Jabber for Everyone クイック スタート ガイド リリース 9.0(1)
Jabber for Everyone
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発行日;2013/03/12   |   ドキュメントご利用ガイド   |   ダウンロード ;   この章 pdf   ,   ドキュメント全体 pdf    |   フィードバック

Jabber for Everyone

このマニュアルの目的

このマニュアルは、シスコの「Jabber for Everyone」オファーのソリューション レベルの概要を記載した、コア機能から高度な機能に至る導入のためのクイック スタート ガイドです。 また、このマニュアルには、www.cisco.com での該当するサポート マニュアルへのリンクも記載されています。

このマニュアルは、Cisco Unified Communications Manager and IM and Presence のリリース 9.0(1) をサポートします。 9.0(1) よりも前の「Jabber for Everyone」については、別マニュアルの『Jabber for Everyone Quick Start Guide, Release 7.x, 8.x』に記載されています。

「Jabber for Everyone」の概要

「Jabber for Everyone」は、2012 年半ば以降からシスコのお客様が使用できる予定になっている新規オファーです。 このオファーにより、シスコのお客様は、Cisco Unified Communications Manager を組織全体に導入した場合もまた組織の一部に導入した場合も、その全従業員が Cisco Jabber のプレゼンスおよびインスタント メッセージ(IM)を使用できるようになり、その際、エンドユーザ ライセンスの費用はまったくかかりません。

「Jabber for Everyone」オファーは、Jabber の Bring Your Own Device(BYOD)機能の完全な柔軟性をプレゼンスおよび IM に提供します。 Windows、MAC、iPad、iPhone、BlackBerry、および Android に導入可能なフル レンジの Cisco Jabber クライアントが1 サポートされます。 カスタマーは Jabber Web Software Development Kit(SDK)を使用して、プレゼンスおよび IM 機能に対応できるアプリケーションを構築し導入することもできます。

オファーの一部として、既存の Cisco IP Telephony ユーザである従業員は Cisco Jabber クライアントを活用して自分の IP デスクフォンを制御し、コールの開始や管理を行うことができます。 また、既存の Cisco Unity Connection ユーザである従業員は表示によるボイスメールに Cisco Jabber クライアントを活用できます。 Cisco Collaboration の完全なライセンスを得ているカスタマーは、「Jabber for Everyone」の IM and Presence オファーを超えて簡単に拡張し、WebEx 会議を含む Jabber の完全なユニファイド コミュニケーション機能や、標準ベースの音声および HD ビデオ(シスコの Precision Video Engine PVE テクノロジー使用)をデスクトップやモバイル デバイス間で活用できます。

Jabber for Everyone ソリューションでサポートされる機能

「Jabber for Everyone」オファーでは、次に示す幅広い範囲の Cisco Jabber 機能が使用可能になります。

  • コア IM and Presence:これはベースライン オファリングです。 1 対 1 やグループ チャット IM などの標準 IM 機能を提供します。 また、さまざまなプレゼンス状態([連絡可能(Available)]、[退席中(Away)]、[オフライン(Offline)]、[着信拒否(Do Not Disturb)]、およびカスタム ステータス)なども提供します。 コア IM and Presence では、マルチデバイスも使用可能になり、ユーザは複数の Cisco Jabber デバイス(Cisco Jabber for Windows および Cisco Jabber IM for iPhone)に並行してログインしたり、複数のデバイスと同時に IM を送受信したり、さらに任意のデバイスからプレゼンス状態を設定したりできます。 サポートされる機能の詳細については、表 1 を参照してください。
  • 高度な IM:フェデレーション、コンプライアンスおよびハイ アベイラビリティなど、その他の高度な IM 機能を追加する場合は、追加設定でそれらを導入に組み入れることができます。 詳細については、表 1 を参照してください。
  • 高度な UC プレゼンス:Cisco IP Phone に対応したユーザのテレフォニー状態([コール中(On a call)])または Microsoft Exchange からの会議ステータス([会議中(In a Meeting)])を含むプレゼンスの追加ソースを、コア IM and Presence で使用可能なプレゼンス機能と統合するには、追加設定でそのように行うことができます。 詳細については、表 1 を参照してください。
  • デスクフォン制御:IM and Presence 機能に加えて「Jabber for Everyone」オファーでは、Cisco IP Telephony 向けに設定されたユーザは Cisco Jabber クライアントを使用して Cisco IP Phone を制御し、コールの発信や応答を(コンピュータ テレフォニー インテグレーション(CTI)により)行うことができます。
  • 表示によるボイスメール:Cisco Unity Connection を導入した場合は、Cisco Jabber からボイスメール メッセージを表示、再生、ソートおよび削除する機能を追加設定で追加できます。

