システム メッセージ ロギングの概要
スイッチはデフォルトで、システム メッセージおよび
debug
イネーブル EXEC コマンドの出力をロギング プロセスに送信します。ロギング プロセスはログ メッセージを各宛先(設定に応じて、ロギング バッファ、端末回線、UNIX Syslog サーバなど)に配信する処理を制御します。ロギング プロセスは、コンソールにもメッセージを送信します。
(注) Syslog フォーマットは 4.3 BSD UNIX と互換性があります。
ロギング プロセスがディセーブルの場合、メッセージはコンソールにのみ送信されます。メッセージは生成時に送信されるため、メッセージおよびデバッグ出力にはプロンプトや他のコマンドの出力が割り込みます。コンソールには、メッセージ生成元のプロセスが終了したあとにメッセージが表示されます。
メッセージの重大度を設定して、コンソールおよび各宛先に表示されるメッセージのタイプを制御できます。ログ メッセージにタイムスタンプを設定したり、Syslog 送信元アドレスを設定して、リアルタイムのデバッグ機能および管理機能を強化できます。表示されるメッセージについては、このリリースに対応するシステム メッセージ ガイドを参照してください。
記録されたシステム メッセージにアクセスするには、スイッチの CLI(コマンドライン インターフェイス)を使用するか、または正しく設定された Syslog サーバにシステム メッセージを保存します。スイッチ ソフトウェアは Syslog メッセージを内部バッファに保存します。システム メッセージをリモートでモニタするには、Telnet あるいはコンソール ポート経由でスイッチにアクセスするか、または Syslog サーバ上でログを表示します。
システム メッセージ ロギングの設定
ここではシステム メッセージ ロギングの設定方法について説明します。
•
「システム ログ メッセージの形式」
•
「システム メッセージ ロギングのデフォルト設定」
•
「メッセージ ロギングのディセーブル化およびイネーブル化」
•
「メッセージ表示宛先装置の設定」
•
「ログ メッセージの同期化」
•
「ログ メッセージのタイムスタンプのイネーブル化およびディセーブル化」
•
「ログ メッセージのシーケンス番号のイネーブル化およびディセーブル化」
•
「メッセージ重大度の定義」
•
「ヒストリ テーブルおよび SNMP に送信される Syslog メッセージの制限」
•
「UNIX Syslog サーバの設定」
システム ログ メッセージの形式
システム ログ メッセージは最大 80 文字とパーセント記号(%)、およびその前に配置されるオプションのシーケンス番号やタイムスタンプ情報(設定されている場合)からなります。メッセージは次のフォーマットで表示されます。
seq no:timestamp:%facility-severity-MNEMONIC:description
パーセント記号の前のメッセージ部分は、
service sequence-numbers
、
service timestamps log datetime
、
service timestamps log datetime
[
localtime
] [
msec
] [
show-timezone
]
、または
service timestamps log uptime
グローバル コンフィギュレーション コマンドの設定によって変わります。
表26-1
に、Syslog メッセージの要素を示します。
表26-1 システム ログ メッセージの要素
|
|
|
seq no:
|
service sequence-numbers
グローバル コンフィギュレーション コマンドが設定されている場合だけ、ログ メッセージにシーケンス番号をスタンプします。
詳細は、「ログ メッセージのシーケンス番号のイネーブル化およびディセーブル化」を参照してください。
|
timestamp
のフォーマット
mm/dd h
h:mm:ss
または
hh:mm:ss
(短時間)
または
d h
(長時間)
|
メッセージまたはイベントの日時です。
service timestamps log
[
datetime | log
]
グローバル コンフィギュレーションコマンドが設定されている場合だけ、この情報が表示されます。
詳細は、「ログ メッセージのタイムスタンプのイネーブル化およびディセーブル化」を参照してください。
|
facility
|
メッセージが参照するファシリティ(SNMP[簡易ネットワーク管理プロトコル]、SYS など)です。サポートされるファシリティの一覧については、
表26-4
を参照してください。
|
severity
|
メッセージの重大度を示す 0 ~ 7 の 1 桁のコードです。重大度の詳細については、
表26-3
を参照してください。
|
MNEMONIC
|
メッセージを一意に示すテキスト ストリングです。
|
description
|
レポートされているイベントの詳細を示すテキスト ストリングです。
|
次に、スイッチ システム メッセージの一部を示します。
00:00:46: %LINK-3-UPDOWN: Interface Port-channel1, changed state to up 00:00:47: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet0/1, changed state to up 00:00:47: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet0/2, changed state to up 00:00:48: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface Vlan1, changed state to down 00:00:48: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface GigabitEthernet0/1, changed state to down 2 *Mar 1 18:46:11: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36) 18:47:02: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36) *Mar 1 18:48:50.483 UTC: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36)
