Cisco Nexus 9000 シリーズ NX-OS システム管理コンフィギュレーション ガイド リリース 6.x
ソフトウェア メンテナンス アップグレードの実行
ソフトウェア メンテナンス アップグレードの実行

ソフトウェア メンテナンス アップグレードの実行

この章では、Cisco NX-OS デバイスでソフトウェア メンテナンス アップグレード(SMU)を実行する方法について説明します。

この章は、次の項で構成されています。

SMU について

ソフトウェア メンテナンス アップグレード(SMU)は、特定の障害の修正を含むパッケージ ファイルです。 SMU は、直近の問題に対処するために作成され、新しい機能は含まれていません。 通常、SMU がデバイスの動作に大きな影響を及ぼすことはありません。 SMU のバージョンは、アップグレードするパッケージのメジャー、マイナー、およびメンテナンス バージョンに同期されます。

SMU の影響は次のタイプによって異なります。

  • プロセスの再起動 SMU:アクティベーション時にプロセスまたはプロセスのグループの再起動を引き起こします。
  • リロード SMU:スーパーバイザおよびライン カードのパラレル リロードを引き起こします。

SMU は、メンテナンス リリースの代わりになるものではありません。 直近の問題に対する迅速な解決策を提供します。 SMU で修正された障害は、メンテナンス リリースにすべて統合されます。

デバイスを新しい機能やメンテナンス リリースにアップグレードする詳細については、『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Software Upgrade and Downgrade Guide』を参照してください。


(注)  


SMU をアクティブにすると、以前の SMU、または SMU が適用されるパッケージが自動的に非アクティブ化されることはありません。

パッケージ管理

デバイスでの SMU パッケージの追加およびアクティブ化の一般的な手順は次のとおりです。

  1. パッケージ ファイルをローカル ストレージ デバイスまたはファイル サーバにコピーします。
  2. install add コマンドを使用してデバイス上でパッケージを追加します。
  3. install activate コマンドを使用して、デバイス上でパッケージをアクティブ化します。
  4. install commit コマンドを使用して、現在のパッケージのセットをコミットします。
  5. (任意)必要に応じて、パッケージを非アクティブ化して削除します。

次の図は、パッケージの管理プロセスの主要な手順について説明します。

図 1. SMU パッケージを追加、アクティブ化およびコミットするプロセス



パッケージのアクティブ化と非アクティブ化の影響

SMU パッケージのアクティブ化または非アクティブ化は、システムにすぐさま影響を与える可能性があります。 システムは次のように影響を受ける場合があります。

  • 新しいプロセスが開始する場合があります。
  • 実行しているプロセスが停止または再起動する場合があります。
  • ライン カードのすべてのプロセスが再起動する場合があります。 ライン カードのプロセスの再起動は、ソフト リセットと同等です。
  • ライン カードがリロードする場合があります。
  • ライン カードのプロセスは影響を受けない場合があります。

(注)  


必要に応じて、改訂されたコンフィギュレーションおよびコンフィギュレーションの再適用によって起こる問題に対処する必要があります。

ヒント


パッケージをアクティブ化する際に test オプションを使用すると、稼働中のシステムに影響を与えることなく、コマンドの効果をテストすることができます。 アクティブ化プロセスが完了したら、show install log コマンドを入力してプロセスの結果を表示します。

SMU の前提条件

アクティブ化または非アクティブ化するパッケージでは、これらの前提条件が満たされている必要があります。

  • 適切なタスク ID を含むタスク グループに関連付けられているユーザ グループに属している必要があります。 ユーザ グループの割り当てが原因でコマンドを使用できないと考えられる場合、AAA 管理者に連絡してください。
  • すべてのライン カードが取り付けられ、正常に動作していることを確認します。 たとえば、ライン カードのブート中、ライン カードのアップグレード中または交換中、または自動スイッチオーバー アクティビティが予想される場合は、パッケージのアクティブ化や非アクティブ化はできません。

SMU の注意事項と制約事項

SMU に関する注意事項および制約事項は次のとおりです。

  • パッケージによっては、他のパッケージのアクティブ化または非アクティブ化が必要です。 SMU に相互に依存関係がある場合は、前の SMU をまずアクティブにしないとそれらをアクティブ化できません。
  • アクティブ化するパッケージは、現在のアクティブなソフトウェアのセットと互換性がある必要があります。
  • 1 つのコマンドで複数の SMU をアクティブにできません。
  • パッケージの互換性が確認できた場合に限り、アクティブ化が実行されます。 競合がある場合は、エラー メッセージが表示されます。
  • ソフトウェア パッケージをアクティブ化する間、その他の要求はすべての影響のあるノードで実行できません。 これと同様のメッセージが表示されると、パッケージのアクティブ化は完了します。
    Install operation 1 completed successfully at Thu Jan 9 01:19:24 2014
  • 各 CLI インストール要求には要求 ID が割り当てられます。これは後でイベントを確認するのに使用できます。

