Cisco Nexus 7000 シリーズ NX-OS ハイ アベイラビリティおよび冗長性ガイド リ リース 5.x
システム レベル ハイ アベイラビリティの理解
システム レベル ハイ アベイラビリティの理解
発行日;2012/05/10 | 英語版ドキュメント(2011/02/03 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 907KB) | フィードバック

目次

システム レベル ハイ アベイラビリティの理解

Cisco NX-OS システム レベル ハイ アベイラビリティについて

仮想化のサポート

ライセンス要件

物理的な冗長性

電源装置の冗長構成

電源モード

ファン トレイの冗長性

スイッチ ファブリックの冗長性

スーパーバイザ モジュールの冗長性

スーパーバイザの再起動とスイッチオーバー

シングル スーパーバイザでの再起動

デュアル スーパーバイザでの再起動

デュアル スーパーバイザでのスイッチオーバー

スイッチオーバーの特性

スイッチオーバーのメカニズム

スイッチオーバーの失敗

スイッチオーバーの手動による起動

スイッチオーバーに関する注意事項

スイッチオーバーが可能かどうかの確認

デュアル スーパーバイザ システムでのアクティブ スーパーバイザ モジュールの交換

デュアル スーパーバイザ システムでのスタンバイ スーパーバイザ モジュールの交換

HA ステータス情報の表示

VDC ハイ アベイラビリティ

その他の関連資料

関連資料

標準

管理情報ベース(MIB)

RFC

シスコのテクニカル サポート

システム レベル ハイ アベイラビリティの理解

この章では、Cisco NX-OS HA システムおよびアプリケーションの再起動操作について説明します。この章の構成は次のとおりです。

Cisco NX-OS システム レベル ハイ アベイラビリティについて

Cisco NX-OS システム レベル ハイ アベイラビリティ(HA)は、ハードウェアおよびソフトウェア障害の影響を軽減します。サポートされている機能は次のとおりです。

冗長なハードウェア コンポーネント:

スーパーバイザ

スイッチ ファブリック

電源装置

ファン トレイ

物理要件および冗長なハードウェア コンポーネントの詳細については、それぞれ、『 Cisco Nexus 7000 Series Site Preparation Guide および『 Cisco Nexus 7000 Series Hardware Installation and Reference Guide を参照してください。

HA ソフトウェア機能:

In-Service Software Upgrade(ISSU):中断なしのアップグレードのコンフィギュレーションと実行については、を参照してください。

ノンストップ フォワーディング(NSF):ノンストップ フォワーディング(別名 グレースフル リスタート )については、 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Unicast Routing Configuration Guide, Release 6.x を参照してください。

仮想デバイス コンテキスト(VDC):VDC と HA については、 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide, Release 4.1 を参照してください。

汎用オンライン診断(GOLD):GOLD の設定については、 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS System Management Configuration Guide, Release 6.x を参照してください。

組み込みイベント マネージャ(EEM):EEM の設定については、 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS System Management Configuration Guide, Release 6.x を参照してください。

Smart Call Home:Smart Call Home の設定については、 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS System Management Configuration Guide, Release 6.x を参照してください。

仮想化のサポート

仮想デバイス コンテキスト(VDC)におけるシステム レベル ハイ アベイラビリティの詳細は、「VDC ハイ アベイラビリティ」を参照してください。


) VDC の詳細については、Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide, Release 4.1を参照してください。


ライセンス要件

次の表に、システム レベル ハイ アベイラビリティ機能のライセンス要件を示します。

 

製品
ライセンス要件

Cisco NX-OS

VDC と Smart Call Home を除き、システム レベル ハイ アベイラビリティ機能にライセンスは必要ありません。ライセンス パッケージに含まれていない機能はすべて Cisco NX-OS システム イメージにバンドルされており、追加費用は一切発生しません。

