Cisco Nexus 7000 および MDS 9000 用 NX-OS FCoE コンフィギュレーション ガイド
FCoE
FCoE

目次

FCoE

この章は、次の項で構成されています。

Fibre Channel over Ethernet(FCoE)について

FCoE は、物理イーサネット接続上でファイバ チャネル トラフィックを転送するメソッドを提供します。 FCoE では、基礎となるイーサネットを全二重にして、ファイバ チャネル トラフィックのロスレス動作を提供する必要があります。


(注)  


イーサネットのロスレス動作は、輻輳が発生した際にパケット損失を防ぐ PFC メカニズムによって実現されます。


Cisco NX-OS ソフトウェアは、すべての 10 ギガビット イーサネット インターフェイスで T11 準拠の FCoE をサポートしています。

FCoE および FIP

FCoE 初期化プロトコル

スイッチでは、FCoE Initialization Protocol(FIP:FCoE 初期化プロトコル)により、イーサネット LAN に接続された FCoE 対応エンティティの検出および初期化を実行できます。 Cisco NX-OS スイッチは、T11 準拠の第 2 世代 CNA 用に Converged Enhanced Ethernet Data Center Bridging Exchange(CEE-DCBX)をサポートしています。

次のスイッチは、第 1 世代 CNA の Pre-FIP をサポートしていません。

  • Cisco Nexus 7000

  • Cisco MDS 9700

  • Cisco MDS 9500

  • Cisco MDS 9250i

FIP 仮想リンクのインスタンス化

FIP は、デバイスの検出、初期化、およびリンクのメンテナンスを実行する際に使用されます。 FIP は次の処理を実行します。

  • FIP VLAN の検出:FCoE VLAN を検出します。この FCoE VLAN は、確立された仮想リンク上で、他のすべての FIP プロトコルに使用するとともにファイバ チャネル ペイロードの FCoE カプセル化にも使用します。 FIP VLAN の検出は、イーサネット トラフィックを交換するために発信側またはターゲットで使用するネイティブ VLAN で行われます。 FIP VLAN 検出プロトコルは、ネイティブ VLAN 上で稼働する唯一の FIP プロトコルです。他のすべての FIP プロトコルは、検出された FCoE VLAN 上で稼働します。

  • FIP FCF 検出:FCoE デバイスがファブリックに接続されている場合、検出要求メッセージが送信されます。 このメッセージに対しては、Fibre Channel Forwarder(FCF:ファイバ チャネル フォワーダ)またはスイッチが、送信要求されたアドバタイズメントで応答します。このアドバタイズメントにより、それ以降のログインに使用する FCF MAC アドレスが取得されます。

  • FCoE 仮想リンクのインスタンス化:FIP では、ファブリック ログイン(FLOGI)、ファブリック検出(FDISC)、ログアウト(LOGO)、および交換リンク パラメータ(ELP)の各フレーム、およびそれらに対応する応答フレームのカプセル化が定義されています。 FCoE デバイスでは、これらのメッセージに基づいて、ファブリック ログインが実行されます。

  • FCoE 仮想リンクのメンテナンス:FIP では、接続が継続的に有効であることを確認するため、スイッチと CNA との間で定期的にメンテナンス メッセージが送信されます。

FCoE フレームの形式

FCoE は、スイッチがファイバ チャネル フレームを固有のイーサネット タイプ 0x8906 を持つイーサネット パケットにカプセル化する場合に実装されます。 このパケットには、4 ビットのバージョン フィールドがあります。 フレーム内のその他のフィールド(送信元 MAC アドレス、宛先 MAC アドレス、VLAN タグ、およびフレーム マーカー)はすべて、標準のイーサネット フィールドです。 予備ビットの追加により、FCoE フレームの長さは IEEE 802.3 の最小パケット長である 64 バイトになります。

ファイバ チャネル フレームは、36 バイトのヘッダーと最大 2,112 バイトのデータで構成され、その合計サイズは最大で 2,148 バイトになります。 カプセル化されたファイバ チャネル フレームは、標準ヘッダーがすべて含まれているため、追加の修正を施すことなくストレージ ネットワークへ渡すことができます。 FCoE フレームの最大ファイバ チャネル フレームに対応するために、class-fcoe がデフォルトの最大伝送単位(MTU)2240 バイトに定義されます。

FCoE フレームの VLAN タギング

スイッチによってアダプタに送信されるイーサネット フレームには、IEEE 802.1Q タグが含まれます。 このタグには、PFC で使用するサービス クラス(CoS)値用のフィールドが含まれます。 また、IEEE 802.1Q タグには VLAN フィールドも含まれます。

