Cisco Nexus 7000 シリーズ NX-OS MPLS コンフィギュレーション ガイド
MPLS TE クラスベース トンネル選択の設定
MPLS TE クラスベース トンネル選択の設定
発行日;2012/05/09 | 英語版ドキュメント(2011/10/28 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

MPLS TE クラスベース トンネル選択の設定

MPLS TE クラスベース トンネル選択の概要

クラスベース トンネル選択でサポートされる着信トラフィック

クラスベース トンネル選択のための CoS 属性

ルーティング プロトコルとクラスベース トンネル選択

クラスベース トンネル選択によるトンネル選択

EXP マッピング設定

EXP 値に対するトンネル選択

トンネル障害処理

パケットの順序逆転

高速リルートとクラスベース トンネル選択

DS-TE トンネルとクラスベース トンネル選択

再最適化とクラスベースのトンネル選択

ATM PVC とクラスベース トンネル選択

MPLS TE クラスベース トンネル選択のライセンス要件

MPLS TE クラスベース トンネル選択の前提条件

MPLS TE クラスベース トンネル選択に関する注意事項と制限事項

MPLS TE クラスベース トンネル選択の設定

同じヘッドエンドから同じテールエンドへの複数の MPLS TE トンネルの作成

MPLS TE トンネルがルーティングで認識されるようにする

MPLS TE クラスベース トンネル選択の設定の確認

MPLS TE クラスベース トンネル選択の設定例

例:同じヘッドエンドから同じテールエンドへの複数の MPLS TE トンネルまたは DS-TE トンネルの作成

例:MPLS TE トンネルがルーティングで認識されるようにする

例:MPLS TE トンネルが動作しており IGP で認識されていることを確認する

MPLS TE クラスベース トンネル選択の追加情報

関連資料

MIB

RFC

MPLS TE クラスベース トンネル選択の機能履歴

MPLS TE クラスベース トンネル選択の設定

この章では、Cisco NX-OS デバイスで Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)Traffic Engineering(TE; トラフィック エンジニアリング)Class-Based Tunnel Selection(CBTS; クラスベース トンネル選択)を設定する方法について説明します。

この章では、次の内容について説明します。

「MPLS TE クラスベース トンネル選択の概要」(P.16-1)

「MPLS TE クラスベース トンネル選択のライセンス要件」(P.16-10)

「MPLS TE クラスベース トンネル選択の前提条件」(P.16-10)

「MPLS TE クラスベース トンネル選択に関する注意事項と制限事項」(P.16-10)

「MPLS TE クラスベース トンネル選択の設定」(P.16-10)

「MPLS TE クラスベース トンネル選択の設定の確認」(P.16-14)

「MPLS TE クラスベース トンネル選択の設定例」(P.16-15)

「MPLS TE クラスベース トンネル選択の追加情報」(P.16-21)

「MPLS TE クラスベース トンネル選択の機能履歴」(P.16-22)

MPLS TE クラスベース トンネル選択の概要

CBTS を使用すると、同じトンネル ヘッドエンドと同じテールエンド間の異なる TE トンネルに、さまざまな Class of Service(CoS; サービス クラス)値のトラフィックを動的にルーティングしたり転送したりできます。

異なる CoS 値を伝送するように設定した、同じヘッドエンドから同じテールエンドへの TE(または DS-TE)トンネルのセットは、トンネル バンドルと呼ばれます。設定後、CBTS は次の要件を満たすトンネルに、各パケットを動的にルーティングして転送します。

パケットの CoS を伝送する。

パケットの宛先として適切なヘッドエンドが設定されている。

CBTS は 8 種類のトンネルですべての CoS 値を配布できます。

CBTS を使用すると、トンネル バンドルである TE トンネルに、さまざまなインターフェイスを通じてヘッドエンド ルータを終了させることもできます。

ここでは、次の内容について説明します。

「クラスベース トンネル選択でサポートされる着信トラフィック」(P.16-2)

「クラスベース トンネル選択のための CoS 属性」(P.16-2)

「ルーティング プロトコルとクラスベース トンネル選択」(P.16-3)

「クラスベース トンネル選択によるトンネル選択」(P.16-3)

「高速リルートとクラスベース トンネル選択」

「DS-TE トンネルとクラスベース トンネル選択」(P.16-9)

「再最適化とクラスベースのトンネル選択」(P.16-9)

「ATM PVC とクラスベース トンネル選択」(P.16-9)

クラスベース トンネル選択でサポートされる着信トラフィック

CBTS は次の種類の着信パケットをサポートします。

Provider Edge(PE; プロバイダー エッジ)ルータ:Virtual Private Network(VPN; バーチャル プライベート ネットワーク)Routing and Forwarding(VRF; VPN ルーティングおよび転送)インスタンス インターフェイスに入るラベルなしのパケット

プロバイダー コア(P)ルータ:非 VRF インターフェイスに入るラベルなしおよび MPLS ラベル付きのパケット

Carrier Supporting Carrier(CSC)または Interautonomous system(Inter-AS)内の PE ルータ:VRF インターフェイスに入る MPLS ラベル付きのパケット。


) このマニュアルではサービス プロバイダーについて言及していますが、MPLS を実行している企業にも適用されます。


クラスベース トンネル選択のための CoS 属性

CBTS では、ヘッドエンド ルータによってパケットに設定される EXP フィールドの値に基づいたトンネル選択がサポートされています。この値をインポーズする前に、ルータは入力の Modular Quality of Sservice(QoS)Command-Line Interface(CLI)(MQC; モジュラ QoS コマンド ライン インターフェイス)を考慮します。入力 MQC が EXP フィールド値を変更する場合、CBTS は変更された値を使用してトンネルを選択します。

パケットは、複数の着信インターフェイスからヘッドエンドに入ることができます。これらのインターフェイスは、異なる DiffServ ポリシーを持つ異なるカスタマーからのものでもかまいません。このような場合、サービス プロバイダーは、入力 MQC を使用して独自の DiffServ ポリシーを適用し、設定される EXP 値を適宜マークします。CBTS は、サービス プロバイダーによってマークされた EXP 値を考慮することによって、すべてのカスタマーに対して整合性のある動作を実行できます。


