Cisco Nexus 7000 シリーズ NX-OS ユニキャスト ルーティング コマンド リファレンス リリース 5.x
O コマンド
O コマンド
発行日;2012/05/10 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 4MB) | フィードバック

目次

O コマンド

object

ospfv3 cost

ospfv3 dead-interval

ospfv3 hello-interval

ospfv3 mtu-ignore

ospfv3 network

ospfv3 passive-interface

ospfv3 priority

ospfv3 retransmit-interval

ospfv3 shutdown

ospfv3 transmit-delay

O コマンド

この章では、O で始まる Cisco NX-OS ユニキャスト ルーティング コマンドについて説明します。

object

追跡対象リストのオブジェクトを指定するには、 object コマンドを使用します。追跡対象リストからオブジェクトを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

object object-number [ not ] [ weight weight-number ]

no object object-number t

 
構文の説明

not

(任意)オブジェクトの状態を無効にします。

(注) not キーワードは、重みまたはパーセンテージしきい値リストには使用できません。使用できるのはブール リストだけです。

weight weight-number

(任意)オブジェクトごとの重みしきい値を指定します。

 
デフォルト

なし

 
コマンド モード

トラッキング コンフィギュレーション

 
サポートされるユーザ ロール

ネットワーク管理者
VDC 管理者

 
コマンド履歴

リリース
変更箇所

4.2(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

複数のトラッキング対象オブジェクトを含むオブジェクト トラッキング リストを設定できます。トラッキング対象リストには 1 つまたは複数のオブジェクトが含まれます。

ブール式では、「and」または「or」演算子を使用して 2 種類の演算を実行できます。

パーセンテージしきい値を含むオブジェクト追跡リストを設定することもできます。アップ オブジェクトのパーセンテージが、設定された追跡リストのアップ パーセンテージしきい値を超えなければ、追跡リストがアップ状態になりません。たとえば、トラッキング対象リストに 3 つのオブジェクトがあり、アップしきい値を 60% に設定した場合、トラッキング リストがアップ状態になるには、2 つのオブジェクト(全オブジェクトの 66%)がアップ状態になる必要があります。

重みしきい値を含むオブジェクト追跡リストを設定することもできます。トラッキング対象リストには 1 つまたは複数のオブジェクトが含まれます。トラッキング リストがアップ ステートになるには、アップ オブジェクトの重み値の合計がトラッキング リストに設定されたアップ重みしきい値を超えている必要があります。たとえば、トラッキング対象リストに重み値がデフォルトの 10 である 3 つのオブジェクトがあり、アップしきい値を 15 に設定した場合、トラッキング リストがアップ状態になるには、2 つのオブジェクトがアップ状態になる(重み値の合計が 20 になる)必要があります。

このコマンドには、ライセンスは必要ありません。

次に、トラッキング リストのアップ重みしきい値を 30、ダウンしきい値を 10 にそれぞれ設定する例を示します。

switch(config)# track 1 list threshold weight

switch(config-track)# threshold weight up 30 down 10

switch(config-track)# object 10 weight 15

switch(config-track)# object 20 weight 15

switch(config-track)# object 30

 
関連コマンド

コマンド
説明

track list

オブジェクト トラッキング用の追跡リストを設定します。

ospfv3 cost

インターフェイス上でパケットを送信するコストを指定するには ospfv3 cost コマンドを使用します。パス コストをデフォルトにリセットするには、このコマンドの no 形式を使用します。

ospfv3 cost interface-cost

no ospfv3 cost interface-cost

 
構文の説明

interface-cost

リンクステート メトリックとして表される符号なし整数値。有効な範囲は 1 ~ 65535 です。

 
デフォルト

基準帯域幅をインターフェイスの設定帯域幅で除算した値に基づいてコストを計算します。基準帯域幅は設定できますが、デフォルトは 40 Gb/s です。

 
コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

 
サポートされるユーザ ロール

ネットワーク管理者
VDC 管理者

 
コマンド履歴

リリース
変更箇所

4.0(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

各インターフェイスのコスト メトリックを手動で設定するには、 ospfv3 cost コマンドを使用します。このコマンドは、ルータ コンフィギュレーション モードの auto-cost コマンドで設定された基準帯域幅の設定値に優先します。

