方式を組み合わせたものです。特定のスイッチに対して送信元IPアドレスベース転送と宛先IPアドレスベース転送のどちらが適切であるかが不明な場合に使用できます。この方式では、IPアドレスAからIPアドレスBに、IPアドレスAからIPアドレスCに、およびIPアドレスCからIPアドレスBに送信されるパケットは、それぞれ異なるチャネル ポートを使用できます。

ロードバランシング方式ごとに利点が異なります。ロードバランシング方式は、ネットワーク内のスイッチの位置、および負荷分散が必要なトラフィックの種類に基づいて選択する必要があります。図29-3では、4台のワークステーションで構成されたEtherChannelがルータと通信します。ルータは単一MACアドレス装置なので、スイッチEtherChannelで送信元ベース転送を行うことにより、スイッチがルータの使用可能なすべての帯域幅を使用することが保証されます。ルータは、宛先アドレスベース転送を行うように設定されます。これは、多数のワークステーションで、トラフィックがルータEtherChannelから均等に分配されることになっているためです。

設定で一番種類が多くなるオプションを使用してください。たとえば、チャネル上のトラフィックが単一MACアドレスを宛先とする場合、宛先MACアドレスを使用すると、チャネル内の同じリンクが常に選択されます。ただし、送信元アドレスまたはIPアドレスを使用した方が、ロードバランシングの効率がよくなる場合があります。

図29-3 負荷の分散および転送方式

 

EtherChannelの設定

ここでは、次の設定情報について説明します。

「EtherChannelのデフォルト設定」

「EtherChannel設定時の注意事項」

「レイヤ2 EtherChannelの設定」(必須)

「EtherChannelロードバランシングの設定」(任意)

「PAgP学習方式およびプライオリティの設定」(任意)

「LACPホット スタンバイ ポートの設定」(任意)


) 必ず、ポートを正しく設定してください。詳細は、「EtherChannel設定時の注意事項」を参照してください。



) EtherChannelの設定後、ポートチャネル インターフェイスに適用した設定変更は、そのポートチャネル インターフェイスに割り当てられたすべての物理ポートに適用されます。また、物理ポートに適用した設定変更は、設定を適用したポートだけに作用します。


EtherChannelのデフォルト設定

表29-3 に、EtherChannelのデフォルト設定を示します。

 

表29-3 EtherChannelのデフォルト設定

機能
デフォルト設定

チャネル グループ

割り当てなし

ポートチャネル論理インターフェイス

未定義

PAgPモード

デフォルトなし

PAgP学習方式

すべてのポートで集約ポート ラーニング

PAgPプライオリティ

すべてのポートで128

LACPモード

デフォルトなし

LACP学習方式

すべてのポートで集約ポート ラーニング

LACPポート プライオリティ

すべてのポートで32768

LACPシステム プライオリティ

32768

LACPシステムID

LACPシステム プライオリティおよびスイッチMACアドレス

ロードバランシング

着信パケットの送信元MACアドレスに基づいてスイッチ上で負荷を分散

EtherChannel設定時の注意事項

EtherChannelポートを正しく設定していない場合は、ネットワーク ループおよびその他の問題を回避するために、一部のEtherChannelインターフェイスが自動的にディセーブルになります。次の注意事項に従って、設定上の問題が起きないようにしてください。

スイッチに48より多くEtherChannelを設定しないでください。

PAgP EtherChannelは、同じタイプのイーサネット ポートを8つまで使用して設定します。

LACP EtherChannelは、同じタイプのイーサネット ポートを最大16まで使用して設定します。最大8つのポートをactiveモードに、最大8つのポートをstandbyモードにできます。

EtherChannel内のすべてのポートを同じ速度および同じデュプレックス モードで動作するように設定します。

EtherChannel内のすべてのポートをイネーブルにします。 shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドによってディセーブルにされたEtherChannel内のポートは、リンク障害として扱われます。そのポートのトラフィックは、EtherChannel内の他のポートの1つに転送されます。

グループを初めて作成したときには、そのグループに最初に追加されたポートのパラメータ設定値をすべてのポートが引き継ぎます。次のパラメータのいずれかで設定を変更した場合は、グループ内のすべてのポートでも変更する必要があります。

