Cisco Nexus 7000 シリーズ NX-OS FabricPath コンフィギュレーション ガイド リリース 5.x
FabricPath インターフェイス
FabricPath インターフェイス
発行日;2012/02/05 | 英語版ドキュメント(2011/12/07 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

FabricPath インターフェイス

FP インターフェイスについて

FP インターフェイス

STP および FP ネットワーク

vPC+

ハイ アベイラビリティ

仮想デバイス コンテキスト

FP インターフェイスのライセンス要件

FP インターフェイスの前提条件

FP インターフェイスに関する注意事項と制限事項

FP インターフェイスの設定

FabricPath インターフェイスの設定

Rapid PVST+ の STP プライオリティの設定

MST の STP プライオリティの設定

(任意)レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチに接続する STP ドメインに対する STP ドメイン ID の設定

vPC+ スイッチ ID の設定

FP インターフェイス設定の確認

FP インターフェイス統計情報の表示

FP インターフェイスの設定例

CLI を使用した FabricPath の設定に関する機能の履歴

FP インターフェイスについて

ここで説明する内容は、次のとおりです。

「FP インターフェイス」

「STP および FP ネットワーク」

「vPC+」

「ハイ アベイラビリティ」

「仮想デバイス コンテキスト」


) FP を実行するには、Cisco Nexus 7000 シリーズ デバイスに F シリーズ モジュールを取り付けている必要があります。


FP インターフェイス

使用しているデバイスで FP をイネーブルにした後は、イーサネット インターフェイスまたはポートチャネル インターフェイスを FP インターフェイスとして設定できます。ポート チャネルの 1 つのメンバが FP モードである場合、その他のメンバもすべて FP モードになります。インターフェイスを FP インターフェイスとして設定すると、自動的にトランク ポートとなり、複数の VLAN のトラフィックを伝送できるようになります。また、F シリーズ モジュールのすべてのポートを同時に FP インターフェイスとして設定することもできます。

次のように、インターフェイス モードよって異なるタイプの VLAN のトラフィックが伝送されます。

FP インターフェイスとして設定された F シリーズ モジュールのインターフェイスが伝送できるトラフィック:

FP VLAN のトラフィック のみ

FP インターフェイスとして設定されていない F シリーズ モジュールのインターフェイスが伝送するトラフィック:

FP VLAN

Classical Ethernet(CE; クラシカル イーサネット)VLAN

M シリーズ モジュールのインターフェイスが伝送するトラフィック:

CE VLAN のトラフィック のみ


) FP および CE VLAN の詳細については、「FabricPath フォワーディング」を参照してください。


FP インターフェイスは、FP ネットワーク内の他の FP インターフェイスだけに接続します。これらの FP ポートは、FP ヘッダーの情報とレイヤ 2 Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)に対してのみ動作し、STP は実行しません。これらのポートは、FP VLAN だけを認識し、CE VLAN は認識しません。デフォルトでは、トランク ポートですべての VLAN が許可されるので、FP インターフェイスはすべての FP VLAN のトラフィックを伝送します。


) FP トランクには別個のネイティブ VLAN を設定することが推奨されます。デフォルトのネイティブ VLAN 1 を FP トランクのネイティブ VLAN として使用しないでください。


STP および FP ネットワーク


) CE および FP ネットワーク間のエッジにあるレイヤ 2 ゲートウェイ スイッチは、FP ネットワークに接続されているすべての STP ドメインのルートである必要があります。


Spanning Tree Protocol(STP:スパニング ツリー プロトコル)ドメインは、FP ネットワークの中には入りません(図 3-1を参照)。

図 3-1 FP ネットワーク ボーダーで終了する STP 境界

 

FP レイヤ 2 ゲートウェイ デバイスの STP プライオリティは、接続する STP ドメイン内のすべてのデバイスの中で最も低いことが必要です。また、1 つの FP ネットワークに接続するすべての FP レイヤ 2 ゲートウェイ デバイスには、 同一 のプライオリティが必要です。L2 ゲートウェイ スイッチには、予約された MAC アドレスがあります。

