Cisco Nexus 7000 シリーズ NX-OS システム管理コ ンフィギュレーション ガイド リリース 4.1
NTP の設定
NTP の設定
発行日;2012/02/04 | 英語版ドキュメント(2011/03/31 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

NTP の設定

NTP の概要

NTP の概要

ハイ アベイラビリティ

仮想化サポート

NTP のライセンス要件

NTP の前提条件

注意事項および制約事項

NTP の設定

NTP プロトコルのイネーブルまたはディセーブル

NTP サーバおよびピアの設定

NTP コンフィギュレーションの確認

NTP のコンフィギュレーション例

デフォルト設定

その他の関連資料

関連資料

MIB

NTP 機能の履歴

NTP の設定

この章では、Cisco NX-OS デバイスで Network Time Protocol(NTP; ネットワーク タイム プロトコル)を設定する方法について説明します。

ここでは、次の内容を説明します。

「NTP の概要」

「NTP のライセンス要件」

「NTP の前提条件」

「注意事項および制約事項」

「NTP の設定」

「NTP コンフィギュレーションの確認」

「NTP のコンフィギュレーション例」

「デフォルト設定」

「その他の関連資料」

「NTP 機能の履歴」

NTP の概要

ここでは、次の内容について説明します。

「NTP の概要」

「ハイ アベイラビリティ」

「仮想化サポート」

NTP の概要

NTP は、分散している一連のタイム サーバとクライアント間で 1 日の時間を同期させ、複数のネットワーク デバイスから受信するシステム ログや時間関連のイベントを相互に関連付けられるようにします。NTP は、User Datagram Protocol(UDP; ユーザ データグラム プロトコル)をトランスポート プロトコルとして、標準 Universal Time Coordinated(UTC: 協定世界時)を使用します。

NTP サーバは通常、タイム サーバに接続されたラジオ クロックやアトミック クロックなどのソースから時刻を受信し、ネットワークを介してこの時刻を配信します。NTP はきわめて効率的です。毎分 1 パケットだけで、2 台のマシンが相互に 1 ミリ秒以内で同期します。

NTP では層(stratum)を使用して、ネットワーク デバイスと正規の時刻源の距離を表します。

Stratum 1 タイム サーバは正規の時刻源(アトミック クロックなど)に直接接続されています。

Stratum 2 NTP サーバは、Stratum 1 NTP サーバから NTP を使用して時刻を受信します。

同期の前に、NTP は複数のネットワーク サービスが報告した時刻を比較し、1 つの時刻が著しく異なる場合は、それが Stratum 1 であっても、同期しません。

Cisco NX-OS は、ラジオクロックまたはアトミック クロックに接続できず、Stratum 1 サーバとして動作することはできないため、インターネット上で利用できるパブリック NTP サーバを使用することを推奨します。

ネットワークがインターネットから切り離されている場合、Cisco NX-OS では、NTP によって時刻が同期されていなくても、NTP で同期されているものとして時刻を設定できます。その後、NTP を使用して、そのデバイスに他のネットワーク デバイスを同期させることができます。


) NTP ピア関係を作成して、サーバで障害が発生した場合に、ネットワーク デバイスを同期させて、正確な時刻を維持するための時刻提供ホストを指定できます。


ハイ アベイラビリティ

NTP のステートレス リスタートがサポートされています。リブート後またはスーパーバイザ スイッチオーバー後に、実行コンフィギュレーションが適用されます。ハイ アベイラビリティの詳細については、次の URL にアクセスして、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS High Availability and Redundancy Guide, Release 4.1 』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/switches/datacenter/sw/4_1/nx-os/high_availability/configuration/guide

NTP ピアを設定すると、NTP サーバ障害の発生時に冗長性が得られます。

仮想化サポート

プラットフォーム全体で、1 インスタンスの NTP がサポートされています。NTP はデフォルト VDC で設定する必要があります。別の VDC を指定しない限り、自動的にデフォルト VDC が使用されます。VDC の詳細については、次の URL にアクセスして、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide, Release 4.1 』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/switches/datacenter/sw/4_1/nx-os/virtual_device_context/configuration/guide/vdc_nx-os_book.html

NTP のライセンス要件

NTP にはライセンスは不要です。Cisco NX-OS システム イメージにバンドルされています。追加料金は発生しません。NX-OS ライセンス方式の詳細については、次の URL にアクセスして、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Licensing Guide, Release 4.1 』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/switches/datacenter/sw/4_1/nx-os/licensing/configuration/guide/nx-os_licensing.html

NTP の前提条件

NTP の前提条件は、次のとおりです。

NTP を設定するには、NTP が動作している 1 つ以上のサーバに接続できなければなりません。

NTP は、デフォルト VDC で設定する必要があります。デフォルト VDC 以外の VDC では設定できません。

VDC を設定するには、Advanced Services ライセンスをインストールする必要があります。次の URL にアクセスして、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide, Release 4.1 』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/switches/datacenter/sw/4_1/nx-os/virtual_device_context/configuration/guide/vdc_nx-os_book.html

注意事項および制約事項

NTP に関する設定時の注意事項および制約事項は、次のとおりです。

別のデバイスとの間にピア アソシエーションを設定できるのは、使用するクロックの信頼性が確実な場合(信頼できる NTP サーバのクライアントである場合)に限られます。

単独で設定したピアは、サーバの役割を担いますが、バックアップとして使用する必要があります。サーバが 2 台ある場合、いくつかのデバイスが一方のサーバに接続し、残りのデバイスが他方のサーバに接続するように設定できます。その後、2 台のサーバ間にピア アソシエーションを設定すると、信頼性の高い NTP 構成になります。

