Cisco Nexus 7000 シリーズ NX-OS MPLS コンフィギュレーション ガイド
MPLS TE パス保護の設定
MPLS TE パス保護の設定
発行日;2012/05/09 | 英語版ドキュメント(2011/10/28 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

MPLS TE パス保護の設定

MPLS TE パス保護の概要

パス保護

ISSU

NSF/SSO

MPLS TE パス保護のライセンス要件

MPLS TE パス保護の前提条件

MPLS TE パス保護に関する注意事項と制限事項

MPLS TE パス保護の設定

セカンダリ パス用の明示パスの設定

プライマリ パス オプションを保護するセカンダリ パス オプションの割り当て

MPLS TE パス保護の設定の確認

MPLS TE パス保護の設定例

例:セカンダリ パス用の明示パスの設定

例:プライマリ パス オプションを保護するセカンダリ パス オプションの割り当て

例:パス保護の前後でのトンネルの設定

MPLS TE パス保護の追加情報

関連資料

標準

MIB

RFC

MPLS TE パス保護の機能履歴

MPLS TE パス保護の設定

この章では、Cisco NX-OS デバイスで、Traffic Engineering(TE; トラフィック エンジニアリング)用の Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)パス保護を設定する方法について説明します。

この章では、次の内容について説明します。

「MPLS TE パス保護の概要」(P.17-1)

「MPLS TE パス保護のライセンス要件」(P.17-3)

「MPLS TE パス保護の前提条件」(P.17-3)

「MPLS TE パス保護に関する注意事項と制限事項」(P.17-3)

「MPLS TE パス保護の設定」(P.17-3)

「MPLS TE パス保護の設定の確認」(P.17-6)

「MPLS TE パス保護の設定例」(P.17-9)

「MPLS TE パス保護の追加情報」(P.17-15)

「MPLS TE パス保護の機能履歴」(P.17-16)

MPLS TE パス保護の概要

パス保護では、MPLS TE トンネルに対してエンドツーエンドの障害回復機能(完全なパス保護)を提供します。

ここでは、次の内容について説明します。

「パス保護」(P.17-1)

「ISSU」(P.17-2)

「NSF/SSO」(P.17-2)

パス保護

セカンダリ Label Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)を設定および確立することで、トンネルの TE トラフィックを伝送している LSP を障害から保護できます。保護された LSP に障害がある場合、ヘッドエンド ルータは、トンネルのトラフィックを一時的に伝送するセカンダリ LSP をすぐにイネーブルにします。セカンダリ LSP で障害が発生した場合は、セカンダリ パスの障害がクリアされるまでトンネルのパス保護は機能しなくなります。

セカンダリ トンネルへのスイッチオーバーをトリガーする障害検出機能には、次のものがあります。

RSVP シグナリングから Path Error または Resv Tear を受信した場合

Bidirectional Forwarding Detection(BFD; 双方向フォワーディング検出)プロトコルから、ネイバーが失われたという通知を受信した場合

Interior Gateway Protocol(IGP; 内部ゲートウェイ プロトコル)から、隣接が停止したという通知を受信した場合

優先度の高い LSP にシグナリングするためのプリエンプションによって発生する保護トンネルの LSP のローカル ティアダウン、Online Insertion and Removal(OIR; 活性挿抜)などの場合

この他の回復機能には Fast Reroute(FRR; 高速リルート)があります。これは、障害ポイントで LSP をローカルに修復し、リンクおよびノードの障害から MPLS TE LSP だけを保護するメカニズムです。

リンクまたはノードの保護ほど高速ではありませんが、セカンダリ プライマリ パス オプションを設定したり、トンネルのヘッドエンド ルータでダイナミックにパスを再計算したりするよりも、セカンダリ LSP にプリシグナリングする方が高速です。実際の回復時間はトポロジによって異なります。また、伝搬遅延やスイッチ ファブリックの遅延などの遅延要素の影響も受けます。

