Cisco Nexus 7000 シリーズ NX-OS MPLS コンフィギュレーション ガイド
MPLS RSVP TE の設定
MPLS RSVP TE の設定
発行日;2012/05/09 | 英語版ドキュメント(2011/10/28 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

MPLS RSVP TE の設定

MPLS RSVP TE の概要

概要

RSVP コア機能

RSVP TE(RFC 3209、5151)

RSVP TE の明示ルーティング(Strict、Loose)

RSVP hello

RSVP 高速リルート

リフレッシュ削減

信頼性の高いメッセージ

メッセージ認証

RSVP バンドル メッセージ

Graceful Restart

MPLS TE および RSVP グレースフル リスタートの概要

MPLS TE および RSVP グレースフル リスタートの利点

MPLS RSVP TE グレースフル リスタートの設定

RSVP 無停止ルーティング

Hello State Timer

MPLS RSVP TE のライセンス要件

MPLS RSVP TE の前提条件

MPLS RSVP TE に関する注意事項と制限事項

MPLS RSVP TE のデフォルト設定

MPLS RSVP TE の設定

RSVP メッセージ認証の設定

MPLS RSVP TE の hello の設定

MPLS RSVP TE のその他の設定

MPLS RSVP TE の設定の確認

MPLS RSVP TE の確認例

例:RSVP の確認

例:RSVP ネイバーの確認

例:RSVP 予約の確認

例:RSVP の送信元の確認

例:RSVP セッションの確認

例:RSVP シグナリング レート制限の確認

例:RSVP シグナリング リフレッシュ間隔の確認

例:RSVP シグナリング リフレッシュ ミスの確認

例:RSVP シグナリング リフレッシュ削減の確認

例:RSVP カウンタの確認

例:すべての RSVP カウンタの確認

例:ティアダウン用の RSVP カウンタの確認

例:RSVP カウンタ認証の確認

例:RSVP FRR の確認

例:RSVP hello クライアント LSP の確認

例:RSVP hello グレースフル リスタートの確認

例:RSVP hello インスタンスの確認

例:RSVP インターフェイスの確認

MPLS RSVP TE の追加情報

関連資料

MIB

RFC

MPLS RSVP TE の機能履歴

MPLS RSVP TE の設定

この章では、Cisco NX-OS デバイスで Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)Resource Reservation Protocol(RSVP)Traffic Engineering(TE; トラフィック エンジニアリング)を設定する方法について説明します。

この章では、次の内容について説明します。

「MPLS RSVP TE の概要」(P.19-1)

「MPLS RSVP TE のライセンス要件」(P.19-12)

「MPLS RSVP TE の前提条件」(P.19-13)

「MPLS RSVP TE に関する注意事項と制限事項」(P.19-13)

「MPLS RSVP TE のデフォルト設定」(P.19-13)

「MPLS RSVP TE の設定」(P.19-13)

「MPLS RSVP TE の設定の確認」(P.19-19)

「MPLS RSVP TE の確認例」

「MPLS RSVP TE の追加情報」(P.19-27)

「MPLS RSVP TE の機能履歴」(P.19-28)

MPLS RSVP TE の概要

RSVP は、IP ユニキャスト フローやユニキャスト フローなどのリソースを予約し、アプリケーションための Quality Of Service(QoS)パラメータを要求するシグナリング プロトコルです。このプロトコルは MPLS RSVP TE で拡張され、MPLS ネットワークの TE で使用可能な Label Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)を RSVP で設定できるようになっています。

図 19-1 に、RSVP がルータ R1 からルータ R4 を通じて LSP を設定し、MPLS 環境の TE で使用する方法を示します。

図 19-1 MPLS LSP を設定するために RSVP を使用する例

LSP の設定は、ヘッドエンド ルータ R1 上の TE アプリケーションによって実行され、LSP のテールエンド ルータ(R4)、トンネル識別子、および一般に R1 のローカル アドレスである拡張トンネル識別子を指定するセッションとして識別されます。

ヘッドエンド RSVP コンポーネントは、R4 宛の PATH メッセージをシグナリングします。PATH メッセージには、パスを設定しようとしている送信元を識別するポリシー リンクアドミッション制御情報と、パスで必要なリソースを定義したフロー指定を含めることができます。

パスに沿った各ホップは PATH メッセージを調べ、ポリシー制御情報を確認し、セッションに関連付けられているパス状態を保存し、送信元が指定した要求されたリソースを確保します。テールエンド ルータに達すると、ホップごとの予約RESV)メッセージが、R4 から R1 に向けて、PATH メッセージと逆の方向に送信されます。

テールエンドを含む各ノードで、セッション状態が更新され、確保されたリソースがセッション用に予約され、前のホップで使用するための MPLS ラベルが割り当てられます。RESV がヘッドエンド ルータに達すると、セッションの LSP 設定が完了します。

各ルータの予約状態はソフト状態と見なされます。つまり、状態を維持するためには、各ホップで定期的な PATH メッセージと RESV メッセージを送信する必要があります。いずれかのホップでセッションの確立または維持に失敗した場合、RSVP はパスに沿ってエラーを伝え、既存の予約を破棄するためのメッセージを送信します。

概要

RSVP は、MPLS TE 機能をサポートするために TE とやりとりします。

TE プロセスには次の機能が含まれています。

ヘッドエンドとテールエンドでの TE トンネルの確立と管理に関係するエンドポイント制御。

TE LSP のリソース認識型のルーティングを行い MPLS ラベルをプログラムするためのリンク リソースを管理するリンク管理。

保護が必要な LSP を管理し、これらの LSP にバックアップ トンネル情報を割り当てる Fast Reroute(FRR; 高速リルート)。


) TE と RSVP の間のやりとりでは、エンドポイント制御、リンク管理、FRR 機能が TE の中に存在することが前提になっています。


RSVP コア機能

RSVP コア機能では、IP ユニキャスト フローおよびマルチキャスト フローのためのリソース予約を設定するために必要な RSVP メッセージとオブジェクトが指定されています。