CE/FP ハイブリッド ネットワーク対応のループフリー トポロジを備えるため、FP ネットワークは、接続されているすべての CE デバイスへの 1 つのブリッジとして設定されます。この設定は、自動的に行われます。


) すべての FP レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチの STP プライオリティを 8192 に設定することを推奨します。それらのプライオリティが最も低いことを確認します。


FP レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチの STP プライオリティ以外に、STP を FP ネットワークとシームレスに連携させるための設定は特に必要ありません。接続されている CE デバイスだけで、1 つの STP ドメインが形成されます。相互接続していない CE デバイスは、別個の STP ドメインを形成します(図 3-1を参照)。

すべての CE インターフェイスを指定ポートにする必要があり、この設定は自動的に行われます。指定ポートではない CE インターフェイスは、アクティブな STP トポロジから排除されます。ポートが排除されると、syslog メッセージを受け取ります。ポートが優位 BPDU を受信しなくなった場合のみ、ポートは再びクリアされます。

また、FP レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチは、そのすべての CE インターフェイスに Topology Change Notifications(TCN; トポロジ変更通知)を伝播します。

1 つの FP ネットワークに多数の FP レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチが接続されている可能性があるので、別個の STP ドメインが多数存在することもあります(図 3-1を参照)。別個の STP ドメイン内のデバイスは、それらが属するドメインについての TCN 情報だけを知る必要があります。同一の FP ネットワークに接続している別個の STP ドメインごとに、固有の STP ドメイン ID を設定できます。すると、レイヤ 2 IS-IS メッセージによって、FP ネットワーク上に TCN が伝送されます。TCN メッセージと同じ STP ドメインの FP レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチだけが動作し、接続している CE デバイスにメッセージを伝播する必要があります。

FP レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチは、それが属する STP ドメインの TCN を受信すると、次の処理を行います。

その STP ドメインのすべてのリモート MAC アドレスと、指定ポート上の MAC アドレスを消去します。

指定された STP ドメイン内のその他のデバイスに TCN を伝播します。

vPC+

virtual Port Channel+(vPC+)ドメインは、Classical Ethernet(CE; クラシカル イーサネット)vPC ドメインと Cisco FP クラウドの相互運用を可能にします。また、FP の First Hop Routing Protocol(FHRP)アクティブ-アクティブ機能をレイヤ 3 境界に提供します。


) VPC+ は単に、CE だけを実行する virtual Port Channel(vPC; 仮想ポート チャネル)の拡張機能です(『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Interfaces Configuration Guide, Release 5.x』の「Configuring vPCs」を参照してください)。同一の Cisco Nexus 7000 シリーズ デバイスには、vPC+ドメインと vPC ドメインを設定できません。


vPC+ドメインは、FP デバイスがイネーブルの Cisco Nexus 7000 シリーズが 1 つのvPC+を形成し、FP ネットワークのその他のデバイスに接続する固有の仮想スイッチとなることを可能にします。ピアが互いに識別し、vPC+ を形成できるように、各デバイスに同じドメインを設定します。各 vPC+ は、独自の仮想スイッチ ID を持ちます。

FP ネットワークで MAC アドレスとスイッチ ID の 1 対 1 のマッピングだけが許可されている場合でも、vPC 機能は、デュアルホーム接続された CE デバイスまたはクラウドにアクティブ-アクティブ レイヤ 2 パスを提供する必要があります。vPC+ は、FP ネットワークへの固有の仮想スイッチを作成することによってソリューションを実現します(図 3-2を参照)。

図 3-2 vPC/vPC+

 

仮想スイッチの FP スイッチ ID は、FP カプセル化ヘッダー内の Outer Source MAC Address(OSA; 外側の送信元 MAC アドレス)となります。各 vPC+ ドメインには、独自の仮想スイッチ ID が必要です。

