Catalyst 2940 スイッチ ハードウェア インストレーション ガイド
トラブルシューティング
トラブルシューティング
発行日;2012/02/04 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf | フィードバック

目次

トラブルシューティング

POST結果の概要

一般的な問題の診断

トラブルシューティング

前面パネルのLEDには、スイッチのトラブルシューティングに役立つ情報が表示されます。LEDの状態を確認することによって、Power-On Self-Test(POST;電源投入時セルフテスト)のエラー、ポートの接続問題、およびスイッチ全体のパフォーマンスを把握できます。LEDの詳細については、「LED」を参照してください。

デバイス マネージャ、Network Assistantアプリケーション、CLI(コマンドライン インターフェイス)、またはSimple Network Management Protocol(SNMP;簡易ネットワーク管理プロトコル)ワークステーションを使用して、統計情報を入手することもできます。詳細については、スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイド、スイッチ コマンド リファレンス、またはご使用のSNMPアプリケーションのマニュアルを参照してください。

この章では、トラブルシューティングに関する問題として、次の内容について説明します。

「POST結果の概要」

「一般的な問題の診断」

POST結果の概要

スイッチの電源を投入すると、POSTを自動的に開始します。POSTは、スイッチが正常に機能していることを確認する一連のテストです。POSTの持続時間は、約1分です。

スイッチがPOSTにパスした場合、SYSTおよびSTAT LEDのみが点灯した状態になります( Catalyst 2940スイッチのLEDを参照)。

POSTに失敗した場合、SYST LEDはオレンジに変わります。表 3-3に、POST失敗の2つの原因と解決方法を示します。POSTエラーは通常、修復不能です。スイッチがPOSTにパスしない場合、製品を購入された代理店に連絡してください。

一般的な問題の診断

スイッチに発生する一般的な問題は、次のように分類できます。

接続問題( 表 3-1

パフォーマンスの低下( 表 3-2

ソフトウェアの障害( 表 3-3

 

表 3-1 一般的な接続問題とその解決方法

現象
考えられる原因
解決方法

10/100ポートまたは10/100/1000ポートに接続できない

ケーブルが不適切または不良




 

スイッチとPCへのケーブルを取り外し、再接続します。スイッチのポート ステータスLEDがグリーンに点灯するまで、30秒間待ちます。

次の場合、両端でリンクを確立できなくなります。

ケーブルがスイッチとPCの間で正しく取り付けられていない

ストレート ケーブルを使用すべきところにクロス ケーブルを使用している、またはクロス ケーブルを使用すべきところにストレート ケーブルを使用している

クロス ケーブルの識別方法については、図 B-12を参照してください。

ケーブルの接続不良

ケーブルが正しく接続されていることを確認します。10/100ケーブルの正しいピン割り当てについては、図 B-6図 B-9を参照してください。クロス ケーブルおよびストレート ケーブルの正しい使用法については、「ケーブルおよびアダプタの仕様」を参照してください。

テストに合格したケーブルと交換します。

Spanning-Tree Protocol(STP;スパニングツリー プロトコル)がネットワーク ループの有無を確認している

ポート ステータスLEDがグリーンに点灯するまで、30秒間待ちます。

100BASE-FXポートに接続できない

スイッチの電源投入時にSFPモジュールが取り付けられていた


) SFPモジュール スロットと100BASE-FXポートを、両方同時に使用することはできません。スイッチの電源投入時にSFPモジュールが取り付けられていた場合、100BASE-FXポートはディセーブルになります。


SFPモジュールを取り外し、スイッチを再起動します。


) SFPモジュールの取り外し手順については、「SFPモジュールの接続」および『Cisco Small Form-Factor Pluggable Modules Installation Notes』(Customer Order Number DOC-7815160=)を参照してください。


SFPモジュールに接続できない

SFPモジュールをスイッチの電源投入後に取り付けた


) デフォルトでは、スイッチの電源投入時にSFPモジュールを取り付けていなかった場合、100BASE-FXポートがイネーブルになり、SFPモジュール スロットがディセーブルになります


SFPモジュールをいったん取り外してから再び取り付け、スイッチを再起動します。


) SFPモジュールの取り外し手順については、「SFPモジュールの接続」および『Cisco Small Form-Factor Pluggable Modules Installation Notes』(Customer Order Number DOC-7815160=)を参照してください。


100BASE-FX装置がスイッチに接続されている

100BASE-FX装置への接続を取り外し、SFPモジュールを再び取り付け、スイッチを再起動します。

SFPモジュールを取り付けたあと、スイッチがerror-disabledステートになる

SFPモジュールが不良であるか、またはシスコ認定外である

SFPモジュールをスイッチから取り外し、シスコ認定のモジュールに交換します。errdisable recovery cause gbic- invalidグローバル コンフィギュレーション コマンドを使用してポート ステータスを確認し、error-disableステートから回復するインターバルを入力します。

errdisable recoveryコマンドの詳細については、コマンド リファレンスを参照してください。

 

表 3-2 パフォーマンス低下問題とその解決方法

現象
考えられる原因
解決方法

パフォーマンスの低下または過剰なエラー

自動ネゴシエーションのデュプレックス設定の不一致

スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照して、自動ネゴシエーションにおける不一致を判別する方法を確認してください。

ケーブル距離が長すぎる

ポートの統計情報に、過剰なframe check sequence(FCS)、レイト コリジョン、またはアライメント エラーが示されている

スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照して、ポート統計情報の表示方法を確認してください。

10BASE-T、100BASE-TX、および1000BASE-T接続の場合

ポートと接続先装置の間の距離が、328フィート(100 m)を超えている


 

ケーブルの長さを推奨距離範囲内に収めます。

スイッチがリピータに接続されている場合、2つのエンド ステーション間の距離がケーブルの推奨範囲を超えている

ご使用のリピータのマニュアルで、ケーブル接続の注意事項を確認してください。

SFPモジュール接続の場合SFPモジュールと接続先装置の間の距離が、SFPケーブル接続の推奨範囲を超えている

ケーブル接続のガイドラインについては、 表 1-3 を参照してください。

接続先装置のアダプタが不適切

ポートの統計情報に過剰なエラーが表示されている

アダプタ カード診断ユーティリティを実行してください。

STPがループの有無を確認している

ポート ステータスLEDがグリーンに点灯するまで、30秒間待ちます。

 

表 3-3 ソフトウェア障害の問題とその解決方法

現象
考えられる原因
解決方法

システムLEDがオレンジに点灯し、すべてのポートLEDが消灯

ソフトウェアの障害

モニタをシリアル ポートに接続して、スイッチのブート ローダを表示します。

詳細は、スイッチ ソフトウェア コンフィギュレーション ガイドを参照してください。

SYSTEM LEDがオレンジに点灯する

軽度または重大なPOSTエラーが検出されている

show post イネーブルEXECコマンドを使用して、POSTのどのテストでエラーが発生したか確認します。

POSTエラーは通常、修復不能です。スイッチがPOSTに合格しない場合、製品を購入された代理店に連絡してください。