Cisco Nexus 9508 スイッチの設置場所の準備およびハードウェア設置ガイド
シャーシの設置
シャーシの設置
発行日;2014/01/20   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

シャーシの設置

この章は、次の項で構成されています。

ラックまたはキャビネットの設置

スイッチの設置前に、ラックおよびキャビネットの要件に記載された要件を満たす、標準的な 4 支柱 19 インチ(48.3 cm)EIA データセンター ラック(またはこのようなラックを含むキャビネット)を設置する必要があります。


    ステップ 1   床にラックをボルトで固定してからシャーシを載せます。
    警告   

    安定性に注意してください。 ラックの安定装置をかけるか、ラックを床にボルトで固定してから、保守のために装置を取り外す必要があります。 ラックを安定させないと、転倒することがあります。 ステートメント 1048

    ステップ 2   接合された構造を持つラックの場合は、アースに接続します。 この処置により、スイッチおよびコンポーネントを容易にアースでき、取り付けの際にアースされていないコンポーネントを扱うときに静電破壊の防止するために、静電放電(ESD)リスト ストラップを簡単にアースできます。
    ステップ 3   ラックにある電源装置にアクセスする必要がある場合は、設置するスイッチで必要なアンペア数の AC 電源コンセントを含めます。 アンペア数など回路の要件については、ラックおよびキャビネットの要件を参照してください。
    警告   

    装置を電気回路に接続するときに、配線が過負荷にならないように注意してください。 ステートメント 1018

    (注)     

    複合電源モードまたは電源装置の冗長性モードを使用している場合、必要な電源は 1 つだけです。 入力電源の冗長性モードを使用している場合は、電源が 2 つ必要です。


    新しいスイッチの開梱と検査

    新しいシャーシを設置する前に開梱して検査し、注文したすべての品目が揃っていることと、輸送中にスイッチが損傷していないことを確認します。


    注意    


    シャーシまたはそのコンポーネントを取り扱うときには、常に静電気防止手順に従って静電破壊を防止してください。 この手順には、静電気防止用リスト ストラップを着用してアースに接続する作業が含まれますが、これに限定されません。



    ヒント


    スイッチを取り出したあと、梱包用の箱は廃棄しないでください。 輸送用カートンを折りたたみ、システムに使用されていたパレットとともに保管してください。 今後システムを移動するか輸送する必要がある場合、このコンテナが必要になります。


    はじめる前に

    出荷物に注文品がすべて揃っているかどうかを確認できるように、スイッチの注文のコピーを探します。


      ステップ 1   カスタマー サービス担当者から提供された機器リストと、梱包品の内容を照合します。注文したすべての品目が揃っていることを確認してください。 梱包品には次のボックスが含まれます。
      • 次のコンポーネントが取り付けられたシステム シャーシ
        • 1 または 2 個のスーパーバイザ モジュール(N7K-SUP-A)
        • 2 個のシステム コントローラ(N9K-SC-A)
        • 次のタイプの 1~8 個の I/O モジュール:
          • 48 ポート 1/10 Gbps BASE-T および 4 ポート QSFP+(N9K-X9564TX)
          • 48 ポート 1/10 Gbps SFP+ および 4 ポート QSFP+(N9K-X9564PX)
          • 36 ポート 40 Gbps QSFP+ アグリゲーション(N9K-X9636PQ)
        • 3 または 6 個のファブリック モジュール(N9K-C9508-FM)
        • 3 個のファン トレイ(N9K-C9508-FAN)
        • 1 ~ 6 個の電源装置(N9K-PAC-3000W-B)
      • スイッチのアクセサリ キット このキットの内容物のリストについては、アクセサリ キットの内容を参照してください。
      ステップ 2   それぞれの箱の内容に損傷がないこと確認します。
      ステップ 3   不一致または損傷がある場合は、次の情報をカスタマー サービス担当者に電子メールで送信します。
      • 発送元の請求書番号(梱包明細を参照)
      • 欠落または破損している装置のモデル番号およびシリアル番号
      • 問題の説明、およびその問題がどのように設置に影響するか

      下部支持レールの取り付け

      下部支持レールは、ラックまたはキャビネットのスイッチ シャーシの重量を支えます。 ラックを安定させるためには、ラック ユニット(RU)の最下部にこのレールを取り付ける必要があります。


      警告


      ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。 安全を確保するために、次のガイドラインを守ってください。

