Cisco Nexus 7000 シリーズ NX-OS FabricPath コンフィギュレーション ガイド リリース 5.x
FabricPath フォワーディング
FabricPath フォワーディング
発行日;2012/02/05 | 英語版ドキュメント(2011/12/07 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

FabricPath フォワーディング

FabricPath フォワーディングについて

FP フォワーディングの概要

FP VLAN

既知のユニキャスト パケットの ECMP フォワーディング

ブロードキャスト、未知のユニキャスト、およびマルチキャスト パケットに対するフォワーディング ツリー

マルチキャスト パケットの転送

ハイ アベイラビリティ

仮想デバイス コンテキスト

FabricPath フォワーディングのライセンス要件

FabricPath フォワーディングの前提条件

FabricPath フォワーディングに関する注意事項と制限事項

FabricPath フォワーディングの設定

VLAN モードの FP または CE の設定

FP ユニキャスト ロード バランシングの設定(任意)

FP マルチキャスト ロード バランシングの設定(任意)

FabricPath 設定の確認

FabricPath フォワーディングの設定例

デフォルト設定

CLI を使用した FabricPath の設定に関する機能の履歴

FabricPath フォワーディングについて


) FP を実行するには、シャーシに F シリーズ モジュールを取り付ける必要があります。


ここで説明する内容は、次のとおりです。

「FP フォワーディングの概要」

「FP VLAN」

「既知のユニキャスト パケットの ECMP フォワーディング」

「ブロードキャスト、未知のユニキャスト、およびマルチキャスト パケットに対するフォワーディング ツリー」

「ハイ アベイラビリティ」

「仮想デバイス コンテキスト」

FP フォワーディングの概要

FP は、ループフリー環境に STP を必要としないマルチパスのレイヤ 2 ドメインを実現します。Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)プロトコルを使用することにより、レイヤ 2 パケットに複数のパスが提供されます。FP で使用されるレイヤ 2 IS-IS メッセージは、ルーティング プロトコルおよび Overlay Transport Virtualization(OTV)で使用されるレイヤ 3 IS-IS メッセージとは異なります。デバイスは、フロー単位でパスを割り当てます。

各 FP インターフェイスは、FP ネットワーク内の他のノードへの複数のパラレル パスを学習し、最適なパスをパケットに割り当てます。STP を使用する必要がないので、すべてのパスをトラフィックの転送に使用できます。

既知のユニキャスト パケットのフローは、階層型の FP の Outer Destination Address(ODA; 外側の宛先アドレス)および Outer Source Address(OSA; 外側の送信元アドレス)の値によって判別されます(FP の階層型カプセル化の詳細については、「FabricPath スイッチング」を参照してください)。システムは、IS-IS Equal Cost Multipathing(ECMP; 等価コスト マルチパス)を使用して、これらのフローのフォワーディング パスを選択します。

複数宛先のパケット(未知のユニキャスト、マルチキャスト、およびブロードキャスト)のフローは、FP ヘッダー内の FTag によって判別されます。システムは、FP ネットワークへの入口(レイヤ 2 ゲートウェイ デバイス)で各フローに同じ FTag を割り当て、各フローはトポロジに作成された 2 つのツリーのいずれかを通過します。システムは、ツリーごとに 1 つの FTag を割り当てます。FP ネットワーク内のすべてのノードが、この同一の情報に基づいてトラフィックを転送します。これは、レイヤ 2 IS-IS の使用により、すべてのノードが同じ情報を所有するためです。

ユニキャスト トラフィックには、レイヤ 2 IS-IS ECMP が使用されます。FP を使用するシステムでは、複数宛先のトラフィック用に 2 つのツリーが作成されます。ブロードキャストおよび未知のユニキャスト トラフィックは、これらのツリーのいずれかを通過します。マルチキャスト トラフィックについては、パケットのハッシュに基づいた FTag の選択によって、使用するツリーが決定します。ツリーが決定すると、そのパケットは FP ネットワーク全体で同じツリーを使用します。マルチキャスト トラフィックはどちらのツリーも通過しますが、FTag を使用したハッシュに基づく選択によって特定のツリーが決定します。このように、システムは、FP ネットワーク内のマルチキャスト トラフィックのロード バランスを行います(詳細については、「ブロードキャスト、未知のユニキャスト、およびマルチキャスト パケットに対するフォワーディング ツリー」を参照してください)。

