Catalyst 2950/2955 スイッチ コマンド リファレンス Cisco IOS Release 12.1(22)EA2
CLIの使用方法
CLIの使用方法
発行日;2012/01/13 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

CLIの使用方法

メモリのタイプ

プラットフォーム

CLIコマンド モード

ユーザEXECモード

イネーブルEXECモード

グローバル コンフィギュレーション モード

インターフェイス コンフィギュレーション モード

config-vlanモード

VLANコンフィギュレーション モード

ライン コンフィギュレーション モード

コマンドの概要

CLIの使用方法

Catalyst 2950およびCatalyst 2955 スイッチは、Cisco IOSソフトウェアでサポートされています。ここでは、ソフトウェア機能を設定するためのスイッチCLI(コマンドライン インターフェイス)の使用方法について説明します。

これらの機能をサポートするコマンドの詳細説明については、 第2章「Catalyst 2950およびCatalyst 2955 Cisco IOSコマンド」 を参照してください。Cisco IOS Release 12.1のさらに詳しい情報については、次のURLでCisco IOS Release 12.1のコマンド リファレンスを参照してください。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/software/ios121/121cgcr/index.htm

タスク指向型の設定手順については、 このリリースに対応するソフトウェア コンフィギュレーション ガイド を参照してください。

スイッチはあらかじめ設定されており、互換機に接続されるとすぐにパケットの転送を開始します。


) このマニュアルでは、IPとはIPバージョン4(IPv4)を指します。レイヤ3 IPバージョン6(IPv6)パケットは、非IPパケットとして扱われます。


メモリのタイプ

スイッチ フラッシュ メモリは、Cisco IOSソフトウェア イメージ、スタートアップおよびプライベート コンフィギュレーション ファイル、およびヘルパー ファイルを格納します。

プラットフォーム

このソフトウェア リリースは、様々なスイッチで動作します。詳細な一覧については、 リリース ノート を参照してください。

CLIコマンド モード

ここでは、CLIコマンド モード構造について説明します。コマンド モードは、特定のCisco IOSコマンドをサポートします。たとえば、 interface type_number コマンドは、グローバル コンフィギュレーション モードで入力されたときだけ機能します。以下は、主なコマンド モードです。

ユーザEXEC

イネーブルEXEC

グローバル コンフィギュレーション

インターフェイス コンフィギュレーション

config-vlan

VLANコンフィギュレーション

ライン コンフィギュレーション

表 1-1 に、コマンド モード、各モードへのアクセス方法、各モードで表示されるプロンプト、およびモードの終了方法を示します。表示されているプロンプトは、デフォルト名 Switch を想定しています。

 

表 1-1 コマンド モードの概要

コマンド モード
アクセス方法
プロンプト
終了または次のモードのアクセス

ユーザEXEC

これが最初のアクセス レベルです。

(スイッチについては)端末設定を変更し、基本タスクを実行し、システム情報を一覧表示します。

Switch>

logout コマンドを入力します。

イネーブルEXECモードを開始するには、 enable コマンドを入力します。

イネーブルEXEC

ユーザEXECモードから、 enable コマンドを入力します。

Switch#

ユーザEXECモードに戻る場合は、 disable コマンドを入力します。

グローバル コンフィギュレーション モードを開始するには、 configure コマンドを入力します。

グローバル コンフィギュレーション

イネーブルEXECモードから、 configure コマンドを入力します。

Switch(config)#

イネーブルEXECモードに戻る場合は、 exit または end コマンドを入力するか、 Ctrl-Z を押します。

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始するには、 interface コマンドを入力します。