主要な RSVP メッセージは PATH メッセージと RESV メッセージです。送信元は、ソースから受信先に PATH メッセージを送信して、データ フローの予約要件を指定します。受信先は送信元に RESV メッセージを送信し、フロー用のリソースを予約します。主なオブジェクトは、宛先アドレス、IP プロトコル ID、宛先ポートでデータ フローを識別する Session オブジェクトです。その他の重要なオブジェクトとしては、Sender-Template と Sender-Tspec(スイッチは、これを使用して PATH メッセージ中の送信元とトラフィック指定に資格を与えます)、Filter-Spec、FlowSpec、および Style(スイッチは、RESV メッセージ中でこれを使用して、フローをさらに分類し、そのリソース要件を指定し、予約スタイルを指定します)があります。PATH メッセージおよび RESV メッセージとそのオブジェクトを通じて {225.1.1.1, UDP, 1001} データ フローのリソース予約する例を、図 19-2 に示します。この図には、Time-Val および RSVP-Hop オブジェクトも示されています。これは、PATH メッセージ中の PATH リフレッシュおよび以前のホップと、RESV メッセージ中の RESV リフレッシュおよびネクスト ホップを追跡します。

図 19-2 PATH および RESV メッセージによる RSVP 予約

 

PATH および RESV メッセージに加えて、RSVP ではサポート メッセージも指定されています。これには、PATH-ERROR、RESV-ERROR、PATH-TEAR、RESV-TEAR、および RESV-CONFIRM の各メッセージが含まれており、エラー状態の処理、既存の予約の破棄、既存の予約の設定の確認のために使用されます。その他のメッセージ オブジェクトとしては、RSVP メッセージに整合性保護機能を提供する Integrity オブジェクト、送信元と受信先の資格情報を識別する Policy-Data オブジェクト、RESV を送信する送信元の明示的なリストが格納される Scope オブジェクト、エラー情報を提供する Error-Spec オブジェクト、確認メッセージ中の関心がある受信先を識別する Resv-Confirm オブジェクト、フロー アドバタイズメント情報を伝送する Adspec オブジェクトがあります。

RSVP TE(RFC 3209、5151)

RSVP TE は RSVP コア プロトコルの上に構築され、新しいオブジェクトが定義され、LSP の確立のために PATH オブジェクトと RESV オブジェクトで使用されている既存のオブジェクトが変更されています。RSVP TE の基の Session 構文は 3 つで構成される {トンネル リモート アドレス、トンネル ID、拡張トンネル ID} に基づいています。Sender Template オブジェクトには {IPv4 トンネル送信者アドレス、LSP-ID} が含まれています。PATH メッセージは拡張され、RESV でラベルが割り当てられる Label-Request Object(LRO; Label-Request オブジェクト)、セッションの追加要件を提供するために使用する Session-Attribute オブジェクト、PATH メッセージによって通過するデータ パスを指定する Explicit-Route Object(ERO; Explicit-Route オブジェクト)が追加されています。これは、IP ルーティングとは独立している場合があります。RESV メッセージは変更され、MPLS ラベルが格納された Label オブジェクトと、RESV メッセージがたどったパスを記録するための Record-Route Object(RRO; Record-Route オブジェクト)が追加されています。Flowspec オブジェクトも、LSP 上で予約を設定するように変更されました。

RSVP TE で説明した手順を使用した LSP パス設定の例を、図 19-3 に示します。この図は、ルータ R1 からルータ R9 に送信される、ERO オブジェクト R1-R2-R6-R7-R4-R9 が含まれている PATH メッセージを示しています。PATH メッセージには、LRO オブジェクトが含まれています。RESV メッセージは、Label オブジェクトを通じて、PATH メッセージと逆の方向に割り当てられたラベルを示します。LSP の設定は、ルータ上の TE プロセスによって実行されます。

図 19-3 RSVP TE を使用した MPLS LSP の設定

 

RSVP TE パス再最適化では、既存の LSP を破棄する前に、LSP を新しいデータ パスに再ルーティングする必要があります。これは、make-before-break と呼ばれます。図 19-4 に示すパスの再最適化は、セッション ID が同じで送信者テンプレートが異なる 2 個の PATH メッセージをスイッチが送信した場合に実現されます。受信先がこの PATH メッセージを受信すると、make-before-break が進行中であることを認識し、RESV を送信して、共有の明示的な予約 Style オブジェクトを使用してリソースを予約します。これにより、元のパスが破棄される前に 2 つのパスのリソース要件を共有できます。

図 19-4 RSVP を使用した TE パスの再最適化

 

RSVP TE の明示ルーティング(Strict、Loose)

RSVP TE の明示ルートは、ネットワーク トポロジ内の、抽象ノードとして指定可能な特別なパスです。これは、ERO 内の IP プレフィクスのシーケンスか、自律システムのシーケンスです。明示パスは、管理上指定するか、Constrained Shortest Path First(CSPF)などのアルゴリズムを使用して自動的に計算できます。

ERO で指定された明示パスは Strict パスまたは Loose パスです。

Strict パスとは、あるネットワーク ノードと、ERO 内でその前にあるノードが、隣接し直接接続されている必要があることを意味します。

Loose ホップとは、ERO で指定されたネットワーク ノードがパス内にある必要があるものの、その前のノードと直接接続されている必要がないことを意味します。ERO の処理中に Loose ホップに遭遇した場合、Loose ホップを処理するノードは、パスに沿った、それ自身から ERO 内の次のノードまで、1 つ以上のノードを使用して ERO を更新できます。Loose パスの利点は、ERO を作成するときに、パス全体を指定したり、パス全体がわかっている必要がないということです。Loose パスの欠点は、下位のルーティング プロトコルでの一時的な状態中に転送ループが発生する可能性があることです。