ツリーは、FP レイヤ 2 IS-IS によって定義されます。ルートには最も大きいシステム ID が選択され、そこからツリーが作成されます。もう 1 つのツリーも同様ですが、ルートの優先順位が異なります。

FP トポロジごとに、2 つのループフリー ツリーが作成されます。一方のツリーは、すべての未知のユニキャストおよびブロードキャスト トラフィックを伝送します。マルチキャスト トラフィックに対しては、このツリーと、そのトポロジ用にシステムが作成したもう一方のツリーを使用してロードバランスが行われます(ツリーの詳細については、「ブロードキャスト、未知のユニキャスト、およびマルチキャスト パケットに対するフォワーディング ツリー」を参照してください)。

FP フレームには、複数宛先パケットのための Reverse Path Forwarding(RPF; リバース パス転送)メカニズムが備わっています。これによって、送信元に接続されたインターフェイスにパケットが到達していることを確認し、ツリーに属していないインターフェイスから送信されたパケットをドロップすることができます。

FP レイヤ 2 IS-IS プロトコルは、FP ネットワーク全体にリンクステート情報をフラッディングします。各デバイスは、FP リンクごとに hello パケットを送信し、ネイバーを検出します。ネイバーが検出されると、IS-IS 隣接関係が作成されます。また、各デバイスは、既存のすべての隣接関係を通じてリンクステート データベースにアドバタイズメントとアップデートを送信します。

FP VLAN

Classical Ethernet(CE; クラシカル イーサネット)ネットワークと連携するには、VLAN を CE モードまたは FP モードに設定します。CE VLAN は、CE ホストから FP インターフェイスにトラフィックを伝送し、FP VLAN は、FP トポロジ上でトラフィックを伝送します。レイヤ 2 Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)メッセージでトポロジの一部としてアドバタイズされるのは、スイッチに設定されているアクティブな FP VLAN だけです。

図 4-1に、CE スイッチと FP/CE VLAN を伴う FP トポロジのサンプルを示します。

図 4-1 FP トポロジおよび CE ホストの例

 

デバイスのデフォルトの VLAN モードは、CE VLAN です。FP インターフェイスは、FP VLAN 上でのみトラフィックを伝送します。CE VLAN は、これらのインターフェイスでは機能しません。F シリーズ モジュールの CE インターフェイスは、CE VLAN(ホストからのトラフィック)と FP VLAN の両方のトラフィックを伝送します。

VLAN モードの変更を有効にするには、VLAN コンフィギュレーション モードを終了する必要があります。


) VLAN およびインターフェイスを設定したら、それ以上の設定は不要です。システムは自動的にパスを作成して割り当て、さらにロード バランシングを行います。


既知のユニキャスト パケットの ECMP フォワーディング

既知のユニキャスト トラフィックについて、システムは、FP ヘッダー内の ODA フィールドを使用してフローごとにユニキャスト トラフィックを転送します。FP がイネーブルであるシステムは、入力スイッチで、カプセル化されたすべてのトラフィックにスイッチ ID と ODA を割り当てます(FP のカプセル化の詳細については、「FabricPath スイッチング」を参照してください)。

システムが ODA を割り当てると、FP デバイスは FP レイヤ 2 IS-IS ECMP を使用して既知のユニキャスト トラフィックを転送します。レイヤ 2 IS-IS を使用する FP には、最大 16 個のアクティブなレイヤ 2 パスが存在します。このため、すべての既知のユニキャスト パケットに対し、レイヤ 2 で最大 16 通りの ECMP が提供されます。

