Catalyst 2950 および Catalyst 2955 スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.1(22)EA11 以降
Catalyst 2955 スイッチ アラームの設定
Catalyst 2955 スイッチ アラームの設定
発行日;2012/05/10 | 英語版ドキュメント(2009/02/14 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 10MB) | フィードバック

目次

Catalyst 2955 スイッチ アラームの設定

Catalyst 2955 スイッチ アラームについて

グローバル ステータス モニタリング アラーム

FCS エラー ヒステリシスしきい値

ポート ステータス モニタリング アラーム

アラーム発生のオプション

Catalyst 2955 スイッチ アラームの設定

Catalyst 2955 スイッチ アラームのデフォルト設定

電源装置アラームの設定

電源モードの設定

電源装置アラーム オプションの設定

スイッチの温度アラームの設定

スイッチのセカンダリ温度しきい値の設定

温度アラームのリレーへの関連付け

FCS Bit Error Rate アラームの設定

FCS エラーしきい値の設定

FCS エラー ヒステリシスしきい値の設定

アラーム プロファイルの設定

アラーム プロファイルの作成または変更

特定のポートへのアラーム プロファイルの割り当て

SNMP トラップのイネーブル化

Catalyst 2955 スイッチ アラーム ステータスの表示

Catalyst 2955 スイッチ アラームの設定

ここでは、Catalyst 2955 スイッチのさまざまなアラームを設定する方法について説明します。


) この章で説明するアラームは、Catalyst 2950 スイッチでは使用できません。

この章で使用するコマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースのスイッチ コマンド リファレンスを参照してください。


この章で説明する内容は、次のとおりです。

「Catalyst 2955 スイッチ アラームについて」

「Catalyst 2955 スイッチ アラームの設定」

「Catalyst 2955 スイッチ アラーム ステータスの表示」

Catalyst 2955 スイッチ アラームについて

Catalyst 2955 スイッチ ソフトウェアは、スイッチの状態を、ポート単位またはスイッチ単位でモニタします。スイッチまたはポートの現在の状態と、ユーザが設定したパラメータが一致しない場合、スイッチ ソフトウェアはアラームまたはシステム メッセージをトリガーします。デフォルトでは、スイッチ ソフトウェアは、システム メッセージ ロギング ファシリティ(syslog ファシリティ)にシステム メッセージを送信します。また、Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)トラップを SNMP サーバに送信するようにスイッチを設定することもできます。独立した 2 つのアラーム リレー(メジャーまたはマイナー)を使用すると、外部のアラーム デバイスをトリガーするようにスイッチを設定することもできます。アラームの設定方法の詳細については、「Catalyst 2955 スイッチ アラームの設定」を参照してください。

ここでは、次の情報について説明します。

「グローバル ステータス モニタリング アラーム」

「FCS エラー ヒステリシスしきい値」

「ポート ステータス モニタリング アラーム」

「アラーム発生のオプション」

グローバル ステータス モニタリング アラーム

Catalyst 2955 スイッチには、温度および電源の状態に関連するアラーム処理の機能が含まれています。これらのアラームは、グローバル アラームまたはファシリティ アラームと呼ばれます。 表 3-1 に、3 つのグローバル アラーム、およびその説明と機能を示します。

 

表 3-1 Catalyst 2955 グローバル ステータス モニタリング アラーム

アラーム
説明

電源装置アラーム

スイッチは、デュアル DC 電源装置レベルをモニタします。システムがデュアル電源モードで動作するように設定されていると、片方の電源装置が故障するか欠けた場合にアラームが発生します。両方の電源装置が揃うか稼動状態になると、アラームは自動的にクリアされます。電源装置アラームをハードウェア リレーに接続するように設定できます。詳細については、「電源装置アラームの設定」を参照してください。

温度アラーム

スイッチは、スイッチ内部の環境条件をモニタする 1 つの温度センサーを備えています。このスイッチには、温度に関係する 2 つのアラームが含まれています。

プライマリ アラームは、スイッチの安全な操作のために、低温(-20oC)と高温(95oC)の両方のトリガーが自動的にイネーブルになります。これは変更することも、ディセーブルにすることもできません。デフォルトでは、プライマリ温度アラームはメジャー リレーに関連付けられています。