RSVP hello

ネイバーとの通信障害を監視するために、RSVP hello 機能が RFC 3209 に導入されました。hello メッセージには、Hello-Request オブジェクトまたは Hello-Ack オブジェクトが含まれています。hello メッセージは定期的かつ単方向であり、各ネイバーは、そのネイバーとは独立した周期で Hello-Request を送信できるようになっています。Hello-Request に対する応答として Hello-Ack を送信する必要があります。Hello-Request には、ソースインスタンスが含まれており、Hello-Ack 中でネイバーによってエコーされます。Hello-Request には、宛先インスタンスも含まれており、Hello-Ack でネイバーによって使用される宛先インスタンス値をエコーします。インスタンス値はセッションの間固定であり、通信が切れたときは変更する必要があります。これにより、ルータは、hello タイムアウトとは別に、ネイバーとの通信障害を認識できます。

RSVP 高速リルート

ルータのリンクまたはネイバー ノードに障害が発生すると、インターフェイス停止通知を受信することでルータはこの障害を検出します。インターフェイスが停止したことをルータが認識すると、ルータはそのインターフェイスを出る LPS を、それぞれのバックアップ トンネルに切り替えます(バックアップ トンネルがある場合)。

RSVP は、TE LSP のローカルな修復のために、LSP ベースのバックアップ トンネルを確立します。RSVP はファシリティ バックアップ方式を使用します。この方式では、PLR が、複数の LSP を保護するために使用できる 1 つ以上のバイパス トンネルを作成します。

Fast-Reroute オブジェクトは PATH メッセージ中で使用され、ファシリティバックアップとして使用されるバックアップ方式を示すフラグが格納されています。Fast-Reroute オブジェクトは設定および保持優先度を指定します。これは、バックアップ パスの選択で使用する一連の属性フィルタおよび帯域幅要件に含まれています。

Session-Attribute オブジェクトは、PATH メッセージ中で、LSP でローカルな保護が望ましいことをシグナリングし、ルート記録を行うときにラベルの記録を義務付け、LSP 上でノードまたは帯域幅の保護が望ましいことを明示的に指定し、出力ノードによる予約の共有明示スタイルの使用を指定します。

RRO オブジェクトは、RESV メッセージの中で、LSP 上でのローカル保護の使用可否や使用と、帯域幅およびノード保護がその LSP で使用できるかどうかを報告します。

FRR 要件のシグナリングは、TE トンネルのヘッドエンドで開始されます。パスに沿った PLR は、PLR でのバックアップ トンネルの使用可否に基づき、FRR 要件に従って動作し、バックアップ トンネル選択情報をヘッドエンドにシグナリングします。FRR イベントがトリガーされると、PLR はバックアップ トンネルを通じて Merge Point(MP; 結合ポイント)に PATH メッセージを送信します。結合ポイントでは、バックアップ トンネルが元の LSP に再結合します。また、MP は、PLR により PATH メッセージに含められた RSVP-Hop オブジェクトを使用して、RESV メッセージを PLR に送信します。この処理により、元の LSP が MP によって破棄されるのを防ぐことができます。また、PLR は、LSP に沿った障害と、その LSP で FRR がアクティブに使用中であることを通知するため、PATH-ERROR メッセージを使用してトンネル ヘッドエンドにシグナリングを行います。この情報は、ヘッドエンドにより、make-before-break 手法を通じて、TE トンネル用の新しい LSP をシグナリングし、新しい LSP を設定したあとで障害になった既存のパスを破棄するために使用されます。

FRR リンク障害は、リンクで設定されているインターフェイスの状態を監視するか、Bidirectional Forwarding Detection(BFD; 双方向フォワーディング検出)を使用してネイバーの稼動状態を知ることで検出できます。

リフレッシュ削減

RSVP では、LSP シグナリングの中で設定されるパスと予約状態を、PATH リフレッシュ メッセージおよび RESV リフレッシュ メッセージを定期的に送信することで更新する必要があります。リフレッシュ メッセージは、RSVP ネイバーの間で状態を同期させ、失われた RSVP メッセージから復旧するために使用されます。ただし、定期的な更新シグナリングにより、リフレッシュ間隔によっては、拡張性の問題が発生したり、信頼性と遅延の問題が発生することがあります。

RSVP メッセージの共通ヘッダー中の refresh-reduction-capable-bit は、リフレッシュ削減機能のサポートを示すためにノードによって設定されます。Message-ID 拡張では、Message-ID オブジェクト、Message-ID-Ack オブジェクト、Message-ID-Nack オブジェクトの 3 つの新しいオブジェクトが定義されています。Message-ID オブジェクトには、送信元が選択した後が格納されます。これを送信先の IP アドレスと組み合わせることで、特定の RSVP メッセージとそれが表す状態が識別されます。

信頼性の高いメッセージ

信頼性の高い RSVP メッセージ交換をサポートするために、送信元は Message-ID オブジェクトを RSVP メッセージに含め、Message-ID オブジェクト中の Ack-Desired フラグを設定して、ネイバーからの明示的な確認応答を必要としていることを示します。送信元は、再送上限に達するまで、確認済みでないメッセージを標準的なリフレッシュ間隔よりも高い頻度で送信します。Message-ID-Ack オブジェクトは、受信先により、メッセージの受信を確認応答するために使用されます。オブジェクトは明示的な Ack メッセージ中で受信先に送信したり、別の RSVP メッセージを受信先に送信する準備ができている場合は、そのメッセージと組み合わせることができます。

