Cisco Nexus 7000 シリーズ NX-OS MPLS コンフィギュレーション ガイド
MPLS TE Verbatim パスの設定
MPLS TE Verbatim パスの設定
発行日;2012/05/09 | 英語版ドキュメント(2011/10/28 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

MPLS TE Verbatim パスの設定

MPLS TE Verbatim パスの概要

MPLS TE Verbatim パスのライセンス要件

MPLS TE Verbatim パスの前提条件

MPLS TE Verbatim パスに関する注意事項と制限事項

MPLS TE Verbatim パスの設定

MPLS TE Verbatim パスの設定の確認

MPLS TE Verbatim パスの設定例

例:Verbatim パス

MPLS TE Verbatim パスの追加情報

関連資料

MIB

RFC

MPLS TE Verbatim パスの機能履歴

MPLS TE Verbatim パスの設定

この章では、Cisco NX-OS デバイスで Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)Traffic Engineering(TE; トラフィック エンジニアリング)Verbatim パスを設定する方法について説明します。

この章では、次の内容について説明します。

「MPLS TE Verbatim パスの概要」(P.14-1)

「MPLS TE Verbatim パスのライセンス要件」(P.14-2)

「MPLS TE Verbatim パスの前提条件」(P.14-2)

「MPLS TE Verbatim パスに関する注意事項と制限事項」(P.14-2)

「MPLS TE Verbatim パスの設定」(P.14-2)

「MPLS TE Verbatim パスの設定の確認」(P.14-4)

「MPLS TE Verbatim パスの設定例」(P.14-4)

「MPLS TE Verbatim パスの追加情報」(P.14-5)

「MPLS TE Verbatim パスの機能履歴」(P.14-5)

MPLS TE Verbatim パスの概要

Verbatim パス機能を使用すると、ネットワーク ノードで TE の Interior Gateway Protocol(IGP; 内部ゲートウェイ プロトコル)拡張をサポートすることなく Resource Reservation Protocol(RSVP; リソース予約プロトコル)拡張をサポートできるため、トポロジ データベース検証プロセスがバイパスされます。

MPLS TE Label Switched PathLSP; ラベル スイッチド パス)では、通常、ネットワーク内のすべてのノードが TE を認識することが必要です。つまり、TE に対する IGP 拡張が動作している必要があります。ただし、TE の IGP 拡張をサポートしないが、TE の RSVP 拡張はサポートするノードを通過する TE LSP を構築する機能を必要とするネットワーク管理者もいます。

Verbatim LSP は、ネットワーク内のすべてまたは一部の中間ノードで TE の IGP 拡張がサポートされていない場合に役立ちます。

Verbatim パスをイネーブルにすると、IP 明示パスは TE トポロジ パスに対して確認されません。TE トポロジ データベースの検証が行われないため、IP 明示パス情報を持つメッセージは、IP ルーティング用の Shortest Path First(SPF)アルゴリズムを使用してルーティングされます。

MPLS TE Verbatim パスのライセンス要件

次の表に、この機能のライセンス要件を示します。

 

製品
ライセンス要件

Cisco NX-OS

Verbatim パスでは MPLS ライセンスが必要です。Cisco NX-OS ライセンス方式の詳細と、ライセンスの取得および適用の方法については、『 Cisco NX-OS Licensing Guide 』を参照してください。

MPLS TE Verbatim パスの前提条件

Verbatim パスの前提条件は次のとおりです。

MPLS TE 機能をイネーブルにする必要があります。「MPLS TE のイネーブル化」を参照してください。

MPLS TE トンネルをグローバルに設定する必要があります。

LSP で使用するすべてのリンクに対して MPLS TE をイネーブルにする必要があります。

MPLS TE Verbatim パスに関する注意事項と制限事項

Verbatim パス設定時の注意事項と制限事項は次のとおりです。

明示パス オプションを使用して設定された LSP 上でのみ Verbatim パスを使用できます。

Verbatim LSP では再最適化がサポートされません。

論理 Generic Routing Encapsulation(GRE; 総称ルーティング カプセル化)トンネル インターフェイスには MPLS TE を設定できません。