コア IM and Presence は、IM and Presence の基本機能を利用する最初のステップとして、またさらに高度な UC プレゼンスや、高度な IMデスクフォン制御または表示によるボイスメール機能のいずれかを必要に応じて有効にするための前提条件として設定する必要があります。 有効にする高度な UC プレゼンスおよび高度な IM の機能を柔軟に選択できます。 一般に、これらのオプションの機能は特に決まったシーケンスで設定または有効にする必要はありません。

次のマトリクスは、「Jabber for Everyone」オファーが各クライアントにサポートする機能のリストです。

表 1 サポートされる Cisco Jabber 機能
機能 Jabber for Windows Jabber for Mac Jabber IM for BlackBerry Jabber IM for iPhone Jabber for iPad Jabber Web SDK
コア IM and Presence 機能
プレゼンス

([連絡可能(Available)]、[退席中(Away)]、[着信拒否(Do not Disturb)]、[オフライン(Offline)])

X X X X X X
インスタント メッセージ X X X X X X
マルチデバイス(複数 Cisco Jabber デバイスへの同時ログインをサポート) X X X X X X
グループ チャット X X X1 X1 X X
ファイル転送 X X        
顔文字(emoticon) X X X X X X
プレディクティブ検索を含む連絡先の検索および取得 X X X X X  
Microsoft Office 統合、Office 2007、20102 X          
オフライン メッセージ     X X X X
クライアント履歴 X         X
ローカリゼーション X X X X X X
高度な IM 機能
Microsoft(LCS、OCS、Lync)とのドメイン間フェデレーション7 X X X X X X
IBM Sametime とのドメイン間フェデレーション X X X X X X
XMPP に対応したエンタープライズ(Cisco、WebEx、複数サードパーティ)とのドメイン間フェデレーション X X X X X X
Google とのドメイン間フェデレーション X X X X X X
Microsoft(LCS、OCS)とのパーティション化されたドメイン内フェデレーション8 X X X X X X
WebEx 会議の開始/参加 X4   X5 X6 X6 X
表示によるボイスメール(Cisco Unity Connection カスタマー) X X        
高度な UC プレゼンス機能
Cisco Telephony Presence 統合([コール中(On a call)]) X X X X X X
Exchange 予定表の統合による [会議中(In a meeting)] ステータス X X X3 X3 X3 X
デスクフォン制御(シスコの電話機の場合)
デスクトップ電話制御 X X        
表示によるボイスメール
表示によるボイスメール(Cisco Unity Connection カスタマー) X X        

1 参加のみ

2 プレゼンス ライトアップおよびクリック IM

3 ローカルの予定表には、Microsoft Exchange 以外

4 2012 年に使用可能 - シスコの代理店にご連絡ください

5 相互起動 WebEx アプリケーション参加

6 相互起動 WebEx アプリケーション

7 ドメイン間フェデレーションにより、1 つのエンタープライズ ドメインの IM and Presence クライアント ユーザは、プレゼンス情報および IM を外部ドメインのユーザと交換できます。

8 パーティション化されたドメイン内フェデレーションにより、同じエンタープライズ ドメイン内の IM and Presence クライアント ユーザおよび Microsoft Office Communicator ユーザは、プレゼンス情報および IM を交換できます。

次の機能は「Jabber for Everyone」オファーに含まれていません。

  • Audio
  • Video
  • デスクトップ共有
  • 電話設定のオプション

Jabber for Everyone のアーキテクチャ

「Jabber for Everyone」は、次のコンポーネントで構成される IM and Presence ソリューションです。

  • サーバ ソフトウェア:IM、プレゼンス、およびディレクトリ サービスをクライアント アプリケーションに提供します。
  • クライアント アプリケーション:IM and Presence 機能をユーザに提供します。
図 1. 「Jabber for Everyone」のアーキテクチャ



サーバ ソフトウェア

"Jabber for Everyone" は、次のサーバ コンポーネントで構成されます。

  • Cisco Unified Communications Manager(Unified CM):ユーザ設定、デバイス設定、ライセンスおよびディレクトリ統合サービスを提供します。
  • IM and Presence Service:インスタント メッセージおよびプレゼンス機能を提供します。
  • 外部ディレクトリ ソース:連絡先検索および取得サービスを提供します。 特定のクライアントのディレクトリ要件については、該当するクライアントのマニュアルを参照してください。

クライアント ソフトウェア

"Jabber for Everyone" は、使用可能リリースとして次の Cisco Jabber クライアントをサポートします。

  • Cisco Jabber for Windows
  • Cisco Jabber for Mac
  • Cisco Jabber IM for Android
  • Cisco Jabber IM for BlackBerry
  • Cisco Jabber IM for iPhone
  • Cisco Jabber for iPad
  • Cisco Jabber Web SDK

関連資料

Cisco Unified Communications Manager、IM and Presence Service、および Cisco Jabber クライアントのインストール、設定、および管理に関する情報は次のリンクにあります。

1 使用可能リリースとして