PATH および RESV リフレッシュ メッセージの量を減らすために、RSVP-Refresh-Red では、RSVP ネイバー間で送信できるサマリー リフレッシュ(Srefresh)メッセージが定義されています。Srefresh メッセージには、元々 PATH および RESV 状態を確立した PATH メッセージと RESV メッセージに対応する Message-ID オブジェクトのリストを伝送するサマリー リフレッシュ拡張が含まれています。Srefresh メッセージを受信した RSVP ノードは、リストに含まれる各 Message-ID オブジェクトをインストール済みの PATH および RESV 状態と照合し、通常の RSVP リフレッシュ メッセージ受信したかのように状態を更新します。一致する状態が見つからない場合、Message-ID-Nack オブジェクトが含まれる Ack メッセージまたは組み合わされた Ack メッセージを通じて Srefresh の送信元に通知されます。

メッセージ認証

RSVP では、RSVP メッセージの整合性をホップごとに保護するアドミッション制御機能の制御下で、特定のユーザがネットワーク リソースに優先的にアクセスできます。そのためには、RSVP メッセージの Integrity オブジェクト内で、共有秘密認証キー、シーケンス番号、キー付きハッシュ アルゴリズムを使用して作成した、メッセージの認証ダイジェストを転送します。このプロセスにより、メッセージの受信先は、再生を認識し、リプレイ アタックを防ぐことができます。この方式では、RSVP Integrity Challenge と、Challenge オブジェクトが格納された応答メッセージを使用して、送信元と受信先の間で使用するシーケンス番号を初期化します。このプロジェクトでサポートされているキー付きハッシュ アルゴリズムは、HMAC-MD5 と HMAC-SHA1 です。


) 認証が正しく動作するためには、2 台の接続されたスイッチで認証が設定されている必要があります。また、認証された交換に参加するスイッチの間で、キーチェーン(キー ID またはキー文字列)の設定が同期されている必要があります。


ネイバーを認証するには authentication [neighbor address IP-address] key-chain key-chain-name コマンドを使用します。


) authentication コマンドを有効にするには、その前にキーチェーン パラメータを設定する必要があります。


switch# configure terminal
switch(config)# key chain key1
switch(config-keychain)# key 4660
switch(config-keychain-key)# key-string qwertyui
===============Now configuring Auth for RSVP===========
switch(config)# ip rsvp
switch(config-ip-rsvp)# authentication key key1
switch(config-ip-rsvp)#
 
switch(config)# ip rsvp
switch(config-ip-rsvp)# authentication key-chain key1
 
switch(config)# feature mpls traffic-engineering
switch(config)# interface eth 2/1
switch(config-if)# ip rsvp authentication lifetime 20:30:30
 
 
[no] authentication [neighbor address <IP-address>] key-chain <key-chain-name>
[no] authentication [neighbor address <IP-address>] type {md5 | sha-1}
[no] authentication [neighbor address <IP-address>] lifetime <hh:mm:ss>
[no] authentication [neighbor address <IP-address>] window-size <value>
[no] authentication [neighbor address <IP-address>] challenge
 
[no] ip rsvp authentication key-chain <key-chain-name>
[no] ip rsvp authentication type {md5 | sha-1}
[no] ip rsvp authentication lifetime <hh:mm:ss>
[no] ip rsvp authentication window-size <value>
 

これらのコマンドは完全に独立しており、必要な認証の種類に依存します。たとえば、RSVP の認証をグローバルに設定する場合、次のコマンドを使用します。


) オプションの neighbor address キーワードと引数は存在しません。


switch(config)# ip rsvp
switch(config-ip-rsvp)# authentication key-chain key-chain-name
switch(config-ip-rsvp)# authentication type {md5 | sha-1}
switch(config-ip-rsvp)# authentication lifetime <hh:mm:ss>
switch(config-ip-rsvp)# authentication window-size <value>
switch(config-ip-rsvp)# authentication challenge
 
 
[no] authentication key-chain <key-chain-name>
[no] authentication type {md5 | sha-1}
[no] authentication lifetime <hh:mm:ss>
[no] authentication window-size <value>
[no] authentication challenge
 

インターフェイスごとの認証が必要な場合、つまり、インターフェイスの反対側のすべての RSVP ネイバーを認証する場合、次のコマンドを使用します。

[no] ip rsvp authentication key-chain <key-chain-name>
[no] ip rsvp authentication type {md5 | sha-1}
[no] ip rsvp authentication lifetime <hh:mm:ss>
[no] ip rsvp authentication window-size <value>
 

一部の特定のネイバーのみで認証が必要な場合は、次のコマンドを使用します。


) この場合は、neighbor キーワードと引数の指定は任意ではありません。


switch(config)# ip rsvp
switch(config-ip-rsvp)# authentication neighbor address <IP-address> key-chain <key-chain-name>
switch(config-ip-rsvp)# authentication neighbor address <IP-address> type {md5 | sha-1}
switch(config-ip-rsvp)# authentication neighbor address <IP-address> lifetime <hh:mm:ss>
switch(config-ip-rsvp)# authentication neighbor address <IP-address> window-size <value>
switch(config-ip-rsvp)# authentication neighbor address <IP-address> challenge
 
 
[no] authentication neighbor address <IP-address> key-chain <key-chain-name>
[no] authentication neighbor address <IP-address> type {md5 | sha-1}
[no] authentication neighbor address <IP-address> lifetime <hh:mm:ss>
[no] authentication neighbor address <IP-address> window-size <value>
[no] authentication neighbor address <IP-address> challenge
 