ISSU

Cisco In Service Software Upgrade(ISSU)を使用すると、システムによるパケット転送を停止することなく、Cisco NX-OS ソフトウェアのアップグレードまたはダウングレードを実行できます。ISSU では、Cisco NX-OS ハイ アベイラビリティ インフラストラクチャ(Cisco NonStop Forwarding(NSF; ノンストップ フォワーディング)/Stateful Switchover(SSO; ステートフル スイッチオーバー)およびハードウェア冗長性)を活用し、システムを運用したままでの変更を可能にすることで、ソフトウェア アップグレードやバージョン変更に関わるダウンタイムを削減します。Cisco ISSU によって、計画的なメンテナンス作業がネットワーク サービスのアベイラビリティに与える影響が小さくなります。つまり、ダウンタイムが短縮され、重要なシステムへのアクセスが改善されます。

パス保護がイネーブルになっている場合に ISSU アップグレードが実行されると、パス保護のパフォーマンスは他の TE 機能のパフォーマンスと同等になります。

NSF/SSO

Cisco NSF with SSO を使用すると、ネットワーク プロセッサのハードウェアまたはソフトウェアに障害が発生した場合でも、継続してパケットを転送できます。

パス保護は SSO 後に復旧できます。パス保護用に設定されたトンネルには、同時にシグナリングされた 2 つの LSP が存在する場合があります。このうち、プライマリ LSP はトラフィックを伝送し、セカンダリ LSP はプライマリ パスで障害が発生した場合にトラフィックを伝送します。スタンバイ システムに同期されるのは、これらの LSP のうちで現在トラフィックを伝送中の LSP に関連する情報だけです。スタンバイ システムは、チェックポイントで記録された情報から、LSP がプライマリかセカンダリかを回復時に判断します。

スイッチオーバー時にプライマリ LSP がアクティブだった場合は、プライマリ LSP だけが回復されます。シグナリングされてパス保護を提供したセカンダリ LSP は、TE 回復期間が完了したあとに再びシグナリングされます。セカンダリ LSP はトラフィックを伝送していなかったため、この処理はトンネル上のトラフィックに影響しません。

MPLS TE パス保護のライセンス要件

次の表に、この機能のライセンス要件を示します。

 

製品
ライセンス要件

Cisco NX-OS

MPLS TE パス保護では MPLS ライセンスが必要です。NX-OS ライセンス方式の詳細と、ライセンスの取得および適用の方法については、『 Cisco NX-OS Licensing Guide 』を参照してください。

MPLS TE パス保護の前提条件

パス保護には次の前提条件があります。

MPLS TE 機能がイネーブルになっている必要があります。MPLS TE は、[ no ] feature mpls traffic-eng コマンドでイネーブルまたはディセーブルにでき、デフォルトでディセーブルになっています。「MPLS TE のイネーブル化」を参照してください。

path-option コマンドを使用し、プライマリ パス オプションを指定して TE トンネルを設定します。

MPLS TE パス保護に関する注意事項と制限事項

パス保護設定時の注意事項と制限事項は次のとおりです。

セカンダリ パスで FRR フラグを使用したシグナリングは行われません。

ダイナミックな冗長パスはサポートされません。プライマリ LSP と共有されるリンクを使用するのを避けるため、セカンダリ LSP の明示パスを設定する必要があります。

ヘッドエンド ルータでは、パス保護によるリンクおよびノード保護を使用しないでください。

MPLS TE パス保護の設定

ここでは、次の内容について説明します。

「セカンダリ パス用の明示パスの設定」(P.17-4)

「プライマリ パス オプションを保護するセカンダリ パス オプションの割り当て」(P.17-5)

これらの作業については、図 17-1 に示し、以降の項で説明します。

図 17-1 ネットワーク トポロジ:パス保護

 

セカンダリ パス用の明示パスの設定

プライマリ パスに関連付けられた共通のリンクやノードがダウンした場合に備えて、それらのリンクやノードを含まないセカンダリ パスを指定できます。

前提条件

MPLS TE 機能をイネーブルにする必要があります(「MPLS TE のイネーブル化」を参照)。

適切な VDC であることを確認します(または、 switchto vdc コマンドを使用します)。

手順の概要

1. configure terminal

2. mpls traffic-eng configuration

3. [ no ] explicit-path { name path-name | identifier number }

4. index index command ip-address

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

例:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

mpls traffic-eng configuration

 

