Catalyst 2960 および 2960-S スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(58)SE
LLDP、LLDP-MED、およびワイヤード ロケー ション サービスの設定
LLDP、LLDP-MED、およびワイヤード ロケーション サービスの設定
発行日;2012/05/08 | 英語版ドキュメント(2011/09/02 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 19MB) | フィードバック

目次

LLDP、LLDP-MED、およびワイヤード ロケーション サービスの設定

LLDP、LLDP-MED、およびワイヤード ロケーション サービスの概要

LLDP

LLDP-MED

ワイヤード ロケーション サービス

LLDP、LLDP-MED、およびワイヤード ロケーション サービスの設定

デフォルト LLDP 設定

設定時の注意事項

LLDP のイネーブル化

LLDP 特性の設定

LLDP-MED TLV の設定

Network-Policy TLV の設定

ロケーション TLV およびワイヤード ロケーション サービスの設定

LLDP、LLDP-MED、ワイヤード ロケーション サービスのモニタリングとメンテナンス

LLDP、LLDP-MED、およびワイヤード ロケーション サービスの設定

この章では、Catalyst 2960 および 2960-S スイッチで Link Layer Discovery Protocol(LLDP)、LLDP Media Endpoint Discovery(LLDP-MED)、およびワイヤード ロケーション サービスを設定する方法について説明します。


) ワイヤード ロケーション サービスを使用するには、スイッチが LAN Base イメージを実行している必要があります。


特に明記しない限り、 スイッチ という用語は、スタンドアロン スイッチおよびスイッチ スタックを指します。


) スタック構成をサポートしているのは、LAN Base イメージを実行している Catalyst 2960-S スイッチだけです。



) この章で使用するコマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースに対応するコマンド リファレンスおよび『Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference, Release 12.4』の「System Management Commands」を参照してください。


「LLDP、LLDP-MED、およびワイヤード ロケーション サービスの概要」

「LLDP、LLDP-MED、およびワイヤード ロケーション サービスの設定」

「LLDP、LLDP-MED、ワイヤード ロケーション サービスのモニタリングとメンテナンス」

LLDP、LLDP-MED、およびワイヤード ロケーション サービスの概要

LLDP

Cisco Discovery Protocol(CDP; シスコ検出プロトコル)は、すべてのシスコ製デバイス(ルータ、ブリッジ、アクセス サーバ、およびスイッチ)のレイヤ 2(データ リンク レイヤ)上で動作するデバイス検出プロトコルです。ネットワーク管理アプリケーションは CDP を使用することにより、ネットワーク接続されている 他のシスコ デバイスを自動的に検出し、識別できます。

スイッチでは他社製のデバイスをサポートし他のデバイス間の相互運用性を確保するために、IEEE 802.1AB Link Layer Discovery Protocol(LLDP)をサポートしています。LLDP は、ネットワーク デバイスがネットワーク上の他のデバイスに自分の情報をアドバタイズするために使用するネイバー探索プロトコルです。このプロトコルはデータ リンク レイヤで動作するため、異なるネットワーク レイヤ プロトコルが稼動する 2 つのシステムで互いの情報を学習できます。

LLDP は一連の属性をサポートし、これらを使用してネイバー デバイスを検出します。属性には Type、Length、および Value があり、これらを TLV と呼びます。LLDP をサポートするデバイスは、ネイバーとの情報の送受信に TLV を使用できます。このプロトコルは、設定情報、デバイス機能、およびデバイス ID などの詳細情報をアドバタイズできます。

スイッチは、次の基本管理 TLV をサポートします。これらは必須の LLDP TLV です。

ポート記述 TLV

システム名 TLV

システム記述 TLV

システム機能 TLV

管理アドレス TLV

次の IEEE 固有の LLDP TLV もアドバタイズに使用されて LLDP-MED をサポートします。

ポート VLAN ID TLV(IEEE 802.1 に固有の TLV)

MAC/PHY コンフィギュレーション/ステータス TLV(IEEE 802.3 に固有の TLV)