このコマンドが正しく設定されたことを確認するには、show ip rsvp authentication コマンドを使用します。

RSVP バンドル メッセージ

RSVP バンドル メッセージは、バンドル ヘッダーと、そのあとに続く可変の数の標準的な RSVP メッセージで構成されます。バンドル メッセージは、複数の RSVP メッセージを 1 つの PDU に集約しますが、バンドルをサポートする RSVP ネイバーのみに送信できます。RSVP メッセージの最大サイズは 1 IP データグラムです。

switch(config-ip-rsvp)# signalling refresh reduction bundle-max-size

Graceful Restart

RSVP Graceful Restart(GR; グレースフル リスタート)は、RSVP hello の使用に基づいており、新しいオブジェクトが追加されています。たとえば、Restart-Capability オブジェクトが Hello メッセージに追加され、Recovery-Label オブジェクトが PATH メッセージの一部を構成する送信元テンプレートに追加されています。RSVP グレースフル リスタートの手順では、新しいメッセージも追加されています。たとえば、再開を支援するために RECOVERY PATH メッセージが追加されました。

RSVP GR 機能を表す例を図 19-5 に示します。この図は、R1 と R3 の間の TE トンネルを示しており、RSVP hello がルータ R1 と R2、および R2 と R3 の間でそれぞれ交換されています。Hello メッセージには、メッセージを送信したルータの再起動時間と回復期間を定義する Restart-Capability オブジェクトが含まれています。ルータ R2 が再起動されると、ネイバー ルータ R1 と R3 は、Hello-Ack オブジェクトが格納された Hello メッセージを R2 から 4 回受信しなかった場合に障害を検出します。これらのルータは、R2 によりその Restart-Capability オブジェクトで指定された再起動時間に基づいて再起動タイマーを開始します。R2 がこの再起動期間内に再起動しない場合、R1 と R3 は R1 と R4 の間の既存の TE LSP を破棄します。

図 19-5 RSVP グレースフル リスタートの例

 

R2 は、再起動期間内に再起動した場合、Hello メッセージを R1 と R3 に送信します。R1 と R3 は、Hello 内のソースインスタンスを、障害前に R2 で使用していた値と照合して確認します。

値が変化していない場合、R1 と R3 は R2 の障害を制御チャネルの障害に関連付け、サマリー リフレッシュ メッセージを R2 に送信して状態を更新します。値が変化している場合、R1 と R3 は R2 が再起動したと見なし、R2 によりその HELLO Restart-Capability オブジェクトで送信された回復期間を確認します。

回復期間が 0 に設定されている場合、R1 と R3 は R2 がその転送状態を維持できなかったものと見なします。0 でない場合は、R2 が指定した値が R2 の回復期間と見なされます。回復期間内に、R1 は R2 に PATH メッセージを送信します。このメッセージには、以前 R2 が R1 に送信したラベルが格納された Recovery-Label オブジェクトが含まれています。このプロセスにより、R2 は、R1 に渡したラベルを復元し、LSP の対応する出力ラベルとインターフェイス(たとえば TE から)を回復できます。R2 は対応する PATH メッセージを、Suggested-Label オブジェクトとともに R3 に送信します。R3 は、PATH メッセージを受信すると、RESV を R2 に送信します。

ダウンストリーム ルータ R3 が、Suggested-Label オブジェクトのラベルと一致しないラベルを渡した場合、R2 はこのラベルを使用するように自身を再設定するか、RESV エラーを生成する必要があります。R2 は、ダウンストリーム ルータが RESV メッセージ中で R2 にラベルを渡すまで、Suggested-Label オブジェクト中のラベルを使用してデータをアップストリームに送信してはなりません。

MPLS TE および RSVP グレースフル リスタートの概要

RSVP グレースフル リスタートを使用すると、ネットワークのノード障害発生後、TE RSVP-enabled ノードを正常に回復できます。つまり、障害発生後の RSVP ステートが、可能なかぎり短時間で復元されます。ノード障害はネットワーク内の他のノードに完全にトランスペアレントになります。

RSVP グレースフル リスタートでは、ラベル値もフォワーディング情報も保持されます。また、サードパーティ製ルータ、Cisco ルータともシームレスに機能します。

RSVP グレースフル リスタートは、RSVP Hello メッセージを利用して、ネイバーのダウンを検出します。Hello メッセージには、2 つのネイバー間の Hello Request オブジェクトまたは Hello Acknowledgment(ACK)オブジェクトが含まれます。図 19-6 に示すように、こうしたメッセージに RSVP グレースフル リスタート拡張を持たせることにより、Hello Restart_Cap と呼ばれるオブジェクトが追加されます。このオブジェクトは、障害が発生しても再接続できる可能性がノードにあることをネイバーに伝える働きをします。

図 19-6 RSVP グレースフル リスタートの動作

 

Hello Restart_Cap オブジェクトには 2 つの値があります。1 つは再起動期間です。これは、障害発生後に送信側が RSVP_TE コンポーネントを再起動して Hello メッセージを交換するための時間です。もう 1 つは回復期間です。これは、RSVP データベースと MPLS データベースとの同期化を受信側に実行してもらうための時間として送信側が要求する時間のことです。

図 19-6 では、RSVP グレースフル リスタート ヘルプ ネイバー サポートがルータ 1 および 3 でイネーブルになっています。そのため、障害発生後にネイバーの回復を支援することができます。しかし自己回復は実行できません。ルータ 2 は、SSO ヘルプ サポートがイネーブルになっています。つまり、障害発生後の自己回復が可能であり、ネイバーの回復を支援することも可能です。ルータ 2 には RP が 2 つあります。1 つは、アクティブ RP です。もう 1 つは、スタンバイ RP(バックアップ RP)です。TE LSP がルータ 1 からルータ 4 へシグナリングされます。