サーバが 1 台だけの場合は、すべてのデバイスをそのサーバのクライアントとして設定する必要があります。

設定できる NTP エンティティ(サーバおよびピア)は、最大 64 です。

NTP の設定

ここでは、次の内容について説明します。

「NTP プロトコルのイネーブルまたはディセーブル」

「NTP プロトコルのイネーブルまたはディセーブル」

「NTP サーバおよびピアの設定」


) この機能の Cisco NX-OS コマンドは、Cisco IOS のコマンドとは異なる場合があるので注意してください。


NTP プロトコルのイネーブルまたはディセーブル

NTP をイネーブルまたはディセーブルにできます。NTP はデフォルトでイネーブルです。NTP をディセーブルにしてから、もう一度イネーブルにできます。

操作の前に

正しい VDC を使用していることを確認します。VDC の変更は switchto vdc コマンドを使用します。

手順概要

1. config t

2. [no] ntp enable

3. show ntp status

4. copy running-config startup-config

手順詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

[no] ntp enable

 

例:

switch(config)# ntp enable

デバイス全体で NTP プロトコルをイネーブルまたはディセーブルにします。NTP はデフォルトでイネーブルです。

ステップ 3

show ntp status

 

例:

switch(config)# show ntp status

Distribution : Enabled

Last operational state: Fabric Locked

 

(任意)NTP アプリケーションのステータスを表示します。

ステップ 4

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。

NTP プロトコルをディセーブルにする例を示します。

switch# config t

Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

switch(config)# no ntp enable

 

NTP サーバおよびピアの設定

NTP サーバおよびピアを設定できます。NTP サーバとそのピアの IP アドレスまたは DNS 名が必要です。

操作の前に

正しい VDC を使用していることを確認します。VDC の変更は switchto vdc コマンドを使用します。

手順概要

1. config t

2. ntp server { ip-address | ipv6-address | dns-name }

3. ntp peer { ip-address | ipv6-address | dns-name }

4. show ntp peers

5. copy running-config startup-config

手順詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

ntp server {ip-address | ipv6-address | dns-name}

 

例:

switch(config)# ntp server 192.0.2.10

サーバとのアソシエーションを作成します。

ステップ 3

ntp peer {ip-address | ipv6-address | dns-name}

 

switch(config)# ntp peer 2001:0db8::4101

ピアとのアソシエーションを作成します。複数のピア アソシエーションを指定できます。

ステップ 4

show ntp peers

 

例:

switch(config)# show ntp peers

(任意)設定済みのサーバおよびピアを表示します。

(注) ドメイン名が解決されるのは、DNS サーバが設定されている場合だけです。

ステップ 5

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。

「NTP サーバおよびピアの設定」で説明しているように、NTP サーバおよびピアを設定する例を示します。

switch# config t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config)# ntp server 192.0.2.105
switch(config)# ntp peer 2001:0db8::4101
switch(config)# show ntp peers
--------------------------------------------------
Peer IP Address Serv/Peer
--------------------------------------------------
2001:db8::4101 Peer (configured)
192.0.2.105 Server (configured)
switch(config)# copy running-config startup-config
[########################################] 100%
switch(config)#

NTP コンフィギュレーションの確認

NTP のコンフィギュレーション情報を表示するには、次の作業のいずれかを行います。

 

コマンド
目的

show ntp peer-status

すべての NTP サーバおよびピアのステータスを表示します。

show ntp peers

すべての NTP ピアを表示します。

show ntp statistics { io | local | memory | peer { ipaddr { ipv4_addr | ipv6_addr } | name peer_name}}

NTP 統計情報を表示します。

NTP 統計情報を消去するには、 clear ntp statistics コマンドを使用します。

NTP のコンフィギュレーション例

NTP サーバおよびピアを設定し、その設定をスタートアップに保存し、リブートとリスタートを通して保存されるようにする例を示します。

switch# config t
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config)# ntp server 192.0.2.105
switch(config)# ntp peer 2001:0db8::4101
switch(config)# show ntp peers
--------------------------------------------------
Peer IP Address Serv/Peer
--------------------------------------------------
2001:db8::4101 Peer (configured)
192.0.2.105 Server (configured)
switch(config)# copy running-config startup-config
[########################################] 100%
switch(config)#

デフォルト設定

表 3-1 に、NTP パラメータのデフォルト設定を示します。

 

表 3-1 デフォルトの NTP パラメータ

パラメータ
デフォルト

NTP

ディセーブル

その他の関連資料

NTP の実装に関する詳細情報については、次の項を参照してください。

「関連資料」

「MIB」

関連資料

関連項目
マニュアル名

NTP CLI コマンド

『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS System Management Command Reference, Release 4.1』。 URL は次のとおりです。

http://www.cisco.com/en/US/docs/switches/datacenter/sw/4_1/nx-os/system_management/command/reference/sm_cmd_ref.html

VDC および VRF

Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide, Release 4.1 。URL は次のとおりです。

http://www.cisco.com/en/US/docs/switches/datacenter/sw/4_1/nx-os/virtual_device_context/configuration/guide/vdc_nx-os_book.html

MIB

MIB
MIB のリンク

CISCO-NTP-MIB

MIB を見つけてダウンロードするには、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml

NTP 機能の履歴

表 3-2 に、この機能のリリース履歴を示します。

 

表 3-2 NTP 機能の履歴

機能名
リリース
機能情報

NTP プロトコル

4.0(3)

NTP プロトコルをディセーブルにする機能を追加

「NTP プロトコルのイネーブルまたはディセーブル」