Cisco Nexus 7000 シリーズ NX-OS FabricPath 設定ガイド
高度な FabricPath 機能
高度な FabricPath 機能

目次

高度な FabricPath 機能

この章では、高度な FabricPath 機能(たとえば Cisco NX-OS デバイスでの Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)プロトコルの使用など)を設定する方法について説明します。

機能情報の確認

ご使用のソフトウェア リリースで、このモジュールで説明されるすべての機能がサポートされているとは限りません。 最新の警告および機能情報については、https:/​/​tools.cisco.com/​bugsearch/​ の Bug Search Tool およびご使用のソフトウェア リリースのリリース ノートを参照してください。 このモジュールに記載されている機能の詳細、および各機能がサポートされているリリースのリストについては、「新規および変更された情報(New and Changed Information)」の章または以下の「機能の履歴」表を参照してください。

高度な FabricPath 機能について


(注)  


FabricPath を実行するには、シャーシに F シリーズ モジュールを取り付けている必要があります。


FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細設定について


(注)  


FabricPath のレイヤ 2 IS-IS のデフォルト動作については、「FabricPath スイッチングの設定」を参照してください。


レイヤ 2 IS-IS のデフォルト設定を使用して FabricPath ネットワークを実行することを推奨します。

IS-IS 設定の多くは、任意で変更することもできます。 次の設定を変更できます。

  • デバイス全体および FabricPath ネットワーク内の各デバイスでグローバルに変更

  • FabricPath ネットワーク内の指定の FabricPath インターフェイスで変更

FabricPath レイヤ 2 IS-IS 設定のいずれかを変更した場合は、FabricPath ネットワーク内のすべてのデバイスのグローバル パラメータに対して、また、ネットワーク内の該当するすべての FabricPath インターフェイスのインターフェイス パラメータに対して、必ず同じ変更を加えてください。

レイヤ 2 IS-IS は、レイヤ 3 IS-IS に基づいており、レイヤ 2 で実行できるように拡張されています。 レイヤ 2 IS-IS のコマンドと、レイヤ 3 IS-IS のコマンドは異なります。 レイヤ 2 IS-IS は、FabricPath のコントロール プレーンであり、単一のプロトコルにより、すべてのユニキャスト、およびマルチキャスト トラフィックを制御します。 転送に関しては、FabricPath レイヤ 2 IS-IS では、ユニキャスト、未知のユニキャスト、ブロードキャスト、およびマルチキャスト フレームのトラフィックが転送されます。 レイヤ 2 IS-IS を使用して、システムは FabricPath ネットワーク全体にわたるループフリー パスを維持します(FabricPath レイヤ 2 IS-IS のデフォルト動作については「FabricPath スイッチングの設定」、FabricPath フォワーディングについては「FabricPath フォワーディングの設定」をそれぞれ参照してください)。

これらの FabricPath レイヤ 2 IS-IS 詳細設定によって、FabricPath ネットワークの動作を微調整することができます。

Cisco Nexus リリース 6.2(2) 以降、次に示す FabricPath レイヤ 2 IS-IS 詳細機能を使用できます。

  • オーバーロード ビット:FabricPath IS-IS のオーバーロード ビットを設定できます。 ノードがリブートしたりオーバーロード状態になったりした状況での、一貫したルーティング動作を実現します。

  • VLAN プルーニング:VLAN 用の F1 シリーズ モジュール、F2 シリーズ モジュール、またはスイッチ仮想インターフェイス(SVI)上にアクティブなクラシック イーサネット(CE)ポートが存在する場合にのみ、それらの VLAN のデータ トラフィックがスイッチによって取り込まれます。

  • ルート マップおよびメッシュ グループ:FabricPath IS-IS トポロジに再配布されるルートを制御するために、ルート マップを使用できます。 メッシュ グループは、パラレル リンクおよびメッシュ トポロジのフラッディングを削減します。 パラレル リンクの場合、ブロック モードにより、最初の交換後にフラッディングが停止します。 メッシュ トポロジの場合、グループ モードによってリンクがグループ化され、リンクステート パケット(LSP)フラッディングが停止されて、LSP を受け取るグループ内の同じリンクに戻されます。


(注)  