レイヤ 2 のマルチパスは、1 つの仮想スイッチのエミュレートによって実現します。ホスト A からホスト B に転送されるパケットには、送信元として仮想スイッチの MAC アドレスのタグが付けられ、ホスト B からホスト A へのトラフィックに対してロード バランスが行われます。

vPC+ ピア リンク内のすべてのインターフェイスと、すべてのダウンストリーム vPC+ リンクが、FP がイネーブルである F シリーズ モジュールに設定されている必要があります。vPC+ ダウンストリーム リンクは、CE ホストに接続する FP エッジ インターフェイスになります。

vPC+仮想スイッチ ID を使用して、FP の Outer Source Address(OSA; 外側の送信元アドレス)が FP vPC+ ピア デバイスに割り当てられます(FP カプセル化の詳細については、「FabricPath スイッチング」を参照してください)。ピア リンクを形成できるように、2 台のvPC+ピア デバイスのそれぞれに同じスイッチ ID を割り当てる必要があります。

F シリーズ モジュールには、レイヤ 2 インターフェイスだけが存在します。vPC+ を伴うルーティングを使用するには、同じ Cisco Nexus 7000 シリーズ シャーシに M シリーズ モジュールが挿入されている必要があります。それによって、システムは、シャーシ内の F シリーズおよび M シリーズの両方のモジュールを使用して、プロキシ ルーティングを実行します(F シリーズ モジュールを使用したプロキシ ルーティングの詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Unicast Routing Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください)。

First Hop Routing Protocol(FHRP)および Hot Standby Routing Protocol(HSRP)は、vPC+と相互運用できます。すべてのレイヤ 3 デバイスを両方のvPC+ピア デバイスにデュアル接続します。


) 両方のデバイスから同じ VLAN に対応する VLAN ネットワーク インターフェイスを設定することによって、各vPC+ピア デバイスからのレイヤ 3 接続をイネーブルにする必要があります。


セカンダリのvPC+デバイスもデータ トラフィックを転送している場合でも、プライマリ FHRP デバイスが ARP 要求に応答します。プライマリおよびセカンダリの両方の vPC+ デバイスがトラフィックを転送しますが、ARP 要求に応答するのはプライマリ FHRP デバイスだけです。

初期設定の確認と vPC+/HSRP のトラブルシューティングを簡素化するため、プライマリのvPC+ピア デバイスに FHRP アクティブ ルータの最高プライオリティを設定することができます。

また、if-hsrp コンフィギュレーション モードで priority コマンドを使用して、vPC+ピアでイネーブルのグループ ステートがスタンバイまたはリッスン ステートである場合のフェールオーバーしきい値を設定することができます。インターフェイス フラップが存在する場合、グループ ステート フラップを防止するためにしきい値を下げたり、上げたりすることができます(主に、グループごとに複数のトラッキング オブジェクトが存在する場合に役立ちます)。

プライマリvPC+ピア デバイスがセカンダリvPC+ピア デバイスにフェールオーバーすると、FHRP トラフィックは引き続きシームレスに送信されます。

vPC+ピア デバイスからのルーティングには、VLAN ネットワーク インターフェイスを使用するのではなく、別個のレイヤ 3 リンクを設定してください。

HSRP に焼き付け MAC アドレス オプション(use-bia)を設定したり、vPC+環境の FHRP プロトコルに仮想 MAC アドレスを手動で設定したりすると、vPC+のロード バランシングに悪影響が及ぶ場合があるため、推奨されません。hsrp use-bia は、vPC+ではサポートされません。カスタム MAC アドレスを設定する際に、両方のvPC+ピア デバイスに同じ MAC アドレスを設定する必要があります。

ピアの隣接関係が形成され、VLAN インターフェイスがバックアップされるまで、vPC+の回復を遅らせるようにリストア タイマーを設定できます。vPC+が再びトラフィックを通過させる前に、ルーティング テーブルが収束されない可能性があるときは、この機能によってパケット ドロップを回避できます。

