Catalyst 2950 LRE デスクトップ スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
IOSファイル システム、コンフィギュ レーション ファイル、およびソフト ウェア イメージの操作
IOSファイル システム、コンフィギュレーション ファイル、およびソフトウェア イメージの操作
発行日;2012/01/12 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

IOSファイル システム、コンフィギュレーション ファイル、およびソフトウェア イメージの操作

フラッシュ ファイル システムの操作

使用可能なファイル システムの表示

デフォルト ファイル システムの設定

ファイル システムのファイルに関する情報の表示

ディレクトリの変更および作業ディレクトリの表示

ディレクトリの作成および削除

ファイルのコピー

ファイルの削除

tarファイルの作成、表示、および抽出

tarファイルの作成

tarファイルの内容の表示

tarファイルの抽出

ファイルの内容の表示

コンフィギュレーション ファイルの操作

コンフィギュレーション ファイルの作成および使用上の注意事項

コンフィギュレーション ファイルのタイプおよび場所

テキスト エディタによるコンフィギュレーション ファイルの作成

TFTPによるコンフィギュレーション ファイルのコピー

TFTPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備

TFTPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード

TFTPによるコンフィギュレーション ファイルのアップロード

FTPによるコンフィギュレーション ファイルのコピー

FTPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備

FTPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード

FTPによるコンフィギュレーション ファイルのアップロード

RCPによるコンフィギュレーション ファイルのコピー

RCPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備

RCPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード

RCPによるコンフィギュレーション ファイルのアップロード

設定情報の消去

スタートアップ コンフィギュレーション ファイルの消去

保管されたコンフィギュレーション ファイルの削除

ソフトウェア イメージの操作

スイッチ上のイメージの場所

サーバまたはCisco.com上のイメージのtarファイル形式

TFTPによるイメージ ファイルのコピー

TFTPによるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備

TFTPによるイメージ ファイルのダウンロード

TFTPによるイメージ ファイルのアップロード

FTPによるイメージ ファイルのコピー

FTPによるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備

FTPによるイメージ ファイルのダウンロード

FTPによるイメージ ファイルのアップロード

RCPによるイメージ ファイルのコピー

RCPによるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備

RCPによるイメージ ファイルのダウンロード

RCPによるイメージ ファイルのアップロード

IOSファイル システム、コンフィギュレーション ファイル、およびソフトウェア イメージの操作

この付録では、フラッシュ ファイル システムの操作、コンフィギュレーション ファイルのコピー、およびソフトウェア イメージのアーカイブ(アップロードおよびダウンロード)の各方法について説明します。


) この章で使用するコマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースに対応する『Catalyst 2950 LRE Command Reference』および『Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference』Release 12.1を参照してください。


この付録で説明する内容は、次のとおりです。

「フラッシュ ファイル システムの操作」

「コンフィギュレーション ファイルの操作」

「ソフトウェア イメージの操作」

フラッシュ ファイル システムの操作

スイッチのフラッシュ ファイル システムには、ソフトウェア イメージおよびコンフィギュレーション ファイルの管理に役立つコマンドが装備されています。

フラッシュ ファイル システムは単一のフラッシュ デバイスで、これによりファイルを保管できます。フラッシュ デバイスは flash: と呼ばれます。

ここでは、次の内容について説明します。

「使用可能なファイル システムの表示」

「デフォルト ファイル システムの設定」

「ファイル システムのファイルに関する情報の表示」

「ディレクトリの作成および削除」

「ファイルのコピー」

「ファイルの削除」

「tarファイルの作成、表示、および抽出」

「ファイルの内容の表示」

使用可能なファイル システムの表示

スイッチで使用できるファイル システムを表示するには、次の例のように show file systems イネーブルEXECコマンドを使用します。

Switch# show file systems
File Systems:
 
Size(b) Free(b) Type Flags Prefixes
* 16128000 11118592 flash rw flash:
16128000 11118592 unknown rw zflash:
32768 26363 nvram rw nvram:
- - network rw tftp:
- - opaque rw null:
- - opaque rw system:
- - opaque ro xmodem:
- - opaque ro ymodem:
- - network rw rcp:
- - network rw ftp:
 

 

表 B-1 show file systemsのフィールド

フィールド

Size(b)

ファイル システムのメモリ サイズ(バイト単位)です。

Free(b)

ファイル システムの空きメモリ サイズ(バイト単位)です。

Type

ファイル システムのタイプです。

flash ― ファイル システムはフラッシュ メモリ デバイス用です。

nvram ― ファイル システムはNVRAM(不揮発性RAM)デバイス用です。

opaque ― ファイル システムはローカルに生成された 擬似 ファイル システム( system など)、またはbrimuxなどのダウンロード インターフェイスです。

unknown ― ファイル システムのタイプは不明です。

Flags

ファイル システムの権限です。

ro ― 読み取り専用。

rw ― 読み取り/書き込み。

wo ― 書き込み専用。

Prefixes

ファイル システムのエイリアスです。

bs : ― 読み取り専用ファイル システム。ブート ローダ イメージを保管します。

vb : ― ブート環境変数を保管します。

flash: ― フラッシュ ファイル システム。

nvram: ― NVRAM。

null: ― コピーのnull宛先。リモート ファイルをnullにコピーし、サイズを確認できます。

rcp: ― Remote Copy Protocol(RCP)ネットワーク サーバ。

system: ― 実行コンフィギュレーションなどのシステム メモリを格納しています。

tftp: ― Trivial File Transfer Protocol(TFTP;簡易ファイル転送プロトコル)ネットワーク サーバ。

xmodem: ― XMODEMプロトコルを使用してネットワーク マシンからファイルを取得します。

ymodem: ― YMODEMプロトコルを使用してネットワーク マシンからファイルを取得します。

zflash: ― フラッシュ ファイル システムの内容をミラーリングする、読み取り専用のファイル圧縮解除ファイル システム。

デフォルト ファイル システムの設定

デフォルトのファイル システムとして使用されるファイル システムまたはディレクトリを指定するには、 cd filesystem: イネーブルEXECコマンドを使用します。デフォルト ファイル システムを設定すると、関連するコマンドを実行するときに filesystem: 引数を省略できます。たとえば、オプションの filesystem: 引数を持つすべてのイネーブルEXECコマンドでは、システムは、 cd コマンドで指定されたファイル システムを使用します。

デフォルトでは、デフォルト ファイル システムは flash: です。

cd コマンドで指定された現在のデフォルトのファイル システムを表示するには、 pwd イネーブルEXECコマンドを使用します。

ファイル システムのファイルに関する情報の表示

ファイル システムのリストの内容を確認してから、その内容を操作できます。たとえば、新しいコンフィギュレーション ファイルをフラッシュ メモリにコピーする前に、ファイル システムに同じ名前のコンフィギュレーション ファイルが格納されていないか確認できます。同様に、フラッシュ コンフィギュレーション ファイルを別の場所にコピーする前に、ファイル名を確認して、その名前を別のコマンドで使用できます。

ファイル システムのファイルに関する情報を表示するには、 表 B-2 に示すイネーブルEXECコマンドのいずれかを使用します。

 

表 B-2 ファイルに関する情報を表示するコマンド

コマンド
説明

dir [ /all ] [ filesystem : ][ filename ]

ファイル システムのファイル リストを表示します。

show file systems

ファイル システムの各ファイルに関する詳細情報を表示します。

show file information file-url

特定のファイルに関する情報を表示します。

show file descriptors

開いているファイルの記述子リストを表示します。ファイルの記述子は、開いているファイルの内部表現です。このコマンドを使用して、別のユーザによってファイルが開かれているかどうかを調べることができます。

ディレクトリの変更および作業ディレクトリの表示

ディレクトリの変更および作業ディレクトリの表示を行うには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

dir filesystem :

指定されたファイル システムのディレクトリを表示します。

filesystem : では、システム ボードのフラッシュ デバイスを指定する場合は、 flash: を使用します。

ステップ 2

cd new_configs

目的のディレクトリに変更します。

new_configs という名前のディレクトリに変更する方法については、コマンド例を参照してください。

ステップ 3

pwd

作業ディレクトリを表示します。

ディレクトリの作成および削除

ディレクトリの作成および削除を行うには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

dir filesystem :

指定されたファイル システムのディレクトリを表示します。

filesystem : では、システム ボードのフラッシュ デバイスを指定する場合は、 flash: を使用します。

ステップ 2

mkdir old_configs

新規のディレクトリを作成します。

old_configs という名前のディレクトリを作成する方法については、コマンド例を参照してください。

ディレクトリ名では大文字と小文字は区別されます。

スラッシュ(/)間で使用できるディレクトリ名は最大45文字です。ディレクトリ名に、制御文字、スペース、削除文字、スラッシュ、引用符、セミコロン、コロンは使用できません。

ステップ 3

dir filesystem :

設定を確認します。

ディレクトリを、その内部のすべてのファイルおよびサブディレクトリとともに削除するには、 delete /force /recursive filesystem :/ file-url イネーブルEXECコマンドを使用します。

指定されたディレクトリを、その内部のすべてのサブディレクトリおよびファイルとともに削除するには /recursive キーワードを使用します。ディレクトリ内のファイルごとに表示される削除を確認するプロンプトが表示されないようにするには /force キーワードを使用します。この削除プロセスを実行すると、最初に1度だけプロンプトが表示されます。 archive download-sw によってインストールされ、現在は不要になった古いソフトウェア イメージを削除するには、 /force キーワードおよび/recursiveキーワードを使用します。

filesystem では、システム ボードのフラッシュ デバイスを指定する場合は、 flash: を使用します。 file-url を指定する場合は、削除するディレクトリ名を入力します。ディレクトリ内のすべてのファイルおよびディレクトリが削除されます。


注意 ファイルおよびディレクトリが削除された場合、その内容を回復することはできません。

ファイルのコピー

送信元から宛先にファイルをコピーするには、 copy [ /erase ] source-url destination-url イネーブルEXECコマンドを使用します。送信元および宛先のURLには、 running-config および startup-config キーワード ショートカットを使用できます。たとえば、 copy running-config startup-config コマンドによって現在の実行コンフィギュレーション ファイルがフラッシュ メモリのNVRAMセクションに保存され、システム初期化時の設定として使用されます。