Cisco NX-OS リリース 6.2(8) より前の FabricPath レイヤ 2 IS-IS は、オーバーロード ビットが設定された状態でもエニーキャスト スイッチ ID をアドバタイズします。これにより、選択したノードのコンバージェンスに長い時間がかかることがあります。 Cisco NX-OS リリース 6.2(8) 以降、システムはオーバーロード ビットが設定された状態でエニーキャスト スイッチ ID をアドバタイズしません。これによりコンバージェンス時間が改善されます。


高可用性

FabricPath トポロジでは、ISSU を介して設定が保持されます。

高可用性の詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS High Availability and Redundancy Guide』を参照してください。

仮想デバイス コンテキスト

スイッチで FabricPath をイネーブルにする前に FabricPath フィーチャ セットをインストールする必要があります。 FabricPath フィーチャ セットのインストールの詳細については、『Configuring Feature Set for FabricPath』を参照してください。

F シリーズ モジュールには複数の FE が存在するため、次のポート ペアを同じ VDC に割り当てる必要があります。

  • ポート 1 とポート 2

  • ポート 3 とポート 4

  • ポート 5 とポート 6

  • ポート 7 とポート 8

  • ポート 9 とポート 10

  • ポート 11 とポート 12

  • ポート 13 とポート 14

  • ポート 15 とポート 16

  • ポート 17 とポート 18

  • ポート 19 とポート 20

  • ポート 21 とポート 22

  • ポート 23 とポート 24

  • ポート 25 とポート 26

  • ポート 27 とポート 28

  • ポート 29 とポート 30

  • ポート 31 とポート 32

VDC の詳細については、『Virtual Device Context Configuration Guide, Cisco DCNM for LAN』を参照してください。

複数のトポロジ

FabricPath の枠組みでは、1 つのネットワークを複数のトポロジに分割できます。 各トポロジの中で、ブロードキャストおよびマルチキャスト トラフィックの転送用に 1 つ以上のツリーを計算できます。 ツリーは非環式グラフ形式によるリンクのサブセットで、グラフは、非環式トポロジを形成するレイヤ 2 マルチパス(L2MP)ノードおよびリンクのコレクションです。 L2MP IS-IS コンポーネントは、同じプロセスで実行される複数のトポロジーをサポートします。これにより、VLAN あたり 1 プロセスを使用する場合と比べて CPU 使用率が低減します。

同じレイヤ 2 ドメイン内に複数のポッド(小さなレイヤ 2 ブロック)を含めることができますが、すべてのポッドで同じ VLAN のセットを設定する必要があります。 FabricPath を使用しない場合、各ポッドでいくつかの VLAN をローカル VLAN として使用することができ、それらの VLAN のトラフィックはポッド内のスイッチに限定されます。 ローカル VLAN トラフィックをポッド向けに制限するために、ローカル VLAN 用に別個の FabricPath トポロジが設定されます。 各ポッドの設定では、いくつかのローカル VLAN からなる固有のセットを使用する必要があります。 ローカル VLAN 上のブロードキャストおよびマルチキャスト トラフィックは、マルチキャスト ツリーに基づいてスパイン スイッチおよび他のポッドを通過することがあります。

L2MP ネットワークに複数のトポロジが存在することがあります。 各トポロジには、複数のグラフが関連付けられます。 ただし、動的リソース割り当てプロトコル(DRAP)からトリガーを受け取るまでは、すべてのグラフが使用可能なわけではありません。 トリガーを受信すると、グラフがアクティブ化されます。 トポロジが変更されると、これらのグラフのループフリー プロパティを維持するために、ポートのハードウェア状態を設定するトリガーが送信されます。 L2MP IS-IS コンポーネントは、他のプロトコルからのマルチキャスト ルートの再配布を要求します。 マルチキャスト レイヤ 2 ルーティング情報ベース(M2RIB)に入力されたすべてのルートが、L2MP IS-IS によって、グループメンバーシップ(GM)リンクステート プロトコル(LSP)で再配布されます。

FabricPath のライセンス要件

FabricPath には、拡張レイヤ 2 パッケージのライセンスが必要です。 Cisco NX-OS ライセンス方式の詳細と、ライセンスの取得および適用の方法については、『Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。