スイッチ スタックは、ネットワーク内で 1 つのスイッチと見なされます。したがって、LLDP は個々のスタック メンバではなく、スイッチ スタックを検出します。


LLDP または CDP のロケーション情報をポート単位で設定すると、リモート デバイスからスイッチに Cisco Medianet のロケーション情報を送信できます。詳細については、次の URL を参照してください。
http://www.cisco.com/en/US/docs/ios/netmgmt/configuration/guide/nm_cdp_discover.html

LLDP-MED

LLDP for Media Endpoint Devices(LLDP-MED)は LLDP の拡張版で、IP 電話などのエンドポイント デバイスとスイッチなどのネットワーク デバイスの間で動作します。特に VoIP アプリケーションをサポートし、検出機能、ネットワーク ポリシー、Power over Ethernet(PoE)、コンポーネント管理、およびロケーション情報に関する TLV を提供します。デフォルトで、すべての LLDP-MED TLV がイネーブルです。

LLDP-MED では、次の TLV がサポートされます。

LLDP-MED 機能 TLV

LLDP-MED エンドポイントは、接続装置がサポートする機能と現在イネーブルになっている機能を識別できます。

ネットワーク ポリシー TLV

ネットワーク接続デバイスとエンドポイントはともに、VLAN 設定、および関連するレイヤ 2 とレイヤ 3 属性をポート上の特定アプリケーションにアドバタイズできます。たとえば、スイッチは使用する VLAN 番号を IP 電話に通知できます。IP 電話は任意のスイッチに接続し、VLAN 番号を取得してから、コール制御の通信を開始できます。

ネットワーク ポリシー プロファイル TLV を定義することによって、VLAN、Class of Service(CoS; サービス クラス)、Differentiated Services Code Point(DSCP)、およびタギング モードの値を指定して、音声と音声信号のプロファイルを作成できます。この後、これらのプロファイル属性はスイッチ上で一元的に管理されて IP 電話に伝播されます。

電源管理 TLV

LLDP-MED エンドポイントとネットワーク接続デバイスの間で拡張電源管理を可能にします。スイッチおよび IP 電話は、デバイスの受電方法、電源プライオリティ、デバイスの消費電力などの電源情報を通知することができます。

LLDP-MED は拡張電源 TLV もサポートして、きめ細かな電力要件、エンドポイント電源プライオリティ、およびエンドポイントとネットワークの接続デバイスの電源ステータスをアドバタイズします。

Cisco IOS Release 12.2(52)SE から、LLDP がイネーブルにされてポートに電力が供給されると、電源 TLV はエンドポイント デバイスの実際の電力要件を決定し、それに基づいてシステム パワー バジェットが調整できるようにします。スイッチは要求を処理し、現在のパワー バジェットに基づいて電力を許可または拒否します。要求が許可されると、スイッチはパワー バジェットを更新します。要求が拒否されると、スイッチはポートへの電力供給をオフにし、Syslog メッセージを生成し、パワー バジェットを更新します。LLDP-MED がディセーブルにされる、またはエンドポイントが LLDP-MED 電力 TLV をサポートしない場合は、接続中に初期割り当て値(15.4 W)が使用されます。

power inline { auto [ max max-wattage ] | never | static [ max max-wattage ]} インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを入力して、電力設定を変更できます。PoE インターフェイスはデフォルトで auto モードに設定されています。値を指定しない場合は、最大電力(15.4 W)が供給されます。

コンポーネント管理 TLV

エンドポイントは、スイッチにエンドポイントの詳細なコンポーネント情報を送信することが可能です。コンポーネント情報には、ハードウェア リビジョン、ファームウェア バージョン、ソフトウェア バージョン、シリアル番号、メーカー名、モデル名、Asset ID TLV などがあります。

ロケーション TLV

スイッチからのロケーション情報をエンドポイント デバイスに提供します。ロケーション TLV はこの情報を送信することができます。

都市ロケーション情報

都市アドレス情報および郵便番号情報を提供します。都市ロケーション情報の例には、地名、番地、郵便番号などがあります。

ELIN ロケーション情報

発信側のロケーション情報を提供します。ロケーションは、緊急ロケーション識別番号(ELIN)によって決定されます。これは、緊急通報を Public Safety Answering Point(PSAP)にルーティングする電話番号で、PSAP はこれを使用して緊急通報者にコールバックすることができます。