許可VLANリスト

各VLANのスパニングツリー パス コスト

各VLANのスパニングツリー ポート プライオリティ

スパニングツリーPortFastの設定

1つのポートが複数のEtherChannelグループのメンバーになるように設定しないでください。

1つのEtherChannelにPAgPモードとLACPモードの両方を設定しないでください。PAgPおよびLACPを実行しているEtherChannelグループは同一スイッチ内に共存できます。個々のEtherChannelグループはPAgPまたはLACPのいずれかを実行できますが、相互運用はできません。

EtherChannelの一部としてSwitched Port Analyzer(SPAN;スイッチド ポート アナライザ)宛先ポートを設定しないでください。

EtherChannelの一部としてセキュア ポートを設定したり、セキュア ポートの一部としてEtherChannelを設定したりしないでください。

EtherChannelのアクティブ メンバーであるポート、またはこれからアクティブ メンバーにするポートをIEEE 802.1xポートとして設定しないでください。EtherChannelポートでIEEE 802.1xをイネーブルにしようとすると、エラー メッセージが表示され、IEEE 802.1xはイネーブルになりません。


) Cisco IOS Release 12.2(18)SEより前のソフトウェア リリースでは、アクティブでないEtherChannelポート上でIEEE 802.1xがイネーブルになった場合、そのポートはEtherChannelに参加しません。


EtherChannelがスイッチ インターフェイス上に設定されている場合、 dot1x system-auth-control グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、IEEE 802.1xをスイッチ上でグローバルにイネーブルにする前に、EtherChannelの設定をインターフェイスから削除してください。

レイヤ2 EtherChannelの場合

EtherChannel内のすべてのポートを同じVLANに割り当てるか、またはトランクとして設定してください。複数のネイティブVLANに接続されるポートは、EtherChannelを形成できません。

トランク ポートからEtherChannelを設定する場合は、すべてのトランクでトランキング モード(ISL[スイッチ間リンク]またはIEEE 802.1Q)が同じであることを確認してください。EtherChannelポートのトランクのモードが一致していないと、予想外の結果になる可能性があります。

EtherChannelは、トランキング レイヤ2 EtherChannel内のすべてのポート上で同じVLAN許容範囲をサポートしています。VLAN許容範囲が一致していないと、PAgPが auto モードまたは desirable モードに設定されていても、ポートはEtherChannelを形成しません。

スパニングツリー パス コストが異なるポートは、設定上の矛盾がないかぎり、EtherChannelを形成できます。異なるスパニングツリー パス コストを設定すること自体は、EtherChannelを形成するポートの矛盾にはなりません。

レイヤ2 EtherChannelの設定

レイヤ2 EtherChannelを設定するには、 channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、チャネル グループにポートを割り当てます。このコマンドにより、ポートチャネル論理インターフェイスが自動的に作成されます。

レイヤ2 EtherChannelにレイヤ2イーサネット ポートを割り当てるには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。この手順は必須です。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

物理ポートを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

指定できるインターフェイスとして、物理ポートも含まれます。

PAgP EtherChannelの場合、同じタイプおよび速度のポートを8つまで同じグループに設定できます。

LACP EtherChannelの場合、同じタイプのイーサネット ポートを16まで設定できます。最大8つのポートをactiveモードに、最大8つのポートをstandbyモードにできます。

ステップ 3

switchport mode { access | trunk }

switchport access vlan vlan-id

すべてのポートをスタティックアクセス ポートとして同じVLANに割り当てるか、またはトランクとして設定します。

ポートをスタティックアクセス ポートとして設定する場合は、ポートを1つのVLANにのみ割り当ててください。指定できる範囲は1~4094です。

ステップ 4

channel-group channel -group-number mode { auto [ non-silent ] | desirable [ non-silent ] | on } | { active | passive }

チャネル グループにポートを割り当て、PAgPモードまたはLACPモードを指定します。

channel-group-number に指定できる範囲は、1~48です。

mode には、次のキーワードのいずれか1つを選択します。

auto PAgP装置が検出された場合に限り、PAgPをイネーブルにします。ポートをパッシブ ネゴシエーション ステートにします。この場合、ポートは受信するPAgPパケットに応答しますが、PAgPパケット ネゴシエーションを開始することはありません。

desirable PAgPを無条件でイネーブルにします。ポートをアクティブ ネゴシエーション ステートにします。この場合、ポートはPAgPパケットを送信することによって、相手ポートとのネゴシエーションを開始します。

