Cisco Nexus 7000 シリーズ NX-OS ハイアベイラビリティおよび冗長性ガイド
ISSU およびハイ アベイラビリティ
ISSU およびハイ アベイラビリティ
発行日;2012/08/28   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

ISSU およびハイ アベイラビリティ

この章では、Cisco NX-OS インサービス ソフトウェア アップグレード(ISSU)について説明します。この章の構成は次のとおりです。

ISSU について

2 台のスーパーバイザを搭載した Nexus 7000 シャーシでは、インサービス ソフトウェア アップグレード(ISSU)機能を使用して、トラフィック転送動作を継続しながら、システム ソフトウェアをアップグレードできます。 ISSU は Nonstop Forwarding(NFS; ノンストップ フォワーディング)の既存の機能とステートフル スイッチオーバー(SSO)を使用して、システムのダウンタイムを発生させずにソフトウェア アップグレードを実行します。

ISSU は、管理者がコマンドライン インターフェイス(CLI)で起動します。 ISSU が起動すると、システム上の次のコンポーネントが(必要に応じて)アップデートされます。

  • スーパーバイザ BIOS、キックスタート イメージ、システム イメージ
  • モジュール BIOS とイメージ
  • 接続管理プロセッサ(CMP)BIOS とイメージ CMP は、Supervisor 1 機能だけです。

スーパーバイザを 2 台搭載した冗長なシステムでは、一方のスーパーバイザがアクティブとなり、もう一方のスーパーバイザがスタンバイ モードで動作します。 ISSU の動作中、アクティブなスーパーバイザが古いソフトウェアを使用して動作し続けている間に、スタンバイ スーパーバイザに新しいソフトウェアがロードされます。 アップグレード処理の一部として、アクティブ スーパーバイザとスタンバイ スーパーバイザの間でスイッチオーバーが発生し、スタンバイ スーパーバイザがアクティブとなり、新しいソフトウェアの実行を開始します。 スイッチオーバーのあとに、新しいソフトウェアがスタンバイ(旧アクティブ)スーパーバイザ上にロードされます。

仮想化のサポート

ISSU ベースのアップグレードはシステム全体のアップグレードであり、すべての設定済みの Virtual Device Contexts(VDC; 仮想デバイス コンテキスト)を含む、同じイメージとバージョンがシステム全体に適用されます。 VDC は主に、コントロール プレーンとユーザ インターフェイスのバーチャライゼーションであり、仮想リソースごとに独立したバージョンのイメージは実行できません。


(注)  


VDC の詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide』を参照してください。


ライセンス要件

次の表に、システム レベル ハイ アベイラビリティ機能のライセンス要件を示します。

製品

ライセンス要件

Cisco NX-OS

ISSU 機能にライセンスは必要ありません。 ライセンス パッケージに含まれていない機能はすべて Cisco NX-OS システム イメージにバンドルされており、追加費用は一切発生しません。

VDC

VDC にはアドバンスト サービス ライセンスが必要です。

Cisco NX-OS ライセンス方式の詳細と、ライセンスの取得および適用の方法については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Licensing Guide』を参照してください。

注意事項および制約事項

ISSU には、次のような制約事項があります。

  • アップグレード中に設定やネットワーク接続を変更しないでください。 ネットワークの設定を変更するとアップグレードが中断する可能性があります。
  • 場合によっては、ソフトウェア アップグレードが中断することがあります。 そうした例外的なケースが発生するのは、次のような場合です。
    • たとえ 1 つのスーパーバイザ システムでも、キックスタート イメージまたはシステム イメージを変更した場合。
    • デュアル スーパーバイザ システムで、互換性のないシステム ソフトウェア イメージを使用した場合。
    • NX-OS リリース 5.2(x)から 6.0 に ISSU を実行する前に、あるいは任意の 2 つの NX-OS 6.0(x)間で ISSU / ISSD を実行する前に、停止状態になっているインターフェイスから最初に QoS ポリシーと ACL を削除する必要があります。 これを実行しない場合、インストーラのプロセスは、アップグレードまたはダウングレード プロセスを中断し、次のようなメッセージが表示されます。
      Service "ipqosmgr" : Please remove inactive policies using the command "clear inactive-config qos” 
      Pre-upgrade check failed. Return code 0x415E0055 (Need to clear inactive-if-config from qos manager using the command "conf;clear inactive-config qos" or can manually clear the config shown by the command: "show running-config ipqos inactive-if-config").

