Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス Cisco IOS Release 12.1(22)EA11 以降
コマンドライン インターフェイスの使用
コマンドライン インターフェイスの使用
発行日;2012/08/09 | 英語版ドキュメント(2009/02/14 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

コマンドライン インターフェイスの使用

メモリのタイプ

プラットフォーム

CLI コマンド モード

ユーザ EXEC モード

特権 EXEC モード

グローバル コンフィギュレーション モード

インターフェイス コンフィギュレーション モード

config-vlan モード

VLAN コンフィギュレーション モード

ライン コンフィギュレーション モード

コマンドの概要

コマンドライン インターフェイスの使用

Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチは、Cisco IOS ソフトウェアでサポートされています。ここでは、ソフトウェア機能を設定するためのスイッチ コマンドライン インターフェイス(CLI)の使用方法について説明します。

これらの機能をサポートするコマンドの詳細については、「Catalyst 2950 および Catalyst 2955 Cisco IOS コマンド」を参照してください。Cisco IOS Release 12.1 のさらに詳しい情報については、次の URL で Cisco IOS Release 12.1 のコマンド リファレンスを参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/products/sw/iosswrel/ps1831/tsd_products_support_series_home.html

タスク指向の設定手順については、このリリースに対応する ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド を参照してください。

スイッチはあらかじめ設定されており、互換機に接続されるとすぐにパケットの転送を開始します。


) このマニュアルでは、IP は IP Version 4(IPv4)を意味します。レイヤ 3 IP Version 6(IPv6)パケットは、非 IP パケットとして取り扱われます。


メモリのタイプ

スイッチ フラッシュ メモリは、Cisco IOS ソフトウェア イメージ、スタートアップおよびプライベート コンフィギュレーション ファイル、およびヘルパー ファイルを格納します。

プラットフォーム

このソフトウェア リリースは、さまざまなスイッチで動作します。詳細なリストについては、 リリース ノート を参照してください。

CLI コマンド モード

ここでは、CLI コマンド モード構造について説明します。コマンド モードは、特定の Cisco IOS コマンドをサポートします。たとえば、 interface type_number コマンドは、グローバル コンフィギュレーション モードで入力されたときだけ機能します。以下は、主なコマンド モードです。

ユーザ EXEC

特権 EXEC

グローバル コンフィギュレーション

インターフェイス コンフィギュレーション

config-vlan

VLAN コンフィギュレーション

ライン コンフィギュレーション

表 1-1 に、コマンド モード、各モードへのアクセス方法、各モードで表示されるプロンプト、およびモードの終了方法を示します。表示されているプロンプトは、デフォルト名 Switch を想定しています。

 

表 1-1 コマンド モードの概要

コマンド モード
アクセス方法
プロンプト
終了または次のモードのアクセス

ユーザ EXEC

これが最初のアクセス レベルです。

(スイッチについては)ターミナル設定を変更し、基本タスクを実行し、システム情報を一覧表示します。

Switch>

logout コマンドを入力します。

特権 EXEC モードを開始するには、 enable コマンドを入力します。

特権 EXEC

ユーザ EXEC モードから、 enable コマンドを入力します。

Switch#

ユーザ EXEC モードに戻る場合は、 disable コマンドを入力します。

グローバル コンフィギュレーション モードを開始するには、 configure コマンドを入力します。

グローバル コンフィギュレーション

特権 EXEC モードから、 configure コマンドを入力します。

Switch(config)#

特権 EXEC モードに戻る場合は、 exit または end コマンドを入力するか、 Ctrl+Z を押します。

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始するには、 interface コマンドを入力します。

インターフェイス コンフィギュレーション

グローバル コンフィギュレーション モードで interface コマンドを入力し、インターフェイスを指定します。

Switch(config-if)#

特権 EXEC モードに戻る場合は、 end コマンドを入力するか、 Ctrl+Z を押します。

グローバル コンフィギュレーション モードに戻る場合は、 exit コマンドを入力します。

サブインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始するには、 interface コマンドを入力し、サブインターフェイスを指定します。