インターフェイス コンフィギュレーション

グローバル コンフィギュレーション モードから、 interface コマンドを入力することにより、インターフェイスを指定します。

Switch(config-if)#

イネーブルEXECモードに戻る場合は、 end コマンドを入力するか、 Ctrl-Z を押します。

グローバル コンフィギュレーション モードに戻る場合は、 exit コマンドを入力します。

サブインターフェイス コンフィギュレーション モードを開始するには、 interface コマンドでサブインターフェイスを指定します。

config-vlan

グローバル コンフィギュレーション モードで、 vlan vlan-id コマンドを入力します。

Switch(config-vlan)#
 

グローバル コンフィギュレーション モードに戻る場合は、 exit コマンドを入力します。

イネーブルEXECモードに戻る場合は、 end コマンドを入力するか、 Ctrl-Z を押します。

VLANコンフィギュレーション

イネーブルEXECモードから、 vlan database コマンドを入力します。

Switch(vlan)#

イネーブルEXECモードに戻る場合は、 exit コマンドを入力します。

ライン コンフィギュレーション

グローバル コンフィギュレーション モードから、 line コマンドを入力することにより、ラインを指定します。

Switch(config-line)#

グローバル コンフィギュレーション モードに戻る場合は、 exit コマンドを入力します。

イネーブルEXECモードに戻る場合は、 end コマンドを入力するか、 Ctrl-Z を押します。

ユーザEXECモード

装置にアクセスすると、自動的にユーザEXECコマンド モードに入ります。ユーザ レベルで使用可能なEXECコマンドは、イネーブル レベルで使用可能なEXECコマンドのサブセットです。一般に、ユーザEXECコマンドは、端末設定の一時的変更、基本テストの実行、システム情報の一覧表示などに使用します。

サポートされているコマンドは、ご使用のソフトウェアのバージョンによって異なります。コマンドの包括的なリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。

Switch> ?

イネーブルEXECモード

イネーブル コマンドの多くは動作パラメータの設定に関係しているので、不正使用を防ぐためには、イネーブル コマンドへのアクセスはパスワードで保護する必要があります。イネーブル コマンド セットには、ユーザEXECモードのコマンドと、それ以外のコマンド モードにアクセスするための configure コマンドが含まれます。

システム管理者がパスワードを設定した場合、イネーブルEXECモードへのアクセスを許可されるには、パスワードの入力が求められます。パスワードは画面には表示されません。また、大文字と小文字が区別されます。

イネーブルEXECモードのプロンプトは、装置名のあとにポンド記号( # )が付きます。

Switch#
 

イネーブルEXECモードにアクセスするには、 enable コマンドを入力します。

Switch> enable
Switch#
 

サポートされているコマンドは、ご使用のソフトウェアのバージョンによって異なります。コマンドの包括的なリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。

Switch# ?
 

ユーザEXECモードに戻る場合は、 disable コマンドを入力します。

グローバル コンフィギュレーション モード

グローバル コンフィギュレーション コマンドは、装置全体に影響を及ぼす機能に適用されます。グローバル コンフィギュレーション モードを開始するには、 configure イネーブルEXECコマンドを使用します。デフォルトでは、管理コンソールからコマンドを入力します。

configure コマンドを入力すると、コンフィギュレーション コマンドの送信元の入力を要求するメッセージが表示されます。

Switch# configure
Configuring from terminal, memory, or network [terminal]?
 

コンフィギュレーション コマンドの送信元として、端末またはNVRAM(不揮発性RAM)のいずれかを指定することができます。

次の例では、グローバル コンフィギュレーション モードにアクセスする方法を示します。

Switch# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
 

サポートされているコマンドは、ご使用のソフトウェアのバージョンによって異なります。コマンドの包括的なリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。

Switch(config)# ?
 

グローバル コンフィギュレーション コマンド モードを終了してイネーブルEXECモードに戻る場合は、 end コマンドまたは exit コマンドを入力するか、 Ctrl-Z を押します。

インターフェイス コンフィギュレーション モード

インターフェイス コンフィギュレーション コマンドは、インターフェイスの動作を変更します。インターフェイス コンフィギュレーション コマンドは、常にインターフェイス タイプを定義するグローバル コンフィギュレーション コマンドのあとに来ます。

インターフェイス コンフィギュレーション モードにアクセスするには、 interface type_number.subif コマンドを使用します。次の新しいプロンプトはインターフェイス コンフィギュレーション モードを示しています。

Switch(config-if)#
 

サポートされているコマンドは、ご使用のソフトウェアのバージョンによって異なります。コマンドの包括的なリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。

Switch(config-if)# ?
 

