Cisco Nexus 7000 シリーズ NX-OS システム管理コ ンフィギュレーション ガイド リリース 4.1
RMON の設定
RMON の設定
発行日;2012/02/04 | 英語版ドキュメント(2011/03/31 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 5MB) | フィードバック

目次

RMON の設定

RMON の概要

RMON アラーム

RMON イベント

ハイ アベイラビリティ

仮想化サポート

RMON のライセンス要件

RMON の前提条件

注意事項および制約事項

RMON の設定

RMON アラームの設定

RMON イベントの設定

RMON コンフィギュレーションの確認

RMON のコンフィギュレーション例

関連資料

デフォルト設定

その他の関連資料

関連資料

規格

MIB

RMON の設定

この章では、Cisco NX-OS デバイス上で RMON 機能を設定する方法について説明します。

ここでは、次の内容を説明します。

「RMON の概要」

「RMON のライセンス要件」

「RMON の前提条件」

「注意事項および制約事項」

「RMON の設定」

「RMON コンフィギュレーションの確認」

「RMON のコンフィギュレーション例」

「関連資料」

「デフォルト設定」

「その他の関連資料」

RMON の概要

RMON は、各種ネットワーク エージェントおよびコンソール システムがネットワーク モニタリング データを交換できるようにする、Simple Network Management Protocol(SNMP; 簡易ネットワーク管理プロトコル)Internet Engineering Task Force(IETF; インターネット技術特別調査委員会)の標準モニタリング仕様です。Cisco NX-OS は Cisco NX-OS デバイスを監視できるように、RMON アラーム、イベント、およびログをサポートします。

RMON アラームは、指定されたインターバルで特定の Management Information Base(MIB; 管理情報ベース)オブジェクトを監視し、指定されたしきい値になるとアラームを発生させ、次のしきい値でアラームをリセットします。RMON イベントでアラームを使用すると、RMON アラームの発生時に、ログ エントリまたは SNMP 通知を生成できます。

RMON はデフォルトでディセーブルであり、Cisco NX-OS ではイベントもアラームも設定されません。RMON アラームおよびイベントを設定するには、CLI または SNMP 互換ネットワーク管理ステーションを使用します。

ここでは、次の内容について説明します。

「RMON アラーム」

「RMON イベント」

「ハイ アベイラビリティ」

「仮想化サポート」

RMON アラーム

SNMP INTEGER タイプとして解決される MIB オブジェクトであれば、任意の MIB オブジェクトにアラームを設定できます。指定するオブジェクトは、標準のドット付き表記で表した既存の SNMP MIB オブジェクトでなければなりません(たとえば、1.3.6.1.2.1.2.2.1.14 は ifInOctets.14 を表します)。

アラームを作成する場合は、次のパラメータを指定します。

モニタする MIB オブジェクト

サンプリング インターバル:MIB オブジェクトのサンプル値を収集するために Cisco NX-OS が使用するインターバル。

サンプル タイプ:絶対サンプルでは、MIB オブジェクト値の現在のスナップショットを使用します。デルタ サンプルでは、2 つの連続するサンプルを使用し、その差を計算します。

上限しきい値:Cisco NX-OS が上限アラームを発生させるか、下限アラームをリセットする値。

下限しきい値:Cisco NX-OS が下限アラームを発生させるか、上限アラームをリセットする値。

イベント:アラーム(上限または下限)発生時に Cisco NX-OS が開始するアクション。


) 64 ビット整数 MIB オブジェクトにアラームを設定するには、hcalarms オプションを使用します。


たとえば、エラー カウンタ MIB オブジェクトにデルタ タイプの上限アラームを設定できます。エラー カウンタ デルタがこの値を超えると、SNMP 通知を送信するイベントを発生させ、上限アラーム イベントを記録できます。この上限アラームは、エラー カウンタのデルタ サンプルが下限しきい値を下回らないかぎり、再び発生することはありません。