VDC

VDC にはアドバンスト サービス ライセンスが必要です。

Smart Call Home

Smart Call Home は、Cisco SMARTnet Service および Cisco SP Base Service を介して利用できます。

Cisco NX-OS ライセンス方式、およびライセンスの取得方法と適用方法の詳細については、『 Cisco NX-OS Licensing Guide を参照してください。

物理的な冗長性

Nexus 7000 シリーズは、次の物理的な冗長性を備えています。

物理的な冗長性の詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series Site Preparation Guide および『 Cisco Nexus 7000 Series Hardware Installation and Reference Guide を参照してください。

電源装置の冗長構成

Nexus 7000 シリーズ は、電源モジュールを Cisco Nexus 7010 スイッチで 3 つまで、Cisco Nexus 7018 スイッチで 4 つまで搭載できます。各電源モジュールは、入力数と入力電圧に応じて、7.5 KW まで出力できます。2 つまたは 3 つの電源モジュールを装着することで、いずれか 1 つのモジュールで障害が発生してもシステムの動作が停止することはなくなります。障害の発生した電源モジュールはシステムを稼動させたまま交換できます。電源モジュールの装着と交換については、『 Cisco Nexus 7000 Series Hardware Installation and Reference Guide 』を参照してください。

冗長性を高めるため、各電源モジュールは内部が 2 つにわかれた電源ユニットで構成されています。これにより、電源モジュールごとに 2 つの電源経路が、フル装備ではシャーシ全体で 6 つの電源経路が確保されます。また、電源サブシステムにより、3 つの電源装置を、4 つのうちいずれかの冗長モードで構成できます。

電源モード

4 つの電源冗長モードはそれぞれ、異なる電力バジェットと割り当てモデルを使用しており、使用可能な出力と容量も異なります。電力バジェット、使用可能な容量、要件計画、冗長構成の詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series Hardware Installation and Reference Guide 』を参照してください。

表 4-1 に、使用可能な電源装置冗長モードについて説明します。

 

表 4-1 電源の冗長モード

冗長モード
説明

複合

このモードは電源の冗長性を提供しません。使用可能な電力は、すべての電源装置の電力の合計です。

insrc-redundant

このモードでは 2 つの電気回路網を使用します。1 つの回路網で各電源の半分のモジュールに電力を供給します。一方の電源回路網がダウンしても、各電源装置が残りの半分のモジュールから電力の供給を受けて動作し続けします。使用可能な電力は、2 つの回路網のうち電力の少ないほうの回路網に接続された電源装置から供給される電力の合計です。

ps-redundant

このモードは、アクティブな電源がダウンしたときに備えて予備の電源装置を 1 台追加したものです。最大の電力を供給できる電源がスタンバイ モードで動作します。残りの 1 台または 2 台の電源装置がアクティブになります。使用可能な電力は、アクティブな電源ユニットによって供給される電力の合計です。

redundant

このモードは、電源の冗長性と入力電源回路網の冗長性を組み合わせたものです。つまり、シャーシは予備の電源装置を 1 台備えており、各電源装置の半分が 1 つの電源回路網に接続され、残りの半分がもう 1 つの電源回路網に接続されます。使用可能な電力は、電源装置モードと入力電源モードのうち使用可能電力が小さいほうです。

ファン トレイの冗長性

Cisco Nexus 7000 シリーズ シャーシは、入出力モジュールの冷却用に 2 つの冗長なシステム ファン トレイを備えており、さらにスイッチ ファブリック モジュールの冷却用に 2 つのファン トレイを備えています。各ペアのファン トレイのどちらか一方が動作していれば、システムを冷却できます。

ファンの回転速度は可変であり、16 段階のいずれかに自動的に調整されます。これにより、システム全体の騒音と消費電力を最小限に抑えながら、システムの冷却効果を最適化します。特定のファン トレイ内のファンに故障が検出されると、残りのファンの回転速度が速くなり、故障したファンによって失われた冷却能力を補います。ファン トレイ全体を取り外したあと、置換していないことが検出されると、3 分間の警告期間が経過したあと、システムのシャットダウンが開始されます。