このコマンドを使用しない場合、リンク コストは次の式で計算されます。

リンク コスト = 基準帯域幅÷インターフェイス帯域幅

このコマンドには、Enterprise Services ライセンスが必要です。

次に、インターフェイス コストを 65 に設定する例を示します。

switch(config)# interface ethernet 1/2

switch(config-if)# ospfv3 cost 65
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

auto-cost(OSPFv3)

OSPFv3 がリンク コストの計算に使用する基準帯域幅を指定します。

ospfv3 dead-interval

ルータがネイバーをダウンしているとして宣言するまでに、ネイバーから少なくとも 1 つの hello パケットを受信する必要のあるインターバルを設定するには、 ospfv3 dead-interval コマンドを使用します。デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。

ospfv3 dead-interval seconds

no ospfv3 dead-interval

 
構文の説明

seconds

ルータがネイバーから少なくとも 1 つの hello パケットを受信する必要があるインターバル(秒単位)。受信しない場合には、そのネイバールータとの隣接関係がローカル ルータから削除され、ルーティングから除外されます。有効な範囲は 1 ~ 65535 です。この値は、ネットワーク上のすべてのノードで一致させる必要があります。

 
デフォルト

seconds のデフォルトは、 ospfv3 hello-interval コマンドで設定されたインターバルの 4 倍の値です。

 
コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

 
サポートされるユーザ ロール

ネットワーク管理者
VDC 管理者

 
コマンド履歴

リリース
変更箇所

4.0(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

OSPFv3 が hello パケットでアドバタイズするデッド間隔を設定するには、 ospfv3 dead-interval コマンドを使用します。この値は、特定のネットワーク上の全ネットワーキング デバイスに対して同じにする必要があります。

ネイバーのダウンを迅速に検出して、コンバージェンスを向上させるには、デッド間隔を短くします。デッド間隔を極端に短くすると、ルーティングが不安定になることがあります。

デッド間隔と hello インターバルを確認するには、 show ospfv3 interface コマンドを使用します。

このコマンドには、Enterprise Services ライセンスが必要です。

次に、OSPFv3 のデッド間隔を 20 秒に設定する例を示します。

switch(config)# interface ethernet 1/2
switch(config-if)# ospfv3 dead-interval 20
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

ospfv3 hello-interval

OSPFv3 がインターフェイス上で送信する hello パケットのインターバル

show ospfv3 interface

OSPFv3 関連の情報を表示します。

ospfv3 hello-interval

Open Shortest Path First version 3(OSPFv3)を通してインターフェイス上で送信される hello パケットのインターバルを指定するには ospfv3 hello-interval コマンドを使用します。デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ospfv3 hello-interval seconds

no ospfv3 hello-interval

 
構文の説明

seconds

インターバルを指定します(秒単位)。この値は、特定のネットワーク上の全デバイスに対して同じにする必要があります。有効な範囲は 1 ~ 65535 です。

 
デフォルト

10 秒

 
コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

 
サポートされるユーザ ロール

ネットワーク管理者
VDC 管理者

 
コマンド履歴

リリース
変更箇所

4.0(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

OSPFv3 が hello パケットをアドバタイズする頻度を設定するには、 ospfv3 hello-interval コマンドを使用します。hello インターバルを短くすると、OSPFv3 はトポロジの変化を高速に検出できます。この値は、特定のネットワーク上のすべてのルータおよびアクセス サーバで同じである必要があります。

このコマンドには、Enterprise Services ライセンスが必要です。

次に、hello パケットのインターバルを 15 秒に設定する例を示します。

switch(config)# interface ethernet 1/2
switch(config-if)# ospfv3 hello-interval 15