XMODEMまたはYMODEMプロトコルを使用するネットワーク マシンのファイルに対する送信元または宛先として、特殊なファイル システム( xmodem: ymodem: )を指定し、その間でコピーすることもできます。

ネットワーク ファイル システムのURLには、 ftp: rcp: tftp: などがあります。構文は次のとおりです。

FTP(ファイル転送プロトコル) ― ftp: [[ // username [ : password ] @ location ] / directory ] / filename

RCP ― rcp: [[ // username @ location ] / directory ] / filename

TFTP ― tftp: [[ // location ] / directory ] / filename

ローカルな書き込み可能ファイル システムにはflash:などがあります。

送信元および宛先の組み合わせによっては、無効となる場合もあります。特に、次に示す組み合わせの場合は、コピーができません。

実行コンフィギュレーションから実行コンフィギュレーションへ

スタートアップ コンフィギュレーションからスタートアップ コンフィギュレーションへ

デバイスから同じ名前のデバイスへ(たとえば、 copy flash:flash: コマンドは無効です)

コンフィギュレーション ファイルによる copy コマンドの具体的な使用例については、「コンフィギュレーション ファイルの操作」を参照してください。

新しいバージョンをダウンロードして、または既存のバージョンをアップロードして、ソフトウェア イメージをコピーする場合は、 archive download-sw または archive upload-sw イネーブルEXECコマンドを使用します。詳細は、「ソフトウェア イメージの操作」を参照してください。

ファイルの削除

フラッシュ メモリ デバイスのファイルが不要な場合は、そのファイルを永久的に削除できます。指定されたフラッシュ デバイスからファイルまたはディレクトリを削除するには、 delete [ /force ] [ /recursive ] [ filesystem : ] / file-url イネーブルEXECコマンドを使用します。

ディレクトリを、その内部のすべてのサブディレクトリおよびファイルとともに削除するには /recursive キーワードを使用します。ディレクトリ内のファイルごとに表示される削除を確認するプロンプトが表示されないようにするには /force キーワードを使用します。この削除プロセスを実行すると、最初に1度だけプロンプトが表示されます。 archive download-sw によってインストールされ、現在は不要になった古いソフトウェア イメージを削除するには、 /force キーワードおよび/recursiveキーワードを使用します。

filesystem : オプションを省略すると、スイッチは、 cd コマンドで指定されたデフォルトのデバイスを使用します。 file-url を指定する場合は、削除するファイルのパス(ディレクトリ)および名前を指定します。

CONFIG_FILEまたはBOOT環境変数で指定されたファイルを削除しようとすると、プロンプトが表示され、削除の確認を求めてきます。BOOT環境変数で指定された最後の有効なシステム イメージを削除しようとすると、プロンプトが表示され、削除の確認を求めてきます。


注意 ファイルが削除された場合、その内容を回復することはできません。

デフォルトのフラッシュ メモリ デバイスからファイル myconfig を削除する例を示します。

Switch# delete myconfig
 

tarファイルの作成、表示、および抽出

tarファイルを作成してそこにファイルを書き込んだり、tarファイル内のファイルをリスト表示したり、tarファイルからファイルを抽出したりすることができます(次のセクションを参照)。

tarファイルの作成

tarファイルを作成し、そこにファイルを書き込むには、次のイネーブルEXECコマンドを使用します。

archive tar /create destination-url flash:/ file-url

destination-url を指定する場合は、ローカルまたはネットワーク ファイル システムの宛先URLのエイリアスと、作成するtarファイルの名前を指定します。次のオプションがサポートされています。

フラッシュ ファイルシステムの場合の構文は次のとおりです。
flash:

FTPの場合の構文は次のとおりです。
ftp:
[[ // username [ : password ] @ location ] / directory] / tar-filename .tar

RCPの場合の構文は次のとおりです。 rcp: [[ // username @ location ] / directory ] / tar-filename .tar

TFTPの場合の構文は次のとおりです。 tftp: [[ // location ] / directory ] / tar-filename .tar

tar-filename.tar は、作成されるtarファイルです。

flash:/ file-url には、新しいtarファイルの作成元になる、ローカルなフラッシュ ファイル システム上の場所を指定します。送信元ディレクトリ内に格納されているオプションのファイルまたはディレクトリのリストを指定し、新しいtarファイルに書き込むこともできます。何も指定しないと、このレベルのすべてのファイルとディレクトリが、新規に作成されたtarファイルに書き込まれます。

tarファイルを作成する例を示します。次のコマンドによって、ローカルなフラッシュデバイスの new-configs ディレクトリの内容が、172.20.10.30にあるTFTPサーバ上のファイル saved.tar に書き込まれます。

Switch# archive tar /create tftp:172.20.10.30/saved.tar flash:/new-configs
 

tarファイルの内容の表示

画面にtarファイルの内容を表示するには、次のイネーブルEXECコマンドを使用します。

archive tar /table source-url

source-url には、ローカルまたはネットワーク ファイル システムの送信元URLのエイリアスを指定します。次のオプションがサポートされています。

フラッシュ ファイルシステムの場合の構文は次のとおりです。
flash:

FTPの場合の構文は次のとおりです。 ftp: [[ // username [ : password ] @ location ] / directory ] / tar-filename .tar

RCPの場合の構文は次のとおりです。
rcp: [[ // username @ location ] / directory ] / tar-filename .tar

TFTPの場合の構文は次のとおりです。
tftp: [[ // location ] / directory ] / tar-filename .tar

tar-filename.tar は、表示する tar ファイルです。

tarファイルの後にオプションのファイルまたはディレクトリ リストを指定することで、表示するファイルを制限することもできます。何も指定しないと、すべてのファイルおよびディレクトリが表示されます。

フラッシュ メモリ内の c2950lre-i6l2q4-mz.121-21.EA1.tar ファイルの内容を表示する例を示します。

Switch# archive tar /table flash:c2950lre-i6l2q4-mz.121-21.EA1.tar
info (219 bytes)
c2950lre-i6l2q4-mz.121-21.EA1/ (directory)
c2950lre-i6l2q4-mz.121-21.EA1/html/ (directory)
c2950lre-i6l2q4-mz.121-21.EA1/html/foo.html (0 bytes)
c2950lre-i6l2q4-mz.121-21.EA1/c2950lre-i6l2q4-mz.121-21.EA1.bin (610856 bytes)
c2950lre-i6l2q4-mz.121-21.EA1/info (219 bytes)
info.ver (219 bytes)
 

次の例では、 c2950lre-i6l2q4-mz.121-21.EA1/html ディレクトリとその内容だけが表示されます。

Switch# archive tar /table flash:c3550-tv0-m.tar c2950lre-i6l2q4-mz.121-21.EA1/html
c2950lre-i6l2q4-mz.121-21.EA1/html/ (directory)
c2950lre-i6l2q4-mz.121-21.EA1/html/foo.html (0 bytes)

tarファイルの抽出

tarファイルをフラッシュ ファイル システムのディレクトリに抽出するには、次のイネーブルEXECコマンドを使用します。

archive tar /xtract source-url flash:/ file-url

source-url には、ローカルまたはネットワーク ファイル システムの送信元URLのエイリアスを指定します。次のオプションがサポートされています。

フラッシュ ファイルシステムの場合の構文は次のとおりです。
flash:

FTPの場合の構文は次のとおりです。
ftp: [[ // username [ : password ] @ location ] / directory ] / tar-filename .tar

RCPの場合の構文は次のとおりです。
rcp: [[ // username @ location ] / directory ] / tar-filename .tar

TFTPの場合の構文は次のとおりです。
tftp: [[ // location ] / directory ] / tar-filename .tar

tar-filename.tar は、ファイルの抽出元のtarファイルです。

flash:/ file-url には、tarファイルの抽出先になる、ローカルなフラッシュ ファイル システム上の場所を指定します。tarファイル内のオプションのファイルまたはディレクトリ リストを指定し、抽出することもできます。何も指定しないと、すべてのファイルおよびディレクトリが抽出されます。

172.20.10.30のTFTPサーバ上にあるtarファイルの内容を抽出する例を示します。このコマンドによって、 new-configs ディレクトリだけがローカルなフラッシュ ファイルシステムのルート ディレクトリに抽出されます。 saved.tar ファイルの残りのファイルは無視されます。

Switch# archive tar /xtract tftp:/172.20.10.30/saved.tar flash:/new-configs
 

ファイルの内容の表示

リモート ファイル システム上のファイルなど、読み取り可能ファイルの内容を表示するには more [ /ascii | /binary | /ebcdic ] file-url イネーブルEXECコマンドを使用します。

TFTPサーバ上のコンフィギュレーション ファイルの内容を表示する例を示します。

Switch# more tftp://serverA/hampton/savedconfig
!
! Saved configuration on server
!
version 11.3
service timestamps log datetime localtime
service linenumber
service udp-small-servers
service pt-vty-logging
!
 
