Catalyst 2950 LRE デスクトップ スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
EtherChannelの設定
EtherChannelの設定
発行日;2012/01/12 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

EtherChannelの設定

EtherChannelの概要

ポート チャネル インターフェイスの概要

PAgPの概要

PAgPモード

物理ラーナーおよびアグリゲート ポート ラーナー

PAgPの他の機能との相互作用

負荷分散および転送方式の概要

EtherChannelの設定

EtherChannelのデフォルト設定

EtherChannel設定時の注意事項

レイヤ2 EtherChannelの設定

EtherChannel負荷分散の設定

PAgP学習方式およびプライオリティの設定

EtherChannelとPAgPのステータスの表示

EtherChannelの設定

この章では、レイヤ2インターフェイスにEtherChannelを設定する手順について説明します。EtherChannelは、スイッチ、ルータ、およびサーバ間にフォールトトレラントな高速リンクを提供します。EtherChannelを使用すると、配線クローゼットおよびデータ センタ間の帯域幅を拡張できます。EtherChannelはネットワーク上でボトルネックの発生が見込まれるところに、どこでも配備できます。EtherChannelは、他のリンクに負荷を再分散させることによって、リンク切断から自動的に回復します。リンク障害が発生した場合、EtherChannelは人的介入なしに障害リンクからチャネル内の他のリンクにトラフィックを振り替えます。


) この章で使用するコマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースに対応するコマンド リファレンスを参照してください。


この章で説明する内容は、次のとおりです。

「EtherChannelの概要」

「EtherChannelの設定」

「EtherChannelとPAgPのステータスの表示」

EtherChannelの概要

EtherChannelは、1つの論理リンクとして束ねられた個々のファスト イーサネットまたはギガビット イーサネット リンクで構成されます(図 27-1を参照)。EtherChannelはスイッチと相手側スイッチまたはホスト間で、最大800 Mbps(Fast EtherChannelの場合)または最大2 Gbps(Gigabit EtherChannelの場合)の全二重帯域幅を提供します。

図 27-1 一般的なEtherChannel構成

 

各EtherChannelは、互換性のある設定のイーサネット インターフェイスを8つまで使用して構成できます。1つのEtherChannel内のインターフェイスはすべて、同じ速度でなければなりません。また、すべてレイヤ2インターフェイスとして設定する必要があります。


) スイッチの接続先となるネットワーク装置で、EtherChannelのインターフェイス数に独自の制限を加える場合があります。Catalyst 2950スイッチの場合、EtherChannel数は6までで、1つのEtherChannelあたり8ポートです。


EtherChannel内のリンクで障害が発生すると、それまでその障害リンクで伝送されていたトラフィックがEtherChannel内の残りのリンクに切り替えられます。スイッチ、EtherChannel、および障害リンクを特定して、障害に関するトラップが送信されます。EtherChannelの1つのリンク上の着信ブロードキャストおよびマルチキャスト パケットは、EtherChannelの他のリンクに戻らないようにブロックされます。

ポート チャネル インターフェイスの概要

レイヤ2インターフェイス対応のEtherChannelを作成すると、論理インターフェイスが動的に作成されます。その後、 channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、EtherChannelにインターフェイスを手動で割り当てる必要があります(図 27-2を参照)。

各EtherChannelに、1~6の論理ポート チャネル インターフェイス番号を1つずつ与えます。

図 27-2 物理ポート、論理ポート チャネル、およびチャネル グループの関係

 

EtherChannelの設定後、ポート チャネル インターフェイスの設定を変更すると、そのポートチャネル インターフェイスに割り当てられているすべての物理インターフェイスに変更が適用されます。物理インターフェイスの設定を変更した場合は、設定を適用したインターフェイスだけが影響を受けます。EtherChannelの全ポートのパラメータを変更する場合は、スパニングツリー コマンドまたはレイヤ2 EtherChannelをトランクとして設定するコマンドなどのコンフィギュレーション コマンドをポート チャネル インターフェイスに適用します。