 
関連コマンド

コマンド
説明

ospfv3 dead-interval

ネイバーがルータをダウンしているとして宣言するまでに、hello パケットを 1 つも受信しない時間を設定します。

ospfv3 mtu-ignore

Database Descriptor(DBD)パケットの受信時における OSPFv3 の Maximum Transmission Unit(MTU; 最大伝送ユニット)ミスマッチ検出をディセーブルにするには ospfv3 mtu-ignore コマンドを使用します。デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ospfv3 mtu-ignore

no ospfv3 mtu-ignore

 
構文の説明

このコマンドには引数またはキーワードはありません。

 
デフォルト

OSPFv3 最大伝送ユニット ミスマッチ検出はイネーブルです。

 
コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

 
サポートされるユーザ ロール

ネットワーク管理者
VDC 管理者

 
コマンド履歴

リリース
変更箇所

4.0(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

インターフェイス上で最大伝送ユニット ミスマッチ検出をディセーブルにするには、 ospfv3 mtu-ignore コマンドを使用します。デフォルトでは、OSPFv3 はネイバーが共通のインターフェイス上で同じ最大伝送ユニットを使用しているかどうかをチェックします。受信した最大伝送ユニットが着信インターフェイス上に設定されている IP 最大伝送ユニットより大きい場合、OSPFv3 は隣接関係を確立しません。このチェックをディセーブルにし、最大伝送ユニットが OSPFv3 ネイバー間で異なっても隣接関係を許可するには、 ospfv3 mtu-ignore コマンドを使用し、ます。

このコマンドには、Enterprise Services ライセンスが必要です。

次に、DBD パケットの受信時における最大伝送ユニット ミスマッチ検出をディセーブルにする例を示します。

switch(config)# interface ethernet 1/2
switch(config-if)# ospfv3 mtu-ignore

 

ospfv3 network

OSPFv3 ネットワーク タイプをインターフェイスのデフォルト以外のタイプに設定するには ospfv3 network コマンドを使用します。デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ospfv3 network { broadcast | point-to-point }

no ospfv3 network

 
構文の説明

broadcast

ネットワーク タイプをブロードキャストに設定します。

point-to-point

ネットワーク タイプをポイントツーポイントに設定します。

 
デフォルト

ネットワーク タイプに依存します。

 
コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

 
サポートされるユーザ ロール

ネットワーク管理者
VDC 管理者

 
コマンド履歴

リリース
変更箇所

4.0(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

ネットワーク タイプは OSPF インターフェイスの動作に影響します。通常、OSPF ネットワーク タイプはブロードキャストであり、OSPF マルチキャスト機能を使用します。このネットワーク タイプを使用した場合、指定ルータとバックアップ指定ルータが選出されます。ポイントツーポイント ネットワークの場合、2 つのネイバーしか存在しないのでマルチキャストは不要です。インターフェイス上のルータがネイバーになるには、すべてのネットワーク タイプが一致する必要があります。

このコマンドには、Enterprise Services ライセンスが必要です。

次に、OSPFv3 ネットワークをブロードキャスト ネットワークとして設定する例を示します。

switch(config)# interface ethernet 1/2
switch(config-if)# ipv6 address 2001:0DB8::1/8
switch(config-if)# ospfv3 network broadcast

 

ospfv3 passive-interface

インターフェイス上で OSPFv3 のルーティング アップデートを抑制するには ospfv3 passive-interface コマンドを使用します。デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ospfv3 passive-interface

no ospfv3 passive-interface

 
構文の説明

このコマンドには、キーワードと引数はありません。

 
デフォルト

ディセーブル

 
コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

 
サポートされるユーザ ロール

ネットワーク管理者
VDC 管理者

 
コマンド履歴

リリース
変更箇所

4.0(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

インターフェイスが受動インターフェイスとして設定されると、OSPF プロトコルには参加せず、隣接関係の確立もルーティング アップデートの送信も行いません。ただし、インターフェイスはルーティング ネットワークの一部としてアナウンスされます。

このコマンドには、Enterprise Services ライセンスが必要です。

次に、インターフェイスを受動インターフェイスとして設定する例を示します。

switch(config)# interface ethernet 1/2
switch(config-if)# ospfv3 passive-interface

ospfv3 priority

OSPFv3 インターフェイスのルータ プライオリティを設定するには ospfv3 priority コマンドを使用します。デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ospfv3 priority number-value

no ospfv3 priority number-value

 
構文の説明

number-value

ルータのプライオリティを指定する数値。有効な範囲は 0 ~ 255 です。

 
デフォルト

プライオリティ 1

 
コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

 
サポートされるユーザ ロール

ネットワーク管理者
VDC 管理者

 
コマンド履歴

リリース
変更箇所

4.0(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

ルータ プライオリティを設定するには、 ospfv3 priority コマンドを使用します。このプライオリティでネットワークの指定ルータが決まります。ネットワークに 2 台のルータが接続されている場合は、両方が指定ルータになろうとします。ルータ プライオリティの高いルータが優先します。プライオリティが同じ場合、より高位のルータ ID を持つルータが優先されます。ルータ プライオリティがゼロに設定されているルータは、指定ルータにもバックアップ指定ルータにもなれません。

