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CDPの設定
CDPの設定
発行日;2012/01/12 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

CDPの設定

CDPの概要

CDPの設定

CDPのデフォルト設定

CDPの特性の設定

CDPのディセーブル化およびイネーブル化

インターフェイス上でのCDPのディセーブル化およびイネーブル化

CDPのモニタおよびメンテナンス

CDPの設定

この章では、スイッチにCisco Discovery Protocol(CDP)を設定する方法について説明します。


) この章で使用するコマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースに対応するコマンド リファレンスおよび『Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference』Release 12.1を参照してください。


この章で説明する内容は、次のとおりです。

「CDPの概要」

「CDPの設定」

「CDPのモニタおよびメンテナンス」

CDPの概要

CDPはシスコ製装置(ルータ、ブリッジ、アクセス サーバ、およびスイッチ)のレイヤ2(データ リンク レイヤ)を介して動作する装置検出プロトコルです。ネットワーク管理アプリケーションはCDPを使用することにより、既知の装置に近接しているシスコ製装置を検出することができます。また、下位レイヤのトランスペアレント プロトコルが稼働している近接装置の装置タイプや、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)エージェント アドレスを学習することもできます。この機能によって、アプリケーションから近接装置にSNMPクエリを送信できます。

CDPは、Subnetwork Access Protocol(SNAP)をサポートしているすべてのメディアで動作します。CDPはデータ リンク レイヤでのみ動作するため、異なるネットワーク レイヤ プロトコルをサポートする2つのシステムで互いの情報を学習することができます。

CDPが設定された各装置はマルチキャスト アドレスに定期的にメッセージを送信して、SNMPメッセージを受信可能なアドレスを1つまたは複数アドバタイズします。このアドバタイズには、受信側装置でCDP情報を廃棄せずに保持する時間を表すTime-To-Live(TTL)、つまりホールドタイム情報も含まれます。各装置は他の装置から送信されたメッセージもリスニングして、近接装置について学習します。

スイッチでCDPを使用することにより、Cluster Management Suite(CMS)でネットワークをグラフィカルに表示できます。スイッチはCDPを使用してクラスタ候補を検出し、クラスタ メンバー、およびコマンド スイッチから最大3台(デフォルト)離れたクラスタ対応の他の装置についての情報を維持します。

スイッチはCDPバージョン2をサポートします。

CDPの設定

ここでは、CDPの設定情報および設定手順について説明します。

「CDPのデフォルト設定」

「CDPの特性の設定」

「CDPのディセーブル化およびイネーブル化」

「インターフェイス上でのCDPのディセーブル化およびイネーブル化」

CDPのデフォルト設定

表 20-1 に、CDPのデフォルト設定を示します。

 

表 20-1 CDPのデフォルト設定

機能
デフォルト値

CDPグローバル ステート

イネーブル

CDPインターフェイス ステート

イネーブル

CDPタイマー(パケット更新頻度)

60秒

CDPホールドタイム(廃棄までの時間)

180秒

CDPバージョン2アドバタイズ

イネーブル

CDPの特性の設定

CDP更新の頻度、廃棄するまで情報を保持する期間、およびバージョン2アドバタイズを送信するかどうかを設定できます。

CDPタイマー、ホールドタイム、およびアドバタイズ タイプを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。


) ステップ2~4はすべて任意であり、どの順番で実行してもかまいません。


 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

cdp timer seconds

(任意)CDP更新の送信頻度(秒)を設定します。

指定できる範囲は5~254秒です。デフォルトは60秒です。

ステップ 3

cdp holdtime seconds

(任意)装置から送信された情報を受信側装置が廃棄するまで保持する期間を指定します。

指定できる範囲は10~255秒です。デフォルトは180秒です。

ステップ 4

cdp advertise-v2

(任意)バージョン2アドバタイズを送信するようにCDPを設定します。

これがデフォルトのステートです。

ステップ 5

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 6

show cdp

装置上のCDPに関するグローバル情報を表示して、設定を確認します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

