Catalyst 2950/2955 スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド Cisco IOS Release 12.1(22)EA5
SNMPの設定
SNMPの設定
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 8MB) | フィードバック

目次

SNMPの設定

SNMPの概要

SNMPバージョン

SNMPマネージャ機能

SNMPエージェント機能

SNMPコミュニティ ストリング

SNMPを使用してMIB変数にアクセスする方法

SNMP通知

SNMPの設定

SNMPのデフォルト設定

SNMP設定時の注意事項

SNMPエージェントのディセーブル化

コミュニティ ストリングの設定

SNMPグループおよびユーザの設定

SNMP通知の設定

エージェント コンタクトおよびロケーション情報の設定

SNMPを通して使用するTFTPサーバの制限

SNMPの例

SNMPステータスの表示

SNMPの設定

この章では、Catalyst 2950またはCatalyst 2955スイッチ上でSNMP(簡易ネットワーク管理プロトコル)を設定する方法について説明します。


) この章で使用するコマンドの構文および使用方法の詳細については、このリリースに対応するスイッチ コマンド リファレンスおよび『Cisco IOS Configuration Fundamentals Command ReferenceRelease 12.1を参照してください。


この章の内容は、次のとおりです。

「SNMPの概要」

「SNMPの設定」

「SNMPステータスの表示」

SNMPの概要

SNMPは、マネージャとエージェント間の通信のメッセージ フォーマットを提供するアプリケーション層のプロトコルです。SNMPシステムは、SNMPマネージャ、SNMPエージェント、およびMIB(管理情報ベース)で構成されます。SNMPマネージャは、CiscoWorksなどのNetwork Management System(NMS;ネットワーク管理システム)に統合できます。エージェントおよびMIBは、スイッチに置かれます。スイッチにSNMPを設定するには、マネージャとエージェントの関係を定義します。

SNMPエージェントはMIB変数を格納し、SNMPマネージャはこの変数の値を要求または変更できます。マネージャはエージェントから値を取得したり、エージェントに値を格納できます。エージェントは、装置パラメータやネットワーク データの保管場所であるMIBから値を収集します。エージェントはマネージャからのデータ取得要求または設定要求に応答します。

エージェントは非送信請求トラップをマネージャに送信できます。トラップは、ネットワーク上のある状態をSNMPマネージャに通知するメッセージです。トラップは不正なユーザ認証、再起動、リンク ステータス(アップまたはダウン)、MAC(メディア アクセス制御)アドレス追跡、TCP接続の終了、ネイバとの接続の切断などの重要なイベントの発生を意味する場合があります。

ここでは、次のトピックを扱います。

「SNMPバージョン」

「SNMPマネージャ機能」

「SNMPエージェント機能」

「SNMPコミュニティ ストリング」

「SNMPを使用してMIB変数にアクセスする方法」

「SNMP通知」

SNMPバージョン

このソフトウェア リリースは、次のSNMPバージョンをサポートしています。

SNMPv1 ― RFC 1157に定められたSNMP(完全版インターネット規格)

SNMPv2Cは、SNMPv2Classicのバルク検索機能を残し、エラー処理を改善したうえで、
SNMPv2Classicのパーティ ベースの管理およびセキュリティ フレームワークをコミュニティ ストリング ベースの管理フレームワークに置き換えたものです。SNMPv2Cには次の機能があります。

SNMPv2 ― RFC 1902~1907に定められたSNMPバージョン2(Draftインターネット規格)

SNMPv2C ― RFC 1901に定められたSNMPv2のコミュニティ ストリング ベースの管理フレームワーク(Experimentalインターネット プロトコル)

SNMPv3 ― SNMPバージョン3は、RFC 2273~2275に定められたインターオペラビリティのある標準ベースのプロトコルです。ネットワーク上のパケットを認証して暗号化することによって、装置に安全にアクセスできるようにします。次のセキュリティ機能が組み込まれています。

メッセージの完全性 ― パケットが伝送中に改ざんされていないことを保証します。

認証 ― メッセージの送信元が有効かどうかを判別します。

暗号化 ― パッケージの内容をミキシングし、許可されていない送信元に内容が読まれるのを防止します。


) 暗号化を選択するには、privキーワードを入力します。このキーワードは、暗号化ソフトウェア イメージがインストールされている場合のみ利用可能です。


SNMPv1およびSNMPv2Cは、どちらもコミュニティ ベース形式のセキュリティを使用します。エージェントのMIBにアクセスできるマネージャのコミュニティが、IPアドレスAccess Control List(ACL;アクセス制御リスト)およびパスワードによって定義されます。

