Cisco Nexus 7000 シリーズ NX-OS SAN スイッチング設定ガイド
IVR トポロジ
IVR トポロジ
発行日;2012/10/12   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

IVR トポロジ

NAT または自動トポロジを使用しない IVR に関する情報

NAT モード、または IVR 自動トポロジ モードの IVR を使用しない IVR SAN ファブリックを設定する前に、次の一般的な注意事項を考慮してください。

  • 必須の Enterprise License Package または SAN-EXTENSION ライセンス パッケージと、この機能でアクティブな IPS カードを 1 つ調達します。
  • FSPF リンク コストを変更した場合は、すべての IVR パスの FSPF パス距離(パスのリンク コストの合計)が 30,000 未満であるか確認します。
  • interop モードがイネーブルでもディセーブルでも、IVR 対応 VSAN を設定できます。

ドメイン ID に関する注意事項

ドメイン ID を設定する前に、次の注意事項を考慮してください。

  • IVR NAT を使用しない場合は、IVR 動作に関与するすべての VSAN とスイッチを通して一意のドメイン ID を設定します。 次のスイッチが IVR 動作に関与します。
  • エッジ VSAN 内のすべてのエッジ スイッチ(送信元と宛先)
  • 中継 VSAN 内のすべてのスイッチ
  • ドメイン ID の割り当てが必要なスイッチ数を最小にします。 これによって、トラフィック中断が最小限に抑えられます。
  • SAN を初めて設定する場合と新しいスイッチを追加する場合に、相互接続された VSAN 間の調整を最小にします。

ドメイン ID を設定するには、次の 2 つのオプションのいずれかを使用します。

  • 関与するすべてのスイッチと VSAN 上で、異なる VSAN 内のドメインが重複しないように、許可ドメイン リストを設定します。
  • 関与するスイッチと VSAN ごとに、重複していないスタティックなドメインを設定します。

(注)  


NAT を使用しない IVR に関する設定で、IVR トポロジ内の 1 つの VSAN がスタティックなドメイン ID で設定されている場合は、そのトポロジ内の他の VSAN(エッジまたは中継)をスタティックなドメイン ID で設定する必要があります。

中継 VSAN に関する注意事項

中継 VSAN を設定する前に、次の注意事項を考慮してください。

  • エッジ VSAN 間のトラフィックは、最短の IVR パスのみを経由します。
  • 中継 VSAN 情報は、すべての IVR ゾーン セットで共通です。 場合によっては、中継 VSAN が別の IVR ゾーン内のエッジ VSAN として機能することもできます。

IVR ゾーン メンバーシップを定義する他に、一連の中継 VSAN を指定して、2 つのエッジ VSAN を接続することもできます。

  • IVR ゾーン内の 2 つのエッジ VSAN が重複している場合は、中継 VSAN がなくても接続できます(ただし、禁止されるわけではありません)。
  • IVR ゾーン内の 2 つのエッジ VSAN が重複していない場合は、1 つ以上の中継 VSAN がなければ接続できません。 送信元と宛先の両方のエッジ VSAN に属しているスイッチ上で IVR がイネーブルになっていない場合は、IVR ゾーン内の 2 つのエッジ VSAN が重複することはありません。

境界スイッチに関する注意事項

境界スイッチを設定する前に、次の注意事項を考慮してください。

  • 関連する境界スイッチ以外で IVR を設定しないようにします。
  • 境界スイッチには Cisco MDS SAN-OS Release 1.3(1) 以降が必要です。
  • 境界スイッチは複数の VSAN のメンバにする必要があります。
  • IVR 通信を実行する境界スイッチは IVR に対応している必要があります。
  • 追加の境界スイッチ上で IVR をイネーブルにして、アクティブな IVR ゾーン メンバ間に冗長パスを提供することもできます。
  • 境界スイッチを追加または削除する前に、VSAN トポロジ設定を更新する必要があります。

ライセンス要件

製品 ライセンス
Cisco Nexus 7000 シリーズ IVR では、F シリーズ モジュールごとに FCoE のライセンスが必要です。 ストレージ VDC でイネーブルにされた FCoE では、Advanced Services ライセンスは不要です。