(テキスト出力は省略)

コンフィギュレーション ファイルの操作

ここでは、コンフィギュレーション ファイルの作成、ロード、メンテナンスの手順について説明します。コンフィギュレーション ファイルには、Cisco IOSソフトウェアの機能をカスタマイズするために入力されたコマンドが格納されています。ここに記載された説明をさらに活用するには、システム ソフトウェアとの対話に必要な最小限の設定がスイッチに装備されている必要があります。基本コンフィギュレーション ファイルを作成するには setup プログラムを使用するか、 setup イネーブルEXECコマンドを使用します。詳細は、 第4章「スイッチのIPアドレスおよびデフォルト ゲートウェイの割り当て」 を参照してください。

TFTP、FTP、またはRCPサーバから、スイッチの実行コンフィギュレーションまたはスタートアップ コンフィギュレーションにコンフィギュレーション ファイルをコピー( ダウンロード )できます。次のいずれかの目的でこの操作が必要になります。

バックアップされたコンフィギュレーション ファイルの復元。

コンフィギュレーション ファイルを別のスイッチに使用。たとえば、ネットワークに別のスイッチを追加し、元のスイッチと同じ設定にできます。ファイルを新しいスイッチにコピーすることで、ファイル全体を再作成せずに関連部分を変更できます。

ネットワーク内のすべてのスイッチに同じコンフィギュレーション コマンドをロードして、全スイッチで同じ設定を実現。

スイッチからファイル サーバにコンフィギュレーション ファイルをコピー( アップロード )するには、TFTP、FTP、またはRCPを使用します。現在のコンフィギュレーション ファイルをサーバにバックアップしてから内容を変更して、後でサーバから元のコンフィギュレーション ファイルを復元できるようにしてください。

使用するプロトコルは、使用中のサーバのタイプによって異なります。FTPおよびRCPトランスポート メカニズムを使用すると、TFTPよりもパフォーマンスが高速化され、データがより確実に配信されます。このような機能を実現するため、FTPおよびRCPはコネクション型のTCP/IPスタックに基づいて構築され、このスタックが使用されています。

ここでは、次の内容について説明します。

「コンフィギュレーション ファイルの作成および使用上の注意事項」

「コンフィギュレーション ファイルのタイプおよび場所」

「テキスト エディタによるコンフィギュレーション ファイルの作成」

「TFTPによるコンフィギュレーション ファイルのコピー」

「FTPによるコンフィギュレーション ファイルのコピー」

「RCPによるコンフィギュレーション ファイルのコピー」

「設定情報の消去」

コンフィギュレーション ファイルの作成および使用上の注意事項

コンフィギュレーション ファイルを作成すると、スイッチを設定するときに役立ちます。コンフィギュレーション ファイルには、1台または複数のスイッチを設定する場合に必要となるコマンドの一部またはすべてを格納できます。たとえば、同じハードウェア構成を持つ複数のスイッチに、同じコンフィギュレーション ファイルをダウンロードできます。

コンフィギュレーション ファイルを作成するときは、次に示す注意事項に従ってください。

コンフィギュレーション ファイルを使用してスイッチを設定するときは、コンソール ポートを通して接続することを推奨します。スイッチをTelnetセッションから設定した場合、IPアドレスは変更されず、ポートおよびモジュールはディセーブルになりません。

スイッチにパスワードが設定されていない場合は enable secret secret-password グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力し、スイッチごとにパスワードを設定する必要があります。このコマンド用の空白行を入力します。パスワードはクリア テキストとしてコンフィギュレーション ファイル内に保存されます。

既存のパスワードがある場合は、 enable secret secret-password グローバル コンフィギュレーション コマンドをファイルに入力できません。パスワードの検証に失敗するからです。コンフィギュレーション ファイルにパスワードを入力すると、ファイルの実行時に、スイッチにより誤ってパスワードがコマンドとして実行されます。


copy {ftp:| rcp:| tftp:} system:running-configイネーブルEXECコマンドを実行すると、コマンドラインにコマンドを入力した場合と同様に、スイッチにコンフィギュレーション ファイルがロードされます。コマンドを追加するまで、既存の実行コンフィギュレーションは消去されません。コピーされたコンフィギュレーション ファイル内のコマンドによって既存のコンフィギュレーション ファイル内のコマンドが置き換えられると、既存のコマンドは消去されます。たとえば、コピーされたコンフィギュレーション ファイルに格納されている特定のコマンドのIPアドレスが、既存のコンフィギュレーションに格納されているIPアドレスと異なる場合は、コピーされたコンフィギュレーション内のIPアドレスが使用されます。ただし、既存のコンフィギュレーション内のコマンドの一部は置き換えられたり無効にされたりしない場合もあります。この場合は、既存のコンフィギュレーション ファイルとコピーされたコンフィギュレーション ファイルが一緒になったコンフィギュレーション ファイルが作成され、コピーされたコンフィギュレーション ファイルが優先されます。
コンフィギュレーション ファイルを復元し、サーバに保存されたファイルの正確なコピーを作成するには、コンフィギュレーション ファイルを直接スタートアップ コンフィギュレーションにコピーして(copy {ftp:| rcp:| tftp:} nvram:startup-configイネーブルEXECコマンドを使用)、スイッチを再起動します。


コンフィギュレーション ファイルのタイプおよび場所

スタートアップ コンフィギュレーション ファイルは、ソフトウェアを設定するため、システムの起動中に使用されます。実行コンフィギュレーション ファイルには、ソフトウェアの現在の設定が格納されています。2つのコンフィギュレーション ファイルは、別々の設定にできます。たとえば、一時的に設定を変更する必要があるとします。この場合は、実行コンフィギュレーションを変更した後で copy running-config startup-config イネーブルEXECコマンドによる設定の保存を行わないようにします。

実行コンフィギュレーションはDRAMに保存されますが、スタートアップ コンフィギュレーションはフラッシュ メモリのNVRAMセクションに保存されます。

テキスト エディタによるコンフィギュレーション ファイルの作成

コンフィギュレーション ファイルを作成する場合は、コマンドを論理的に並べ、システムが適切に応答できるようにする必要があります。これは、コンフィギュレーション ファイルを作成するための方法の1つです。


ステップ 1 スイッチからサーバに既存の設定をコピーします。

詳細については、「TFTPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード」「FTPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード」または「RCPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード」を参照してください。

ステップ 2 UNIXのviまたはemacs、PCのメモ帳などのテキスト エディタでコンフィギュレーション ファイルを開きます。

ステップ 3 目的のコマンドが格納されたコンフィギュレーション ファイルの一部を取り出して、新しいファイルに保存します。

ステップ 4 コンフィギュレーション ファイルをサーバ内の適切な場所にコピーします。たとえば、ファイルをワークステーションのTFTPディレクトリ(UNIXワークステーションの場合は、通常は / tftpboot)にコピーします。

ステップ 5 ファイルに関する権限がworld-readに設定されていることを確認します。


 

TFTPによるコンフィギュレーション ファイルのコピー

作成したコンフィギュレーション ファイルを使用してスイッチを設定したり、別のスイッチからダウンロードしたり、TFTPサーバからダウンロードしたりすることができます。また、コンフィギュレーション ファイルをTFTPサーバにコピー(アップロード)して保管できます。

ここでは、次の内容について説明します。

「TFTPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」

「TFTPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード」

「TFTPによるコンフィギュレーション ファイルのアップロード」

TFTPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備

TFTPを使用してコンフィギュレーション ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を行います。

TFTPサーバとして機能するワークステーションが適切に設定されていることを確認します。Sunワークステーションで、/etc/inetd.confファイル内に次の行が含まれていることを確認します。

tftp dgram udp wait root /usr/etc/in.tftpd in.tftpd -p -s /tftpboot
 

/etc/servicesファイルに次の行が含まれていることを確認します。

tftp 69/udp

) /etc/inetd.confファイルおよび/etc/servicesファイルを変更した後に、inetdデーモンを再起動する必要があります。このデーモンを再起動するには、inetdプロセスを終了して再起動するか、fastbootコマンド(SunOS 4.xの場合)やrebootコマンド(Solaris 2.xまたはSunOS 5.xの場合)を入力します。TFTPデーモンの詳細については、ワークステーションのマニュアルを参照してください。


スイッチにTFTPサーバへのルートが設定されていることを確認します。ルータでサブネット間のトラフィックのルーティングを実行しない場合は、スイッチとTFTPサーバを同じサブネット内に配置する必要があります。 ping コマンドを使用して、TFTPサーバへの接続をチェックします。

ダウンロードするコンフィギュレーション ファイルがTFTPサーバ上の正しいディレクトリ内にあることを確認します(UNIXワークステーションでは、通常 / tftpboot)。

ダウンロードを行う場合は、ファイルに関する権限が正しく設定されていることを確認します。ファイルの権限はworld-readでなければなりません。

コンフィギュレーション ファイルをアップロードする前に、TFTPサーバに空のファイルを作成する必要があります。空のファイルを作成するには、 touch filename コマンドを入力します。 filename は、サーバにアップロードするときに使用するファイルの名前です。

アップロード処理中に、サーバの既存のファイル(空のファイルを作成する必要がある場合は、空のファイルを含む)を上書きする場合は、そのファイルに関する権限が正しく設定されていることを確認します。ファイルの権限はworld-writeでなければなりません。

TFTPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード

TFTPサーバからダウンロードしたコンフィギュレーション ファイルを使用してスイッチを設定するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 ワークステーション上の適切なTFTPディレクトリにコンフィギュレーション ファイルをコピーします。

ステップ 2 「TFTPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照して、TFTPサーバが適切に設定されていることを確認します。

ステップ 3 コンソール ポートまたはTelnetセッションを介して、スイッチにログインします。

ステップ 4 TFTPサーバからコンフィギュレーション ファイルをダウンロードして、スイッチを設定します。

TFTPサーバのIPアドレスまたはホスト名、およびダウンロードするファイル名を指定します。

次のいずれかのイネーブルEXECコマンドを使用します。

copy tftp: [[[ // location ] / directory ] / filename ] system:running-config

copy tftp: [[[ // location ] / directory ] / filename ] nvram:startup-config

このコンフィギュレーション ファイルを実行すると、ダウンロードが実行され、ファイルが行単位で解析されてコマンドが実行されます。


 

IPアドレス172.16.2.155上にあるファイル tokyo-confg からソフトウェアを設定する例を示します。

Switch# copy tftp://172.16.2.155/tokyo-confg system:running-config
Configure using tokyo-confg from 172.16.2.155? [confirm] y
Booting tokyo-confg from 172.16.2.155:!!! [OK - 874/16000 bytes]
 

TFTPによるコンフィギュレーション ファイルのアップロード

スイッチからTFTPサーバにコンフィギュレーション ファイルをアップロードして保管するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 「TFTPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照して、TFTPサーバが適切に設定されていることを確認します。

ステップ 2 コンソール ポートまたはTelnetセッションを介して、スイッチにログインします。

ステップ 3 TFTPサーバにスイッチの設定をアップロードします。TFTPサーバのIPアドレスまたはホスト名、および宛先ファイル名を指定します。

次のいずれかのイネーブルEXECコマンドを使用します。

copy system:running-config tftp: [[[ // location ] / directory ] / filename ]

copy nvram:startup-config tftp: [[[ // location ] / directory ] / filename ]

TFTPサーバにファイルがアップロードされます。


 

スイッチからTFTPサーバにコンフィギュレーション ファイルをアップロードする例を示します。

Switch# copy system:running-config tftp://172.16.2.155/tokyo-confg
Write file tokyo-confg on host 172.16.2.155? [confirm] y
#
Writing tokyo-confg!!! [OK]
 