ソフトウェア メンテナンス アップグレードの実行

パッケージ インストールの準備

SMU パッケージのインストールの準備に関する情報を収集するには、複数の show コマンドを使用する必要があります。

はじめる前に

ソフトウェアの変更が必要かどうかを確認します。

使用中のシステムで新しいパッケージがサポートされていることを確認する。 ソフトウェア パッケージによっては、他のパッケージまたはパッケージ バージョンをアクティブにする必要があり、特定のライン カードのみをサポートするパッケージもあります。

そのリリースに関連する重要な情報についてリリース ノートを確認し、そのパッケージとデバイス設定の互換性の有無を判断する。

システムの動作が安定していて、ソフトウェアの変更に対応できることを確認する。

手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1show install active


    例:
    switch# show install active
     

    デバイス上のアクティブなソフトウェアを表示します。 デバイスに追加する必要があるソフトウェアを決定するため、またインストール操作完了後にアクティブなソフトウェアのレポートと比較するために、このコマンドを使用します。

     
    ステップ 2show module


    例:
    switch# show module
     

    すべてのモジュールが安定状態であることを確認します。

     
    ステップ 3show clock


    例:
    switch# show clock
     

    システム クロックが正しいことを確認します。 ソフトウェア操作は、デバイス クロックの時刻に基づいて証明書を使用します。

     

    次に、システム全体のアクティブなパッケージを表示する例を示します。 この情報を使用して、ソフトウェアの変更が必要かどうかを判断します。

    switch# show install active
    Active Packages:
    Active Packages on Module #3:
     
    Active Packages on Module #6:
     
    Active Packages on Module #7:
    Active Packages on Module #22:
     
    Active Packages on Module #30:
    
    

    次に、現在のシステム クロックの設定を表示する例を示します。

    switch# show clock
    02:14:51.474 PST Wed Jan 04 2014
    
    

    Cisco.com からの SMU パッケージ ファイルのダウンロード

    SMU パッケージ ファイルをダウンロードするには、次の手順に従ってください。

    手順
      ステップ 1   Cisco.com にログインします。
      ステップ 2   次の URL から Download Software ページに移動します。http:/​/​software.cisco.com/​download/​navigator.html
      ステップ 3   [Select a Product] リストから、[Switches] > [Data Center Switches] > [Cisco Nexus 9000 Series Switches] > [model] を選択します。
      ステップ 4   デバイスに適した SMU ファイルを選択し、[Download] をクリックします。

      ローカル ストレージ デバイスまたはネットワーク サーバへのパッケージ ファイルのコピー

      デバイスがアクセスできるローカル ストレージ デバイスまたはネットワーク ファイル サーバに SMU パッケージ ファイルをコピーする必要があります。 この作業が完了したら、パッケージをデバイスに追加しアクティブにできます。

      デバイスにパッケージ ファイルを保存する必要がある場合は、ハード ディスクにファイルを保存することを推奨します。 ブート デバイスは、パッケージを追加しアクティブするローカル ディスクです。 デフォルトのブート デバイスは bootflash: です。


      ヒント


      ローカル ストレージ デバイスにパッケージ ファイルをコピーする前に、dir コマンドを使用して、必要なパッケージ ファイルがデバイスに存在するかどうかを確認します。

      SMU パッケージ ファイルがリモート TFTP、FTP、または SFTP サーバにある場合、ローカル ストレージ デバイスにファイルをコピーできます。 ファイルがローカル ストレージ デバイスに置かれた後、パッケージをそのストレージ デバイスからデバイスに追加しアクティブにできます。 次のサーバ プロトコルがサポートされます。

      • TFTP:ネットワークを介して、あるコンピュータから別のコンピュータへファイルを転送できるようにします。通常は、クライアント認証(たとえば、ユーザ名およびパスワード)を使用しません。 これは FTP の簡易版です。

        (注)  