on PAgPまたはLACPを使用せずにポートが強制的にチャネル化されます。 on モードの場合、使用可能なEtherChannelが存在するのは、 on モードのポート グループが、同じく on モードの別のポート グループに接続される場合だけです。

non-silent ― (任意) PAgP対応の装置に接続されたスイッチのポートが auto または desirable モードの場合に、非サイレント動作を行うようにこのポートを設定します。 non-silent を指定しなかった場合は、サイレントが指定されたものとみなされます。サイレント設定は、ファイル サーバまたはパケット アナライザとの接続に適しています。サイレントを設定すると、PAgPが動作してチャネル グループにポートを結合し、このポートが伝送に使用されます。

active ― LACP装置が検出された場合に限り、LACPをイネーブルにします。ポートをアクティブ ネゴシエーション ステートにします。この場合、ポートはLACPパケットを送信することによって、相手ポートとのネゴシエーションを開始します。

passive ポート上でLACPをイネーブルにして、ポートをパッシブ ネゴシエーション ステートにします。この場合、ポートは受信するLACPパケットに応答しますが、LACPパケット ネゴシエーションを開始することはありません。

スイッチおよび装置のモードの互換性に関する情報については、「PAgPモード」および「LACPモード」を参照してください。

ステップ 5

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 6

show running-config

設定を確認します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルにエントリを保存します。

EtherChannelグループからポートを削除するには、 no channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、EtherChannelを設定する例を示します。2つのポートをVLAN 10のスタティック アクセス ポートとして、PAgPモードが desirable であるチャネル5に割り当てます。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface range gigabitethernet0/1 -2
Switch(config-if-range)# switchport mode access
Switch(config-if-range)# switchport access vlan 10
Switch(config-if-range)# channel-group 5 mode desirable non-silent
Switch(config-if-range)# end
 

次に、EtherChannelを設定する例を示します。2つのポートをVLAN 10のスタティック アクセス ポートとして、LACPモードが active であるチャネル5に割り当てます。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface range gigabitethernet0/1 -2
Switch(config-if-range)# switchport mode access
Switch(config-if-range)# switchport access vlan 10
Switch(config-if-range)# channel-group 5 mode active
Switch(config-if-range)# end

EtherChannelロードバランシングの設定

ここでは、送信元ベースまたは宛先ベースの転送方式を使用することによって、EtherChannelのロードバランシングを設定する手順について説明します。詳細は、「ロードバランシングおよび転送方式」を参照してください。

EtherChannelのロードバランシングを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。この手順は任意です。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

port-channel load-balance { dst-ip | dst-mac | src-dst-ip | src-dst-mac | src-ip | src-mac }

EtherChannelのロードバランシング方式を設定します。

デフォルトは src-mac です。

次のいずれかの負荷分散方式を選択します。

dst-ip ― 宛先ホストIPアドレスに基づいて負荷を分散します。

dst-mac ― 着信パケットの宛先ホストMACアドレスに基づいて負荷を分散します。

src-dst-ip ― 送信元および宛先ホストIPアドレスに基づいて負荷を分散します。

src-dst-mac ― 送信元および宛先ホストMACアドレスに基づいて負荷を分散します。

src-ip ― 送信元ホストIPアドレスに基づいて負荷を分散します。

src-mac ― 着信パケットの送信元MACアドレスに基づいて負荷を分散します。

ステップ 3

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 4

show etherchannel load-balance

設定を確認します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルにエントリを保存します。

EtherChannelのロードバランシングをデフォルトの設定に戻す場合は、 no port-channel load-balance グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

PAgP学習方式およびプライオリティの設定

ネットワーク装置は、PAgP物理ラーナーまたは集約ポート ラーナーに分類されます。物理ポートによってアドレスを学習し、その知識に基づいて送信を指示する装置は物理ラーナーです。集約(論理)ポートによってアドレスを学習する装置は、集約ポート ラーナーです。学習方式はリンクの両端で同じ方式に設定する必要があります。

装置とそのパートナーが両方とも集約ポート ラーナーの場合、論理ポートチャネル上のアドレスを学習します。装置はEtherChannelのいずれかのポートを使用することによって、送信元にパケットを送信します。集約ポート ラーニングを使用している場合、どの物理ポートにパケットが届くかは重要ではありません。

