Catalyst 2950 LRE デスクトップ スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド
スイッチ インターフェイスの設定
スイッチ インターフェイスの設定
発行日;2012/01/12 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

スイッチ インターフェイスの設定

インターフェイス タイプの概要

アクセス ポート

トランク ポート

ポートベースのVLAN

EtherChannelポート グループ

インターフェイスの接続

インターフェイス コマンドの使用方法

インターフェイスの設定手順

インターフェイス範囲の設定

インターフェイスレンジ マクロの設定と使用方法

スイッチ インターフェイスの設定

イーサネット インターフェイスのデフォルト設定

SFP設定

インターフェイス速度およびデュプレックス モードの設定

設定時の注意事項

インターフェイス速度およびデュプレックス パラメータの設定

ギガビット インターフェイスのメディア タイプの設定

ギガビット イーサネット ポートでのIEEE 802.3xフロー制御の設定

インターフェイスに関する記述の追加

インターフェイスのモニタおよびメンテナンス

インターフェイスおよびコントローラのステータスのモニタ

インターフェイスおよびカウンタのクリア/リセット

インターフェイスのシャットダウンおよび再起動

スイッチ インターフェイスの設定

この章では、スイッチ上の各種インターフェイスのタイプを定義し、その設定方法について説明します。この章で説明する内容は、次のとおりです。

「インターフェイス タイプの概要」

「インターフェイス コマンドの使用方法」

「スイッチ インターフェイスの設定」

「インターフェイスのモニタおよびメンテナンス」


) この章で使用されるコマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースに対応するスイッチ コマンド リファレンスおよびオンラインの『Cisco IOS Interface Command Reference for Release 12.1』を参照してください。


インターフェイス タイプの概要

ここでは、スイッチによってサポートされる各種インターフェイス タイプについて説明しながら、これらのインターフェイス タイプの設定に関する詳細情報が記載された章についても言及します。また、スイッチ ポートの設定手順についても説明します。

スイッチ ポートは、物理ポートに対応づけられたレイヤ2専用インターフェイスです。スイッチ ポートは、物理インターフェイスおよび対応するレイヤ2プロトコルの管理に使用します。ルーティングまたはブリッジングは処理されません。スイッチ ポートは、アクセス ポートまたはトランク ポートです。

ポートは、アクセス ポートまたはトランク ポートに設定することができます。また、ポート単位でDynamic Trunking Protocol(DTP)を稼働させ、リンクのもう一端のポートとネゴシエーションすることでスイッチ ポートがアクセス ポートまたはトランク ポートのいずれとなるかを決定できます。

スイッチ ポートの設定には、 switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。アクセス ポートおよびトランク ポート特性を設定する詳細については、 第14章「VLANの設定」 を参照してください。


) 物理スイッチ ポートは、10/100イーサネット ポート、10/100/1000イーサネット ポート、100 BASE-FXポート、1000BASE-SXポート、GBIC(ギガビット インターフェイス コンバータ)モジュール ポート、Long-Reach Ethernet(LRE;長距離イーサネット)ポートのいずれにもできます。詳細については、スイッチのハードウェア インストレーション ガイドを参照してください。


ここでは、次のインターフェイス タイプについて説明します。

「アクセス ポート」

「トランク ポート」

「ポートベースのVLAN」

「EtherChannelポート グループ」

「インターフェイスの接続」

アクセス ポート

アクセス ポートは、1つのVLAN(仮想LAN)にしか所属せず、そのVLANのトラフィックのみを搬送します。トラフィックは、VLANタギングなしのネイティブ フォーマットで送受信されます。アクセス ポートに着信したトラフィックは、ポートに割り当てられているVLANに所属すると見なされます。アクセス ポートが、そのポートに割り当てられたVLANの802.1Pまたは802.1Qタグ付きパケットを受信した場合、そのパケットは転送されます。ポートが別のVLANの802.1Pまたは802.1Qタグ付きパケットを受信した場合は、そのパケットは廃棄され、送信元アドレスは学習されません。フレームは、No destinationの統計データに含められます。

Catalyst 2950スイッチは、ISLタグ付きパケットをサポートしません。スイッチがISLタグ付きパケットを受信した場合、そのパケットは、それを受信したポートのネイティブVLANにフラッディングします。ISLタグ付きパケット内のMAC宛先アドレスは、マルチキャスト アドレスであるためです。

2種類のアクセス ポートがサポートされています。

スタティック アクセス ポートは、手動でVLANに割り当てます。

ダイナミック アクセス ポートのVLANメンバーシップは、着信パケットを通じて学習されます。デフォルトでは、ダイナミック アクセス ポートはどのVLANのメンバーでもなく、ポートとの伝送はポートのVLANメンバーシップが検出されたときにだけイネーブルになります。スイッチ上のダイナミック アクセス ポートは、VLAN Membership Policy Server(VMPS;VLANメンバーシップ ポリシー サーバ)によってVLANに割り当てられます。VMPSとして機能できるのは、Catalyst 6000シリーズ スイッチです。Catalyst 2950スイッチは、VMPS機能をサポートしません。

トランク ポート

トランク ポートは複数のVLANのトラフィックを搬送し、デフォルトでVLANデータベース内のすべてのVLANのメンバーとなります。IEEE 802.1Qトランク ポートだけがサポートされています。IEEE 802.1Qトランク ポートは、タグ付きおよびタグなしの両方のトラフィックを同時にサポートします。IEEE 802.1Qトランク ポートは、デフォルトのPort VLAN ID(PVID)に割り当てられ、すべてのタグなしトラフィックはポートのデフォルトPVID上を流れます。NULL VLAN IDを備えたすべてのタグなしおよびタグ付きトラフィックは、ポートのデフォルトPVIDに所属するものと見なされます。発信ポートのデフォルトPVIDと等しいVLAN IDを持つパケットは、タグなしで送信されます。残りのトラフィックはすべて、VLANタグ付きで送信されます。