FabricPath の前提条件

FabricPath フォワーディングには、次の前提条件があります。

  • クラシカル イーサネットのレイヤ 2 機能の使用経験がある。

  • スイッチで FabricPath をイネーブルにする前に、FabricPath フィーチャ セットをデフォルトおよびデフォルト以外の VDC にインストールしている。 FabricPath フィーチャ セットのインストールとイネーブル化の詳細については、『Configuring Feature Set for FabricPath』を参照してください。

  • サービス障害や電源投入後など、スタンバイ スーパーバイザが不安定な状態にある場合、FabricPath フィーチャ セットの操作によってスタンバイ スーパーバイザがリロードされることがあります。

  • デバイスにログインしている。

  • 拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされていることを確認します。

  • 現在の仮想デバイス コンテキスト(VDC)が正しい。 VDC は、一連のシステム リソースを論理的に表現する用語です。 switchto vdc コマンドでは VDC 番号を指定できます。

  • F シリーズ モジュールで作業している。

FabricPath の詳細機能に関する注意事項および制限事項

FabricPath 設定時の注意事項と制限事項は次のとおりです。

  • FabricPath インターフェイスは、 FabricPath でカプセル化されたトラフィックだけを伝送します。

  • コマンドを表示したり、コマンドにアクセスしたりするには、各デバイスで FabricPath をイネーブルにします。 各デバイスで FabricPath をイネーブルにするには、feature-set fabricpath コマンドを入力します。 FabricPath フィーチャ セットのインストールとイネーブル化の詳細については、『Configuring Feature-Set for FabricPath』を参照してください。

  • サービス障害や電源投入後など、スタンバイ スーパーバイザが不安定な状態にある場合、FabricPath フィーチャ セットの操作によってスタンバイ スーパーバイザがリロードされることがあります。

  • STP は、FabricPath ネットワーク内では動作しません。

  • F シリーズ モジュールは、複数の SPAN 宛先ポートや仮想 SPAN をサポートしません。 F シリーズ モジュールのポートが VDC 内にあり、その VDC に複数の SPAN 宛先ポートが存在する場合、その SPAN セッションは機能しません。

  • FabricPath の実行中は、プライベート VLAN 設定に次の注意事項が適用されます。

    • プライベート VLAN 内のすべての VLAN は同じ VLAN モード(CE または FabricPath)である必要があります。 タイプの異なる VLAN をプライベート VLAN に追加しようとしても、それらの VLAN はプライベート VLAN でアクティブになりません。 その設定はシステムに記憶されるので、後で VLAN モードを変更したときに、その VLAN は指定のプライベート VLAN でアクティブになります。

    • FabricPath ポートは、プライベート VLAN に追加できません。

  • システムは、階層型のスタティック MAC アドレスをサポートしません。 つまり、スタティックな FabricPath ODA および OSA は設定できません。クラシカル イーサネットのスタティック MAC アドレスだけを設定できます。

  • F シリーズ モジュールでは、VLAN 内にポートを持つすべての転送エンジン(FE)にユーザ設定のスタティック MAC アドレスがプログラムされます。

FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細パラメータの設定


(注)  


次のコマンドを表示するには、F シリーズ モジュールで FabricPath をイネーブルにする必要があります。


FabricPath をイネーブルにするとレイヤ 2 IS-IS プロトコルは自動的に動作しますが、任意でパラメータを設定することもできます。 FabricPath レイヤ 2 IS-IS パラメータにはグローバルに設定するものと、インターフェイス単位で設定するものがあります。

FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細パラメータのグローバル設定(任意)

FabricPath をイネーブルにすると、FabricPath レイヤ 2 IS-IS プロトコルは自動的に動作しますが、グローバル パラメータを任意で設定することもできます。

はじめる前に

F シリーズ モジュールで作業していることを確認します。

拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされていることを確認します。

FabricPath 機能がイネーブルになっていることを確認します。

手順
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1switch# configure terminal   グローバル コンフィギュレーション モードを開始します  
    ステップ 2switch(config)# fabricpath domain default  

    グローバル FabricPath レイヤ 2 IS-IS コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 3switch(config-fabricpath-isis)# authentication-check   (任意)

    PDU 受信での認証チェックを設定します。 認証チェックをオフにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

    デフォルトはオンです。

     
    ステップ 4switch(config-fabricpath-isis)# authentication key-chain auth-key-chain-name   (任意)