ルータ 2 はチェックポインティングを実行します。チェックポインティングというのは、アクティブ RP からスタンバイ RP へステート情報をコピーすることにより、スタンバイ RP における情報を最新の情報にすることを言います。アクティブ RP に障害が発生した場合は、スタンバイ RP が処理を引き継ぎます。

ルータ 2 とルータ 3 との間では、10,000 ミリ秒(10 秒)ごとに定期的にグレースフル リスタート Hello メッセージが交換されます。ルータ 2 とルータ 1 との間、ルータ 3 とルータ 4 との間でも同様です。次の例に示すように、ルータ 2 がその再起動期間を 60,000 ミリ秒(60 秒)、その回復期間を 60,000 ミリ秒(60 秒)としてアドバタイズするとします。

 

送信元の側からのデバッグは次のとおりです。

 
2011 Mar 15 11:47:46.200375 rsvp: [3016] HELLO-MSG: RSVP-HELLO: Sending msg_type [1=Req, 2=Ack] 1 from 10.1.1.1 to 10.1.1.2
 

受信先のデバッグは次のとおりです。

 
2011 Mar 15 11:48:26.012252 rsvp: [2967] HELLO-MSG: Received HELLO msg with object length 24 on i/f 10.21.1.2
2011 Mar 15 11:48:26.012344 rsvp: [2967] HELLO-MSG: RSVP-HELLO: Received HELLO REQUEST message from 10.1.1.2
2011 Mar 15 11:48:26.012371 rsvp: [2967] HELLO-MSG: Received message with dst_address (10.1.1.3) matching router ID
2011 Mar 15 11:48:26.012393 rsvp: [2967] HELLO-MSG: RSVP-HELLO: rsvp_hello_process_incoming_gr_message: restart_time 30000 recovery_time 120000
2011 Mar 15 11:48:26.012432 rsvp: [2967] HELLO-MSG: Rcvd:Nbr 10.1.1.2 old_src_inst 845400891 new_src_inst 845400891, hc_event 0 hi_nbr_hello_state 1 hello_dst_inst 215306973, hi_my_src_inst 215306973
 
 
23:33:36: Outgoing Hello:
23:33:36: version:1 flags:0000 cksum:883C ttl:255 reserved:0 length:32
23:33:36: HELLO type HELLO REQUEST length 12:
23:33:36: Src_Instance: 0x6EDA8BD7, Dst_Instance: 0x00000000
23:33:36: RESTART_CAP type 1 length 12:
23:33:36: Restart_Time: 0x0000EA60, Recovery_Time: 0x0000EA60
 

この情報は、ルータ 3 によってデータベースに記録されます。また、両方のネイバーで、ネイバー ステータスが UP に保たれます。しかし、ルータ 3 のコントロール プレーンには、ある時点で障害が発生します(プライマリ RP の障害など)。その結果、RSVP と TE のシグナリング情報およびステートは失われます。一方、ラインカードによってデータ パケットの転送が続行されます。

ルータ 3 は、ルータ 2 との通信が失われたことを宣言すると、再起動期間を開始し、ルータ 2 の再起動期間として前に記録された期間(60 秒)にアドバタイズされる期間だけ待機します。ルータ 1 とルータ 2 は、Hello を除く、ルータ 3 へのすべての RSVP メッセージを抑制します。ルータ 3 は、RSVP PATH メッセージおよび RESV リフレッシュ メッセージをルータ 4 および 5 に送信し続けるため、ルータ 4 および 5 では LSP のステートが期限切れにはなりません。しかし、ルータ 1 および 3 は、ルータ 2 に対してこれらのメッセージを抑制します。

ルータ 1 および 3 は、ルータ 2 から Hello メッセージを受信すると、ルータ 1 および 3 は、メッセージに含まれている回復期間値を確認します。回復期間が 0 の場合、ルータ 3 は、ルータ 2 がそのフォワーディング情報を保持できなかったと認識し、ルータ 1 および 3 はルータ 2 に関連する RSVP ステートを削除します。

回復期間が 0 より大きい場合、ルータ 1 は、以前にルータ 2 経由で送信した LSP ごとに、ルータ 2 に PATH メッセージを送信します。これらのメッセージは、以前にサマリー メッセージ内でリフレッシュされていなければ、回復期間中に個別に送信されます。こうした PATH メッセージのそれぞれには、障害発生前にルータ 2 から受信されたラベル値を含んだ Recovery_Label オブジェクトが含まれます。

ルータ 3 は、ルータ 2 から PATH メッセージを受信すると、RESV メッセージをアップストリームに送信します。ただし、ルータ 3 は、PATH メッセージを受信するまで RESV メッセージを抑制します。ルータ 2 は、RESV メッセージを受信すると、RSVP ステートをインストールし、LSP のフォワーディング エントリのプログラムを変更します。

MPLS TE および RSVP グレースフル リスタートの利点

ステート情報の回復:RSVP グレースフル リスタートを使用すると、RP 障害が発生しているときまたはデバイスに SSO が発生したときに、ノードの自己回復の実行や、ネイバーがステート情報を回復するときにノードが支援することが可能になります。

セッション情報の回復:RSVP グレースフル リスタートを使用すると、ネットワークの最小限の停止でセッション情報を回復できます。

ネットワーク サービスの可用性の向上:ノードはグレースフル リスタートを実行し、ラベルのバインド情報と状態情報を保持することで、自身またはネイバーがその状態を回復できます。これにより、障害になったノードが迅速に回復でき、現在転送中のトラフィックに影響を与えることがありません。