デフォルトでは、トランク ポートは、VLAN Trunking Protocol(VTP;VLANトランキング プロトコル)に認識されているすべてのVLANのメンバーですが、トランク ポートごとにVLANの許可リストを設定して、VLANメンバーシップを制限できます。許可VLANのリストは、その他のポートには影響を与えませんが、対応トランク ポートには影響を与えます。デフォルトでは、すべての可能なVLAN(SI[標準ソフトウェア イメージ]がインストールされている場合はVLAN IDが1~1005、EI[拡張ソフトウェア イメージ]がインストールされている場合はVLAN IDが1~4094)が許可リストに含まれます。トランク ポートは、VTPがVLANを認識し、VLANがイネーブル状態にある場合に限り、VLANのメンバーになることができます。VTPが新しいイネーブルVLANを認識し、そのVLANがトランク ポートの許可リストに登録されている場合、トランク ポートは自動的にそのVLANのメンバーになり、トラフィックはそのVLANのトランク ポート間で転送されます。VTPが、VLANのトランク ポートの許可リストに登録されていない、新しいイネーブルVLANを認識した場合、ポートはそのVLANのメンバーにはならず、そのVLANのトラフィックはそのポート間で転送されません。


) VLAN 1は許可リストから除外できません。


トランク ポートの詳細については、 第14章「VLANの設定」 を参照してください。

ポートベースのVLAN

VLANは、ユーザの物理的な位置に関係なく、機能、チーム、またはアプリケーションなどで論理的に分割されたスイッチド ネットワークです。VLANの詳細については、 第14章「VLANの設定」 を参照してください。ポートで受信したパケットが転送されるのは、その受信ポートと同じVLANに属するポートに限られます。異なるVLAN上のネットワーク装置は、VLAN間でトラフィックをルーティングするレイヤ3装置がなければ、お互いに通信することができません。

VLANに分割することによりVLAN内でトラフィック用の堅固なファイアウォールを実現します。また、各VLANには固有のMACアドレス テーブルがあります。VLANが認識されるのは、ローカル ポートがVLANに対応するように設定されたとき、VTPトランク上のネイバからその存在を学習したとき、またはユーザがVLANを作成したときです。

通常範囲VLAN(VLAN IDが1~1005)を設定するには、 vlan vlan-id グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してconfig-vlanモードを開始するか、 vlan database イネーブルEXECコマンドを使用してVLANコンフィギュレーション モードを開始します。VLAN IDが1~1005のVLANの設定は、VLANデータベースに保存されます。EIがインストールされている場合に拡張範囲VLAN(VLAN IDが1006~4094)を設定するには、config-vlanモードを使用し、VTPモードがトランスペアレントに設定されている必要があります。拡張範囲VLANは、VLANデータベースに追加されません。VTPモードがトランスペアレントである場合は、VTPおよびVLAN設定はスイッチの実行コンフィギュレーションに保存されるので、 copy running-config startup-config イネーブルEXECコマンドを実行して、これをスイッチのスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存できます。

switchport インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用すると、VLANにポートが追加されます。

インターフェイスを特定します。

トランクポートには、トランク特性を設定し、必要に応じて所属できるVLANを定義します。

アクセス ポートには、所属するVLANを設定して定義します。

EtherChannelポート グループ

EtherChannelポート グループは、複数のスイッチ ポートを1つのスイッチ ポートとして取り扱うことができます。このようなポート グループは、スイッチ間、またはスイッチおよびサーバ間で広帯域接続を行う単一論理ポートとして動作します。EtherChannelは、チャネルのリンク全体でトラフィックの負荷を分散させます。EtherChannel内のリンクで障害が発生すると、それまでその障害リンクで搬送されていたトラフィックがEtherChannel内の残りのリンクに切り替えられます。複数のトランク ポートを1つの論理トランク ポートに、または複数のアクセス ポートを1つの論理アクセス ポートにまとめることができます。ほとんどのプロトコルは単一または集約スイッチ ポートで動作し、ポート グループ内の物理ポートを認識しません。例外は、DTP、Cisco Discovery Protocol(CDP)、およびPort Aggregation Protocol(PAgP)で、物理ポート上でしか動作しません。

EtherChannelを設定するとき、ポートチャネル論理インターフェイスを作成し、EtherChannelにインターフェイスを割り当てます。レイヤ2インターフェイスでは、論理インターフェイスが動的に作成されます。 channel-group インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、手動でEtherChannelにインターフェイスを割り当てます。このコマンドは物理および論理ポートを結合します。詳細は、 第27章「EtherChannelの設定」 を参照してください。

インターフェイスの接続

単一VLAN内の装置は、スイッチを通じて直接通信できます。異なるVLANに属すポート間では、ルーティング装置またはルーテッド インターフェイスを介さなければデータを交換できません。

標準のレイヤ2スイッチを使用すると、異なるVLANのポートは、ルータを通じて情報を交換する必要があります。図 9-1に示す構成では、VLAN 20のホストAがVLAN 30のホストBにデータを送信する場合、まずホストAからスイッチ、ルータへ送信し、さらにスイッチに戻ってからホストBへ送信しなければなりません。

図 9-1 レイヤ2スイッチによるVLANの接続

 

インターフェイス コマンドの使用方法

物理インターフェイス(ポート)を設定するには、 interface グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、インターフェイスコンフィギュレーション モードを開始し、インターフェイスのタイプ、スロット、および番号を指定します。

タイプ 10/100イーサネット対応のファストイーサネット(fastethernetまたはfa)またはギガビットイーサネット(gigabitethernetまたはgi)。

スロット スイッチ上のスロット番号(このスイッチではつねに0)

ポート番号 ― スイッチ上のインターフェイス番号。ポート番号は常に1で始まり、スイッチの前面を手前にして左から開始して、たとえばfastethernet 0/1、fastethernet 0/2のようになります。複数のメディア タイプがある場合(たとえば、10/100ポートおよびギガビット イーサネット ポート)は、次のメディアに対して新たに1から開始し、gigabitethernet0/1、gigabitethernet0/2のようになります。

スイッチ上のインターフェイスの位置を物理的に確認することで、物理インターフェイスを識別できます。IOSの show イネーブルEXECコマンドを使用して、スイッチ上の特定のインターフェイスまたはすべてのインターフェイスに関する情報を表示することもできます。以降、この章では、主に物理インターフェイスの設定手順について説明します。