システム メッセージ ロギングのデフォルト設定
表26-2
に、システム メッセージ ロギングのデフォルト設定を示します。
表26-2 システム メッセージ ロギングのデフォルト設定
|
|
|
コンソールへのシステム メッセージ ロギング
|
イネーブル
|
コンソールの重大度
|
debugging(および数値的により低いレベル。
表26-3
を参照)
|
ロギング バッファ サイズ
|
4096 バイト
|
ロギング ヒストリ サイズ
|
1 メッセージ
|
タイムスタンプ
|
ディセーブル
|
同期ロギング
|
ディセーブル
|
ログ サーバ
|
ディセーブル
|
Syslog サーバの IP アドレス
|
設定なし
|
サーバ ファシリティ
|
Local7(
表26-4
を参照)
|
サーバの重大度
|
informational(および数値的により低いレベル。
表26-3
を参照)
|
メッセージ ロギングのディセーブル化およびイネーブル化
メッセージ ロギングはデフォルトでイネーブルに設定されています。コンソール以外のいずれかの宛先にメッセージを送信する場合は、メッセージ ロギングをイネーブルにする必要があります。メッセージ ロギングがイネーブルの場合、ログ メッセージはロギング プロセスに送信されます。ロギング プロセスは、メッセージを生成元プロセスと同期しないで指定場所に記録します。
メッセージ ロギングをディセーブルにするには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。
|
|
|
ステップ 1
|
configure terminal
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
|
ステップ 2
|
no logging console
|
メッセージ ロギングをディセーブルにします。
|
ステップ 3
|
end
|
イネーブル EXEC モードに戻ります。
|
ステップ 4
|
show running-config
または
show logging
|
設定を確認します。
|
ステップ 5
|
copy running-config startup-config
|
(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。
|
ロギング プロセスをディセーブルにすると、メッセージがコンソールに書き込まれるまでプロセスは処理続行を待機する必要があるため、スイッチの処理速度が低下することがあります。ロギング プロセスがディセーブルの場合、メッセージは生成後すぐに(通常はコマンド出力に割り込む形で)コンソールに表示されます。
logging synchronous
グローバル コンフィギュレーション コマンドも、コンソールへのメッセージ表示に影響します。このコマンドをイネーブルにすると、Return を押さないとメッセージが表示されません。詳細は、「ログ メッセージの同期化」を参照してください。
メッセージ ロギングをディセーブルにしたあとに再度イネーブルにするには、
logging on
グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
メッセージ表示宛先装置の設定
メッセージ ロギングがイネーブルの場合、コンソールだけでなく特定の場所にもメッセージを送信できます。メッセージの受信場所を指定するには、イネーブル EXEC モードで、次のコマンドを 1 つまたは複数使用します。
|
|
|
ステップ 1
|
configure terminal
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
|
ステップ 2
|
logging buffered
[
size
]
|
内部バッファにメッセージを記録します。デフォルトのバッファ サイズは 4096 です。指定できる範囲は 4096 ~ 4294967295 バイトです。
(注) バッファ サイズを大きすぎる値に設定しないでください。他の作業に使用するメモリが不足することがあります。スイッチのプロセッサ メモリの空き容量を表示するには、show memory イネーブル EXEC コマンドを使用します。ただし、この値は利用可能な最大値であるため、バッファ サイズをこの値に設定しないでください。
|
ステップ 3
|
logging
host
|
UNIX Syslog サーバ ホストにメッセージを記録します。
host
には、Syslog サーバとして使用するホストの名前または IP アドレスを指定します。
ログ メッセージを受信する Syslog サーバのリストを作成するには、このコマンドを複数回入力します。
Syslog サーバの設定手順については、「UNIX Syslog サーバの設定」を参照してください。
|
ステップ 4
|
logging file flash:
filename
[
max-file-size
] [
min-file-size
] [
severity-level-number
|
type
]
|
フラッシュ メモリ内のファイルにログ メッセージを保管します。
•
filename
には、ログ メッセージのファイル名を入力します。
• (任意)
max-file-size
には、ロギング ファイルの最大サイズを指定します。指定できる範囲は 4096 ~ 2147483647 です。デフォルトは 4096 バイトです。
• (任意)
min-file-size
には、ロギング ファイルの最小サイズを指定します。指定できる範囲は 1024 ~ 2147483647 です。デフォルトは 2048 バイトです。
• (任意)
severity-level-number | type