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了してグローバル コンフィギュレーション モードに戻る場合は、 exit コマンドを入力します。インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了してイネーブルEXECモードに戻る場合は、 end コマンドを入力するか、 Ctrl-Z を押します。

config-vlanモード

標準範囲VLAN(仮想LAN)(VLAN ID 1~1005)を設定したり、VTPモードがトランスペアレントで拡張ソフトウェア イメージがインストールされている場合に拡張範囲VLAN(VLAN ID 1006~4094)を設定したりするには、このモードを使用します。VTPモードがトランスペアレントである場合は、VLAN設定およびVTP設定は実行コンフィギュレーション ファイルに保存されるので、 copy running-config startup-config イネーブルEXECコマンドを実行して、これをスイッチのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存できます。VTPがトランスペアレント モードまたはサーバ モードの場合、VLAN IDが1~1005のVLANの設定は、VLANデータベースに保存されます。拡張範囲VLAN設定は、VLANデータベースには保存されません。

config-vlanモードを開始するには、 vlan vlan-id グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力します。

Switch(config)# vlan 2000
Switch(config-vlan)#
 

サポートされるキーワードはまったく同じというわけではありませんが、VLANコンフィギュレーション モードで利用できるコマンドと似ています。コマンドの包括的なリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。

Switch(config-vlan)# ?
 

拡張範囲VLANについては、MTUサイズ以外のすべての特性はデフォルト設定のままにしておいてください。

グローバル コンフィギュレーション モードに戻る場合は、 exit を入力します。イネーブルEXECモードに戻る場合は、endを入力します。 shutdown 以外のすべてのコマンドは、config-vlanモードを終了したときに有効になります。

VLANコンフィギュレーション モード

VLANコンフィギュレーション コマンドを使用すると、VLAN 1~1005のVLANパラメータを作成または変更することができます。VLANコンフィギュレーション モードを開始するには、 vlan database イネーブルEXECコマンドを入力します。

Switch# vlan database
Switch(vlan)#
 

サポートされているコマンドは、ご使用のソフトウェアのバージョンによって異なります。コマンドの包括的なリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。

Switch(vlan)# ?
 

イネーブルEXECモードに戻る場合は、 abort コマンドを入力して、設定しようとしたデータベースを放棄します。または、 exit を入力して、設定しようとする新しいVLANデータベースを実装し、イネーブルEXECモードに戻ります。

ライン コンフィギュレーション モード

ライン コンフィギュレーション コマンドは、端末ラインの動作を変更します。ライン コンフィギュレーション コマンドは、常に行番号を定義するライン コマンドのあとに来ます。端末パラメータ設定をラインごと、あるいはある範囲のライン全体で変更するには、このコマンドを使用します。

ライン コンフィギュレーション モードを開始するには、 line vty line_number [ ending_line_number ] コマンドを使用します。次の新しいプロンプトはライン コンフィギュレーション モードを示しています。

次の例では、仮想端末ライン7でライン コンフィギュレーション モードを開始する方法を示します。

Switch(config)# line vty 0 7
 

サポートされているコマンドは、ご使用のソフトウェアのバージョンによって異なります。コマンドの包括的なリストを表示するには、プロンプトで疑問符(?)を入力します。

Switch(config-line)# ?
 

ライン コンフィギュレーション モードを終了してグローバル コンフィギュレーション モードに戻る場合は、 exit コマンドを使用します。
ライン コンフィギュレーション モードを終了してイネーブルEXECモードに戻るには、 end コマンドを入力するか、 Ctrl- Z を押します。

コマンドの概要

表 1-2 は、Cisco IOS Release 12.1(6)EA2より前およびCisco IOS Release 12.1(6)EA2以降のソフトウェア リリースで機能は同じでも構文が異なるコマンドのリストと説明です。また、Cisco IOS Release 12.1(6)EA2より前でサポートされているコマンド、Cisco IOS Release 12.1(6)EA2以降の同等のコマンド、およびコマンドの説明も一覧表示されています。

Cisco IOS Release 12.1(6)EA2以降をご使用の場合、 表 1-2 の左欄にあるコマンドについては、コンフィギュレーション ファイルに保存してある場合に限り、スイッチによってサポートされます。スイッチの設定を変更して保存した場合、 表 1-2 のコマンドは、Cisco IOS Release 12.1(6)EA2以降でサポートされる同等のコマンドと置き換えられます。

