Cisco Nexus 7000 シリーズ NX-OS マルチキャスト ルーティング コンフィギュレーション ガイド リリー ス 5.x
F シリーズ モジュールでのマルチキャスト 相互動作の設定
F シリーズ モジュールでのマルチキャスト相互動作の設定
発行日;2012/01/31 | 英語版ドキュメント(2011/12/16 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

F シリーズ モジュールでのマルチキャスト相互動作の設定

マルチキャスト相互動作に関する情報

F シリーズおよび M シリーズ モジュールでのマルチキャスト相互動作

仮想化のサポート

ハイ アベイラビリティ

マルチキャスト相互動作のライセンス要件

マルチキャスト相互動作の前提条件

注意事項および制約事項

混在シャーシを使用したレイヤ 3 マルチキャストの設定

マルチキャストの設定の確認

マルチキャスト相互動作の機能の履歴

F シリーズ モジュールでのマルチキャスト相互動作の設定

この章では、M シリーズと F シリーズの両方のモジュールを搭載したシャーシでマルチキャストがどのように相互動作するかについて説明します。

この章は、次の内容で構成されています。

「マルチキャスト相互動作に関する情報」

「マルチキャスト相互動作のライセンス要件」

「マルチキャスト相互動作の前提条件」

「注意事項および制約事項」

「混在シャーシを使用したレイヤ 3 マルチキャストの設定」

「マルチキャストの設定の確認」

「マルチキャスト相互動作の機能の履歴」

マルチキャスト相互動作に関する情報

Cisco NX-OS Release 5.1 以降では、Cisco Nexus 7000 シリーズのシャーシに、レイヤ 2 専用モジュールである F シリーズ モジュールを追加できます。すでに M シリーズ モジュールが搭載されているシャーシにこのモジュールを追加すると、F シリーズと M シリーズの両方のモジュールを搭載したシャーシでマルチキャスト機能を提供できます。

ここでは、次の内容について説明します。

「F シリーズおよび M シリーズ モジュールでのマルチキャスト相互動作」

「仮想化のサポート」

「ハイ アベイラビリティ」

F シリーズおよび M シリーズ モジュールでのマルチキャスト相互動作


) N7K-F132-15 モジュールまたは任意の F シリーズ モジュールでレイヤ 3 のルーティングとマルチキャストを実行するには、Cisco Nexus 7000 シリーズのシャーシに N7K-M シリーズのモジュールを搭載する必要があります。これは、同じ仮想デバイス コンテキスト(VDC)で M シリーズと F シリーズの両方のモジュールからのインターフェイスが必要になるためです。VDC の詳細については、『Cisco Nexus 7000 Series Virtual Device Context Configuration Guide, Release 5.x』を参照してください。


レイヤ 3 のルーティングとマルチキャストは、N7K-F132-15 モジュールを搭載したシャーシに N7K-M シリーズ モジュールを追加すると自動的に行われるようになります。F および M シリーズの両方のモジュールを搭載したシャーシは、レイヤ 2 とレイヤ 3 のネットワークの境界に配置できます。

F シリーズと M シリーズの両方のモジュールを搭載したシャーシ内の、プロキシ ルーティング機能を使用する F シリーズ モジュール上で、VLAN ごとに VLAN インターフェイスを設定する必要があります。VLAN インターフェイスの設定については、『 Cisco Nexus 7000 Series Interfaces Configuration Guide,Release 5.x 』を参照してください。

デフォルトでは、VDC 内の N7K-M シリーズ モジュール上の物理インターフェイスはすべて、同じ VDC 内のレイヤ 2 専用 N7K-F132-15 モジュール上の VLAN インターフェイスが設定された VLAN に対し、プロキシ ルーティング ポートとして機能するようになります。M シリーズ モジュール上の物理インターフェイスは、管理のもとでシャットダウンでき、その後も引き続きプロキシ ルータとしてトラフィックを伝送します。