SNMPv2Cにはバルク検索メカニズムが組み込まれ、より詳細なエラー メッセージを管理ステーションに報告します。バルク検索メカニズムは、テーブルや大量の情報を検索し、必要な往復回数を削減します。SNMPv2Cではエラー処理機能が改善され、さまざまなエラーを区別するため拡張エラー コードが使用されています。これらのエラーは、SNMPv1では単一のエラー コードで報告されます。SNMPv2では、エラー リターン コードでエラー タイプが報告されるようになりました。

SNMPv3は、セキュリティ モデルとセキュリティ レベルの両方を提供します。セキュリティ モデルは、ユーザとユーザが属しているグループ用に設定された認証方式です。セキュリティ レベルは、セキュリティ モデルの中で許可されたセキュリティ レベルです。セキュリティ レベルとセキュリティ モデルの組み合わせによって、SNMPパケットを扱うときに使用するセキュリティ メカニズムが決まります。使用できるセキュリティ モデルは、SNMPv1、SNMPv2C、およびSNMPv3です。

表27-1 に、セキュリティ モデルとセキュリティ レベルのさまざまな組み合わせについて、特性を示します。

 

表27-1 SNMPのセキュリティ モデルおよびセキュリティ レベル

モデル
レベル
認証
暗号化
結果

SNMPv1

noAuthNoPriv

コミュニティ ストリング

しない

コミュニティ ストリングの照合によって認証します。

SNMPv2C

noAuthNoPriv

コミュニティ ストリング

しない

コミュニティ ストリングの照合によって認証します。

SNMPv3

noAuthNoPriv

ユーザ名

しない

ユーザ名の照合によって認証します。

SNMPv3

authNoPriv

MD5またはSHA

しない

HMAC-MD5またはHMAC-SHAアルゴリズムに基づいて認証します。

SNMPv3

authPriv
(暗号化ソフトウェア イメージが必要)

MD5またはSHA

DES

HMAC-MD5またはHMAC-SHAアルゴリズムに基づいて認証します。
CBC-DES(DES-56)規格に基づく認証に加えて、DES 56ビット暗号化が可能です。

管理ステーションでサポートされているSNMPバージョンを使用するには、SNMPエージェントを設定する必要があります。1つのエージェントは複数のマネージャと通信できるため、SNMPv1、SNMPv2C、またはSNMPv3による通信をサポートするようにソフトウェアを設定できます。

SNMPマネージャ機能

SNMPマネージャは、MIB情報を使用して、 表27-2 に示す動作を実行します。

 

表27-2 SNMPの動作

動作
説明

get-request

特定の変数から値を取得します。

get-next-request

テーブル内の変数から値を取得します。1

get-bulk-request2

テーブルの複数の行など、通常はサイズの小さい多数のデータ ブロックに分割して送信する必要がある巨大なデータ ブロックを取得します。

get-response

NMSから送信されるget-request、get-next-request、およびset-requestに対して応答します。

set-request

特定の変数に値を格納します。

trap

SNMPエージェントからSNMPマネージャに送られる、イベントの発生を伝える非送信請求メッセージです。

1.この動作では、SNMPマネージャに正確な変数名を認識させる必要はありません。テーブル内を順に検索して、必要な変数を検出します。

2.get-bulkコマンドは、SNMPv2以上に限り使用できます。

SNMPエージェント機能

SNMPエージェントは、次のようにしてSNMPマネージャ要求に応答します。

MIB変数の取得 ― SNMPエージェントはNMSからの要求に応答して、この機能を開始します。エージェントは要求されたMIB変数の値を取得し、この値を使用してNMSに応答します。

MIB変数の設定 ― SNMPエージェントはNMSからのメッセージに応答して、この機能を開始します。SNMPエージェントは、MIB変数の値をNMSから要求された値に変更します。

エージェントで重要なイベントが発生したことをNMSに通知するために、SNMPエージェントは非送信請求トラップ メッセージも送信します。トラップ条件の例には、ポートまたはモジュールがアップまたはダウン状態になった場合、スパニングツリー トポロジーが変更された場合、認証に失敗した場合などがあります。

SNMPコミュニティ ストリング

SNMPコミュニティ ストリングは、MIBオブジェクトに対するアクセスを認証し、組み込みパスワードとして機能します。NMSがスイッチにアクセスするには、NMSのコミュニティ ストリング定義が、スイッチにある3つのコミュニティ ストリング定義の少なくとも1つと一致していなければなりません。

コミュニティ ストリングの属性は、次の3つのいずれかです。

read-only(ro) ― 許可された管理ステーションに、コミュニティ ストリングを除くMIB内のすべてのオブジェクトへの読み取りアクセスを許可しますが、書き込みアクセスは許可しません。

read-write(rw) ― 許可された管理ステーションに、MIB内のすべてのオブジェクトへの読み書きアクセスを許可しますが、コミュニティ ストリングに対するアクセスは許可しません。