ここでは、すべてのインターフェイス タイプの設定方法、およびインターフェイス範囲の設定方法について説明します。

「インターフェイスの設定手順」

「インターフェイス範囲の設定」

「インターフェイスレンジ マクロの設定と使用方法」

インターフェイスの設定手順

以下の一般手順は、すべてのインターフェイス設定プロセスに当てはまります。


ステップ 1 イネーブルEXECプロンプトで、次のように configure terminal コマンドを入力します。

Switch# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Switch(config)#
 

ステップ 2 interface グローバル コンフィギュレーション コマンドを入力します。インターフェイスのタイプとコネクタ番号を特定します。次の例では、インターフェイスGigabitEthernet 0/1が選択されています。

Switch(config)# interface gigabitethernet0/1
Switch(config-if)#

) インターフェイス タイプとインターフェイス番号の間にスペースを入れる必要はありません。たとえば、上の例では、gigabitethernet 0/1gigabitethernet0/1gi 0/1、またはgi0/1のように指定できます。


ステップ 3 interface コマンドのあとに、特定のインターフェイスで必要なインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを続けて入力します。入力するコマンドによって、そのインターフェイスで稼働するプロトコルとアプリケーションが定義されます。別のインターフェイス コマンドまたは end を入力してイネーブルEXECモードに戻ると、コマンドが収集されてインターフェイスに適用されます。

interface range または interface range macro グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用すると、一定範囲のインターフェイスを設定することもできます。ある指定できる範囲内で設定したインターフェイスは、同じタイプであり、同じ機能オプションで設定しなければなりません。

ステップ 4 インターフェイスを設定してから、「インターフェイスのモニタおよびメンテナンス」に示した show イネーブルEXECコマンドで、そのステータスを確認してください。


 

show interfaces イネーブルEXECコマンドを使用して、スイッチ上のまたはスイッチ用に設定されたすべてのインターフェイスのリストを表示します。装置がサポートする各インターフェイスまたは指定されたインターフェイスのレポートが出力されます。

Switch# show interfaces
Vlan1 is up, line protocol is up
Hardware is EtherSVI, address is 0000.0000.0000 (bia 0000.0000.00
Internet address is 10.1.1.64/24
MTU 1500 bytes, BW 1000000 Kbit, DLY 10 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation ARPA, loopback not set
ARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00
Last input 00:00:35, output 2d14h, output hang never
Last clearing of "show interface" counters never
Queueing strategy: fifo
Output queue 0/40, 1 drops; input queue 0/75, 0 drops
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
264251 packets input, 163850228 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored
380 packets output, 26796 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 interface resets
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
FastEthernet0/1 is up, line protocol is down
Hardware is Fast Ethernet, address is 0000.0000.0001 (bia 0000.00
MTU 1500 bytes, BW 100000 Kbit, DLY 100 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation ARPA, loopback not set
Keepalive set (10 sec)
Auto-duplex, Auto-speed
input flow-control is off, output flow-control is off
ARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00
Last input never, output never, output hang never
Last clearing of "show interface" counters never
Queueing strategy: fifo
Output queue 0/40, 0 drops; input queue 0/75, 0 drops
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
0 packets input, 0 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored
0 input packets with dribble condition detected
0 packets output, 0 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 2 interface resets
0 babbles, 0 late collision, 0 deferred
0 lost carrier, 0 no carrier
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
 
(テキスト出力は省略)

インターフェイス範囲の設定

interface range グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、同じコンフィギュレーション パラメータを持つ複数のインターフェイスを設定できます。インターフェイスレンジ コンフィギュレーション モードを開始すると、このモードを終了するまで、入力されたすべてのコマンド パラメータはその指定できる範囲内の全インターフェイスに対するものと見なされます。

同じパラメータでインターフェイス範囲を設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface range { port-range | macro macro_name }

設定するインターフェイスの範囲(VLANまたは物理ポート)を指定し、インターフェイスレンジ コンフィギュレーション モードを開始します。

interface range コマンドを使用すると、最大5つのポート範囲または定義済みの1つのマクロを設定できます。

macro 変数については、「インターフェイスレンジ マクロの設定と使用方法」を参照してください。

カンマで区切られたそれぞれの port-range は、同じポート タイプで構成されていなければなりません。カンマの前後にはスペースを入れる必要はありません。

指定できる範囲を定義するときは、最初のポートとハイフンの間にスペースが必要です。

ステップ 3

ここで、通常のコンフィギュレーション コマンドを使用して、指定できる範囲内のすべてのインターフェイスにコンフィギュレーション パラメータを設定できます。

ステップ 4

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

show interfaces [ interface-id ]

指定できる範囲内のインターフェイスの設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

interface range グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用するときは、次の注意事項に留意してください。

port-range の有効なエントリは次のとおりです。

vlan vlan-ID - vlan-ID 、VLAN IDは、SIがインストールされている場合は1~1005、EIがインストールされている場合は1~4094です。

fastethernet slot/{ first port } - { last port }、ここでslotは 0

gigabitethernet slot/{ first port } - { last port }、ここでslotは 0

port-channel port-channel-number - port-channel-number 、ここで port-channel-number は1~6

interface rangeコマンドを使用するときは、インターフェイス番号とハイフンの間にスペースを入れます。たとえば、コマンドinterface range fastethernet 0/1 - 5とすれば範囲は指定されますが、コマンドinterface range fastethernet 0/1-5では範囲は指定できません。

interface range コマンドは、 interface vlan コマンドで設定されたVLANインターフェイスに対してだけ機能します(設定済みのVLANインターフェイスは、 show running-config イネーブルEXECコマンドの出力に表示されます)。 show running-config コマンドを使用して表示されないVLANインターフェイスには、 interface range コマンドを使用することはできません。

範囲内のすべてのインターフェイスは、同じタイプ、つまり、すべてがファスト イーサネット ポート、すべてがギガビット イーサネット ポート、すべてがEtherChannelポート、またはすべてがVLANインターフェイスでなければなりません。

次に、 interface range グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用して、インターフェイスFastEthernet 0/1~0/5をイネーブルにする例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface range fastethernet0/1 - 5
Switch(config-if-range)# no shutdown
Switch(config-if-range)#
*Oct 6 08:24:35: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/1, changed state to up
*Oct 6 08:24:35: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/2, changed state to up
*Oct 6 08:24:35: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/3, changed state to up
*Oct 6 08:24:35: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/4, changed state to up
*Oct 6 08:24:35: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/5, changed state to up
*Oct 6 08:24:36: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface FastEthernet0/05, changed state to up
*Oct 6 08:24:36: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface FastEthernet0/3, changed state to up
*Oct 6 08:24:36: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface FastEthernet0/4, changed state to up
 