F シリーズ モジュール上のインターフェイスに着信したパケットは、同じ VDC 内の M シリーズ モジュール上のインターフェイスの 1 つに自動的に転送され、ルーティングされます。M シリーズ モジュール上のインターフェイスでは、同じ VDC 内の F シリーズ モジュール上のインターフェイスにレイヤ 3 マルチキャスト パケットが着信した場合に、そのパケットに対する出力レプリケーションも実行されます。N7K-F132-15 モジュールでのルーティングの相互動作に関する追加情報については、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Unicast Routing Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。

レイヤ 3 マルチキャスト パケットに対し、VDC 内の M シリーズ モジュール上のどのインターフェイスで VLAN インターフェイスの出力レプリケーションを実行するかを指定できます。マルチキャスト出力レプリケーション実行の際は、使用可能なすべての M シリーズ プロキシ ルーティング インターフェイス間で、すべての VLAN インターフェイスの負荷が自動的に再分配されます。プロキシ マルチキャスト レプリケータ間での負荷再分配は、自動で行うか手動で行うかを指定できます。負荷再分配を手動で行うように指定した場合、再分配を実行するにはコマンドを入力します。このコマンドは、モジュールを挿入または削除する際に便利です。


) 手動による出力マルチキャスト レプリケーション ロード バランシングを設定し、再分配のコマンドを入力する場合、このコマンドは設定には含まれません。copy running-config startup-config コマンドを入力しても、コピーされるコマンドの中にこのコマンドは含まれません。


仮想化のサポート

同じ VDC で M シリーズと F シリーズの両方のモジュールからのインターフェイスが必要です。

VDC の詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series Virtual Device Context Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。

ハイ アベイラビリティ

ハイ アベイラビリティの詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS High Availability and Redundancy Guide, Release 5.x 』を参照してください。

マルチキャスト相互動作のライセンス要件

次の表に、この機能のライセンス要件を示します。

 

製品
ライセンス要件

Cisco NX-OS

マルチキャスト レプリケーションにライセンスは必要ありません。

ただし、PIM および PIM6 には Enterprise Services ライセンスが必要です。Cisco NX-OS ライセンス方式の詳細と、ライセンスの取得および適用の方法については、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Licensing Guide 』を参照してください。

マルチキャスト相互動作の前提条件

マルチキャスト相互動作を実現するには、有効なライセンスがインストールされていることと、Cisco Nexus 7000 シリーズのシャーシに次のシリーズのモジュールが 1 つ以上搭載されていることが必要です。

M シリーズ

F シリーズ

注意事項および制約事項

マルチキャストの設定に関する注意事項および制約事項は次のとおりです。

同じ VDC で M シリーズと F シリーズの両方のモジュールからのインターフェイスが必要です。

混在シャーシを使用したレイヤ 3 マルチキャストの設定

プロキシ ルーティング機能を使用すると、F シリーズおよび M シリーズ モジュールを搭載したシャーシにレイヤ 3 ゲートウェイを設定できます。特定の VLAN でルーティングを可能にするには、VLAN インターフェイスを設定します。レイヤ 3 ルーティングおよび VLAN インターフェイスの詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Interfaces Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。

デフォルトでは、レイヤ 3 のルーティングとマルチキャストは、N7K-F132-15 モジュールを搭載したシャーシに N7K-M モジュールを追加すると自動的に行われるようになります。レイヤ 3 のルーティングとマルチキャスト、およびロード バランシングは、使用可能な N7K-M シリーズ間で、N7K-M シリーズ モジュールのプロキシ ルーティングを使用することによりデフォルトで動作します。

オプションとして、負荷再分配の強制のほかに、出力マルチキャスト レプリケーションに使用する N7K-M シリーズ モジュール上の物理インターフェイスを指定できます。

はじめる前に

混在シャーシ内の、プロキシ ルーティング機能を使用する F シリーズ モジュール上で、VLAN ごとに VLAN インターフェイスを設定する必要があります。

同じ VDC で M シリーズと F シリーズの両方のモジュールからのインターフェイスが必要です。

手順の概要

1. config t

2. hardware proxy layer-3 replication {use | exclude} { module mod-number | interface slot/port} [ module-type f1 ]