PAgPの概要

Port Aggregation Protocol(PAgP;ポート集約プロトコル)を使用すると、イーサネット インターフェイス間でパケットを交換することによって、EtherChannelを自動作成できます。スイッチはPAgPを使用することによって、PAgPをサポートできるパートナーのアイデンティティを学習し、さらに各インターフェイスの能力を学習します。さらに、設定が類似しているインターフェイスを動的にまとめて1つの論理リンク(チャネルまたはアグリゲート ポート)を形成します。これらのインターフェイスはハードウェア、管理、およびポート パラメータの制約に基づいて分類されます。たとえば、PAgPは速度、デュプレックス モード、ネイティブVLAN、VLAN範囲、トランキング ステータス、およびトランキング タイプが同じインターフェイスをグループとしてまとめます。リンクをまとめてEtherChannelを形成したあとで、PAgPは単一スイッチ ポートとして、スパニングツリーにそのグループを追加します。

PAgPモード

表 27-1 に、 channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドでユーザが設定できるEtherChannelモード、 on auto desirable を示します。スイッチ インターフェイスは、 auto モードまたは desirable モードで設定されたパートナー インターフェイスとだけPAgPパケットを交換します。 on モードで設定されたインターフェイスとはPAgPパケットを交換しません。

 

表 27-1 EtherChannelのモード

モード
説明

auto

インターフェイスはパッシブ ネゴシエーション ステートになります。この場合、インターフェイスは受信するPAgPパケットに応答しますが、PAgPパケット ネゴシエーションを開始することはありません。これにより、PAgPパケットの送信を最小限に抑えます。

desirable

インターフェイスはアクティブ ネゴシエーション ステートになります。この場合、インターフェイスはPAgPパケットを送信することによって、相手インターフェイスとのネゴシエーションを開始します。

on

PAgPを使用せずにインターフェイスが強制的にチャネル化されます。 on モードの場合、使用可能なEtherChannelが存在するのは、 on モードのインターフェイス グループが、同じく on モードの別のインターフェイス グループに接続する場合だけです。

auto モードおよび desirable モードでは、どちらの場合も、インターフェイスは相手インターフェイスとのネゴシエーションにより、インターフェイス速度、レイヤ2 EtherChannelの場合はトランキング ステートおよびVLAN番号などの条件に基づいて、EtherChannelを形成できるかどうかを判別できます。

PAgPモードが異なっていても、モード間で互換性があるかぎり、インターフェイスはEtherChannelを形成できます。次に例を示します。

desirable モードのインターフェイスは、 desirable モードまたは auto モードの他のインターフェイスとともにEtherChannelを形成できます。

auto モードのインターフェイスは、 desirable モードの他のインターフェイスとともにEtherChannelを形成できます。

どのインターフェイスもPAgPネゴシエーションを開始しないため、 auto モードのインターフェイスは、 auto モードの他のインターフェイスとはEtherChannelを形成できません。

ポート チャネルに追加された on モードのインターフェイスは、そのチャネルにすでに存在している on モードのインターフェイスと同じ特性が強制的に与えられます。


注意 モードをonに設定する場合(手動設定の場合)は、十分に注意してください。onモードに設定されたポートはすべて、同じグループにバンドルされ、強制的に同様の特性が与えられます。グループの設定を誤ると、パケット損失またはスパニングツリー ループが発生することがあります。

PAgP対応の装置にスイッチを接続する場合、 non-silent キーワードを使用すると、非サイレント動作としてスイッチ インターフェイスを設定できます。 auto モードまたは desirable モードとともに non-silent を指定しなかった場合は、サイレント モードが指定されているとみなされます。