この機能を設定するには、 delay restore コマンドを使用します。


) データ センターが機能停止した場合に、vPC+が正常に機能する前に HSRP がイネーブルになると、トラフィック ロスが生じるおそれがあります。HSRP 遅延をイネーブルにして、vPC が安定する時間を設ける必要があります。HSRP 遅延とプリエンプション遅延の両方をイネーブルにすると、Cisco Nexus 7000 シリーズ デバイスは、両方のタイマーが期限切れになった後にのみレイヤ 2 スイッチングを許可します。

遅延オプションは、HSRP だけで使用できます。その他の FHRP を使用した場合にも、トラフィック ロスは起こり得ます。


FHRP とルーティングの詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Unicast Routing Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。

ハイ アベイラビリティ

FP トポロジでは、ISSU を介して設定が保持されます。

ハイ アベイラビリティの詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS High Availability and Redundancy Guide, Release 5.x 』を参照してください。

仮想デバイス コンテキスト

1 つの FP ネットワークに対応する同一デバイス上のすべてのインターフェイスは、同じ VDC にあることが必要です。

スイッチで FP をイネーブルにするには、FP フィーチャ セットをインストールしておく必要があります。フィーチャ セットについては、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』ガイドを参照してください。

F シリーズ モジュールには複数の Forwarding Engine(FE; 転送エンジン)が存在するため、次のポート ペアを同じ VDC にする必要があります。

ポート 1 とポート 2

ポート 3 とポート 4

ポート 5 とポート 6

ポート 7 とポート 8

ポート 9 とポート 10

ポート 11 とポート 12

ポート 13 とポート 14

ポート 15 とポート 16

ポート 17 とポート 18

ポート 19 とポート 20

ポート 21 とポート 22

ポート 23 とポート 24

ポート 25 とポート 26

ポート 27 とポート 28

ポート 29 とポート 30

ポート 31 とポート 32

VDC の詳細については、『 Cisco DCNM Virtual Device Context Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。

FP インターフェイスのライセンス要件

次の表に、この機能のライセンス要件を示します。

 

製品
ライセンス要件

Cisco NX-OS

FP には、拡張レイヤ 2 ライセンスが必要です。NX-OS のライセンス スキームの詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series Licensing Guide 』を参照してください。

FP インターフェイスの前提条件

FP インターフェイスの前提条件は次のとおりです。

クラシカル イーサネットのレイヤ 2 機能の使用経験がある。

スイッチで FP をイネーブルにする前に、FP フィーチャ セットをデフォルト以外の VDC にインストールしている。FabricPath フィーチャ セットのインストールとイネーブル化の詳細については、『 Configuring Feature-Set for FabricPath 』を参照してください。

デバイスにログオンしている。

拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされている。

現在の Virtual Device Context(VDC; 仮想デバイス コンテキスト)が正しい。VDC は、一連のシステム リソースを論理的に表現する用語です。 switchto vdc コマンドでは VDC 番号を指定できます。

F シリーズ モジュールで作業している。

FP インターフェイスに関する注意事項と制限事項

FP には、設定に関して次の注意事項および制限事項があります。

FP インターフェイスは、FP でカプセル化されたトラフィックだけを伝送します。

コマンドを表示したり、コマンドにアクセスしたりするには、各デバイスで FP をイネーブルにする必要があります。各デバイスで FP をイネーブルにするには、 feature-set fabricpath コマンドを入力します。

STP は、FP ネットワーク内では動作しません。

すべての FP レイヤ 2 ゲートウェイ デバイスの STP プライオリティ値を 8192 に設定します。

N7K-F132XP-15 モジュールは、複数の SPAN 宛先ポートおよび仮想 SPAN をサポートしません。N7K-F132XP-15 モジュールのポートが VDC にあり、その VDC に複数の SPAN 宛先ポートが存在する場合、その SPAN セッションは機能しません。