ワイヤード ロケーション サービス


) ワイヤード ロケーション サービスを使用するには、スイッチが LAN Base イメージを実行している必要があります。


スイッチはワイヤード ロケーション サービス機能を使用して、接続されたデバイスのロケーションおよび接続のトラッキング情報を Cisco Mobility Services Engine(MSE; モビリティ サービス エンジン)に送信します。トラッキングされたデバイスは、ワイヤレス エンドポイント、ワイヤード エンドポイント、またはワイヤード スイッチやワイヤード コントローラになります。スイッチは、MSE に Network Mobility Services Protocol(NMSP; ネットワーク モビリティ サービス プロトコル)のロケーション通知および接続通知を介して、デバイスのリンク アップ イベントおよびリンク ダウン イベントを通知します。

MSE がスイッチに対して NMSP 接続を開始すると、サーバ ポートが開きます。MSE がスイッチに接続する場合は、バージョンの互換性を確保する 1 組のメッセージ交換およびサービス交換情報があり、その後にロケーション情報の同期が続きます。接続後、スイッチは定期的にロケーション通知および接続通知を MSE に送信します。インターバル中に検出されたリンク アップ イベントまたはリンク ダウン イベントは、集約されてインターバルの最後に送信されます。

スイッチがリンク アップ イベントまたはリンク ダウン イベントでデバイスの有無を確認した場合は、スイッチは、MAC アドレス、IP アドレス、およびユーザ名のようなクライアント固有情報を取得します。クライアントが LLDP-MED または CDP に対応している場合は、スイッチは LLDP-MED ロケーション TLV または CDP でシリアル番号および UDI を取得します。

デバイス機能に応じて、スイッチは次のクライアント情報をリンク アップ時に取得します。

ポート接続で指定されたスロットおよびポート。

クライアント MAC アドレスで指定された MAC アドレス。

ポート接続で指定された IP アドレス。

802.1X ユーザ名(該当する場合)。

デバイス カテゴリは、 wired station として指定されます。

ステートは new として指定されます。

シリアル番号、UDI。

モデル番号。

スイッチによる関連付け検出後の時間(秒)。

デバイス機能に応じて、スイッチは次のクライアント情報をリンク ダウン時に取得します。

切断されたスロットおよびポート。

MAC アドレス。

IP アドレス。

802.1X ユーザ名(該当する場合)。

デバイス カテゴリは、 wired station として指定されます。

ステートは delete として指定されます。

シリアル番号、UDI。

スイッチによる関連付け解除の検出後の時間(秒)。

スイッチがシャットダウンする場合は、スイッチは、MSE との NMSP 接続を終了する前に、ステート delete および IP アドレスとともに接続情報通知を送信します。MSE は、この通知を、スイッチに関連付けられているすべてのワイヤード クライアントに対する関連付け解除として解釈します。

スイッチ上のロケーション アドレスを変更すると、スイッチは、影響を受けるポートを識別する NMSP ロケーション通知メッセージ、および変更されたアドレス情報を送信します。

LLDP、LLDP-MED、およびワイヤード ロケーション サービスの設定

「デフォルト LLDP 設定」

「設定時の注意事項」

「LLDP のイネーブル化」

「LLDP 特性の設定」

「LLDP-MED TLV の設定」

「Network-Policy TLV の設定」

「ロケーション TLV およびワイヤード ロケーション サービスの設定」

デフォルト LLDP 設定

 

表 26-1 デフォルト LLDP 設定

機能
デフォルト設定

LLDP グローバル ステート

ディセーブル

LLDP ホールドタイム(廃棄までの時間)

120 秒

LLDP タイマー(パケット更新頻度)

30 秒

LLDP 再初期化遅延

2 秒

LLDP tlv-select

ディセーブル(すべての TLV との送受信)