Cisco NX-OS Release 5.0(2a) 以降の 10 スロット シャーシのファン シャットダウン ポリシーは次のとおりです。

システム ファンが取り外された場合:以前のリリースでは、3 分以内に他のファンの電源を切断しました。新しいポリシーでは、テーブル マッピングに基づいて他のファンの速度を高めます。

ファブリック ファンが取り外された場合:以前のリリースでは、3 分以内に他のファンの電源を切断しました。新しいポリシーでは、他のファンの速度を最大限に高めます。


注意 ファン トレイの障害の場合、Nexus 7009 または Nexus 7018 デバイスで、交換が使用可能になるまで十分な通気を確保するように、障害が発生した装置をそのままにします。ファン トレイはホットスワップ可能ですが、取り外しおよび取り付け作業を 3 分以内に完了しないと、システムが自動的にシャットダウンされます。

スイッチ ファブリックの冗長性

Cisco NX-OS は、冗長なスイッチ ファブリック モジュールによってスイッチング ファブリックの可用性を実現しています。1 台の Nexus 7000 シリーズに 1 ~ 5 枚のスイッチ ファブリック カード(SFC)を装着して、容量と冗長性を高めることができます。システムに装着された各入出力モジュールは、スイッチ ファブリック モジュールに自動的に接続され、それらの機能を利用できます。いずれかのスイッチ ファブリック モジュールで障害が発生すると、残りのアクティブなスイッチ ファブリック モジュール間で、自動的にトラフィックの再割り当てと均等化が行われます。故障したファブリック モジュールを置換すると、これとは逆のプロセスが実行されます。新しいファブリック モジュールを装着してオンラインにすると、装着されたすべてのファブリック モジュール間でトラフィックが再配分され、元の冗長性が復元されます。

スーパーバイザ モジュールの冗長性

Nexus 7000 シリーズでは、デュアル スーパーバイザ モジュールによって、プレーンの制御および管理機能において 1+1 の冗長性を実現しています。デュアル スーパーバイザ構成は、アクティブまたはスタンバイ構成で動作します。常に、どちらか一方のスーパーバイザ モジュールだけがアクティブ状態にあり、もう一方のモジュールはスタンバイ バックアップとして機能します。2 つのスーパーバイザ モジュール間で状態とコンフィギュレーションが常に同期された状態に維持されるため、アクティブなスーパーバイザ モジュールの障害発生時にステートフルなスイッチオーバーが可能です。

Cisco NX-OS の汎用オンライン診断(GOLD)サブシステムとスーパーバイザ上の追加のモニタリング プロセスは、回復不可能な重大な障害、サービス再起動エラー、カーネル エラー、またはハードウェア障害が検出されると、冗長なスーパーバイザへのステートフル フェールオーバーを起動します。

スーパーバイザ レベルの回復不能な障害が発生すると、稼動中で、障害を起こしたスーパーバイザが、スイッチオーバーを起動します。すると、スタンバイ スーパーバイザが新しくアクティブなスーパーバイザとなり、同期された状態およびコンフィギュレーションを使用し、一方で障害の発生したスーパーバイザはリロードされます。リロードが完了し自己診断に合格すると、初期化され、新たなスタンバイ スーパーバイザとなり、新しくアクティブになったユニットと動作状態を同期させます。

スーパーバイザ スイッチオーバーの詳細については「スーパーバイザの再起動とスイッチオーバー」を参照してください。

スーパーバイザの再起動とスイッチオーバー

ここでは、次の内容について説明します。

シングル スーパーバイザでの再起動

スーパーバイザが 1 台だけ搭載されたシステムでは、すべての HA ポリシーがサービスの再起動に失敗すると、スーパーバイザが再起動されます。その場合、スーパーバイザとすべてのサービスがリセットされ、以前の状態情報なしで起動されます。