FTPによるコンフィギュレーション ファイルのコピー

FTPサーバからまたはFTPサーバに、コンフィギュレーション ファイルをコピーできます。

FTPプロトコルでは、FTP要求ごとにリモート ユーザ名およびパスワードをクライアントからサーバに送信する必要があります。FTPを使用してコンフィギュレーション ファイルをスイッチからサーバにコピーすると、次のリスト内の最初の有効なユーザ名がCisco IOSソフトウェアによって送信されます。

copy コマンド内で指定されているユーザ名(ユーザ名が指定されている場合)

ip ftp username username グローバル コンフィギュレーション コマンドで設定されたユーザ名(コマンドが設定されている場合)

anonymous(匿名)

次のリスト内の最初の有効なパスワードがスイッチによって送信されます。

copy コマンド内で指定されているパスワード(パスワードが指定されている場合)

ip ftp password password グローバル コンフィギュレーション コマンドで設定されたパスワード(コマンドが設定されている場合)

username@switchname.domain という名前のパスワードが形成されます。変数 username は現在のセッションに関連づけられているユーザ名、 switchname は設定されているホスト名、 domain はスイッチのドメインです。

ユーザ名とパスワードは、FTPサーバのアカウントと対応づけられていなければなりません。サーバに書き込む場合は、ユーザからのFTP書き込み要求が許可されるようにFTPサーバを適切に設定する必要があります。

すべてのコピー操作に使用するユーザ名とパスワードを指定するには、 ip ftp username および ip ftp password コマンドを使用します。特定のコピー操作について使用するユーザ名だけを指定する場合は、 copy コマンド内でユーザ名を指定します。

サーバがディレクトリ構造である場合、コンフィギュレーション ファイルはユーザ名に対応づけられたサーバ上のディレクトリに書き込まれ、またはコピーされます。たとえば、コンフィギュレーション ファイルがサーバ上のユーザのホーム ディレクトリに置かれている場合は、ユーザの名前をリモート ユーザ名として指定します。

詳細については、FTPサーバのマニュアルを参照してください。

ここでは、次の内容について説明します。

「FTPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」

「FTPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード」

「FTPによるコンフィギュレーション ファイルのアップロード」

FTPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備

FTPを使用してコンフィギュレーション ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を行います。

スイッチにFTPサーバへのルートが設定されていることを確認します。ルータでサブネット間のトラフィックのルーティングを実行しない場合は、スイッチとFTPサーバを同じサブネット内に配置する必要があります。 ping コマンドを使用して、FTPサーバへの接続をチェックします。

コンソールまたはTelnetセッションを介してスイッチにアクセスしていて、有効なユーザ名がない場合は、現在のFTPユーザ名がFTPダウンロードに使用されていることを確認します。有効なユーザ名を表示するには、 show users イネーブルEXECコマンドを使用します。このユーザ名を使用しない場合は、すべてのコピー処理中に ip ftp username username グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、新しいFTPユーザ名を作成します。新しいユーザ名はNVRAMに保管されます。Telnetセッションを介してスイッチにアクセスしていて、有効なユーザ名がある場合は、このユーザ名が使用されるので、FTPユーザ名を設定する必要はありません。特定のコピー操作についてだけ、使用するユーザ名を指定する場合は、 copy コマンド内でユーザ名を指定します。

コンフィギュレーション ファイルをFTPサーバにアップロードする場合は、スイッチ上のユーザからの書き込み要求が許可されるように、適切に設定する必要があります。

詳細については、FTPサーバのマニュアルを参照してください。

FTPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード

FTPを使用してコンフィギュレーション ファイルをダウンロードするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

「FTPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照して、FTPサーバが適切に設定されていることを確認します。

ステップ 2

コンソール ポートまたはTelnetセッションを介して、スイッチにログインします。

ステップ 3

configure terminal

スイッチでグローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

このステップが必要なのは、デフォルトのリモート ユーザ名またはパスワードに上書きする場合だけです(ステップ4~6を参照)。

ステップ 4

ip ftp username username

(任意)デフォルトのリモート ユーザ名を変更します。

ステップ 5

ip ftp password password

(任意)デフォルトのパスワードを変更します。

ステップ 6

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 7

copy ftp:
[[[ // [ username [ : password ] @ ] location ] / directory ] / filename ] system:running-config

または

copy ftp:
[[[ // [ username [ : password ] @ ] location ] / directory ] / filename ] nvram:startup-config

FTPを使用して、コンフィギュレーション ファイルをネットワーク サーバから実行コンフィギュレーション ファイルまたはスタートアップ コンフィギュレーション ファイルにコピーします。

host1-confg という名前のコンフィギュレーション ファイルを、IPアドレスが172.16.101.101であるリモート サーバ上の netadmin1 ディレクトリからコピーして、スイッチ上でこれらのコマンドをロードおよび実行する例を示します。

Switch# copy ftp://netadmin1:mypass@172.16.101.101/host1-confg system:running-config
Configure using host1-confg from 172.16.101.101? [confirm]
Connected to 172.16.101.101
Loading 1112 byte file host1-confg:![OK]
Switch#
%SYS-5-CONFIG: Configured from host1-config by ftp from 172.16.101.101
 

次に、 netadmin1 というリモート ユーザ名を指定する例を示します。コンフィギュレーション ファイル host2-confg が、IPアドレスが172.16.101.101であるリモート サーバ上の netadmin1 ディレクトリからスイッチのスタートアップ コンフィギュレーションにコピーされます。

Switch# configure terminal
Switch(config)# ip ftp username netadmin1
Switch(config)# ip ftp password mypass
Switch(config)# end
Switch# copy ftp: nvram:startup-config
Address of remote host [255.255.255.255]? 172.16.101.101
Name of configuration file[rtr2-confg]? host2-confg
Configure using host2-confg from 172.16.101.101?[confirm]
Connected to 172.16.101.101
Loading 1112 byte file host2-confg:![OK]
[OK]
Switch#
%SYS-5-CONFIG_NV:Non-volatile store configured from host2-config by ftp from 172.16.101.101
 

FTPによるコンフィギュレーション ファイルのアップロード

FTPを使用してコンフィギュレーション ファイルをアップロードするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

「FTPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照して、FTPサーバが適切に設定されていることを確認します。

ステップ 2

コンソール ポートまたはTelnetセッションを介して、スイッチにログインします。

ステップ 3

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

このステップが必要なのは、デフォルトのリモート ユーザ名またはパスワードに上書きする場合だけです(ステップ4~6を参照)。

ステップ 4

ip ftp username username

(任意)デフォルトのリモート ユーザ名を変更します。

ステップ 5

ip ftp password password

(任意)デフォルトのパスワードを変更します。

ステップ 6

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 7

copy system:running-config ftp:
[[[ // [ username [ : password ] @ ] location ] / directory ] / filename ]

または

copy nvram:startup-config ftp:
[[[ // [ username [ : password ] @ ] location ] / directory ] / filename ]

FTPを使用して、スイッチの実行コンフィギュレーション ファイルまたはスタートアップ コンフィギュレーション ファイルを指定場所に保管します。

IPアドレスが172.16.101.101であるリモート ホスト上の netadmin1 ディレクトリに、実行コンフィギュレーション ファイル switch2-confg をコピーする例を示します。

Switch# copy system:running-config ftp://netadmin1:mypass@172.16.101.101/switch2-confg
Write file switch2-confg on host 172.16.101.101?[confirm]
Building configuration...[OK]
Connected to 172.16.101.101
Switch#
 

次に、FTPを使用してスタートアップ コンフィギュレーション ファイルをコピーし、サーバに保管する例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# ip ftp username netadmin2
Switch(config)# ip ftp password mypass
Switch(config)# end
Switch# copy nvram:startup-config ftp:
Remote host[]? 172.16.101.101
Name of configuration file to write [switch2-confg]?
Write file switch2-confg on host 172.16.101.101?[confirm]
![OK]
 

RCPによるコンフィギュレーション ファイルのコピー

リモート ホストとスイッチ間でコンフィギュレーション ファイルをダウンロード、アップロード、およびコピーするためのもう1つの方法は、RCPを使用することです。コネクションレス プロトコルであるUDPを使用するTFTPと異なり、RCPではコネクション型のTCPが使用されます。

ファイルのコピーにRCPを使用する場合は、ファイルのコピー元またはコピー先のサーバでRCPがサポートされている必要があります。RCPのcopyコマンドは、リモート システム上のrshサーバ(またはデーモン)を利用します。RCPを使用してファイルをコピーするには、TFTPの場合と同様に、ファイル配信用サーバを作成する必要があります。ユーザはリモート シェル(rsh)をサポートするサーバにアクセスするだけですみます(ほとんどのUNIXシステムではrshがサポートされています)。ファイルは特定の場所から別の場所へコピーされるので、送信元ファイルの読み取り権限および宛先ファイルへの書き込み権限が必要です。宛先ファイルが存在しない場合は、RCPによって作成されます。

RCPでは、RCP要求ごとにリモート ユーザ名をサーバに送信する必要があります。コンフィギュレーション ファイルをスイッチからサーバにコピーすると、次のリスト内の最初の有効なユーザ名がCisco IOSソフトウェアによって送信されます。

copy コマンド内で指定されているユーザ名(ユーザ名が指定されている場合)

ip rcmd remote-username username グローバル コンフィギュレーション コマンドで設定されたユーザ名(コマンドが設定されている場合)

現在のTTY(端末)プロセスに対応づけられたリモート ユーザ名。たとえば、ユーザがTelnetを介してルータに接続されており、 username コマンドを介して認証された場合は、リモート ユーザ名としてTelnetユーザ名がスイッチ ソフトウェアによって送信されます。

スイッチのホスト名

RCPコピー要求を正常に終了させるには、ネットワーク サーバ上にリモート ユーザ名用のアカウントを定義する必要があります。サーバがディレクトリ構造である場合、コンフィギュレーション ファイルはリモート ユーザ名に対応づけられたサーバ上のディレクトリに書き込まれ、またはコピーされます。たとえば、コンフィギュレーション ファイルがサーバ上のユーザのホーム ディレクトリに置かれている場合は、ユーザの名前をリモート ユーザ名として指定します。