config-vlan

グローバル コンフィギュレーション モードで vlan vlan-id コマンドを入力します。

Switch(config-vlan)#
 

グローバル コンフィギュレーション モードに戻る場合は、 exit コマンドを入力します。

特権 EXEC モードに戻る場合は、 end コマンドを入力するか、 Ctrl+Z を押します。

VLAN コンフィギュレーション

特権 EXEC モードから、 vlan database コマンドを入力します。

Switch(vlan)#

特権 EXEC モードに戻る場合は、 exit コマンドを入力します。

ライン コンフィギュレーション

グローバル コンフィギュレーション モードから、 line コマンドを入力することにより、ラインを指定します。

Switch(config-line)#

グローバル コンフィギュレーション モードに戻る場合は、 exit コマンドを入力します。

特権 EXEC モードに戻る場合は、 end コマンドを入力するか、 Ctrl+Z を押します。

ユーザ EXEC モード

デバイスにアクセスすると、自動的にユーザ EXEC コマンド モードに入ります。ユーザ レベルで使用可能な EXEC コマンドは、特権レベルで使用可能な EXEC コマンドのサブセットです。一般に、ユーザ EXEC コマンドは、端末設定の一時的な変更、基本テストの実行、システム情報の一覧表示などに使用します。

サポートされているコマンドは、ご使用のソフトウェアのバージョンによって異なります。コマンドの包括的なリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。

Switch> ?

特権 EXEC モード

特権コマンドの多くは動作パラメータの設定に関係しています。無許可の使用を防止するには、特権コマンドへのアクセスをパスワードで保護する必要があります。特権コマンド セットには、ユーザ EXEC モードのコマンドと、それ以外のコマンド モードにアクセスするための configure コマンドが含まれます。

システム管理者がパスワードを設定した場合、特権 EXEC モードへのアクセスが許可される前に、パスワードの入力を要求するプロンプトが表示されます。パスワードは画面には表示されません。また、大文字と小文字が区別されます。

特権 EXEC モードのプロンプトは、装置名の後にポンド記号( # )が付きます。

Switch#
 

特権 EXEC モードにアクセスするには、 enable コマンドを入力します。

Switch> enable
Switch#
 

サポートされているコマンドは、ご使用のソフトウェアのバージョンによって異なります。コマンドの包括的なリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。

Switch# ?
 

ユーザ EXEC モードに戻る場合は、 disable コマンドを入力します。

グローバル コンフィギュレーション モード

グローバル コンフィギュレーション コマンドは、デバイス全体に影響を与える機能に適用されます。グローバル コンフィギュレーション モードを開始するには、 configure 特権 EXEC コマンドを使用します。デフォルトでは、管理コンソールからコマンドを入力します。

configure コマンドを入力すると、コンフィギュレーション コマンドの送信元の入力を要求するメッセージが表示されます。

Switch# configure
Configuring from terminal, memory, or network [terminal]?
 

コンフィギュレーション コマンドの送信元として、端末または NVRAM のいずれかを指定することができます。

次の例では、グローバル コンフィギュレーション モードにアクセスする方法を示します。

Switch# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
 

サポートされているコマンドは、ご使用のソフトウェアのバージョンによって異なります。コマンドの包括的なリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。

Switch(config)# ?
 

グローバル コンフィギュレーション コマンド モードを終了して特権 EXEC モードに戻る場合は、 end コマンドまたは exit コマンドを入力するか、 Ctrl+Z を押します。

インターフェイス コンフィギュレーション モード

インターフェイス コンフィギュレーション コマンドは、インターフェイスの動作を変更します。インターフェイス コンフィギュレーション コマンドは常に、インターフェイス タイプを定義するグローバル コンフィギュレーション コマンドの後に続きます。

インターフェイス コンフィギュレーション モードにアクセスするには、 interface type_number.subif コマンドを使用します。次の新しいプロンプトはインターフェイス コンフィギュレーション モードを示しています。

Switch(config-if)#
 

サポートされているコマンドは、ご使用のソフトウェアのバージョンによって異なります。コマンドの包括的なリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。

Switch(config-if)# ?
 