FP ネットワーク内のデバイスは、IS-IS 隣接関係を使用してトポロジ情報を交換し、既知のユニキャスト トラフィック フローのパスに沿ってトラフィックを転送します。FP ネットワーク内の各ノードは、各トラフィック フローの FP ヘッダーを確認し、IS-IS 隣接関係を使用して ECMP フォワーディングを決定します。

ブロードキャスト、未知のユニキャスト、およびマルチキャスト パケットに対するフォワーディング ツリー

FP によって、ブロードキャスト、未知のユニキャスト、およびマルチキャスト パケット、または複数宛先のトラフィックを伝送する新しいループフリー ブロードキャスト機能が導入されます。ブロードキャスト、未知のユニキャスト、およびマルチキャストの各トラフィック フローに対して、システムによって作成された複数のパスまたはツリーからフォワーディング パスが選択されます。このリリースでは、トポロジごとに、複数宛先のトラフィックを転送するためのツリーが 2 つ作成されます。

FP ネットワークについては、FP ネットワークを介してブロードキャスト トラフィック、未知のユニキャスト トラフィック、およびマルチキャスト トラフィックを伝送するブロードキャスト ツリーが作成されます。また、第 2 のツリーも作成され、これらの 2 つのツリーの間でフローごとにロードバランスが行われます。各ツリーは、FP ネットワーク内で固有の値、つまり FTag によって識別されます。FP ネットワーク内では、システムによって各ツリーのルート ノードが選択され、FP ネットワーク全体にわたる 2 つのツリーが作成されます。

FTag は、ODA および OSA とともに、FP カプセル化の一部として入力スイッチで割り当てられます。FTag によって、複数宛先のトラフィック フローが FP ネットワーク上で通過するループフリー ツリーが決定します。システムは、フローごとにツリーを割り当てます。

図 4-2に、これらのツリーを示します。

図 4-2 所定のフローに対する複数宛先の FP フローを転送するためのツリー

 

FP ネットワーク内の各ノードは、所定の FTag に対応するフォワーディング ツリーの同一ビューを共有します。

マルチキャスト パケットの転送

FP および F シリーズ モジュールを使用して、レイヤ 2 マルチキャスト マルチパスを設定できます。マルチキャスト フローごとの 2 つのツリーを利用して、確実にマルチキャスト トラフィックのロード バランスが行われます。

システムは、FP レイヤ 2 IS-IS と CE IGMP スヌーピングとを一緒に使用して、FP/CE ネットワークの境界でマルチキャスト グループ情報を学習します。また、Group Membership LSP(GM-LSP)と呼ばれる新しいレイヤ 2 IS-IS LSP を使用し、FP ネットワークを介して情報を伝送します。GM-LSP は、マルチキャスト グループ/送信元のメンバーシップ情報を伝送します。この情報は、FP ネットワーク上でのみ伝送されます。すべての FP インターフェイスは、この情報をリモート エントリとして認識し、該当する受信者だけに渡します。FP ネットワーク内の各ノードは同じビューを共有し、まったく同じ情報を所有します。

マルチキャスト トラフィックは VLAN ごとの送信元、マルチキャスト グループ、およびフロー情報を使用して、2 つのツリーのいずれかにトラフィックを割り当てます。それによって、トラフィックをすべてのデバイスにフラッディングするのではなく、該当の受信者にのみ転送することができます。このシステムは、グループ IP アドレスに基づいてマルチキャストを抑制します。

IGMP スヌーピングと FP IS-IS の連動により、GM-LSP を使用して、FP ネットワーク上に VLAN 単位のマルチキャスト グループに基づいたツリーが作成されます。エッジ インターフェイスの IGMP スヌーピングは、受信者とルータについて学習し、エッジポートのマルチキャスト ステートを作成します。FP レイヤ 2 IS-IS は、GM LSP を使用して、添付されたこのグループ情報を FP ネットワーク上に伝播し、FP ネットワーク内のステートを作成します。FP ネットワークのエッジにある、マルチキャスト グループを持つデバイスが、GM-LSP を発信します。