デフォルト設定に戻すには、CDPコマンドの no 形式を使用します。

CDP特性を設定し確認する例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# cdp timer 50
Switch(config)# cdp holdtime 120
Switch(config)# cdp advertise-v2
Switch(config)# end
 

Switch # show cdp

Global CDP information:
Sending CDP packets every 50 seconds
Sending a holdtime value of 120 seconds
Sending CDPv2 advertisements is enabled

 

その他のCDP show コマンドについては、「CDPのモニタおよびメンテナンス」を参照してください。

CDPのディセーブル化およびイネーブル化

CDPはデフォルトでイネーブルです。


) スイッチ クラスタの作成および維持は、定期的なCDPメッセージの交換に基づいて行われます。CDPをディセーブルにすると、クラスタ検出が中断されます。詳細は、第6章「スイッチのクラスタ設定」を参照してください。


CDP装置検出機能をディセーブルにするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

no cdp run

CDPをディセーブルにします。

ステップ 3

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ディセーブル化されているCDPをイネーブルにするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

cdp run

ディセーブル化されているCDPをイネーブルにします。

ステップ 3

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ディセーブル化されているCDPをイネーブルにする例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# cdp run
Switch(config)# end
 

インターフェイス上でのCDPのディセーブル化およびイネーブル化

CDP情報を送受信するために、サポートされているすべてのインターフェイス上ではCDPがデフォルトでイネーブルになっています。

インターフェイス上でCDPをディセーブルにするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、CDPをディセーブルにするインターフェイスを入力します。

ステップ 3

no cdp enable

特定のインターフェイス上でCDPをディセーブルにします。

ステップ 4

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

特定のインターフェイス上で、ディセーブル化されているCDPをイネーブルにするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、CDPをイネーブルにするインターフェイスを入力します。

ステップ 3

cdp enable

特定のインターフェイス上で、ディセーブル化されているCDPをイネーブルにします。

ステップ 4

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

特定のインターフェイス上で、ディセーブル化されているCDPをイネーブルにする例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface gigabitethernet0/5
Switch(config-if)# cdp enable
Switch(config-if)# end
 
Switch# configure terminal
Switch(config)# interface fastethernet0/5
Switch(config-if)# cdp enable
Switch(config-if)# end
 

CDPのモニタおよびメンテナンス

装置上のCDPをモニタおよびメンテナンスするには、イネーブルEXECモードで次の手順を1つまたは複数実行します。

 

コマンド
説明

clear cdp counters

トラフィック カウンタをゼロにリセットします。

clear cdp table

ネイバに関する情報を格納するCDPテーブルを削除します。

show cdp

送信の頻度、送信されたパケットのホールドタイムなど、グローバルな情報を表示します。

show cdp entry entry-name
[ protocol | version ]

指定されたネイバに関する情報を表示します。

アスタリスク(*)を入力してすべてのCDPネイバを表示することも、情報が必要なネイバの名前を入力することもできます。

また、特定のネイバ上でイネーブルになっているプロトコルの情報や、装置上で稼働しているソフトウェアのバージョン情報が表示されるように、表示内容を制限することもできます。

show cdp interface [ type number ]

CDPがイネーブルに設定されているインターフェイスに関する情報を表示します。

情報が必要なインターフェイス タイプまたはインターフェイス番号に関する情報が表示されるように表示内容を制限することできます(たとえば、 gigabitethernet 0/1 を指定すると、ギガビット イーサネット ポート1に関する情報だけが表示されます)。

show cdp neighbors [ type number ] [ detail ]

装置タイプ、インターフェイスのタイプや番号、ホールドタイム設定、機能、プラットフォーム、ポートIDなど、ネイバに関する情報を表示します。

特定のインターフェイスのタイプまたは番号のネイバ情報を表示するように表示内容を制限したり、詳細を表示するように表示内容を拡大することができます。

show cdp traffic

CDPカウンタ(送受信されたパケット数、チェックサム エラーを含む)を表示します。

show cdp イネーブルEXECコマンドの出力例を示します。

Switch # show cdp

Global CDP information:
Sending CDP packets every 50 seconds
Sending a holdtime value of 120 seconds
Sending CDPv2 advertisements is enabled