次に、カンマを使用して別のインターフェイス タイプ ストリングを追加し、FastEthernet 0/1~0/3の全インターフェイス、Gigabit Ethernet 0/1および0/2のインターフェイスをイネーブルにする例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface range fastethernet0/1 - 3, gigabitethernet0/1 - 2
Switch(config-if-range)# no shutdown
Switch(config-if-range)#
*Oct 6 08:29:28: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/1, changed state to up
*Oct 6 08:29:28: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/2, changed state to up
*Oct 6 08:29:28: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/3, changed state to up
*Oct 6 08:29:28: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet0/1, changed state to up
*Oct 6 08:29:28: %LINK-3-UPDOWN: Interface GigabitEthernet0/2, changed state to up
*Oct 6 08:29:29: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface GigabitEthernet0/ 1, changed state to up
*Oct 6 08:29:29: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface FastEthernet0/ 2, changed state to up
*Oct 6 08:29:29: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface FastEthernet0/ 3, changed state to up
 

インターフェイスレンジ モードで複数のコンフィギュレーション コマンドを入力すると、各コマンドは入力された時点で実行されます。インターフェイスレンジ モードを終了した時点で、コマンドがバッチ処理されるわけではありません。コマンドの実行中にインターフェイスレンジ モードを終了すると、一部のコマンドが範囲内のすべてのインターフェイスに対して実行されない場合もあります。コマンド プロンプトが再表示されるのを待ってから、インターフェイスレンジ コンフィギュレーション モードを終了してください。

インターフェイスレンジ マクロの設定と使用方法

インターフェイスレンジ マクロを作成して、設定するインターフェイスの範囲を自動的に選択できます。interface range macroグローバル コンフィギュレーション コマンドでmacroキーワードを使用するには、まず define interface-range グローバル コンフィギュレーション コマンドでマクロを定義する必要があります。

インターフェイスレンジ マクロを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

define interface-range macro_name interface-range

インターフェイスレンジ マクロを定義してNVRAM(不揮発性RAM)に保存します。

macro_name は、最大32文字の文字列です。

マクロには、カンマで区切ったインターフェイスを5つまで含めることができます。カンマの前後にはスペースを入れる必要はありません。

それぞれの interface-range は、同じポート タイプで構成されていなければなりません。

ステップ 3

interface range macro macro_name

macro_name と名付けたインターフェイスレンジ マクロに保存された値を使用して、設定するインターフェイスの範囲を選択します。

ここで、通常のコンフィギュレーション コマンドを使用して、定義したマクロ内のすべてのインターフェイスに設定を適用できます。

ステップ 4

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

show running-config | include define

定義済みのインターフェイスレンジ マクロ設定を表示します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

マクロを削除するには、 no define interface-range macro_name グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

define interface-range グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用するときは、次の注意事項に留意してください。

interface-range の有効なエントリは次のとおりです。

vlan vlan-ID - vlan-ID 、VLAN IDは、SIがインストールされている場合は1~1005、EIがインストールされている場合は1~4094です。

fastethernet slot/{ first port } - { last port }、ここでslotは 0

gigabitethernet slot/{ first port } - { last port }、ここでslotは 0

port-channel port-channel-number - port-channel-number 、ここで port-channel-number は1~6

interface-range を入力するときは、インターフェイス番号とハイフンの間にスペースを入れます。たとえば、fastethernet 0/1 - 5ならば範囲は指定されますが、fastethernet 0/1-5では指定されません。

VLANインターフェイスは、 interface vlan コマンドで設定しておかなければなりません。設定済みのVLANインターフェイスは、 show running-config イネーブルEXECコマンドの出力に表示されます。 show running-config コマンドを使用して表示されないVLANインターフェイスは、 interface-range としては使用できません。

ある範囲内のすべてのインターフェイスは、同じタイプ、つまり、すべてがファスト イーサネット ポート、すべてがギガビット イーサネット ポート、すべてがEtherChannelポート、またはすべてがVLANでなければなりません。ただし、マクロ内では複数のインターフェイス タイプを組み合わせることができます。

次の例は、 enet_list という名前のインターフェイスレンジ マクロを定義してFastEthernet 0/1~0/4のポートを選択し、マクロ設定を確認する方法を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# define interface-range enet_list fastethernet0/1 - 4
Switch(config)# end
Switch# show running-config | include define
define interface-range enet_list FastEthernet0/1 - 4
 

次に、複数のタイプのインターフェイスを含む マクロ macro1 を作成する例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# define interface-range macro1 gigabitethernet0/1 - 2, fastethernet0/5 - 7
Switch(config)# end
Switch#
 

次に、インターフェイスレンジ マクロ enet_list に対するインターフェイスレンジ コンフィギュレーション モードを開始する例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface range macro enet_list
Switch(config-if-range)#
 

次に、インターフェイスレンジ マクロ enet_list を削除し、処理を確認する例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# no define interface-range enet_list
Switch# show run | include define
 

スイッチ インターフェイスの設定

このスイッチは、次のインターフェイス タイプをサポートします。

物理ポート ― アクセス ポート、トランク ポート、LREポートなどのスイッチ ポート

VLAN ― スイッチ仮想インターフェイス(SVI)

ポート チャネル ― インターフェイスのEtherChannel

ここでは、デフォルトのインターフェイス設定と、大部分の物理インターフェイス上で設定できるオプションの機能について説明します。

「イーサネット インターフェイスのデフォルト設定」

「SFP設定」

「インターフェイス速度およびデュプレックス モードの設定」

「ギガビット インターフェイスのメディア タイプの設定」

「ギガビット イーサネット ポートでのIEEE 802.3xフロー制御の設定」

「インターフェイスに関する記述の追加」

イーサネット インターフェイスのデフォルト設定

表 9-1 に、イーサネット インターフェイスのデフォルト設定を示します。表に示されているVLANパラメータの詳細については、 第14章「VLANの設定」 を参照してください。また、ポートへのトラフィック制御の詳細については、 第18章「ポート単位のトラフィック制御の設定」 を参照してください。

 