FIP の T11 準拠 CNA から送信されるフレームの場合、スイッチでは FCoE VLAN 用の VLAN タグが付加されているという前提で処理が行われます。 タグが正しく付加されていないフレームは廃棄されます。


(注)  


VLAN 1 またはネイティブ VLAN を FCoE VSAN にマッピングすることはできません。


次のスイッチは、第 1 世代 CNA の Pre-FIP をサポートしていません。

  • Cisco Nexus 7000

  • Cisco MDS 9700

  • Cisco MDS 9500

  • Cisco MDS 9250i

FIP イーサネット フレームの形式

FIP は、固有のイーサタイプ 0x8914 を持つイーサネット パケットにカプセル化されます。 このパケットには、4 ビットのバージョン フィールドがあります。 また FIP パケットには、送信元 MAC アドレスおよび宛先 MAC アドレスのほか、FIP 動作コードや FIP 動作サブコードも含まれています。 次の表に、FIP 動作コードおよびサブコードの説明を示します。

表 1 FIP 動作コード

FIP 動作コード

FIP サブコード

FIP 動作

0x0001

0x01

検出要求

0x02

検出アドバタイズメント

0x0002

0x01

仮想リンク インスタンス化要求

0x02

仮想リンク インスタンス化応答

0x0003

0x01

FIP キープアライブ

0x02

FIP クリア仮想リンク

0x0004

0x01

FIP VLAN 要求

0x02

FIP VLAN 通知

DCBX

Data Center Bridging Exchange プロトコル

Data Center Bridging Exchange(DCBX)プロトコルは、Link Layer Discovery Protocol(LLDP)を拡張したものです。 DCBX エンド ポイントは、要求および Acknowledgment(ACK:確認応答)メッセージを交換します。 柔軟性については、パラメータは TLV フォーマットで符号化されます。 Cisco NX-OS スイッチは、Converged Enhanced Ethernet Data Center Bridging Exchange(CEE-DCBX)をサポートしています。また、Cisco NX-OS スイッチは、すべての T11 準拠の第 2 世代 CNA でサポートされています。

DCBX は、スイッチと CNA の間の物理イーサネット リンク上で実行されます。 デフォルトでは、DCBX はイーサネット インターフェイスでイネーブルです。 イーサネット インターフェイスがアップすると、スイッチでは CNA との通信が自動的に開始されます。

スイッチと CNA の間で FCoE が通常の動作をしている場合は、DCBX によりリンク エラーの検出が行われます。

また DCBX は、スイッチと CNA の間で機能についてのネゴシエーションを行い、CNA に設定値を送信する場合にも使用します。

スイッチに接続された CNA は、スイッチから送信された設定値が適用されるようにプログラミングされています。これにより、スイッチに接続されたすべての CNA に対してスイッチから設定値を配布することが可能で、設定エラーが生じる可能性が低くなるだけでなく、CNA の管理が容易になります。

ロスレス イーサネット

標準のイーサネットは、ベスト エフォート型のメディアであるため、どのような形のフロー制御も備えていません。 輻輳や衝突が発生すると、イーサネットはパケットをドロップします。 失われたデータの検出および廃棄されたパケットの再送信は、上位プロトコルにより行われます。

ファイバ チャネルを適切にサポートできるよう、イーサネットには Priority Flow Control(PFC:プライオリティ フロー制御)メカニズムが追加されています。

ローカル リンクのアップ/ダウン

ネイティブ ファイバ チャネル リンクでは、一部の設定アクション(VSAN の変更など)で、インターフェイス ステータスをリセットする必要があります。 インターフェイス ステータスをリセットすると、そのインターフェイスはスイッチによりいったん無効化され、その直後に再び有効化されます。

注意:

イーサネット リンクにより FCoE サービスが実装されている場合は、物理リンクをリセットしないでください。リセットすると、そのリンク上のすべてのトラフィックが中断されます。

論理リンク アップ/ダウン機能を使用すると、それぞれの仮想リンクを個別にリセットできます。 論理リンク ダウンは、FIP クリア仮想リンク メッセージを受けて実行されます。

注意:

CNA が論理リンク レベル アップ/ダウン機能をサポートしていない場合、CNA は物理リンクをリセットします。これは、イーサネット インターフェイス上のすべてのトラフィックが中断されることを意味します。