デュアル スーパーバイザでの再起動

スーパーバイザが 2 台搭載されたシステムでスーパーバイザ レベルの障害が発生すると、システム マネージャは、ステートフルな動作を維持するため、再起動ではなくスイッチオーバーを実行します。ただし、障害発生時にスイッチオーバーが実行できない場合があります。たとえば、スタンバイ スーパーバイザ モジュールが安定したスタンバイ状態にない場合は、スイッチオーバーではなく再起動が実行されます。

デュアル スーパーバイザでのスイッチオーバー

デュアル スーパーバイザ構成では、スーパーバイザ レベルの障害が発生したとき、ステートフル スイッチオーバー(SSO)によるノンストップ フォワーディング(NSF)が可能です。2 台のスーパーバイザは、アクティブ/スタンバイ構成で動作します。常に、どちらか一方のスーパーバイザ モジュールだけがアクティブ状態にあり、もう一方のモジュールはスタンバイ バックアップとして機能します。2 台のスーパーバイザは常に状態とコンフィギュレーションが同期された状態を維持します。これにより、アクティブなスーパーバイザ モジュールで障害が発生したとき、大半のサービスでシームレスかつステートフルなスイッチオーバーを実行できます。

スイッチオーバーの特性

HA スイッチオーバーには次のような特性があります。

コントロール トラフィックが影響を受けないため、ステートフル(中断なし)である。

スイッチング モジュールが影響を受けないため、データ トラフィックが中断されない。

スイッチング モジュールがリセットされない。

接続管理プロセッサ(CMP)がリロードされない。

スイッチオーバーのメカニズム

スイッチオーバーは、次のどちらかのメカニズムによって発生します。

アクティブ スーパーバイザ モジュールで障害が発生し、スタンバイ スーパーバイザ モジュールが自動的に処理を引き継ぐ。

アクティブ スーパーバイザ モジュールからスタンバイ スーパーバイザ モジュールへのスイッチオーバーをユーザが手動で起動する。

いったんスイッチオーバー プロセスが開始されると、スタンバイ スーパーバイザ モジュールが安定して使用可能になるまで、同じスイッチ上で別のスイッチオーバー プロセスを開始できません。

スイッチオーバーの失敗

スイッチオーバーが 28 秒以内に正常に終了しないと、スーパーバイザがリセットされます。リセットにより、スイッチオーバー処理中にネットワーク トポロジが変更されていた場合でも、レイヤ 2 ネットワークでループが発生することがなくなります。この回復機能で最適なパフォーマンスが得られるように、スパニング ツリー プロトコル(STP)のデフォルト タイマーは変更しないようにしてください。

20 秒以内にシステム起動のスイッチオーバーが 3 回発生すると、スイッチオーバーが無限に繰り返されるのを防ぐため、すべての非スーパーバイザ モジュールがシャットダウンされます。スーパーバイザは動作を継続するため、スイッチをリセットする前にシステム ログを収集できます。

スイッチオーバーの手動による起動

アクティブ スーパーバイザ モジュールからスタンバイ スーパーバイザ モジュールへのスイッチオーバーを手動で起動するには、 system switchover コマンドを使用します。いったんこのコマンドを入力すると、スタンバイ スーパーバイザ モジュールが安定して使用可能になるまで、同じシステム上で別のスイッチオーバー プロセスを開始できません。


) スタンバイ スーパーバイザ モジュールが安定したスタンバイ状態(ha-standby 状態)にない場合は、手動によるスイッチオーバーは実行しません。


HA スイッチオーバーが実行可能かどうかを確認するには、 show system redundancy status コマンドまたは show module コマンドを使用します。コマンドの出力にスタンバイ スーパーバイザ モジュールの状態として ha-standby が表示されたら、手動でスイッチオーバーを開始できます。

スイッチオーバーに関する注意事項

スイッチオーバーを手動で開始すると、すぐに処理が引き継がれます。スイッチオーバーを実行する際には次の注意事項に留意してください。

スイッチオーバーは、2 つのスーパーバイザ モジュールがスイッチ内で動作している場合に限って実行できます。

シャーシ内の各モジュールは正常に機能していなければなりません。

スイッチオーバーが可能かどうかの確認

ここでは、スイッチオーバーの前のスイッチとモジュールのステータスを確認する方法を説明します。

システムがスイッチオーバーを実行できる状態かどうかを確認するには、 show system redundancy status コマンドを使用します。 show system redundancy status コマンドの詳細については、「HA ステータス情報の表示」を参照してください。