表 9-1 イーサネット インターフェイスのデフォルト設定

機能
デフォルト値

動作モード

Layer 2

VLAN許容範囲

SIがインストールされている場合は1~1005、EIがインストールされている場合は1~4094です。

デフォルトVLAN(アクセス ポート用)

VLAN 1

ネイティブVLAN(802.1Qトランク用)

VLAN 1

VLANトランキング

Switchport mode dynamic desirable(DTPをサポート)

ポート イネーブル ステート

すべてのポートがイネーブル

ポート記述

定義なし

速度

自動ネゴシエーション

デュプレックス モード

自動ネゴシエーション

フロー制御

フロー制御は、ギガビット イーサネット ポートの場合、 receive off に設定し、 send desired に設定します。

EtherChannel(PAgP)

すべてのイーサネット ポートでディセーブル。 第27章「EtherChannelの設定」 を参照してください。

ブロードキャスト、マルチキャスト、およびユニキャスト ストーム制御

ディセーブル「ストーム制御のデフォルト設定」を参照してください。

保護ポート

ディセーブル「保護ポートの設定」を参照してください。

ポート セキュリティ

ディセーブル「ポート セキュリティのデフォルト設定」を参照してください。

Port Fast

ディセーブル

メディア タイプ

メディア タイプはデフォルトでprefer-sfpに設定されています。

SFP設定

Catalyst 2950 LREスイッチは4つの物理入力ポートを備えており、このポートは論理的には2つのポートにバンドルされています。各論理ポートは、銅線の10/100/1000ポートと、光ファイバSmall Form-Factor Pluggable(SFP;着脱可能小型フォーム ファクタ)で構成されます。このようなポートは前面パネルに垂直の列として表示され、Catalyst 2950 LREスイッチ上では Uplink Port 1 および Uplink Port 2 と表記されています。

各ポート内では、2つの物理ポートのうち、SFPモジュール ポートまたは10/100/1000ポートのいずれか一方しか使用できません。たとえば、Uplink Port 1ではSFPモジュール ポートまたは10/100/1000ポートのどちらかに接続できます。デフォルト動作では、SFPモジュールが接続されている場合は、光ファイバ媒体が銅線媒体に優先します。SFPモジュールが接続されていない場合は、銅線媒体がアクティブになります。SFPモジュールがあとから接続された場合は(銅線媒体がリンクを確立したあとでも)、銅線媒体の接続が解除され、光ファイバ媒体がアクティブになります。このような状況では、有効な設定は、SFPモジュールを接続してUplink Port 1に光ファイバを敷設し、Uplink Port 2にSFPモジュールを接続しないで銅線を敷設することです。


) Cisco IOS CLI(コマンドライン インターフェイス)のmedia-type auto-selectコマンドを使用すると、SFPモジュール ポートが10/100/1000ポートに優先しないようにCatalyst 2950 LREを設定できます。この場合は、どのようなメディア タイプがリンクを確立しようとも、最初のものがもう一方に優先します。

media-type auto-select、media-type sfp、media-type rj45インターフェイス コンフィギュレーション コマンドの詳細については、『Catalyst 2950 Desktop Switch Command Reference』を参照してください。


インターフェイス速度およびデュプレックス モードの設定

Catalyst 2950スイッチの10/100イーサネット インターフェイスは、全二重モードまたは半二重モード、10または100 Mbpsで動作します(Catalyst 2950 LREスイッチには10/100イーサネット インターフェイスはありません)。10/100/1000イーサネット インターフェイスは、全二重モードのみで、10、100または1000 Mbpsで動作します。全二重モードの場合、2つのステーションが同時に送受信できます。パケットを同時に双方向に流すことができる場合、イーサネット帯域幅は事実上、10 Mbpsインターフェイスで2倍の20 Mbpsになります。ファスト イーサネット インターフェイスでは200 Mbps、ギガビット インターフェイスでは2 Gbpsになります。全二重通信は、イーサネット ネットワークの大きな制約となるコリジョンの有効な解決策になることがよくあります。通常、10 Mbpsポートは半二重モードで動作します。これは、各ステーションが受信または送信のどちらか一方しかできないことを意味します。

Catalyst 2950 LREスイッチでは、ギガビット インターフェイスの銅線媒体(10/100/1000)は10/100全二重または半二重モードで、また全二重モードでは1000 Mbpsでだけ動作します。ギガビット インターフェイスの光ファイバ媒体は、1000 Mbpsで全二重モードでだけ動作します。


) LREポートでは、通常の速度およびデュプレックス コマンドで速度およびデュプレックスを設定できないので、特殊なローカル速度およびローカル デュプレックス コマンドが必要です。


ファスト イーサネット(10/100 Mbps)およびギガビット イーサネット(10/100/1000 Mbps)インターフェイスでは、Catalyst 2950スイッチにインターフェイス速度を設定できますが、100BASE-FX、1000BASE-SXおよびGBICモジュール インターフェイスでは速度を設定できません。自動ネゴシエーションが設定されていないファスト イーサネット インターフェイスでは、デュプレックス モードを設定できますが、100BASE-FX、1000BASE-SXおよびGBICモジュール インターフェイスでは設定できません。10/100/1000インターフェイスは全二重モードでだけ動作します。


) 速度およびデュプレックス コマンドは銅線媒体を対象としています。光ファイバ媒体は、コマンドラインでの速度およびデュプレックスの設定がどのようなものであれ、常にフル自動ネゴシエーション付きの1000 Mbpsとして動作します。たとえば、CLIを使用して速度を10 Mbpsおよび半二重に設定できます。光ファイバ媒体がアクティブな場合は、スイッチはフル自動ネゴシエーション付きの1000 Mbpsとして自動ネゴシエーションを実行しようとします。銅線媒体がアクティブな場合、スイッチは10 Mbpsおよび半二重としてアドバタイズします。



) GBICポート上で速度またはデュプレックス モードを設定することはできませんが、特定タイプのGBICでは、自動ネゴシエーションをサポートしない装置にGBICポートに接続する場合に、速度を非ネゴシエーション(nonegotiate)に設定できます。


ここでは、インターフェイス速度とデュプレックス モードの設定について説明します。

「設定時の注意事項」

「インターフェイス速度およびデュプレックス パラメータの設定」


) CPEのイーサネット ポート設定には特殊な条件があり、スイッチの10/100ポートとはデフォルト値が異なっています。これについては、「CPEイーサネット リンク」のCPE装置の考慮事項を参照してください。