) クラスタを作成すると、コマンド スイッチがメンバー スイッチとSNMPアプリケーション間のメッセージ交換を管理します。Network Assistantソフトウェアは、コマンド スイッチで最初に設定されたRWおよびROコミュニティ ストリングにメンバー スイッチ番号(@esNNはスイッチ番号)を追加し、これらのストリングをメンバー スイッチに伝播します。詳細については、「スイッチ クラスタ」およびCisco.comで入手可能な『Getting Started with Cisco Network Assistant』を参照してください。


SNMPを使用してMIB変数にアクセスする方法

NMSの例として、CiscoWorksネットワーク管理ソフトウェアがあります。CiscoWorks2000ソフトウェアは、スイッチのMIB変数を使用して装置変数を設定し、ネットワークの装置をポーリングして特定の情報を取得します。ポーリング結果は、グラフ形式で表示されます。この結果を分析して、インターネットワーキング関連の問題のトラブルシューティング、ネットワーク パフォーマンスの改善、装置設定の確認、トラフィック負荷のモニタなどを行うことができます。

図27-1に示すように、SNMPエージェントはMIBからデータを収集します。エージェントはSNMPマネージャに対し、トラップ(特定イベントの通知)を送信でき、SNMPマネージャはトラップを受信するとそれを処理します。トラップは、ネットワーク上で発生した不正なユーザ認証、再起動、リンク ステータス(アップまたはダウン)、MACアドレス追跡などの状況をSNMPマネージャに通知します。SNMPエージェントはさらに、SNMPマネージャから get-request get-next-request 、および set-request 形式で送信されるMIB関連のクエリに応答します。

図27-1 SNMPネットワーク

 

サポート対象のMIBの詳細、およびアクセス手順については、 付録A「サポート対象MIB」 を参照してください。

SNMP通知

SNMPを使用すると、特定のイベントが発生した場合に、スイッチからSNMPマネージャに通知を送信できます。SNMP通知は、traps(トラップ)またはinforms(情報)要求として送信できます。コマンド構文では、trapsまたはinformsを選択するオプションがコマンドにないかぎり、キーワード traps はトラップまたは情報のどちらか、またはその両方を表します。 snmp-server host コマンドを使用して、トラップまたは情報としてSNMP通知を送信するかどうかを指定します。


) SNMPv1はinforms(情報)をサポートしていません。


トラップは信頼性に欠けます。受信側はトラップを受信しても確認応答を送信しないので、トラップが受信されたかどうかが送信側にわからないからです。情報要求の場合、受信したSNMPマネージャはSNMP応答Protocol Data Unit(PDU;プロトコル データ ユニット)でメッセージを確認します。送信側が応答を受信しなかった場合は、再度情報要求を送信できます。再送信できるので、情報の方がトラップより、意図した宛先に届く可能性が高くなります。

情報の方がトラップより信頼性が高いのは、スイッチおよびネットワークのリソースを情報の方が多く消費するという特性にも理由があります。送信と同時に廃棄されるトラップと異なり、情報要求は応答を受信するまで、または要求がタイムアウトになるまで、メモリ内に保持されます。トラップの送信は1回限りですが、情報は数回にわたって再送信すなわち再試行が可能です。再試行によってトラフィックが増え、ネットワークのオーバーヘッドが大きくなります。したがって、トラップにするか情報にするかは、信頼性を取るかリソースを取るかという選択になります。SNMPマネージャであらゆる通知を受信することが重要な場合は、情報要求を使用してください。ネットワークまたはスイッチ メモリ上のトラフィックが問題になる場合で、なおかつ通知が不要な場合は、トラップを使用してください。

SNMPの設定

ここでは、スイッチ上でSNMPを設定する手順について説明します。内容は次のとおりです。

「SNMPのデフォルト設定」

「SNMP設定時の注意事項」

「SNMPエージェントのディセーブル化」

「コミュニティ ストリングの設定」

「SNMPグループおよびユーザの設定」

「SNMP通知の設定」

「エージェント コンタクトおよびロケーション情報の設定」

「SNMPを通して使用するTFTPサーバの制限」

「SNMPの例」

SNMPのデフォルト設定

表27-3 に、SNMPのデフォルト設定を示します。

 

表27-3 SNMPのデフォルト設定

機能
デフォルト値

SNMPエージェント

ディセーブル3

SNMPコミュニティ ストリング

読み取り専用Public

読み書きPrivate

SNMPトラップ レシーバー

設定なし

SNMPトラップ

TCP接続のトラップ( tty )を除き、イネーブルなし

SNMPバージョン

version キーワードがない場合、デフォルトはバージョン1になります。

SNMPv3認証

キーワードを入力しなかった場合、セキュリティ レベルはデフォルトで noauth (noAuthNoPriv)になります。

SNMP通知タイプ

タイプを指定しなかった場合、すべての情報が送信されます。

3.スイッチ起動時のデフォルトです。スタートアップ コンフィギュレーションには、snmp-serverグローバル コンフィギュレーション コマンドは設定されていません。