レイヤ 2 のマルチキャスト トラフィックについては、FP を使用するときに PIM を実行する必要はありません。

レイヤ 3 マルチキャスト パケットについては、システムは、そのグループのすべての IP ルータを識別する特別なマルチキャスト グループに ODA を設定し、そのグループ用のツリーに沿ってトラフィックを転送します。

ハイ アベイラビリティ

FP トポロジでは、ISSU を介して設定が保持されます。

ハイ アベイラビリティの詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS High Availability and Redundancy Guide, Release 5.x 』を参照してください。

仮想デバイス コンテキスト

1 つの FP ネットワークに対応する同一デバイス上のすべてのインターフェイスは、同じ VDC にあることが必要です。

スイッチで FP をイネーブルにするには、FP フィーチャ セットをインストールしておく必要があります。フィーチャ セットについては、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Fundamentals Configuration Guide, Release 5.x 』ガイドを参照してください。

F シリーズ モジュールには複数の Forwarding Engine(FE; 転送エンジン)が存在するため、次のポート ペアを同じ VDC にする必要があります。

ポート 1 とポート 2

ポート 3 とポート 4

ポート 5 とポート 6

ポート 7 とポート 8

ポート 9 とポート 10

ポート 11 とポート 12

ポート 13 とポート 14

ポート 15 とポート 16

ポート 17 とポート 18

ポート 19 とポート 20

ポート 21 とポート 22

ポート 23 とポート 24

ポート 25 とポート 26

ポート 27 とポート 28

ポート 29 とポート 30

ポート 31 とポート 32

VDC の詳細については、『 Cisco DCNM Virtual Device Context Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。

FabricPath フォワーディングのライセンス要件

次の表に、この機能のライセンス要件を示します。

 

製品
ライセンス要件

Cisco NX-OS

FabricPath には、拡張レイヤ 2 ライセンスが必要です。NX-OS のライセンス スキームの詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series Licensing Guide 』を参照してください。

FabricPath フォワーディングの前提条件

FP フォワーディングには、次の前提条件があります。

クラシカル イーサネットのレイヤ 2 機能の使用経験がある。

スイッチで FP をイネーブルにする前に、FP フィーチャ セットをデフォルト以外の VDC にインストールしている。FabricPath フィーチャ セットのインストールとイネーブル化の詳細については、『 Configuring Feature-Set for FabricPath 』を参照してください。

デバイスにログオンしている。

拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされている。

現在の Virtual Device Context(VDC; 仮想デバイス コンテキスト)が正しい。VDC は、一連のシステム リソースを論理的に表現する用語です。 switchto vdc コマンドでは VDC 番号を指定できます。

F シリーズ モジュールで作業している。

FabricPath フォワーディングに関する注意事項と制限事項

FP には、設定に関して次の注意事項および制限事項があります。

FP インターフェイスは、FP でカプセル化されたトラフィックだけを伝送します。

コマンドを表示したり、コマンドにアクセスしたりするには、各デバイスで FP をイネーブルにする必要があります。各デバイスで FP をイネーブルにするには、 feature-set fabricpath コマンドを入力します。

STP は、FP ネットワーク内では動作しません。

N7K-F132XP-15 モジュールは、複数の SPAN 宛先ポートおよび仮想 SPAN をサポートしません。N7K-F132XP-15 モジュールのポートが VDC にあり、その VDC に複数の SPAN 宛先ポートが存在する場合、その SPAN セッションは機能しません。

FP の実行中は、プライベート VLAN 設定に次の注意事項が適用されます。

プライベート VLAN 内のすべての VLAN は同じ VLAN モード(CE または FP)である必要があります。タイプの異なる VLAN をプライベート VLAN に追加しようとしても、それらの VLAN はプライベート VLAN 内では機能しません。その VLAN の設定はシステムに記憶されるので、後で VLAN モードを変更したときに、その VLAN は指定のプライベート VLAN でアクティブになります。