設定時の注意事項

インターフェイス速度およびデュプレックス モードを設定するときには、次の注意事項に従ってください。

1000 Mbpsに設定したイーサネット ポートは、必ず全二重に設定します。

接続装置の設定と一致しないギガビット イーサネット ポートは、接続できず、統計情報も生成されません。

回線の両側で自動ネゴシエーションがサポートされる場合は、できるだけデフォルトのautoネゴシエーションを使用してください。

自動ネゴシエーションを行わない100BASE-T装置にインターフェイスを接続する場合は、デュプレックス モードを装置に合わせて full または half に設定し、速度を auto に設定します。速度設定の自動ネゴシエーションでは、接続した装置が自動ネゴシエーションを行わない場合でも正しい速度が設定されますが、デュプレックス モードは明示的に設定する必要があります。

自動ネゴシエーションを行わないリモートのギガビット イーサネット装置にインターフェイスを接続する場合、スイッチ上で自動ネゴシエーションをディセーブルに設定し、さらに、デュプレックスとフロー制御のパラメータをリモート装置と一致させます。

100BASE-FXポートは、全二重100 Mbpsでのみ動作します。

1000BASE-SXポートは、全二重1000 Mbpsでのみ動作します。

GigaStack間のカスケード接続は半二重モードで動作し、GigaStack間のポイントツーポイント接続は全二重モードで動作します。

Spanning-Tree Protocol(STP;スパニングツリー プロトコル)がイネーブルになっている場合、ポートの再設定時にスイッチがループの有無を調べるために最大30秒ほどかかることがあります。STPの再構成が行われている間、ポートLEDはオレンジで点灯します。


注意 インターフェイス速度とデュプレックス モードの設定を変更すると、シャットダウンが発生し、再設定のときにインターフェイスが再びイネーブルになることがあります。

インターフェイス速度およびデュプレックス パラメータの設定


) CPEのイーサネット ポートでのイーサネット リンク設定には特殊な条件があり、10/100ポートとはデフォルト値が異なっています。これについては、「Catalyst 2950 LREスイッチのポート(p.10-2)」を参照してください。


物理インターフェイスの速度およびデュプレックス モードを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

設定する物理インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

speed { 10 | 100 | 1000 | auto| nonegotiate }

インターフェイスに対する適切な速度パラメータを入力するか、 autoまたはnonegotiate を入力します。


1000キーワードは、10/100/1000 Mbpsポートでのみ使用できます。100BASE-FXポートは100 Mbpsでのみ動作します。1000BASE-SXポートおよびGBICモジュール ポートは、1000 Mbpsでのみ動作します。nonegotiateキーワードを使用できるのは、1000BASE-SX、LX、およびZX GBICモジュール ポートに限られます。


ステップ 4

duplex { auto | full | half }

インターフェイスのデュプレックス パラメータを入力します。


) 100BASE-FX、1000BASE-SX、および10/100/1000ポートは、非LREスイッチでは全二重モードでのみ動作します。10/100/1000ポートは、10/100 Mbpsでは全二重または半二重のいずれかで動作できますが、LREスイッチでは1000 Mbpsの全二重でしか動作できません。


ステップ 5

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 6

show interfaces interface-id

インターフェイス速度およびデュプレックス モード設定を表示します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

インターフェイスをデフォルトの速度およびデュプレックス設定(自動ネゴシエーション)に戻すには、 no speed および no duplex インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。すべてのインターフェイス設定をデフォルトに戻すには、 default interface interface-id インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、インターフェイスFastEthernet 0/3に対して、インターフェイス速度を10 Mbpsに、デュプレックス モードを半二重に設定し、設定を確認する例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface fastethernet0/3
Switch(config-if)# speed 10
Switch(config-if)# duplex half
Switch(config)# end
Switch# show running-config
Building configuration...
 
Current configuration : 1954 bytes
!
version 12.1
no service pad
service timestamps debug uptime
service timestamps log uptime
no service password-encryption
!
hostname Switch
!
(テキスト出力は省略)
!
interface FastEthernet0/3
switchport mode trunk
no ip address
duplex half
speed 10
!
(テキスト出力は省略)
 

ギガビット インターフェイスのメディア タイプの設定

ギガビット インターフェイスのメディア タイプを設定するには、media-typeインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。media-typeインターフェイス コンフィギュレーション コマンドによって、LREスイッチ上の光ファイバ接続または銅線接続をイネーブルまたはディセーブルにできます。また、手動でポートを設定してSFPコネクタまたはRJ45コネクタを設定することもできます。SFPが優先するデフォルト設定に戻すには、このコマンドのno形式を使用します。メディア タイプの設定には、media-type {auto-select | sfp | rj45} インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

詳細については、『 Catalyst 2950 Desktop Switch Command Reference 』を参照してください。

ギガビット イーサネット ポートでのIEEE 802.3xフロー制御の設定

フロー制御は、1000 Mbpsで動作するスイッチ ポートおよびモジュール ポートでしかサポートされていません。フロー制御により、接続しているギガビット イーサネット ポートは、輻輳しているノードがリンク動作をもう一方の端で一時停止できるようにすることによって、輻輳時のトラフィック レートを制御できます。あるポートで輻輳が生じ、それ以上はトラフィックを受信できなくなった場合、その状態が解消されるまで送信を中止するように、そのポートから相手ポートに通知します。接続のもう一方の側で輻輳を検出したローカル装置は、休止フレームを送信することによって、リンクの相手側またはリモート装置に輻輳を通知できます。休止フレームを受信すると、リモート装置はデータ パケットの送信を中止するので、輻輳時のデータ パケット損失が防止されます。


) スイッチ上でQuality of Service(QoS;サービス品質)を設定している場合は、IEEE 802.3xフロー制御を設定しないでください。インターフェイスにフロー制御を設定する前に、必ず、「QoSのデフォルト設定」に記載されているデフォルトのQoS値に戻しておいてください。