SNMP設定時の注意事項

スイッチ起動時にスイッチのスタートアップ コンフィギュレーションに snmp-server グローバル コンフィギュレーション コマンドが1つ以上設定されている場合、SNMPエージェントがイネーブルになります。

SNMP グループ は、SNMPユーザをSNMPビューに対応付けるテーブルです。SNMP ユーザ は、SNMPグループのメンバーです。SNMP ホスト は、SNMPトラップ動作の受信側です。SNMP エンジンID は、ローカルまたはリモートSNMPエンジンの名前です。


) アラーム プロファイルを使用してSNMPアラーム トラップ通知をSNMPサーバに送信するようにCatalyst 2955スイッチを設定する前に、あらかじめsnmp-server enable traps alarmsグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してSNMPをイネーブルにしておく必要があります。


SNMPを設定するときには、次の注意事項に従ってください。

SNMPグループを設定するときには、通知ビューを指定しません。ユーザの通知ビューは
snmp-server host
グローバル コンフィギュレーション コマンドによって自動生成され、そのユーザに対応するグループに追加されます。グループの通知ビューを変更すると、そのグループに対応付けられた全ユーザが影響を受けます。通知ビューの設定が必要な状況については、『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference 』Release 12.1を参照してください。

リモート ユーザを設定する場合は、ユーザが存在する装置のリモートSNMPエージェントに対応するIPアドレスまたはポート番号を指定します。

特定のエージェントのリモート ユーザを設定する前に、 snmp-server engineID グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用し、 remote オプションを指定して、SNMPエンジンIDを設定してください。リモート エージェントのSNMPエンジンIDおよびユーザ パスワードを使用して、認証およびプライバシ ダイジェストが算出されます。先にリモート エンジンIDを設定しておかないと、コンフィギュレーション コマンドがエラーになります。

SNMP通知を設定するときには、SNMPデータベースにプロキシ要求または通知の送信先となるリモート エージェントのSNMPエンジンIDを設定しておく必要があります。

ローカル ユーザがリモート ホストに関連付けられていない場合、スイッチは auth (authNoPriv)および priv (authPriv)認証レベルの情報を送信しません。

SNMPエンジンIDの値を変更すると、重大な悪影響が生じます。(コマンドラインから入力した)ユーザのパスワードは、パスワードおよびローカル エンジンIDに基づいてMD5またはSHAセキュリティ ダイジェストに変換されます。コマンドライン パスワードはそのあと、RFC 2274の要件として破棄されます。この削除が原因で、エンジンIDの値が変更されると、SNMPv3ユーザのセキュリティ ダイジェストが無効になるので、 snmp-server user username グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してSNMPユーザを再設定しなければなりません。エンジンIDを変更した場合は、同様の制限によってコミュニティ ストリングも再設定が必要になります。

SNMPエージェントのディセーブル化

SNMPエージェントをディセーブルにするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

no snmp-server

SNMPエージェントの動作をディセーブルにします。

ステップ 3

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 4

show running-config

設定を確認します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

no snmp-server グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用すると、装置上で稼働しているあらゆるバージョン(バージョン1、バージョン2C、およびバージョン3)がディセーブルになります。SNMPをイネーブルにする特定のCisco IOSコマンドは存在しません。最初に入力する snmp-server グローバル コンフィギュレーション コマンドによって、SNMPのあらゆるバージョンがイネーブルになります。

コミュニティ ストリングの設定

SNMPマネージャとエージェントの関係を定義するには、SNMPコミュニティ ストリングを使用します。コミュニティ ストリングは、スイッチ上のエージェントへのアクセスを許可するパスワードと同様に機能します。ストリングに対応する次の特性を1つまたは複数指定することもできます。

コミュニティ ストリングを使用してエージェントにアクセスできるSNMPマネージャのIPアドレスのアクセス リスト

指定のコミュニティにアクセスできるすべてのMIBオブジェクトのサブセットを定義するMIBビュー

コミュニティにアクセスできるMIBオブジェクトの読み書き権限または読み取り専用権限

スイッチ上でコミュニティ ストリングを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

snmp-server community string [ view view-name ] [ ro | rw ] [ access-list-number ]

コミュニティ ストリングを設定します。

string には、パスワードと同様に機能し、SNMPプロトコルへのアクセスを許可するストリングを指定します。任意の長さのコミュニティ ストリングを1つまたは複数設定できます。