MPLS TE Verbatim パスの設定

Verbatim パス オプションを使用して、MPLS TE トンネル上で Verbatim パスを設定できます。

前提条件

MPLS TE 機能がイネーブルになっている必要があります(「MPLS TE のイネーブル化」を参照)。

適切な VDC であることを確認します(または、 switchto vdc コマンドを使用します)。

手順の概要

1. configure terminal

2. interface tunnel-te number

3. path-option number { dynamic | explicit { name path-name | path-number } [ verbatim ]} [ attributes string ] [ bandwidth kbps ] [ lockdown ]}

4. (任意) show interface tunnel-te number

5. (任意) copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

例:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface tunnel-te number

 

例:

switch(config)# interface tunnel-te 1

TE インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

number 引数には、設定するトンネル番号を指定します。

ステップ 3

path-option number { dynamic | explicit { name path-name | path-number } [ verbatim ]} [ attributes string ] [ bandwidth kbps ] [ lockdown ]

 

例:

switch(config-if-te)# path-option 1 dynamic attributes 1

 

MPLS TE トンネルのパス オプションの LSP 関連のパラメータを指定するために、LSP 属性リストを追加します。引数は次のとおりです。

number 引数は、パス オプションを示します。

dynamic キーワードは、パス オプションがダイナミックに計算されることを示します(スイッチによって最良パスが計算されます)。

explicit キーワードは、パス オプションが指定されていることを示します。パスの IP アドレスを指定します。

name path-name のキーワードと引数の組み合わせは、明示パス オプションの名前を示します。

path-number 引数は、明示パス オプションの番号を示します。

verbatim キーワードを指定すると、トポロジ データベース検証がバイパスされます。

キーワードは、明示パス オプションでだけ使用できます。

attributes string のキーワードと引数の組み合わせは、LSP のパス オプションを指定する属性リストを示します。

bandwidth キーワードは、LSP の帯域幅を指定します。

kbps 引数は、パス オプションで確保する kbps の数値です。指定できる範囲は 1 ~ 4294967295 です。

lockdown キーワードを指定すると、LSP の再最適化がディセーブルになります。

ステップ 4

show interface tunnel-te number

 

例:

switch(config-if-te)# show interface tunnel-te 1

(任意)TE トンネルに関する情報を表示します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config-if-te)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

MPLS TE Verbatim パスの設定の確認

MPLS TE Verbatim パスの設定を表示するには、次の作業を実行します。

 

コマンド
目的

show mpls traffic-eng tunnels tunnel-interface [ brief ]

MPLS TE トンネル属性およびパス オプションに関する情報を表示します。

これらのコマンドの出力フィールドの詳細については、『 Cisco NX-OS MPLS Command Reference 』を参照してください。

MPLS TE Verbatim パスの設定例

ここでは、次の設定例について説明します。

「例:Verbatim パス」(P.14-4)

例:Verbatim パス

次に、明示パス オプションと Verbatim パスを使用してトンネルを設定する例を示します。

configuration terminal
feature mpls traffic-engineering
interface tunnel-te 1
ip unnumbered loopback 1
destination 10.10.100.100
bandwidth 1000
path-option 1 explicit name path1 verbatim
no shutdown

MPLS TE Verbatim パスの追加情報

ここでは、Verbatim パス機能に関する参考資料を紹介します。

関連資料

関連項目
参照先

CLI コマンド

『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS MPLS Command Reference』

MIB

MIB
MIB のリンク

CISCO-IETF-FRR-MIB

MPLS-FTN-STD-MIB

MPLS TE-STD-MIB

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットに対する Cisco MIB を特定してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

RFC 2961

『RSVP Refresh Overhead Reduction Extensions』

RFC 3209

『RSVP TE: Extensions to RSVP for LSP Tunnels』

RFC 3630

『Traffic Engineering (TE) Extensions to OSPF Version 2』

RFC 3784

『Intermediate System to Intermediate System (IS-IS) Extensions for Traffic Engineering (TE)』

RFC 3812

『MPLS TE MIB』

RFC 3814

『MPLS-FTN-STD-MIB』

MPLS TE Verbatim パスの機能履歴

表 14-1 は、この機能のリリースの履歴です。

 

表 14-1 Verbatim パスの機能履歴

機能名
リリース
機能情報

Verbatim パス

5.2(1)

この機能が導入されました。