FP ポートは、プライベート VLAN に追加できません。

システムは、階層型のスタティック MAC アドレスおよびスタティック ルートをサポートしません。

F シリーズ モジュールでは、VLAN 内にポートを持つすべての Forwarding Engine(FE; 転送エンジン)にユーザ設定のスタティック MAC アドレスがプログラムされます。

VLAN モードを有効にするには、モードを設定した後で VLAN コンフィギュレーション モードを終了する必要があります。

FabricPath フォワーディングの設定


) 次のコマンドを表示するには、F シリーズ モジュールおよびすべてのデバイスで FP をイネーブルにしておく必要があります。


FP VLAN として設定された VLAN だけが、FP トポロジに加わることができます。デフォルトでは、すべての FP VLAN とインターフェイスが FP トポロジ、FP topo 0 に割り当てられます。FP VLAN に設定する必要があるのは、FP ネットワークを通過させる VLAN の VLAN モードだけです。

VLAN モードとインターフェイスを指定すると、システムは自動的に複数のパスを作成するので、FP のこれらの側面を設定するだけで済みます

(L2MP インターフェイスの詳細については、第 XX 章を参照してください)。


) FP ネットワークに参加させる各スイッチに対して、これらの設定を行う必要があります。


ここでは、FP を設定する手順について説明します。内容は次のとおりです。

「VLAN モードの FP または CE の設定」

「FP ユニキャスト ロード バランシングの設定(任意)」

「FP マルチキャスト ロード バランシングの設定(任意)」

VLAN モードの FP または CE の設定

F シリーズ モジュールでは、デフォルトの VLAN モードは CE です。


) FP を使用して VLAN モードを設定するには、あらかじめ VLAN を作成しておく必要があります。


ネットワーク上で FP トラフィックを伝送する VLAN を指定するには、その VLAN を FP VLAN として設定します。デフォルトでは、すべての FP VLAN とインターフェイスがデフォルトの FP トポロジ、FP topo 0 に追加されます。

はじめる前に

N7K-F132XP-15 モジュールで作業していることを確認します。

拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされていることを確認します。

FP フィーチャ セットをイネーブルにしていることを確認します。

VLAN が作成済みであることを確認します。

手順の概要

1. config t

2. vlan vlan-id

3. mode [ ce | fabricpath ]

4. exit

5. show fabricpath topology vlans [ active ]

6. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

vlan vlan-id

 

例:

switch(config)# vlan 1-10

switch(config-vlan)#

VLAN コンフィギュレーション モードを開始し、FP トラフィックを伝送する VLAN を識別します。

ステップ 3

mode [ce | fabricpath]

 

例:

switch(config-vlan)# mode fabricpath

switch(config-vlan)#

その VLAN を FP VLAN として設定します。デフォルトの VLAN モードは CE です。

(注) FP デバイスでは、VLAN を CE または FP VLAN のいずれかにする必要があります。

ステップ 4

exit

 

例:

switch(config-vlan)# exit

switch(config)#

VLAN コンフィギュレーション モードを終了します。

(注) すべての VLAN と同様に、VLAN モード(CE または FP)を有効にするには、VLAN コンフィギュレーション モードを終了する必要があります。

ステップ 5

show fabricpath topology vlans [ active ]

 

例:

switch# show fabricpath topology vlans

(任意)FP トポロジ内のすべての VLAN の情報を表示します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

 

例:

switch# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

次に、VLAN を FP VLAN として指定する例を示します。

switch#config t
switch(config)#vlan 1-10
switch(config-vlan)# mode fabricpath
switch(config-vlan)# exit
switch(config)# exit
 

FP ユニキャスト ロード バランシングの設定(任意)

FP ネットワークは、複数のパスが使用可能である場合に、自動的にユニキャスト トラフィックのロード バランスを行います。ただし、ユニキャスト トラフィックに特定のロード バランシングを設定することができます。デフォルトでは、すべてのオプションが使用されます。