) 出力 MQC によって EXP フィールドが変更された場合、CBTS では EXP 値の変更は無視されます。


CBTS では、すべてのサービス クラスを最大 8 つの異なるトンネルに分散できます。

ルーティング プロトコルとクラスベース トンネル選択

CBTS では、次のルーティング プロトコルを通じて、指定された宛先への MPLS TE トンネルにパケットがルーティングおよび転送されます。

自動ルートが設定された Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)

自動ルートが設定された Open Shortest Path First(OSPF)

スタティック ルーティング

ネクスト ホップに再帰が設定された Border Gateway Protocol(BGP; ボーダー ゲートウェイ プロトコル)(パケットは、IS-IS、OSPF、またはスタティック ルーティングを通じてトンネルに転送されます)

クラスベース トンネル選択によるトンネル選択

ここでは、次の内容について説明します。

「EXP マッピング設定」(P.16-3)

「EXP 値に対するトンネル選択」(P.16-4)

「トンネル障害処理」(P.16-7)

「パケットの順序逆転」(P.16-8)

EXP マッピング設定

CBTS では、各トンネルに次のいずれか任意の値を設定できます。

EXP 関連の情報がない、CBTS 機能を導入する前に設定したのと同じ EXP 情報

伝送するトンネルの 1 つ以上の EXP 値

アップ状態にあるいずれのトンネルにも現在割り当てられていないすべての EXP 値を伝送可能にするプロパティ(default)

伝送するトンネルに対する 1 つ以上の EXP 値、およびアップ状態にあるいずれのトンネルにも現在割り当てられていないすべての EXP 値を伝送可能にする default プロパティ

default プロパティ(アップ状態にあるどのトンネルにも現在割り当てられていないすべての EXP 値)を使用すると、考えられるすべての EXP 値を明示的にリストすることを避けることができます。default プロパティを使用すると、それらの EXP 値を伝送しているトンネルがダウンした場合に、特定の EXP 値を強制するトンネルの優先を示すこともできます。

各トンネルは、他のトンネルと独立して設定できます。CBTS は EXP の設定の整合性検査を行いません。

この機能は、次の状況で設定できます。

すべての EXP 値を明示的にトンネルに割り当てない。

複数のトンネルが default プロパティを持つように設定する。

一部のトンネルに EXP 値が設定されており、他のトンネルにはいかなる値も設定されていない。

特定の EXP 値を複数のトンネルに設定する。

トンネル選択プロセス

この機能を使用したトンネル選択は 2 ステップのプロセスです。

1. 指定されたプレフィクスに対して、CBTS 機能がない場合とまったく同じルーティング(自動ルート、スタティック ルート)が行われます。ルータでは、トンネルに設定された EXP 関連情報に関係なく、最適なメトリックを持つ動作中のトンネルのセットが選択されます。

2. CBTS によって、すべての EXP 値が、トンネルの選択されたセットにマッピングされます。

特定の EXP 値が設定されている場合、CBTS は次のことを行います。

選択されたセット内のいずれか 1 つのトンネルのみが設定されている場合、CBTS は EXP 値をそのトンネルにマッピングします。

選択されたセット内の 2 つ以上のトンネルが設定されている場合は、CBTS によってそれらのトンネルのうち任意の 1 つに EXP 値がマッピングされます。CBTS は、最も小さい EXP 値が明示的に設定されているトンネルを選択し、トンネル ID が最も小さいトンネルを選択します。

指定された EXP 値が選択されたセット内のいずれのトンネルにも設定されていない場合、CBTS は次の処理を行います。

選択されたセット内のトンネルの 1 つだけがデフォルトとして設定されている場合、CBTS によって EXP 値がそのトンネルにマッピングされます。

選択されたセット内の 2 つ以上のトンネルがデフォルトとして設定されている場合は、CBTS によってそれらのトンネルのうち任意の 1 つに EXP 値がマッピングされます。

選択されたセット内にデフォルトとして設定されたトンネルがない場合、EXP 値は、CBTS によってどの特定のトンネルにもマッピングされません。代わりに、CBTS によって、選択されたセット内のすべてのトンネルを対象に、その EXP 情報の CoS 非依存ロード バランシングが実行されます。

CBTS は自動ルートを利用します。自動ルートは、宛先への Shortest Path First(SPF)上にあるトンネルのみを選択します。そのため、CBTS ではルーティング ループの危険が生じません。

トンネル選択の例

次に、さまざまなトンネル設定の例を示し、CBTS により EXP を伝送するパケットがこれらのトンネルにどのようにマッピングされるかを示します。各例は異なる設定を示しています。

例 1:デフォルト トンネルが設定されている場合

次に、トンネル T1 および T2 上の次のパラメータの例を示します。

T1:exp = 5、autoroute

T2:exp = default、autoroute

T1 と T2 がプレフィクス P のネクストホップ インターフェイスである場合、CBTS では、次のようにパケットがトンネルにマッピングされます。

<宛先 = P、exp = 5> のパケットは T1 へ

<宛先 = P、exp = 5 以外> のパケットは T2 へ

例 2:EXP 値が 2 つのトンネルに設定され、1 つがデフォルト トンネルである場合

次に、トンネル T1、T2、T3 上の次のパラメータの例を示します。

T1:exp = 5、autoroute

T2:exp = 3 と 4、autoroute

T3:exp = default、autoroute

T1、T2、および T3 がプレフィクス P のネクストホップ インターフェイスである場合、CBTS では、次のようにパケットがトンネルにマッピングされます。

<宛先 = P、exp = 5> のパケットは T1 へ

<宛先 = P、exp = 3 または 4> のパケットは T2 へ

<宛先 = P、exp = 0、1、2、6、または 7> のパケットは T3 へ

例 3:同じ EXP を持つトンネルが複数ある場合

次に、トンネル T1、T2、T3 上の次のパラメータの例を示します。

T1:exp = 5、autoroute

T2:exp = 5、autoroute

T3:exp = default、autoroute

T1、T2、および T3 がプレフィクス P のネクストホップ インターフェイスである場合、CBTS では、次のようにパケットがトンネルにマッピングされます。

<宛先 = P、exp = 5> のパケットは T1 へ(任意選択)