サイレント モードを設定するのは、PAgP非対応で、かつほとんどパケットを送信しない装置にスイッチを接続する場合です。サイレント パートナーの例は、トラフィックを生成しないファイル サーバ、またはパケット アナライザなどです。この場合、サイレント パートナーに接続する物理ポートでPAgPを実行すると、スイッチ ポートが動作可能な状態になることを防ぐことができます。ただし、サイレントの設定によって、PAgPは動作可能になり、チャネル グループにインターフェイスを結合したり、伝送にインターフェイスを使用したりすることができます。

物理ラーナーおよびアグリゲート ポート ラーナー

ネットワーク装置は、PAgP物理ラーナー(learner)またはアグリゲート ポート ラーナーに分類されます。物理ポートによってアドレスを学習し、その知識に基づいて送信を指示する装置は物理ラーナーです。アグリゲート(論理)ポートによってアドレスを学習する装置は、アグリゲート ポート ラーナーです。

装置とそのパートナーが両方ともアグリゲート ポート ラーナーの場合、論理ポート チャネル上のアドレスを学習します。装置はEtherChannelのいずれかのインターフェイスを使用することによって、送信元にパケットを送信します。アグリゲート ポート ラーナーの場合、どの物理ポートにパケットが届くかは重要ではありません。

スイッチは、物理ラーナーに接続された場合、宛先MACアドレス配布が設定されても、チャネルの送信元MACアドレス配布を使用します。

フレーム伝送には、次のフレーム配布メカニズムを使用できます。

パケットの送信元MACアドレスに基づくポート選択

パケットの宛先MACアドレスに基づくポート選択

スイッチはPAgPグループで最大8ポートをサポートします。

PAgPの他の機能との相互作用

Dynamic Trunking Protocol(DTP)およびCisco Discovery Protocol(CDP)は、EtherChannelの物理インターフェイスを使用してパケットを送受信します。トランク ポートは、番号が最も小さいVLAN上でPAgP Protocol Data Unit(PDU;プロトコル データ ユニット)を送受信します。

スパニングツリーは、EtherChannelの物理インターフェイスを1つだけ使用してパケットを送信します。スパニングツリーはEtherChannelを1つのポートとみなします。

PAgPがPAgP PDUを送受信するのは、起動してPAgPがautoモードまたはdesirableモードでイネーブルになっているインターフェイスとの間だけです。

負荷分散および転送方式の概要

EtherChannelは、フレーム内のアドレスに基づいて形成されたバイナリ パターンの一部を、チャネル内でリンクの1つを選択する数値に縮少することによって、チャネル内のリンク間でトラフィックの負荷を分散させます。EtherChannelの負荷分散機能では、送信元MACアドレス転送または宛先MACアドレス転送を使用できます。

送信元MACアドレス転送の場合、EtherChannelに転送されたパケットは、着信パケットの送信元MACアドレスに基づいてチャネル ポート間で分配されます。したがって、負荷を分散させるために、送信元ホストが異なるパケットにはそれぞれ異なるチャネル ポートが使用されますが、同一ホストからのパケットには同一チャネル ポートが使用されます(スイッチが学習したMACアドレスは変更されません)。

宛先MACアドレス転送の場合、EtherChannelに転送されたパケットは、着信パケットに指定されている宛先ホストのMACアドレスに基づいてチャネル ポート間で分配されます。したがって、宛先が同じパケットは同じポートに転送され、宛先の異なるパケットはそれぞれ異なるチャネル ポートに転送されます。負荷分散および転送方式を設定するには、 port-channel load-balance グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

図 27-3では、4台のワークステーションで構成されたEtherChannelがルータと通信しています。ルータは単一MACアドレス装置なので、スイッチEtherChannelでの送信元に基づく転送によって、スイッチがルータへの全帯域を使用することが保証されます。ルータは、宛先アドレスに基づいて転送するように設定されます。これは、多数のワークステーションで、ルータEtherChannelからのトラフィックが均等に分散されることが保証されるからです。