はじめる前に

N7K-F132XP-15 モジュールで作業していることを確認します。

拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされていることを確認します。

FP フィーチャ セットをイネーブルにしていることを確認します。

手順の概要

1. config t

2. fabricpath load-balance unicast {[{ source | source-destination | xor | destination | symmetric }] [{ layer3 | layer4 | mixed }] [ rotate-amount rot_amt ] [ include-vlan ]}

3. exit

4. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

fabricpath load-balance unicast {[{source | source-destination | xor | destination | symmetric}] [{layer 3 | layer4 | mixed}] [rotate-amount rot_amt] [ include-vlan]

 

例:

switch(config)# fabricpath load-balance unicast source

switch(config-vlan)#

指定したパラメータに沿って、FP ユニキャスト トラフィックに対するロード バランシングを設定します。

形式を使用します。

ステップ 3

exit

 

例:

switch(config)# exit

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

copy running-config startup-config

 

例:

switch# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

次に、FP ユニキャストのロード バランシングを設定する例を示します。

switch#config t
switch(config)#fabricpath load-balance unicast source
switch(config)#
 

FP マルチキャスト ロード バランシングの設定(任意)

ネットワークは自動的にトラフィックのロード バランスを行いますが、マルチキャスト トラフィックに特定のロード バランシングを設定することができます。

はじめる前に

N7K-F132XP-15 モジュールで作業していることを確認します。

拡張レイヤ 2 ライセンスがインストールされている。

FP フィーチャ セットをイネーブルにしていることを確認します。

手順の概要

1. config t

2. fabricpath load-balance multicast {[{ source | source-destination | xor | destination | symmetric }] [ rotate-amount rot_amt ] [ include-vlan ]}

3. exit

4. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

fabricpath load-balance multicast {[{source | source-destination | xor | destination | symmetric}] [rotate-amount rot_amt] [ include-vlan]

 

例:

switch(config)# fabricpath load-balance multicast source

switch(config-vlan)#

指定したパラメータに沿って、FP マルチキャスト トラフィックに対するロード バランシングを設定します。

形式を使用します。

ステップ 3

exit

 

例:

switch(config)# exit

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 4

copy running-config startup-config

 

例:

switch# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

次に、FP マルチキャストのロード バランシングを設定する例を示します。

switch#config t
switch(config)#fabricpath load-balance multicast symmetric
switch(config)#

FabricPath 設定の確認

FP フォワーディング情報を表示するには、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

show feature-set

FP がイネーブルかどうかを表示します。

show { l2 | fabricpath } route { topology topo-id | all } [ switchid switch-id ] [ detail ] [ hex ]

ユニキャスト ルートを表示します。

show { l2 | fabricpath } mroute {[ vdc_omf ] | vlan vlan-id {{ omf | flood | [ source { srcaddr | v6srcaddr }] [ group { groupaddr | v6grpaddr }]} [ resolved ] [ ftag ftag-id ] [ hex ]

マルチキャスト ルートを表示します。

show { l2 | fabricpath } multicast trees [ topo topo-id ] [ ftag ftag-id ] [ hex ]

マルチキャスト ツリーを表示します。

show fabricpath topology [ detail ]

すべての FP トポロジに関する情報を表示します。

show fabricpath topology interface

FP トポロジのすべてのインターフェイスに関する情報を表示します。

show fabricpath topology vlan [active]

FP トポロジのすべての VLAN に関する情報を表示します。

show fabricpath topology ftag [active] [multicast] [unicast]

FP トポロジのすべての FTag に関する情報を表示します。

show running-config fabricpath

FP の実行コンフィギュレーションを表示します。

show fabricpath load-balance unicast forwarding-path ftag ftag-id switchid switch-id flow-type {l2 {{dst-mac dst-mac | source-mac src-mac} ether-type ether-type}} | {l3 {dst-ip dst-ip | src-ip src-ip | dst-ipv6 dst-ipv6 | srcipv6 src-ipv6 }} | {l4 {l4-src-port l4-src-port | l4-dst-port l4-dst-port | dst-ip dst-ip | src-ip src-ip | dst-ipv6 dst-ipv6 | srcipv6 src-ipv6 }}} {vlan vlan-id } {module mod-no }