PAgPは、パートナー装置が物理ラーナーの場合およびローカル装置が集約ポート ラーナーの場合には自動検出できません。したがって、物理ポートでアドレスを学習するには、ローカル装置に手動で学習方式を設定する必要があります。また、負荷の分散方式を送信元ベース分散に設定して、指定された送信元MACアドレスが常に同じ物理ポートに送信されるようにする必要もあります。

グループ内の1つのポートですべての伝送を行うように設定して、他のポートをホット スタンバイに使用することもできます。選択された1つのポートでハードウェア信号が検出されなくなった場合は、数秒以内に、グループ内の未使用のポートに切り替えて動作させることができます。パケット伝送用に常に選択されるように、ポートを設定するには、 pagp port-priority インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用してプライオリティを変更します。プライオリティが高いほど、そのポートが選択される可能性が高まります。


) CLI(コマンドライン インターフェイス)でphysical-portキーワードを指定した場合でも、スイッチがサポートするのは、集約ポート上でのアドレス ラーニングのみです。pagp learn-methodコマンドおよびpagp port-priorityコマンドは、スイッチのハードウェアには作用しません。ただし、物理ポートのアドレス ラーニングしかサポートしないデバイスもあるため(Catalyst 1900スイッチなど)、PAgPとデバイスのインターオペラビリティのためには必要です。

Catalyst 2970スイッチのリンク パートナーが、物理ラーナー(Catalyst 1900シリーズ スイッチなど)の場合、pagp learn-method physical-portインターフェイス コンフィギュレーション コマンドで、スイッチを物理ポート ラーナーとして設定することを推奨します。送信元MACアドレスに基づいて負荷の分散方式を設定するには、port-channel load-balance src-macグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。このように設定すると、送信元アドレスの学習元であるEtherChannel内の同じポートを使用して、パケットがCatalyst 1900スイッチに送信されます。pagp learn-methodコマンドは、このような場合のみ使用してください。


スイッチをPAgP物理ポート ラーナーとして設定し、バンドル内の同じポートがパケット送信用として選択されるようにプライオリティを調整するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。この手順は任意です。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

伝送ポートを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

pagp learn-method physical-port

PAgP学習方式を選択します。

デフォルトでは、 aggregation-port learning が選択されています。つまり、EtherChannel内のポートのいずれかを使用して、パケットが送信元に送信されます。集約ポート ラーニングを使用している場合、どの物理ポートにパケットが届くかは重要ではありません。

物理ラーナーである別のスイッチに接続するには、 physical-port を選択します。 port-channel load-balance グローバル コンフィギュレーション コマンドは、必ず src-mac に設定してください(EtherChannelロードバランシングの設定を参照)。

学習方式はリンクの両端で同じ方式に設定する必要があります。

ステップ 4

pagp port-priority priority

選択したポートがパケット伝送用として選択されるように、プライオリティを割り当てます。

priority に指定できる範囲は0~255です。デフォルト値は128です。プライオリティが高いほど、ポートがPAgP伝送に使用される可能性が高くなります。

ステップ 5

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 6

show running-config

または

show pagp channel-group-number internal

設定を確認します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルにエントリを保存します。

プライオリティをデフォルト設定に戻すには、 no pagp port-priority インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。学習方式をデフォルト設定に戻すには、 no pagp learn-method インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

LACPホット スタンバイ ポートの設定

イネーブルの場合、LACPはチャネル内のLACP互換ポート数を最大に設定しようとします(最大16ポート)。同時にアクティブになれるLACPリンクは8つだけです。リンクが追加されるとソフトウェアによってホット スタンバイモードになります。アクティブ リンクの1つが非アクティブになると、ホット スタンバイ モードのリンクが代わりにアクティブになります。

9つ以上のリンクがEtherChannelグループとして設定された場合、ソフトウェアはLACPプライオリティに基づいてアクティブにするホット スタンバイ ポートを決定します。ソフトウェアは、LACPを操作するシステム間のすべてのリンクに、以下の要素(プライオリティ順)で構成された一意のプライオリティを割り当てます。

LACPシステム プライオリティ

システムID(スイッチのMACアドレス)

LACPポート プライオリティ

ポート番号

プライオリティを比較する場合、数値的により低い方が高いプライオリティを持っています。プライオリティは、ハードウェア上の制約がある場合に、すべての互換ポートが集約されないように、スタンバイ モードにするポートを決定します。