<宛先 = P、exp = 5 以外> のパケットは T3 へ

T2 にマッピングされるパケットはなし

例 4:スタティック ルートが設定されている場合

次に、トンネル T1 および T2 上の次のパラメータの例を示します。

T1:exp = 5、autoroute

T2:exp = 3

P へのスタティック ルートを T2 に設定

プレフィクス P が T1 および T2 のテールエンド ルータの背後にある場合、CBTS では、次のようにパケットがトンネルにマッピングされます。

<宛先 = P、exp = 任意> のパケットは T2 へ

T1 にマッピングされるパケットはなし

スタティック ルートはダイナミック ルートよりも優先されるため、ルータではトンネルの選択されたセットとして T2 だけが選択されます。

例 5:トンネルにメトリックが設定されている場合

次に、トンネル T1 および T2 上の次のパラメータの例を示します。

T1:exp = 5、autoroute、相対メトリック -2

T2:exp = 3、autoroute、相対メトリック -3

CBTS は次のようにパケットをマッピングします。

<宛先 = P、exp = 任意> のパケットは T2 へ

T1 にマッピングされるパケットはなし

自動ルート トンネル選択アルゴリズムは最適なメトリックのトンネルを選択します。そのため、ルータは選択されたトンネルのセットとして T2 を選択します。

例 6:デフォルトおよびメトリックの設定がない場合

次に、トンネル T1 および T2 上の次のパラメータの例を示します。

T1:exp = 5、autoroute

T2:exp = 3、autoroute

T1 と T2 がプレフィクス P のネクストホップ インターフェイスである場合、CBTS では、次のようにパケットがトンネルにマッピングされます。

<宛先 = P、exp = 5> のパケットは T1 へ

<宛先 = P、exp = 3> のパケットは T2 へ

<宛先 = P、exp = 3 と 5 以外> のパケットは T2 へ

トンネルに設定されているいずれかの値と異なる EXP 値を持つパケットが着信すると、パケットはデフォルト トンネルに入ります。デフォルト トンネルが設定されていない場合、パケットは、最小の EXP 値が設定されたトンネルに入ります。

非 TE パスと MPLS TE CBTS を使用したマルチパス

ルーティング プロセスの特定のプレフィクスにおいて、ルータで、TE トンネルと非 TE トンネル パス(SPF パス)の両方を含むパスのセットが選択されることがあります。たとえば、internal Border Gateway Protocol(iBGP; 内部ボーダー ゲートウェイ プロトコル)マルチパスがアクティブになり、このプレフィクスに対して、TE トンネル経由で到達可能な BGP ネクスト ホップと非 TE トンネル パス経由で到達可能な BGP ネクスト ホップが混在した複数の BGP ネクスト ホップが選択されることがあります。

コストの等しい IGP パスが TE トンネル経由と非 TE トンネル パス経由で存在することもあります。たとえば、TE トンネル メトリックが変更されて、SPF パスと同等になる可能性があります。

これらの状況で、CBTS は次のようにトラフィックをマッピングします。

指定された EXP 値が選択されたセット内の 1 つ以上のトンネルに設定されている場合は、CBTS によってそれらのトンネルのうちの 1 つに EXP 値がマッピングされます。

指定された EXP 値が選択されたセット内のどのトンネルにも設定されておらず、選択されたセット内で 1 つ以上のトンネルがデフォルトとして設定されている場合は、CBTS によってそれらのトンネルのうちの 1 つに EXP 値がマッピングされます。

指定された EXP 値が選択されたセット内のどのトンネルにも設定されておらず、選択されたセット内でデフォルトとして設定されているトンネルもない場合は、CBTS によって、選択されたセットのすべての TE トンネルと非 TE パスを含むすべての取りうるパスを対象に、その EXP 値の CoS 非依存ロード バランシングが実行されます。

ルーティング プロセスによってすべての EXP 値がトンネルに割り当てられている場合、またはデフォルトが使用されている場合は、すべての TE トンネルがダウン状態でないかぎり、ルーティングにおいて非 TE パスは使用されません。

MPLS TE クラスベース トンネル選択およびポリシーベース ルーティング

(非 VRF 環境における)TE トンネル経由の Policy-Based Routing(PBR; ポリシーベース ルーティング)、および CBTS の両方を設定している場合、PBR が CBTS よりも優先されます。PBR は、通常の転送の前にルータによって実行される入力プロセスです。

トンネル障害処理

ここでは、次の内容について説明します。

「トンネルのアップまたはダウン」(P.16-7)

「トンネルがダウンした場合の動作」(P.16-7)

トンネルのアップまたはダウン

CBTS 動作において重要な問題は、トンネル インターフェイスがアップ状態であるかダウン状態であるかであり、現在の TE Label Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)がアップ状態であるかダウン状態であるかではありません。たとえば、TE LSP がダウンしても、別のパス オプションが存在するため、ヘッドエンドによって再確立されます。TE LSP が再確立されるまでの一時的な期間中、トンネル インターフェイスはダウン状態にはなりません。トンネル インターフェイスがダウン状態とならないため、対応する EXP はこの一時的な期間中、別のトンネルにリルートされません。

トンネルがダウンした場合の動作

CBTS で転送に使用されているトンネルがダウンした場合、影響のある EXP 値に対するトンネル選択が調整されます。次の例に示すように、トンネル選択アルゴリズムが再度適用されて、すべての EXP 値のパケットの動作が定義されます。

例 1:デフォルト トンネル以外のトンネルがダウンした場合

次に、トンネル T1、T2、T3 上の次のパラメータの例を示します。

T1:exp = 5、autoroute

T2:exp = 3 と 4、autoroute

T3:exp = default、autoroute

T1、T2、および T3 がプレフィクス P のネクストホップ インターフェイスである場合にトンネル T1 がダウンすると、CBTS では、次のようにパケットがトンネルにマッピングされます。

<宛先 = P、exp = 3、4> のパケットは T2 へ(以前と同様)

<宛先 = P、exp = 0、1、2、6、または 7> のパケットは T3 へ(以前と同様)

<宛先 = P、exp = 5> のパケットは T3 へ

例 2:デフォルト トンネルがダウンした場合

次に、トンネル T1、T2、T3 上の次のパラメータの例を示します。

T1:exp = 5、autoroute

T2:exp = 3 と 4、autoroute

T3:exp = default、autoroute

T1、T2、および T3 がプレフィクス P のネクストホップ インターフェイスである場合にトンネル T3 がダウンすると、CBTS では、次のようにパケットがトンネルにマッピングされます。