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了してグローバル コンフィギュレーション モードに戻る場合は、 exit コマンドを入力します。インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了して特権 EXEC モードに戻る場合は、 end コマンドを入力するか、 Ctrl+Z を押します。

config-vlan モード

標準範囲 VLAN(VLAN ID 1 ~ 1005)を設定したり、VTP モードがトランスペアレントであるときに拡張範囲 VLAN(VLAN ID 1006 ~ 4094)を設定したりする場合は、このモードを使用します。VTP モードがトランスペアレントである場合は、VLAN および VTP 設定は実行コンフィギュレーション ファイルに保存されるため、 copy running-config startup-config 特権 EXEC コマンドを実行して、この設定をスイッチのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存できます。VTP がトランスペアレント モードまたはサーバ モードの場合、VLAN ID が 1 ~ 1005 の VLAN 設定は、VLAN データベースに保存されます。拡張範囲 VLAN 設定は、VLAN データベースには保存されません。

config-vlan モードを開始するには、 vlan vlan-id グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力します。

Switch(config)# vlan 2000
Switch(config-vlan)#
 

サポートされるキーワードはさまざまですが、VLAN コンフィギュレーション モードで利用できるコマンドと似ています。コマンドの包括的なリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。

Switch(config-vlan)# ?
 

拡張範囲 VLAN については、MTU サイズ以外のすべての特性はデフォルト設定のままにしておいてください。

グローバル コンフィギュレーション モードに戻る場合は、 exit を入力します。特権 EXEC モードに戻る場合は、 end を入力します。 shutdown 以外のすべてのコマンドは、config-vlan モードを終了したときに有効になります。

VLAN コンフィギュレーション モード

VLAN コンフィギュレーション コマンドを使用すれば、VLAN 1 ~ 1005 の VLAN パラメータを作成または変更することができます。VLAN コンフィギュレーション モードにアクセスするには、 vlan database 特権 EXEC コマンドを入力します。

Switch# vlan database
Switch(vlan)#
 

サポートされているコマンドは、ご使用のソフトウェアのバージョンによって異なります。コマンドの包括的なリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。

Switch(vlan)# ?
 

特権 EXEC モードに戻る場合は、 abort コマンドを入力して、設定予定だったデータベースを放棄します。または、 exit を入力して、設定対象の新しい VLAN データベースを実装し、特権 EXEC モードに戻ります。

ライン コンフィギュレーション モード

ライン コンフィギュレーション コマンドは、端末ラインの動作を変更します。ライン コンフィギュレーション コマンドは、常にライン番号を定義するライン コマンドの後に来ます。端末パラメータ設定をラインごと、あるいはある範囲のライン全体で変更するには、このコマンドを使用します。

ライン コンフィギュレーション モードを開始するには、 line vty line_number [ ending_line_number ] コマンドを使用します。次の新しいプロンプトはライン コンフィギュレーション モードを示しています。

次の例では、仮想端末回線 7 でライン コンフィギュレーション モードを開始する方法を示します。

Switch(config)# line vty 0 7
 

サポートされているコマンドは、ご使用のソフトウェアのバージョンによって異なります。コマンドの包括的なリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。

Switch(config-line)# ?
 

ライン コンフィギュレーション モードを終了してグローバル コンフィギュレーション モードに戻る場合は、 exit コマンドを使用します。
ライン コンフィギュレーション モードを終了して特権 EXEC モードに戻る場合は、 end コマンドを入力するか、 Ctrl+ Z を押します。

コマンドの概要

表 1-2 は、Cisco IOS Release 12.1(6)EA2 より前および Cisco IOS Release 12.1(6)EA2 以降のソフトウェア リリースでの、機能が同じで構文が異なるコマンドのリストと説明です。また、Cisco IOS Release 12.1(6)EA2 より前でサポートされているコマンド、Cisco IOS Release 12.1(6)EA2 以降での同等のコマンド、およびコマンドの説明も一覧表示されています。

Cisco IOS Release 12.1(6)EA2 以降をご使用の場合、 表 1-2 の左欄にあるコマンドについては、保存済みのコンフィギュレーション ファイルにある場合に限り、スイッチによってサポートされます。スイッチの設定を変更して保存した場合、 表 1-2 のコマンドは、Cisco IOS Release 12.1(6)EA2 以降でサポートされる同等のコマンドと置き換えられます。

表 1-2 の左欄に一覧表示されたコマンドについては、『 Catalyst 2950 Desktop Switch Command Reference, Cisco IOS Release 12.0(5.2)WC(1) 』(2001 年 4 月)を参照してください。次の URL でこのマニュアルにアクセスすることができます。

http://www.cisco.com/en/US/docs/switches/lan/catalyst2950/software/release/12.0_5.2_wc_1_/command/reference/cli.html.