任意の時点のモジュールのステータス(存在)を確認するには、 show module コマンドを使用します。 show module コマンドの出力例を次に示します。

switch# show module
Mod Ports Module-Type Model Status
--- ----- ----------------------------------- ------------------ ----------
1 0 Supervisor module-1X N7K-SUP1 active *
2 0 Supervisor module-1X N7K-SUP1 ha-standby
3 32 1/10 Gbps Ethernet Module N7K-D132XP-15 ok
4 48 1/10 Gbps Ethernet Module N7K-F248XP-24 ok
5 48 10/100/1000 Mbps Ethernet XL Module N7K-M148GT-11L ok
6 32 1/10 Gbps Ethernet Module N7K-F132XP-15 ok
9 32 1/10 Gbps Ethernet Module N7K-F132XP-15 ok
 
Mod Sw Hw
--- -------------- ------
1 6.0(1) 1.8
2 6.0(1) 1.1
3 6.0(1) 0.405
4 6.0(1) 0.500
5 6.0(1) 1.0
6 6.0(1) 0.617
9 6.0(1) 0.616
 
 
Mod MAC-Address(es) Serial-Num
--- -------------------------------------- ----------
1 f0-25-72-ab-a3-f8 to f0-25-72-ab-a4-00 JAF1446BMRR
2 00-22-55-77-bc-48 to 00-22-55-77-bc-50 JAB122901WK
3 00-24-f7-1b-69-70 to 00-24-f7-1b-69-b4 JAF1321ARLQ
4 40-55-39-25-c8-00 to 40-55-39-25-c8-34 JAF1530AAAF
5 e8-b7-48-00-03-60 to e8-b7-48-00-03-94 JAF1513BPCH
6 f8-66-f2-02-a1-f8 to f8-66-f2-02-a2-3c JAF1427DETN
9 a8-b1-d4-57-bc-bc to a8-b1-d4-57-bd-00 JAF1424CFMH
 
Mod Online Diag Status
--- ------------------
1 Pass
2 Pass
3 Pass
4 Pass
5 Pass
6 Pass
9 Pass
 
Xbar Ports Module-Type Model Status
--- ----- ----------------------------------- ------------------ ----------
2 0 Fabric Module 2 N7K-C7009-FAB-2 ok
4 0 Fabric Module 2 N7K-C7009-FAB-2 ok
5 0 Fabric Module 2 N7K-C7009-FAB-2 ok
 
Xbar Sw Hw
--- -------------- ------
2 NA 0.201
4 NA 0.203
5 NA 0.201
 
 
Xbar MAC-Address(es) Serial-Num
--- -------------------------------------- ----------
2 NA JAF1406ATRH
4 NA JAF1422AHCP
5 NA JAF1406ATRQ
 
* this terminal session
switch#

 

出力の Status 列に、スイッチング モジュールの場合は OK、スーパーバイザ モジュールの場合は active または ha-standby と表示されている必要があります。

auto-copy 機能の設定、およびスタンバイ スーパーバイザ モジュールへの auto-copy が進行中かどうかを確認するには、 show boot auto-copy コマンドを使用します。 show boot auto-copy コマンドの出力例を次に示します。

switch# show boot auto-copy
Auto-copy feature is enabled
switch# show boot auto-copy list
No file currently being auto-copied
 

デュアル スーパーバイザ システムでのアクティブ スーパーバイザ モジュールの交換

デュアル スーパーバイザ システムで中断なしにアクティブ スーパーバイザ モジュールを交換できます。

アクティブ スーパーバイザ モジュールを交換するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 スタンバイ スーパーバイザへのスイッチオーバーを手動で起動します。

switch# system switchover
Raw time read from Hardware Clock: Y=2009 M=2 D=2 07:35:48
writing reset reason 7,
 
