Catalyst 2960 スイッチ システム メッセージ ガイド Cisco IOS Release 12.2(25)FX
システム メッセージの概要
システム メッセージの概要
発行日;2012/01/07 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 850KB) | フィードバック

目次

システム メッセージの概要

システム メッセージの読み方

エラー メッセージ トレースバック レポート

Output Interpreter

Bug Toolkit

TAC への連絡

システム メッセージの概要

このマニュアルでは、Catalyst 2960 固有のシステム メッセージについて説明します。これらのメッセージは稼働中、システム ソフトウェアからコンソール(および任意で別のシステムのロギング サーバ)に送信されます。すべてのシステム メッセージがシステムの問題を意味するわけではありません。純粋に通知目的のメッセージもあれば、通信回線、内蔵ハードウェア、またはシステム ソフトウェアの問題を診断するうえで役立つメッセージもあります。このマニュアルでは、システムで障害が発生した場合に表示されるエラー メッセージについても説明します。

Catalyst 2960 プラットフォーム固有ではないシステム メッセージについては、 Cisco IOS Release 12.2S に対応する『 Cisco IOS Software System Messages 』を参照してください。

この章の内容は次のとおりです。

「システム メッセージの読み方」

「エラー メッセージ トレースバック レポート」

システム メッセージの読み方

システム ログ メッセージは最大 80 文字と 1 つのパーセント記号(%)で構成され、設定されている場合にはその前に、オプションとしてシーケンス番号またはタイムスタンプ情報が付加されます。メッセージは次の形式で表示されます。

シーケンス番号 : タイムスタンプ:% ファシリティ - 重大度 - ニーモニック : 記述

システム メッセージ出力はデフォルトで、ロギング プロセスに送信されます。

各システム メッセージはパーセント記号(%)から始まります。構造は次のとおりです。

%ファシリティ-重大度-ニーモニック:メッセージ テキスト

ファシリティは 2 つ以上の大文字からなるコーデで、メッセージによって参照されたファシリティを示します。ファシリティはハードウェア デバイス、プロトコル、またはシステム ソフトウェア モジュールのいずれかを指します。 表1-1 に、Catalyst 2960 固有のファシリティ コードを示します。 第 2 章「メッセージおよび回復手順」 で、ファシリティ コードのアルファベット順、重大度の高い(数字が小さい)エラーから先に、各メッセージについて説明します。

 

表1-1 ファシリティ コード

ファシリティ コード
説明
参照先

ACLMGR

ACL(アクセス制御リスト)マネージャ

「ACLMGR メッセージ」

CMP

Cluster Membership Protocol

「CMP メッセージ」

DHCP_SNOOPING

DHCP スヌーピング

「DHCP_SNOOPING メッセージ」

DOT1X

IEEE 802.1x

「DOT1X メッセージ」

DTP

Dynamic Trunking Protocol(DTP)

「DTP メッセージ」

EC

EtherChannel

「EC メッセージ」

ETHCNTR

イーサネット コントローラ

「ETHCNTR メッセージ」

EXPRESS_SETUP

Express Setup

「EXPRESS_SETUP メッセージ」

GBIC_SECURITY

GBIC(ギガビット インターフェイス コンバータ)および Small Form-Factor Pluggable(SFP)モジュール セキュリティ

「GBIC_SECURITY メッセージ」

GBIC_SECURITY_CRYPT

GBIC および SFP モジュール セキュリティ

「GBIC_SECURITY_CRYPT メッセージ」

GBIC_SECURITY_UNIQUE

GBIC および SFP モジュール セキュリティ

「GBIC_SECURITY_UNIQUE メッセージ」

HARDWARE

ハードウェア

「HARDWARE メッセージ」

HLFM

ローカル フォワーディング マネージャ

「HLFM メッセージ」

IDBMAN

インターフェイス記述ブロック マネージャ

「IDBMAN メッセージ」

IGMP_QUERIER

Internet Group Management Protocol(IGMP)クエリア

「IGMP_QUERIER メッセージ」

ILET

Cisco IOS License Enforcement Test(ILET)

「ILET メッセージ」

MAC_LIMIT

MAC(メディア アクセス制御)アドレス テーブル エントリ

「MAC_LIMIT メッセージ」

MAC_MOVE

ホスト アクティビティ

「MAC_MOVE メッセージ」

PHY

PHY

「PHY メッセージ」

PLATFORM

下位レベル プラットフォーム固有

「PLATFORM メッセージ」

PLATFORM_PM

プラットフォームのポート マネージャ

「PLATFORM_PM メッセージ」

PLATFORM_VLAN

プラットフォームのVLAN(仮想LAN)

「PLATFORM_VLAN メッセージ」

PM

ポート マネージャ

「PM メッセージ」

PORT_SECURITY

ポート セキュリティ

「PORT_SECURITY メッセージ」

QOSMGR

QoS(サービス品質)マネージャ

「QOSMGR メッセージ」

RMON

Remote Monitoring(RMON)