設定の際は、最もバリエーションの多いオプションを使用してください。たとえば、あるチャネル上のトラフィックが単一MACアドレスを宛先とする場合、宛先MACアドレスを使用すると、チャネル内の同じリンクが常に選択されますが、送信元アドレスまたはIPアドレスを使用すると、負荷分散の効率が改善されることがあります。

図 27-3 負荷の分散および転送方式

 

EtherChannelの設定

ここでは、EtherChannelインターフェイスを設定する手順について説明します。

「EtherChannelのデフォルト設定」

「EtherChannel設定時の注意事項」

「レイヤ2 EtherChannelの設定」

「EtherChannel負荷分散の設定」

「PAgP学習方式およびプライオリティの設定」


) 必ず、インターフェイスを正しく設定してください(EtherChannel設定時の注意事項を参照)。



) EtherChannelの設定後、ポート チャネル インターフェイスに適用した設定変更は、そのポート チャネル インターフェイスに割り当てられたすべての物理インターフェイスに適用されます。また、物理インターフェイスに適用した設定変更は、設定を適用したインターフェイスだけに作用します。


EtherChannelのデフォルト設定

表 27-2 に、EtherChannelのデフォルト設定を示します。

 

表 27-2 EtherChannelのデフォルト設定

機能
デフォルト値

チャネル グループ

なし

PAgPモード

デフォルトなし

PAgP学習方式

すべてのインターフェイスでアグリゲート ポート ラーニング

PAgPプライオリティ

すべてのインターフェイスで128(この値を変更しても無効)

負荷分散

着信パケットの送信元MACアドレスに基づいてスイッチ上で負荷を分散


) EtherChannelの基本バージョンは手動で設定する必要がありますが、Catalyst 2950 LREポートではサポートされていません。PAgP対応バージョンがサポートされています。


EtherChannel設定時の注意事項

EtherChannelインターフェイスを正しく設定しないと、ネットワーク ループおよびその他の問題を回避するために、一部のEtherChannelインターフェイスが自動的にディセーブルになります。次の注意事項に従って、設定上の問題が起きないようにしてください。

EtherChannelは、同じタイプのイーサネット インターフェイスを8つまで使用して設定します。


) EtherChannelの一部としてGigaStack GBICポートを設定してはなりません。


EtherChannel内の全インターフェイスを同じ速度および同じデュプレックス モードで動作するように設定します。

EtherChannel内の全インターフェイスをイネーブルにします。 shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドによってディセーブルにされたEtherChannel内のインターフェイスは、リンク障害として扱われます。そのインターフェイスのトラフィックは、EtherChannel内の他のインターフェイスの1つに転送されます。

グループを初めて作成したときには、そのグループに最初に追加されたポートのパラメータ設定値をすべてのポートが引き継ぎます。次のパラメータのいずれかで設定を変更した場合は、グループ内の全ポートでも変更する必要があります。

許可VLANリスト

各VLANのスパニングツリー パス コスト

各VLANのスパニングツリー ポート プライオリティ

スパニングツリーPortFastの設定

EtherChannelのメンバーであるポート上でSwitched Port Analyzer(SPAN;スイッチド ポート アナライザ)を設定すると、そのポートはEtherChannelから離れます。

EtherChannelポート グループに含まれるポートをセキュア ポートとして設定してはなりません。

ポート上で802.1xをイネーブルにする前に、EtherChannelからそのポートを削除しておく必要があります。EtherChannelまたはEtherChannel上のアクティブ ポートで802.1xをイネーブルにしようとすると、エラー メッセージが表示され、802.1xはイネーブルになりません。まだアクティブになっていないEtherChannel上のポートで802.1xをイネーブルにしても、そのポートはEtherChannelに加入しません。

EtherChannelの全インターフェイスを同一VLANに割り当てるか、またはトランクとして設定します。

トランク インターフェイスでEtherChannelを構成する場合は、全トランクでトランキング モード(802.1Q)が一致していることを確認してください。EtherChannelインターフェイスのトランク モードが一致していないと、予期しない結果になる可能性があります。