<宛先 = P、exp = 5> のパケットは T1 へ(以前と同様)

<宛先 = P、exp = 3、4> のパケットは T2 へ(以前と同様)

<宛先 = P、exp = 0、1、2、6、または 7> のパケットは、既存の CoS 非依存ロード バランシングに従って T1 および T2 へ

例 3:2 つのデフォルト トンネルが設定されている場合

次に、トンネル T1、T2、T3 上の次のパラメータの例を示します。

T1:exp = 5、autoroute

T2:exp = 3、4、default、autoroute

T3:exp = 0、1、2、6、7、default、autoroute

T1、T2、および T3 がプレフィクス P のネクストホップ インターフェイスである場合にトンネル T3 がダウンすると、CBTS では、次のようにパケットがトンネルにマッピングされます。

<宛先 = P、exp = 5> のパケットは T1 へ(以前と同様)

<宛先 = P、exp = 3、4> のパケットは T2 へ(以前と同様)

<宛先 = P、exp = 0、1、2、6、または 7> のパケットは T2 へ

トンネル T2 がダウンした場合、CBTS は次のようにパケットをマッピングします。

<宛先 = P、exp = 5> のパケットは T1 へ(以前と同様)

<宛先 = P、exp = 0、1、2、6、または 7> のパケットは T3 へ(以前と同様)

<宛先 = P、exp = 3 または 4> のパケットは T3 へ

トンネル T1 がダウンした場合、CBTS は次のようにパケットをトンネルにマッピングします。

<宛先 = P、exp = 3 または 4> のパケットは T2 へ(以前と同様)

<宛先 = P、exp = 0、1、2、6、または 7> のパケットは T3 へ(以前と同様)

<宛先 = P、exp = 5> のパケットは T2 または T3 へ(ただし両方にはマッピングされない)

例 3 では、EXP デフォルト オプションが 2 つのトンネルに設定され、非音声トラフィックが音声トンネル(T1)にリダイレクトされないようになっています。

パケットの順序逆転

DiffServ では、パケットの in-contract および out-of-contract のマーキングのために、同じ CoS 値に属しているにもかかわらず、特定のフローからのパケットに互いに異なる EXP 値がマークされている場合があります。EXP ビットのこれらの値は、EXP-in および EXP-out と呼ばれます。

EXP-in のパケットが EXP-out のパケットと異なるトンネルに送信される場合、同じフローの中のパケットの順序が逆転する可能性があります。このため、CBTS では、EXP-in と EXP-out が異なるトンネルにマッピングされないように設定できます。

CBTS では、パケットの順序逆転が発生しないように、トンネルがアップ状態の場合に EXP-in と EXP-out を同じトンネル上で伝送するように設定できます。トンネルの障害が発生した場合、トンネル選択アルゴリズムにより、EXP-in と EXP-out が障害前に同じトンネル上で伝送されていた場合は、障害後も同じトンネル上で伝送されることが保証されます。そのため、CBTS は、トンネル障害が発生した場合でも、一時的でない順序逆転から保護できます。


) CBTS 自体によって EXP-in パケットと EXP-out パケットが同じトンネルで伝送されるように設定されるわけではありません。EXP-in パケットと EXP-out パケットが同じトンネルで伝送されるように CBTS を設定する必要があります。この設定は、通常の DiffServ において、EXP-in パケットと EXP-out パケットが同じキューに入るように設定する必要があることと同じです。


高速リルートとクラスベース トンネル選択

CBTS では、CoS ベースの選択を設定するトンネルに Fast Reroute(FRR; 高速リルート)保護を使用できます。

FRR を使用した CBTS 動作でも、FRR バックアップ トンネルを使用できる数およびその方法は変わりません。FRR の動作は、CBTS がアクティブ化されていないときと同じです。特定のヘッドエンドから特定のテールエンドまでのプライマリ トンネルを設定したあと、CoS ベース トンネル選択をアクティブにしているかどうかにかかわらず、同じように FRR を使用できます。これらの機能を独立させているのは、次のような事項を考慮しているためです。

どのトンネルでも FRR を使用しません。

トラフィックが同じインターフェイスから出る場合に、 x 個のトンネルのすべてを FRR で保護し、同じバックアップ トンネルを共有します。

トラフィックが同じインターフェイスから出る場合に、 x 個のトンネルの一部は FRR で保護せずに、その他のトンネルを FRR で保護して、同じバックアップ トンネルを共有します。

x 個のトンネルの一部は FRR で保護せずに、その他のトンネルを FRR で保護して、異なるバックアップ トンネルで保護します(トラフィックが異なるインターフェイスから出る場合や、同じインターフェイスから出る場合)。バックアップ トンネルには、帯域幅保証が存在します。

FRR によって、CBTS がトンネルに設定されていない場合とまったく同様に特定のトンネルが保護されます。

DS-TE トンネルとクラスベース トンネル選択

CBTS は、DS-TE を使用するトンネル上で動作します。CoS ベースの選択が実行されるトンネルでは、それぞれ任意にかつ独立して、グローバル プールまたはサブプールの帯域幅を使用できます。

再最適化とクラスベースのトンネル選択

CBTS では、CoS ベースの選択が実行されるトンネルの再最適化が可能です。再最適化は、CBTS 動作には影響しません。

ATM PVC とクラスベース トンネル選択

CBTS は ATM Permanent Virtual Circuit(PVC; 相手先固定接続)上で動作します。これは、CBTS で扱われる TE トンネルが ATM PVC のリンクにわたることができることを意味します。CBTS を実行しているヘッドエンド ルータと、一時的な Label-Switch Router(LSR; ラベル スイッチ ルータ)で ATM PVC を使用できます。

MPLS TE クラスベース トンネル選択のライセンス要件

次の表に、この機能のライセンス要件を示します。

 

製品
ライセンス要件

Cisco NX-OS

CBTS には、MPLS ライセンスが必要です。Cisco NX-OS ライセンス方式の詳細と、ライセンスの取得および適用の方法については、『 Cisco NX-OS Licensing Guide 』を参照してください。

