Cisco NX-OS システム メッセージ リファレンス
Cisco NX-OS のシステム メッセージ の概要
Cisco NX-OS のシステム メッセージの概要
発行日;2012/01/15 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 3MB) | フィードバック

目次

Cisco NX-OS のシステム メッセージの概要

システム ログ メッセージの形式

常駐スイッチの Syslog 形式

リモート ロギング サーバの Syslog 形式

システム メッセージおよび履歴の取り込み

システム メッセージ ログの保存

Syslog サーバへのシステム メッセージのログ

Cisco NX-OS のシステム メッセージの概要

この章では、Syslog プロトコル(RFC 3164)によって定義されているシステム メッセージについて説明します。Syslog メッセージの形式の解読、および検討のためにシステム メッセージを取り込む方法について説明します。

この章の内容は、次のとおりです。

「システム ログ メッセージの形式」

「システム メッセージおよび履歴の取り込み」

システム ログ メッセージの形式

システム ログ メッセージはパーセント記号(%)から始まり、次の形式で表示されます。

「常駐スイッチの Syslog 形式」

「リモート ロギング サーバの Syslog 形式」

常駐スイッチの Syslog 形式

常駐スイッチの Syslog の形式は、次のとおりです。

month dd hh:mm:ss switchname facility-severity-MNEMONIC description
or
month dd hh:mm:ss switchname facility-SLOTnumber-severity-MNEMONIC description
or
month dd hh:mm:ss switchname facility-STANDBY-severity-MNEMONIC description
 

例:

Nov 1 14:07:58 excal-113 %MODULE-5-MOD_OK: Module 1 is online
Nov 1 14:07:58 excal-113 %PORT-3-IF_UNSUPPORTED_TRANSCEIVER: Transceiver for interface fc1/13 is not supported
.

 

表1-1 システム ログ メッセージの形式の説明

要素
説明

month dd

エラーまたはイベントが発生した月日

hh:mm:ss

エラーまたはイベントが発生した時刻

switchname

スイッチ名

facility

エラーまたはイベントが発生したファシリティ(デーモン、カーネル、VSHD、または他のファシリティ)

severity

メッセージの重大度を表す 1 桁のコード(0 ~ 7)

MNEMONIC

システム メッセージを一意のものとして記述する文字列

%$VDC #%$

Virtual Device Context(VDC)ID を必要とするメッセージの説明に表示される、オプションの VDC ID

%$VRF #%$

Virtual Routing and Forwarding(VRF)ID を必要とするメッセージの説明に表示される、オプションの VRF ID

description

報告されているイベントの詳細を示す文字列

FACILITY は 2 つ以上の大文字から構成されるコードであり、システム メッセージが参照するファシリティを表します。ファシリティとは、ハードウェア デバイス、プロトコル、機能、またはシステム ソフトウェアのモジュールのことです。

システム メッセージの SEVERITY コードの範囲は 0 ~ 7 であり、状態の重大度を表します。0 が最も重度であり、3 が最も軽度です。 表1-2 に、重大度を示します。

 

表1-2 システム メッセージの重大度

重大度
説明

0 ― 緊急

システムは使用不能

1 ― アラート

ただちに対処が必要

2 ― クリティカル

クリティカルな状態

3 ― エラー

エラー状態

4 ― 警告

警告状態

5 ― 通告

正常であるが注意を要する状態

6 ― 通知

通知メッセージのみ

7 ― デバッグ

デバッグ時にのみ表示

MNEMONIC は、システム メッセージを一意に識別するコードです。

Message-text は、システムの状態を表す文字列です。メッセージのこの部分には、端末ポート番号、ネットワーク アドレス、システム メモリのアドレス領域内の位置に対応するアドレスなど、発生したイベントに関する詳細情報が含まれることがあります。このような変数フィールドに含まれる情報はメッセージごとに異なるため、ここでは角括弧( [ ] )で囲んだ短い文字列で表記します。たとえば 10 進数は [dec] のように表します。

表1-3 に、変数フィールドの表記法、およびそのフィールド内の情報のタイプを示します。

 

表1-3 システム メッセージの変数フィールドの表記法

表記
情報のタイプ

[dec]

10 進数

[hex]

16 進数

[char]

1 文字

[chars]

文字列

次のシステム メッセージは、変数フィールドの表記例です。

%MODULE-5-MOD_MINORSWFAIL: Module [dec] reported a failure in service [chars]
 

この例では、

ファシリティ コード = MODULE(モジュール固有のエラーであることを示します)

重大度 = 5(通告)

アラーム/イベント コード= MOD_MINORSWFAIL

問題の説明 = Module [dec] reported a failure in service [chars]

[dec] は、このメッセージに関連するモジュール スロット番号です。

[chars] は、この障害が発生しているサービス名です。

システム ログ メッセージはパーセント記号(%)から始まり、次の形式で表示されます( 表1-4 を参照)。

リモート ロギング サーバの Syslog 形式

リモート ロギング サーバでの Syslog 形式は、次のとおりです。

month dd hh:mm:ss IP-addr-switch : year month day hh:mm:ss Timezone: facility-severity-MNEMONIC description
or
month dd hh:mm:ss IP-addr-switch : year month day hh:mm:ssTimezone: facility-SLOTnumber-severity-MNEMONIC description
or
month dd hh:mm:ss IP-addr-switch : year month day hh:mm:ss Timezone: facility-STANDBY-severity-MNEMONIC description
 

例:

sep 21 11:09:50 172.22.22.45 : 2005 Sep 04 18:18:22 UTC: %AUTHPRIV-3-SYSTEM_MSG: ttyS1:
togetattr: Input/output error - getty[28224]
switch resident syslog 2005 Sep 4 18:18:22 switch %AUTHPRIV-3-SYSTEM_MSG: ttyS1:
togetattr: Input/output error - getty[28224]
time on switch : 2005 Sep 4 18:18:22 time on Loggng Server : Sep 21 11:09:50
fc1/13 is not supported
.