統合型ネットワーク アダプタ

Cisco NX-OS スイッチは、次の CNA の種類をサポートしています。

  • ハードウェア アダプタ

    • サーバ内で、既存のファイバ チャネル Host Bus Adapter(HBA; ホスト バス アダプタ)ドライバおよびイーサネット Network Interface Card(NIC; ネットワーク インターフェイス カード)ドライバとともに動作します。

    • ネットワークのサーバ オペレーティング システム表示は変更されません。CNA はオペレーティング システムに SAN インターフェイスおよび LAN インターフェイスを提供します。

  • FCoE ソフトウェア スタック

    • 既存の 10 ギガビット イーサネット アダプタで動作します。

次の Cisco NX-OS シリーズおよびプラットフォームは、第 2 世代 CNA をサポートしています。第 2 世代 CNA は、FIPS を使用して、スイッチとの間で使用可能な機能に関する情報を交換したり、設定可能な値をネゴシエートしたりします。

  • Cisco Nexus 2232

  • Cisco Nexus 5000

  • Cisco Nexus 5500

  • Cisco Nexus 7000

  • Cisco MDS 9700

  • Cisco MDS 9500

  • Cisco MDS 9250i

設定エラーを抑制し管理を容易にするため、スイッチから、接続されているすべてのアダプタへ設定データが配布されます。

STP Lite

FCoE にはブリッジ機能がない(つまり、STP ループがネットワークで作成されない)ため、完全なスパニング ツリー プロトコル(STP)は必要ありません。 FCoE インターフェイス上の STP Lite は、提案 BPDU を受信するたびに合意 Bridge Protocol Data Unit(BPDU)を送信することにより、ネットワーク上で高速コンバージェンスを確保します。 FCoE リンクは、マルチ スパニングツリー(MST)または Per VLAN Rapid Spanning Tree Plus(PVRST+)のいずれの Proposal BPDU に対しても、同一の Agreement BPDU を送信します。 また、STP Lite は FCoE VLAN の MAC アドレス フラッシュ機能を抑制します。

STP Lite は、最初の FCoE VLAN が起動するとすぐに、FCoE VLAN のデバイス全体にわたってデフォルトで自動的にイネーブルになります。 同時にシステムは、すべての FCoE リンクを STP タイプの標準ポートとして自動的に変換します。 この機能は、FCoE VLAN 上でのみ動作します。

FCoE のデフォルト設定

次の表に、FCoE パラメータのデフォルト設定を示します。

表 2  FCoE パラメータのデフォルト設定

パラメータ(Parameters)

デフォルト

FCoE 機能

未インストールまたはディセーブル

FC-MAP

0E.FC.00

ファブリック プライオリティ

128

アドバタイズ インターバル

8 秒

FCoE のライセンス要件

製品 ライセンス
Cisco Nexus 7000 シリーズ FCoE を実行する各 F シリーズ モジュールには、FCoE ライセンスが必要です。 デフォルト以外の VDC でイネーブルにされた FCoE では、Advanced Services ライセンスは不要です。 Cisco NX-OS ライセンス方式の詳細と、ライセンスの取得および適用の方法については、『Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。
Cisco MDS 9000 シリーズ FCoE にはライセンスは不要です。 Cisco NX-OS ライセンス方式の詳細と、ライセンスの取得および適用の方法については、『Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。

注意事項および制約事項

Cisco Nexus 7000:注意事項および制約事項

  • デフォルト VLAN 上の FCoE はイネーブルにできません。

  • QoS ポリシーは、ネットワーク内のすべての Cisco FCoE スイッチで同一である必要があります。

  • Cisco NX-OS Release 6.1 以降では、FCoE が F2 および F2e シリーズ モジュールでサポートされます。

    • FCoE は F2e(SFP+)モジュールのみをサポートします。

    • FCoE は F2e(銅線)モジュールはサポートしません。

FCoE VDC

専用ストレージ VDC の FCoE に関するガイドラインは、次のとおりです。

  • FCoE フィーチャ セットは、1 つの VDC でのみイネーブルにします。

  • FCoE により割り当てられた VLAN 範囲内で VLAN を作成します。

  • 専用の FCoE VDC のストレージ関連の機能以外の他の機能をイネーブルにしないでください。

  • 32 ポート 1 ギガビットおよび 10 ギガビット イーサネット I/O モジュール(PID N7K-F132XP-15)などの F シリーズ モジュールから、リソースを専用 FCoE VDC に割り当てます。

  • ストレージ VDC ではロール バックはサポートされていません。

  • F2 および F2e シリーズ モジュールでの FCoE サポート、SF248XP-25 には Supervisor 2 モジュールが必要です。

  • F2 および F2e シリーズ モジュールは、同じ VDC 内で他のモジュール タイプと共存できません。 これは、LAN とストレージ VDC の両方に当てはまります。