例:

switch(config)# mpls traffic-eng configuration

switch(config-te)#

MPLS TE コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

[ no ] explicit-path { name path-name | identifier number }

 

例:

switch(config-te)# explicit-path name path1223

switch(config-te-expl-path)

明示パスを作成または変更し、明示パス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

index index command ip-address

 

例:

switch(config-te-expl-path)# index 10 next-address 10.0.0.2

指定したインデックスでパス エントリを挿入または変更します。

command 引数には、 exclude-address キーワードまたは next-address キーワードを指定できます。

ip-address 引数はノード ID を表します。

(注) このコマンドを、セカンダリ パスに沿った各ルータまたはスイッチに対して 1 回入力します。

プライマリ パス オプションを保護するセカンダリ パス オプションの割り当て

パスでリンクまたはノードの障害が発生し、ネットワーク内のすべてのインターフェイスが保護されなくなった場合のために、セカンダリ パス オプションを割り当てることができます。

前提条件

MPLS TE 機能がイネーブルになっている必要があります(「MPLS TE のイネーブル化」を参照)。

適切な VDC であることを確認します(または、 switchto vdc コマンドを使用します)。

手順の概要

1. configure terminal

2. interface tunnel-te number

3. path-option protect number explicit { identifier path-number | name path-name } [ attributes lsp-attributes | bandwidth kbps | lockdown ] [ verbatim ]

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

例:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface tunnel-te number

 

例:

switch(config)# interface tunnel-te 1

switch(config-if-te)#

TE インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

number 引数には、設定するトンネル番号を指定します。

ステップ 3

path-option protect number explicit { identifier path-number | name path-name } [ attributes lsp-attributes | bandwidth kbps | lockdown ] [ verbatim ]

 

例:

switch(config-if-te)# path-option protect 10 explicit name path344

MPLS TE トンネルにセカンダリ パス オプションを設定します。

MPLS TE パス保護の設定の確認

パス保護の設定を表示できます。ステップ 1 と 2 では、図 17-2 を参照してください。

図 17-2 ネットワーク トポロジの確認

 

確認のためにパス保護を表示するには、次のいずれかの作業を実行します。

 

コマンド
目的

show running interface tunnel-te number

プライマリ パスと保護パス オプションの設定を表示します。

show mpls traffic-eng tunnels tunnel-te number

トンネル パス情報を表示します。

show mpls traffic-eng tunnels tunnel-te number protection

protection キーワードが指定されている場合、両方の LSP(プライマリ パスと保護パス)のステータスを表示します。

(注) プライマリ パス オプションの削除は、リンクのシャット ダウンと同じ結果になります。トラフィックは保護パスに移動します。

次に、プライマリ パスと保護パスのオプションの設定を表示する例を示します。


) 両方の LSP(プライマリ パスと保護されたパス)のステータスを表示するには、protection キーワードを指定して show mpls traffic-eng tunnels コマンドを使用します。


switch# show running interface tunnel-te500
Building configuration...

Current configuration : 497 bytes
!
interface Tunnel-te500
ip unnumbered Loopback0
destination 10.0.0.9
autoroute announce
priority 7 7
bandwidth 100
path-option 10 explicit name path344
path-option 20 explicit name path345
path-option protect 10 explicit name path3441
path-option protect 20 explicit name path348
end
 

次に、トンネル パス情報を表示する例を示します。

コマンド出力には、共通のリンクまたはノードは表示されません。


) Common Link(s) フィールドには、ヘッドエンド ルータからテールエンド ルータまでの、プライマリ パスとセカンダリ パスによって共有されるリンクの数が表示されます。

Common Node(s) フィールドには、ヘッドエンド ルータおよびテールエンド ルータを除く、プライマリ パスとセカンダリ パスによって共有されるノードの数が表示されます。


 

switch# show mpls traffic-eng tunnels tunnel-te500
 
Name: R1_t500 (Tunnel-te500) Destination: 10.0.0.9
Status:
Admin: up Oper: up Path: valid Signalling: connected
path option 10, type explicit path344 (Basis for Setup, path weight 20)
path option 20, type explicit path345
Path Protection: 0 Common Link(s), 0 Common Node(s)
path protect option 10, type explicit path3441 (Basis for Protect, path weight 20)
path protect option 20, type explicit path348