      • ラックに設置する装置が 1 台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。
      • ラックに複数の装置を設置する場合は、最も重い装置を一番下に設置して、下から順番に取り付けます。
      • ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックに装置を設置したり、ラック内の装置を保守したりしてください。

      ステートメント 1006


      はじめる前に

      シャーシの下部支持レールを取り付ける前に、次の作業を実行してください。

      • 4 支柱ラックまたはキャビネットがコンクリート床に設置され固定されていることを確認します(4 支柱ラックの設置とコンクリート床への固定を参照)。
      • 他のデバイスがラックまたはキャビネットに格納されている場合は、スイッチを設置しようとしている場所よりも下に設置されていることを確認します。 また、同じラック内の軽いデバイスは、このスイッチを設置する場所よりも上にあることを確認します。
      • 下部支持レール キットはがスイッチのアクセサリ キットに入っていることを確認します(シャーシ梱包の開梱および内容物と損傷の検査を参照)。

        ステップ 1   調整可能な 2 本の下部支持レールの 1 本をラックまたはキャビネットで使用可能な一番下の RU に配置し、ラックの前後にある垂直取り付けレールの外側の端まで届くように各レールの長さを調整します。 シャーシを取り付けるレールの上に、少なくとも 13 RU(22.75 インチ(57.8 cm))の垂直方向のスペースがあることを確認してください(次の図を参照)。

        取り付けブラケット間のスペースが 24 ~ 32 インチ(61.0 ~ 81.3 cm)になるように、レールを広げることができます。

        図 1. 下部支持レールの配置

        1

        ラックの一番下の RU に 2 本の下部支持レールを配置します。

        2

        シャーシごとに少なくとも 13 RU(22.7(57.8 cm))を確保します。

        ステップ 2   レールの各端用の少なくとも 3 個(可能な場合は 4 個)の M6 x 19 mm または 12-24 x 3/4 インチのネジに、プラス トルク ドライバを使用してレールの下部支持レールをラックまたはキャビネットに接続し(次の図に示すように、レールに対して合計 6 本から 8 本のネジを使用)、40 インチポンド(4.5 Nm)のトルクまで各ネジを締めます。
        図 2. 下部支持レールのラックへの取り付け

        1

        調整可能な下部支持レール(2)

        2

        M6 x 19 mm(または 12-24 x 3/4 インチ)プラス ネジ(レールごとに少なくとも 6 個)

        (注)     

        各下部支持レールの両端に少なくとも 3 本のネジを使用します。

        ステップ 3   ラックにもう 1 本の下部支持レールを取り付けるために、ステップ 1 および 2 を繰り返して行ってください。
        (注)     

        2 本の下部支持レールが同じ高さであることを確認します。 高さが異なる場合は、高いほうのレールを低いほうの高さに合わせます。


        次の作業

        下部支持レールを最も低い RU に取り付け、水平になっていれば、これで、ラックまたはキャビネットにシャーシを取り付けることができます。

        ラックまたはキャビネットへのシャーシの取り付け

        はじめる前に
        • 配達されたシャーシに漏れがなく、損傷がないことを確認します(シャーシ梱包の開梱および内容物と損傷の検査を参照)。
        • 4 支柱ラックまたはキャビネットがコンクリート床に設置され、固定されていることを確認します(参照ラックまたはキャビネットの設置)。

          (注)  


          安定性に注意してください。 ラックの安定装置をかけるか、ラックを床にボルトで固定してから、保守のために装置を取り外す必要があります。 ラックを安定させないと、転倒することがあります。 ステートメント 1048


        • 下部支持レールがラックまたはキャビネットで使用可能な最も下の RU に取り付けられ、シャーシを設置するレールの上に 13 RU(22.7 インチ(57.8 cm))の空きスペースがあることを確認します。
        • 他のデバイスがラックに取り付けられている場合は、シャーシを設置しようとする場所の下に、このシャーシより重いデバイスが取り付けられ、シャーシを設置しようとする場所の上に、このシャーシより軽いデバイスが取り付けられていることを確認します。
        • シャーシを設置する場所でデータセンターのアースを利用できることを確認します。
        • 次の工具と部品があることを確認します。
          • シャーシおよび搭載されたモジュールの全重量を持ち上げることができるリフト

            (注)  


            フル装備の場合、シャーシの重量は最大で 395 ポンド(179 kg)になる可能性があります。 電源モジュール、ファン トレイ、およびファブリック モジュールを取り外すことで、シャーシを軽くして移動しやすくすることができます。 シャーシの全重量とリフトの適切な定格重量を判定するには、シャーシ、モジュール、ファン トレイ、および電源モジュールの重量と数量を参照してください。