ここでは、次の内容について説明します。

「RCPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」

「RCPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード」

「RCPによるコンフィギュレーション ファイルのアップロード」

RCPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備

RCPを使用してコンフィギュレーション ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を行います。

RCPサーバとして機能するワークステーションで、リモート シェル(rsh)がサポートされていることを確認します。

スイッチにRCPサーバへのルートが設定されていることを確認します。ルータでサブネット間のトラフィックのルーティングを実行しない場合は、スイッチとサーバを同じサブネット内に配置する必要があります。 ping コマンドを使用して、RCPサーバへの接続をチェックします。

コンソールまたはTelnetセッションを介してスイッチにアクセスしていて、有効なユーザ名がない場合は、現在のRCPユーザ名がRCPダウンロードに使用されていることを確認します。有効なユーザ名を表示するには、 show users イネーブルEXECコマンドを使用します。このユーザ名を使用しない場合は、すべてのコピー処理中に使用される ip rcmd remote-username username グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、新しいRCPユーザ名を作成します。新しいユーザ名はNVRAMに保管されます。Telnetセッションを介してスイッチにアクセスしていて、有効なユーザ名がある場合は、このユーザ名が使用されるので、RCPユーザ名を設定する必要はありません。特定のコピー操作についてだけ、使用するユーザ名を指定する場合は、 copy コマンド内でユーザ名を指定します。

RCPサーバにファイルをアップロードする場合は、スイッチ上のユーザからの書き込み要求が許可されるように、適切に設定する必要があります。UNIXシステムの場合は、RCPサーバ上のリモート ユーザの.rhostsファイルにエントリを追加する必要があります。たとえば、スイッチに次の設定行が含まれているとします。

hostname Switch1
ip rcmd remote-username User0
 

このスイッチのIPアドレスを Switch1.company.com に変換する場合は、RCPサーバ上のUser0用の.rhostsファイルに次の行が含まれている必要があります。

Switch1.company.com Switch1
 

詳細については、RCPサーバのマニュアルを参照してください。

RCPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロード

RCPを使用してコンフィギュレーション ファイルをダウンロードするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

「RCPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照して、RCPサーバが適切に設定されていることを確認します。

ステップ 2

コンソール ポートまたはTelnetセッションを介して、スイッチにログインします。

ステップ 3

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

このステップが必要なのは、デフォルトのリモート ユーザ名に上書きする場合だけです(ステップ4および5を参照)。

ステップ 4

ip rcmd remote-username username

(任意)リモート ユーザ名を変更します。

ステップ 5

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 6

copy rcp:
[[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / filename ] system:running-config

または

copy rcp:
[[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / filename ] nvram:startup-config

RCPを使用して、コンフィギュレーション ファイルをネットワーク サーバから実行コンフィギュレーション ファイルまたはスタートアップ コンフィギュレーション ファイルにコピーします。

host1-confg という名前のコンフィギュレーション ファイルを、IPアドレスが172.16.101.101であるリモート サーバ上の netadmin1 ディレクトリからコピーして、スイッチ上でロードおよび実行する例を示します。

Switch# copy rcp://netadmin1@172.16.101.101/host1-confg system:running-config
Configure using host1-confg from 172.16.101.101? [confirm]
Connected to 172.16.101.101
Loading 1112 byte file host1-confg:![OK]
Switch#
%SYS-5-CONFIG: Configured from host1-config by rcp from 172.16.101.101
 

次に、 netadmin1 というリモート ユーザ名を指定する例を示します。コンフィギュレーション ファイル host2-confg が、IPアドレスが172.16.101.101であるリモート サーバ上の netadmin1 ディレクトリからスイッチのスタートアップ コンフィギュレーションにコピーされます。

Switch# configure terminal
Switch(config)# ip rcmd remote-username netadmin1
Switch(config)# end
Switch# copy rcp: nvram:startup-config
Address of remote host [255.255.255.255]? 172.16.101.101
Name of configuration file[rtr2-confg]? host2-confg
Configure using host2-confg from 172.16.101.101?[confirm]
Connected to 172.16.101.101
Loading 1112 byte file host2-confg:![OK]
[OK]
Switch#
%SYS-5-CONFIG_NV:Non-volatile store configured from host2-config by rcp from 172.16.101.101
 

RCPによるコンフィギュレーション ファイルのアップロード

RCPを使用してコンフィギュレーション ファイルをアップロードするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

「RCPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照して、RCPサーバが適切に設定されていることを確認します。

ステップ 2

コンソール ポートまたはTelnetセッションを介して、スイッチにログインします。

ステップ 3

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

このステップが必要なのは、デフォルトのリモート ユーザ名に上書きする場合だけです(ステップ4および5を参照)。

ステップ 4

ip rcmd remote-username username

(任意)リモート ユーザ名を変更します。

ステップ 5

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 6

copy system:running-config rcp:
[[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / filename ]

または

copy nvram:startup-config rcp:
[[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / filename ]

RCPを使用して、コンフィギュレーション ファイルをスイッチの実行コンフィギュレーション ファイルまたはスタートアップ コンフィギュレーション ファイルからネットワーク サーバにコピーします。

IPアドレスが172.16.101.101であるリモート ホスト上の netadmin1 ディレクトリに、実行コンフィギュレーション ファイル switch2-confg をコピーする例を示します。

Switch# copy system:running-config rcp://netadmin1@172.16.101.101/switch2-confg
Write file switch-confg on host 172.16.101.101?[confirm]
Building configuration...[OK]
Connected to 172.16.101.101
Switch#
 

次に、スタートアップ コンフィギュレーション ファイルをサーバに保管する例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# ip rcmd remote-username netadmin2
Switch(config)# end
Switch# copy nvram:startup-config rcp:
Remote host[]? 172.16.101.101
Name of configuration file to write [switch2-confg]?
Write file switch2-confg on host 172.16.101.101?[confirm]
![OK]
 

設定情報の消去

スタートアップ コンフィギュレーションから設定情報を消去できます。スタートアップ コンフィギュレーションを使用しないでスイッチを再起動すると、スイッチはセットアップ プログラムを起動させるため、新しい設定でスイッチを再設定できます。

スタートアップ コンフィギュレーション ファイルの消去

スタートアップ コンフィギュレーションを消去するには、 erase nvram: または erase startup-config イネーブルEXECコマンドを使用します。


注意 削除されたスタートアップ コンフィギュレーション ファイルは復元できません。

保管されたコンフィギュレーション ファイルの削除

保存された設定をフラッシュ メモリから削除するには、 delete flash: filename イネーブルEXECコマンドを使用します。 file prompt グローバル コンフィギュレーション コマンドの設定に応じて、ファイルを削除する前に確認を求めるプロンプトが表示されます。デフォルトでは、有害なファイル操作を行った場合に、確認を求めるプロンプトが表示されます。 file prompt コマンドの詳細については、『 Cisco IOS Command Reference』 Release 12.1を参照してください。


注意 削除されたファイルは復元できません。

ソフトウェア イメージの操作

ここでは、システム ソフトウェア、IOSコード、およびWeb管理用のHTMLを格納するソフトウェア イメージ ファイルをアーカイブ(ダウンロードおよびアップロード)する方法について説明します。

スイッチ ソフトウェアをアップグレードするには、TFTP、FTP、またはRCPサーバからスイッチ イメージ ファイルをダウンロードします。現在のイメージを新しいイメージに置き換えたり、ダウンロード後に現在のイメージをフラッシュ メモリに保管したりできます。

バックアップのために、スイッチ イメージ ファイルをTFTP、FTP、またはRCPサーバにアップロードします。アップロードされたこのイメージは、今後同じスイッチや、同じタイプの別のスイッチにダウンロードする場合に使用できます。

使用するプロトコルは、使用中のサーバのタイプによって異なります。FTPおよびRCPトランスポート メカニズムを使用すると、TFTPよりもパフォーマンスが高速化され、データがより確実に配信されます。このような機能を実現するため、FTPおよびRCPはコネクション型のTCP/IPスタックに基づいて構築され、このスタックが使用されています。

ここでは、次の内容について説明します。

「スイッチ上のイメージの場所」

「サーバまたはCisco.com上のイメージのtarファイル形式」

「TFTPによるイメージ ファイルのコピー」

「FTPによるイメージ ファイルのコピー」

「RCPによるイメージ ファイルのコピー」


) ソフトウェア イメージ、およびサポートされているアップグレード パスのリストについては、スイッチに付属のリリース ノートを参照してください。


スイッチ上のイメージの場所

IOSイメージは、バージョン番号を表すディレクトリ内の .bin ファイルとして保管されます。同じサブディレクトリには、Web管理に必要なHTMLファイルが格納されます。イメージは、システム ボードのフラッシュ メモリ(flash:)に保管されます。

show version イネーブルEXECコマンドを使用すると、スイッチで現在動作しているソフトウェア バージョンを参照できます。画面上で、 System image file is... で始まる行を調べます。 この行は、イメージが保管されているフラッシュ メモリ内のディレクトリ名を示します。

dir filesystem : イネーブルEXECコマンドを使用して、フラッシュ メモリに格納されている他のソフトウェア イメージのディレクトリ名を調べることもできます。

サーバまたはCisco.com上のイメージのtarファイル形式

サーバ上にあるソフトウェア イメージまたはCisco.comからダウンロードされたソフトウェア イメージは、tarファイル形式で提供されます。tarファイル形式は次のファイルで構成されます。

info ファイル

infoファイルは常にtarファイルの先頭に置かれていて、tarファイル内のファイルに関する情報が格納されています。

IOSイメージ

スイッチ上のHTTPサーバで必要となるWeb管理用ファイルです。

LREバイナリ ファイル。LREインターフェイスとLRE CPE装置が正常に機能するために必要です。

info.ver ファイル

info.verファイルは常にtarファイルの最後にあり、infoファイルと同じ情報が格納されています。info.verファイルはtarファイル内の最後のファイルなので、このファイルが存在することは、イメージ内のファイルがすべてダウンロードされたことを意味します。

infoファイルおよびinfo.verファイルに格納される情報の例を示します。

version_suffix: i6k2l2q4-121-0.0.16.EA1
version_directory: c2950lre-i6k2l2q4-mz.121-0.0.16.EA1
image_name: c2950lre-i6k2l2q4-mz.121-0.0.16.EA1.bin
ios_image_file_size: 3214848
total_image_file_size: 4719616
image_feature: LAYER_2|MIN_DRAM_MEG=32
image_family: C2950lre
info_end:
 