共有インターフェイス


(注)  


プロトコル ステートは、ポート機能により共有インターフェイスの親ポートをフラップするため、これを変更すると、ストレージ VDC の FCoE トラフィックに影響を与えます。

次のインターフェイス コンフィギュレーション モードは、イーサネット VDC からストレージ VDC までインターフェイスが共有されている間は使用できません。

  • SPAN 宛先

  • プライベート VLAN モード

  • ポートチャネル インターフェイス

  • アクセス モード

  • mac-packet-classify

  • 関連する QoS ポリシーが設定された VLAN の一部であるインターフェイス

共有イーサネット インターフェイスはトランク モードで、他の 1 つの VDC とだけ共有する必要があります。

ストレージ VDC

OOB 管理インターフェイス mgmt0 用に VDC を設定するには、vrf context management コマンドを使用します。 ただし、ストレージ VDC は VRF をサポートしていないため、mgmt0 を設定するには別のアプローチが必要です。

次の表に、VDC とストレージ VDC 用に mgmt 0 を設定する方法を示します。

VDC 用の mgmt 0 の設定 ストレージ VDC 用の mgmt 0 の設定
vrf context management
ip route 0.0.0.0/0 default_gateway
interface mgmt 0
ip address mgmt0_ip_address mgmt0_subnet_mask
no shut
ip route 0.0.0.0/0 default_gateway
(注)     

ip route コマンドは、デフォルト ゲートウェイを指すデフォルト ルートを指定します。

値は次のとおりです。

  • mgmt0_ip_address は mgmt0 IPv4 アドレスです。

  • mgmt0_subnet_mask は mgmt0 IPv4 ネットマスクです。

  • default_gateway はデフォルト ゲートウェイの IPv4 アドレスです。

VDC の詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide』を参照してください。

Cisco MDS 9000 シリーズ:注意事項および制約事項

  • デフォルト VLAN 上の FCoE はイネーブルにできません。

  • FCoE モジュール上の FCoE だけをイネーブルにできます。 ただし、これは 9250i MDS スイッチには適用されません。

  • QoS ポリシーは、ネットワーク内のすべての Cisco FCoE スイッチで同一である必要があります。

  • Cisco MDS 9700 シリーズ、MDS 9500 シリーズ、および 9250i スイッチは、LAN トラフィックをサポートせず、FCoE フレームを受信して処理するだけです。

  • Cisco MDS 9500 シリーズでは、Supervisor-2A モジュールをインストールして FCoE を設定する必要があります。

  • FC-Redirect サービスを使用するファブリックに FCoE モジュールをインストールできます。ただし、FC-Redirect サービス アプリケーション モジュールがイネーブルにされた同じスイッチに FCoE モジュールをインストールしないでください。

  • SME は、MDS FCoE ラインカード(DX-X9708-K9)で接続されたデバイスなど、FCoE 接続のデバイスをサポートしていません。

  • Cisco MDS NX-OS Release 5.2(x) では、DMM、SME、または IOA を実行しているスイッチに FCoE モジュールをインストールできません。

  • Cisco MDS 9250i は最大 32 の VSAN をサポートします。

  • MDS 9250i は、FCoE Switched Port Analyzer(SPAN)をサポートしません。

  • また、MDS 9250i は、汎用オンライン診断(GOLD)や Online Health Management System(OHMS)などの FCoE ポート診断をサポートしません。

FCoE の設定

FCoE の有効化

Cisco Nexus 7000:FCoE のイネーブル化

ストレージ VDC の FCoE をイネーブルにするために、デフォルト VDC に FCoE フィーチャ セットをインストールして、依存機能をイネーブルにする必要があります。

はじめる前に
  • デフォルト VDC にいることを確認します。

  • スイッチの正しいライセンスがインストールされていることを確認します。

  • VLAN 1 またはネイティブ VLAN で FCoE をイネーブルにしないでください。

手順の概要

    1.    configure terminal

    2.    install feature-set fcoe

    3.    feature lldp

    4.    (任意) feature lacp

    5.    system qos

    6.    service-policy type network-qos policy-name

    7.    (任意) show feature

    8.    (任意) copy running-config startup-config


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 configure terminal


    例:
    switch# configure terminal
    switch(config)#
     

    コンフィギュレーション モードに入ります。

     
    ステップ 2 install feature-set fcoe


    例:
    switch(config)# install feature-set fcoe
     

    デフォルト VDC に FCoE フィーチャ セットをインストールします。

     
    ステップ 3 feature lldp


    例:
    switch(config)# feature lldp
     

    デフォルト VDC のリンク層検出プロトコル(LLDP)機能をイネーブルにします。 FCoE の動作にはこの機能が必要です。

     
    ステップ 4 feature lacp


    例:
    switch(config)# feature lacp
     
    (任意)