MPLS TE クラスベース トンネル選択の前提条件

CBTS には、次の前提条件があります。

MPLS TE 機能をイネーブルにする必要があります。[ no ] feature mpls traffic-eng コマンドを使用すると、MPLS TE をイネーブルまたはディセーブルにできます。

MPLS はすべてのトンネル インターフェイスでイネーブルにする必要があります。

MPLS TE クラスベース トンネル選択に関する注意事項と制限事項

CBTS 設定時の注意事項と制限事項は次のとおりです。

特定の宛先に対するすべての CoS 値は、同じテールエンドが終端となるトンネルで伝送されます。すべての CoS 値がトンネルで伝送されるか、またはトンネルでまったく値が伝送されないかのいずれかです。1 つの宛先について、一部の CoS 値を DS-TE トンネルでマッピングし、その他の CoS 値を Shortest Path First(SPF; 最短パス優先)Label Distribution Protocol(LDP; ラベル配布プロトコル)または SPF IP パスでのマッピングはできません。

CBTS では、特定の試験的(EXP)値を複数のトンネルでロード バランシングできません。2 つ以上のトンネルが特定の EXP 値を伝送するように設定されている場合、CBTS では、これらのトンネルのうちの 1 つが選択されて、この EXP 値が伝送されます。

Any Transport over MPLS(AToM)、MPLS TE Automesh、または Label-Controlled(LC)-ATM では、CBTS の動作はサポートされません。

MPLS TE クラスベース トンネル選択の設定

ここでは、次の内容について説明します。

「同じヘッドエンドから同じテールエンドへの複数の MPLS TE トンネルの作成」(P.16-11)

「MPLS TE トンネルがルーティングで認識されるようにする」(P.16-12)


) CBTS 機能はトンネル ヘッドエンドのみで設定します。テールエンドまたは中継 LSR では、CBTS の設定は必要ありません。


同じヘッドエンドから同じテールエンドへの複数の MPLS TE トンネルの作成

同じヘッドエンドから同じテールエンドに、複数の MPLS TE トンネルを作成できます。ヘッドエンドからテールエンドに設定する最初のトンネルはマスター トンネルです。これは、 ip unnumbered loopback 0 コマンドを使用して設定できます。マスター トンネル内に、メンバー トンネルの CBTS バンドルを作成できます。

前提条件

MPLS TE 機能がイネーブルになっている必要があります(「MPLS TE のイネーブル化」を参照)。

適切な VDC であることを確認します(または、 switchto vdc コマンドを使用します)。

手順の概要

1. configure terminal

2. interface tunnel-te number

3. ip unnumbered loopback number

4. destination { hostname | ip-address }

5. cbts-member tunnel-te number

6. (任意)exp [ list-of-exp-values ] [ default ]

7. (任意)path-option [ protect ] preference-number { dynamic | explicit { identifier id | name name } [ verbatim ]} [ lockdown ] [ bandwidth kbps ] [ attributes listname ]

8. (任意)bandwidth kbps

9. exit

10. ステップ 5 から 9 を繰り返して、この CBTS バンドル内に追加のメンバーを作成します。

11. no shut

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

例:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface tunnel-te number

 

例:

switch(config)# interface tunnel-te 65

switch(config-if-te)#

TE インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

number 引数には、設定するトンネル番号を指定します。

ステップ 3

ip unnumbered loopback number

 

例:

switch(config-if-te)# ip unnumbered loopback 0

マスター トンネルの番号なしの IP インターフェイスを設定します。

ステップ 4

destination { hostname | ip-address }

 

例:

switch(config-cbts-member)# destination 10.1.1.4

トンネルの宛先を指定します。

host-name 引数は、ホスト宛先の名前です。

ip-address 引数は、ホスト宛先の IPv4 アドレスです。

ステップ 5

cbts-member tunnel-te number

 

例:

switch(config-if-te)# cbts-member tunnel-te 251

switch(config-cbts-member)#

CBTS トンネル インターフェイス タイプを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

number 引数には、設定するトンネル番号を指定します。

(注) これらの CBTS メンバー トンネルに対しては、任意の既存の MPLS TE コマンドを設定できます。

ステップ 6

exp [ list-of-exp-values ] [ default ]

 

例:

switch(config-cbts-member)# exp 5

(任意)メンバー トンネル上で転送される EXP ビットを指定します。

ステップ 7

path-option [protect] preference-number {dynamic | explicit { identifier id | name name } [ verbatim ]} [lockdown] [ bandwidth kbps ] [ attributes listname ]

 

例:

switch(config-cbts-member)# path-option 10 explicit Link5

(任意)明示パス、または TE トポロジ データベースからダイナミックに計算されたパスを使用するようにメンバー トンネルを設定します。

(注) 明示パスが現在使用可能でない場合は、ダイナミック パスが使用されます。

ステップ 8

bandwidth kbps

 

例:

switch(config-cbts-member)# bandwidth 3000

(任意)メンバー トンネルの帯域幅を設定します。

kbps 引数は、パス オプションで確保する kbps の数値です。指定できる範囲は 1 ~ 4294967295 です。

ステップ 9

exit

 

例:

switch(config-cbts-member)# exit

switch(config-if-te)#

TE インターフェイス コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 10

ステップ 5 から 9 を繰り返して、この CBTS バンドル内に追加のメンバーを作成します。

--

ステップ 11

no shut

 

例:

switch(config-if-te)# no shut

バンドルをアクティブにします。

MPLS TE トンネルがルーティングで認識されるようにする

MPLS TE トンネルがルーティングで認識されるようにすることができます。


) また、自動ルートの代わりにスタティック ルーティングを使用して、TE トンネルがルーティングで認識されるようにすることもできます。


手順の概要

1. configure terminal

2. interface tunnel-te number

3. cbts-member tunnel-te number

4. autoroute announce

5. autoroute metric { absolute | relative } value

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

例:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface tunnel-te number

 

例:

switch(config)# interface tunnel-te 65

switch(config-if-te)#

TE インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

number 引数には、設定するトンネル番号を指定します。

ステップ 3

cbts-member tunnel-te number

 

例:

switch(config-if-te)# cbts-member tunnel-te 65

switch(config-cbts-member)#

CBTS トンネル インターフェイス タイプを設定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

number 引数には、設定するトンネル番号を指定します。

ステップ 4

autoroute announce

 