表 B-3 に、infoおよびinfo.verファイルの内容について説明します。

 

表 B-3 infoおよびinfo.verファイル

フィールド
説明

version_suffix

IOSイメージ バージョン ストリングのサフィックスを指定します。

version_directory

IOSイメージとHTMLサブディレクトリがインストールされるディレクトリを指定します。

image_name

tarファイル内のIOSイメージの名前を指定します。

ios_image_file_size

tarファイル内のIOSイメージのサイズを指定します。このサイズは、IOSイメージだけを保持するために必要なフラッシュ スペースのおよその値です。

total_image_file_size

tarファイル内のすべてのイメージ(IOSイメージとHTMLファイル)のサイズを指定します。このサイズは、このようなファイルを保持するために必要なフラッシュ スペースのおよその値です。

image_feature

イメージの主な機能に関する説明です。

image_family

ソフトウェアをインストールできる製品ファミリーに関する説明です。

image_min_dram

このイメージを実行するために必要なDRAMの最小サイズを指定します。

TFTPによるイメージ ファイルのコピー

TFTPサーバからスイッチ イメージをダウンロードしたり、スイッチからTFTPサーバにスイッチ イメージをアップロードしたりできます。

スイッチ ソフトウェアをアップグレードするには、サーバからスイッチ イメージ ファイルをダウンロードします。現在のイメージに新しいイメージを上書きしたり、ダウンロード後に現在のファイルを格納したりできます。

バックアップのために、スイッチ イメージ ファイルをサーバにアップロードできます。アップロードされたこのイメージは、今後同じスイッチや、同じタイプの別のスイッチにダウンロードするために使用できます。

ここでは、次の内容について説明します。

「TFTPによるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」

「TFTPによるイメージ ファイルのダウンロード」

「TFTPによるイメージ ファイルのアップロード」

TFTPによるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備

TFTPを使用してイメージ ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を行います。

TFTPサーバとして機能するワークステーションが適切に設定されていることを確認します。Sunワークステーションで、/etc/inetd.confファイル内に次の行が含まれていることを確認します。

tftp dgram udp wait root /usr/etc/in.tftpd in.tftpd -p -s /tftpboot
 

/etc/servicesファイルに次の行が含まれていることを確認します。

tftp 69/udp

) /etc/inetd.confファイルおよび/etc/servicesファイルを変更した後に、inetdデーモンを再起動する必要があります。このデーモンを再起動するには、inetdプロセスを終了して再起動するか、fastbootコマンド(SunOS 4.xの場合)やrebootコマンド(Solaris 2.xまたはSunOS 5.xの場合)を入力します。TFTPデーモンの詳細については、ワークステーションのマニュアルを参照してください。


スイッチにTFTPサーバへのルートが設定されていることを確認します。ルータでサブネット間のトラフィックのルーティングを実行しない場合は、スイッチとTFTPサーバを同じサブネット内に配置する必要があります。 ping コマンドを使用して、TFTPサーバへの接続をチェックします。

ダウンロードするイメージがTFTPサーバ上の正しいディレクトリ内にあることを確認します(UNIXワークステーションでは、通常 / tftpboot)。

ダウンロードを行う場合は、ファイルに関する権限が正しく設定されていることを確認します。ファイルの権限はworld-readでなければなりません。

イメージ ファイルをアップロードする前に、TFTPサーバに空のファイルを作成する必要があります。空のファイルを作成するには、 touch filename コマンドを入力します。 filename は、サーバにイメージをアップロードするときに使用するファイルの名前です。

アップロード処理中に、サーバの既存のファイル(空のファイルを作成する必要がある場合は、空のファイルを含む)を上書きする場合は、そのファイルに関する権限が正しく設定されていることを確認します。ファイルの権限はworld-writeでなければなりません。

TFTPによるイメージ ファイルのダウンロード

新しいイメージ ファイルをダウンロードし、現在のイメージを置き換えたり、保管したりできます。

TFTPサーバから新しいイメージをダウンロードして、既存のイメージを上書きするには、イネーブルEXECモードでステップ1~3を実行します。現在のイメージを保管するには、ステップ3を省略します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

イメージをワークステーション上の適切なTFTPディレクトリにコピーします。TFTPサーバが適切に設定されていることを確認します(TFTPによるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備を参照)。

ステップ 2

コンソール ポートまたはTelnetセッションを介して、スイッチにログインします。

ステップ 3

archive download-sw /overwrite /reload tftp:
[[ // location ] / directory ] / image-name .tar

TFTPサーバからスイッチにイメージ ファイルをダウンロードして、現在のイメージに上書きします。

/overwrite オプションを指定すると、ダウンロードされたイメージのバージョンがフラッシュ メモリ内の既存のものと同じである場合に限って、フラッシュ内のソフトウェア イメージがダウンロードされたイメージによって上書きされます。

/reload オプションを指定すると、設定が変更されて保存されなかった場合を除き、イメージのダウンロード後にシステムがリロードされます。

// location には、TFTPサーバのIPアドレスを指定します。

/ directory / image-name .tar には、ディレクトリ(任意)およびダウンロードするイメージを指定します。ディレクトリおよびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。

ステップ 4

archive download-sw /leave-old-sw /reload tftp:
[[ // location ] / directory ] / image-name .tar

TFTPサーバからスイッチにイメージ ファイルをダウンロードして、現在のイメージを保管します。

/leave-old-sw オプションを指定すると、ダウンロード後に古いソフトウェア バージョンが保管されます。

/reload オプションを指定すると、設定が変更されて保存されなかった場合を除き、イメージのダウンロード後にシステムがリロードされます。

// location には、TFTPサーバのIPアドレスを指定します。

/ directory / image-name .tar には、ディレクトリ(任意)およびダウンロードするイメージを指定します。ディレクトリおよびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。

ダウンロード アルゴリズムによって、イメージがスイッチ モデルに対して適切であるかどうか、およびDRAMサイズは十分であるかどうかが検証されます。問題がある場合、プロセスは中断し、エラーが報告されます。 /overwrite オプションを指定した場合、ダウンロード アルゴリズムによって、新しいイメージと同じであるかどうかに関係なくフラッシュ デバイス上の既存のイメージが削除され、新しいイメージがダウンロードされて、ソフトウェアがリロードされます。


) フラッシュ デバイスに2つのイメージを保持するだけのスペースがあり、このようなイメージのいずれかを同じバージョンで上書きする場合は、/overwriteオプションを指定する必要があります。ただし、2950 LREの場合、サポートされるのは、フラッシュ上でIOS、HTML、LREの各バイナリ ファイルの完全セットが1つと、IOSバイナリが1つだけです。2950 LREでは、イメージの完全セットを2つ搭載することはできません。


/leave-old-sw オプションを指定した場合は、既存のファイルは削除されません。新規のイメージをインストールして現在稼働中のイメージを保持できるだけのスペースがない場合は、ダウンロード プロセスは停止し、エラー メッセージが表示されます。

アルゴリズムによって、システム ボードのフラッシュ デバイスにダウンロードされたイメージがインストールされます。このイメージはソフトウェア バージョン ストリングの名前が付いた新しいディレクトリに入れられます。また、新規にインストールされたイメージを示すように、BOOT環境変数が更新されます。

ダウンロード プロセス中に古いイメージを保管した場合は( /leave-old-sw キーワードを指定した場合は)、 delete /force /recursive filesystem :/ file-url イネーブルEXECコマンドを入力して、そのイメージを削除できます。 filesystem では、システム ボードのフラッシュ デバイスを指定する場合は、 flash: を使用します。 file-url を指定する場合は、古いイメージのディレクトリ名を入力します。ディレクトリ内のすべてのファイルおよびディレクトリが削除されます。


注意 ダウンロードおよびアップロード アルゴリズムを適切に動作させるために、イメージの名前は変更しないでください。

TFTPによるイメージ ファイルのアップロード

スイッチからTFTPサーバにイメージをアップロードできます。後でこのイメージを、このスイッチや同じタイプの別のスイッチにダウンロードできます。

アップロード機能は、CMSに対応づけられているHTMLページが既存イメージに導入されている場合にだけ使用できます。

TFTPサーバにイメージをアップロードするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

TFTPサーバが適切に設定されていることを確認します(TFTPによるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備を参照)。

ステップ 2

コンソール ポートまたはTelnetセッションを介して、スイッチにログインします。

ステップ 3

archive upload-sw tftp:
[[ // location ] / directory ] / image-name .tar

現在稼働中のスイッチ イメージをTFTPサーバにアップロードします。

// location には、TFTPサーバのIPアドレスを指定します。

/ directory / image-name .tar には、ディレクトリ(任意)およびアップロードするソフトウェア イメージの名前を指定します。ディレクトリおよびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。 image-name .tar は、サーバに保管するソフトウェア イメージの名前です。

archive upload-sw イネーブルEXECコマンドによって、ファイルがinfo、IOSイメージ、HTMLファイル、LREバイナリ ファイル、info.verの順にアップロードされて、サーバにイメージ ファイルが構築されます。これらのファイルがアップロードされた後に、アップロード アルゴリズムによってtarファイル形式が作成されます。


注意 ダウンロードおよびアップロード アルゴリズムを適切に動作させるために、イメージの名前は変更しないでください。

FTPによるイメージ ファイルのコピー

FTPサーバからスイッチ イメージをダウンロードしたり、スイッチからFTPサーバにスイッチ イメージをアップロードしたりできます。

スイッチ ソフトウェアをアップグレードするには、サーバからスイッチ イメージ ファイルをダウンロードします。現在のイメージに新しいイメージを上書きしたり、ダウンロード後に現在のファイルを格納したりできます。

バックアップのため、スイッチ イメージ ファイルをサーバにアップロードします。アップロードされたこのイメージは、今後同じスイッチや、同じタイプの別のスイッチにダウンロードする場合に使用できます。

ここでは、次の内容について説明します。

「FTPによるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」

「FTPによるイメージ ファイルのダウンロード」

「FTPによるイメージ ファイルのアップロード」

FTPによるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備

FTPサーバからまたはFTPサーバに、イメージ ファイルをコピーできます。

FTPプロトコルでは、FTP要求ごとにリモート ユーザ名およびパスワードをクライアントからサーバに送信する必要があります。FTPを使用してイメージ ファイルをスイッチからサーバにコピーすると、次のリスト内の最初の有効なユーザ名がCisco IOSソフトウェアによって送信されます。

archive download-sw または archive upload-sw イネーブルEXECコマンドで指定されたユーザ名(ユーザ名が指定されている場合)

ip ftp username username グローバル コンフィギュレーション コマンドで設定されたユーザ名(コマンドが設定されている場合)

anonymous(匿名)