        パッケージ ファイルによっては、大きさが 32 MB を超える場合もありますが、一部のベンダーにより提供される TFTP サービスではこの大きさのファイルがサポートされていない場合があります。 32 MB を超えるファイルをサポートする TFTP サーバにアクセスできない場合は、FTP を使用してファイルをダウンロードします。
      • ファイル転送プロトコル:FTP は TCP/IP プロトコル スタックの一部であり、ユーザ名とパスワードが必要です。
      • SSH ファイル転送プロトコル:SFTP は、セキュリティ パッケージの SSHv2 機能の一部で、セキュアなファイル転送を提供します。 詳細については、『Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Security Configuration Guide』を参照してください。

      (注)  


      お使いのネットワーク サーバの場所と可用性については、システム管理者に問い合わせてください。

      ファイル転送プロトコルを使用してサーバからデバイスに SMU パッケージ ファイルをコピーするには、次の表のコマンドを使用します。

      表 1 SMU パッケージ ファイルをデバイスにコピーするためのコマンド

      コマンド

      目的

      copy tftp://hostname-or-ipaddress/directory-path/filename bootflash:

      switch# copy tftp://10.1.1.1/images/
      n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin bootflash:
      

      TFTP サーバから bootflash: にパッケージ ファイルをコピーします。

      • hostname-or-ipaddress:ネットワーク ファイル サーバのホスト名または IP アドレス。
      • directory-path:追加されるパッケージ ファイルに導くネットワーク ファイルのサーバ パス。
      • filename:追加するパッケージ ファイルの名前。

      copy ftp://username:password@hostname-or-ipaddress/directory-path/filename bootflash:

      switch# copy ftp://john:secret@10.1.1.1/images/
      n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin bootflash:
      

      FTP サーバから bootflash: にパッケージ ファイルをコピーします。

      • username:パッケージ ファイルを保存するディレクトリへのアクセス権を持つユーザのユーザ名。
      • password:パッケージ ファイルを保存するディレクトリへのアクセス権を持つユーザのユーザ名に関連付けられたパスワード。 パスワードを指定しないと、ネットワーキング デバイスは、anonymous FTP を受け入れます。
      • hostname-or-ipaddress:ネットワーク ファイル サーバのホスト名または IP アドレス。
      • directory-path:追加されるパッケージ ファイルに導くネットワーク ファイルのサーバ パス。 指定されるディレクトリは、ユーザのホーム ディレクトリの下のディレクトリである必要があります。 この例では、ダウンロードされたファイルはユーザ「john」のホーム ディレクトリ内の「images」というサブディレクトリにあります。
        (注)     

        FTP サービスの場合、directory-path username ホーム ディレクトリの相対パスです。 ディレクトリの絶対パスを指定するには、サーバ アドレスの後ろに「/」を追加する必要があります。

      • filename:追加するパッケージ ファイルの名前。

      copy sftp://hostname-or-ipaddress/directory-path/filename bootflash:

      switch# copy
      sftp://10.1.1.1/images/n9000-dk9.6.1.2.I2.1
      .CSCab00001.gbin bootflash:

      SFTP サーバから bootflash: にパッケージ ファイルをコピーします。

      • hostname-or-ipaddress:ネットワーク ファイル サーバのホスト名または IP アドレス。
      • directory-path:追加されるパッケージ ファイルに導くネットワーク ファイルのサーバ パス。
      • filename:追加するパッケージ ファイルの名前。

      SMU パッケージ ファイルをネットワーク ファイル サーバまたはローカル ストレージ デバイスに転送した後に、ファイルを追加しアクティブ化することができます。

      パッケージの追加とアクティブ化

      ローカル ストレージ デバイスまたはリモート TFTP、FTP、SFTP サーバに保存されている SMU パッケージ ファイルをデバイスに追加できます。


      (注)  


      アクティブ化する SMU パッケージは、現在アクティブで動作可能なソフトウェアと互換性がなければなりません。 アクティブ化が試行されると、システムは自動互換性チェックを実行し、パッケージがデバイス上でアクティブなその他のソフトウェアと互換性があることを確認します。 競合がある場合は、エラー メッセージが表示されます。 アクティブ化が実行されるのは、すべての互換性が確認できた場合だけです。

      (注)  


      SMU をアクティブにすると、以前の SMU、または SMU が適用されるパッケージが自動的に非アクティブ化されることはありません。
      はじめる前に

      追加するすべてのパッケージがローカル ストレージ デバイスまたはネットワーク ファイル サーバにあることを確認します。

      パッケージのアクティブ化の前提条件をすべて満たしていることを確認します。

      ローカル ストレージ デバイスまたはネットワーク サーバへのパッケージ ファイルのコピー に記載されている手順を完了します。

      手順
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1 コンソール ポートに接続して、ログインします。  