例:

switch(config-cbts-member)# autoroute announce

Interior Gateway Protocol(IGP; 内部ゲートウェイ プロトコル)における拡張 SPF の計算において、(トンネルがアップの場合に)トンネルを使用する必要があることを指定します。

ステップ 5

autoroute metric { absolute | relative } value

 

例:

switch(config-cbts-member)# autoroute metric relative 2

 

IGP の拡張 SPF の計算で使用する MPLS TE トンネル メトリックを指定します。

(注) 相対メトリックの値には -10 ~ +10 を指定できますが、トンネル メトリックに負の値を設定すると、設定ミスであると見なされます。トンネルのテールエンドへのメトリックが 4 であるとルーティング テーブルから判断される場合、ループバック アドレスに到達するためのコストとして 1 が追加されているため、トンネルのテールエンド ルータへの実際のコストは 3 です。この場合、相対メトリックとして設定できる最低値は -3 です。

MPLS TE クラスベース トンネル選択の設定の確認

MPLS TE トンネルが動作しており IGP に通知されることを確認するには、次のいずれかの作業を行います。

手順の概要

1. show mpls traffic-eng topology { ip-address | igp-id { isis nsap-address | ospf ip-address } [ brief ]

2. show mpls traffic-eng tunnels number [ brief ] protect

3. show mpls traffic-eng autoroute


 

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

show mpls traffic-eng topology { ip-address | igp-id { isis nsap-address | ospf ip-address } [ brief ]

 

例:

switch# show mpls traffic-eng topology

 

現在このノードが認識している MPLS TE グローバル トポロジを表示します。

ステップ 2

show mpls traffic-eng tunnels number [ brief ] [ protection ]

 

例:

switch# show mpls traffic-eng tunnels 500 brief protection

 

指定されたトンネリング インターフェイスの情報を表示します。

ステップ 3

show mpls traffic-eng autoroute

 

例:

switch# show mpls traffic-eng autoroute

IGP に通知されるトンネル(インターフェイス、宛先、および帯域幅を含む)を表示します。

次に、MPLS TE グローバル トポロジを表示する例を示します。

switch# show mpls traffic-eng topology
 
My_System_id: 0000.0025.0003.00
 
IGP Id: 0000.0024.0004.00, MPLS TE Id:172.16.4.4 Router Node
link[0 ]:Intf Address: 10.1.1.4
Nbr IGP Id: 0000.0024.0004.02,
admin_weight:10, affinity_bits:0x0
max_link_bw:10000 max_link_reservable: 10000
globalpool subpool
total allocated reservable reservable
--------------- ---------- ----------
bw[0]: 0 1000 500
bw[1]: 10 990 490
bw[2]: 600 390 390
bw[3]: 0 390 390
bw[4]: 0 390 390
bw[5]: 0 390 390
 
 

次に、指定したトンネリング インターフェイスの情報を表示する例を示します。

switch# show mpls traffic-eng tunnels 500 brief protection
 
switch#_t500
LSP Head, Tunnel500, Admin: up, Oper: up
Src 172.16.0.5, Dest 172.16.0.8, Instance 17
Fast Reroute Protection: None
Path Protection: 1 Common Link(s) , 1 Common Node(s)
Primary lsp path:192.168.6.6 192.168.7.7
192.168.8.8 192.168.0.8
 
Protect lsp path:172.16.7.7 192.168.8.8
10.0.0.8
Path Protect Parameters:
Bandwidth: 50 kbps (Global) Priority: 7 7 Affinity: 0x0/0xFFFF
Metric Type: TE (default)
InLabel : -
OutLabel : Serial5/3, 46
RSVP Signalling Info:
Src 172.16.0.5, Dst 172.16.0.8, Tun_Id 500, Tun_Instance 18
RSVP Path Info:
My Address: 172.16.0.5
Explicit Route: 192.168.7.7 192.168.8.8
Record Route: NONE
Tspec: ave rate=50 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=50 kbits
RSVP Resv Info:
Record Route: NONE
Fspec: ave rate=50 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=50 kbits
 

次に、インターフェイス、宛先、および帯域幅を含め、IGP にアナウンスされるトンネルを表示する例を示します。

switch# show mpls traffic-eng autoroute
 
MPLS TE autorouting enabled
destination 0002.0002.0002.00 has 2 tunnels
Tunnel1021 (traffic share 10000, nexthop 10.2.2.2, absolute metric 11)
Tunnel1022 (traffic share 3333, nexthop 10.2.2.2, relative metric -3)
destination 0003.0003.0003.00 has 2 tunnels
Tunnel1032 (traffic share 10000, nexthop 172.16.3.3)
Tunnel1031 (traffic share 10000, nexthop 172.16.3.3, relative metric -1)

MPLS TE クラスベース トンネル選択の設定例

ここでは、次の設定例を示します。

「例:同じヘッドエンドから同じテールエンドへの複数の MPLS TE トンネルまたは DS-TE トンネルの作成」(P.16-16)

「例:MPLS TE トンネルがルーティングで認識されるようにする」(P.16-16)

「例:MPLS TE トンネルが動作しており IGP で認識されていることを確認する」(P.16-17)

例:同じヘッドエンドから同じテールエンドへの複数の MPLS TE トンネルまたは DS-TE トンネルの作成

次の例は、同じヘッドエンドから同じテールエンドに 4 つの MPLS TE トンネルの CBTS バンドルを作成する方法を示しています。3 つの明示的なトンネルが、それぞれ EXP 値が 6、0、3 のトラフィックを伝送します。4 つ目のトンネルは動的であり、残りの EXP 値のトラフィックを伝送します。

! create explicit paths for member tunnels
mpls traffic-eng configuration
explicit-path name path1
index 3 next-address 192.0.45.4
index 5 next-address 10.1.1.4
exit
explicit-path name path2
index 3 next-address 192.1.45.4
index 5 next-address 10.1.1.4
exit
explicit-path name path3
index 2 next-address 192.0.15.1
index 3 next-address 192.0.14.4
index 5 next-address 10.1.1.4
exit
 