また、IVR ではストレージ エンタープライズ ライセンスが必要です。

Cisco NX-OS ライセンス方式の詳細と、ライセンスの取得および適用の方法については、『Cisco NX-OS Licensing Guide』を参照してください。

手動 IVR トポロジの注意事項

IVR 自動トポロジ モードをイネーブルにしなかった場合は、ファブリック内のすべての IVR 対応スイッチ上で IVR トポロジを作成する必要があります。 IVR 手動トポロジ モードを使用するには、この項の手順に従ってください。

IVR 手動トポロジ モードを使用する場合は、次の注意事項を考慮してください。

  • 1 つの IVR トポロジ内に設定できるのは、最大 128 台の IVR 対応スイッチと 128 個の異なる VSAN です。
  • 1 つの IVR トポロジ内の 2 つの VSAN に、同じ VSAN ID が設定されていても AFID が異なる場合、それらは IVR の 128 VSAN 制限に対して、2 つの VSAN としてカウントされます。
  • 単一の AFID を使用している場合は、VSAN 間ルーティング トポロジ内で VSAN を分割できません。

次の情報を使用して、IVR トポロジを指定する必要があります。

  • IVR 対応スイッチのスイッチ WWN。
  • IVR 対応スイッチが属する 2 つ以上の VSAN。
  • 論理的にも物理的にも分離されているが、VSAN 番号が同じ 2 つの VSAN を区別する AFID。 最大 64 個の AFID を指定できます。

デフォルト設定値

パラメータ デフォルト
IVR 機能 ディセーブル
IVR NAT ディセーブル
IVR 配信 ディセーブル
IVR 自動トポロジ ディセーブル
IVR VSAN 仮想ドメインに追加されない
IVR ゾーンの QoS

手動トポロジの設定

IVR トポロジの手動設定

IVR トポロジに手動でスイッチまたは VSAN を追加できます。

はじめる前に

IVR 対応スイッチのスイッチ WWN を取得するには、show wwn switch コマンドを使用します。

手順の概要

    1.    ivr vsan-topology database

    2.    autonomous-fabric-id f-id switch switch-id vsan-ranges range

    3.    すべての IVR 対応スイッチで繰り返すか、CFS で配信します。

    4.    ivr vsan-topology activate

    5.    (任意) show ivr vsan-topology


手順の詳細
     コマンドまたはアクション目的
    ステップ 1 ivr vsan-topology database


    例:
    switch(config)# ivr vsan-topology database
    switch(config-ivr-topology-db)#
     

    IVR 機能の VSAN トポロジ データベース コンフィギュレーション モードを開始します。

     
    ステップ 2autonomous-fabric-id f-id switch switch-id vsan-ranges range


    例:
    switch(config-ivr-topology-db)# autonomous-fabric-id 1 switch 
    20:00:00:05:30:01:1b:b8 vsan-ranges 1-2,6
     

    このスイッチの IVR に関与する VSAN を設定します。

     
    ステップ 3すべての IVR 対応スイッチで繰り返すか、CFS で配信します。 

    すべての IVR 対応スイッチに更新された IVR トポロジがあることを確認します。

     
    ステップ 4ivr vsan-topology activate


    例:
    switch(config)# ivr vsan-topology activate
     

    IVR トポロジをアクティブにします。

    (注)     

    アクティブな IVR トポロジは非アクティブにできません。 IVR 自動トポロジ モードに切り替えることはできます。

     
    ステップ 5 show ivr vsan-topology


    例: 
    (任意)
    switch(config)# show ivr vsan-topology

    IVR トポロジを表示します。

     
    次の出力例では、VSAN 2 は VSAN 1、5、および 6 の間の中継 VSAN です。
    switch# show ivr vsan-topology
    AFID  SWITCH WWN                 Active   Cfg. VSANS
    --------------------------------------------------------------
       1  20:00:00:05:30:01:1b:c2 *   yes     yes  1-2
       1  20:02:00:44:22:00:4a:05     yes     yes  1-2,6
       1  20:02:00:44:22:00:4a:07     yes     yes  2-5
    