      (注)  


      非アクティブな設定をクリアする自動コマンド clear inactive-config qos によって、ポート チャネル内のポートの 1 つに非アクティブ ポリシーがあるは場合でも、ポート チャネル ポリシーが削除されます。 手動ポリシー削除のガイドライン:手動削除中にインターフェイスがポート チャネルの一部である場合、ポリシー マップまたはアクセス リストをポート チャネルから削除するか、ポート チャネルからインターフェイスを削除してから、ISSU または ISSD を実行します。 その他のインターフェイス タイプの場合は、インターフェイスからポリシー マップまたはアクセス リストを削除します。


  • コンフィギュレーション モードは、変更を防ぐために ISSU 中にブロックされています。

互換性のあるアップグレードおよびダウングレードの詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Release Notes』を参照してください。

ISSU の動作原理

2 台のスーパーバイザを備えた Nexus 7000 シリーズの場合、ISSU プロセスは次の手順を実行します。

  1. 管理者が install all コマンドを使用するとアップグレードが開始されます。
  2. 新しいソフトウェア イメージ ファイルの場所と整合性を確認します。
  3. 2 台のスーパーバイザとすべてのスイッチング モジュールについて、動作ステータスと現在のソフトウェア バージョンを確認し、システムが ISSU を実行可能であることを確認します。
  4. 新しいソフトウェア イメージをスタンバイ スーパーバイザにロードし、HA ready ステートにします。
  5. スーパーバイザのスイッチオーバーを実行します。
  6. 新しいソフトウェア イメージをスタンバイ(旧アクティブ)スーパーバイザにロードし、HA ready ステートにします。
  7. 各スイッチング モジュールに対して、順次、中断なしのアップグレードを実行します。
  8. 接続管理プロセッサ(CMP)をアップグレードします。 CMP は、Supervisor 1 機能だけです。

アップグレード プロセス中、システムは、コンソールに詳細なステータス情報を表示し、重要な手順を実行する際には管理者に確認を求めます。

ISSU およびハイ アベイラビリティ

この章では、Cisco NX-OS インサービス ソフトウェア アップグレード(ISSU)について説明します。この章の構成は次のとおりです。

ISSU の互換性の判断

新しいソフトウェア イメージでサポートされていない機能を設定すると、ISSU が中断することがあります。 ISSU の互換性を判断するには、show incompatibilityシステム コマンドを使用します。

次の例では、ISSU の互換性を判断する方法を示します。


switch# show incompatibility system bootflash:n7000-s1-dk9.4.1.4.bin
The following configurations on active are incompatible with  the system image
1) Service : vpc , Capability : CAP_FEATURE_VPC_ENABLED
Description : vPC feature is enabled
Capability requirement : STRICT
Disable command : Disable vPC using "no feature vpc"

2) Service : copp , Capability : CAP_FEATURE_COPP_DISTRIBUTED_POLICING
Description : Distributed policing for copp is enabled.
Capability requirement : STRICT
Disable command : Disable distributed policing using "no copp distributed-polici
ng enable”

関連資料

関連項目

参照先

ISSU の設定

『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Fundamentals Configuration Guide』

仮想デバイス コンテキスト(VDC)

『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide』

ライセンシング

『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Licensing Guide』

標準

標準

タイトル

この機能では、新規の標準がサポートされることも、一部変更された標準がサポートされることもありません。また、既存の標準に対するサポートが変更されることもありません。

MIB

MIB

MIB へのリンク

  • CISCO-SYSTEM-EXT-MIB:ciscoHaGroup、cseSwCoresTable、cseHaRestartNotify、cseShutDownNotify、cseFailSwCoreNotify、cseFailSwCoreNotifyExtended
  • CISCO-PROCESS-MIB
  • CISCO-RF-MIB

MIB を検索およびダウンロードするには、次の URL にアクセスしてください。

http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml

RFC

RFC

タイトル

この機能によってサポートされている RFC はありません。

シスコのテクニカル サポート

説明

リンク

TAC のホームページには、3 万ページに及ぶ検索可能な技術情報があります。製品、テクノロジー、ソリューション、技術的なヒント、およびツールへのリンクもあります。 Cisco.com に登録済みのユーザは、このページから詳細情報にアクセスできます。

http://www.cisco.com/cisco/web/support/index.html