EtherChannelは、トランキング レイヤ2 EtherChannel内の全インターフェイスで同じVLAN許容範囲をサポートします。VLAN許容範囲が一致していないと、PAgPが auto モードまたは desirable モードに設定されていても、インターフェイスはEtherChannelを形成しません。

スパニングツリー パス コストが異なるインターフェイスは、設定上の矛盾がない限り、
EtherChannelを形成できます。異なるスパニングツリー パス コストを設定すること自体は、EtherChannelを形成するうえでのインターフェイスの不整合の原因にはなりません。

レイヤ2 EtherChannelの設定

レイヤ2 EtherChannelを設定するには、 channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドでイーサネット インターフェイスを設定することによって、ポート チャネル論理インターフェイスを作成します。


) IOSがポート チャネル インターフェイスを作成できるように、レイヤ2インターフェイスを結合して動作させなければなりません。


レイヤ2 EtherChannelにレイヤ2イーサネット インターフェイスを割り当てるには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、設定する物理インターフェイスを指定します。

有効なインターフェイスには物理インターフェイスが含まれます。

同一タイプ、同一速度のインターフェイスを8つまで同一グループに設定できます。

ステップ 3

channel-group channel -group-number mode { auto [ non-silent ] | desirable [ non-silent ] | on }

チャネル グループにインターフェイスを割り当て、PAgPモードを指定します。デフォルトのモードは auto silent です。

channel-group-number に指定できる範囲は1~6です。各EtherChannelは、互換性のある設定のイーサネット インターフェイスを8つまで使用できます。

mode には、次のキーワードのいずれか1つを選択します。

auto ― PAgP装置が検出された場合に限り、PAgPをイネーブルにします。インターフェイスはパッシブ ネゴシエーション ステートになります。この場合、インターフェイスは受信したPAgPパケットに応答しますが、PAgPパケット ネゴシエーションを開始することはありません。

desirable ― PAgPを無条件でイネーブルにします。インターフェイスはアクティブ ネゴシエーション ステートになります。この場合、インターフェイスはPAgPパケットを送信することによって、他のインターフェイスとのネゴシエーションを開始します。

on ― PAgPを使用せずにインターフェイスが強制的にチャネル化されます。 on モードの場合、使用可能なEtherChannelが存在するのは、 on モードのインターフェイス グループが、同じく on モードの別のインターフェイス グループに接続する場合だけです。

non-silent ― PAgP対応の装置にスイッチを接続する場合、非サイレント動作としてスイッチ インターフェイスを設定できます。 auto モードまたは desirable モードとともに non-silent キーワードを指定してインターフェイスを設定できます。 auto モードまたは desirable モードとともに non-silent を指定しなかった場合は、サイレントが指定されているものとみなされます。サイレント設定は、ファイル サーバまたはパケット アナライザとの接続に適しています。サイレントを設定すると、PAgPが動作してチャネル グループにインターフェイスを結合し、このインターフェイスが送信に使用されます。

スイッチと相手装置のPAgPモードの互換性にについては、「PAgPモード」を参照してください。

ステップ 4

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

show running-config

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

EtherChannelグループからインターフェイスを削除するには、 no channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。物理インターフェイスを削除せずにno interface port-channel グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してEtherChannelを削除した場合、物理インターフェイスはシャットダウンされます。EtherChannelに含まれる物理インターフェイスをシャットダウンしないようにするには、物理インターフェイスを削除してからEtherChannelを削除してください。

PAgPモードを desirable に設定して、インターフェイスGigabitEthernet 0/1および0/2を割り当てる例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface range gigabitethernet0/1 -2
Switch(config-if)# channel-group 5 mode desirable
Switch(config-if)# end
 

EtherChannel負荷分散の設定

ここでは、送信元ベースまたは宛先ベースの転送方式を使用することによって、EtherChannel負荷分散を設定する手順について説明します。詳細は、「負荷分散および転送方式の概要」を参照してください。