セカンダリ温度アラームを使用して、システムの温度が、設定した温度のしきい値を超えたときにアラームをトリガーするようにできます。最低温度のしきい値は 40oC で、最高温度のしきい値は 95oC です。デフォルトでは、セカンダリ アラームはディセーブルになっています。

詳細については、「スイッチの温度アラームの設定」を参照してください。

FCS エラー ヒステリシスしきい値

イーサネット標準の上限ビット エラー レートは 10-8 です。Catalyst 2955 スイッチで設定可能なビット エラー レートの範囲は 10-6 ~ 10-11 です。スイッチのビット エラー レートは正の指数です。ビット エラー レートを 10-9 に設定する場合、指数の値として 9 を入力します。デフォルトの FCS ビット エラー レートは 10-8 です。

実際のビット エラー レートが設定されたビット エラー レート値付近を変動する場合に、FCS エラー ヒステリシスしきい値を設定することによってアラームの切り替えを防ぐことができます。ヒステリシスしきい値は、アラーム設定しきい値に対するアラーム クリアしきい値の値を比率(%)で定義します。

たとえば、FCS ビット エラー レートのアラーム値が 10-8 に設定されている場合、この値がアラーム設定しきい値です。アラーム クリアしきい値を 5*10-10 に設定するには、ヒステリシス、つまり値 h を次のように設定します。

h = アラーム クリアしきい値 / アラーム設定しきい値

h = 5*10-10 / 10-8 = 5*10-2 = 0.05 = 5%

FCS ヒステリシスしきい値は、Catalyst 2955 スイッチのすべてのポートに適用されます。指定できる範囲は 1 ~ 10% です。デフォルト値は 10% です。詳細については、「FCS Bit Error Rate アラームの設定」を参照してください。

ポート ステータス モニタリング アラーム

Catalyst 2955 スイッチでは、イーサネット ポートのステータスをモニタし、 表 3-2 に示すアラームに基づくアラーム メッセージを生成することもできます。ユーザの時間と手間を省くため、このスイッチはアラーム プロファイルを使用したアラーム設定の変更をサポートしています。プロファイルを複数作成し、各イーサネット ポートに 1 つずつ割り当てることができます。

アラーム プロファイルを使用すると、ポートのアラーム条件をイネーブルまたはディセーブルにしたり、1 つまたは両方のアラーム リレーにアラーム条件を関連付けたりできます。また、アラーム プロファイルを使用してアラーム条件を設定すると、アラーム トラップを SNMP サーバに送信することや、システム メッセージを Syslog サーバに送信することもできます。出荷時の設定(デフォルト)では、すべてのインターフェイスにアラーム プロファイル defaultPort が適用されています。


) 1 つのリレーに対し複数のアラームを関連付けることも、両方のリレーに対し 1 つのアラームを関連付けることもできます。


表 3-2 に、ポート ステータス モニタリング アラームの一覧、その説明、および機能を示します。各障害には、Cisco IOS システム エラー メッセージ重大度に基づく重大度が割り当てられています。

 

表 3-2 Catalyst 2955 ポート ステータス モニタリング アラーム

アラーム
説明

Link Fault アラーム

Catalyst 2955 スイッチは、ポートの物理層でデータ転送の信頼性が低下する原因となるような問題が発生した場合に、Link Fault アラームを生成します。一般的なリンク障害は信号またはクロック消失です。リンク障害がクリアされると、Link Fault アラームも自動的にクリアされます。このアラームの重大度は、レベル 3、エラー状態です。

Port not Forwarding アラーム

ポートでパケット転送が行われていない場合、スイッチは Port not Forwarding アラームを生成します。ポートでパケット転送が開始されると、このアラームは自動的にクリアされます。このアラームの重大度は、レベル 4、警告です。

Port is not Operating アラーム

スタートアップのセルフテスト中に、ポートが障害状態であることが検出された場合、スイッチは Port is not Operating アラームを生成します。発生した Port is not Operating アラームは、スイッチの再起動時にポートが動作可能であると見なされた場合にのみ、クリアされます。このアラームの重大度は、レベル 3、エラー状態です。