        コンソール ポートに CLI 管理セッションを確立します。

         
        ステップ 2dir bootflash:
         
        (任意)

        追加可能なパッケージ ファイルを表示します。

        (注)      このプロシージャを使用して追加およびアクティブ化できるのは SMU パッケージ ファイルだけです。
         
        ステップ 3install add filename [activate]


        例:
        switch# install add bootflash:
        n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
        
         

        ローカル ストレージ デバイスまたはネットワーク サーバからパッケージ ソフトウェア ファイルを解凍してブートフラッシュおよびデバイスにインストールされているすべてのアクティブ スーパーバイザおよびスタンバイ スーパーバイザに追加します。

        filename 引数は、次の形式をとることができます。

        • bootflash:filename
        • tftp://hostname-or-ipaddress/directory-path/filename
        • ftp://username:password@ hostname-or-ipaddress/directory-path/filename
        • sftp://hostname-or-ipaddress/directory-path/filename
        • usb1:filename
        • usb2:filename

        正常に追加された後に自動的にパッケージをアクティブにするには、activate キーワードを使用します。

        (注)      SMU パッケージの複数バージョンが、実行コンフィギュレーションに影響を与えずにストレージ デバイスに追加できます。しかし、ライン カードに対してアクティブ化できるのは、1 つのバージョンのパッケージだけです。
         
        ステップ 4show install inactive


        例:
        switch# show install inactive
        
         
        (任意)

        デバイス上の非アクティブなパッケージを表示します。 前述の手順で追加されたパッケージが表示に出ることを確認します。

         
        ステップ 5install activate filename [test]


        例:
        switch# install activate
        n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
        


        例:
        switch# install activate
        n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin test
        WARNING! No changes will occur due to 'test' option
        WARNING! The following is the predicted output for
        this commad
        Install operation 1 completed successfully at
        Thu Jan 9 01:27:56 2014
        


        例:
        switch# install activate
        n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
        Install operation 18 !!WARNING!! This patch will get
        activated only after a reload of the switch. at
        Sun Mar 9 00:42:12 2014
        
         

        デバイスに追加されたパッケージをアクティブにします。 SMU パッケージは、アクティブにされるまで無効のままです。 (install add activate コマンドを使用して、パッケージが前にアクティブにされた場合は、この手順を省略します。)

        (注)     

        パッケージ名の一部を入力してから ? を押すと、 アクティブ化に使用できるすべての候補が表示されます。 候補が 1 つしかない場合に Tab キーを押すと、パッケージ名の残りの部分が自動入力されます。

        ヒント   

        パッケージをアクティブ化する際に test キーワードを使用すると、稼働中のシステムに影響を与えることなく、コマンドの効果をテストすることができます。 アクティブ化プロセスが終了したら、show install log コマンドを入力してプロセスの結果を表示します。

         
        ステップ 6 すべてのパッケージがアクティブ化されるまで手順 5 を繰り返します。  

        必要に応じて他のパッケージもアクティブ化します。

         
        ステップ 7show install active


        例:
        switch# show install active
        
         
        (任意)

        すべてのアクティブなパッケージを表示します。 このコマンドを使用して、正しいパッケージがアクティブであるかどうかを判断します。

         

        アクティブなパッケージ セットのコミット

        SMU パッケージがデバイス上でアクティブになると、それは現在の実行コンフィギュレーションの一部になります。 パッケージのアクティブ化をシステム全体のリロード間で持続させるには、デバイス上でパッケージをコミットする必要があります。


        (注)  


        起動時に、デバイスはコミットされたパッケージ セットをロードします。 現在のアクティブなパッケージがコミットされる前にシステムがリロードされると、以前にコミットされたパッケージ セットが使用されます。


        はじめる前に

        パッケージ セットをコミットする前に、デバイスが正常に動作し、想定どおりにパットを転送していることを検証します。

        パッケージの追加とアクティブ化 に記載されている手順を完了します。

        手順
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1install commit filename


          例:
          switch# install commit n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
          
           

          現在のパッケージのセットをコミットして、デバイスが再起動したときにこれらのパッケージが使用されるようにします。

           
          ステップ 2show install committed


          例:
          switch# show install committed
          
           
          (任意)

          コミットされたパッケージを表示します。

           

          次に、デバイス上でアクティブな SMU パッケージをコミットして、次にコミットされたパッケージを確認する例を示します。

          switch# install commit n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
          Install operation 2 completed successfully at Thu Jan 9 01:20:46 2014
          
          switch# show install committed
          Committed Packages:
          n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin

          パッケージの非アクティブ化と削除

          パッケージを非アクティブ化すると、そのデバイスではアクティブではなくなりますが、パッケージ ファイルはブート ディスクに残ります。 パッケージ ファイルは、後で再アクティブ化できます。また、ディスクから削除もできます。

          Cisco NX-OS ソフトウェアでは、選択されたパッケージ セットを前に保存されたパッケージ セットにロール バックする柔軟性も提供されます。 以前のパッケージ セットの方が現在アクティブなパッケージ セットよりも適切であることがわかった場合は、install deactivate および install commit コマンドを使用して、以前アクティブだったパッケージ セットを再びアクティブにできます。

          はじめる前に

          別のアクティブなパッケージに必要なパッケージを非アクティブ化することはできません。 パッケージを非アクティブ化しようとすると、システムがそのパッケージが他のアクティブなパッケージによって必要とされていないかを自動的にチェックします。 非アクティブ化を実行するのは、すべての互換性が確認できた場合だけです。

          デバイスの実行中のソフトウェアまたはコミットされたソフトウェアの一部であるパッケージは削除できません。

          手順
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1コンソール ポートに接続して、ログインします。  

            コンソール ポートに CLI 管理セッションを確立します。

             
            ステップ 2install deactivate filename


            例:
            switch# install deactivate n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            
             

            デバイスに追加されたパッケージを非アクティブ化し、ライン カードのパッケージ機能をオフにします。

            (注)     

            パッケージ名の一部を入力してから ? を押すと、 非アクティブ化に使用できるすべての候補が表示されます。 候補が 1 つしかない場合に Tab キーを押すと、パッケージ名の残りの部分が自動入力されます。

             
            ステップ 3show install inactive


            例:
            switch# show install inactive
            
             
            (任意)

            デバイス上の非アクティブなパッケージを表示します。

             
            ステップ 4install commit


            例:
            switch# install commit
            
             
            (任意)

            現在のパッケージのセットをコミットして、デバイスが再起動したときにこれらのパッケージが使用されるようにします。

            (注)     

            パッケージを削除できるのは、非アクティブ化操作がコミットされた場合だけです。

             
            ステップ 5install remove {filename | inactive}


            例:
            switch# install remove n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            Proceed with removing n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin? (y/n)? [n] y
            


            例:
            switch# install remove inactive
            Proceed with removing? (y/n)? [n] y
            
             
            (任意)

            非アクティブなパッケージを削除します。

            • 削除できるのは非アクティブなパッケージだけです。
            • パッケージは、デバイスのすべてのライン カードから非アクティブにされた場合にのみ削除できます。
            • パッケージの非アクティブ化はコミットする必要があります。
            • ストレージ デバイスから特定の非アクティブなパッケージを削除するには、install remove コマンドに filename 引数を指定して使用します。
            • システムのすべてのノードから非アクティブなパッケージをすべて削除するには、install remove コマンドと inactive キーワードを使用します。
             

            次に、パッケージを非アクティブ化し、変更内容をコミットし、デバイスから非アクティブなパッケージを削除する例を示します。

            switch# install deactivate n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            Install operation 3 completed successfully at Thu Jan 9 01:20:36 2014
            
            switch# show install inactive
            Inactive Packages:
            n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            
            switch# install commit
            Install operation 4 completed successfully at Thu Jan 9 01:20:46 2014
            
            switch# install remove n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            Proceed with removing n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin? (y/n)? [n] y
            Install operation 5 completed successfully at Thu Jan 9 01:20:57 2014

            インストール ログ情報の表示

            インストール ログは、インストール動作の履歴についての情報を提供します。 インストール動作が実行されるたびに、その動作に対して番号が割り当てられます。

            • show install log コマンドを使用して、インストール動作の成功および失敗の両方について情報を表示します。
            • 引数を指定しない show install log コマンドを使用して、すべてのインストール動作のサマリーを表示します。 ある動作に固有の情報を表示するには、request-id 引数を指定します。 ファイルの変更、リロードできなかったノード、その他プロセスに影響する操作など、特定の操作の詳細を表示するには、detail キーワードを使用します。