    Total:   3 entries in active and configured IVR VSAN-Topology
    
    Current Status: Inter-VSAN topology is ACTIVE
    Last activation time: Mon Mar 24 07:19:53 2011
    
    
    
    次の作業


    ヒント


    中継 VSAN はユーザ設定に基づいて推定されます。 IVR 機能には中継 VSAN の明示的な設定がありません。


    設定トポロジへのアクティブ トポロジのコピー

    手動で設定された IVR トポロジを編集できます。ただし、アクティブ IVR トポロジは編集できません。

    手順の概要

      1.    ivr copy active-topology user-configured-topology


    手順の詳細
       コマンドまたはアクション目的
      ステップ 1 ivr copy active-topology user-configured-topology


      例:
      switch# ivr copy active-topology user-configured-topology
       

      トポロジを編集できるように、アクティブ データベースをコンフィギュレーション データベースにコピーします。

       

      手動トポロジのクリア

      手順の概要

        1.    no ivr vsan-topology database


      手順の詳細
         コマンドまたはアクション目的
        ステップ 1 no ivr vsan-topology database


        例:
        switch(config)# no ivr vsan-topology database
         

        手動で追加された IVR トポロジをクリアします。

         

        自動トポロジから手動トポロジへの移行

        IVR 自動トポロジ モードから IVR 手動トポロジ モードに移行する場合は、アクティブな IVR VSAN トポロジ データベースをユーザ設定 IVR VSAN トポロジ データベースにコピーしてから、モードを切り替えます。

        手順の概要

          1.    ivr copy auto-topology user-configured-topology

          2.    configure terminal

          3.    ivr vsan-topology activate


        手順の詳細
           コマンドまたはアクション目的
          ステップ 1ivr copy auto-topology user-configured-topology


          例:
          switch# ivr copy auto-topology user-configured-topology
           

          ユーザ設定 IVR トポロジに自動 IVR トポロジ データベースをコピーします。

           
          ステップ 2configure terminal


          例:
          switch# configure terminal
          switch(config)#
           

          コンフィギュレーション モードを開始します。

           
          ステップ 3ivr vsan-topology activate


          例:
          switch(config)# ivr vsan-topology activate
           

          IVR トポロジをアクティブにします。

          (注)     

          アクティブな IVR トポロジは非アクティブにできません。 IVR 自動トポロジ モードに切り替えることはできます。

           

          このタスクでは、IVR トポロジ データベースの IVR 自動トポロジ モードをディセーブルにして、IVR 手動トポロジ モードをイネーブルにします。

          IVR 設定の確認

          IVR の設定を表示するには、次のいずれかの作業を行います。

          コマンド

          目的

          show ivr

          IVR 設定のステータスを表示します。

          show ivr diagnostics

          IVR の診断に関する情報を表示します。

          show ivr merge status

          最後の IVR 結合イベントに関する情報を表示します。

          show ivr pending

          IVR 保留データベースに関する情報を表示します。

          show ivr pending-diff

          保留データベースとコンフィギュレーション データベースの差異を表示します。

          show ivr vsan-topology [active | configured]

          IVR VSAN トポロジを表示します。

          show ivr session status

          IVR CFS セッションに関する情報を表示します。

          show ivr virtual-domains

          すべてのローカル VSAN の IVR 仮想ドメインに関する情報を表示します。

          show ivr zone

          IVR ゾーンに関する情報を表示します。

          show ivr zoneset

          IVR ゾーン セットに関する情報を表示します。

          show ivr service-group active

          アクティブなサービス グループに関する情報を表示します。
          show ivr service-group configured 設定されたサービス グループに関する情報を表示します。
          show autonomous-fabric-id database AFID に関する情報を表示します。
          show ivr virtual-fcdomain-add-status IVR 仮想ドメイン設定のステータスを表示します。

          機能の履歴

          表 1  機能履歴 IVR

          機能名

          リリース

          機能情報

          IVR

          5.2(1)

          この機能が導入されました。