NX7 SUP Ver 3.17.0
Serial Port Parameters from CMOS
PMCON_1: 0x200
PMCON_2: 0x0
PMCON_3: 0x3a
PM1_STS: 0x1
Performing Memory Detection and Testing
Testing 1 DRAM Patterns
Total mem found : 4096 MB
Memory test complete.
NumCpus = 2.
Status 61: PCI DEVICES Enumeration Started
Status 62: PCI DEVICES Enumeration Ended
Status 9F: Dispatching Drivers
Status 9E: IOFPGA Found
Status 9A: Booting From Primary ROM
Status 98: Found Cisco IDE
Status 98: Found Cisco IDE
Status 90: Loading Boot Loader
Reset Reason Registers: 0x1 0x10
Filesystem type is ext2fs, partition type 0x83
Filesystem type is ext2fs, partition type 0x83
 
GNU GRUB version 0.97
 
 
Loader Version 3.17.0
 
current standby sup
----------------------------
switch(standby)# 2009 Feb 2 07:35:46 switch %$ VDC-1 %$ %KERN-2-SYSTEM_MSG: Switchover started by redundancy driver - kernel
2009 Feb 2 07:35:47 switch %$ VDC-1 %$ %SYSMGR-2-HASWITCHOVER_PRE_START: This supervisor is becoming active (pre-start phase).
2009 Feb 2 07:35:47 switch %$ VDC-1 %$ %SYSMGR-2-HASWITCHOVER_START: This supervisor is becoming active.
2009 Feb 2 07:35:48 switch %$ VDC-1 %$ %SYSMGR-2-SWITCHOVER_OVER: Switchover completed.
 

) スイッチオーバーが完了するまで待つと、スタンバイ スーパーバイザがアクティブになります。


ステップ 2 交換中のスーパーバイザ モジュールの電源を切ります。

switch# out-of-service module 6
 

ステップ 3 スーパーバイザ モジュールを交換します。スーパーバイザ モジュールの交換については、『 Cisco Nexus 7000 Series Hardware Installation and Reference Guide を参照してください。


) 挿入してから 6 分後に、アクティブ スーパーバイザ モジュールから交換用スーパーバイザ モジュールを起動します。6 分間待ちたくない場合は、reload module slot-number force コマンドを使用して交換用スーパーバイザをすぐに起動します。


ステップ 4 アクティブ スーパーバイザ モジュールからスタンバイ スーパーバイザ モジュールへキックスタート イメージをコピーします。

switch# copy bootflash:n7000-s1-kickstart.6.0.1.gbin.S30 bootflash://sup-remote/n7000-s1-kickstart.6.0.1.gbin.S30
 

ステップ 5 アクティブ スーパーバイザ モジュールからスタンバイ スーパーバイザ モジュールへシステム イメージをコピーします。

switch# copy bootflash:n7000-s1-dk9.6.0.1.gbin.S30 bootflash://sup-remote/n7000-s1-dk9.6.0.1.gbin.S30
 

ステップ 6 スタンバイ スーパーバイザの BOOT 環境変数を構成します。

switch# config t
switch# boot kickstart bootflash://sup-remote/n7000-s1-kickstart.6.0.1.gbin.S30
switch# boot system bootflash://sup-remote/n7000-s1-dk9.6.0.1.gbin.S30
 

ステップ 7 これらの変更をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。

switch# copy running-config startup-config
 


 

デュアル スーパーバイザ システムでのスタンバイ スーパーバイザ モジュールの交換

デュアル スーパーバイザ システムで中断なしにスタンバイ スーパーバイザ モジュールを交換できます。

スタンバイ スーパーバイザ モジュールを交換するには、次の手順を実行します。


ステップ 1 スタンバイ スーパーバイザ モジュールの電源を切ります。

switch# out-of-service module 6
 

ステップ 2 スーパーバイザ モジュールを交換します。スーパーバイザ モジュールの交換については、『 Cisco Nexus 7000 Series Hardware Installation and Reference Guide を参照してください。