MPLS RSVP TE グレースフル リスタートの設定

ローカル RSVP ルータによって RSVP GR hello が送信される間隔を変更するには、すべてのネイバーに適用されるグローバル コマンド signalling hello graceful-restart refresh interval を使用します。Cisco NX-OS ソフトウェアではグレースフル リスタートがデフォルトで有効になっており、hello 間隔のデフォルト値は 10 秒です。

switch(config-ip-rsvp)# signalling hello graceful-restart
switch(config-ip-rsvp)# signalling hello graceful-restart refresh interval
switch(config-ip-rsvp)# signalling hello graceful-restart refresh misses
switch(config-ip-rsvp)# signalling hello graceful-restart send restart-time
switch(config-ip-rsvp)# signalling hello graceful-restart send recovery-time
switch(config-ip-rsvp)# signalling hello reroute
 
switch(config-if)# ip rsvp signalling hello reroute
switch(config-if)# ip rsvp signalling hello reroute state-timeout refresh interval time
switch(config-if)# ip rsvp signalling hello reroute state-timeout refresh misses
 
switch(config-ip-rsvp)# signalling initial-retransmit-delay
switch(config-ip-rsvp)# signalling refresh interval
switch(config-ip-rsvp)# signalling refresh misses
switch(config-ip-rsvp)# signalling refresh reduction
switch(config-ip-rsvp)# signalling refresh reduction ack-delay
switch(config-ip-rsvp)# signalling refresh reduction bundle-max-size
switch(config-ip-rsvp)# signalling patherr state-removal
switch(config-ip-rsvp)# signalling rate-limit
 

このコマンドが正しく設定されていることを確認するには、show ip rsvp graceful-restart コマンドを使用します。

RSVP 無停止ルーティング

RSVP Nonstop Routing(NSR; 無停止ルーティング)機能は、NX-OS に、ステートフル High Availability(HA; ハイ アベイラビリティ)機能を提供します。RSVP NSR では、次の 2 つの形のサービスレベル HA がサポートされています。

再起動性:アプリケーションがクラッシュまたはハングした場合、同じスーパーバイザ上でシステム管理者が再起動できます。

スイッチオーバー:アクティブなスーパーバイザ上のカーネルが障害になった場合、アクティブなロールをスタンバイ スーパーバイザにスイッチオーバーできます。

Hello State Timer

Hello State Timer(HST)は、RSVP Hello を使用してネイバーの障害を検出することで、非 FRR インターフェイス上の保護されていない LSP または FRR インターフェイス上のバックアップのない LSP を破棄する機能を提供します。HST では、スイッチが、保護された LSP が動作していないネイバーとの hello 通信を維持することが必要です。ネイバーとの hello 通信が失われた場合、HSP は障害になったルータのアップストリームになっているルータ上で PATH ERROR を開始し、障害になったルータのダウンストリームになっているネイバー(両方のエンドに対するインスタンスが動作しているルータ)で PATH TEARDOWN を開始します。HST の主な利点は、LSP の障害を検出し、関連する LSP を破棄し、IGP よりも迅速に必要な帯域幅を解放できることです。

MPLS RSVP TE のライセンス要件

次の表に、この機能のライセンス要件を示します。

 

製品
ライセンス要件

Cisco NX-OS

MPLS RSVP TE では MPLS ライセンスが必要です。Cisco NX-OS ライセンス方式の詳細と、ライセンスの取得および適用の方法については、『 Cisco NX-OS Licensing Guide 』を参照してください。

MPLS RSVP TE の前提条件

MPLS RSVP TE には次の前提条件があります。

ネットワークがマルチプロトコル ラベル スイッチング(MPLS)をサポートしている必要があります。

MPLS RSVP TE に関する注意事項と制限事項

MPLS RSVP TE には、次の注意事項と制限事項があります。

MPLS TE 機能がイネーブルになっている必要があります。

MPLS RSVP TE のデフォルト設定

表 19-1 に、MPLS RSVP TE のデフォルト設定を示します。

 

表 19-1 MPLS RSVP TE のデフォルト設定

パラメータ
デフォルト

MPLS RSVP TE 機能

Enabled

MPLS RSVP TE の設定

ここでは、次の内容について説明します。

「RSVP メッセージ認証の設定」(P.19-13)

「MPLS RSVP TE の hello の設定」(P.19-15)

「MPLS RSVP TE のその他の設定」(P.19-17)

RSVP メッセージ認証の設定

MPLS RSVP TE のメッセージ認証を設定できます。

前提条件

MPLS TE 機能がイネーブルになっている必要があります(「MPLS TE のイネーブル化」を参照)。

適切な VDC であることを確認します(または、 switchto vdc コマンドを使用します)。

手順の概要

1. configure terminal

2. key chain key-chain-name

3. key key-identifier-number

4. key-string

5. exit

6. exit

7. ip rsvp

8. authentication [neighbor address IP-address] key-chain key-chain-name

9. authentication [neighbor address IP-address] type {md5 | sha-1}

10. authentication [neighbor address IP-address] lifetime hh:mm:ss

11. authentication [neighbor address IP-address] window-size value

12. authentication [neighbor address IP-address] challenge

13. exit

14. exit

手順の詳細

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

例:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

key chain key-chain-name

 

例:

switch(config)# key chain key1

switch(config-keychain)#

キーチェーン管理コンフィギュレーション モードを開始し、設定するキー チェーンの名前を割り当てます。キーチェーン名の最大サイズは、英数字で 63 文字です。

ステップ 3

key key-identifier-number

 

例:

switch(config-keychain)# key 4660

switch(config-keychain-key)#

キーチェーン コンフィギュレーション ID を入力し、キーチェーン文字列コンフィギュレーション モードを開始します。キーチェーン ID 番号の範囲は 0 ~ 65535 です。