フロー制御は、対称と非対称の2つの形式で実装できます。対称型の実装はポイントツーポイント リンクに適しており、非対称型はハブとエンド ノード間の接続(ハブにエンド システムを停止させるのは望ましいが、エンド システムにハブを停止させるのは望ましくない)に適しています。 flowcontrol インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用して、インターフェイスの休止フレーム送受信( receive および send )能力を on off 、または desired に設定します。ギガビット イーサネット ポートのデフォルトのステートは、 receive off および send desired です。ファスト イーサネット ポートのデフォルトのステートは、 receive off および send off です。

装置のフロー制御設定には、次のルールが適用されます。

receive on (または desired )および send on :フロー制御は両方向に動作します。ローカル装置とリモート装置の両方で、リンクの輻輳を示す休止フレームを送信できます。

receive on (または desired )および send desired :ポートは休止フレームを受信し、接続装置がフロー制御をサポートしている場合に、休止フレームを送信できます。

receive on (または desired )および send off :ポートは休止フレームを送信できませんが、休止フレームを送信しなければならない接続装置、または送信できる接続装置と組み合わせて使用できます。休止フレームの受信は可能です。

receive off および send on :リモート装置がフロー制御をサポートしている場合、このポートは休止フレームを送信できますが、リモート装置から休止フレームを受信することはできません。

receive off および send desired :ポートは休止フレームを受信できませんが、接続装置がフロー制御をサポートしている場合に、休止フレームを送信できます。

receive off および send off :フロー制御はどちらの方向にも動作しません。輻輳が生じても、リンクの相手側に通知はなく、どちら側の装置も休止フレームの送受信を行いません。


) コマンドの設定と、その結果、ローカルおよびリモート ポートで行われるフロー制御の詳細については、このリリースに対応するコマンド リファレンスのflowcontrolインターフェイス コンフィギュレーション コマンドを参照してください。


インターフェイス上でフロー制御を設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

設定する物理インターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

flowcontrol { receive | send } { on | off | desired }

ポートのフロー制御モードを設定します。

ステップ 4

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

show interfaces interface-id

インターフェイス フロー制御の設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

フロー制御をディセーブルにする場合は、 flowcontrol receive off および flowcontrol send off インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、インターフェイスGigabit Ethernet 0/1ですべてのフロー制御をオフに設定し、結果を表示する例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface gigabitethernet0/1
Switch(config-if)# flowcontrol receive off
Switch(config-if)# flowcontrol send off
Switch(config-if)# end
Switch# show running-config
 

インターフェイスに関する記述の追加

インターフェイスの機能に関する記述を追加することができます。記述は、 show configuration show running-config 、および show interfaces コマンドの出力に表示されます。

インターフェイスに関する記述を追加するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface interface-id

記述を追加するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

description string

インターフェイスに関する記述を追加します(最大240文字)。

ステップ 4

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

show interfaces interface-id description

または

show running-config

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

記述を削除するには、 no description インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、インターフェイスFastEthernet 0/4に関する記述を追加し、記述を確認する例を示します。

Switch# config terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
Switch(config)# interface fastethernet0/4
Switch(config-if)# description Connects to Marketing
Switch(config-if)# end
Switch# show interfaces fastethernet0/4 description
Interface Status Protocol Description
Fa0/4 up down Connects to Marketing
 

インターフェイスのモニタおよびメンテナンス

ここでは、インターフェイスのモニタおよびメンテナンス作業について説明します。

「インターフェイスおよびコントローラのステータスのモニタ」

「インターフェイスおよびカウンタのクリア/リセット」

「インターフェイスのシャットダウンおよび再起動」

インターフェイスおよびコントローラのステータスのモニタ

イネーブルEXECプロンプトにコマンドを入力することによって、ソフトウェアおよびハードウェアのバージョン、コントローラのステータス、インターフェイスに関する統計情報などインターフェイスに関する情報が表示されます。 表 9-2 に、このインターフェイス モニタ コマンドの一部を示します(イネーブルEXECプロンプトに show ? コマンドを入力すると、すべての show コマンドのリストが表示されます)。このコマンドの詳細については、『 Cisco IOS Interface Command Reference for Release 12.1 』を参照してください。

 

表 9-2 インターフェイス用のshowコマンド

コマンド
目的

show interfaces [ interface-id ]

すべてのインターフェイスまたは特定のインターフェイスのステータスおよび設定を表示します。

show interfaces interface-id status [ err-disabled ]

インターフェイスのステータス、またはerror-disabledステートにあるインターフェイス リストを表示します。

show interfaces [media | <interface-id> media]

設定されたメディア タイプの出力を表示します。

show interfaces [ interface-id ] switchport

スイッチング(非ルーティング)ポートの管理上および運用上のステータスを表示します。

show interfaces [ interface-id ] description

1つのインターフェイスまたはすべてのインターフェイスに関する記述とインターフェイスのステータスを表示します。

show ip interface [ interface-id ]

IPまたは特定のインターフェイス用に設定されたすべてのインターフェイスについて、使用できるかどうかが表示されます。

show running-config interface [ interface-id ]

インターフェイスに対応するRAM上の実行コンフィギュレーションを表示します。

show version

ハードウェア構成、ソフトウェアのバージョン、コンフィギュレーション ファイルの名前とソース、ブート イメージを表示します。

次に、すべてのインターフェイスのステータスを表示する例を示します。

Switch# show interfaces status
 
Port Name Status Vlan Duplex Speed Type
Fa0/1 connected 1 a-full a-100 10/100BaseTX
Fa0/2 notconnect 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/3 notconnect 1 auto auto 10/100BaseTX
 
(テキスト出力は省略)
 
Fa0/23 notconnect 1 auto auto 10/100BaseTX
Fa0/24 notconnect 1 auto auto 10/100BaseTX
Gi0/1 notconnect 1 auto auto unknown
Gi0/2 notconnect 1 auto auto unknown
 

次に、スイッチング ポートのステータスを表示する例を示します。

Switch# show interfaces switchport
Name: Fa0/1
Switchport: Enabled
Administrative Mode: static access
Operational Mode: down
Administrative Trunking Encapsulation: dot1q
Negotiation of Trunking: Off
Access Mode VLAN: 1 (default)
Trunking Native Mode VLAN: 1 (default)
Trunking VLANs Enabled: ALL
Pruning VLANs Enabled: 2-1001
 
Protected: false
Unknown unicast blocked: disabled
Unknown multicast blocked: disabled
 
Voice VLAN: dot1p (Inactive)
Appliance trust: 5
Name: Fa0/2
Switchport: Enabled
Administrative Mode: static access
Operational Mode: down
 
(テキスト出力は省略)
 

インターフェイスFast Ethernet 0/2の実行コンフィギュレーションを表示する例を示します。

Switch# show running-config interface fastethernet0/2
Building configuration...
 