Config Parameters:
Bandwidth: 100 kb/s (Global) Priority: 7 7 Affinity: 0x0/0xFFFF
Metric Type: TE (default)
AutoRoute: enabled LockDown: disabled Loadshare: 100 bw-based

Active Path Option Parameters:
State: explicit path option 10 is active
BandwidthOverride: disabled LockDown: disabled Verbatim: disabled

InLabel : -
OutLabel : Ethernet1/0, 16
RSVP Signalling Info:
Src 10.1.1.1, Dst 10.0.0.9, Tun_Id 500, Tun_Instance 19
RSVP Path Info:
My Address: 10.2.0.1
Explicit Route: 10.2.0.2 10.10.0.1 10.10.0.2 10.0.0.9
Record Route: NONE
Tspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=100 kbits
RSVP Resv Info:
Record Route: NONE
Fspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=100 kbits
Shortest Unconstrained Path Info:
Path Weight: 20 (TE)
Explicit Route: 10.2.0.1 10.2.0.2 10.10.0.1 10.10.0.2 10.0.0.9
History:
Tunnel:
Time since created: 11 minutes, 17 seconds
Time since path change: 8 minutes, 5 seconds
Number of LSP IDs (Tun_Instances) used: 19
Current LSP:
Uptime: 8 minutes, 5 seconds

次に、protection キーワードを指定して、両方の LSP(プライマリ パスと保護パス)のステータスを表示する例を示します。


) プライマリ パス オプションの削除は、リンクのシャット ダウンと同じ結果になります。トラフィックは保護パスに移動します。


コマンド出力は、プライマリ LSP とセカンダリ LSP の両方が動作中で保護がイネーブルになっていることを示しています。

switch# show mpls traffic-eng tunnels tunnel-te500 protection
 
R1_t500
LSP Head, Tunnel-te500, Admin: up, Oper: up
Src 10.1.1.1, Dest 10.0.0.9, Instance 19
Fast Reroute Protection: None
Path Protection: 0 Common Link(s), 0 Common Node(s)
Primary lsp path:10.2.0.1 10.2.0.2
10.10.0.1 10.10.0.2
10.0.0.9
Protect lsp path:10.0.0.1 10.0.0.2
10.0.1.1 10.0.1.2
10.0.0.9
Path Protect Parameters:
Bandwidth: 100 kbps (Global) Priority: 7 7 Affinity: 0x0/0xFFFF
Metric Type: TE (default)
InLabel : -
OutLabel : Ethernet0/0, 16
RSVP Signalling Info:
Src 10.1.1.1, Dst 10.0.0.9, Tun_Id 500, Tun_Instance 27
RSVP Path Info:
My Address: 10.0.0.1
Explicit Route: 10.0.0.2 10.0.1.1 10.0.1.2 10.0.0.9
Record Route: NONE
Tspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=100 kbits
RSVP Resv Info:
Record Route: NONE
Fspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=100 kbits

次に、プライマリ LSP が停止中であり、セカンダリ LSP が動作中でトラフィックを伝送していることを示す例を示します。

switch# show mpls traffic-eng tunnels tunnel-te500 protection
 
R1_t500
LSP Head, Tunnel-te500, Admin: up, Oper: up
Src 10.1.1.1, Dest 10.0.0.9, Instance 27
Fast Reroute Protection: None
Path Protection: Backup lsp in use.

MPLS TE パス保護の設定例

ここでは、次の内容について説明します。

「例:セカンダリ パス用の明示パスの設定」(P.17-9)

「例:プライマリ パス オプションを保護するセカンダリ パス オプションの割り当て」(P.17-10)

「例:パス保護の前後でのトンネルの設定」(P.17-11)

例:セカンダリ パス用の明示パスの設定

図 17-3 に、プライマリ パスおよびセカンダリ パスを示します。障害が発生すると、セカンダリ パスが使用されます。

図 17-3 プライマリ パスとセカンダリ パス

 