次のリスト内の最初の有効なパスワードがスイッチによって送信されます。

archive download-sw または archive upload-sw イネーブルEXECコマンドで指定されたパスワード(パスワードが指定されている場合)

ip ftp password password グローバル コンフィギュレーション コマンドで設定されたパスワード(コマンドが設定されている場合)

username@switchname.domain という名前のパスワードが形成されます。変数 username は現在のセッションに関連づけられているユーザ名、 switchname は設定されているホスト名、 domain はスイッチのドメインです。

ユーザ名とパスワードは、FTPサーバのアカウントと対応づけられていなければなりません。サーバに書き込む場合は、ユーザからのFTP書き込み要求が許可されるようにFTPサーバを適切に設定する必要があります。

すべてのコピー操作に使用するユーザ名とパスワードを指定するには、 ip ftp username および ip ftp password コマンドを使用します。その操作についてだけユーザ名を指定する場合、 archive download-sw または archive upload-sw イネーブルEXECコマンドでユーザ名を指定します。

サーバがディレクトリ構造である場合、イメージ ファイルはユーザ名に対応づけられたサーバ上のディレクトリに書き込まれ、またはコピーされます。たとえば、イメージ ファイルがサーバ上のユーザのホーム ディレクトリに置かれている場合は、ユーザの名前をリモート ユーザ名として指定します。

FTPを使用してイメージ ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を行います。

スイッチにFTPサーバへのルートが設定されていることを確認します。ルータでサブネット間のトラフィックのルーティングを実行しない場合は、スイッチとFTPサーバを同じサブネット内に配置する必要があります。 ping コマンドを使用して、FTPサーバへの接続をチェックします。

コンソールまたはTelnetセッションを介してスイッチにアクセスしていて、有効なユーザ名がない場合は、現在のFTPユーザ名がFTPダウンロードに使用されていることを確認します。有効なユーザ名を表示するには、 show users イネーブルEXECコマンドを使用します。このユーザ名を使用しない場合は、 ip ftp username username グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、新しいFTPユーザ名を作成します。新しい名前は、すべてのアーカイブ処理中に使用されます。新しいユーザ名はNVRAMに保管されます。Telnetセッションを介してスイッチにアクセスしていて、有効なユーザ名がある場合は、このユーザ名が使用されるので、FTPユーザ名を設定する必要はありません。その操作についてだけユーザ名を指定する場合、 archive download-sw または archive upload-sw イネーブルEXECコマンドでユーザ名を指定します。

イメージ ファイルをFTPサーバにアップロードする場合は、スイッチ上のユーザからの書き込み要求が許可されるように、適切に設定する必要があります。

詳細については、FTPサーバのマニュアルを参照してください。

FTPによるイメージ ファイルのダウンロード

新しいイメージ ファイルをダウンロードし、現在のイメージを上書きしたり、保管したりできます。

FTPサーバから新しいイメージをダウンロードして既存のイメージを上書きするには、イネーブルEXECモードでステップ1~7を実行します。現在のイメージを保管するには、ステップ7を省略します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

「FTPによるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照して、FTPサーバが適切に設定されていることを確認します。

ステップ 2

コンソール ポートまたはTelnetセッションを介して、スイッチにログインします。

ステップ 3

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

このステップが必要なのは、デフォルトのリモート ユーザ名またはパスワードに上書きする場合だけです(ステップ4~6を参照)。

ステップ 4

ip ftp username username

(任意)デフォルトのリモート ユーザ名を変更します。

ステップ 5

ip ftp password password

(任意)デフォルトのパスワードを変更します。

ステップ 6

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 7

archive download-sw /overwrite /reload ftp:
[[ // username [ : password ] @ location ] / directory ]
/ image-name .tar

FTPサーバからスイッチにイメージ ファイルをダウンロードして、現在のイメージに上書きします。

/overwrite オプションを指定すると、フラッシュ内のソフトウェア イメージがダウンロードされたイメージによって上書きされます。

/reload オプションを指定すると、設定が変更されて保存されなかった場合を除き、イメージのダウンロード後にシステムがリロードされます。

// username [ : password ]には、ユーザ名とパスワードを指定します。これらはFTPサーバ上のアカウントに対応づけられていなければなりません。詳細は、「FTPによるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照してください。

@ location には、FTPサーバのIPアドレスを指定します。

directory / image-name .tar には、ディレクトリ(任意)およびダウンロードするイメージを指定します。ディレクトリおよびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。

ステップ 8

archive download-sw /leave-old-sw /reload ftp:
[[ // username [ : password ] @ location ] / directory ]
/ image-name .tar

FTPサーバからスイッチにイメージ ファイルをダウンロードして、現在のイメージを保管します。

/leave-old-sw オプションを指定すると、ダウンロード後に古いソフトウェア バージョンが保管されます。

/reload オプションを指定すると、設定が変更されて保存されなかった場合を除き、イメージのダウンロード後にシステムがリロードされます。

// username [ : password ]には、ユーザ名とパスワードを指定します。ユーザ名とパスワードは、FTPサーバのアカウントと対応づけられていなければなりません。詳細は、「FTPによるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照してください。

@ location には、FTPサーバのIPアドレスを指定します。

directory / image-name .tar には、ディレクトリ(任意)およびダウンロードするイメージを指定します。ディレクトリおよびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。

ダウンロード アルゴリズムによって、イメージがスイッチ モデルに対して適切であるかどうか、およびDRAMサイズは十分であるかどうかが検証されます。問題がある場合、プロセスは中断し、エラーが報告されます。 /overwrite オプションを指定した場合、ダウンロード アルゴリズムによって、新しいイメージと同じであるかどうかに関係なくフラッシュ デバイス上の既存のイメージが削除され、新しいイメージがダウンロードされて、ソフトウェアがリロードされます。


) フラッシュ デバイスに2つのイメージを保持するだけのスペースがあり、このようなイメージのいずれかを同じバージョンで上書きする場合は、/overwriteオプションを指定する必要があります。


/leave-old-sw を指定した場合は、既存のファイルは削除されません。新規のイメージをインストールして稼働中のイメージを保持できるだけのスペースがない場合は、ダウンロード プロセスは停止し、エラー メッセージが表示されます。

ダウンロードされたイメージは、システム ボードのフラッシュ デバイス(flash:)にインストールされます。このイメージはソフトウェア バージョン ストリングの名前が付いた新しいディレクトリに格納されます。また、新規にインストールされたイメージを示すように、BOOT環境変数が更新されます。

ダウンロード プロセス中に古いイメージを保管した場合は( /leave-old-sw キーワードを指定した場合は)、 delete /force /recursive filesystem :/ file-url イネーブルEXECコマンドを入力して、そのイメージを削除できます。 filesystem では、システム ボードのフラッシュ デバイスを指定する場合は、 flash: を使用します。 file-url には、古いソフトウェア イメージのディレクトリ名を入力します。ディレクトリ内のすべてのファイルおよびディレクトリが削除されます。


注意 ダウンロードおよびアップロード アルゴリズムを適切に動作させるために、イメージの名前は変更しないでください。

FTPによるイメージ ファイルのアップロード

スイッチからFTPサーバにイメージをアップロードできます。後でこのイメージを、同じスイッチや同じタイプの別のスイッチにダウンロードできます。

アップロード機能は、CMSに対応づけられているHTMLページが既存イメージに導入されている場合にだけ使用できます。

FTPサーバにイメージをアップロードするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

「FTPによるコンフィギュレーション ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照して、FTPサーバが適切に設定されていることを確認します。

ステップ 2

コンソール ポートまたはTelnetセッションを介して、スイッチにログインします。

ステップ 3

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

このステップが必要なのは、デフォルトのリモート ユーザ名またはパスワードに上書きする場合だけです(ステップ4~6を参照)。

ステップ 4

ip ftp username username

(任意)デフォルトのリモート ユーザ名を変更します。

ステップ 5

ip ftp password password

(任意)デフォルトのパスワードを変更します。

ステップ 6

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 7

archive upload-sw ftp:
[[ // [ username [ : password ] @ ] location ] / directory ]
/ image-name .tar

現在稼働中のスイッチ イメージをFTPサーバにアップロードします。

// username : password には、ユーザ名とパスワードを指定します。ユーザ名とパスワードは、FTPサーバのアカウントと対応づけられていなければなりません。詳細は、「FTPによるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照してください。

@ location には、FTPサーバのIPアドレスを指定します。

/ directory / image-name .tar には、ディレクトリ(任意)およびアップロードするソフトウェア イメージの名前を指定します。ディレクトリおよびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。 image-name .tar は、サーバに保管するソフトウェア イメージの名前です。

archive upload-sw コマンドによって、ファイルがinfo、IOSイメージ、HTMLファイル、info.verの順にアップロードされて、サーバにイメージ ファイルが構築されます。これらのファイルがアップロードされた後に、アップロード アルゴリズムによってtarファイル形式が作成されます。


注意 ダウンロードおよびアップロード アルゴリズムを適切に動作させるために、イメージの名前は変更しないでください。

RCPによるイメージ ファイルのコピー

RCPサーバからスイッチ イメージをダウンロードしたり、スイッチからRCPサーバにスイッチ イメージをアップロードしたりできます。

スイッチ ソフトウェアをアップグレードするには、サーバからスイッチ イメージ ファイルをダウンロードします。現在のイメージに新しいイメージを上書きしたり、ダウンロード後に現在のファイルを格納したりできます。

バックアップのため、スイッチ イメージ ファイルをサーバにアップロードします。アップロードされたこのイメージは、今後同じスイッチや、同じタイプの別のスイッチにダウンロードする場合に使用できます。

ここでは、次の内容について説明します。

「RCPによるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」

「RCPによるイメージ ファイルのダウンロード」

「RCPによるイメージ ファイルのアップロード」

RCPによるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備

リモート ホストとスイッチ間でイメージ ファイルをダウンロードおよびアップロードするためのもう1つの方法は、RCPを使用することです。コネクションレス プロトコルであるUDPを使用するTFTPと異なり、RCPではコネクション型のTCPが使用されます。