このコマンドには、Enterprise Services ライセンスが必要です。

次に、ルータ プライオリティを 4 に設定する例を示します。

switch(config)# interface ethernet 1/2
switch(config-if)# ospfv3 priority 4

 
関連コマンド

コマンド
説明

ospfv3 network

OSPFv3 ネットワーク タイプを既定メディアのデフォルト以外のタイプにします。

ospfv3 retransmit-interval

インターフェイスに属している隣接ルータヘの OSPFv3 Link-State Advertisement(LSA; リンクステート アドバタイズメント)再送信間隔を指定するには、 ospfv3 retransmit-interval コマンドを指定します。デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ospfv3 retransmit-interval seconds

no ospfv3 retransmit-interval

 
構文の説明

seconds

再送信間の時間(秒単位)。接続ネットワーク上の任意の 2 台のルータ間で想定される往復遅延より大きな値にする必要があります。値の範囲は 1 ~ 65535 秒です。デフォルトは 5 秒です。

 
デフォルト

5 秒

 
コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

 
サポートされるユーザ ロール

ネットワーク管理者
VDC 管理者

 
コマンド履歴

リリース
変更箇所

4.0(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

LSA 再送信間隔を設定するには、 ospfv3 retransmit-interval コマンドを使用します。ルータがネイバーに LSA を送信する場合、ネイバーから Acknowledgement(ACK; 確認応答)メッセージを受信するまでは送信した LSA を保持しています。再送信インターバル以内に ACK を受信しないと、ローカル ルータは LSA を再送信します。

このコマンドには、Enterprise Services ライセンスが必要です。

次に、再送信インターバルの値を 8 秒に設定する例を示します。

switch(config)# interface ethernet 1/2
switch(config-if)# ospfv3 retransmit-interval 8

 

ospfv3 shutdown

OSPFv3 インターフェイスをシャットダウンするには ospfv3 shutdown コマンドを使用します デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ospfv3 shutdown

no ospfv3 shutdown

 
構文の説明

このコマンドには、キーワードと引数はありません。

 
デフォルト

なし

 
コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

 
サポートされるユーザ ロール

ネットワーク管理者
VDC 管理者

 
コマンド履歴

リリース
変更箇所

4.0(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

このインターフェイス上で OSPFv3 をシャットダウンするには、 ospfv3 shutdown コマンドを使用します。

このコマンドには、Enterprise Services ライセンスが必要です。

次に、インターフェイス上で OSPFv3 をシャットダウンする例を示します。

switch(config)# interface ethernet 1/2
switch(config-if)# ospfv3 shutdown

 

ospfv3 transmit-delay

インターフェイス上で Open Shortest Path First version 3(OSPFv3)のリンクステート アップデート パケットの送信に必要な予想時間を設定するには、 ospfv3 transmit-delay コマンドを使用します。デフォルトに戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ospfv3 transmit-delay seconds

no ospfv3 transmit-delay

 
構文の説明

seconds

リンクステート アップデートの送信に必要な時間(秒)。範囲は 1 ~ 450 秒です。

 
デフォルト

1 秒

 
コマンド モード

インターフェイス コンフィギュレーション

 
サポートされるユーザ ロール

ネットワーク管理者
VDC 管理者

 
コマンド履歴

リリース
変更箇所

4.0(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

LSA アップデート パケットの送信に必要な予想時間を設定するには、 ospfv3 transmit-delay コマンドを使用します。OSPFv3 は、LSA パケットを送信する前に、LSA 経過時間を送信遅延時間だけ増やします。この値を設定する場合は、インターフェイスの送信遅延と伝搬遅延を考慮するようにしてください。

このコマンドには、Enterprise Services ライセンスが必要です。

次に、送信遅延の値を 8 秒に設定する例を示します。

switch(config)# interface ethernet 1/2
switch(config-if)# ospfv3 transmit-delay 8