次の例は、明示パスの名前が path3441 であることを示しています。 index コマンドはルータごとに実行します。障害が発生すると、セカンダリ パスが使用されます。

switch(config)# mpls traffic-eng configuration
switch(config-te)# explicit-path name path3441
switch(config-te-expl-path)# index 1 next-address 10.0.0.1
Explicit Path name path3441:
1: next-address 10.0.0.1
 
switch(config-te-expl-path)# index 2 next-address 10.0.0.2
Explicit Path name path3441:
1: next-address 10.0.0.1
2: next-address 10.0.0.2
 
switch(config-te-expl-path)# index 3 next-address 10.0.1.1
Explicit Path name path3441:
1: next-address 10.0.0.1
2: next-address 10.0.0.2
3: next-address 10.0.1.1
 
switch(config-te-expl-path)# index 4 next-address 10.0.1.2
Explicit Path name path3441:
1: next-address 10.0.0.1
2: next-address 10.0.0.2
3: next-address 10.0.1.1
4: next-address 10.0.1.2

例:プライマリ パス オプションを保護するセカンダリ パス オプションの割り当て

次に、TE トンネルの設定例を示します。

switch# configure terminal
switch(config)# interface tunnel-te500
switch(config-if-te)# path-option protect 10 explicit name path344
 

次の例は、パス保護が設定されていることを示しています。トンネル 500 には、(path344 を使用し、path3441 によって保護される)パス オプション 10、および(path345 を使用し、path348 によって保護される)パス オプション 20 が設定されています。

switch# show running interface tunnel-te500
 
Building configuration...

Current configuration : 497 bytes
!
interface Tunnel-te500
ip unnumbered Loopback0
destination 10.0.0.9
autoroute announce
priority 7 7
bandwidth 100
path-option 10 explicit name path344
path-option 20 explicit name path345
path-option protect 10 explicit name path3441
path-option protect 20 explicit name path348
end

例:パス保護の前後でのトンネルの設定

次に、プライマリ(保護)パスに関する情報を表示する例を示します。次の出力例は、パス保護が設定されていることを示しています。

switch# show mpls traffic-eng tunnels tunnel-te500
 
Name: R1_t500 (Tunnel-te500) Destination: 10.0.0.9
Status:
Admin: up Oper: up Path: valid Signalling: connected
path option 10, type explicit path344 (Basis for Setup, path weight 20)
path option 20, type explicit path345
Path Protection: 0 Common Link(s), 0 Common Node(s)
path protect option 10, type explicit path3441 (Basis for Protect, path weight 20)
path protect option 20, type explicit path348

Config Parameters:
Bandwidth: 100 kbps (Global) Priority: 7 7 Affinity: 0x0/0xFFFF
Metric Type: TE (default)
AutoRoute: enabled LockDown: disabled Loadshare: 100 bw-based
Active Path Option Parameters:
State: explicit path option 10 is active
BandwidthOverride: disabled LockDown: disabled Verbatim: disabled

InLabel : -
OutLabel : Ethernet1/0, 16
RSVP Signalling Info:
Src 10.1.1.1, Dst 10.0.0.9, Tun_Id 500, Tun_Instance 43
RSVP Path Info:
My Address: 10.2.0.1
Explicit Route: 10.2.0.2 10.10.0.1 10.10.0.2 10.0.0.9
Record Route: NONE
Tspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=100 kbits
RSVP Resv Info:
Record Route: NONE
Fspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=100 kbits
Shortest Unconstrained Path Info:
Path Weight: 20 (TE)
Explicit Route: 10.0.0.1 10.0.0.2 10.0.1.1 10.0.1.2
10.0.0.9
History:
Tunnel:
Time since created: 18 minutes, 22 seconds
Time since path change: 19 seconds
Number of LSP IDs (Tun_Instances) used: 43
Current LSP:
Uptime: 22 seconds
Selection: reoptimization
Prior LSP:
ID: path option 10 [27]
Removal Trigger: reoptimization completed

 