には、ロギングの重大度またはロギング タイプを指定します。重大度に指定できる範囲は 0 ~ 7 です。ロギング タイプ キーワードの一覧については、
表26-3
を参照してください。デフォルトでは、デバッグ メッセージ、および数値的により低いレベルのメッセージがログ ファイルに送信されます。
|
ステップ 5
|
end
|
イネーブル EXEC モードに戻ります。
|
ステップ 6
|
terminal monitor
|
現在のセッション中に、コンソール以外の端末にメッセージを記録します。
端末パラメータ設定コマンドはローカルに設定され、セッションの終了後は無効になります。デバッグ メッセージを表示する場合は、セッションごとにこのステップを実行する必要があります。
|
ステップ 7
|
show running-config
|
設定を確認します。
|
ステップ 8
|
copy running-config startup-config
|
(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。
|
logging buffered
グローバル コンフィギュレーション コマンドを実行すると、ログ メッセージが内部バッファにコピーされます。循環バッファなので、バッファが一杯になると、古いメッセージが新しいメッセージで置き換えられます。バッファに記録されたメッセージを表示するには、
show logging
イネーブル EXEC コマンドを使用します。バッファ内の最も古いメッセージが最初に表示されます。バッファの内容を消去するには、
clear logging
イネーブル EXEC コマンドを使用します。
コンソールへのロギングをディセーブルにするには、
no logging console
グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。ファイルへのロギングをディセーブルにするには、no logging file
[
severity-level-number
|
type
]
グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
ログ メッセージの同期化
非送信請求メッセージおよび
debug
イネーブル EXEC コマンドの出力が、送信請求装置出力およびプロンプトと同期するように、特定のコンソール ポート回線または仮想端末回線に対してシステムを設定できます。重大度に応じて非同期に出力されるメッセージのタイプを特定できます。また、端末の非同期メッセージが削除されるまで保管しておくバッファの最大数を決定することもできます。
非送信請求メッセージおよび
debug
コマンド出力の同期ロギングがイネーブルの場合、送信請求装置出力がコンソールに表示または出力されたあとに、非送信請求装置からの出力が表示または出力されます。非送信請求メッセージおよび
debug
コマンドの出力は、ユーザ入力用プロンプトが返されたあとに、コンソールに表示されます。したがって、非送信請求メッセージおよび
debug
コマンドの出力は、送信請求装置出力およびプロンプトに割り込まれることはありません。非送信請求メッセージが表示されたあとに、コンソールはユーザ プロンプトを再表示します。
同期ロギングを設定するには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。
|
|
|
ステップ 1
|
configure terminal
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
|
ステップ 2
|
line
[
console
|
vty
]
line-number
[
ending-line-number
]
|
メッセージの同期ロギング設定する回線を指定します。
• スイッチのコンソール ポートを介して行われる設定には、
console
キーワードを使用します。
• 同期ロギングをイネーブルにする vty 回線を指定するには、
line vty
line-number
コマンドを使用します。Telnet セッションを介して行われる設定には、vty 接続を使用します。回線番号に指定できる範囲は 0 ~ 15 です。
16 個の vty 回線の設定をすべて一度に変更するには、次のように入力します。
line vty 0 15
また、現在の接続に使用されている 1 つの vty 回線の設定を変更することもできます。たとえば、vty 回線 2 の設定を変更するには、次のように入力します。
line vty 2
このコマンドを入力すると、ライン コンフィギュレーション モードになります。
|
ステップ 3
|
logging synchronous
[
level
severity-level
|
all
] [
limit
number-of-buffers
]
|
メッセージの同期ロギングをイネーブルにします。
• (任意)
level
severity-level
には、メッセージの重大度を指定します。重大度がこの値以上であるメッセージは、非同期に出力されます。値が小さいほど重大度は大きく、値が大きいほど重大度は小さくなります。デフォルト値は 2 です。
• (任意)
level all
を指定すると、重大度に関係なく、すべてのメッセージが非同期に出力されます。
• (任意)
limit
number-of-buffers
には、キューイングされる端末のバッファ数を指定します。これを超える新しいメッセージは廃棄されます。デフォルト値は 20 です。
|
ステップ 4
|
end
|
イネーブル EXEC モードに戻ります。
|
ステップ 5
|
show running-config
|
設定を確認します。
|
ステップ 6
|
copy running-config startup-config
|
(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。
|
非送信請求メッセージおよびデバッグ出力の同期をディセーブルにするには、
no logging synchronous
[
level
severity-level