FP の実行中は、プライベート VLAN 設定に次の注意事項が適用されます。

プライベート VLAN 内のすべての VLAN は同じ VLAN モード(CE または FP)である必要があります。タイプの異なる VLAN をプライベート VLAN に追加しようとしても、それらの VLAN はプライベート VLAN 内では機能しません。その VLAN の設定はシステムに記憶されるので、後で VLAN モードを変更したときに、その VLAN は指定のプライベート VLAN でアクティブになります。

FP ポートは、プライベート VLAN に追加できません。

システムは、階層型のスタティック MAC アドレスをサポートしません。つまり、スタティックな FP ODA および OSA は設定できません。設定できるのは、CE のスタティック MAC アドレスだけです。

F シリーズ モジュールでは、VLAN 内にポートを持つすべての Forwarding Engine(FE; 転送エンジン)にユーザ設定のスタティック MAC アドレスがプログラムされます。

FP インターフェイスの設定


) デバイスに FP コマンドを表示するには、シャーシに F シリーズ モジュールを設置し、すべてのデバイスで FP をイネーブルにする必要があります。


ここでは、次の設定方法について説明します。

「FabricPath インターフェイスの設定」

「Rapid PVST+ の STP プライオリティの設定」

「MST の STP プライオリティの設定」

「(任意)レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチに接続する STP ドメインに対する STP ドメイン ID の設定」

「vPC+ スイッチ ID の設定」


) FP ネットワークに参加させる各スイッチに対して、これらの設定を行う必要があります。


FabricPath インターフェイスの設定

デフォルトでは、N7K-F132XP-15 モジュールのすべてのインターフェイスがレイヤ 2 アクセス インターフェイスです。FP ネットワークのインターフェイスは FP インターフェイスとして設定します。

はじめる前に

F シリーズ モジュールで作業していることを確認します。

すべてのデバイスで FP 機能をイネーブルにしていることを確認します。

拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされていることを確認します。

手順の概要

1. config t

2. interface [ethernet slot/port | port-channel channel-no]

3. [no] switchport mode fabricpath

4. (任意) system default switchport fabricpath

5. exit

6. show interface

7. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface [ethernet slot/port | port-channel channel-no]

 

例:

switch(config)# interface ethernet 2/11-15

switch(config-if)#

FP として設定するインターフェイスを指定します。

ステップ 3

[no] switchport mode fabricpath

 

例:

switch(config-if)# switchport mode fabricpath

switch(config-if)#

インターフェイスを FP コアとして指定します。

キーワードを入力すると、インターフェイスがデフォルトの CE アクセス インターフェイスに戻ります。FP コア ポートは、FP VLAN として設定された VLAN のトラフィックだけを伝送します。

ステップ 4

system default switchport fabricpath

 

例:

switch(config-if)# system default switchport fabricpath

switch(config-if)#

(任意)F シリーズ モジュールのすべての CE インターフェイスを同時に FP インターフェイスに変換します。

ステップ 5

exit

 

例:

switch(config-if)# exit

switch(config)#

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 6

show interface

 

例:

switch(config)# show interface brief

(任意)すべてのインターフェイスの情報を表示します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

次に、指定のインターフェイスを FP インターフェイスとして設定する例を示します。

switch# config t
switch(config)# interface ethernet 2/11-15
switch(config-if)# switchport mode fabricpath
switch(config-if)#

 

Rapid PVST+ の STP プライオリティの設定

すべてのレイヤ 2 ゲートウェイ デバイスは、同一の STP ドメイン内にある場合、ブリッジ プライオリティが同じである必要があります。FP ネットワーク上のレイヤ 2 ゲートウェイ デバイスに設定された STP プライオリティが、レイヤ 2 ネットワーク内で最も低いことを確認します。また、これらのデバイスのプライオリティは一致する必要があります。

すべての FP レイヤ 2 ゲートウェイ デバイスの STP プライオリティを 8192 に設定することを推奨します。

はじめる前に

F シリーズ モジュールで作業していることを確認します。

すべてのデバイスで FP 機能をイネーブルにしていることを確認します。

拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされていることを確認します。

手順の概要

1. config t

2. spanning-tree vlan [ vlan-id] priority [value]