    デフォルト VDC の Link Aggregation Control Protocol(LACP)機能をイネーブルにします。 この機能は、FCoE の動作のベスト プラクティスと見なされます。

     
    ステップ 5 system qos


    例:
    switch(config)# system qos
     

    Quality of Service(QoS)コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 6 service-policy type network-qos policy-name


    例:
    switch(config-sys-qos)# service-policy type
     network-qos default-nq-7e-policy
     

    FCoE トラフィックをサポートする QoS ポリシーをイネーブルにします。 デフォルトの policy-name は default-nq-8e-policy です。

     
    ステップ 7 show feature


    例:
    switch(config-sys-qos)# show feature
     
    (任意)

    イネーブルにされた機能に関する情報を表示します。

     

    ステップ 8 copy running-config startup-config


    例:
    switch(config-sys-qos)# copy running-config startup-config
     
    (任意)

    実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

     
    次の作業

    FCoE のイネーブル化を完了するには、ストレージ VDC を作成し、リソースを割り当てる必要があります。

    Cisco MDS 9000 シリーズ:FCoE のイネーブル化

    Cisco MDS 9700、MDS 9500、および MDS 9250i スイッチは、FCoE 対応モジュールがシャーシ内に存在するときに、自動的に FCoE 機能をイネーブルにします。 FCoE のサポート機能および適切な QoS ポリシーをイネーブルにする必要があります。
    はじめる前に
    • VLAN 1 またはネイティブ VLAN で FCoE をイネーブルにしないでください。

    手順の概要

      1.    configure terminal

      2.    (任意) feature lacp

      3.    system qos

      4.    service-policy type network-qos policy-name

      5.    (任意) show feature

      6.    (任意) copy running-config startup-config


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 configure terminal


      例:
      switch# configure terminal
      switch(config)#
       

      コンフィギュレーション モードに入ります。

       
      ステップ 2 feature lacp


      例:
      switch(config)# feature lacp
       
      (任意)

      Link Aggregation Control Protocol(LACP)機能をイネーブルにします。 この機能は、FCoE の動作のベスト プラクティスと見なされます。

       
      ステップ 3 system qos


      例:
      switch(config)# system qos
       

      Quality of Service(QoS)コンフィギュレーション モードを開始します。

       
      ステップ 4 service-policy type network-qos policy-name


      例:Cisco MDS 9500 シリーズ スイッチ上:
      switch(config-sys-qos)# service-policy type
       network-qos default-nq-7e-policy


      例: Cisco MDS 9250i マルチサービス スイッチ上:
      switch(config-sys-qos)# service-policy type
       network-qos default-nq-4e-2q4q-policy
       

      FCoE トラフィックをサポートする QoS ポリシーをイネーブルにします。 デフォルトの policy-name は default-nq-6e-policy です。

       
      ステップ 5 show feature


      例:
      switch(config-sys-qos)# show feature
       
      (任意)

      イネーブルにされた機能に関する情報を表示します。

       

      ステップ 6 copy running-config startup-config


      例:
      switch(config-sys-qos)# copy running-config startup-config
       
      (任意)

      実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

       

      FCoE の無効化

      Cisco Nexus 7000:FCoE のディセーブル化

      FCoE フィーチャ セットをディセーブル化またはアンインストールできます。 VDC で FCoE フィーチャ セットを禁止することもできます。

      はじめる前に

      正しい VDC を使用していることを確認します。

      手順の概要

        1.    configure terminal

        2.    vdc vdc_id type storage

        3.    (任意) no allow feature-set fcoe

        4.    no feature-set fcoe

        5.    exit

        6.    no install feature-set fcoe

        7.    (任意) show feature-set

        8.    (任意) copy running-config startup-config


      手順の詳細
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1 configure terminal


        例:
        switch# configure terminal
        switch(config)#
         

        コンフィギュレーション モードに入ります。

         
        ステップ 2 vdc vdc_id type storage


        例:
        switch(config)# vdc fcoe type storage
        switch(config-vdc)#
         

        VDC コンフィギュレーション モードを開始します。 vdc_id には最大 32 文字の英数字を使用できます。大文字と小文字は区別されます。

         
        ステップ 3 no allow feature-set fcoe


        例:
        switch(config-vdc)# no allow feature-set fcoe
        switch(config-vdc)#
         