    認証キー チェーンを設定します。 このパラメータをクリアするには、このコマンドの no 形式を使用します。

    キーチェーンの作成の例は、次のとおりです。

    key chain trees
      key 0
       key-string cisco01
       accept-lifetime 07:00:00 Sep 20 2011
    infinite
       send-lifetime 07:00:00 Sep 20 2011
    infinite

    キー チェーンの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Security Configuration Guide』を参照してください。

     
    ステップ 5switch(config-fabricpath-isis)# authentication type {cleartext | md5}   (任意)

    認証タイプを設定します。 このパラメータをクリアするには、このコマンドの no 形式を使用します。

     
    ステップ 6switch(config-fabricpath-isis)# log-adjacency-changes   (任意)

    FabricPath レイヤ 2 IS-IS ネイバーの状態が変わった場合にログ メッセージを送信するよう、デバイスを設定します。 ログ メッセージを停止するには、このコマンドの no 形式を入力します。 デフォルトは off です。

     
    ステップ 7switch(config-fabricpath-isis)# lsp-gen-interval lsp-max-wait [lsp-initial-wait lsp-second-wait]   (任意)

    LSP 生成の間隔を設定します。 デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 オプションの引数は次のとおりです。

    • lsp-max-wait:トリガーから LSP 発生までの初期待ち時間。 有効な範囲は 50 ~ 12000 ミリ秒で、デフォルト値は 8000 ミリ秒です。

    • lsp-initial-wait:トリガーから LSP 発生までの初期待ち時間。 有効な範囲は 50 ~ 12000 ミリ秒で、デフォルト値は 50 ミリ秒です。

    • lsp-second-wait:バックオフ時の LSP スロットルに使用する第 2 待ち時間。 有効な範囲は 50 ~ 12000 ミリ秒で、デフォルト値は 50 ミリ秒です。

     
    ステップ 8switch(config-fabricpath-isis)# lsp-mtu mtu   (任意)

    LSP MTU を設定します。 デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 有効な範囲は 128 ~ 4352 で、デフォルト値は 1492 です。

     
    ステップ 9switch(config-fabricpath-isis)# max-lsp-lifetime secs   (任意)

    LSP の最大ライフタイムを秒数で設定します。 デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 有効な範囲は 128 ~ 4352 で、デフォルト値は 1492 です。

     
    ステップ 10switch(config-fabricpath-isis)# maximum-paths max-paths   (任意)

    1 つの宛先あたりの最大パス数を設定します。 デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 有効な範囲は 1 ~ 16 で、デフォルト値は 16 です。

     
    ステップ 11switch(config-fabricpath-isis)# reference-bandwidth {ref-mbps [Mbps] | ref-gbps [Gbps]}   (任意)

    FabricPath レイヤ 2 IS-IS コストの割り当てに使用する参照帯域幅を設定します。 デフォルト値は 400000 Mbps です。 デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 オプションの引数は次のとおりです。

    • ref-mbps:有効な範囲は 1 ~ 400000 で、デフォルト値は 400000 です。

    • ref-gbps:有効な範囲は 1 ~ 4000 で、デフォルト値は 400 です。

     
    ステップ 12switch(config-fabricpath-isis)# spf-interval spf-max-wait [spf-initial-wait spf-second-wait]   (任意)

    LSA 到着までのインターバルを設定します。 デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 オプションのキーワードは次のとおりです。

    • spf-max-wait:トリガーから SPF 計算までの最大待機時間。 有効な範囲は 50 ~ 120000 ミリ秒で、デフォルト値は 8000 ミリ秒です。

    • spf-initial-wait:トリガーから SPF 計算までの最初の待機時間。 有効な範囲は 50 ~ 120000 ミリ秒で、デフォルト値は 50 ミリ秒です。

    • spf-second-wait:バックオフ時の SPF 計算に使用する第 2 待機時間。 有効な範囲は 50 ~ 120000 ミリ秒で、デフォルト値は 50 ミリ秒です。

     
    ステップ 13switch(config-fabricpath-isis)# graceful-restart [t3 manual secs]   (任意)