3. exit

4. show spanning-tree summary

5. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

spanning-tree vlan [ vlan-id] priority 8192

 

例:

switch(config)# spanning-tree vlan 11-20 priority 8192

switch(config)#

すべての FP レイヤ 2 ゲートウェイ インターフェイスで、すべての Rapid PVST+ VLAN に低い STP プライオリティを設定する必要があります。プライオリティは 8192 に設定することを推奨します。

ステップ 3

exit

 

例:

switch(config-if)# exit

switch(config)#

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

show spanning-tree summary

 

例:

switch# show spanning-tree summary

(任意)STP に関する情報を表示します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

 

例:

switch# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

次に、FP レイヤ 2 ゲートウェイ デバイス上の Rapid PVST+ VLAN に STP プライオリティ 8192 を設定する例を示します。

switch# config t
switch(config)# spanning-tree vlan 11-20 priority 8192
switch(config)#

 

このコマンドの詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Layer 2 Switching Command Reference, Release 5.x 』を参照してください。

MST の STP プライオリティの設定

すべてのレイヤ 2 ゲートウェイ デバイスは、同一の STP ドメイン内にある場合、ブリッジ プライオリティが同じである必要があります。FP ネットワーク上のレイヤ 2 ゲートウェイ デバイスに設定された STP プライオリティが、レイヤ 2 ネットワーク内で最も低いことを確認します。また、これらのデバイスのプライオリティは一致する必要があります。

すべての FP レイヤ 2 ゲートウェイ デバイスで、すべての Multiple Spanning-Tree(MST)インスタンスの STP プライオリティを 8192 に設定します。

はじめる前に

F シリーズ モジュールで作業していることを確認します。

すべてのデバイスで FP 機能をイネーブルにしていることを確認します。

拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされていることを確認します。

手順の概要

1. config t

2. spanning-tree mst [ instance-id] priority [value]

3. exit

4. show spanning-tree summary

5. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

spanning-tree mst [ instance-id] priority 8192

 

例:

switch(config)# spanning-tree mst 1-5 priority 8192

switch(config)#

すべての FP レイヤ 2 ゲートウェイ インターフェイスで、すべての MST VLAN に低い STP プライオリティを設定する必要があります。プライオリティは 8192 に設定することを推奨します。

ステップ 3

exit

 

例:

switch(config-if)# exit

switch(config)#

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

show spanning-tree summary

 

例:

switch# show spanning-tree summary

(任意)STP に関する情報を表示します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

 

例:

switch# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

次に、FP レイヤ 2 ゲートウェイ デバイス上の MST インスタンスに STP プライオリティ 8192 を設定する例を示します。

switch# config t
switch(config)# spanning-tree mst 1-5 priority 8192
switch(config)#

 

このコマンドの詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Layer 2 Switching Command Reference, Release 5.x 』を参照してください。

(任意)レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチに接続する STP ドメインに対する STP ドメイン ID の設定

1 つの FP ネットワークには多数の FP レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチが接続されている可能性があるので、レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチに別個の STP ドメインが多数接続されていることもあります。FP ネットワークに接続するすべての STP ドメインに TCN が伝播されるように、FP ネットワーク内の固有の STP ドメイン ID を設定できます。これによって、システムが TCN を受信したときに、すべての MAC アドレスは確実に消去されます。

はじめる前に

F シリーズ モジュールで作業していることを確認します。

すべてのデバイスで FP 機能をイネーブルにしていることを確認します。

拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされていることを確認します。

手順の概要

1. config t

2. spanning-tree domain domain-id

3. exit

4. show spanning-tree summary

5. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

spanning-tree domain domain-id

 

例:

switch(config)# spanning-tree domain 5

switch(config)#

1 つの FP ネットワークに接続している FP レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチに接続する STP ドメインごとに、STP ドメイン ID を割り当てます。有効な範囲は 1 ~ 1023 です。