) 下限しきい値は上限しきい値未満でなければなりません。


RMON イベント

RMON アラームごとに特定のイベントを関連付けることができます。RMON がサポートするイベント タイプは、次のとおりです。

SNMP 通知:関連付けられたアラームの発生時に、SNMP risingAlarm または fallingAlarm 通知を送信します。

ログ:関連付けられたアラームの発生時に、RMON ログ テーブルにエントリを追加します。

両方:関連付けられたアラームの発生時に、SNMP 通知を送信し、RMON ログ テーブルにエントリを追加します。

下限アラームと上限アラームとで異なるイベントを指定できます。

ハイ アベイラビリティ

Cisco NX-OS は、RMON のステートレス リスタートをサポートします。リブートまたはスーパーバイザ スイッチオーバー後に、Cisco NX-OS は実行コンフィギュレーションを適用します。

仮想化サポート

Cisco NX-OS は、Virtual Device Context(VDC; 仮想デバイス コンテキスト)ごとに RMON インスタンスを 1 つずつサポートします。デフォルトでは、Cisco NX-OS はデフォルトの VDC が使用されるようにします。次の URL にアクセスして、『 Cisco NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide 』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/switches/datacenter/sw/4_1/nx-os/interfaces/configuration/guide/if_nxos_book.html

RMON は Virtual Routing and Forwarding(VRF)を認識します。特定の VRF を使用して RMON SMTP サーバに接続するように RMON を設定できます。

RMON のライセンス要件

RMON にはライセンスは不要です。ライセンス パッケージに含まれていない機能は、Cisco NX-OS システム イメージにバンドルされて提供されます。追加料金は発生しません。NX-OS ライセンス方式の詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Licensing Guide, Release 4.1 』を参照してください。

RMON の前提条件

RMON の前提条件は、次のとおりです。

VDC を設定する場合は、Advanced Services ライセンスをインストールし、所定の VDC を開始する必要があります。次の URL にアクセスし、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide, Release 4.1 』を参照してください。

http://www.cisco.com/en/US/docs/switches/datacenter/sw/4_1/nx-os/interfaces/configuration/guide/if_nxos_book.html

注意事項および制約事項

RMON に関する設定時の注意事項および制約事項は、次のとおりです。

SNMP 通知イベント タイプを使用するには、SNMP ユーザおよび通知レシーバを設定する必要があります。

RMON アラームを設定できるのは、整数として解決される MIB オブジェクトに限られます。

RMON の設定

ここでは、次の内容について説明します。

「RMON アラームの設定」

「RMON イベントの設定」


) この機能の Cisco NX-OS コマンドは、Cisco IOS のコマンドとは異なる場合があるので注意してください。


RMON アラームの設定

RMON アラームは、整数ベースのあらゆる SNMP MIB オブジェクトに設定できます。

任意で次のパラメータを指定できます。

上限または下限しきい値が指定限度を超えた場合に発生させるイベント番号。

アラームのオーナー。

操作の前に

SNMP ユーザを設定し、SNMP 通知をイネーブルにしてあることを確認します(「SNMP の設定」を参照)。

正しい VDC を使用していることを確認します。VDC の変更は switchto vdc コマンドを使用します。

手順概要

1. config t

2. rmon alarm index mib-object sample-interval { absolute | delta } rising-threshold value [ event-index ] f alling-threshold value [ event-index ] [ owner name ]

または

rmon hcalarm index mib-object sample-interval { absolute | delta } rising-threshold-high value rising-threshold-low value [ event-index ] falling-threshold-high value falling-threshold-low value [ event-index ] [ owner name ] [ storagetype type ]

3. show rmon [ alarms | hcalarms ]

4. copy running-config startup-config

手順詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

rmon alarm index mib-object sample-interval { absolute | delta } rising-threshold value [ event-index ] f alling-threshold value [ event-index ] [ owner name ]

 

例:

switch(config)# rmon alarm 20 1.3.6.1.2.1.2.2.1.14 2900 delta rising-threshold 1500 1 falling-threshold 0 owner test