LLDP インターフェイス ステート

ディセーブル

LLDP 受信

ディセーブル

LLDP 送信

ディセーブル

LLDP med-tlv-select

ディセーブル(すべての LLDP-MED TLV への送信)。LLDP がグローバルにイネーブルにされると、LLDP-MED-TLV もイネーブルになります。

設定時の注意事項

インターフェイスがトンネル ポートに設定されていると、LLDP は自動的にディセーブルになります。

ネットワーク ポリシー プロファイルを初めて設定したインターフェイスには、 switchport voice vlan コマンドを適用できません。 switchport voice vlan vlan-id がすでに設定されているインターフェイスには、ネットワーク ポリシー プロファイルを適用できます。このように、そのインターフェイスには、音声または音声シグナリング VLAN ネットワーク ポリシー プロファイルが適用されます。

ネットワーク ポリシー プロファイルを持つインターフェイス上では、スタティック セキュア MAC アドレスを設定できません。

プライベート VLAN ポート上では、ネットワーク ポリシー プロファイルを設定できません。

ワイヤード ロケーションが機能するためには、まず、 ip device tracking グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力する必要があります。

LLDP のイネーブル化

LLDP をイネーブルにするには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

lldp run

スイッチ上で LLDP をイネーブルに設定します。

ステップ 3

interface interface-id

LLDP をイネーブルにするインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

lldp transmit

LLDP パケットを送信するようにインターフェイスをイネーブルにします。

ステップ 5

lldp receive

LLDP パケットを受信するようにインターフェイスをイネーブルにします。

ステップ 6

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 7

show lldp

設定を確認します。

ステップ 8

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

LLDP をディセーブルにするには、 no lldp run グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。インターフェイス上の LLDP をディセーブルにするには、 no lldp transmit および no lldp receive インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、LLDP をグローバルにイネーブルにする例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# lldp run
Switch(config)# end
 

次に、インターフェイス上で LLDP をイネーブルにする例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface gigabitethernet0/1
Switch(config-if)# lldp transmit
Switch(config-if)# lldp receive
Switch(config-if)# end
 

LLDP 特性の設定

LLDP 更新の頻度、情報を廃棄するまでの保持期間、および初期化遅延時間を設定できます。送受信する LLDP および LLDP-MED TLV も選択できます。

LLDP 特性を設定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。


) ステップ 2 ~ 5 は任意であり、どの順番で実行してもかまいません。


 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

lldp holdtime seconds

(任意)デバイスから送信された情報を受信側デバイスが廃棄するまで保持する必要がある期間を指定します。

指定できる範囲は 0 ~ 65535 秒です。デフォルトは 120 秒です。

ステップ 3

lldp reinit delay

(任意)任意のインターフェイス上で LLDP の初期化の遅延時間(秒)を指定します。

指定できる範囲は 2 ~ 5 秒です。デフォルトは 2 秒です。

ステップ 4

lldp timer rate

(任意)インターフェイス上で LLDP の更新の遅延時間(秒)を指定します。

指定できる範囲は 5 ~ 65534 秒です。デフォルトは 30 秒です。

ステップ 5

lldp tlv-select

(任意)送受信する LLDP TLV を指定します。

ステップ 6

interface interface-id

LLDP をイネーブルにするインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 7

lldp med-tlv-select

(任意)送受信する LLDP-MED TLV を指定します。

ステップ 8

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 9

show lldp

設定を確認します。

ステップ 10

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

デフォルト設定に戻すには、各 LLDP コマンドの no 形式を使用します。

次に、LLDP の特性を設定する例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# lldp holdtime 120
Switch(config)# lldp reinit 2
Switch(config)# lldp timer 30
Switch(config)# end

LLDP-MED TLV の設定

デフォルトでは、スイッチはエンド デバイスから LLDP-MED パケットを受信するまで、LLDP パケットだけを送信します。スイッチは、MED TLV を持つ LLDP も送信します。LLDP-MED エントリが期限切れになった場合は、スイッチは再び LLDP パケットだけを送信します。

lldp インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用することで、 表 26-2 に示された TLV を送信しないようにインターフェイスを設定できます。

 