    FabricPath レイヤ 2 IS-IS プロトコルに関するグレースフル リスタートをイネーブルにします。 グレースフル リスタートをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を入力してください。 グレースフル リスタート タイマーを設定するには t3 manual キーワードを使用します。有効な範囲は 30 ~ 65535 で、デフォルト値は 60 です。

    デフォルトでは、この機能はオンです。

     
    ステップ 14switch(config-fabricpath-isis)# redistribute filter route-map map-name   (任意)

    FabricPath IS-IS トポロジの中に再配布されるルートを制御するルート マップを設定します。

    (注)     

    ルート マップの設定の詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Unicast Routing Configuration Guide』を参照してください。

     
    ステップ 15switch(config-fabricpath-isis)# hostname dynamic   (任意)

    FabricPath レイヤ 2 IS-IS プロトコルに関するダイナミック ホスト名をイネーブルにします。 ダイナミック ホスト名をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を入力します。

     
    ステップ 16switch(config-fabricpath-isis)# root-priority value   (任意)

    FabricPath ネットワークでレイヤ 2 IS-IS プロトコルのルートになるノードのプライオリティを設定します。 プライオリティ値の最も高いノードが、ルートになる可能性が高くなります。 デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 有効な範囲は 1 ~ 255 で、デフォルト値は 64 です。

     
    ステップ 17switch(config-fabricpath-isis)# [no] set-overload-bit {always | on-startup seconds}   (任意)

    システムのオーバーロード ビットを設定します。 オーバーロード ビットをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を入力します。 オプションのキーワードは次のとおりです。

    • always:オーバーロード ビットを常にオンにします。

    • on-startup:システム起動時にオーバーロード ビットが設定され、指定の秒数にわたって設定状態を保ちます。

     
    ステップ 18switch(config-fabricpath-isis)# [no] vlan-pruning enable   (任意)

    システムの VLAN プルーニングを設定します。 VLAN プルーニングをディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を入力します。

     
    ステップ 19switch(config-fabricpath-isis)# exit  

    グローバル FabricPath レイヤ 2 IS-IS コンフィギュレーション モードを終了します。

     
    ステップ 20switch(config)# exit  

    グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

     
    ステップ 21switch# show running-config   (任意)

    Running Configuration を表示します

     
    ステップ 22switch# copy running-config startup-config   (任意)

    実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

     
    次の作業

    IS-IS コマンドの詳細情報については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Unicast Routing Configuration Guide 』を参照してください。

    FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細パラメータのインターフェイス単位の設定(任意)

    FabricPath をイネーブルにすると、FabricPath レイヤ 2 IS-IS プロトコルは自動的に動作しますが、インターフェイス パラメータを任意で設定することもできます。

    はじめる前に

    F シリーズ モジュールで作業していることを確認します。

    拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされていることを確認します。

    FabricPath 機能がイネーブルになっていることを確認します。

    手順
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1switch# configure terminal   グローバル コンフィギュレーション モードを開始します  
      ステップ 2interface {ethernet mod/slot | port-channel channel-number}
       
      インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。  
      ステップ 3switch(config-if)# fabricpath isis authentication-check   (任意)

      着信 FabricPath レイヤ 2 IS-IS hello PDU での認証チェックをイネーブルにします。 デフォルトはオンです。 認証をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

       
      ステップ 4switch(config-if)# fabricpath isis authentication key-chain auth-key-chain-name   (任意)

      認証 hello PDU にパスワードを割り当てます。 このパスワードを削除するには、このコマンドの no 形式を入力します。

      (注)     

      レベル指定は必要ありません。

      キーチェーンの作成の例は、次のとおりです。

      key chain trees
        key 0
         key-string cisco01
         accept-lifetime 07:00:00 Sep 20 2011
      infinite
         send-lifetime 07:00:00 Sep 20 2011
      infinite

      キー チェーンの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Security Configuration Guide』を参照してください。

       
      ステップ 5switch(config-if)# fabricpath isis authentication-type {cleartext | md5}   (任意)

      FabricPath レイヤ 2 IS-IS hello PDU のインターフェイスの認証タイプを指定します。 このタイプを削除するには、このコマンドの no 形式を入力します。

      (注)     

      レベル指定は必要ありません。

       
      ステップ 6switch(config-if)# fabricpath isis csnp-interval seconds   (任意)