) 挿入してから 6 分後に、アクティブ スーパーバイザ モジュールから交換用スーパーバイザ モジュールを起動します。6 分間待ちたくない場合は、reload module slot-number force コマンドを使用して交換用スーパーバイザをすぐに起動します。


ステップ 3 アクティブ スーパーバイザ モジュールからスタンバイ スーパーバイザ モジュールへキックスタート イメージをコピーします。

switch# copy bootflash:n7000-s1-kickstart.6.0.1.bin bootflash://sup-remote/n7000-s1-kickstart.6.0.1.bin
 

ステップ 4 アクティブ スーパーバイザ モジュールからスタンバイ スーパーバイザ モジュールへシステム イメージをコピーします。

switch# copy bootflash:n7000-s1-dk9.6.0.1.bin bootflash://sup-remote/n7000-s1-dk9.6.0.1.bin
 

ステップ 5 スタンバイ スーパーバイザの BOOT 環境変数を構成します。

switch# config t
switch# boot kickstart bootflash://sup-remote/n7000-s1-kickstart.6.0.1.bin
switch# boot system bootflash://sup-remote/n7000-s1-dk9.6.0.1.bin
 

ステップ 6 これらの変更をスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。

switch# copy running-config startup-config
 


 

HA ステータス情報の表示

システムの HA ステータスを表示するには、 show system redundancy status コマンドを使用します。表 4-2 および表 4-4 に、冗長性、スーパーバイザ、内部状態のとり得る出力値を示します。

switch# show system redundancy status
Redundancy mode
---------------
administrative: HA
operational: HA
This supervisor (sup-1)
-----------------------
Redundancy state: Active
Supervisor state: Active
Internal state: Active with HA standby
Other supervisor (sup-2)
------------------------
Redundancy state: Standby
Supervisor state: HA standby
Internal state: HA standby
 

次の条件によって、自動同期化が可能かどうかを判断できます。

一方のスーパーバイザ モジュールの内部ステートが Active with HA standby、もう一方のスーパーバイザ モジュールのステートが ha-standby のとき、システムは HA 状態で動作しており、自動同期化を実行できます。

どちらか一方のスーパーバイザ モジュールの内部ステートが none であるとき、システムは自動同期化を実行できません。

表 4-2 に、冗長ステートのとり得る値を示します。

 

表 4-2 冗長ステート

ステート
説明

Not present

スーパーバイザ モジュールが存在しないか、シャーシに装着されていません。

Initializing

診断に合格し、コンフィギュレーションをダウンロード中です。

Active

アクティブなスーパーバイザ モジュールとスイッチの構成準備ができました。

Standby

スイッチオーバーが可能です。

Failed

システムがスーパーバイザ モジュールの初期化中に障害を検出し、そのモジュールの電源の投入と切断を 3 回自動的に試行しましたが、依然として faild(障害ステート)と表示されています。

Offline

スーパーバイザ モジュールがデバッグのため意図的にシャットダウンされました。

At BIOS

システムがスイッチオーバーと接続を確立し、スーパーバイザ モジュールが診断を実行しています。

Unknown

システムが無効なステートです。このステートが続く場合は、TAC に連絡してください。

表 4-3 に、スーパーバイザ モジュール ステートのとり得る値を示します。

 

表 4-3 スーパーバイザ ステート

ステート
説明

Active

スイッチ内のアクティブなスーパーバイザ モジュールの構成準備ができました。

HA standby

スイッチオーバーが可能です。

Offline

システムがデバッグのため意図的にシャットダウンされました。

Unknown

システムが無効なステートです。TAC に連絡してサポートを依頼してください。

表 4-4 に、内部冗長ステートのとり得る値を示します。

 