FCS Bit Error Rate アラーム

設定されている FCS ビット エラー レートに実際の FCS ビット エラー レートが近づくと、スイッチは FCS Bit Error Rate アラームを生成します。各ポートの FCS ビット エラー レートは、インターフェイス コンフィギュレーション CLI を使用して設定できます。詳細については、「FCS Bit Error Rate アラームの設定」を参照してください。このアラームの重大度は、レベル 3、エラー状態です。

アラーム発生のオプション

スイッチでは、次の 3 つのアラーム発生方法がサポートされています。

リレー設定

スイッチは、2 つの独立したアラーム リレーを備えています。アラーム リレーは、グローバル ステータスおよびポート ステータスの状態によって発生させることができます。リレーを設定して、外部のアラーム デバイス(ベル、ライト、その他の信号デバイスなど)に障害信号を送信することができます。任意のアラーム条件を、アラーム リレーのいずれかまたは両方に関連付けることができます。各障害には、Cisco IOS システム エラー メッセージ重大度に基づく重大度が割り当てられています。

リレーを設定する方法については、「Catalyst 2955 スイッチ アラームの設定」を参照してください。

SNMP トラップ

SNMP は、マネージャとエージェント間の通信のメッセージ フォーマットを提供するアプリケーションレイヤ プロトコルです。SNMP システムは、SNMP マネージャ、SNMP エージェント、および Management Information Base(MIB; 管理情報ベース)で構成されます。

Catalyst 2955 スイッチ ソフトウェアで、ユーザが SNMP サーバへアラーム トラップを送信するよう snmp-server enable traps コマンドを修正できます。アラーム プロファイルを使用して、SNMP アラーム トラップを送信するための環境またはポート ステータス アラーム条件を設定できます。詳細については、「SNMP トラップのイネーブル化」を参照してください。

Syslog メッセージ

アラーム プロファイルを使用すると、システム メッセージを Syslog サーバに送信できます。詳細については、「Catalyst 2955 スイッチ アラームの設定」を参照してください。

Catalyst 2955 スイッチ アラームの設定

ここでは、Catalyst 2955 スイッチのアラームを設定する方法を説明します。

「Catalyst 2955 スイッチ アラームのデフォルト設定」

「電源装置アラームの設定」

「スイッチの温度アラームの設定」

「FCS Bit Error Rate アラームの設定」

「アラーム プロファイルの設定」

「SNMP トラップのイネーブル化」

Catalyst 2955 スイッチ アラームのデフォルト設定

表 3-3 に、Catalyst 2955 スイッチ アラームのデフォルト設定を示します。

 

表 3-3 Catalyst 2955 スイッチ アラームのデフォルト設定

アラーム
デフォルト設定

グローバル

電源装置アラーム

スイッチのシングル電源モードの場合にイネーブルになります。アラームはありません。

デュアル電源装置モードの場合、デフォルトのアラーム通知として、システム メッセージがコンソールに表示されます。

プライマリ温度アラーム

スイッチの温度範囲が 95oC(最高温度)~ -20oC(最低温度)でイネーブルになります。

プライマリ スイッチの温度アラームはメジャー リレーに関連付けられています。

セカンダリ温度アラーム

ディセーブル。

ポート

Link Fault アラーム

すべてのインターフェイスでディセーブル。

Port not Forwarding アラーム

すべてのインターフェイスでディセーブル。

Port is not Operating アラーム

すべてのインターフェイスでイネーブル。

FCS Bit Error Rate アラーム

すべてのインターフェイスでディセーブル。

電源装置アラームの設定

ここでは、スイッチの電源装置アラームを設定する方法を説明します。内容は次のとおりです。

「電源モードの設定」

「電源装置アラーム オプションの設定」

電源モードの設定

Catalyst 2955 スイッチには DC 電源入力が 2 つあります。デフォルトでは、システムはシングル電源モードで稼動します。power-supply dual グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用すると、デュアル モードで稼動するように設定できます。デュアル電源モードでは、プライマリ電源装置が故障すると、別の電源装置からスイッチに電源が供給されます。

デュアル電源モードでスイッチが稼動するように設定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

power-supply dual

デュアル モードで稼動するようにシステムを設定します。

ステップ 3

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 4

show alarm settings

設定を確認します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

シングル電源モードで稼動するようにスイッチの設定を戻すことによって、このアラームをディセーブルにするには、no power-supply dual コマンドを使用します。