            次に、すべてのインストール要求の情報を表示する例を示します。

            switch# show install log
            Thu Jan 9 01:26:09 2014
            Install operation 1 by user 'admin' at Thu Jan 9 01:19:19 2014
            Install add bootflash:n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            Install operation 1 completed successfully at Thu Jan 9 01:19:24 2014
            ----------------------------------------
            Install operation 2 by user 'admin' at Thu Jan 9 01:19:29 2014
            Install activate n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            Install operation 2 completed successfully at Thu Jan 9 01:19:45 2014
            ----------------------------------------
            Install operation 3 by user 'admin' at Thu Jan 9 01:20:05 2014
            Install commit n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            Install operation 3 completed successfully at Thu Jan 9 01:20:08 2014
            ----------------------------------------
            Install operation 4 by user 'admin' at Thu Jan 9 01:20:21 2014
            Install deactivate n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            Install operation 4 completed successfully at Thu Jan 9 01:20:36 2014
            ----------------------------------------
            Install operation 5 by user 'admin' at Thu Jan 9 01:20:43 2014
            Install commit n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            Install operation 5 completed successfully at Thu Jan 9 01:20:46 2014
            ----------------------------------------
            Install operation 6 by user 'admin' at Thu Jan 9 01:20:55 2014
            Install remove n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            Install operation 6 completed successfully at Thu Jan 9 01:20:57 2014
            ----------------------------------------
            Install operation 7 by user 'admin' at Thu Jan 9 01:21:07 2014
            Install remove
            Install operation 7 completed successfully at Thu Jan 9 01:21:10 201
            
            

            次に、ノードやプロセスへの影響を含む追加情報を表示する例を示します。

            switch# show install log detail
            Thu Jan 9 01:24:03 2014
            Install operation 1 by user 'admin' at Thu Jan 9 01:19:19 2014
            Installer started downloading the package: /n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            via bootflash
            Install add bootflash:n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            Copying file at Thu Jan 9 01:19:20 2014
            Download success, 238545 bytes received
            Verifying package
            Checking MD5 at Thu Jan 9 01:19:21 2014
            MD5 checksum OK
            Checking HW platform at Thu Jan 9 01:19:22 2014
            Checking SW platform at Thu Jan 9 01:19:23 2014
            Package verified successfully
            Sending patch file to plugin manager at Thu Jan 9 01:19:23 2014
            The following package is now available to be activated: n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSC
            ab00001.gbin
            Install operation 1 completed successfully at Thu Jan 9 01:19:24 2014
            ----------------------------------------
            Install operation 2 by user 'admin' at Thu Jan 9 01:19:29 2014
            Install activate n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            Install activate action started
            The software will be activated with process restart
            2 processes affected
            sysinfo (modified)
            vman (modified)
            Install operation 2 completed successfully at Thu Jan 9 01:19:45 2014
            ----------------------------------------
            Install operation 3 by user 'admin' at Thu Jan 9 01:20:05 2014
            Install commit n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            MD5 checksum OK for patch: n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            Install operation 3 completed successfully at Thu Jan 9 01:20:08 2014
            ----------------------------------------
            Install operation 4 by user 'admin' at Thu Jan 9 01:20:21 2014
            Install deactivate n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            Install deactivate action started
            The software will be deactivated with process restart
            2 processes affected
            sysinfo (modified)
            vman (modified)
            Install operation 4 completed successfully at Thu Jan 9 01:20:36 2014
            ----------------------------------------
            Install operation 5 by user 'admin' at Thu Jan 9 01:20:43 2014
            Install commit n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            MD5 checksum OK for patch: n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            Install operation 5 completed successfully at Thu Jan 9 01:20:46 2014
            ----------------------------------------
            Install operation 6 by user 'admin' at Thu Jan 9 01:20:55 2014
            Install remove n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            Install operation 6 completed successfully at Thu Jan 9 01:20:57 2014
            ----------------------------------------
            Install operation 7 by user 'admin' at Thu Jan 9 01:21:07 2014
            Install remove
            Install operation 7 completed successfully at Thu Jan 9 01:21:10 2014
            
            

            次に、SMU パッケージが起動した後、スイッチがリロードされる前の出力の例を示します。

            switch# show install log detail
            Install operation 18 by user 'admin' at Sun Mar 9 00:42:10 2014
            Install activate n9000-dk9.6.1.2.I2.1.CSCab00001.gbin
            Install activate action started
            The software will be activated with system reload
            Install operation 18 !!WARNING!! This patch will get activated only after
            a reload of the switch. at Sun Mar 9 00:42:12 2014
            
            

            その他の関連資料

            関連資料

            関連項目 マニュアル タイトル
            ソフトウェア アップグレード Cisco Nexus 9000 Series NX-OS Software Upgrade and Downgrade Guide