表 26-2 LLDP-MED TLV

LLDP-MED TLV
説明

inventory-management

LLDP-MED コンポーネント管理 TLV

location

LLDP-MED ロケーション TLV

network-policy

LLDP-MED ネットワーク ポリシー TLV

power-management

LLDP-MED 電源管理 TLV

インターフェイス上で TLV をイネーブルにするには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

LLDP-MED TLV を設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

lldp med-tlv-select tlv

イネーブルにする TLV を指定します。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

次に、インターフェイス上で TLV をイネーブルにする例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface gigabitethernet0/1
Switch(config-if)# lldp med-tlv-select inventory-management
Switch(config-if)# end

Network-Policy TLV の設定

ネットワーク ポリシー プロファイルの作成、ポリシー属性の設定、およびその設定のインターフェイスへの適用を行うには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

network-policy profile profile number

ネットワーク ポリシー プロファイル番号を指定し、ネットワーク ポリシー コンフィギュレーション モードを開始します。指定できる範囲は 1 ~ 4294967295 です。

ステップ 3

{voice | voice-signaling} vlan [ vlan-id {cos cvalue | dscp dvalue } ] | [[dot1p {cos cvalue | dscp dvalue }] | none | untagged]

ポリシー属性を設定します。

voice :音声アプリケーション タイプを指定します。

voice-signaling :音声シグナリング アプリケーション タイプを指定します。

vlan :音声トラフィックのネイティブ VLAN を指定します。

vlan-id :(任意)音声トラフィックの VLAN を指定します。指定できる範囲は 1 ~ 4094 です。

cos cvalue :(任意)設定された VLAN のレイヤ 2 プライオリティ Class of Service(CoS; サービス クラス)を指定します。指定できる範囲は 0 ~ 7 です。デフォルト値は 5 です。

dscp dvalue :(任意)設定された VLAN の Differentiated Services Code Point(DSCP)値を指定します。指定できる範囲は 0 ~ 63 です。デフォルト値は 46 です。

dot1p :(任意)IEEE 802.1p プライオリティ タギングおよび VLAN 0(ネイティブ VLAN)を使用するように IP 電話を設定します。

none :(任意)音声 VLAN に関して IP Phone に指示しません。IP Phone のキー パッドから入力された設定を使用します。

untagged :(任意)タグなしの音声トラフィックを送信するように IP 電話を設定します。これが IP Phone のデフォルト設定になります。

ステップ 4

exit

グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 5

interface interface-id

ネットワーク ポリシー プロファイルを設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 6

network-policy profile number

ネットワーク ポリシー プロファイル番号を指定します。

ステップ 7

lldp med-tlv-select network-policy

ネットワーク ポリシー TLV を指定します。

ステップ 8

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 9

show network-policy profile

設定を確認します。

ステップ 10

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

デフォルト設定に戻すには、各コマンドの no 形式を使用します。

次に、CoS を持つ音声アプリケーションの VLAN 100 を設定して、インターフェイス上のネットワーク ポリシー プロファイルおよびネットワーク ポリシー TLV をイネーブルにする例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# network-policy 1
Switch(config-network-policy)# voice vlan 100 cos 4
Switch(config-network-policy)# exit
Switch(config)# interface gigabitethernet0/1
Switch(config-if)# network-policy profile 1
Switch(config-if)# lldp med-tlv-select network-policy
 

次の例では、プライオリティ タギングを使用したネイティブ VLAN に音声アプリケーション タイプを設定する方法を示します。

Switch(config-network-policy)# voice vlan dot1p cos 4
Switch(config-network-policy)# voice vlan dot1p dscp 34

ロケーション TLV およびワイヤード ロケーション サービスの設定


) ワイヤード ロケーション サービスを使用するには、スイッチが LAN Base イメージを実行している必要があります。


エンドポイントのロケーション情報を設定し、その設定をインターフェイスに適用するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

location {admin-tag string | civic-location identifier id | elin-location string identifier id}

エンドポイントにロケーション情報を設定します。

admin-tag :管理タグまたはサイト情報を指定します。

civic-location :都市ロケーション情報を指定します。

elin-location :緊急ロケーション情報(ELIN)を指定します。

identifier id :都市ロケーションの ID を指定します。

string :サイト情報またはロケーション情報を英数字形式で指定します。

ステップ 3

exit

グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 4

interface interface-id

ロケーション情報を設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

location {additional-location-information word | civic-location-id id | elin-location-id id}