次に、セカンダリ パスに関する情報を表示する例を示します。Tunnel500 が保護されています。保護パスが使用されており、プライマリ パスが停止しています。コマンド出力は、プライマリ LSP およびセカンダリ LSP の IP 明示パスを示しています。

switch# show mpls traffic-eng tunnels tunnel-te500 protection
 
R1_t500
LSP Head, Tunnel500, Admin: up, Oper: up
Src 10.1.1.1, Dest 10.0.0.9, Instance 43
Fast Reroute Protection: None
Path Protection: 0 Common Link(s), 0 Common Node(s)
Primary lsp path:10.2.0.1 10.2.0.2
10.10.0.1 10.10.0.2
10.0.0.9
Protect lsp path:10.0.0.1 10.0.0.2
10.0.1.1 10.0.1.2
10.0.0.9
Path Protect Parameters:
Bandwidth: 100 kbps (Global) Priority: 7 7 Affinity: 0x0/0xFFFF
Metric Type: TE (default)
InLabel : -
OutLabel : Ethernet0/0, 17
RSVP Signalling Info:
Src 10.1.1.1, Dst 10.0.0.9, Tun_Id 500, Tun_Instance 44
RSVP Path Info:
My Address: 10.0.0.1
Explicit Route: 10.0.0.2 10.0.1.1 10.0.1.2 10.0.0.9
Record Route: NONE
Tspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=100 kbits
RSVP Resv Info:
Record Route: NONE
Fspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=100 kbits
R1#
 

次に、インターフェイスをシャットダウンしてパス保護を使用する例を示します。

switch# configure terminal
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config)# interface e1/0
switch(config-if)# shutdown


次に、保護パスが使用され、プライマリ パスが停止している例を示します。

switch# show mpls traffic-eng tunnels tunnel-te500
 
Name: R1_t500 (Tunnel-te500) Destination: 10.0.0.9
Status:
Admin: up Oper: up Path: valid Signalling: connected
path protect option 10, type explicit path3441 (Basis for Protect, path weight 20)
path option 10, type explicit path344
path option 20, type explicit path345
Path Protection: Backup lsp in use.
path protect option 10, type explicit path3441 (Basis for Protect, path weight 20)
path protect option 20, type explicit path348

Config Parameters:
Bandwidth: 100 kbps (Global) Priority: 7 7 Affinity: 0x0/0xFFFF
Metric Type: TE (default)
AutoRoute: enabled LockDown: disabled Loadshare: 100 bw-based
Active Path Option Parameters:
State: explicit path option 10 is active
BandwidthOverride: disabled LockDown: disabled Verbatim: disabled

InLabel : -
OutLabel : Ethernet0/0, 17
RSVP Signalling Info:
Src 10.1.1.1, Dst 10.0.0.9, Tun_Id 500, Tun_Instance 44
RSVP Path Info:
My Address: 10.0.0.1
Explicit Route: 10.0.0.2 10.0.1.1 10.0.1.2 10.0.0.9
Record Route: NONE
Tspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=100 kbits
RSVP Resv Info:
Record Route: NONE
Fspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=100 kbits
Shortest Unconstrained Path Info:
Path Weight: 20 (TE)
Explicit Route: 10.0.0.1 10.0.0.2 10.0.1.1 10.0.1.2 10.0.0.9
History:
Tunnel:
Time since created: 23 minutes, 28 seconds
Time since path change: 50 seconds
Number of LSP IDs (Tun_Instances) used: 44
Current LSP:
Uptime: 5 minutes, 24 seconds
Selection:
Prior LSP:
ID: path option 10 [43]
Removal Trigger: path error
Last Error: PCALC:: Explicit path has unknown address, 10.2.0.1
R1#

 

次に、保護がイネーブルになっている例を示します。

switch# show mpls traffic-eng tunnels tunnel-te500 protection
 
R1_t500
LSP Head, Tunnel-te500, Admin: up, Oper: up
Src 10.1.1.1, Dest 10.0.0.9, Instance 44
Fast Reroute Protection: None
Path Protection: Backup lsp in use.
R1#

 

次に、インターフェイスが再度動作中になっており、プライマリ パスがアクティブになっている例を示します。

switch# configure terminal
 
Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.
switch(config)# interface ethernet1/0
switch(config-if)# no shutdown
 