|
all
] [
limit
number-of-buffers
]
ライン コンフィギュレーション コマンドを使用します。
ログ メッセージのタイムスタンプのイネーブル化およびディセーブル化
デフォルトでは、ログ メッセージにはタイムスタンプが適用されません。
メッセージのタイムスタンプをイネーブルにするには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。
|
|
|
ステップ 1
|
configure terminal
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
|
ステップ 2
|
service timestamps log uptime
または
service timestamps log datetime
[
msec
] [
localtime
] [
show-timezone
]
|
ログのタイムスタンプをイネーブルにします。
最初のコマンドを実行するとログ メッセージのタイムスタンプがイネーブルになり、システムを再起動したあとの経過時間が表示されます。
2 番めのコマンドを実行すると、ログ メッセージのタイムスタンプがイネーブルになります。選択したオプションに応じて、日付、ローカル タイム ゾーンに対する時間(ミリ秒)、タイム ゾーン名をタイムスタンプとして表示できます。
|
ステップ 3
|
end
|
イネーブル EXEC モードに戻ります。
|
ステップ 4
|
show running-config
|
設定を確認します。
|
ステップ 5
|
copy running-config startup-config
|
(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。
|
デバッグ メッセージとログ メッセージの両方のタイムスタンプをディセーブルにするには、
no service timestamps
グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
次に、
service timestamps log datetime
グローバル コンフィギュレーション コマンドをイネーブルにした場合のロギング表示の一部を示します。
*Mar 1 18:46:11: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36)
次に、
service timestamps log uptime
グローバル コンフィギュレーション コマンドをイネーブルにした場合のロギング表示の一部を示します。
00:00:46: %LINK-3-UPDOWN: Interface Port-channel1, changed state to up
ログ メッセージのシーケンス番号のイネーブル化およびディセーブル化
複数のログ メッセージのタイムスタンプが同じになることがあるため、メッセージにシーケンス番号を表示して、1 つのメッセージを明確に識別できます。デフォルトでは、ログ メッセージにシーケンス番号は表示されません。
ログ メッセージのシーケンス番号をイネーブルにするには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。
|
|
|
ステップ 1
|
configure terminal
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
|
ステップ 2
|
service sequence-numbers
|
シーケンス番号をイネーブルにします。
|
ステップ 3
|
end
|
イネーブル EXEC モードに戻ります。
|
ステップ 4
|
show running-config
|
設定を確認します。
|
ステップ 5
|
copy running-config startup-config
|
(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。
|
シーケンス番号をディセーブルにするには、
no service sequence-numbers
グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
次に、シーケンス番号をイネーブルにした場合のロギング表示の一部を示します。
000019: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by vty2 (10.34.195.36)
メッセージ重大度の定義
選択した装置に表示されるメッセージを制限するには、メッセージの重大度を指定します(
表26-3
を参照)。
メッセージの重大度を定義するには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。
|
|
|
ステップ 1
|
configure terminal
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
|
ステップ 2
|
logging console
level
|
コンソールに記録されるメッセージを制限します。
デフォルトで、コンソールはデバッグ メッセージ、および数値的により低いレベルのメッセージを受信します(
表26-3
を参照)。
|
ステップ 3
|
logging monitor
level
|
端末回線に記録されるメッセージを制限します。
デフォルトで、端末はデバッグ メッセージ、および数値的により低いレベルのメッセージを受信します(
表26-3
を参照)。
|
ステップ 4
|
logging trap
level
|
Syslog サーバに記録されるメッセージを制限します。
デフォルトで、Syslog サーバは通知メッセージ、および数値的により低いレベルのメッセージを受信します(
表26-3
を参照)。
Syslog サーバの設定手順については、「UNIX Syslog サーバの設定」を参照してください。
|
ステップ 5
|
end
|
イネーブル EXEC モードに戻ります。
|
ステップ 6
|