            注意    


            120 ポンド(55 kg)を超えるスイッチを持ち上げるときは、リフトを使用する必要があります。


          • プラス トルク ドライバ
          • 下部支持レール キット(アクセサリ キットに付属) このキットの一部は、すでに下部支持レールの取り付けに使用しています。 シャーシをラックに取り付けるために、12 本の 12-24 x 3/4 インチまたは M6 x 19 mm プラス ネジも必要です。

        (注)  


        また、ラックにシャーシを押し込むときに、シャーシを押すために少なくとも 2 人、シャーシを正しい位置に支えるために 1 人の作業員が必要です。



        (注)  


        ラックへのユニットの設置や、ラック内のユニットの保守作業を行う場合は、負傷事故を防ぐため、システムが安定した状態で置かれていることを十分に確認してください。 安全を確保するために、次のガイドラインを守ってください。

        • ラックに設置する装置が 1 台だけの場合は、ラックの一番下に取り付けます。
        • ラックに複数の装置を設置する場合は、最も重い装置を一番下に設置して、下から順番に取り付けます。
        • ラックにスタビライザが付いている場合は、スタビライザを取り付けてから、ラックに装置を設置したり、ラック内の装置を保守したりしてください。

        ステートメント 1006



          ステップ 1   移動のためにシャーシをできるだけ軽くする必要がある場合は、次のモジュールを取り外し、コネクタが損傷しない場所に置きます。
          • 電源モジュール:電源モジュールごとに、イジェクト レバーを押したままにし、電源モジュールの前面にあるハンドルを使用して電源モジュールをシャーシから引き抜きます。
          • ファン トレイ:4 本の非脱落型ネジを緩め、ファン トレイの 2 本のハンドルを使用してシャーシからファン トレイを引き出します。
          • ファブリック モジュール:ファブリック モジュールごとに、顔をモジュールから少なくとも 12 インチ(30 cm)離したままで、前面にある両方のイジェクト ボタンを押し、両方のレバーをモジュールの前面から離すように回してから、レバーを使用してモジュールをシャーシから引き出します。
          ステップ 2   シャーシをリフトに載せる手順は次のとおりです。
          1. シャーシを載せた輸送用パレットの横にリフトを配置します。
          2. シャーシの最下部(またはシャーシ最下部の下 1/4 インチ [0.635 cm] 以内)の高さにリフトを上げます。
          3. シャーシをリフトに完全に載せてシャーシ側面がリフトの垂直レールに触れるか近づけるには、最低 2 人が必要となります。 シャーシの前面および背面に障害物がなく、シャーシをラックに簡単に押し出せることを確認してください。
          (注)     

          けがまたはシャーシの破損を防ぐために、モジュール(電源装置、ファン、またはカードなど)のハンドルを持ってシャーシを持ち上げたり、傾けたりすることは絶対にしないでください。これらのハンドルは、シャーシの重さを支えるようには設計されていません。 ステートメント 1032

          (注)     

          シャーシを持ち上げるには、リフトを使用します。 シャーシの側面のハンドルを使用しないでください(ハンドルは 200 ポンド(91 kg)を超える持ち上げに対応していません)。 側面のハンドルは、リフトまたはラックかキャビネットにシャーシを載せたあとで、シャーシの位置を調整するために使用します。

          ステップ 3   リフトを使用して移動し、4 支柱ラックまたはキャビネットの前面にシャーシの背面を合せます。

          下部支持レールまたはブラケットの上 1/4 インチ(0.6 cm)以内の高さに、シャーシの下部を持ち上げます。

          ステップ 4   シャーシを、ラックまたはキャビネットに途中まで押し込みます。

          シャーシを下部支持レールに押し込むために少なくとも 2 人、シャーシが両レールの中央を通るように支えるために 1 人の作業員が必要です。 シャーシの背面が先にラックに入るように前面の下半分を押し、シャーシをラックに途中まで押し込みます(次の図を参照)。 シャーシが下部支持レールのいずれの拡張エッジにも引っかからないことを確認します。

          図 3. ラックまたはキャビネットへのシャーシの移動

          1

          シャーシ前面の下半分の両側を押す

          3

          ラックの垂直取り付けレール。

          2

          シャーシ取り付けブラケット

             
          ヒント   

          下部支持レールのシャーシの位置を調整するときは、シャーシのハンドルを使用できます(次の図の 1 を参照)。

          ステップ 5   リフトが下部支持レールより高く上がっている場合は、レールと水平になるか、レールの下 1/4 インチ(0.6 cm)以内になるまでゆっくり下げます。