表 1-2 の左欄に一覧表示されたコマンドについては、『 Catalyst 2950 Desktop Switch Command Reference, Cisco IOS Release 12.0(5.2)WC(1) 』(2001年4月)を参照してください。次のURLでこの資料にアクセスすることができます。

http://www.cisco.com/univercd/cc/td/doc/product/lan/cat2950/2950_wc/index.htm

 

表 1-2 コマンドの比較

Cisco IOS Release 12.1(6)EA2より前のCisco IOSリリースのコマンド
Cisco IOS Release 12.1(6)EA2以降のコマンド
説明

mac-address-table secure

switchport port-security mac-address

MACアドレス テーブルにセキュア アドレスを追加します。

no negotiation auto

speed nonegotiate

1000BASE-X、-LX、および-ZX GBIC1ポートでのオートネゴシエーションをディセーブルにします。

port group

channel-group

ポートをFast EtherChannelまたはGigabit EtherChannelポート グループに割り当てます。

port monitor

monitor session

ポートでのSPAN2ポート モニタリング機能をイネーブルにします。

port protected

switchport protected

レイヤ2のユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャスト トラフィックを、同じスイッチ上の他の保護ポートから分離します。

port security

switchport port-security

ポートでのポート セキュリティをイネーブルにし、ポートの使用をステーションのユーザ定義グループに制限します。

port security action

switchport port-security violation

セキュア ポートでアドレス侵害が発生した場合に取るべき措置を指定します。

port security max-mac-count

switchport port-security maximum

セキュア ポートがサポートするセキュア アドレスの最大数を指定します。

port storm-control

storm-control

ポートでのユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャスト ストーム制御をイネーブルにし、ポートでのストーム制御パラメータを指定します。

show mac-address-table secure

show port-security

MACアドレス テーブル内のインターフェイスのポート セキュリティ設定およびセキュア アドレスを表示します。

show port group

show etherchannel

チャネルのEtherChannel情報を表示します。

show port monitor

show monitor

SPANセッション情報を表示します。

show port protected

show interfaces switchport

ポートのポート保護設定を表示します。

show port security

show port-security

ポートに定義されたポート セキュリティ設定を表示します。

show port storm-control

show storm-control

パケットストーム制御情報を表示します。

spanning-tree rootguard

spanning-tree guard

ポートに関連するすべてのVLANのルート ガード機能をイネーブルにします。

switchport priority

mls qos cos

ポートのデフォルトのCoS3値を定義します。

switchport priority override

mls qos cos override

ポートのすべての着信パケットにデフォルトのCoS値を割り当てます。

1.GBIC = Gigabit Interface Converter(ギガビット インターフェイス コンバータ)

2.SPAN = Switched Port Analyzer(スイッチド ポート アナライザ)

3.CoS = Class of Service(サービス クラス)

表 1-3 は、Cisco IOS Release 12.1(6)EA2以降ではサポートされないコマンドの一覧とその説明です。これらのコマンドは、Cisco IOS Release 12.1(6)EA2より前のソフトウェア リリースでのみサポートされます。Cisco IOS Release 12.1(6)EA2以降をご使用の場合、 表 1-3 に表示されたコマンドについては、コンフィギュレーション ファイルに保存してある場合に限り、スイッチによってサポートされます。

 

表 1-3 Cisco IOS Release 12.1(6)EA2以降ではサポートされないコマンド

コマンド
説明

clear ip address

IP処理をディセーブルにせずにスイッチのIPアドレスを削除します。

clear mac-address-table static

MACアドレス テーブルからスタティック エントリを削除します。

management

現在の管理VLANインターフェイスをシャットダウンし、新しい管理VLANインターフェイスをイネーブルにします。

show mac-address-table self

スイッチ自身によって追加されたアドレスをMACアドレス テーブルに表示します。

spanning-tree protocol

指定したスパニングツリー インスタンスに使用されるSTP4を指定します。

Cisco IOS Release 12.1(6)EA2以降では、スイッチはIEEE Ethernet STPだけをサポートします。

4.STP = Spanning-Tree Protocol(スパニングツリー プロトコル)

詳細なコマンド構文および説明については、 第2章「Catalyst 2950およびCatalyst 2955 Cisco IOSコマンド」 を参照してください。タスク指向型の設定手順については、このリリースのソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。