(任意) view には、コミュニティがアクセスできるビュー レコードを指定します。

(任意)許可された管理ステーションでMIBオブジェクトを取得する場合は ro (読み取り専用)、許可された管理ステーションでMIBオブジェクトを取得および変更する場合は rw (読み書き)を指定します。デフォルトでは、コミュニティ ストリングはすべてのオブジェクトに対するro(読み取り専用)アクセスを許可します。

(任意) access-list-number には、1~99および1300~1999の標準IPアクセス リスト番号を入力します。

ステップ 3

access-list access-list-number { deny | permit } source [ source-wildcard ]

(任意)ステップ2で標準IPアクセス リスト番号を指定して、リストを作成した場合は、必要に応じてコマンドを繰り返します。

access-list-number には、ステップ2で指定したアクセス リスト番号を入力します。

deny キーワードは、条件が一致した場合にアクセスを拒否します。 permit キーワードは、条件が一致した場合にアクセスを許可します。

source には、コミュニティ ストリングを使用してエージェントにアクセスできるSNMPマネージャのIPアドレスを入力します。

(任意) source-wildcard には、sourceに適用されるワイルドカード ビットをドット付き10進表記で入力します。無視するビット位置には1を入れます。

アクセス リストの末尾には、すべてに対する暗黙の拒否ステートメントが常に存在することに注意してください。

ステップ 4

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

show running-config

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。


) SNMPコミュニティのアクセスをディセーブルにするには、そのコミュニティのコミュニティ ストリングをヌル ストリングに設定します(コミュニティ ストリングに値を入力しないでください)。


特定のコミュニティ ストリングを削除するには、 no snmp-server community string グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

次に、ストリング comaccess をSNMPに割り当ててro(読み取り専用)アクセスを許可し、IPアクセス リスト4がこのコミュニティ ストリングを使用してスイッチのSNMPエージェントにアクセスできるように指定する例を示します。

Switch(config)# snmp-server community comaccess ro 4

SNMPグループおよびユーザの設定

スイッチのローカルまたはリモートSNMPサーバ エンジンを表す識別名(エンジンID)を指定できます。SNMPユーザをSNMPビューに対応付けるSNMPサーバ グループを設定し、新規ユーザをSNMPグループに追加できます。

スイッチにSNMPを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

snmp-server engineID { local engineid-string | remote ip-address [ udp-port port-number ] engineid-string }

SNMPのローカル コピーまたはリモート コピーの名前を設定します。

engineid-string は、SNMPのコピー名を指定する、24文字のIDストリングです。後ろにゼロがくる場合は、24文字のエンジンID全部を指定する必要はありません。指定するのは、エンジンIDのうちゼロのみが続く箇所を除いた部分だけです。たとえば、123400000000000000000000というエンジンIDを設定する場合は、次のように入力できます。 snmp-server engineID local 1234

remote を指定した場合は、SNMPのリモート コピーが置かれている装置の ip-address を指定し、任意でリモート装置のUser Datagram Protocol(UDP)ポートを指定します。デフォルト値は162です。

ステップ 3

snmp-server group groupname { v1 | v2c | v3 { auth | noauth | priv }} [ read readview ] [ write writeview ] [ notify notifyview ] [ access access-list ]

リモート装置上で新しいSNMPグループを設定します。

groupname には、グループ名を指定します。

セキュリティ モデルを指定します。

v1 は、最も安全性の低いセキュリティ モデルです。

v2c は、2番めに安全性の低いセキュリティ モデルです。標準の2倍の幅で情報および整数を伝送できます。

最も安全な v3 の場合は、認証レベルを選択する必要があります。

auth ― Message Digest 5(MD5)およびSecure Hash Algorithm(SHA)によるパケット認証が可能です。

noauth ― noAuthNoPrivというセキュリティ レベルをイネーブルにします。キーワードを指定しなかった場合、これがデフォルトです。

priv ― Data Encryption Standard(DES;データ暗号化規格)によるパケット暗号化をイネーブルにします( privacy とも呼ばれる)。


privキーワードは、暗号化ソフトウェア イメージがインストールされている場合のみ利用可能です。


(任意) read readview とともに、エージェントの内容を表示できるビューの名前を表すストリング(64文字以下)を入力します。

(任意) write writeview とともに、データを入力し、エージェントの内容を設定できるビューの名前を表すストリング(64文字以下)を入力します。

(任意) notify notifyview とともに、通知、情報、またはトラップを指定するビューの名前を表すストリング(64文字以下)を入力します。

(任意) access access-list とともに、アクセス リスト名のストリング(64文字以下)を入力します。

ステップ 4

snmp-server user username groupname { remote host [ udp-port port ]} { v1 [ access access-list ] | v2c [ access access-list ] | v3 [ encrypted ] [ access access-list ] [ auth { md5 | sha } auth-password ]}