表 4-4 内部ステート

ステート
説明

HA standby

スタンバイ スーパーバイザ モジュールの HA スイッチオーバー メカニズムが有効です(「スイッチオーバーの手動による起動」を参照)。

Active with no standby

スイッチオーバーすることはできません。

Active with HA standby

スイッチ内のアクティブなスーパーバイザ モジュールの構成準備ができました。スタンバイ スーパーバイザ モジュールは ha-standby ステートです。

Shutting down

システムをシャットダウンしています。

HA switchover in progress

システムはアクティブ状態を開始しています。

Offline

システムがデバッグのため意図的にシャットダウンされました。

HA synchronization in progress

スタンバイ スーパーバイザ モジュールが、アクティブ スーパーバイザ モジュールとステートを同期させています。

Standby(failed)

スタンバイ スーパーバイザ モジュールが機能していません。

Active with failed standby

アクティブ スーパーバイザ モジュールとセカンダリ スーパーバイザ モジュールが存在していますが、セカンダリ スーパーバイザ モジュールが機能していません。

Other

システムが移行過渡ステートです。このステートが続く場合は、TAC に連絡してください。

VDC ハイ アベイラビリティ

Cisco NX-OS ソフトウェアには、コントロール プレーンで障害やスイッチオーバーが発生した場合の影響を最小限に抑えるハイ アベイラビリティ(HA)機能が組み込まれています。サービス再起動、スーパーバイザ モジュールのステートフルなスイッチオーバー、In-Service Software Upgrade(ISSU)など、さまざまな HA サービス レベルによってデータ プレーンの保護が実現されます。これらのすべてのハイ アベイラビリティ(HA)機能は、VDC をサポートします。

VDC で回復不可能なエラーが発生した場合、Cisco NX-OS ソフトウェアでは、VDC ごとに指定できる HA ポリシーによって処理できます。HA ポリシーに指定できる対処方法は次のとおりです。

bringdown:VDC を障害状態に移行します。障害状態から復旧するには、物理デバイスをリロードする必要があります。これは、デフォルトの VDC の動作です。デフォルト以外の VDC の動作に関しては、物理デバイスをリロードする必要はありません。

リセット(Reset):2 台のスーパーバイザ モジュールを搭載した Cisco NX-OS デバイスの場合は、スーパーバイザ モジュール スイッチオーバーを起動します。スーパーバイザ モジュールを 1 台しか搭載していない Cisco NX-OS デバイスの場合は、リロードを実行します。

再起動(Restart):VDC を削除し、スタートアップ コンフィギュレーションを使用して再作成します。

VDC と HA の詳細については、 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide, Release 4.1 を参照してください。

その他の関連資料

システムレベルの HA 機能の実装に関する詳細については、次の各セクションを参照してください。

関連資料

関連項目
参照先

仮想デバイス コンテキスト(VDC)

Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide, Release 4.1

冗長なハードウェア

Cisco Nexus 7000 Series Site Preparation Guide および『 Cisco Nexus 7000 Series Hardware Installation and Reference Guide

電源モードの設定と Cisco NX-OS の基礎

Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Fundamentals Configuration Guide, Release 6.x

ノンストップ フォワーディング(NSF)

Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Unicast Routing Configuration Guide, Release 6.x

In-service Software Upgrade(ISSU)

 

GOLD、EEM、および Smart Call Home

Cisco Nexus 7000 Series NX-OS System Management Configuration Guide, Release 6.x

ライセンス

Cisco NX-OS Licensing Guide

標準

標準
タイトル

この機能でサポートされる新規の標準または変更された標準はありません。また、既存の標準のサポートは変更されていません。

--

管理情報ベース(MIB)

MIB
MIB のリンク

CISCO-SYSTEM-EXT-MIB:ciscoHaGroup、cseSwCoresTable、cseHaRestartNotify、cseShutDownNotify、cseFailSwCoreNotify、cseFailSwCoreNotifyExtended

CISCO-PROCESS-MIB

CISCO-RF-MIB

MIB を検索およびダウンロードするには、次の URL にアクセスしてください。

http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml

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