アクティブ ポートかホット スタンバイ ポートかを判別するには次の(2つの)手順を使用します。はじめに、数値的に低いシステム プライオリティとシステムIDを持つシステムの方を選びます。次に、ポート プライオリティおよびポート番号の値に基づいて、そのシステムのアクティブ ポートとホット スタンバイ ポートを決定します。他のシステムのポート プライオリティとポート番号の値は使用されません。

ソフトウェアのアクティブおよびスタンバイ リンクの選択方法に影響を与えるように、LACPシステム プライオリティおよびLACPポート プライオリティのデフォルト値を変更できます。詳細については、「LACPシステム プライオリティの設定」および「LACPポート プライオリティの設定」を参照してください。

LACPシステム プライオリティの設定

lacp system-priorityグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してLACPをイネーブルにしているすべてのEtherChannelに対してシステム プライオリティを設定できます。LACPを設定済みの各チャネルに対しては、システム プライオリティを設定できません。デフォルト値を変更すると、ソフトウェアのアクティブおよびスタンバイ リンクの選択方法に影響します。

show etherchannel summary イネーブルEXECコマンドを使用して、ホット スタンバイ モードのポートを確認できます(ポートステート フラグがHになっています)。

LACPシステム プライオリティを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。この手順は任意です。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

lacp system-priority priority

LACPシステム プライオリティを設定します。

priority に指定できる範囲は1~65535です。デフォルト値は32768です。

値が小さいほど、システム プライオリティは高くなります。

ステップ 3

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 4

show running-config

または

show lacp sys-id

設定を確認します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルにエントリを保存します。

LACPシステム プライオリティをデフォルトの値に戻すには、 no lacp system-priority グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

LACPポート プライオリティの設定

デフォルトでは、すべてのポートは同じポート プライオリティです。ローカル システムのシステム プライオリティとシステムIDがリモート システムより低い値の場合、LACP EtherChannelポートのポート プライオリティをデフォルトより低い値に変更して、最初にアクティブになるホット スタンバイ ポート リンクに影響を与えることができます。ホット スタンバイ ポートは、番号が小さい方が先にチャネルでアクティブになります。 show etherchannel summary イネーブルEXECコマンドを使用して、ホット スタンバイ モードのポートを確認できます(ポートステート フラグが H になっています)。


) LACPがすべての互換ポートを集約できない場合(たとえば、ハードウェアの制約が大きいリモート システム)、EtherChannel中でアクティブにならないポートはすべてホット スタンバイ ステートになり、チャネル化されたポートのいずれかが機能しない場合に限り使用されます。


LACPポート プライオリティを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。この手順は任意です。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

設定するポートを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

lacp port-priority priority

LACPポート プライオリティを設定します。

priority に指定できる範囲は1~65535です。デフォルト値は32768です。プライオリティが高いほど、ポートがLACP伝送に使用される可能性が高くなります。

ステップ 4

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

show running-config

または

show lacp [ channel-group-number ] internal

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルにエントリを保存します。

LACPポート プライオリティをデフォルト値に戻すには、 no lacp port-priority インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

EtherChannel、PAgP、およびLACPステータスの表示

EtherChannel、PAgP、およびLACPステータス情報を表示するには、 表29-4 に記載されたイネーブルEXECコマンドを使用します。

 

表29-4 EtherChannel、PAgP、およびLACPステータスを表示するためのコマンド

コマンド
説明

show etherchannel [ channel-group-number { detail | port | port-channel | protocol | summary }] { detail | load-balance | port | port-channel | protocol | summary }

EtherChannel情報が簡潔、詳細に、1行のサマリー形式で表示されます。ロードバランシング方式またはフレーム配布方式、ポート、ポートチャネル、プロトコルの情報も表示されます。

show pagp [ channel-group-number ] { counters | internal | neighbor }

トラフィック情報、内部PAgP設定、近接情報などのPAgP情報が表示されます。

show lacp [channel-group-number] {counters | internal | neighbor}

トラフィック情報、内部LACP設定、近接情報などのLACP情報が表示されます。

PAgPチャネルグループ情報およびトラフィック カウンタをクリアするには、
clear pagp { channel-group-number counters | counters }イネーブルEXECコマンドを使用します。

LACPチャネルグループ情報およびトラフィック カウンタをクリアするには、
clear lacp { channel-group-number counters | counters }イネーブルEXECコマンドを使用します。

出力内の各フィールドの詳細については、このリリースに対応する コマンド リファレンス を参照してください。