      インターフェイスで CSNP PDU を送信する間隔を指定します。 デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 有効な範囲は 1 ~ 65535 で、デフォルト値は 10 です。

       
      ステップ 7switch(config-if)# fabricpath isis hello-interval seconds   (任意)

      インターフェイスで hello PDU を送信する間隔を設定します。 デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 有効な範囲は 1 ~ 65535 で、デフォルト値は 10 です。

      (注)     

      レベル指定は必要ありません。

       
      ステップ 8switch(config-if)# fabricpath isis hello-multiplier multiplier   (任意)

      hello PDU を受信すべき間隔の計算に使われる乗数を指定します。この間隔を過ぎても受信しない場合、隣接がダウンします。 デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 指定できる範囲は 3 ~ 1000 です。 デフォルトは 3 です。

      (注)     

      レベル指定は必要ありません。

       
      ステップ 9switch(config-if)# fabricpath isis hello-padding   (任意)

      hello PDU でのパディングをイネーブルにします。 デフォルトは on です。 認証をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

      このコマンドの no 形式に always を入力すると、パディングは常にオンになります。

       
      ステップ 10switch(config-if)# fabricpath isis lsp-interval milliseconds   (任意)

      フラッディング時にこのインターフェイスで LSP が送信される間隔をミリ秒数で設定します。 デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 指定できる範囲は 10 ~ 65535 です。 デフォルトは 33 です。

       
      ステップ 11switch(config-if)# fabricpath isis mesh-group group-number   (任意)

      メッシュ グループの状態を指定して、インターフェイス上でメッシュ グループ属性を設定します。

       
      ステップ 12switch(config-if)# fabricpath isis metric metric   (任意)

      このインターフェイスに関する FabricPath レイヤ 2 IS-IS メトリックを設定します。 指定できる範囲は 0 ~ 16777215 です。 デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 デフォルト値は次のとおりです(F シリーズ モジュールのデフォルト インターフェイスは 10 GB です)。

      • 1 GB:400

      • 10 GB:40

       
      ステップ 13switch(config-if)# fabricpath isis retransmit-interval seconds   (任意)

      初期 LSP 再送信の間隔を設定します。 デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 指定できる範囲は 1 ~ 65535 です。 デフォルトは 5 です。

       
      ステップ 14switch(config-if)# fabricpath isis retransmit-throttle-interval milliseconds   (任意)

      後続の LSP 再送信の間隔を設定します。 デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。 指定できる範囲は 20 ~ 65535 です。 デフォルトは 66 です。

       
      ステップ 15switch(config-if)# exit  

      インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

       
      ステップ 16switch(config)# exit  

      グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

       
      ステップ 17switch# show running-config   (任意)

      Running Configuration を表示します

       
      ステップ 18switch# copy running-config startup-config   (任意)

      実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

       
      次の作業

      IS-IS コマンドの詳細情報については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Unicast Routing Configuration Guide 』を参照してください。

      FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細カウンタのクリア

      FabricPath レイヤ 2 IS-IS のカウンタをクリアすることができます。

      はじめる前に

      F シリーズ モジュールで作業していることを確認します。

      拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされていることを確認します。

      FabricPath 機能がイネーブルになっていることを確認します。

      手順
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1 switch# clear fabricpath isis adjacency [* | system-id | interface {ethernet mod/slot | port-channel channel-number}]   (任意)

        FabricPath レイヤ 2 IS-IS 隣接状態をクリアします。

        (注)     

        * 変数を入力した場合、転送に影響を与え、トラフィックが中断することもあります。このコマンドはすべての隣接を破損させるためです。

         
        ステップ 2switch# clear fabricpath isis statistics *   (任意)

        FabricPath レイヤ 2 IS-IS プロトコルの統計情報をすべてクリアします。

         
        ステップ 3switch# clear fabricpath isis traffic [* | interface {ethernet mod/slot | port-channel channel-number}]   (任意)

        FabricPath レイヤ 2 IS-IS トラフィック情報をクリアします。

         