        (任意)

        この VDC の FCoE を禁止します。 デフォルトは、[allow] です。

         
        ステップ 4 no feature-set fcoe


        例:
        switch(config-vdc)# no feature-set fcoe
         

        FCoE フィーチャ セットをディセーブルにします。 no feature-set fcoe コマンドは、設定のサイズが非常に大きい場合、完了に時間がかかることがあります。 このコマンドは、FCoE フィーチャ セットに関連付けられている設定のすべてをクリーン アップします。

         
        ステップ 5 exit


        例:
        switch(config-vdc)# exit
        switch(config)#
         

        VDC コンフィギュレーション モードを終了します。

         
        ステップ 6 no install feature-set fcoe


        例:
        switch(config)# no install feature-set fcoe
         

        FCoE フィーチャ セットをアンインストールします。 FCoE フィーチャ セットをディセーブルにした後、デフォルト VDC でこのコマンドを使用します。

         
        ステップ 7 show feature-set


        例:
        switch(config)# show feature-set
         
        (任意)

        フィーチャ セットに関する情報を表示します。

         

        ステップ 8 copy running-config startup-config


        例:
        switch(config)# copy running-config startup-config
         
        (任意)

        実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

         

        Cisco MDS 9000 シリーズ:FCoE のディセーブル化

        FCoE 機能をディセーブルにすると、すべての FCoE コマンドが CLI から削除され、FCoE 設定が消去されます。

        手順の概要

          1.    configure terminal

          2.    no feature-set fcoe


        手順の詳細
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1 configure terminal


          例:
          switch# configure terminal
          switch(config)#
           

          コンフィギュレーション モードに入ります。

           
          ステップ 2 no feature-set fcoe


          例:
          switch(config)# no feature-set fcoe
           

          FCoE フィーチャ セットをディセーブルにします。 no feature-set fcoe コマンドは、設定のサイズが非常に大きい場合、完了に時間がかかることがあります。 このコマンドは、FCoE フィーチャ セットに関連付けられている設定のすべてをクリーン アップします。

           

          次の例は、スイッチの FCoE を無効にする方法を示したものです。

          switch# configure terminal
          switch(config)# no feature-set fcoe
           

          FC-Map の設定

          対象となるスイッチのファイバ チャネル ファブリックを識別するための FC-Map を設定することにより、ファブリック間の通信に伴うデータの破損を防ぐことができます。 FC-Map が設定されると、現在のファブリックの一部ではない MAC アドレスがスイッチによって廃棄されます。 FCF は、CNA に Fabric Provide MAC Addresses(FPMA)を割り当てることができます。CNA は、ファブリックの FC-Map 値とファブリック ログイン時に割り当てられたファイバ チャネル ID(FCID)で構成されます。


          (注)  


          Cisco MDS 9700 スイッチ、Cisco MDS 9500 スイッチ、および MDS 9250i スイッチの場合は、次の configure terminal で起動します。


          はじめる前に

          Cisco Nexus 7000 シリーズの場合、この機能を設定するにはストレージ VDC を使用する必要があります。

          手順の概要

            1.    (Cisco Nexus 7000)switchto vdc vdc-id type storage

            2.    configure terminal

            3.    fcoe fcmap fabric-map


          手順の詳細
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1 (Cisco Nexus 7000)switchto vdc vdc-id type storage

            例:
            switch# switchto vdc fcoe type storage
            fcoe#
             

            ストレージ VDC に切り替えます。 この手順は Cisco Nexus 7000 シリーズにだけ必要です。

             
            ステップ 2 configure terminal


            例:
            fcoe# configure terminal
            fcoe(config)#
             

            コンフィギュレーション モードを開始します。

             
            ステップ 3 fcoe fcmap fabric-map


            例:
            fcoe(config)# fcoe fcmap 0x0efc2a
             

            グローバル FC-Map を設定します。 デフォルト値は 0x0EFC00 です。 範囲は 0x0EFC00 ~ 0x0EFCFF です。 デフォルト値にリセットするには、no fcoe map コマンドを使用します。

             

            次に、Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチのグローバル FC-Map を設定する例を示します。

            switch# switchto vdc fcoe type storage
            fcoe# configure terminal
            fcoe(config)# fcoe fcmap 0x0efc2a
            
            

            次に、Cisco MDS 9700、MDS 9500、または MDS 9250i スイッチのグローバル FC-Map を設定する例を示します。

            switch# configure terminal
            switch(config)# fcoe fcmap 0x0efc2a
            
            