FP ユニキャスト ロードバランシング情報を表示します。

show fabricpath load-balance multicast ftag-selected flow-type {l2 {{dst-mac dst-mac | source-mac src-mac} ether-type ether-type}} | {l3 {dst-ip dst-ip | src-ip src-ip | dst-ipv6 dst-ipv6 | srcipv6 src-ipv6 }} | {l4 {l4-src-port l4-src-port | l4-dst-port l4-dst-port | dst-ip dst-ip | src-ip src-ip | dst-ipv6 dst-ipv6 | srcipv6 src-ipv6 }}} {vlan vlan-id } {module mod-no }

FP マルチキャスト ロードバランシング情報を表示します。

show vlan

すべての FP および CE VLAN に関する情報を表示します。

次に、 show fabricpath unicast load-balance コマンドのサンプル出力を示します。

switch# show fabricpath load-balance unicast forwarding-path ftag 1 switchid 2231 flow-type l3 src-ip 1.1.1.1 dst-ip 1.1.1.2 module 4
128b Hash Key generated : 00001010102010101010000000000000
This flow selects interface Po100
 
 

次に、 show fabricpath multicast load-balance コマンドのサンプル出力を示します。

switch(config)# show fabricpath load-balance multicast ftag-selected flow-type l3 src-ip 1.1.1.1 dst-ip 1.1.1.2 vlan 2 module 4
128b Hash Key generated : 00 00 10 10 10 20 00 00 00 00 02 00 00 00 00 00
0x3
FTAG SELECTED IS : 1
 

 

FabricPath フォワーディングの設定例

デフォルトのトポロジで基本的な FP ネットワークを設定するには、FP インターフェイスを設定した後で、デバイスごとに次の手順を実行する必要があります。

各デバイスで FP フィーチャ セットをイネーブルにします。

FP インターフェイスを設定します(FP インターフェイスの設定については、「FabricPath インターフェイス」を参照してください)。

FP VLAN を設定します。デフォルトは CE VLAN です。

show running-config fabricpath コマンドを入力して、FP 設定が適切であることを確認します。

次に、デフォルトの FP トポロジを設定する例を示します。

図 4-3 デフォルト トポロジを使用した FP トポロジの設定例


ステップ 1 FP フィーチャ セットをイネーブルにします。

switch# config t
switch(config)# feature-set fabricpath
switch(config)#

) FabricPath フィーチャ セットのインストールとイネーブル化の詳細については、『Configuring Feature-Set for FabricPath』を参照してください。


ステップ 2 FP トポロジ内で必要な VLAN の VLAN モードを FP に設定します。

switch# config t
switch(config)# vlan 11-20
switch(config-vlan)# mode fabricpath
switch(config-vlan)# exit
switch(config)
 

) FP トランクには別個のネイティブ VLAN を設定することが推奨されます。デフォルトのネイティブ VLAN 1 を FP トランクのネイティブ VLAN として使用しないでください。


 

ステップ 3 設定を表示して、間違いがないことを確認します。

switch(config)# show running-config fabricpath
switch(config)#
 

ステップ 4 設定を保存します。

switch(config)# save running-config startup-config
switch(config)#
 

 


 

デフォルト設定

表 4-1 に、FP パラメータに対するデフォルト設定を示します。

 

表 4-1 デフォルトの FP パラメータ

パラメータ
デフォルト

VLAN mode

CE

CLI を使用した FabricPath の設定に関する機能の履歴

表 4-2 は、この機能のリリースの履歴です。

表 4-2 FP 機能の履歴

機能名
リリース
機能情報

FabricPath

5.1(1)

これらの機能が導入されました。