! create master tunnel
interface tunnel-te 25
ip unnumbered loopback0
destination 10.1.1.4
! create member tunnels
cbts-member tunnel-te 251
exp 6 7
path-option 1 explicit name path1
exit
cbts-member tunnel-te 252
exp 0 1
path-option 1 explicit name path2
exit
cbts-member tunnel-te 253
exp 3
path-option 1 explicit name path3
exit
cbts-member tunnel-te 254
exp default
path-option 1 dynamic
exit
no shut
exit

例:MPLS TE トンネルがルーティングで認識されるようにする

次に、MPLS TE がルーティングで認識されるようにする例を示します。

interface tunnel-te 65
cbts-member tunnel-te 65
autoroute announce
autoroute metric relative -2
exit
exit
interface tunnel-te 66
cbts-member tunnel-te 66
autoroute announce
autoroute metric relative -2
end
 

例:MPLS TE トンネルが動作しており IGP で認識されていることを確認する

次の各例の出力は、MPLS TE トンネルが動作中で認識されていることを確認するのに役立ちます。

次に、MPLS TE グローバル トポロジを表示する例を示します。

switch# show mpls traffic-eng topology 10.0.0.1
 
IGP Id: 10.0.0.1, MPLS TE Id:10.0.0.1 Router Node (ospf 10 area 0) id 1
link[0]: Broadcast, DR: 10.0.1.2, nbr_node_id:6, gen:18
frag_id 0, Intf Address:10.1.1.1
TE metric:1, IGP metric:1, attribute_flags:0x0
physical_bw: 100000 (kbps), max_reservable_bw_global: 1000 (kbps)
 
Global Pool
Total Allocated Reservable
BW (kbps) BW (kbps)
--------------- -----------
bw[0]: 0 1000
bw[1]: 0 1000
bw[2]: 0 1000
bw[3]: 0 1000
bw[4]: 0 1000
bw[5]: 0 1000
bw[6]: 0 1000
bw[7]: 100 900
 
link[1]: Broadcast, DR: 10.0.2.2, nbr_node_id:7, gen:19
frag_id 1, Intf Address:10.0.2.1
TE metric:1, IGP metric:1, attribute_flags:0x0
physical_bw: 100000 (kbps), max_reservable_bw_global: 1000 (kbps)
 
Global Pool
Total Allocated Reservable
BW (kbps) BW (kbps)
--------------- -----------
bw[0]: 0 1000
bw[1]: 0 1000
bw[2]: 0 1000
bw[3]: 0 1000
bw[4]: 0 1000
bw[5]: 0 1000
bw[6]: 0 1000
bw[7]: 300 700
switch#
 

次に、10.0.0.9 の MPLS TE トポロジを表示する例を示します。

switch# show mpls traffic-eng topology 10.0.0.9
 
IGP Id: 10.0.0.9, MPLS TE Id:10.0.0.9 Router Node (ospf 10 area 0) id 3
link[0]: Point-to-Point, Nbr IGP Id: 10.0.0.5, nbr_node_id:5, gen:9
frag_id 1, Intf Address:10.0.5.2, Nbr Intf Address:10.0.5.1
TE metric:1, IGP metric:1, attribute_flags:0x0
physical_bw: 155000 (kbps), max_reservable_bw_global: 1000 (kbps)
 
Global Pool
Total Allocated Reservable
BW (kbps) BW (kbps)
--------------- -----------
bw[0]: 0 1000
bw[1]: 0 1000
bw[2]: 0 1000
bw[3]: 0 1000
bw[4]: 0 1000
bw[5]: 0 1000
bw[6]: 0 1000
bw[7]: 0 1000
 
link[1]: Point-to-Point, Nbr IGP Id: 10.0.0.7, nbr_node_id:4, gen:9
frag_id 0, Intf Address:10.0.6.2, Nbr Intf Address:10.0.6.1
TE metric:1, IGP metric:1, attribute_flags:0x0
physical_bw: 155000 (kbps), max_reservable_bw_global: 1000 (kbps)
 
Global Pool
Total Allocated Reservable
BW (kbps) BW (kbps)
--------------- -----------
bw[0]: 0 1000
bw[1]: 0 1000
bw[2]: 0 1000
bw[3]: 0 1000
bw[4]: 0 1000
bw[5]: 0 1000
bw[6]: 0 1000
bw[7]: 0 1000
switch#
 

次に、トンネルに関する情報を表示する例を示します。

switch# show mpls traffic-eng tunnels tunnel1
 
Name: Router_t1 (Tunnel1) Destination: 10.0.0.9
Status:
Admin: up Oper: up Path: valid Signalling: connected
path option 1, type explicit path1 (Basis for Setup, path weight 3)
 
Config Parameters:
Bandwidth: 100 kbps (Global) Priority: 7 7 Affinity: 0x0/0xFFFF
Metric Type: TE (default)
AutoRoute: enabled LockDown: disabled bw-based
Active Path Option Parameters:
State: explicit path option 1 is active
BandwidthOverride: disabled LockDown: disabled Verbatim: disabled
 
 
InLabel : -
OutLabel : Ethernet6/0, 12304
RSVP Signalling Info:
Src 10.0.0.1, Dst 10.0.0.9, Tun_Id 1, Tun_Instance 10
RSVP Path Info:
My Address: 10.0.1.1
Explicit Route: 10.0.1.2 10.0.3.2 10.0.5.2 10.0.0.9
Record Route: NONE
Tspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=100 kbits
RSVP Resv Info:
Record Route: NONE
Fspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=17179869 kbits
Shortest Unconstrained Path Info:
Path Weight: 3 (TE)
Explicit Route: 10.0.2.1 180.0.2.2 10.0.3.2 180.0.5.2
10.0.0.9
History:
Tunnel:
Time since created: 15 minutes, 18 seconds
Time since path change: 15 minutes, 5 seconds
Current LSP:
Uptime: 15 minutes, 5 seconds
 

次に、トンネルに関する情報を表示する例を示します。

switch# show mpls traffic-eng tunnel tunnel2
 
Name: Router_t2 (Tunnel2) Destination: 10.0.0.9
Status:
Admin: up Oper: up Path: valid Signalling: connected
path option 1, type explicit path2 (Basis for Setup, path weight 3)
 