RMON アラームを作成します。値の範囲は -2147483647 ~ 2147483647 です。オーナー名は任意の英数字ストリングにできます。

rmon hcalarm index mib-object sample-interval { absolute | delta } rising-threshold-high value rising-threshold-low value [ event-index ] falling-threshold-high value falling-threshold-low value [ event-index ] [ owner name ] [ storagetype type]

 

例:

switch(config)# rmon alarm 20 1.3.6.1.2.1.2.2.1.14.16777216 2900 delta rising-threshold-high 15 rising-threshold-low 151 falling-threshold-high 0 falling-threshold-low 0 owner test

RMON 大容量アラームを作成します。値の範囲は -2147483647 ~ 2147483647 です。オーナー名は任意の英数字ストリングにできます。

ストレージ タイプの範囲は 1 ~ 5 です。

ステップ 3

show rmon { alarms | hcalarms }

 

例:

switch(config)# show rmon alarms

(任意)RMON アラームまたは大容量アラームに関する情報を表示します。

ステップ 4

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)このコンフィギュレーションの変更を保存します。

RMON イベントの設定

RMON アラームと関連付ける RMON イベントを設定できます。複数の RMON アラームで同じイベントを再使用できます。

操作の前に

SNMP ユーザを設定し、SNMP 通知をイネーブルにしてあることを確認します(「SNMP の設定」を参照)。

正しい VDC を使用していることを確認します。VDC の変更は switchto vdc コマンドを使用します。

手順概要

1. config t

2. rmon event index [ description string ] [ log ] [ trap ] [ owner name ]

3. show rmon events

4. copy running-config startup-config

手順詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

rmon event index [ description string ] [ log ] [ trap ] [ owner name ]

 

例:

switch(config)# rmon event 1 trap

RMON イベントを設定します。説明のストリングおよびオーナー名には、任意の英数字を使用できます。

ステップ 3

show rmon events

 

例:

switch(config)# show rmon events

(任意)RMON イベントに関する情報を表示します。

ステップ 4

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)このコンフィギュレーションの変更を保存します。

RMON コンフィギュレーションの確認

RMON のコンフィギュレーション情報を表示するには、次の作業のいずれかを行います。

 

コマンド
目的

show rmon alarms

RMON アラーム情報を表示します。

show rmon events

RMON イベント情報を表示します。

show rmon hcalarms

RMON hcalarm 情報を表示します。

show rmon logs

RMON ログ情報を表示します。

RMON のコンフィギュレーション例

ifInOctets.14 にデルタ上限アラームを作成し、このアラームに通知イベントを関連付ける例を示します。

config t

rmon alarm 20 1.3.6.1.2.1.2.2.1.14 2900 delta rising-threshold 1500 1 falling-threshold 0 owner test

rmon event 1 trap

 

関連資料

次の関連項目を参照してください。

「SNMP の設定」

デフォルト設定

表 11-1 に、RMON パラメータのデフォルト設定を示します。

 

表 11-1 デフォルトの RMON パラメータ

パラメータ
デフォルト

アラーム

未設定

イベント

未設定

その他の関連資料

RMON の実装に関する詳細情報については、次の項を参照してください。

「関連資料」

「規格」

「MIB」

関連資料

関連項目
マニュアル名

RMON CLI コマンド

Cisco Nexus 7000 Series NX-OS System Management Command Reference, Release 4.1 』。URL は次のとおりです。

http://www.cisco.com/en/US/docs/switches/datacenter/sw/4_1/nx-os/system_management/command/reference/sm_cmd_ref.html

VDC および VRF

Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide, Release 4.1 』。URL は次のとおりです。

http://www.cisco.com/en/US/docs/switches/datacenter/sw/4_1/nx-os/interfaces/configuration/guide/if_nxos_book.html

規格

規格
タイトル

この機能がサポートする新しい規格または変更された規格はありません。また、この機能で変更された既存規格のサポートはありません。

--

MIB

MIB
MIB のリンク

RMON-MIB

MIB を見つけてダウンロードするには、次の URL を参照してください。

http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml