Cisco SFS InfiniBand 冗長性コンフィギュレーション ガイド Release 2.10
Cisco SFS 3504 および Cisco SFS 3000 シリーズ サーバ スイッチの 冗長性
Cisco SFS 3504 および Cisco SFS 3000 シリーズ サーバ スイッチの冗長性
発行日;2012/02/01 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

Cisco SFS 3504 および Cisco SFS 3000 シリーズ サーバ スイッチの冗長性

Cisco SFS 3504 サーバ スイッチの冗長性

ソフトウェアの冗長性

IB スイッチ モジュールの冗長性

ファブリックの冗長性

AC 電源ファン モジュールの冗長性

イーサネット ゲートウェイの冗長性およびファイバ チャネル ゲートウェイの冗長性

Cisco SFS 3012R サーバ スイッチの冗長性

電源装置の冗長性

ブロワーの冗長性

コントローラ モジュールの冗長性

InfiniBand スイッチ モジュールの冗長性

イーサネット ゲートウェイの冗長性およびファイバ チャネル ゲートウェイの冗長性

ファブリックの冗長性

Cisco SFS 3001 サーバ スイッチの冗長性

電源装置モジュールの冗長性

ファンの冗長性

ファブリックの冗長性

Cisco SFS 3504 および Cisco SFS 3000 シリーズ サーバ スイッチの冗長性

この章では、Cisco SFS 3504 および Cisco SFS 3000 シリーズ サーバ スイッチの冗長性について説明します。内容は次のとおりです。

「Cisco SFS 3504 サーバ スイッチの冗長性」

「Cisco SFS 3012R サーバ スイッチの冗長性」

「Cisco SFS 3001 サーバ スイッチの冗長性」

Cisco SFS 3000 シリーズには、Cisco SFS 3001、Cisco SFS 3012R サーバ スイッチがあります。Cisco SFS 3504 および SFS 3000 シリーズ サーバ スイッチに関連するイーサネット ゲートウェイおよびファイバ チャネル ゲートウェイの冗長性については、「イーサネット ゲートウェイと IPoIB の冗長性」および「ファイバ チャネル ゲートウェイと SRP の冗長性」を参照してください。


) このマニュアルで使用する略語の詳細については、付録 A「略語」を参照してください。


Cisco SFS 3504 サーバ スイッチの冗長性

ここでは、Cisco SFS 3504 サーバ スイッチでサポートされる冗長性について説明します。内容は次のとおりです。

「ソフトウェアの冗長性」

「IB スイッチ モジュールの冗長性」

「ファブリックの冗長性」

「AC 電源ファン モジュールの冗長性」

「イーサネット ゲートウェイの冗長性およびファイバ チャネル ゲートウェイの冗長性」

Cisco SFS 3504 サーバ スイッチの詳細については、『 Cisco SFS 3504 Multifabric Server Switch Hardware Installation Guide 』を参照してください。

ソフトウェアの冗長性

ここでは、Cisco SFS 3504 サーバ スイッチのソフトウェアの冗長性について説明します。

Cisco SFS 3504 サーバ スイッチでは、2 種類のオペレーティング システムを格納し、1 つをアクティブにし、もう 1 つを休止状態にすることができます。次の 2 つのいずれかの方法で A/B パーティション機能を使用して、冗長性を実現します。

工場出荷時は、パーティションの A と B は両方とも、同じオペレーティング システム ソフトウェアが「アクティブ」および「休止」パーティションに事前にロードされています。「アクティブ」オペレーティング システム パーティションに、既存のオペレーティング システム ソフトウェアをリロードしたり、新世代のオペレーティング システムをインストールしたりし、「休止」パーティションは工場出荷時にインストールされたオペレーティング システムのままにすることができます。

「アクティブ」パーティションと「休止」パーティションで交互にオペレーティング システムのアップグレードを行う(最初にパーティション A、次にパーティション B、その次はパーティション A)ことにより、ソフトウェア イメージ ファイルのリロードやインストールを行わなくても、以前のオペレーティング システムにロールバックできるようにします。この方法では、デュアル ブート方式と同様に、オペレーティング システムの切り替えが簡単にすばやく行えます。

A/B パーティションを使用する利点は、リカバリ イメージが容易に利用できることです。不良パーティション上でイメージを補修する必要がありません。その代わりに、CLI を使用して新しい(該当する)パーティションをブートします。

IB スイッチ モジュールの冗長性

ここでは、Cisco SFS 3504 サーバ スイッチの IB スイッチ モジュールの冗長性について説明します。

IB スイッチ カードは冗長に対応していません。ただし、スイッチに接続し、ポート 1、3、5 などの代替ポートを使用することにより、ホストからの冗長 IB リンクをセットアップすることができます。これは、カード内のマルチ IC スイッチ全体の接続が対象となります。

ファブリックの冗長性

ここでは、Cisco SFS 3504 サーバ スイッチのファブリックの冗長性について説明します。

2 台の Cisco SFS 3504 サーバ スイッチを使用して、冗長性を設定することができます。2 ポート HCA を備えたサーバを、2 台の Cisco SFS 3504 サーバ スイッチ上の 2 つの IB スイッチ モジュールに接続することができます(図4-1を参照)。

図4-1 2 台の Cisco SFS 3504 サーバ スイッチによる冗長性

 

AC 電源ファン モジュールの冗長性

ここでは、Cisco SFS 3504 サーバ スイッチの AC 電源ファン モジュールの冗長性について説明します。

Cisco SFS 3504 サーバ スイッチは、デュアル AC 電源ファン モジュールの冗長性に対応しています(図4-2を参照)。一方の AC 電源ファン モジュールが故障すると、ただちにもう一方の AC 電源ファン モジュールが制御を代行します。冗長 AC 電源ファン モジュールは、ホットスワップにも対応しています。Cisco SFS 3504 サーバ スイッチに AC 電源ファン モジュールが 1 台しか搭載されていない場合、シャーシの動作中に、AC 電源ファン モジュールをもう 1 台追加できます。AC 電源ファン モジュールが 2 台搭載されている場合、シャーシの電源を入れたままで、1 台のモジュールを取り外すことができます。AC 電源ファン モジュールは、active-active です。

図4-2 Cisco SFS 3504 デュアル冗長電源ファン モジュール

 

 

1 - 2

AC-DC 電源ファン モジュール

イーサネット ゲートウェイの冗長性およびファイバ チャネル ゲートウェイの冗長性

ここでは、Cisco SFS 3504 サーバ スイッチのイーサネット ゲートウェイとファイバ チャネル ゲートウェイの冗長性について説明します。

イーサネット ゲートウェイとファイバ チャネル ゲートウェイは、Cisco SFS 3504 サーバ スイッチと、IP および ファイバ チャネル ネットワークを接続します。シャーシには 4 つのゲートウェイ スロットがあり、ゲートウェイは、任意の組み合わせで、任意のスロットにインストールすることができます。ゲートウェイには、IB スイッチへの IB 接続部が付いています。1 台のシャーシに 2 つ以上のイーサネット ゲートウェイまたはファイバ チャネル ゲートウェイが搭載されている場合に、ゲートウェイ モジュールを複数のゲートウェイの冗長性を実現するように設定できます。ゲートウェイはホット プラグイン可能で、シャーシの動作中に、ゲートウェイの追加やスワップが可能です。

Cisco SFS 3504 サーバ スイッチに関連するイーサネット ゲートウェイとファイバ チャネル ゲートウェイの冗長性については、「イーサネット ゲートウェイと IPoIB の冗長性」および「ファイバ チャネル ゲートウェイと SRP の冗長性」を参照してください。

Cisco SFS 3012R サーバ スイッチの冗長性

ここでは、Cisco SFS 3012R サーバ スイッチの冗長性について説明します。内容は次のとおりです。

「電源装置の冗長性」

「ブロワーの冗長性」

「コントローラ モジュールの冗長性」

「InfiniBand スイッチ モジュールの冗長性」

「イーサネット ゲートウェイの冗長性およびファイバ チャネル ゲートウェイの冗長性」

「ファブリックの冗長性」

Cisco SFS 3012R サーバ スイッチの詳細については、『 Cisco SFS 3012R Multifabric Server Switch Hardware Installation Guide 』を参照してください。

電源装置の冗長性

ここでは、Cisco SFS 3012R サーバ スイッチの電源装置の冗長性について説明します。

Cisco SFS 3012R サーバ スイッチは、デュアル電源装置の冗長性に対応しています(図4-3を参照)。一方の電源装置が故障すると、ただちにもう一方の電源装置が制御を代行します。冗長電源装置は、ホットスワップにも対応しています。Cisco SFS 3012R サーバ スイッチに電源装置が 1 台しか搭載されていない場合、シャーシの動作中に、電源装置をもう 1 台追加できます。電源装置が 2 台搭載されている場合、シャーシの電源を入れたままで、1 台の電源装置を取り外すことができます。電源装置は、active-active です。

図4-3 Cisco SFS 3012R サーバ スイッチの電源装置とブロワー モジュール

 

ブロワーの冗長性

ここでは、Cisco SFS 3012R サーバ スイッチのブロワー モジュールの冗長性について説明します。

Cisco SFS 3012R サーバ スイッチの 2 台のホットスワップ可能なブロワー モジュールにより、シャーシ内の温度が一定に保たれます。各モジュールにブロワーが 2 台ずつ搭載されているため、フル装備のシステムでは、4 台のブロワーが動作可能となります(図4-3を参照)。連続動作のためには、少なくとも 3 台のブロワーが動作可能でなければなりません。ブロワー モジュールの交換の際、Cisco SFS 3012R サーバ スイッチの電源を切断する必要はありません。Cisco SFS 3012R サーバ スイッチが動作している状態で交換する場合、ブロワーを 3 分以上、空の状態にしないでください。

コントローラ モジュールの冗長性

ここでは、Cisco SFS 3012R サーバ スイッチのコントローラ モジュールの冗長性について説明します。

コントローラ モジュールは Cisco SFS 3012R サーバ スイッチを管理し、Cisco SFS 3012R サーバ スイッチのイーサネット アクセスおよびシリアル コンソール ポート アクセスを可能にします。Cisco SFS 3012R サーバ スイッチには、2 つのコントローラ モジュールが搭載されています。図4-4に、Cisco SFS 3012R サーバ スイッチのコントローラ モジュールとそのスロット番号を示します。

図4-4 Cisco SFS 3012R サーバ スイッチのコントローラ モジュール側

 

 

1

スロット 1 ― デフォルトのマスター コントローラ モジュール

14

スロット 14 ― デフォルトのスタンバイ コントローラ モジュール

2-13

スロット 2 ~ 13 ― ゲートウェイ スロット

15-16

スロット 15、16 ― IB スイッチ

Cisco SFS 3012R サーバ スイッチには、冗長性のための、1 つのアクティブ コントローラと 1 つのアクティブ スタンバイ コントローラが搭載されています。起動中に、スロット 1 のコントローラが、マスター(アクティブ)コントローラになります。スロット 14 のコントローラは、スタンバイ コントローラになります。マスター コントローラの故障時、またはリブート時、自動的にスタンバイ コントローラが新しいマスターとなります。フェールオーバーが発生すると、IB スイッチ モジュール、ファイバ チャネル ゲートウェイ、イーサネット ゲートウェイなどのすべての I/O モジュールがリブートされます。ソフトウェアのアップグレードおよびインストレーション プロセスでは、マスター コントローラとスタンバイ コントローラの両方が同時にアップグレードされます。それぞれのコントローラ モジュール上では、Subnet Manager が動作します。Subnet Manager では、単一の Cisco SFS 3012R サーバ スイッチまたは冗長 Cisco SFS 3012R サーバ スイッチを管理できます。Subnet Manager の詳細については、「Cisco SFS 3504 および Cisco SFS 3000 シリーズ サーバ スイッチの冗長性」を参照してください。

InfiniBand スイッチ モジュールの冗長性

ここでは、Cisco SFS 3012R サーバ スイッチの IB スイッチ モジュールの冗長性について説明します。

IB スイッチ モジュールは、Cisco SFS 3012R サーバ スイッチを、IB 接続ホストや IB ネットワーク内のその他のスイッチに接続します。Cisco SFS 3012R サーバ スイッチは、スロット 15 および 16 の、1 つまたは 2 つの IB スイッチ モジュールをサポートします。


) 現在のソフトウェア リリースでは、動作可能な CPU を備えた IB スイッチ カードを、スロット 16 に搭載したままにしておく必要があります(図4-4を参照)。


IB スイッチ カードは冗長に対応していません。ただし、スイッチに接続し、ポート 1、3、5 などの代替ポートを使用することにより、ホストからの冗長 IB リンクをセットアップすることができます。これは、カード内のマルチ IC スイッチ全体の接続が対象となります。

イーサネット ゲートウェイの冗長性およびファイバ チャネル ゲートウェイの冗長性

ここでは、Cisco SFS 3012R サーバ スイッチのイーサネット ゲートウェイとファイバ チャネル ゲートウェイの冗長性について説明します。

イーサネット ゲートウェイとファイバ チャネル ゲートウェイは、Cisco SFS 3012R サーバ スイッチと、IP および ファイバ チャネル ネットワークを接続します。ゲートウェイには、IB スイッチへの IB 接続部が付いています。

Cisco SFS 3012R サーバ スイッチに関連するイーサネット ゲートウェイとファイバ チャネル ゲートウェイの冗長性については、「イーサネット ゲートウェイと IPoIB の冗長性」および「ファイバ チャネル ゲートウェイと SRP の冗長性」を参照してください。

ファブリックの冗長性

ここでは、Cisco SFS 3012R サーバ スイッチのファブリックの冗長性について説明します。

Cisco SFS 3012R サーバ スイッチは、シングル シャーシ内のさまざまな冗長の形態に対応するよう設計されています。データ パス内のすべてのコンポーネントをデュアル接続することができます。2 ポート HCA を備えたサーバを、Cisco SFS 3012R サーバ スイッチ上の 2 つの IB スイッチ モジュールにデュアル接続することができます。ゲートウェイをデュアル スイッチ モジュールにデュアル接続することもできます。また、ゲートウェイ モジュールは、対でイーサネット ネットワークまたはファイバ チャネル ネットワークにデュアル接続されます。中央集中型ロード バランシング、ポート アグリゲーションのほか、イーサネットおよびファイバ チャネル アップリンク接続のトランキングとロード バランシングが可能で、障害時に Cisco SFS 3012R サーバ スイッチの再ルーティングも可能です。独立して取り外せるコンポーネントは、ホットスワップ可能です。

図4-5に、Cisco SFS 3012R サーバ スイッチの内部アーキテクチャを示します。点線内部のコンポーネントは、Cisco SFS 3012R サーバ スイッチのシャーシ内に設置されます。

図4-5 Cisco SFS 3012R サーバ スイッチの冗長性システム アーキテクチャ

 

 

Cisco SFS 3001 サーバ スイッチの冗長性

ここでは、Cisco SFS 3001 サーバ スイッチの冗長性について説明します。内容は次のとおりです。

「電源装置モジュールの冗長性」

「ファンの冗長性」

「ファブリックの冗長性」

Cisco SFS 3001 サーバ スイッチの詳細については、『 Cisco SFS 3001 Multifabric Server Switch Hardware Guide 』を参照してください。

電源装置モジュールの冗長性

ここでは、Cisco SFS 3001 サーバ スイッチの電源装置モジュールの冗長性について説明します。

Cisco SFS 3001 サーバ スイッチには、1:1 冗長のための 2 台の電源装置が装備されています(図4-6を参照)。一方の電源装置モジュールが故障すると、ただちにもう一方の電源装置が制御を代行します。電源装置モジュールはホットスワップ可能で、電源を切断する必要はありません。電源装置は、active-active です。

図4-6 Cisco SFS 3001 サーバ スイッチ ― 正面図(ベゼルを外した状態)

 

ファンの冗長性

ここでは、Cisco SFS 3001 サーバ スイッチのファンの冗長性について説明します。

1 台の Cisco SFS 3001 サーバ スイッチで、ファンの冗長性を実現します。Cisco SFS 3001 サーバ スイッチには、3 つの独立したファンの付いた ファン トレイ モジュールが搭載されています(図4-6を参照)。ファン トレイ モジュールのファンは、1:N 冗長に対応しています。システムを冷却して動作可能な状態に維持するには、ファン モジュールの 3 つのファンのうちの 2 つが必要です。


) システムの動作中に 2 つ以上のファンが故障した場合、またはファン トレイをホットスワップする場合、ファンを取り外してから 3 分以内に新しいファンを取り付ける必要があります。


ファブリックの冗長性

ここでは、Cisco SFS 3001 サーバ スイッチのファブリックの冗長性について説明します。

Cisco SFS 3001 サーバ スイッチは、デュアル シャーシ冗長構成として配置することができます(図4-7を参照)。

図4-7 デュアル シャーシ冗長構成の Cisco SFS 3001 サーバ スイッチ

 

冗長性のため、IB HCA を Cisco SFS 3001 サーバ スイッチの冗長ペアにデュアル接続することができます。複数の Cisco SFS 3001 サーバ スイッチが搭載された IB ファブリックでは、スイッチで障害が発生した場合に新しいマスターを割り当てるタスクは、Subnet Manager によって管理されます。Subnet Manager の詳細については、「Subnet Manager の冗長性」を参照してください。