show running-config
または
show logging
|
設定を確認します。
|
ステップ 7
|
copy running-config startup-config
|
(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。
|
(注) level を指定すると、このレベルのメッセージ、および数値的により低いレベルのメッセージが宛先に表示されます。
コンソールへのロギングをディセーブルにするには、
no logging console
グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。コンソール以外の端末へのロギングをディセーブルにするには、
no logging monitor
グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。Syslog サーバへのロギングをディセーブルにするには、
no logging trap
グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
表26-3
に
level
キーワードを示します。また、対応する UNIX Syslog 定義を、重大度の最も高いものから順に示します。
表26-3 メッセージ ロギング level キーワード
|
|
|
|
|
emergencies
|
0
|
システムが不安定
|
LOG_EMERG
|
alerts
|
1
|
ただちに対処が必要な状態
|
LOG_ALERT
|
critical
|
2
|
クリティカルな状態
|
LOG_CRIT
|
errors
|
3
|
エラー状態
|
LOG_ERR
|
warnings
|
4
|
警告
|
LOG_WARNING
|
notifications
|
5
|
正常だが注意を要する状態
|
LOG_NOTICE
|
informational
|
6
|
通知メッセージ
|
LOG_INFO
|
debugging
|
7
|
デバッグ メッセージ
|
LOG_DEBUG
|
ソフトウェアは、これ以外の 4 つのカテゴリのメッセージを生成します。
•
ソフトウェアまたはハードウェアの誤動作に関するエラー メッセージ ―
warnings
から
emergencies
の重大度で表示されます。このタイプのメッセージは、スイッチの機能に影響があることを示します。この誤動作からの回復手順については、このリリースに対応するシステム メッセージ ガイドを参照してください。
•
debug
コマンドの出力 ―
debugging
の重大度で表示されます。通常、デバッグ コマンドはTACでのみ使用されます。
•
インターフェイスのアップおよびダウン トランジション メッセージおよびシステム再起動メッセージ ―
notifications
の重大度で表示されます。このメッセージは単なる情報であり、スイッチの機能には影響がありません。
•
リロード要求メッセージおよび下位プロセス スタック メッセージ ―
informational
の重大度で表示されます。このメッセージは単なる情報であり、スイッチの機能には影響がありません。
ヒストリ テーブルおよび SNMP に送信される Syslog メッセージの制限
snmp-server enable trap
グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、SNMP Network Management Station(NMS; ネットワーク管理ステーション)に送信されるように Syslog メッセージ トラップがイネーブルに設定されている場合は、スイッチのヒストリ テーブルに送信および格納されるメッセージの重大度を変更できます。ヒストリ テーブルに格納されるメッセージの数を変更することもできます。
SNMP トラップは宛先への到達が保証されていないため、メッセージはヒストリ テーブルに格納されます。デフォルトでは、Syslog トラップがイネーブルでない場合も、重大度が
warnings
のメッセージ、および数値的にそれ以下のメッセージ(
表26-3
を参照)が、ヒストリ テーブルに 1 つ格納されます。
重大度およびヒストリ テーブル サイズのデフォルト値を変更するには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。
|
|
|
ステップ 1
|
configure terminal
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
|
ステップ 2
|
logging history
level
|
ヒストリ ファイルに格納され、SNMP サーバに送信される Syslog メッセージのデフォルトの重大度を変更します。
level
キーワードのリストについては、
表26-3
を参照してください。
デフォルトでは、
warnings
、
errors
、
critical
、
alerts
、および
emergencies
のメッセージが送信されます。
|
ステップ 3
|
logging history size
number
|
ヒストリ テーブルに格納できる Syslog メッセージ数を指定します。
デフォルトでは 1 つのメッセージが格納されます。指定できる範囲は 1 ~ 500 個です。
|
ステップ 4
|
end
|
イネーブル EXEC モードに戻ります。
|
ステップ 5
|
show running-config
|
設定を確認します。
|
ステップ 6
|
copy running-config startup-config
|
(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。
|
ヒストリ テーブルが一杯の場合(
logging history size
グローバル コンフィギュレーション コマンドで指定した最大メッセージ エントリ数が格納されている場合)は、新しいメッセージ エントリを格納できるように、最も古いエントリがテーブルから削除されます。