電源装置アラーム オプションの設定

電源装置アラームをリレーに関連付けるには、alarm facility power-supply グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。電源装置アラームに関連付けたすべてのアラームとトラップを、Syslog サーバおよび SNMP サーバに送信するように設定することもできます。

電源装置アラームをリレーに関連付けるには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

alarm facility power-supply relay { major | minor }

電源装置アラームをメジャー リレーまたはマイナー リレーに関連付けます。

ステップ 3

alarm facility power-supply notifies

電源アラーム トラップを SNMP サーバへ送信するよう設定します。

ステップ 4

alarm facility power-supply syslog

電源アラーム トラップを Syslog サーバへ送信するよう設定します。

ステップ 5

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 6

show alarm settings

設定を確認します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

リレー、Syslog サーバ、または SNMP サーバへのアラーム送信をディセーブルにするには、no alarm facility power-supply relay、no alarm facility power-supply notifies、no alarm facility power-supply syslog の各グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。


) notifies コマンドを使用してアラーム トラップを SNMP サーバに送信するには、まず snmp-server enable traps alarms グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して SNMP サーバをセットアップする必要があります。「SNMP トラップのイネーブル化」を参照してください。


次に、電源装置モニタリング アラームをマイナー リレーに設定する例を示します。

Switch(config) # alarm facility power-supply relay minor

スイッチの温度アラームの設定

プライマリ温度アラームの温度しきい値は変更できませんが、メジャー リレーからマイナー リレーへプライマリ温度アラームの関係を変更することができます。また、セカンダリ温度アラームに対する最低温度のしきい値を設定し、アラームをメジャー リレーまたはマイナー リレーのいずれかに関連付けることができます。

ここでは、スイッチの温度アラームを設定する方法を説明します。内容は次のとおりです。

「スイッチのセカンダリ温度しきい値の設定」

「温度アラームのリレーへの関連付け」

スイッチのセカンダリ温度しきい値の設定

グローバル コンフィギュレーション モードで alarm facility temperature secondary コマンドを使用して、セカンダリ温度モニタリング アラームに対して最低温度のしきい値を設定できます。また alarm facility temperature secondary コマンドを使用して、セカンダリ温度アラームを、メジャーまたはマイナーのアラーム リレーのいずれかに関連付けることができます。

特権 EXEC モードから、次の手順に従って最低温度のしきい値を設定します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

alarm facility temperature secondary threshold

セカンダリ温度のしきい値値を設定します。40 ~ 95 の値を入力し、しきい値の範囲を 40 ~ 95oC に設定します。

ステップ 3

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 4

show alarm settings

設定を確認します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

セカンダリ温度しきい値アラームをディセーブルにするには、 no alarm facility temperature secondary threshold グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

この例では、セカンダリ温度アラームをディセーブルにします。

Switch(config) # no alarm facility temperature secondary 45

温度アラームのリレーへの関連付け

デフォルトでは、プライマリ温度アラームはメジャー リレーに関連付けられています。alarm facility temperature コマンドを使用すると、マイナー リレー、SNMP トラップ、Syslog メッセージにプライマリ温度アラームを関連付けたり、メジャー リレー、マイナー リレー、SNMP トラップ、Syslog メッセージにセカンダリ温度アラームを関連付けたりできます。

特権 EXEC モードから、次の手順に従ってセカンダリ温度アラームをリレーに関連付けます。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

alarm facility temperature {primary | secondary} relay { major | minor }

プライマリ温度アラームまたはセカンダリ温度アラームをリレーに関連付けます。

ステップ 3

alarm facility temperature {primary | secondary} notifies

プライマリ温度アラーム トラップまたはセカンダリ温度アラーム トラップを SNMP サーバへ送信するよう設定します。

ステップ 4

alarm facility temperature {primary | secondary} syslog

プライマリ温度アラーム トラップまたはセカンダリ温度アラーム トラップを syslog サーバに送信するよう設定します。

ステップ 5

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 6

show alarm settings

設定を確認します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。


) notifies コマンドを使用してアラーム トラップを SNMP サーバに送信するには、まず snmp-server enable traps alarms グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して SNMP サーバをセットアップする必要があります。「SNMP トラップのイネーブル化」を参照してください。