SNMPグループの新規ユーザを追加します。

username は、エージェントに接続するホスト上のユーザ名です。

groupname は、ユーザが対応付けられるグループの名前です。

remote を入力して、ユーザが所属するリモートSNMPエンティティおよびそのエンティティのホスト名またはIPアドレスとともに、任意でUDPポート番号を指定します。デフォルト値は162です。

SNMPバージョン番号( v1 v2c 、または v3 )を入力します。 v3 を入力する場合は、次のオプションを追加します。

encrypted は、パスワードを暗号化して表示されるように指定します。このキーワードを使用できるのは、 v3 キーワードが指定されている場合に限られます。

auth は認証レベル設定セッションです。HMAC-MD5-96( md5 )またはHMAC-SHA-96( sha )認証レベルのいずれかを指定でき、パスワード ストリング(64文字以下)が必要です。

(任意) access access-list とともに、アクセス リスト名のストリング(64文字以下)を入力します。

ステップ 5

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 6

show running-config

設定を確認します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

SNMP通知の設定

トラップ マネージャは、トラップを受信して処理する管理ステーションです。トラップは、特定のイベントが発生したときにスイッチが生成するシステム アラートです。デフォルトでは、トラップ マネージャは定義されず、トラップは送信されません。このCisco IOSリリースが稼働しているスイッチでは、トラップ マネージャを無制限に設定できます。


) コマンド構文でtrapsというワードを使用するコマンドは多数あります。トラップまたは情報を選択するオプションがコマンドにないかぎり、キーワードtrapsはトラップまたは情報、またはその両方を表します。SNMP通知をトラップまたは情報のどちらとして送信するかを指定するには、snmp-server hostグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。


表27-4 に、サポートされているスイッチ トラップ(通知タイプ)を示します。これらのトラップの一部または全部をイネーブルにして、これを受信するようにトラップ マネージャを設定できます。

 

表27-4 スイッチの通知タイプ

通知タイプのキーワード
説明

alarms

SNMPアラーム トラップを生成します(Catalyst 2955スイッチのみ)。

bridge

STPブリッジMIBトラップを生成します。

c2900

Catalyst 2950およびCatalyst 2955固有の通知トラップを生成します。

cluster

クラスタ設定が変更された場合に、トラップを生成します。

config

SNMP設定が変更された場合に、トラップを生成します。

copy-config

SNMPコピー設定が変更された場合に、トラップを生成します。

entity

SNMPエンティティが変更された場合に、トラップを生成します。

envmon

環境モニタ トラップを生成します。fan、shutdown、status、supply、temperatureのいずれかまたはすべての環境トラップをイネーブルにできます。

flash

SNMPフラッシュ通知を生成します。

hsrp

Hot Standby Router Protocol(HSRP)が変更された場合に、トラップを生成します。

mac-notification

MACアドレス通知のトラップを生成します。

port-security

SNMPポート セキュリティ トラップを生成します。最大トラップ レートを秒単位で設定することもできます。指定できる範囲は0~1000です。デフォルトは0で、レート制限なしです。

rtr

SNMP Response Time Reporter(RTR)のトラップを生成します。

snmp

SNMPタイプ通知のトラップを生成します。

stpx

SNMP STP拡張MIBトラップを生成します。

syslog

SNMP Syslogトラップを生成します。

tty

TCP接続用のトラップを生成します。このトラップは、デフォルトでイネーブルに設定されています。

vlancreate

SNMP VLAN作成トラップを生成します。

vlandelete

SNMP VLAN削除トラップを生成します。

vlan-membership

SNMP VLANメンバーシップが変更された場合に、トラップを生成します。

vtp

VLAN Trunking Protocol(VTP;VLANトランキング プロトコル)が変更された場合に、トラップを生成します。

表27-4 に記載されている通知タイプを受信するには、特定のホストに対して、 snmp-server host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

ホストにトラップまたは情報を送信するようにスイッチを設定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

snmp-server engineID remote ip-address engineid-string

リモート ホストのエンジンIDを指定します。

ステップ 3

snmp-server user username groupname { remote host [ udp-port port ]} { v1 [ access access-list ] | v2c [ access access-list ] | v3 [ encrypted ] [ access access-list ] [ auth { md5 | sha } auth-password ]}

ステップ2で設定したリモート ホストと対応付けるSNMPユーザを設定します。


) アドレスに対応するリモート ユーザを設定するには、先にリモート ホストのエンジンIDを設定しておく必要があります。そうしないと、エラー メッセージが表示され、コマンドが実行されません。