インターフェイスにロケーション情報を入力します。

additional-location-information :ロケーションまたは場所の追加情報を指定します。

civic-location-id :インターフェイスのグローバル都市ロケーション情報を指定します。

elin-location-id :インターフェイスの緊急ロケーション情報を指定します。

id :都市ロケーションまたは ELIN ロケーションの ID を指定します。指定できる ID 範囲は 1 ~ 4095 です。

word :追加のロケーション情報を指定する語またはフレーズを指定します。

ステップ 6

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 7

show location admin-tag string
または
show location civic-location identifier id
または
show location elin-location identifier id

設定を確認します。

ステップ 8

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

デフォルト設定に戻すには、各コマンドの no 形式を使用します。

次の例では、スイッチに都市ロケーション情報を設定する方法を示します。

Switch(config)# location civic-location identifier 1
Switch(config-civic)# number 3550
Switch(config-civic)# primary-road-name "Cisco Way"
Switch(config-civic)# city "San Jose"
Switch(config-civic)# state CA
Switch(config-civic)# building 19
Switch(config-civic)# room C6
Switch(config-civic)# county "Santa Clara"
Switch(config-civic)# country US
Switch(config-civic)# end

スイッチ上でワイヤード ロケーション サービスをイネーブルにするには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。


) スイッチは暗号化されたソフトウェア イメージを実行して、nmsp グローバル コンフィギュレーション コマンドをイネーブルにする必要があります。


 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

nmsp enable

スイッチで NMSP 機能をイネーブルにします。

ステップ 3

nmsp notification interval { attachment | location } interval-seconds

NMSP 通知間隔を指定します。

attachment :接続通知間隔を指定します。

location :位置通知間隔を指定します。

interval-seconds :スイッチから MSE にロケーション更新または接続更新が送信されるまでの期間(秒)。指定できる範囲は 1 ~ 30 です。デフォルト値は 30 です。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show network-policy profile

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

次の例では、スイッチ上で NMSP をイネーブルにして、位置通知間隔を 10 秒に設定する方法を示します。

Switch(config)# nmsp enable
Switch(config)# nmsp notification interval location 10

LLDP、LLDP-MED、ワイヤード ロケーション サービスのモニタリングとメンテナンス

デバイス上の LLDP、LLDP-MED、およびワイヤード ロケーション サービスをモニタリングおよびメンテナンスするには、特権 EXEC モードで次の作業を 1 回以上実行します。

 

コマンド
説明

clear lldp counters

トラフィック カウンタをゼロにリセットします。

clear lldp table

LLDP ネイバー情報テーブルを削除します。

clear nmsp statistics

NMSP 統計情報カウンタを消去します。

show lldp

送信頻度、送信するパケットのホールドタイム、LLDP 初期化の遅延時間のような、インターフェイス上のグローバル情報を表示します。

show lldp entry entry-name

特定のネイバーに関する情報を表示します。

アスタリスク(*)を入力すると、すべてのネイバーの表示、またはネイバーの名前の入力が可能です。

show lldp interface [ interface-id ]

LLDP がイネーブルに設定されているインターフェイスに関する情報を表示します。

表示対象を特定のインターフェイスに限定できます。

show lldp neighbors [ interface-id ] [ detail ]

デバイス タイプ、インターフェイスのタイプや番号、ホールドタイム設定、機能、ポート ID など、ネイバーに関する情報を表示します。

特定のインターフェイスに関するネイバー情報だけを表示したり、詳細表示にするため表示内容を拡張したりできます。

show lldp traffic

送受信パケットの数、廃棄したパケットの数、認識できない TLV の数など、LLDP カウンタ類を表示します。

show location admin-tag string

指定した管理タグまたはサイトのロケーション情報を表示します。

show location civic-location identifier id

特定のグローバル都市ロケーションのロケーション情報を表示します。

show location elin-location identifier id

緊急ロケーションのロケーション情報を表示します。

show network-policy profile

設定されたネットワーク ポリシー プロファイルを表示します。

show nmsp

NMSP 情報を表示します。