        複数トポロジの設定

        トポロジを作成し、VLAN をトポロジにマッピングし、インターフェイスをトポロジに追加することができます。

        はじめる前に

        F シリーズ モジュールで作業していることを確認します。

        拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされていることを確認します。

        FabricPath 機能がイネーブルになっていることを確認します。

        手順
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1switch# configure terminal   グローバル コンフィギュレーション モードを開始します  
          ステップ 2switch(config)# fabricpath topology id  

          新しい FabricPath トポロジを作成し、FabricPath トポロジ コンフィギュレーション モードを開始します。

           
          ステップ 3switch(config-fp-topology)# member vlan range  

          トポロジの VLAN を設定します。 VLAN ID の範囲は 1 ~ 4094 です。

           
          ステップ 4switch(config-fp-topology)# exit  

          FabricPath トポロジ コンフィギュレーション モードを終了します。

           
          ステップ 5switch(config)# interface port-channel number  

          ポート チャネル インターフェイスを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。 利用可能な任意のインタフェース設定できます。

           
          ステップ 6switch(config-if)# fabricpath topology-member id  

          トポロジにインターフェイスを追加します。

           
          ステップ 7switch(config-if)# exit  

          インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

           
          ステップ 8switch(config)# exit  

          グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

           
          ステップ 9switch# show fabricpath topology vlan   (任意)

          レイヤ 2 トポロジでの VLAN に関する情報を表示します。

           
          ステップ 10switch# show fabricpath isis topology summary   (任意)

          IS-IS サマリー トポロジについての情報を表示します。

           
          ステップ 11switch# copy running-config startup-config   (任意)

          実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

           

          この例は、トポロジを作成し、VLAN をトポロジにマッピングし、インターフェイスをトポロジに追加する方法を示しています。

          switch# configure terminal
          switch(config)# fabricpath topology 1
          switch(config-fp-topology)# member vlan 7-19
          switch(config-fp-topology)# exit
          switch(config)# interface port-channel 1
          switch(config-if)# fabricpath topology-member 1
          switch(config-if)# exit
          switch(config)# show fabricpath topology vlan
          switch(config)# show fabricpath isis topology summary

          複数の FabricPath IS-IS トポロジの設定

          複数の FabricPath IS-IS トポロジを設定できます。

          はじめる前に

          F シリーズ モジュールで作業していることを確認します。

          拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされていることを確認します。

          FabricPath 機能がイネーブルになっていることを確認します。

          手順
             コマンドまたはアクション目的
            ステップ 1switch# configure terminal   グローバル コンフィギュレーション モードを開始します  
            ステップ 2switch(config)# fabricpath domain default  

            グローバル FabricPath レイヤ 2 IS-IS コンフィギュレーション モードを開始します。

             
            ステップ 3switch(config-fabricpath-isis)# topology id  

            IS-IS コンフィギュレーション モードのレイヤ 2 トポロジを開始します。

             
            ステップ 4switch(config-fabricpath-isis-topo)# maximum-paths max-paths   (任意)

            レイヤ 2 トポロジのスイッチにおける宛先ごとの最大パス数を設定します。

             
            ステップ 5switch(config-fabricpath-isis-topo)# reference-bandwidth {ref-mbps mbps | ref-gbps gbps}   (任意)

            レイヤ 2 トポロジのスイッチにおけるインターフェイス メトリックを設定するための参照帯域幅を設定します。

             
            ステップ 6switch(config-fabricpath-isis-topo)# root-priority priority   (任意)

            レイヤ 2 トポロジのスイッチでノードがルートになるときのプライオリティを設定します。

             
            ステップ 7switch(config-fabricpath-isis-topo)# exit  

            FabricPath IS-IS トポロジ コンフィギュレーション モードを終了します。

             
            ステップ 8switch# show fabricpath topology vlan   (任意)

            レイヤ 2 トポロジでの VLAN に関する情報を表示します。

             
            ステップ 9switch# show fabricpath isis topology summary   (任意)

            IS-IS サマリー トポロジについての情報を表示します。

             
            ステップ 10switch# copy running-config startup-config   (任意)

            実行コンフィギュレーションを、スタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

             