Config Parameters:
Bandwidth: 100 kbps (Global) Priority: 7 7 Affinity: 0x0/0xFFFF
Metric Type: TE (default)
AutoRoute: enabled LockDown: disabled bw-based
Active Path Option Parameters:
State: explicit path option 1 is active
BandwidthOverride: disabled LockDown: disabled Verbatim: disabled
 
 
InLabel : -
OutLabel : Ethernet6/1, 12305
RSVP Signalling Info:
Src 10.0.0.1, Dst 10.0.0.9, Tun_Id 2, Tun_Instance 10
RSVP Path Info:
My Address: 10.0.2.1
Explicit Route: 10.0.2.2 10.0.4.2 10.0.6.2 10.0.0.9
Record Route: NONE
Tspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=100 kbits
RSVP Resv Info:
Record Route: NONE
Fspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=17179869 kbits
Shortest Unconstrained Path Info:
Path Weight: 3 (TE)
Explicit Route: 10.0.2.1 10.0.2.2 10.0.3.2 10.0.5.2
10.0.0.9
History:
Tunnel:
Time since created: 15 minutes, 19 seconds
Time since path change: 15 minutes, 6 seconds
Current LSP:
Uptime: 15 minutes, 6 seconds
 

次に、トンネルに関する情報を表示する例を示します。

switch# show mpls traffic-eng tunnels tunnel3
 
Name: Router_t3 (Tunnel3) Destination: 10.0.0.9
Status:
Admin: up Oper: up Path: valid Signalling: connected
path option 1, type explicit path2 (Basis for Setup, path weight 3)
 
Config Parameters:
Bandwidth: 100 kbps (Global) Priority: 7 7 Affinity: 0x0/0xFFFF
Metric Type: TE (default)
AutoRoute: enabled LockDown: disabled bw-based
Active Path Option Parameters:
State: explicit path option 1 is active
BandwidthOverride: disabled LockDown: disabled Verbatim: disabled
 
InLabel : -
OutLabel : Ethernet6/1, 12306
RSVP Signalling Info:
Src 10.0.0.1, Dst 10.0.0.9, Tun_Id 3, Tun_Instance 8
RSVP Path Info:
My Address: 10.0.2.1
' Explicit Route: 10.0.2.2 10.0.4.2 10.0.6.2 10.0.0.9
Record Route: NONE
Tspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=100 kbits
RSVP Resv Info:
Record Route: NONE
Fspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=17179869 kbits
Shortest Unconstrained Path Info:
Path Weight: 3 (TE)
Explicit Route: 10.0.2.1 10.0.2.2 10.0.3.2 10.0.5.2
10.0.0.9
History:
Tunnel:
Time since created: 15 minutes, 19 seconds
Time since path change: 15 minutes, 7 seconds
Current LSP:
Uptime: 15 minutes, 7 seconds
 

次に、トンネルに関する情報を表示する例を示します。

switch# show mpls traffic-eng tunnels tunnel4
 
Name: Router_t4 (Tunnel4) Destination: 10.0.0.9
Status:
Admin: up Oper: up Path: valid Signalling: connected
path option 1, type explicit path2 (Basis for Setup, path weight 3)
 
Config Parameters:
Bandwidth: 100 kbps (Global) Priority: 7 7 Affinity: 0x0/0xFFFF
Metric Type: TE (default)
AutoRoute: enabled LockDown: disabled bw-based
Active Path Option Parameters:
State: explicit path option 1 is active
BandwidthOverride: disabled LockDown: disabled Verbatim: disabled
 
InLabel : -
OutLabel : Ethernet6/1, 12307
RSVP Signalling Info:
Src 10.0.0.1, Dst 10.0.0.9, Tun_Id 4, Tun_Instance 6
RSVP Path Info:
My Address: 10.0.2.1
Explicit Route: 10.0.2.2 10.0.4.2 10.0.6.2 10.0.0.9
Record Route: NONE
Tspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=100 kbits
RSVP Resv Info:
Record Route: NONE
Fspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=17179869 kbits
Shortest Unconstrained Path Info:
Path Weight: 3 (TE)
Explicit Route: 10.0.2.1 10.0.2.2 10.0.3.2 10.0.5.2
10.0.0.9
History:
Tunnel:
Time since created: 15 minutes, 20 seconds
Time since path change: 15 minutes, 8 seconds
Current LSP:
Uptime: 15 minutes, 8 seconds
 

次に、IGP にアナウンスされるトンネルを表示する例を示します。

switch# show mpls traffic-eng autoroute
 
MPLS TE autorouting enabled
destination 10.0.0.9, area ospf 10 area 0, has 4 tunnels
Tunnel1 (load balancing metric 20000000, nexthop 10.0.0.9)
(flags: Announce)
Tunnel2 (load balancing metric 20000000, nexthop 10.0.0.9)
(flags: Announce)
Tunnel3 (load balancing metric 20000000, nexthop 10.0.0.9)
(flags: Announce)
Tunnel4 (load balancing metric 20000000, nexthop 10.0.0.9)
(flags: Announce)
switch#

MPLS TE クラスベース トンネル選択の追加情報

ここでは、MPLS TE クラスベース トンネル選択機能の関連資料について説明します。

関連資料

関連項目
参照先

MPLS TE コマンド

『Cisco NX-OS Multiprotocol Label Switching Command Reference』

MIB

MIB
MIB のリンク

CISCO-IETF-FRR-MIB

MPLS-FTN-STD-MIB

MPLS TE-STD-MIB

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットに対する Cisco MIB を特定してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

RFC 2961

『RSVP Refresh Overhead Reduction Extensions』

RFC 3209

『RSVP TE: Extensions to RSVP for LSP Tunnels』

RFC 3630

『Traffic Engineering (TE) Extensions to OSPF Version 2』

RFC 3784

『Intermediate System to Intermediate System (IS-IS) Extensions for Traffic Engineering (TE)』

RFC 3812

『MPLS TE MIB』

RFC 3814

『MPLS-FTN-STD-MIB』

MPLS TE クラスベース トンネル選択の機能履歴

表 16-1 は、この機能のリリースの履歴です。

 

表 16-1 クラスベース トンネル選択の機能履歴

機能名
リリース
機能の設定情報

クラスベース トンネル選択

5.2(1)

この機能が導入されました。