 

表 1-2 コマンドの比較

Cisco IOS Release 12.1(6)EA2 より前の Cisco IOS リリースのコマンド
Cisco IOS Release 12.1(6)EA2 以降のコマンド
説明

mac-address-table secure

switchport port-security mac-address

MAC アドレス テーブルにセキュア アドレスを追加します。

no negotiation auto

speed nonegotiate

1000BASE-X、1000BASE-LX、および 1000BASE-ZX GBIC1 ポートでの自動ネゴシエーションをディセーブルにします。

port group

channel-group

ポートを Fast EtherChannel または Gigabit EtherChannel ポート グループに割り当てます。

port monitor

monitor session

ポート上の SPAN2 ポート モニタリングをイネーブルにします。

port protected

switchport protected

レイヤ 2 のユニキャスト、マルチキャストおよびブロードキャスト トラフィックを、同じスイッチ上の他の保護ポートから分離します。

port security

switchport port-security

ポート上のポート セキュリティをイネーブルにし、ポートの使用をステーションのユーザ定義グループに制限します。

port security action

switchport port-security violation

セキュア ポートでアドレス違反が発生した場合に行われるアクションを指定します。

port security max-mac-count

switchport port-security maximum

セキュア ポートがサポートするセキュア アドレスの最大数を指定します。

port storm-control

storm-control

ポート上のユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャスト ストーム制御をイネーブルにし、ポート上のストーム制御パラメータを指定します。

show mac-address-table secure

show port-security

MAC アドレス テーブル内のインターフェイスのポート セキュリティ設定およびセキュア アドレスを表示します。

show port group

show etherchannel

チャネルの EtherChannel 情報を表示します。

show port monitor

show monitor

SPAN セッション情報を表示します。

show port protected

show interfaces switchport

ポートのポート保護設定を表示します。

show port security

show port-security

ポートに定義されたポート セキュリティ設定を表示します。

show port storm-control

show storm-control

パケット ストーム制御情報を表示します。

spanning-tree rootguard

spanning-tree guard

ポートに関連するすべての VLAN のルート ガード機能をイネーブルにします。

switchport priority

mls qos cos

ポートのデフォルトの CoS3 値を定義します。

switchport priority override

mls qos cos override

ポートのすべての着信パケットにデフォルトの CoS 値を割り当てます。

1.GBIC = Gigabit Interface Converter

2.SPAN = Switched Port Analyzer(スイッチド ポート アナライザ)

3.CoS = Class of Service(サービス クラス)

表 1-3 は、Cisco IOS Release 12.1(6)EA2 以降ではサポートされないコマンドの一覧とその説明です。これらのコマンドは、Cisco IOS Release 12.1(6)EA2 より前のソフトウェア リリースでのみサポートされます。Cisco IOS Release 12.1(6)EA2 以降をご使用の場合、 表 1-3 に表示されたコマンドについては、保存済みのコンフィギュレーション ファイルにある場合に限り、スイッチによってサポートされます。

 

表 1-3 Cisco IOS Release 12.1(6)EA2 以降ではサポートされないコマンド

コマンド
説明

clear ip address

IP 処理をディセーブルにせずに、スイッチの IP アドレスを削除します。

clear mac-address-table static

MAC アドレス テーブルからスタティック エントリを削除します。

management

現在の管理 VLAN インターフェイスをシャットダウンし、新しい管理 VLAN インターフェイスをイネーブルにします。

show mac-address-table self

スイッチ自身によって追加されたアドレスを MAC アドレス テーブルに表示します。

spanning-tree protocol

指定したスパニングツリー インスタンスに使用される STP4 を指定します。

Cisco IOS Release 12.1(6)EA2 以降では、スイッチは IEEE Ethernet STP のみをサポートします。

4.STP = Spanning-Tree Protocol(スパニングツリー プロトコル)

コマンド構文および説明の詳細については、「Catalyst 2950 および Catalyst 2955 Cisco IOS コマンド」を参照してください。タスク指向の設定手順については、このリリースに対応するソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。