ファイルのコピーにRCPを使用する場合は、ファイルのコピー元またはコピー先のサーバでRCPがサポートされている必要があります。RCPのcopyコマンドは、リモート システム上のrshサーバ(またはデーモン)を利用します。RCPを使用してファイルをコピーするには、TFTPの場合と同様に、ファイル配信用サーバを作成する必要があります。ユーザはリモート シェル(rsh)をサポートするサーバにアクセスするだけですみます(ほとんどのUNIXシステムではrshがサポートされています)。ファイルは特定の場所から別の場所へコピーされるので、送信元ファイルの読み取り権限および宛先ファイルへの書き込み権限が必要です。宛先ファイルが存在しない場合は、RCPによって作成されます。

RCPでは、RCP要求ごとにリモート ユーザ名をサーバに送信する必要があります。RCPを使用してイメージをスイッチからサーバにコピーすると、次のリスト内の最初の有効なユーザ名がCisco IOSソフトウェアによって送信されます。

archive download-sw または archive upload-sw イネーブルEXECコマンドで指定されたユーザ名(ユーザ名が指定されている場合)

ip rcmd remote-username username グローバル コンフィギュレーション コマンドで設定されたユーザ名(コマンドが入力されている場合)

現在のTTY(端末)プロセスに対応づけられたリモート ユーザ名。たとえば、ユーザがTelnetを介してルータに接続されており、 username コマンドを介して認証された場合は、リモート ユーザ名としてTelnetユーザ名がスイッチ ソフトウェアによって送信されます。

スイッチのホスト名

RCPコピー要求を正常に実行するためには、ネットワーク サーバにリモート ユーザ名のアカウントを定義する必要があります。サーバがディレクトリ構造である場合、イメージ ファイルはリモート ユーザ名に対応づけられたサーバ上のディレクトリに書き込まれ、またはコピーされます。たとえば、イメージ ファイルがサーバ上のユーザのホーム ディレクトリに置かれている場合は、ユーザの名前をリモート ユーザ名として指定します。

RCPを使用してイメージ ファイルのダウンロードやアップロードを開始する前に、次の作業を行います。

RCPサーバとして機能するワークステーションで、リモート シェル(rsh)がサポートされていることを確認します。

スイッチにRCPサーバへのルートが設定されていることを確認します。ルータでサブネット間のトラフィックのルーティングを実行しない場合は、スイッチとサーバを同じサブネット内に配置する必要があります。 ping コマンドを使用して、RCPサーバへの接続をチェックします。

コンソールまたはTelnetセッションを介してスイッチにアクセスしていて、有効なユーザ名がない場合は、現在のRCPユーザ名がRCPダウンロードに使用されていることを確認します。有効なユーザ名を表示するには、 show users イネーブルEXECコマンドを使用します。このユーザ名を使用しない場合は、すべてのアーカイブ処理中に使用される
ip rcmd remote-username username グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、新しいRCPユーザ名を作成します。新しいユーザ名はNVRAMに保管されます。Telnetセッションを介してスイッチにアクセスしていて、有効なユーザ名がある場合は、このユーザ名が使用されるので、RCPユーザ名を設定する必要はありません。その操作についてだけユーザ名を指定する場合、 archive download-sw または archive upload-sw イネーブルEXECコマンドでユーザ名を指定します。

イメージ ファイルをRCPサーバにアップロードする場合は、スイッチ上のユーザからのRCP書き込み要求が許可されるように、適切に設定する必要があります。UNIXシステムの場合は、RCPサーバ上のリモート ユーザの.rhostsファイルにエントリを追加する必要があります。たとえば、スイッチに次の設定行が含まれているとします。

hostname Switch1
ip rcmd remote-username User0
 

このスイッチのIPアドレスを Switch1.company.com に変換する場合は、RCPサーバ上のUser0用の.rhostsファイルに次の行が含まれている必要があります。

Switch1.company.com Switch1
 

詳細については、RCPサーバのマニュアルを参照してください。

RCPによるイメージ ファイルのダウンロード

新しいイメージ ファイルをダウンロードし、現在のイメージを置き換えたり、保管したりできます。

RCPサーバから新しいイメージをダウンロードして既存のイメージを上書きするには、イネーブルEXECモードでステップ1~6を実行します。現在のイメージを保管するには、ステップ6を省略します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

「RCPによるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照して、RCPサーバが適切に設定されていることを確認します。

ステップ 2

コンソール ポートまたはTelnetセッションを介して、スイッチにログインします。

ステップ 3

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

このステップが必要なのは、デフォルトのリモート ユーザ名に上書きする場合だけです(ステップ4および5を参照)。

ステップ 4

ip rcmd remote-username username

(任意)リモート ユーザ名を変更します。

ステップ 5

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 6

archive download-sw /overwrite /reload rcp:
[[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / image-name .tar ]

RCPサーバからスイッチにイメージ ファイルをダウンロードして、現在のイメージに上書きします。

/overwrite オプションを指定すると、フラッシュ内のソフトウェア イメージがダウンロードされたイメージによって上書きされます。

/reload オプションを指定すると、設定が変更されて保存されなかった場合を除き、イメージのダウンロード後にシステムがリロードされます。

// username には、ユーザ名を指定します。RCPコピー要求を正常に実行するためには、ネットワーク サーバにリモート ユーザ名のアカウントを定義する必要があります。詳細は、「RCPによるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照してください。

@ location には、RCPサーバのIPアドレスを指定します。

/ directory / image-name .tar には、ディレクトリ(任意)およびダウンロードするイメージを指定します。ディレクトリおよびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。

ステップ 7

archive download-sw /leave-old-sw /reload rcp:
[[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / image-name .tar ]

RCPサーバからスイッチにイメージ ファイルをダウンロードして、現在のイメージを保管します。

/leave-old-sw オプションを指定すると、ダウンロード後に古いソフトウェア バージョンが保管されます。

/reload オプションを指定すると、設定が変更されて保存されなかった場合を除き、イメージのダウンロード後にシステムがリロードされます。

// username には、ユーザ名を指定します。RCPコピー要求を実行するためには、ネットワーク サーバにリモート ユーザ名のアカウントを定義する必要があります。詳細は、「RCPによるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照してください。

@ location には、RCPサーバのIPアドレスを指定します。

/ directory ] / image-name .tar を指定する場合は、ディレクトリ(任意)およびダウンロードするイメージを指定します。ディレクトリおよびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。

ダウンロード アルゴリズムによって、イメージがスイッチ モデルに対して適切であるかどうか、およびDRAMサイズは十分であるかどうかが検証されます。問題がある場合、プロセスは中断し、エラーが報告されます。 /overwrite オプションを指定した場合、ダウンロード アルゴリズムによって、新しいイメージと同じであるかどうかに関係なくフラッシュ デバイス上の既存のイメージが削除され、新しいイメージがダウンロードされて、ソフトウェアがリロードされます。


) フラッシュ デバイスに2つのイメージを保持するだけのスペースがあり、このようなイメージのいずれかを同じバージョンで上書きする場合は、/overwriteオプションを指定する必要があります。


/leave-old-sw を指定した場合は、既存のファイルは削除されません。新規のイメージをインストールして稼働中のイメージを保持できるだけのスペースがない場合は、ダウンロード プロセスは停止し、エラー メッセージが表示されます。

ダウンロードされたイメージは、システム ボードのフラッシュ デバイス(flash:)にインストールされます。このイメージはソフトウェア バージョン ストリングの名前が付いた新しいディレクトリに格納されます。また、新規にインストールされたイメージを示すように、BOOT環境変数が更新されます。

ダウンロード プロセス中に古いソフトウェアを保管した場合は( /leave-old-sw キーワードを指定した場合は)、 delete /force /recursive filesystem :/ file-url イネーブルEXECコマンドを入力して、そのイメージを削除できます。 filesystem では、システム ボードのフラッシュ デバイスを指定する場合は、 flash: を使用します。 file-url には、古いソフトウェア イメージのディレクトリ名を入力します。ディレクトリ内のすべてのファイルおよびディレクトリが削除されます。


注意 ダウンロードおよびアップロード アルゴリズムを適切に動作させるために、イメージの名前は変更しないでください。

RCPによるイメージ ファイルのアップロード

スイッチからRCPサーバにイメージをアップロードできます。後でこのイメージを、同じスイッチや同じタイプの別のスイッチにダウンロードできます。

アップロード機能は、CMSに対応づけられているHTMLページが既存イメージに導入されている場合にだけ使用できます。

RCPサーバにイメージをアップロードするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

「RCPによるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照して、RCPサーバが適切に設定されていることを確認します。

ステップ 2

コンソール ポートまたはTelnetセッションを介して、スイッチにログインします。

ステップ 3

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

このステップが必要なのは、デフォルトのリモート ユーザ名に上書きする場合だけです(ステップ4および5を参照)。

ステップ 4

ip rcmd remote-username username

(任意)リモート ユーザ名を変更します。

ステップ 5

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 6

archive upload-sw rcp:
[[[ // [ username @ ] location ] / directory ] / image-name .tar ]

現在稼働中のスイッチ イメージをRCPサーバにアップロードします。

// username には、ユーザ名を指定します。RCPコピー要求を実行する場合は、ネットワーク サーバにリモート ユーザ名のアカウントを定義する必要があります。詳細は、「RCPによるイメージ ファイルのダウンロードまたはアップロードの準備」を参照してください。

@ location には、RCPサーバのIPアドレスを指定します。

/ directory ] / image-name .tar には、ディレクトリ(任意)およびアップロードするソフトウェア イメージの名前を指定します。ディレクトリおよびイメージ名では大文字と小文字が区別されます。

image-name .tar は、サーバに保管するソフトウェア イメージの名前です。

archive upload-sw イネーブルEXECコマンドによって、ファイルがinfo、IOSイメージ、HTMLファイル、info.verの順にアップロードされて、サーバにイメージ ファイルが構築されます。これらのファイルがアップロードされた後に、アップロード アルゴリズムによってtarファイル形式が作成されます。


注意 ダウンロードおよびアップロード アルゴリズムを適切に動作させるために、イメージの名前は変更しないでください。