            ファブリック プライオリティの設定

            FCoE スイッチは、自身のプライオリティをアドバタイズします。 ファブリック内の CNA では、このプライオリティを基に、接続先として最適なスイッチが決定されます。


            (注)  


            Cisco MDS 9700 スイッチ、MDS 9500 スイッチ、および MDS 9250i スイッチの場合は、次の configure terminal で起動します。


            はじめる前に

            Cisco Nexus 7000 シリーズの場合、この機能を設定するにはストレージ VDC を使用する必要があります。

            手順の概要

              1.    (Cisco Nexus 7000)switchto vdc vdc-id type storage

              2.    configure terminal

              3.    fcoe fcf-priority fabric-priority


            手順の詳細
               コマンドまたはアクション目的
              ステップ 1 (Cisco Nexus 7000)switchto vdc vdc-id type storage

              例:
              switch# switchto vdc fcoe type storage
              fcoe#
               

              ストレージ VDC に切り替えます。 この手順は Cisco Nexus 7000 シリーズにだけ必要です。

               
              ステップ 2 configure terminal


              例:
              fcoe# configure terminal
              fcoe(config)#
               

              コンフィギュレーション モードを開始します。

               
              ステップ 3 fcoe fcf-priority fabric-priority


              例:
              fcoe(config)# fcoe fcf-priority 42
               

              グローバル ファブリック プライオリティを設定します。 デフォルト値は 128 です。 有効な範囲は、0(高い)~ 255(低い)です。 グローバル ファブリック プライオリティをデフォルト値にリセットするには、no fcoe fcf-priority コマンドを使用します。

               

              次に、Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチのグローバル ファブリック プライオリティを設定する例を示します。

              switch# switchto vdc fcoe type storage
              fcoe# configure terminal
              fcoe(config)# fcoe fcf-priority 42
              

              次に、Cisco MDS 9700、MDS 9500、および MDS 9250i スイッチのグローバル ファブリック プライオリティを設定する例を示します。

              switch# configure terminal
              switch(config)# fcoe fcf-priority 42
              
              

              アドバタイズメント間隔の設定

              スイッチ上で、ファイバ チャネル ファブリックのアドバタイズメント間隔を設定できます。


              (注)  


              Cisco MDS 9000 スイッチの場合は、configure terminal から開始します。


              はじめる前に

              Cisco Nexus 7000 シリーズの場合、この機能を設定するにはストレージ VDC を使用する必要があります。

              手順の概要

                1.    (Cisco Nexus 7000)switchto vdc vdc-id type storage

                2.    configure terminal

                3.    fcoe fka-adv-period interval


              手順の詳細
                 コマンドまたはアクション目的
                ステップ 1 (Cisco Nexus 7000)switchto vdc vdc-id type storage

                例:
                switch# switchto vdc fcoe type storage
                fcoe#
                 

                ストレージ VDC に切り替えます。 この手順は Cisco Nexus 7000 シリーズにだけ必要です。

                 
                ステップ 2 configure terminal


                例:
                fcoe# configure terminal
                fcoe(config)#
                 

                コンフィギュレーション モードを開始します。

                 
                ステップ 3 fcoe fka-adv-period interval


                例:
                fcoe(config)# fcoe fka-adv-period 8
                fcoe#
                 

                ファブリックのアドバタイズメント間隔を設定します。 デフォルト値は 8 秒です。 有効な範囲は 4 ~ 60 秒です。

                 

                次に、Cisco Nexus 7000 シリーズ スイッチでファブリックのアドバタイズメント間隔を設定する例を示します。

                switch# switchto vdc fcoe type storage
                fcoe# configure terminal
                fcoe(config)# fcoe fka-adv-period 42
                
                

                次に、Cisco MDS 9000 スイッチでファブリックのアドバタイズメント間隔を設定する例を示します。

                switch# configure terminal
                switch(config)# fcoe fka-adv-period 42
                 

                FCoE リンクの LAN トラフィックの無効化

                FCoE リンクの LAN トラフィックを無効にできます。

                DCBX を使用すると、スイッチから、直接接続された CNA へ LAN Logical Link Status(LLS:論理リンク ステータス)メッセージを送信できます。 LLS-Down メッセージを CNA に送信するには、shutdown lan コマンドを入力します。 このコマンドにより、インターフェイスの VLAN のうち、FCoE に対応していないすべての VLAN をダウンできます。 インターフェイスの VLAN のうち FCoE に対応している VLAN では、中断されることなくそのまま SAN トラフィックを伝送できます。