 

表1-4 システム ログ メッセージの形式の説明

要素
説明

month dd

エラーまたはイベントが発生した月日

hh:mm:ss

エラーまたはイベントが発生した時刻

IP-addr-switch

スイッチの IP アドレス

facility

エラーまたはイベントが発生したファシリティ(デーモン、カーネル、VSHD、または他のファシリティ)

severity

メッセージの重大度を表す 1 桁のコード(0 ~ 3)

MNEMONIC

システム メッセージを一意のものとして記述する文字列

%$VDC #%$

Virtual Device Context(VDC)ID を必要とするメッセージの説明に表示される、オプションの VDC ID

%$VRF #%$

Virtual Routing and Forwarding(VRF)ID を必要とするメッセージの説明に表示される、オプションの VRF ID

description

報告されているイベントの詳細を示す文字列

FACILITY は 2 つ以上の大文字から構成されるコードであり、システム メッセージが参照するファシリティを表します。ファシリティとは、ハードウェア デバイス、プロトコル、機能、またはシステム ソフトウェアのモジュールのことです。

システム メッセージの SEVERITY コードの範囲は 0 ~ 3 であり、状態の重大度を表します。0 が最も重度であり、3 が最も軽度です。 表1-5 に、重大度を示します。

 

表1-5 システム ログ メッセージの形式の説明

重大度
説明

0 ― 緊急

システムは使用不能

1 ― アラート

ただちに対処が必要

2 ― クリティカル

クリティカルな状態

3 ― 通告

正常であるが注意を要する状態

MNEMONIC は、システム メッセージを一意に識別するコードです。

Message-text は、システムの状態を表す文字列です。メッセージのこの部分には、端末ポート番号、ネットワーク アドレス、システム メモリのアドレス領域内の位置に対応するアドレスなど、発生したイベントに関する詳細情報が含まれることがあります。このような変数フィールドに含まれる情報はメッセージごとに異なるため、ここでは角括弧( [ ] )で囲んだ短い文字列で表記します。たとえば 10 進数は [dec] のように表します。

表1-6 に、変数フィールドの表記法、およびそのフィールド内の情報のタイプを示します。

 

表1-6 システム メッセージの変数フィールドの表記法

表記
情報のタイプ

[dec]

10 進数

[hex]

16 進数

[char]

1 文字

[chars]

文字列

次のシステム メッセージは、変数フィールドの表記例です。

%AUTHPRIV-3-SYSTEM_MSG: AUTHPRIV [dec] reported a failure in service [chars]
 

この例では、

ファシリティ コード =AUTHPRIV(authpriv 固有のエラーであることを示します。)

重大度 = 3(通告)

アラーム / イベント コード= SYSTEM_MSG

問題の説明 = Authpriv [dec] reported a failure in service [chars]

[dec] は、このメッセージに関連するモジュール スロット番号です。

[chars] は、この障害が発生しているサービス名です。

システム メッセージおよび履歴の取り込み

システム メッセージは、デフォルトでコンソールにすぐに表示されますが、内部ログ ファイルまたは Syslog サーバに転送することもできます。システム メッセージの重大度は、 logging グローバル コンフィギュレーション コマンドによって割り当てられたキーワードに対応します。キーワードは、メッセージの重大度と掲載箇所を示します(『 Cisco NX-OS System Management Configuration Guide 』)。設定したログ レベル以上の重大度に該当するシステム メッセージのみが記録されます。たとえばログ レベルを 3(エラー)に設定すると、エラー、クリティカル、アラート、緊急のシステム メッセージが取得されますが、警告、通告、通知、デバッグのシステム メッセージは取得されません。

システム メッセージ ログの保存

logging logfile グローバル コンフィギュレーション コマンドではシステム メッセージを内部ログ ファイルにコピーし、ファイル サイズを任意に設定できます。ファイルに記録されたメッセージを表示するには、EXEC コマンド show logging を使用します。最初に表示されるメッセージは、バッファ内で最も古いメッセージです。バッファの現在の内容をクリアするには、 clear debug-logfile を使用します。

Syslog サーバへのシステム メッセージのログ

logging host-name コマンドでは、ログ メッセージを受信する Syslog サーバ ホストを識別します。引数 host-name は、ホストの名前またはインターネット アドレスです。このコマンドを複数回実行すると、ログ メッセージを受信する Syslog サーバのリストを構築できます。 no logging host-name コマンドでは、指定したアドレスの Syslog サーバが Syslog サーバのリストから削除されます。