「RMON メッセージ」

SPAN

Switched Port Analyzer(SPAN; スイッチド ポート アナライザ)

「SPAN メッセージ」

SPANTREE

スパニングツリー

「SPANTREE メッセージ」

SPANTREE_FAST

スパニングツリー高速コンバージェンス

「SPANTREE_FAST メッセージ」

SPANTREE_VLAN_SW

スパニングツリー VLAN スイッチ

「SPANTREE_VLAN_SW メッセージ」

STORM_CONTROL

ストーム制御

「STORM_CONTROL メッセージ」

SUPERVISOR

スーパバイザ ASIC(特定用途向け IC)

「SUPERVISOR メッセージ」

SUPQ

スーパバイザ キュー

「SUPQ メッセージ」

SW_VLAN

VLAN マネージャ

「SW_VLAN メッセージ」

SWITCH_QOS_TB

QoS(サービス品質)信頼境界

「SWITCH_QOS_TB メッセージ」

TCAMMGR

Ternary Content Addressable Memory(TCAM)マネージャ

「TCAMMGR メッセージ」

UDLD

UniDirectional Link Detection(UDLD; 単一方向リンク検出)

「UDLD メッセージ」

UFAST_MCAST_SW

UplinkFast パケット転送

「UFAST_MCAST_SW メッセージ」

VQPCLIENT

VLAN Query Protocol(VQP)クライアント

「VQPCLIENT メッセージ」

0 ~ 7 の 1 桁のコードで、状態の重大度を表します。数字が小さいほど深刻な状況です。 表1-2 に、メッセージの重大度を示します。

 

表1-2 メッセージの重大度

重大度
説明

0 ― 緊急

システムが使用不可能な状態

1 ― アラート

ただちに対応が必要な状態

2 ― クリティカル

クリティカルな状態

3 ― エラー

エラー状態

4 ― 警告

警告状態

5 ― 通知

正常だが注意を要する状態

6 ― 情報

単なる情報メッセージ

7 ― デバッグ

デバッグ時に限り表示されるメッセージ

ニーモニックは、メッセージを一意に識別するコードです。

メッセージ テキストは状態を説明したテキスト文字列です。メッセージのこの部分には、端末ポート番号、ネットワーク アドレス、またはシステム メモリ アドレス スペースの位置に対応するアドレスなど、イベントの詳細情報が含まれることがあります。この可変フィールドの情報はメッセージごとに異なるので、ここでは角カッコ([ ])で囲んだ短い文字列で示します。たとえば 10 進数は [dec] で表します。 表1-3 に、メッセージの可変フィールドを示します。

 

表1-3 メッセージの可変フィールドの表記

表記
情報のタイプ

[dec]

10 進整数

[char]

1 文字

[chars]

文字列

[enet]

イーサネット アドレス(たとえば0000.FEED.00C0)

[hex]

16 進整数

[inet]

インターネット アドレス

次に、スイッチのシステム メッセージ例(部分)を示します。

00:00:46: %LINK-3-UPDOWN: Interface Port-channel1, changed state to up
00:00:47: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet0/1, changed state to up
00:00:47: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet0/2, changed state to up
00:00:48: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface Vlan1, changed state to down
00:00:48: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface GigabitEthernet0/1, changed state to down 2
*Mar 1 18:46:11: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36)
18:47:02: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36)
*Mar 1 18:48:50.483 UTC: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36)

エラー メッセージ トレースバック レポート

メッセージの中には、内部エラーが記述され、トレースバック情報が含まれているものがあります。この情報は非常に重要です。テクニカル サポートの担当者に問題を報告するときに、必ず提出してください。

次のメッセージ例にはトレースバック情報が含まれています。

-Process= "Exec", level= 0, pid= 17
-Traceback= 1A82 1AB4 6378 A072 1054 1860
 

システム メッセージによっては、エラー メッセージをコピーしたうえでさらに対応を要求される場合があります。次のオンライン ツールからシステム エラー メッセージの詳細を得ることもできます。

Output Interpreter

Output Interpreter は、 show tech-support イネーブル EXEC コマンドなど、さまざまな CLI(コマンドライン インターフェイス)コマンドの出力に基づいて、詳細情報および推奨する対応策を提供します。Output Interpreter には、次の URL からアクセスしてください。

https://www.cisco.com/cgi-bin/Support/OutputInterpreter/home.pl

Bug Toolkit

Bug Toolkit は、解決済みまたは未解決の問題点に関する情報を提供します。特定の Cisco IOS リリースで既知のバグをすべて検索できます。Bug Toolkit には、次の URL からアクセスしてください。

http://www.cisco.com/cgi-bin/Support/Bugtool/home.pl

TAC への連絡

エラーの種類を特定することができない場合は、「テクニカル サポート」を参照してください。