          この処置は、シャーシの下部がレールの拡張エッジに引っかからないようにするために役立ちます。

          ステップ 6   シャーシの垂直取り付けブラケットがラックの垂直取り付けレールに触れるまで、シャーシをラックに完全に押し込みます。
          ステップ 7   6 本の M6 x 19 mm または 24 x 3/4 インチ ネジを使用して、シャーシの 2 個の垂直取り付けブラケットをそれぞれ、ラックの 2 本の垂直取り付けレールに取り付けます(合計 12 本のネジ)。 次の図の 2 を参照してください。
          図 4. ラックへのシャーシの取り付け

          1

          シャーシの位置を調整するハンドル

          2

          6 本の M6 x 19 mm または 10-24 x 3/4 インチ プラス ネジを使用して、両側のブラケットを前面取り付けレールに取り付けます(合計で 12 本のネジを使用)


          次の作業

          シャーシをラックに固定したら、データセンター アースにシャーシを接続できます。

          スイッチ シャーシのアース

          次の方法でシャーシおよび電源モジュールをアースに接続した時点で、スイッチは完全にアースされます。

          • シャーシは、完全接合されてアースされたラックか、データセンター アースに接続します。

            (注)  


            スイッチのアースにより、さらに、EMI シールド要件のアースおよびモジュールの低電圧電源(DC-DC コンバータ)のアースも提供されます。 このアース システムは、AC 電源ケーブルがシステムに接続されていなくても有効です。


          • AC 電源に AC 電源モジュールを接続すると AC 電源モジュールが自動的にアースに接続されます。
          はじめる前に

          シャーシをアースする前に、データセンター ビルディングのアースに接続できるようになっている必要があります。 データセンターのアースに接続している接合ラック(詳細についてはラック メーカーのマニュアルを参照)にスイッチ シャーシを設置した場合は、アース パッドをラックに接続してシャーシをアースできます。 接合ラックを使用していない場合は、シャーシのアース パッドをデータセンターのアースに直接接続する必要があります。

          データセンター アースにスイッチ シャーシを接続するには、次の工具と部品が必要です。

          • アース ラグ:最大 6 AWG 線をサポートする、2 穴の標準的バレル ラグ。 このラグはアクセサリ キットに付属しています。
          • アース用ネジ:M4 x 8 mm(メトリック)なべネジ× 2。 これらのネジはアクセサリ キットに付属しています。
          • アース線:アクセサリ キットに付属していません。 アース線のサイズは、地域および国内の設置要件を満たす必要があります。 米国で設置する場合は、電源とシステムに応じて、6 ~ 12 AWG の銅の導体が必要です。 6 ~ 12 AWG の銅の導体が必要です。 一般に入手可能な 6 AWG 線の使用を推奨します。 アース線の長さは、スイッチとアース設備の間の距離によって決まります。
          • No.1 プラス トルク ドライバ
          • アース線をアース ラグに取り付ける圧着工具。
          • アース線の絶縁体をはがすワイヤ ストリッパ。

            ステップ 1   ワイヤ ストリッパを使用して、アース線の端から 0.75 インチ(19 mm)ほど、被膜をはがします。

            ステップ 2   次の図に示すように、アース線の被覆をはぎとった端をアース ラグの開口端に挿入します。

            図 5. アース ラグへのアース線の挿入



            1

            米国国家認定試験機関(NRTL)にリストされている 45 度のアース ラグ

            2

            終端から 0.75 インチ(19 mm)の絶縁体を取り除いたアース ケーブル

            ステップ 3   圧着工具を使用し、アース線をアース ラグに圧着します。 アース線をアース ラグから引っ張り出そうとしてみて、アース線がアース ラグにしっかりと接続されていることを確認します。

            ステップ 4   2 本の M4 ネジを使用してアース線のラグをアース パッドに取り付け、トルクが 11.5 ~ 15 インチポンド(1.3 ~ 1.7 Nm)になるまでネジを締めます。

            次の図は、ファン トレイの右側にあるシャーシの背面のアース パッドの位置を示します。



            1

            アース パッド

               
            ステップ 5   アース線の反対側の端を処理し、設置場所の適切なアースに接続して、スイッチに十分なアースが確保されるようにします。 ラックが完全に接合されてアースされている場合は、ラックのベンダーが提供するマニュアルで説明されているようにアース線を接続します。