Syslog メッセージのロギングをデフォルトの重大度に戻すには、
no logging history
グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。ヒストリ テーブル内のメッセージ数をデフォルト値に戻すには、
no logging history size
グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。
UNIX Syslog サーバの設定
次に、UNIX サーバの Syslog デーモンを設定し、UNIX システム ロギング ファシリティを定義する手順について説明します。
UNIX Syslog デーモンへのログ メッセージ
システム ログ メッセージを UNIX Syslog サーバに送信する前に、UNIX サーバで Syslog デーモンを設定する必要があります。ルートとしてログインし、次のステップを実行します。
(注) 最新バージョンの UNIX Syslog デーモンの中には、デフォルトでネットワークからの Syslog パケットを受け付けないものがあります。このようなシステムでは、Syslog メッセージのリモート ロギングをイネーブルにする場合に Syslog コマンド ラインに追加または削除する必要があるオプションを、UNIX の man syslogd コマンドを使用して判別します。
ステップ 1
/etc/syslog.conf ファイルに次のような1行を追加します。
local7.debug /usr/adm/logs/cisco.log
local7
キーワードは、使用するロギング ファシリティを指定します。このファシリティの詳細については、
表26-4
を参照してください。
debug
キーワードは、Syslog の重大度を指定します。重大度の詳細については、
表26-3
を参照してください。Syslog デーモンは、これ以上の重大度の場合に、次のフィールドで指定されたファイルにメッセージを送信します。このファイルは、Syslog デーモンが書き込み権限を持つ既存ファイルでなければなりません。
ステップ 2
UNIX シェル プロンプトに次のコマンドを入力して、ログ ファイルを作成してください。
$ touch /var/log/cisco.log $ chmod 666 /var/log/cisco.log
ステップ 3
Syslog デーモンに新しい設定を認識させます。
$ kill -HUP `cat /etc/syslog.pid`
詳細については、ご使用の UNIX システムの
man syslog.conf
および
man syslogd
コマンドを参照してください。
UNIX システム ロギング ファシリティの設定
システム ログ メッセージを外部装置に送信する場合は、メッセージを UNIX Syslog ファシリティから送信されたメッセージとして特定するようにシステムを設定できます。
UNIX システム ファシリティ メッセージ ロギングを設定するには、イネーブル EXEC モードで次の手順を実行します。
|
|
|
ステップ 1
|
configure terminal
|
グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。
|
ステップ 2
|
logging
host
|
IP アドレスを入力して、UNIX Syslog サーバ ホストにメッセージを記録します。
ログ メッセージを受信する Syslog サーバのリストを作成するには、このコマンドを複数回入力します。
|
ステップ 3
|
logging trap
level
|
Syslog サーバに記録されるメッセージを制限します。
デフォルトでは、Syslog サーバは通知メッセージおよびそれ以下のメッセージを受信します。
level
キーワードについては、
表26-3
を参照してください。
|
ステップ 4
|
logging facility
facility-type
|
Syslog ファシリティを設定します。
facility-type
キーワードについては、
表26-4
を参照してください。
デフォルトは
local7
です。
|
ステップ 5
|
end
|
イネーブル EXEC モードに戻ります。
|
ステップ 6
|
show running-config
|
設定を確認します。
|
ステップ 7
|
copy running-config startup-config
|
(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。
|
Syslog サーバを削除するには、
no logging
host
グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、Syslog サーバの IP アドレスを指定します。Syslog サーバへのロギングをディセーブルにするには、
no logging trap
グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力します。
表26-4
に、ソフトウェアでサポートされている UNIX システム ファシリティを示します。これらのファシリティの詳細については、ご使用の UNIX オペレーティング システムの操作マニュアルを参照してください。
表26-4 ロギングfacility-typeキーワード
|
|
|
auth
|
許可システム
|
cron
|
cron ファシリティ
|
daemon
|
システム デーモン
|
kern
|
カーネル
|
local0-7
|
ローカルに定義されたメッセージ
|
lpr
|
ライン プリンタ システム
|
mail
|
メール システム
|
news
|
USENET ニュース
|
sys9
|
システムで使用
|
sys10
|
システムで使用
|
sys11
|
システムで使用
|
sys12
|
システムで使用
|
sys13
|
システムで使用
|
sys14
|
システムで使用
|
syslog
|
システム ログ
|
user
|
ユーザ プロセス
|
uucp
|
UNIX から UNIX へのコピー システム
|