Catalyst 2960 スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.2(25)SED
CDP の設定
CDP の設定
発行日;2012/02/03 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

CDP の設定

CDP の概要

CDP の設定

CDP のデフォルト設定

CDP の特性の設定

CDP のディセーブル化およびイネーブル化

インターフェイス上での CDP のディセーブル化およびイネーブル化

CDP のモニタおよびメンテナンス

CDP の設定

この章では、Catalyst 2960 スイッチ上で Cisco Discovery Protocol(CDP)を設定する方法について説明します。


) この章で使用するコマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースに対応するコマンド リファレンスおよび『Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference』Release 12.2 の「System Management Commands」を参照してください。


この章で説明する内容は、次のとおりです。

「CDP の概要」

「CDP の設定」

「CDP のモニタおよびメンテナンス」

CDP の概要

CDP はすべてのシスコ製装置(ルータ、ブリッジ、アクセス サーバ、およびスイッチ)のレイヤ 2(データ リンク レイヤ)で動作する装置を検出するためのプロトコルです。ネットワーク管理アプリケーションは CDP を使用することにより、既知の装置に近接しているシスコ製装置を検出できます。また、下位レイヤのトランスペアレント プロトコルが稼働している近接装置の装置タイプや、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)エージェント アドレスを学習することもできます。この機能によって、アプリケーションから近接装置に SNMP クエリーを送信できます。

CDP は、Subnetwork Access Protocol(SNAP)をサポートしているすべてのメディアで動作します。CDP はデータ リンク レイヤでのみ動作するため、異なるネットワーク レイヤ プロトコルをサポートする2つのシステムで互いの情報を学習できます。

CDP が設定された各装置はマルチキャスト アドレスに定期的にメッセージを送信して、SNMP メッセージを受信可能なアドレスを 1 つまたは複数アドバタイズします。このアドバタイズには、受信側装置で CDP 情報を廃棄せずに保持する時間を表す Time To Live(TTL)、つまりホールドタイム情報も含まれます。各装置は他の装置から送信されたメッセージも待ち受けて、近接装置について学習します。

CDP はスイッチ上で Network Assistant をイネーブルにすることで、ネットワークをグラフィカルに表示できます。スイッチは CDP を使用してクラスタ候補を検出し、クラスタ メンバー、およびコマンド スイッチから最大 3 台(デフォルト)離れたクラスタ対応の他の装置についての情報を維持します。

スイッチは CDP バージョン 2 をサポートします。

CDP の設定

ここでは、次の設定情報について説明します。

「CDP のデフォルト設定」

「CDP の特性の設定」

「CDP のディセーブル化およびイネーブル化」

「インターフェイス上での CDP のディセーブル化およびイネーブル化」

CDP のデフォルト設定

表22-1 に、CDP のデフォルト設定を示します。

 

表22-1 CDP のデフォルト設定

機能
デフォルト設定

CDP グローバル ステート

イネーブル

CDP インターフェイス ステート

イネーブル

CDP タイマー(パケット更新頻度)

60 秒

CDP ホールドタイム(廃棄までの時間)

180 秒

CDP バージョン 2 アドバタイズ

イネーブル

CDP の特性の設定

CDP 更新の頻度、廃棄するまで情報を保持する期間、およびバージョン 2 アドバタイズを送信するかどうかを設定できます。

CDP タイマー、ホールドタイム、およびアドバタイズ タイプを設定するには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。


) ステップ 2 ~ 4 はすべて任意であり、どの順番で実行してもかまいません。


コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

cdp timer seconds

(任意)CDP 更新の送信頻度(秒)を設定します。

指定できる範囲は 5 ~ 254 です。デフォルトは 60 秒です。

ステップ 3

cdp holdtime seconds

(任意)装置から送信された情報を受信側装置が廃棄するまで保持する期間を指定します。

指定できる範囲は 10 ~ 255 秒です。デフォルトは 180 秒です。

ステップ 4

cdp advertise-v2

(任意)バージョン 2 アドバタイズを送信するように CDP を設定します。

これがデフォルトのステートです。

ステップ 5

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 6

show cdp

設定値を確認します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルにエントリを保存します。

デフォルト設定に戻すには、CDP コマンドの no 形式を使用します。

次に、CDP の特性を設定する例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# cdp timer 50
Switch(config)# cdp holdtime 120
Switch(config)# cdp advertise-v2
Switch(config)# end
 

その他の CDP show コマンドについては、「CDP のモニタおよびメンテナンス」を参照してください。

CDP のディセーブル化およびイネーブル化

CDP はデフォルトでイネーブルです。


) スイッチ クラスタと他のシスコ製装置(Cisco IP Phone など)は、CDP メッセージを定期的に交換します。CDP をディセーブルにすると、クラスタ検出が中断され、装置の接続が切断されます。詳細については、「スイッチのクラスタ化」および Cisco.com から入手できる『Getting Started with Cisco Network Assistant』を参照してください。


CDP 装置検出機能をディセーブルにするには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

no cdp run

CDP をディセーブルにします。

ステップ 3

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ディセーブル化されている CDP をイネーブルにするには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

cdp run

ディセーブル化されている CDP をイネーブルにします。

ステップ 3

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

次に、ディセーブル化されている CDP をイネーブルにする例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# cdp run
Switch(config)# end

インターフェイス上での CDP のディセーブル化およびイネーブル化

CDP 情報を送受信するために、サポートされているすべてのインターフェイス上では CDP がデフォルトでイネーブルになっています。

ポート上で CDP をディセーブルにするには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

CDP をディセーブルにするインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

no cdp enable

インターフェイス上で CDP をディセーブルにします。

ステップ 4

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルにエントリを保存します。

特定のポート上で、ディセーブル化されている CDP をイネーブルにするには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

CDP をイネーブルにするインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

cdp enable

インターフェイス上で、ディセーブル化されている CDP をイネーブルにします。

ステップ 4

end

イネーブル EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルにエントリを保存します。

次に、特定のポート上で、ディセーブル化されている CDP をイネーブルにする例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface gigabitethernet0/1
Switch(config-if)# cdp enable
Switch(config-if)# end

CDP のモニタおよびメンテナンス

装置上の CDP をモニタおよびメンテナンスするには、イネーブル EXEC モードで次の手順を 1 つまたは複数実行します。

 

コマンド
説明

clear cdp counters

トラフィック カウンタをゼロにリセットします。

clear cdp table

ネイバに関する情報を格納する CDP テーブルを削除します。

show cdp

送信の頻度、送信されたパケットのホールドタイムなど、グローバルな情報を表示します。

show cdp entry entry-name [ protocol | version ]

特定のネイバに関する情報を表示します。

アスタリスク(*)を入力してすべての CDP ネイバを表示することも、情報が必要なネイバの名前を入力することもできます。

また、指定されたネイバ上でイネーブルになっているプロトコルの情報や、装置上で稼働しているソフトウェアのバージョン情報だけが表示されるように、表示内容を制限することもできます。

show cdp interface [ interface-id ]

CDP がイネーブルに設定されているインターフェイスに関する情報を表示します。

必要なインターフェイスの情報だけを表示できます。

show cdp neighbors [ interface-id ] [ detail ]

装置タイプ、インターフェイスのタイプや番号、ホールドタイム設定、機能、プラットフォーム、ポート ID など、ネイバに関する情報を表示します。

特定のインターフェイスに関するネイバ情報だけを表示したり、詳細表示にするため表示内容を拡張したりできます。

show cdp traffic

CDP カウンタ(送受信されたパケット数、チェックサム エラーを含む)を表示します。