ステップ 3

exit

 

例:

switch(config)# exit

switch#

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

show spanning-tree summary

 

例:

switch# show spanning-tree summary

(任意)STP に関する情報を表示します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

 

例:

switch# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

次に、FP レイヤ 2 ゲートウェイ デバイスに接続する STP ドメインの ID を設定する例を示します。

switch# config t
switch(config)# spanning-tree domain 5
switch(config)# exit
switch
 

vPC+ スイッチ ID の設定


) vPC+ 内のすべてのピア リンクとダウンストリーム リンクが、F シリーズ モジュールに設定されている必要があります。


vPC+ スイッチ ID を設定するには、 fabricpath switch-id コマンドを使用します。


) 同じ VDC には、vPC+ドメインと vPC ドメインを設定できません。


vPC の設定の詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Interfaces Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。

はじめる前に

F シリーズ モジュールで作業していることを確認します。

vPC 機能をイネーブルにしていることを確認します。

FP 機能をイネーブルにしていることを確認します。

適切な VDC であることを確認します(または、 switchto vdc コマンドを使用します)。

手順の概要

1. configure terminal

2. vpc domain domain-id

3. fabricpath switch-id switch-id

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

例:

switch# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

vpc domain domain-id

 

例:

switch(config)# vpc domain 1

デバイスにvPC+ドメインを作成し、設定用に vpc-domain コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

fabricpath switch-id switch-id

 

例:

switch(config-vpc-domain)# fabricpath switch-id 1

スタティックvPC+ID をvPC+ピアに割り当てます。有効な範囲は 0 ~ 4094 です。これは、FP カプセル化の仮想スイッチ ID です。

(注) 2 台の vPC+ ピア デバイスが隣接関係を形成できるようにするには、これらの各デバイスに同じ vPC+ スイッチ ID を割り当てる必要があります。

次に、各 vPC+ ピア デバイスにvPC+スイッチ ID を設定する例を示します。

switch# configure terminal
switch(config)# vpc domain 1
switch(config-vpc-domain)# fabricpath switch-id 1
 

FP インターフェイス設定の確認

FP インターフェイスの情報を表示するには、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

show feature-set

デバイスで FP がイネーブルであるかどうかを表示します。

show interface brief

すべてのインターフェイスの情報を表示します。

show interface switchport

アクセスおよびトランク インターフェイスも含めて、すべてのレイヤ 2 インターフェイスの情報を表示します。

show interface type {slot/port | channel-number } [ trunk ]

インターフェイス設定情報を表示します。

show interface capabilities

インターフェイスの性能に関する情報を表示します。

show interface status

インターフェイスのステータスに関する情報を表示します。

show spanning-tree summary

STP 情報を表示します。

show fabricpath is-is database

STP TCN の情報を表示します。

show vpc brief

vPC+ドメインに関する簡単な情報を表示します。

show vpc consistency-parameters

すべてのvPC+ドメイン インターフェイスで一貫している必要があるパラメータのステータスを表示します。

show vpc peer-keepalive

ピアキープアライブ メッセージに関する情報を表示します。

show vpc role

ピア ステータス、ローカル デバイスのロール、vPC+ドメインのシステム MAC アドレスとシステム プライオリティ、およびローカルvPC+ドメイン デバイスの MAC アドレスとプライオリティを表示します。

show vpc statistics

vPC+ドメインの統計情報を表示します。

show running-config vpc

vPC およびvPC+ドメインの実行コンフィギュレーション情報を表示します。

これらのコマンドの詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Interfaces Command Reference, Release 5.x 』および『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Layer 2 Switching Command Reference, Release 5.x 』を参照してください。

 

FP インターフェイス統計情報の表示

次のコマンドを使用して、FP 統計を表示します。

clear counters [ethernet slot/port | port-channel channel-no]

show interface counters [ module module]

show interface counters detailed [ all ]

show interface counters errors [ module module]