                (注)  


                shutdown lan コマンドは、 Cisco NX-OS Release 6.2(6) 以降でサポートされます。 このコマンドの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Interfaces Command Reference』を参照してください。


                手順の概要

                  1.    configure terminal

                  2.    interface ethernet slot/port

                  3.    shutdown lan

                  4.    (任意) show interface

                  5.    (任意) copy running-config startup-config


                手順の詳細
                   コマンドまたはアクション目的
                  ステップ 1 configure terminal


                  例:
                  switch# configure terminal
                  switch(config)#
                   

                  コンフィギュレーション モードに入ります。

                   
                  ステップ 2 interface ethernet slot/port


                  例:
                  switch(config)# interface e 2/1
                  switch(config-if)#
                   

                  設定するインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 ? を使用して、サポートされているインターフェイスのリストを表示します。

                   
                  ステップ 3shutdown lan


                  例:
                  switch(config-if)# shutdown lan
                   

                  インターフェイス上のイーサネット トラフィックをシャットダウンします。 インターフェイスが FCoE VLAN の一部である場合は、シャットダウンを実行しても、その FCoE トラフィックに影響はありません。 このインターフェイスのイーサネット トラフィックを再度イネーブルにするには、no shutdown lan を使用します。

                   
                  ステップ 4show interface


                  例:
                  switch(config-if)# show interface
                   
                  (任意)

                  インターフェイスに関する情報を表示します。

                   
                  ステップ 5copy running-config startup-config


                  例:
                  switch(config-if)# copy running-config startup-config
                   
                  (任意)

                  実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

                   

                  FCoE 設定の確認

                  FCoE の設定情報を表示するには、次のいずれかの作業を行います。

                  コマンド

                  目的

                  show fcoe

                  FCoE がスイッチでイネーブルになっているかどうかを表示します。

                  show fcoe database

                  FCoE データベースの内容を表示します。

                  show interface vfc [number]

                  vFC インターフェイスに関する情報を表示します。

                  show interface [interface number] fcoe

                  個々のインターフェイスまたはすべてのインターフェイスに関する FCoE 設定を表示します。

                  次の例は、FCoE 機能が有効になっているかどうかを確認する方法を示したものです。

                  switch# show fcoe
                  Global FCF details
                          FCF-MAC is 00:0d:ec:6d:95:00
                          FC-MAP is 0e:fc:00
                          FCF Priority is 128
                          FKA Advertisement period for FCF is 8 seconds
                  
                  

                  次に、FCoE データベースを表示する例を示します。

                  switch# show fcoe database
                  ------------------------------------------------------------------------------
                  INTERFACE       FCID            PORT NAME               MAC ADDRESS
                  ------------------------------------------------------------------------------
                  vfc3            0x490100        21:00:00:1b:32:0a:e7:b8 00:c0:dd:0e:5f:76
                  
                  

                  次の例は、あるインターフェイスの FCoE 設定を表示する方法を示したものです。

                  switch# show interface ethernet 1/37 fcoe
                  Ethernet1/37 is FCoE UP
                      vfc3 is Up
                          FCID is 0x490100
                         PWWN is 21:00:00:1b:32:0a:e7:b8
                         MAC addr is 00:c0:dd:0e:5f:76
                  
                  

                  FCoE に関する追加情報

                  関連資料

                  関連項目 マニュアル タイトル

                  コマンド リファレンス

                  『Cisco NX-OS FCoE Command Reference for Cisco Nexus 7000 and Cisco MDS 9000』

                  Cisco NX-OS のライセンス

                  『Cisco NX-OS Licensing Guide』

                  標準および RFC

                  標準/RFC Title
                  T11 FC BB-5 ファイバ チャネル バックボーン 5

                  MIB

                  MIB MIB のリンク
                   

                  選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットに関する MIB を探してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

                  http:/​/​www.cisco.com/​go/​mibs

                  テクニカル サポート

                  説明 Link

                  シスコのサポート Web サイトでは、シスコの製品やテクノロジーに関するトラブルシューティングにお役立ていただけるように、マニュアルやツールをはじめとする豊富なオンライン リソースを提供しています。

                  お使いの製品のセキュリティ情報や技術情報を入手するために、Cisco Notification Service(Field Notice からアクセス)、Cisco Technical Services Newsletter、Really Simple Syndication(RSS)フィードなどの各種サービスに加入できます。

                  シスコのサポート Web サイトのツールにアクセスする際は、Cisco.com のユーザ ID およびパスワードが必要です。

                  http:/​/​www.cisco.com/​support