ステップ 4

snmp-server group [ groupname { v1 | v2c | v3 { auth | noauth | priv }}] [ read readview ] [ write writeview ] [ notify notifyview ] [ access access-list ]

SNMPグループを設定します。

ステップ 5

snmp-server host host-addr
[
informs | traps ] [ version { 1 | 2c | 3 { auth | noauth | priv }}] community-string [ notification-type ]

SNMPトラップ動作の受信側を指定します。

host-addr には、ホスト(対象となる受信側)の名前またはインターネット アドレスを指定します。

(任意)SNMP情報をホストに送信するには、 informs を指定します。

(任意)SNMPトラップをホストに送信するには、 traps (デフォルト)を指定します。

(任意)SNMP version 1 2c 、または 3 )を指定します。SNMPv1をinformsと組み合わせて使用することはできません。

(任意)バージョン3の場合は、認証レベルとして auth、noauth または priv を選択します。


privキーワードは、暗号化ソフトウェア イメージがインストールされている場合のみ利用可能です。


community-string には、 version 1 または version 2c を指定した場合、通知動作時に送信するパスワードのようなコミュニティ ストリングを入力します。 version 3 を指定した場合、SNMPv3のユーザ名を入力します。

(任意) notification-type には、表27-4に記載されているキーワードを使用します。タイプを指定しなかった場合、すべての情報が送信されます。

ステップ 6

snmp-server enable traps notification-types

スイッチがトラップまたは情報を送信できるようにし、送信する通知のタイプを指定します。通知タイプの一覧については、表27-4を参照するか、または次のように入力してください。 snmp-server enable traps ?

複数のトラップ タイプをイネーブルにするには、トラップ タイプごとに snmp-server enable traps コマンドを個別に入力する必要があります。

ステップ 7

snmp-server trap-source interface-id

(任意)送信元インターフェイスを指定します。そこからトラップ メッセージに対応するIPアドレスが取得されます。情報の送信元IPアドレスも、このコマンドで設定します。

ステップ 8

snmp-server queue-length length

(任意)各トラップ ホストのメッセージ キューの長さを設定します。指定できる範囲は1~1000です。デフォルトは10です。

ステップ 9

snmp-server trap-timeout seconds

(任意)トラップ メッセージに応答する間隔を設定します。指定できる範囲は1~1000です。デフォルトは30秒です。

ステップ 10

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 11

show running-config

設定を確認します。

ステップ 12

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

snmp-server host コマンドでは、通知を受信するホストを指定します。 snmp-server enable trap コマンドによって、指定された情報メカニズム(トラップおよび情報)がグローバルでイネーブルになります。ホストが情報を受信できるようにするには、そのホストに対応する snmp-server host informs を設定し、 snmp-server enable traps コマンドを使用することによって情報をグローバルでイネーブルにする必要があります。

指定したホストがトラップを受信しないようにするには、 no snmp-server host host グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。キーワードを指定しないで no snmp-server host コマンドを使用すると、ホストへのトラップはディセーブルになりますが、情報はディセーブルになりません。情報をディセーブルにするには、 no snmp-server host informs グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してください。特定のトラップ タイプをディセーブルにするには、 no snmp-server enable traps notification-types グローバル コンフィギュレーション コマンドを使用します。

エージェント コンタクトおよびロケーション情報の設定

SNMPエージェントのシステム コンタクトおよびロケーションを設定して、コンフィギュレーション ファイルからこれらの内容にアクセスできるようにするには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

snmp-server contact text

システム コンタクトを表すストリングを設定します。

次の例を参照してください。

snmp-server contact Dial System Operator at beeper 21555 .

ステップ 3

snmp-server location text

システム ロケーションを表すストリングを設定します。

次の例を参照してください。

snmp-server location Building 3/Room 222

ステップ 4

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

show running-config

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

SNMPを通して使用するTFTPサーバの制限

SNMPを通してコンフィギュレーション ファイルを保存およびロードするために使用するTrivial File Transfer Protocol(TFTP;簡易ファイル転送プロトコル)サーバを、アクセス リストで指定されたサーバに限定するには、イネーブルEXECモードで次の手順を実行します。

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

snmp-server tftp-server-list access-list-number

SNMPを通してコンフィギュレーション ファイルをコピーするために使用するTFTPサーバを、アクセス リスト内のサーバに限定します。

access-list-number には、1~99および1300~1999の標準IPアクセス リスト番号を入力します。

ステップ 3

access-list access-list-number { deny | permit } source [ source-wildcard ]