セカンダリ温度アラームをディセーブルにするには、 no alarm facility temperature secondary を使用します。

次に、高温しきい値の低い方の値を 45oC にして、セカンダリ温度アラームをマイナー リレーに設定する例を示します。このアラーム、およびアラームに関連付けられたすべてのトラップは、Syslog サーバと SNMP サーバに送信されます。

Switch(config) # alarm facility temperature secondary 45
Switch(config) # alarm facility temperature secondary relay minor
Switch(config) # alarm facility temperature secondary syslog
Switch(config) # alarm facility temperature secondary notifies
 

次に、1 番めの(プライマリ)温度アラームをメジャー リレーに設定する例を示します。すべてのアラーム、およびそのアラームに関連付けられたすべてのトラップは Syslog サーバに送信されます。

Switch(config) # alarm facility temperature primary syslog
Switch(config) # alarm facility temperature primary relay major

FCS Bit Error Rate アラームの設定

ここでは、スイッチの FCS Bit Error Rate アラームを設定する方法について説明します。

「FCS エラーしきい値の設定」

「FCS エラー ヒステリシスしきい値の設定」

FCS エラーしきい値の設定

設定されている FCS ビット エラー レートに実際の FCS ビット エラー レートが近づくと、スイッチは FCS Bit Error Rate アラームを生成します。FCS エラーしきい値を設定するには、fcs-threshold インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

ポートのビット エラー レート値を設定するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

設定するインターフェイスを入力して、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

fcs-threshold value

FCS エラー レートを設定します。

value に 6 ~ 11 の範囲の値を指定することにより、最大ビット エラー レート 10-6 ~ 10-11 を設定できます。

デフォルトの FCS ビット エラー レートは 10-8 です。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show fcs-threshold

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

デフォルトの FCS しきい値に戻すには、no fcs-threshold インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、ポートの FCS ビット エラー レートを 10-10 に設定する例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface fastethernet0/1
Switch(config-if) # fcs-threshold 10

FCS エラー ヒステリシスしきい値の設定

実際のビット エラー レートが、設定されているビット エラーの値付近を変動する場合に、ヒステリシスを設定することによってアラームの切り替えを防ぐことができます。FCS エラー ヒステリシスしきい値を設定するには、alarm facility fcs-hysteresis グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。


) FCS ヒステリシスしきい値は、Catalyst 2955 スイッチのすべてのポートに適用されます。


特権 EXEC モードから、次の手順に従って、スイッチに対する FCS エラー ヒステリシスしきい値を設定します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

alarm facility fcs-hysteresis percentage

スイッチのヒステリシスをパーセント値で設定します。

percentage に指定できる範囲は 1 ~ 10 です。デフォルト値は 10% です。

ステップ 3

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 4

show running config

設定を確認します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

FCS エラー ヒステリシスしきい値をデフォルト値に設定するには、 no alarm facility fcs-hysteresis コマンドを使用します。


) show running config コマンドを使用すると、デフォルト値以外の FCS エラー ヒステリシスが表示されます。


次に、FCS エラー ヒステリシスを 5% に設定する例を示します。

Switch(config) # alarm facility fcs-hysteresis 5

アラーム プロファイルの設定

ここでは、スイッチのアラーム プロファイルを設定する方法を説明します。内容は次のとおりです。

「アラーム プロファイルの作成または変更」

「特定のポートへのアラーム プロファイルの割り当て」

アラーム プロファイルの作成または変更

alarm profile グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用すると、アラーム プロファイルを作成したり、既存のプロファイルを変更したりできます。新しいアラーム プロファイルを作成した時点では、いずれのアラームもイネーブルになっていません。


) defaultPort プロファイルでイネーブルになるアラームは、Port is not Operating アラームだけです。


特権 EXEC モードから、次の手順に従ってアラーム プロファイルを作成します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

alarm profile name

新しいプロファイルを作成するか、既存のプロファイルを指定して、アラーム プロファイル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

alarm alarm-id

特定アラームのアラーム パラメータを追加または変更します( 表 3-4 を参照)。指定できる値は 1 ~ 4 です。スペースで区切ることにより、複数のアラーム ID を入力できます。