            次に、FabricPath IS-IS 複数トポロジを設定する方法を示します。

            switch# configure terminal
            switch(config)# fabricpath domain default
            switch(config-fabricpath-isis)# topology 5
            switch(config-fabricpath-isis-topo)# maximum-paths 5
            switch(config-fabricpath-isis-topo)# reference-bandwidth ref-mbps 100
            switch(config-fabricpath-isis-topo)# root-priority 1
            switch(config-fabricpath-isis-topo)# exit
            switch(config-fabricpath-isis)# show fabricpath topology vlan
            switch(config-fabricpath-isis)# show fabricpath isis topology summary

            FabricPath の詳細設定の確認

            FabricPath の詳細設定情報を表示するには、次のいずれかの作業を行います。

            コマンド

            目的

            show fabricpath isis adjacency [interface {ethernet mod/slot | port-channel channel-number} | system-id | detail | summary]

            FabricPath レイヤ 2 IS-IS 隣接データベースを表示します。

            show fabricpath isis database [level] [mgroup] [detail | summary] [lid] {zero-seq | router-id | adjacency}[SID.XX-XX]

            FabricPath レイヤ 2 IS-IS データベースを表示します。

            show fabricpath isis hostname [detail]

            FabricPath レイヤ 2 IS-IS のダイナミック ホスト名交換情報を表示します。

            show fabricpath isis interface [ethernet mod/slot | port-channel channel-number] [brief]

            FabricPath レイヤ 2 IS-IS 関連のインターフェイス情報を表示します。

            show fabricpath isis route [summary | detail]

            ユニキャスト ルートに関する FabricPath レイヤ 2 IS-IS ルーティング テーブルを表示します。

            show fabricpath isis spf-log [detail]

            FabricPath レイヤ 2 IS-IS SPF 計算の統計情報を表示します。

            show fabricpath isis [statistics]

            FabricPath レイヤ 2 IS-IS イベント カウンタを表示します。

            show fabricpath isis ftag [multidestination tree_id]

            トポロジ内のツリーに関連付けられた FTag 値を表示します。

            show fabricpath isis vlan-range

            トポロジ マッピングに合致する VLAN 設定を表示します。

            show fabricpath isis trees [multidestination tree_id]

            ツリー内のノードを表示します。

            show fabricpath isis switch-id

            トポロジに関するスイッチ ID と到達可能性の情報を表示します。

            show fabricpath isis ip redistribute mroute [vlan [group [source]]]

            ローカルに学習されたマルチキャスト ルートを表示します。

            show fabricpath isis ip mroute [vlan vlan-id [group group-id [source source-id]]]

            ネイバーから学習されたマルチキャスト ルートを表示します。

            show fabricpath isis [protocol]

            FabricPath レイヤ 2 IS-IS プロセス レベル情報を表示します。

            show fabricpath isis rrm [gm] interface {ethernet mod/slot | port-channel channel-number}

            FabricPath レイヤ 2 IS-IS の retransmit-routing-message(ルーティング メッセージの再送信)情報を表示します。

            show fabricpath isis srm [gm] interface {ethernet mod/slot | port-channel channel-number}

            FabricPath レイヤ 2 IS-IS の send-routing-message(ルーティング メッセージの送信)情報を表示します。

            show fabricpath isis topology summary

            FabricPath レイヤ 2 IS-IS トポロジ データベースを表示します。

            show fabricpath isis traffic [interface {ethernet mod/slot | port-channel channel-number}]

            FabricPath レイヤ 2 IS-IS トラフィック情報を表示します。

            show fabricpath isis ssn [gm] interface {ethernet mod/slot | port-channel channel-number}

            FabricPath レイヤ 2 IS-IS の send-sequence-number(シーケンス番号の送信)情報を表示します。

            show fabricpath isis mesh-group

            FabricPath IS-IS メッシュ グループ情報を表示します。

            高度な FabricPath 機能の設定に関する機能履歴

            この表には、機能が追加または変更されたリリースの更新のみが含まれています。

            表 1 高度な FabricPath 機能に関する機能履歴

            機能名

            リリース

            機能情報

            複数のトポロジ

            6.2(2)

            この機能が導入されました。

            FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細パラメータのインターフェイス単位の設定

            6.2(2)

            ルート マップおよびメッシュ グループが追加されました。

            FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細パラメータのグローバル設定

            6.2(2)

            FabricPath IS-IS に関するオーバーロード ビットおよび VLAN プルーニングが導入されました。

            高度な FabricPath 機能

            5.1(1)

            これらの機能が導入されました。