Current configuration : 131 bytes
!
interface FastEthernet0/2
switchport mode access
switchport protected
no ip address
mls qos cos 7
mls qos cos override
end
 

次の例は、Catalyst 2950 LREスイッチに対するshow interfacesイネーブルEXECコマンドの出力です。

Switch# show interfaces lo0/2
 
LongReachEthernet0/2 is up, line protocol is up
Hardware is Long Reach Ethernet, address is 0056.895a.7e82 (bia 0056.895a.7e82)
MTU 1500 bytes, BW 100000 Kbit, DLY 100 usec,
reliability 255/255, txload 1/255, rxload 1/255
Encapsulation ARPA, loopback not set
Keepalive set (10 sec)
Half-duplex, 100Mb/s
input flow-control is off, output flow-control is off
ARP type: ARPA, ARP Timeout 04:00:00
Last input never, output 00:00:00, output hang never
Last clearing of "show interface" counters never
Input queue: 0/75/0/0 (size/max/drops/flushes); Total output drops: 0
Queueing strategy: fifo
Output queue :0/40 (size/max)
5 minute input rate 0 bits/sec, 0 packets/sec
5 minute output rate 2000 bits/sec, 2 packets/sec
1 packets input, 64 bytes, 0 no buffer
Received 0 broadcasts, 0 runts, 0 giants, 0 throttles
0 input errors, 0 CRC, 0 frame, 0 overrun, 0 ignored
0 input packets with dribble condition detected
368 packets output, 33134 bytes, 0 underruns
0 output errors, 0 collisions, 2 interface resets
0 babbles, 0 late collision, 0 deferred
0 lost carrier, 0 no carrier
0 output buffer failures, 0 output buffers swapped out
 

) Catalyst 2950 LREスイッチでは、LREインターフェイスに対するshow interfacesイネーブルEXECコマンドによって、CPE装置のイーサネット ポートの統計情報ではなくLREインターフェイスの統計情報が表示されます。また、LREインターフェイスの速度とデュプレックスは、自動ネゴシエーションは行われませんが、常に強制実行されます(つまり、速度とデュプレックスは、100 Mbpsおよび半二重、100 Mbpsおよび全二重、10 Mbpsおよび半二重、10 Mbpsおよび全二重のいずれかです)。


インターフェイスおよびカウンタのクリア/リセット

表 9-3 に、カウンタのクリアとインターフェイスのリセットに使用できる clear イネーブルEXECコマンドを示します。

 

表 9-3 インターフェイス用のclearコマンド

コマンド
目的

clear counters [ interface-id ]

インターフェイスのカウンタをクリアします。

clear interface interface-id

インターフェイスのハードウェア ロジックをリセットします。

clear line [ number | console 0 | vty number ]

非同期シリアル回線に関するハードウェア ロジックをリセットします。

show interfaces イネーブルEXECコマンドによって表示されたインターフェイス カウンタをリセットするには、 clear counters イネーブルEXECコマンドを使用します。任意の引数が特定のインターフェイス番号から特定のインターフェイス タイプのみをクリアするように指定されている場合を除いて、 clear counters コマンドは、インターフェイスから現在のインターフェイス カウンタをすべてクリアします。


clear countersイネーブルEXECコマンドは、SNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)を使用して取得されたカウンタをクリアしません。show interfacesイネーブルEXECコマンドの出力に表示されるカウンタのみをクリアします。


次に、インターフェイスFastEthernet 0/5のカウンタをクリアしてリセットする例を示します。

Switch# clear counters fastethernet0/5
Clear "show interface" counters on this interface [confirm] y
Switch#
*Sep 30 08:42:55: %CLEAR-5-COUNTERS: Clear counter on interface FastEthernet0/5
by vty1 (171.69.115.10)
 

インターフェイスまたはシリアル回線のクリア/リセットには、 clear interface または clear line イネーブルEXECコマンドを使用します。通常、インターフェイスまたはシリアル回線のハードウェア ロジックをクリアする必要はありません。

次に、インターフェイスFastEthernet 0/5をクリアしてリセットする例を示します。

Switch# clear interface fastethernet0/5
 

インターフェイスのシャットダウンおよび再起動

インターフェイスをシャットダウンすると、指定されたインターフェイスのすべての機能がディセーブルになり、使用不可能であることがすべてのモニタ コマンドの出力に表示されます。この情報は、あらゆるダイナミック ルーティング プロトコルを通じて、他のネットワーク サーバに伝達されます。ルーティング アップデートには、インターフェイス情報は含まれません。

インターフェイスをシャットダウンするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface { vlan vlan-id } | {{ fastethernet | gigabitethernet | longreachethernet } interface-id } | { port-channel port-channel-number }

設定するインターフェイスを選択します。

ステップ 3

shutdown

インターフェイスをシャットダウンします。

ステップ 4

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

show running-config

設定を確認します。

インターフェイスを再起動するには、 no shutdown インターフェイス コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次の例は、インターフェイスFastEthernet 0/5をシャットダウンする方法を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface fastethernet0/5
Switch(config-if)# shutdown
Switch(config-if)#
*Sep 30 08:33:47: %LINK-5-CHANGED: Interface FastEthernet0/5, changed state to a administratively down
 

次に、インターフェイスFastEthernet 0/5を再度イネーブルにする例を示します。

Switch# configure terminal
Switch(config)# interface fastethernet0/5
Switch(config-if)# no shutdown
Switch(config-if)#
*Sep 30 08:36:00: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/5, changed state to up
 

インターフェイスがディセーブルになっていることを確認するには、 show interfaces イネーブルEXECコマンドを使用します。ディセーブルになっているインターフェイスは、 show interfaces コマンドの出力に administratively down と表示されます。

shutdownコマンドは、LREインターフェイスに適用されるとLREリンクをシャットダウンします。CPE装置のファスト イーサネット ポートをシャットダウンするには、cpe shutdown [port <num>] コマンドを、インターフェイス コンフィギュレーション モードで使用します。