ステップ 4

notifies alarm-id

(任意)SNMP トラップを SNMP サーバに送信するようにアラームを設定します。

ステップ 5

relay-major alarm-id
relay-minor alarm-id

(任意)アラーム トラップをメジャー リレーに送信するようにアラームを設定します。

(任意)アラーム トラップをマイナー リレーに送信するようにアラームを設定します。

ステップ 6

syslog alarm-id

(任意)アラーム トラップを Syslog サーバに送信するようにアラームを設定します。

ステップ 7

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 8

show alarm profile name

設定を確認します。

ステップ 9

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

アラーム プロファイルを削除するには、no alarm profile name グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、fastEthernetPort 用のアラーム プロファイル fastE を、リンクダウン(alarmList ID 3)アラームと 30% の FCS エラー レート(alarmList ID 4)アラームをイネーブルにした状態で作成または変更する例を示します。リンクダウン アラームはマイナー リレーに、FCS エラー レート アラームはメジャー リレーに接続されます。また、これらのアラームは、SNMP サーバに通知を、Syslog サーバにシステム メッセージを送信します。

Switch(config)# alarm profile fastE
Switch(config-alarm- prof)# alarm 3 4
Switch(config-alarm- prof)# relay major 4
Switch(config-alarm- prof)# relay minor 3
Switch(config-alarm- prof)# notifies 3 4
Switch(config-alarm- prof)# syslog 3 4

) notifies コマンドを使用してアラーム トラップを SNMP サーバに送信するには、まず snmp-server enable traps alarms グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して SNMP サーバをセットアップする必要があります。「SNMP トラップのイネーブル化」を参照してください。


表 3-4 に、alarmList ID と、対応するアラーム定義の一覧を示します。こららのアラームの詳細については、「ポート ステータス モニタリング アラーム」を参照してください。

 

表 3-4 AlarmList ID 番号とアラームの説明

AlarmList ID
アラームの説明

1

リンク障害

2

ポートで転送が行われていない

3

ポートが動作していない

4

FCS エラー レートがしきい値を超えている

特定のポートへのアラーム プロファイルの割り当て

インターフェイス コンフィギュレーション モードで alarm-profile コマンドを使用すると、アラーム プロファイルを特定のポートに割り当てることができます。

アラーム プロファイルをポートに割り当てるには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface port interface

設定するスイッチ ポートの番号を入力して、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

alarm-profile name

指定したプロファイルをインターフェイスに割り当てます。

ステップ 4

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 5

show alarm profile

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

特定のポートからアラーム プロファイルを削除するには、no alarm-profile name インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、fastE というアラーム プロファイルをポートに割り当てる例を示します。

Switch(config)# interface fastethernet 0/2
Switch(config-if)# alarm profile fastE
 

次に、fastE というアラーム プロファイルをポートから削除する例を示します。

Switch(config)# interface FastEthernet 0/2
Switch(config-if)# no alarm profile fastE

SNMP トラップのイネーブル化

alarm トラップを送信するようにスイッチをイネーブル化するには、snmp-server enable traps alarms グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。


) アラーム プロファイルを使用して、SNMP アラーム トラップ通知を SNMP サーバに送信するようにスイッチを設定するには、まず snmp-server enable traps alarms グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して SNMP をイネーブル化する必要があります。


アラーム トラップを送信するようにスイッチをイネーブル化するには、特権 EXEC モードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

snmp-server enable traps alarms

SNMP トラップを送信するようにスイッチをイネーブル化します。

ステップ 3

end

特権 EXEC モードに戻ります。

ステップ 4

show alarm settings

設定を確認します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

Catalyst 2955 スイッチ アラーム ステータスの表示

グローバルおよびポートのアラーム ステータスを表示するには、 表 3-5 に示す 1 つまたは複数の特権 EXEC コマンドを使用します。

 

表 3-5 グローバルおよびポートのアラーム ステータスを表示するコマンド

コマンド
目的

show alarm description port

アラームの番号とその説明文を表示します。

show alarm profile [ name ]

システム内のすべてのアラーム プロファイル、または指定したプロファイルを表示します。

show alarm settings

スイッチに設定されているすべてのグローバル アラームを表示します。

show env { all | power | temperature }

Catalyst 2955 スイッチの環境ファシリティのステータスを表示します。

show alarm status [ critical | info | major | minor ]

スイッチで生成されたアラームを表示します。