標準アクセス リストを作成し、必要な回数だけコマンドを繰り返します。

access-list-number には、ステップ2で指定したアクセス リスト番号を入力します。

deny キーワードは、条件が一致した場合にアクセスを拒否します。 permit キーワードは、条件が一致した場合にアクセスを許可します。

source には、スイッチにアクセスできるTFTPサーバのIPアドレスを入力します。

(任意) source-wildcard には、sourceに適用されるワイルドカード ビットをドット付き10進表記で入力します。無視するビット位置には1を入れます。

アクセス リストの末尾には、すべてに対する暗黙の拒否ステートメントが常に存在することに注意してください。

ステップ 4

end

イネーブルEXECモードに戻ります。

ステップ 5

show running-config

設定を確認します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

(任意)コンフィギュレーション ファイルに設定を保存します。

SNMPの例

次に、SNMPの全バージョンをイネーブルにする例を示します。この設定では、任意のSNMPマネージャがコミュニティ ストリング public を使用して、読み取り専用権限ですべてのオブジェクトにアクセスできます。この設定では、スイッチはトラップを送信しません。

Switch(config)# snmp-server community public
 

次に、任意のSNMPマネージャがコミュニティ ストリング public を使用して、読み取り専用権限ですべてのオブジェクトにアクセスする例を示します。スイッチは、ホスト192.180.1.111および192.180.1.33(SNMPv1を使用)や、ホスト192.180.1.27(SNMPv2Cを使用)へVTPトラップを送信します。コミュニティ ストリング public は、トラップとともに送信されます。

Switch(config)# snmp-server community public
Switch(config)# snmp-server enable traps vtp
Switch(config)# snmp-server host 192.180.1.27 version 2c public
Switch(config)# snmp-server host 192.180.1.111 version 1 public
Switch(config)# snmp-server host 192.180.1.33 public
 

次に、 comaccess コミュニティ ストリングを使用するアクセス リスト4のメンバーに、すべてのオブジェクトへの読み取りアクセスを許可する例を示します。その他のSNMPマネージャは、どのオブジェクトにもアクセスできません。SNMP認証障害トラップは、SNMPv2Cがコミュニティ ストリング public を使用してホスト cisco.com に送信します。

Switch(config)# snmp-server community comaccess ro 4
Switch(config)# snmp-server enable traps snmp authentication
Switch(config)# snmp-server host cisco.com version 2c public
 

次に、エンティティMIBトラップをホスト cisco.com に送信する例を示します。コミュニティ ストリングは制限されます。先頭行は、イネーブル済みのトラップのほかに、エンティティMIBトラップの送信もイネーブルにします。2番めの行は、これらのトラップの宛先を指定し、ホスト cisco.com に対するこれ以前の snmp-server host コマンドを無効とします。

Switch(config)# snmp-server enable traps entity
Switch(config)# snmp-server host cisco.com restricted entity
 

次に、コミュニティ ストリング public を使用して、すべてのトラップをホスト myhost.cisco.com に送信するようにスイッチをイネーブルにする例を示します。

Switch(config)# snmp-server enable traps
Switch(config)# snmp-server host myhost.cisco.com public
 

次に、ユーザとリモート ホストを関連付け、ユーザがグローバル コンフィギュレーション モードを開始したときに auth (authNoPriv)認証レベルの情報を送信する例を示します。

Switch(config)# snmp-server engineID remote 192.180.1.27 00000063000100a1c0b4011b
Switch(config)# snmp-server group authgroup v3 auth
Switch(config)# snmp-server user authuser authgroup remote 192.180.1.27 v3 auth md5 mypassword
Switch(config)# snmp-server user authuser authgroup v3 auth md5 mypassword
Switch(config)# snmp-server host 192.180.1.27 informs version 3 auth authuser config
Switch(config)# snmp-server enable traps
Switch(config)# snmp-server inform retries 0
 

SNMPステータスの表示

不正なコミュニティ ストリング エントリ、エラー、要求変数の数など、SNMPの入出力統計情報を表示するには、 show snmp イネーブルEXECコマンドを使用します。 表27-5 に記載されたその他のイネーブルEXECコマンドを使用して、SNMP情報を表示することもできます。この出力内のフィールドについては、『 Cisco IOS Configuration Fundamentals Command Reference Release 12.1 を参照してください。

 

表27-5 SNMP情報を表示するためのコマンド

機能
デフォルト値

show snmp

SNMP統計情報を表示します。

show snmp engineID [ local | remote ]

装置上で設定されているローカルSNMPエンジンおよびすべてのリモート エンジンに関する情報を表示します。

show snmp group

ネットワーク上の各SNMPグループに関する情報を表示します。

show snmp pending

保留SNMP要求の情報を表示します。

show snmp sessions

現在のSNMPセッションの情報を表示します。

show snmp user

SNMPユーザ テーブルの各SNMPユーザ名に関する情報を表示します。