3. hardware proxy layer-3 replication rebalance-mode {auto | manual}

4. hardware proxy layer-3 replication trigger rebalance

5. exit

6. show hardware proxy layer-3 detail

7. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

hardware proxy layer-3 replication { use | exclude } { module mod-number | interface slot/port } [ module-type f1 ]

 

例:

switch(config)# hardware proxy layer-3 replication exclude interface ethernet 2/1-16, ethernet 3/1, ethernet 4/1-2

N7K-F シリーズ モジュール上でレイヤ 3 マルチキャスト パケットの出力プロキシ レプリケーションを提供するために、N7K-M シリーズ モジュール上に特定のモジュールと物理インターフェイスを設定します。

ステップ 3

hardware proxy layer-3 replication rebalance-mode { auto | manual }

 

例:

switch(config)# hardware proxy layer-3 replication rebalance-mode auto

プロキシ ルーティング レプリケーション インターフェイス間にロード バランシングを設定します。 auto スイッチを選択すると、すべての N7K-M シリーズ レプリケータ間で、設定済みの VLAN インターフェイス マルチキャスト レプリケーションのトラフィックの負荷が自動的に再分配されます。デフォルト値は manual です。

モードでは、スイッチの初回起動時に、シャーシ内の M シリーズ モジュール上にある使用可能なプロキシ ルーティング インターフェイス間で、すべてのトラフィックの負荷が自動的に分配されます。

ステップ 4

hardware proxy layer-3 replication trigger rebalance

 

例:

switch(config)# hardware proxy layer-3 replication trigger rebalance

ステップ 3 で再度 manual を設定した場合、このコマンドは、すべてのプロキシ ルーティング マルチキャスト レプリケーション インターフェイス間で 1 回のみのロード バランシングを実行するために使用します。このコマンドは、ステップ 3 で auto を設定した場合は効力を持ちません。

(注) このコマンドは 1 回のみのイベントになるため、設定には保存されません。

ステップ 5

exit

 

例:

switch(config)# exit

switch#

コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 6

show hardware proxy layer-3 detail

 

例:

switch# show hardware proxy layer-3 detail

(任意)プロキシ レイヤ 3 の機能に関する情報を表示します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

 

例:

switch# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

この例では、混在シャーシ内の N7K-F シリーズ モジュール上にある VLAN に対し出力マルチキャスト レプリケーションを実行するため、および負荷を再分配するために、N7K-M シリーズ モジュール上に特定の物理インターフェイスを指定する方法を示しています。

switch# config t
switch(config)# hardware proxy layer-3 replication exclude interface ethernet 2/1-16, 3/1, 4/1-2
switch(config)# hardware proxy layer-3 replication rebalance mode manual
switch(config)# hardware proxy layer-3 replication trigger rebalance
switch(config)#

マルチキャストの設定の確認

マルチキャストの設定情報を表示するには、次のいずれかの作業を行います。

 

コマンド
目的

show hardware proxy layer-3 detail

M シリーズと F シリーズの両方のモジュールを搭載した混在シャーシにおけるレイヤ 3 プロキシ ルーティング機能に関する情報を表示します。

show hardware proxy layer-3 counters {brief | detail}

プロキシ転送のために F シリーズ モジュールから各 M シリーズ モジュールに送信されたパケット数に関する情報を表示します。

コマンドを入力します。

マルチキャスト相互動作の機能の履歴

表 7-1 に、この機能のリリース履歴を示します。

 

表 7-1 マルチキャスト相互動作の機能の履歴

機能名
リリース
機能情報

Cisco Nexus 7000 シリーズのシャーシに搭載された F シリーズおよび M シリーズ モジュール間のマルチキャスト相互動作

5.1(1)

この機能は、F シリーズ モジュールとともに、このリリースで導入されました。