FP インターフェイスの設定例

FP インターフェイスを設定するには、各デバイスで次の手順を実行します。

各デバイスで FP をイネーブルにします。

指定のインターフェイスを FP インターフェイスとして設定します。

すべての FP レイヤ 2 ゲートウェイ デバイスの STP プライオリティ デバイスを 8192 に設定します。

(任意)FP ネットワークに接続されている別個の STP ドメインごとに、STP ドメイン ID を設定します。

(任意)vPC+ スイッチ ID を設定します。

次に、FP インターフェイスを設定する例を示します。

図 3-3 FP インターフェイスの設定例


ステップ 1 (任意)各デバイスで FP をイネーブルにします。

switch# config t
switch(config)# feature fabricpath
switch(config-lldp)# exit
switch(config)#
 

ステップ 2 デバイスで FP をイネーブルにした後、指定のインターフェイスを FP インターフェイスとして設定します。

switch(config)# interface ethernet 1/2
switch(config-if)# switchport mode fabricpath
switch(config-if)# exit
switch(config)#

) FP トランクには別個のネイティブ VLAN を設定することが推奨されます。デフォルトのネイティブ VLAN 1 を FP トランクのネイティブ VLAN として使用しないでください。


ステップ 3 すべての Rapid PVST+ VLAN の STP プライオリティを 8192 に設定します。

switch# config t
switch(config)# spanning-tree vlan 11-20 priority 8192
switch(config)#
 

ステップ 4 すべての MST インスタンスの STP プライオリティを 8192 に設定します。

switch# config t
switch(config)# spanning-tree mst 1-5 priority 8192
switch(config)#
 

ステップ 5 (任意)FP ネットワークに接続された各 FP レイヤ 2 ゲートウェイ スイッチに STP ドメイン ID を設定します。

switch# config t
switch(config)# spanning-tree domain 5
switch(config)
 

ステップ 6 (任意)vPC+ スイッチ ID を設定します。

switch# config t
switch(config)# vpc domain 5
switch(config-vpc-domain)# fabricpath switch-id 100
switch(config-vpc-domain)# exit
switch(config)

) vPC の設定の詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Interfaces Configuration Guide, Release 5.x』を参照してください。


既存の vPC なしで vPC+ を設定する場合は、次の手順を実行します。

vPC ドメイン コンフィギュレーション モードで、 fabricpath switch-id switch-id を入力します。

インターフェイス コンフィギュレーション モードの各 vPC+ ピア リンク インターフェイスで、 switchport mode fabricpath を入力します。

各 vPC+ ピア リンク ポート チャネルで、 vpc peer-link を入力します。

F シリーズ モジュールで既存の vPC 設定を vPC+ に変更する場合は、次の手順を実行します。

各 vPC ピア リンク ポート チャネルで、 shutdown を入力します。

vPC ドメイン コンフィギュレーション モードで、 fabricpath switch-id switch-id を入力します。

インターフェイス コンフィギュレーション モードの各 vPC+ ピア リンク インターフェイスで、 switchport mode fabricpath を入力します。

各 vPC+ ピア リンク ポート チャネルで、 no shutdown を入力します。

ステップ 7 設定を保存します。

switch(config)# save running-config startup-config
switch(config)#
 


 

vPC+ 機能を設定する際に、次の状況ではエラーが戻されます。このとき、すべてのピアリンク インターフェイスで最初に shutdown 、次に no shutdown を入力する必要があります。

peer-link インターフェイスに switchport mode fabricpath の設定がないが、vpc ドメインに fabricpath switch-id が設定されている。

peer-link インターフェイスに switchport mode fabricpath の設定があるが、vpc ドメインに fabricpath switch-id がない。

CLI を使用した FabricPath の設定に関する機能の履歴

表 3-1 は、この機能のリリースの履歴です。

 

表 3-1 FabricPath 機能の履歴

機能名
リリース
機能情報

FabricPath

5.1(1)

これらの機能が導入されました。