EtherChannelの負荷分散を設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

port-channel load-balance { dst-mac | src-mac }

EtherChannelの負荷分散方式を設定します。

デフォルトは src-mac です。

次のキーワードのうち1つを選択し、負荷分散方式を決定します。

dst-mac ― 着信パケットの宛先ホストMACアドレスに基づいて負荷を分散します。宛先が同じパケットは同じポートに送られますが、宛先が異なるパケットはそれぞれ異なるチャネル ポートに送られます。

src-mac ― 着信パケットの送信元MACアドレスに基づいて負荷を分散します。送信元ホストが異なるパケットは、それぞれ異なるチャネル ポートを使用しますが、送信元ホストが同じパケットは同じチャネル ポートを使用します。

スイッチのリンク パートナーが物理ラーナー(learner)の場合、負荷分散方式を次のいずれかに設定します。

channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドが auto または desirable に設定されている場合、スイッチは設定された負荷分散方式に関係なく、送信元MACアドレスに基づく負荷分散方式を自動的に使用します。

channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドが on に設定されている場合、
port-channel load-balance src-mac
グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用することによって、送信元MACアドレスに基づく負荷分散方式を設定します。

ステップ 3

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 4

show etherchannel load-balance

設定を確認します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

EtherChannelの負荷分散をデフォルト値に戻す場合は、 no port-channel load-balance グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

PAgP学習方式およびプライオリティの設定

ネットワーク装置は、PAgP物理ラーナー(learner)またはアグリゲート ポート ラーナーに分類されます。物理ポートによってアドレスを学習し、その知識に基づいて送信を指示する装置は物理ラーナーです。アグリゲート ポートによってアドレスを学習する装置は、アグリゲート ポート ラーナーです。

Catalyst 1900シリーズ スイッチとの互換性を維持するために、Catalyst 2950スイッチには送信元MACに基づく負荷分散を設定します。

CLI(コマンドライン インターフェイス)を介して physical-port キーワードが指定された場合でも、Catalyst 2950スイッチがサポートするのは、アグリゲート ポートでのアドレス ラーニングだけです。スイッチ ハードウェアは、 pagp learn-method および pagp port-priority インターフェイス コンフィギュレーション コマンドの影響を受けません。


) スイッチはアグリゲート ラーニング装置なので、学習方式をphysical-portに設定しないでください。


スイッチのリンク パートナーが物理ラーナーであり、かつchannel-groupインターフェイス コンフィギュレーション コマンドがautoまたはdesirableに設定されている場合、スイッチは設定されている負荷分散方式に関係なく、送信元MACアドレスに基づく負荷分散方式を自動的に使用します。

Catalyst 2950スイッチのリンク パートナーが物理ラーナーであり、かつchannel-groupインターフェイス コンフィギュレーション コマンドがonに設定されている場合、port-channel load-balance src-macグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用することによって、送信元MACアドレスに基づく負荷分散方式を設定します。

EtherChannelとPAgPのステータスの表示

表 27-3 のイネーブルEXECコマンドを使用すると、EtherChannelとPAgPのステータス情報を表示できます。

 

表 27-3 EtherChannelとPAgPのステータスの表示用コマンド

コマンド
説明

show etherchannel [ channel-group-number ] { brief | detail | load-balance | port | port-channel | summary }

EtherChannel情報が概要、詳細、およびオンライン サマリーの形式で表示されます。負荷分散方式またはフレーム配布方式、ポート、ポート チャネルの情報も表示されます。

show pagp [ channel-group-number ] { counters | internal | neighbor } 1

トラフィック情報、内部PAgP設定、近接情報などのPAgP情報が表示されます。

1.clear pagp {channel-group-number [counters] | counters}イネーブルEXECコマンドを使用すると、PAgPチャネル グループ情報およびトラフィック フィルタを削除できます。

コマンド出力フィールドの詳細については、このリリースに対応するコマンド リファレンスを参照してください。