次に、パス保護が再確立され、プライマリ パスが使用されている例を示します。

switch# show mpls traffic-eng tunnels tunnel-te500
 
Name: R1_t500 (Tunnel-te500) Destination: 10.0.0.9
Status:
Admin: up Oper: up Path: valid Signalling: connected
path option 10, type explicit path344 (Basis for Setup, path weight 20)
path option 20, type explicit path345
Path Protection: 0 Common Link(s), 0 Common Node(s)
path protect option 10, type explicit path3441 (Basis for Protect, path weight 20)
path protect option 20, type explicit path348

Config Parameters:
Bandwidth: 100 kbps (Global) Priority: 7 7 Affinity: 0x0/0xFFFF
Metric Type: TE (default)
AutoRoute: enabled LockDown: disabled Loadshare: 100 bw-based
Active Path Option Parameters:
State: explicit path option 10 is active
BandwidthOverride: disabled LockDown: disabled Verbatim: disabled

InLabel : -
OutLabel : Ethernet1/0, 16
RSVP Signalling Info:
Src 10.1.1.1, Dst 10.0.0.9, Tun_Id 500, Tun_Instance 52
RSVP Path Info:
My Address: 10.2.0.1
Explicit Route: 10.2.0.2 10.10.0.1 10.10.0.2 10.0.0.9
Record Route: NONE
Tspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=100 kbits
RSVP Resv Info:
Record Route: NONE
Fspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=100 kbits
Shortest Unconstrained Path Info:
Path Weight: 20 (TE)
Explicit Route: 10.0.0.1 10.0.0.2 10.0.1.1 10.0.1.2 10.0.0.9
History:
Tunnel:
Time since created: 25 minutes, 26 seconds
Time since path change: 23 seconds
Number of LSP IDs (Tun_Instances) used: 52
Current LSP:
Uptime: 26 seconds
Selection: reoptimization
Prior LSP:
ID: path option 10 [44]
Removal Trigger: reoptimization completed
switch#

次に、Tunnel-te500 が保護され、障害後にプライマリ LSP が保護されている例を示します。

switch# show mpls traffic-eng tunnels tunnel-te500 protection
 
R1_t500
LSP Head, Tunnel-te500, Admin: up, Oper: up
Src 10.1.1.1, Dest 10.0.0.9, Instance 52
Fast Reroute Protection: None
Path Protection: 0 Common Link(s), 0 Common Node(s)
Primary lsp path:10.2.0.1 10.2.0.2
10.10.0.1 10.10.0.2
10.0.0.9
Protect lsp path:10.0.0.1 10.0.2
10.0.1.1 10.0.1.2
10.0.0.9
Path Protect Parameters:
Bandwidth: 100 kbps (Global) Priority: 7 7 Affinity: 0x0/0xFFFF
Metric Type: TE (default)
InLabel : -
OutLabel : Ethernet0/0, 16
RSVP Signalling Info:
Src 10.1.1.1, Dst 10.0.0.9, Tun_Id 500, Tun_Instance 53
RSVP Path Info:
My Address: 10.0.0.1
Explicit Route: 10.0.0.2 10.0.1.1 10.0.1.2 10.0.0.9
Record Route: NONE
Tspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=100 kbits
RSVP Resv Info:
Record Route: NONE
Fspec: ave rate=100 kbits, burst=1000 bytes, peak rate=100 kbits
switch#

 

MPLS TE パス保護の追加情報

ここでは、MPLS TE パス保護機能の関連資料について説明します。

標準

標準
タイトル

この機能でサポートされる新規または改訂された標準規格はありません。また、この機能による既存の標準規格サポートの変更はありません。

--

MIB

 

MIB
MIB のリンク

この機能によってサポートされる新しい MIB または変更された MIB はありません。またこの機能による既存 MIB のサポートに変更はありません。

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットの MIB の場所を検索しダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

 

RFC
タイトル

この機能によりサポートされた新規 RFC または改訂 RFC はありません。またこの機能による既存 RFC のサポートに変更はありません。

--

MPLS TE パス保護の機能履歴

表 17-1 は、この機能のリリースの履歴です。

 

表 17-1 MPLS TE パス保護の機能履歴

機能名
リリース
機能情報

パス保護

5.2(1)

この機能が導入されました。