ステップ 4

key-string

 

例:

switch(config-keychain-key)# key-string qwertyui

キーチェーン コンフィギュレーション ID のキーチェーン文字列を入力します。

ステップ 5

exit

 

例:

switch(config-keychain-key)# exit

switch(config-keychain)#

キーチェーン文字列割り当てモードを終了し、キーチェーン コンフィギュレーション ID モードに戻ります。

ステップ 6

exit

 

例:

switch(config-keychain)# exit

switch(config)#

キーチェーン コンフィギュレーション ID モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 7

ip rsvp

 

例:

switch(config)# ip rsvp

switch(config-ip-rsvp)#

RSVP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 8

authentication [neighbor address IP-address] key-chain key-chain-name
 
例:
switch(config-ip-rsvp)# authentication neighbor address 10.0.0.2 key-chain key1

ネイバーまたはグローバルに対して RSVP 暗号化認証をアクティブにします。キーチェーン情報は個別のコマンドで指定します。グローバル認証をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。

ステップ 9

authentication [neighbor address IP-address] type {md5 | sha-1}
 
例:
switch(config-ip-rsvp)# authentication neighbor address 10.0.0.2 type sha-1

ネイバーまたはグローバルについて、暗号化署名メッセージを生成するために使用するアルゴリズムを指定します。デフォルトでは、認証タイプは md5 です。デフォルトの md5 認証設定に戻すには、コマンドの no 形式を使用します。

ステップ 10

authentication [neighbor address IP-address] lifetime hh:mm:ss
 
例:
switch(config-ip-rsvp)# authentication neighbor address 10.0.0.2 lifetime 10:30:30

RSVP が、ネイバーと、またはグローバルにセキュリティ アソシエーションを維持する時間を制御します。デフォルトのライフタイムは 30 分です。デフォルトのライフタイムに戻す場合は、コマンドの no 形式を使用します。

ステップ 11

authentication [neighbor address IP-address] window-size value
 
例:
switch(config-ip-rsvp)# authentication neighbor address 10.0.0.2 window-size 2

ネイバーまたはグローバルについて out-of-sequence メッセージの許容を指定します。デフォルト値は 1 であり、すべての out-of-sequence メッセージがドロップされることを意味します。デフォルト設定に戻すには、コマンドの no 形式を使用します。

ステップ 12

authentication [neighbor address IP-address] challenge
 
例:
switch(config-ip-rsvp)# authentication neighbor address 10.0.0.2 challenge

RSVP で、ネイバーとの challenge-response ハンドシェイクを使用するように設定します。

ステップ 13

exit

 

例:

switch(config-ip-rsvp)# exit

switch(config)#

RSVP コンフィギュレーション モードを終了し、グローバル コンフィギュレーション モードに戻ります。

ステップ 14

exit
 
例:
switch(config)# exit
switch#

グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

MPLS RSVP TE の hello の設定

MPLS RSVP TE の hello を設定できます。


) MPLS TE は、1 つの IGP プロセスまたはインスタンスをサポートします。MPLS TE を複数の IGP プロセスまたはインスタンスで設定しないでください。


前提条件

MPLS TE 機能がイネーブルになっている必要があります(「MPLS TE のイネーブル化」を参照)。

適切な VDC であることを確認します(または、 switchto vdc コマンドを使用します)。

手順の概要

1. configure terminal

2. ip rsvp

3. signalling hello graceful-restart

4. signalling hello graceful-restart refresh interval time

5. signalling hello graceful-restart refresh misses refresh-misses

6. signalling hello graceful-restart send restart-time time

7. signalling hello graceful-restart send recovery-time time

8. signalling hello reroute

手順の詳細

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

例:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

ip rsvp
 

例:

switch(config)# ip rsvp

switch(config-ip-rsvp)#

RSVP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

signalling hello graceful-restart
 

例:

switch(config-ip-rsvp)# signalling hello graceful-restart

グレースフル リスタート機能のためのノードベースの hello をグローバルにイネーブルにします。コマンドは、デフォルトでグローバル レベルです。グレースフル リスタートのための hello の送信をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。

ステップ 4

signalling hello graceful-restart refresh interval time
 

例:

switch(config-ip-rsvp)# signalling hello graceful-restart refresh interval 15

RSVP グレースフル リスタート hello メッセージをネイバーごとに送信する間隔を設定します。デフォルト値は 10 秒です。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ステップ 5

signalling hello graceful-restart refresh misses refresh-misses
 

例:

switch(config-ip-rsvp)# signalling hello graceful-restart refresh misses 6

hello メッセージが連続して失われた場合に、ネイバーがダウンしている、またはネイバーに到達不能であると宣言するまでの喪失数を設定します。デフォルト値は 4 です。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ステップ 6

signalling hello graceful-restart send restart-time time
 

例:

switch(config-ip-rsvp)# signalling hello graceful-restart send restart-time 20

hello メッセージ内の Restart-Capability オブジェクトでアドバタイズされる再起動時間を設定します。デフォルトの再起動期間は 30 秒です。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ステップ 7

signalling hello graceful-restart send recovery-time time
 

例:

switch(config-ip-rsvp)# signalling hello graceful-restart send recovery-time 150

hello メッセージ内の Restart-Capability オブジェクトでアドバタイズされる回復期間を設定します。デフォルトの回復期間は 120 秒です。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ステップ 8

signalling hello reroute
 

例:

switch(config-ip-rsvp)# signalling hello reroute

HST hello の使用をグローバルにイネーブルにします。HST hello はインターフェイスごとに送信するため、インターフェイスで HST hello の送信をイネーブルにするには、グローバル レベルおよびインターフェイスごとに再ルーティング hello シグナリングの設定が必要です。コマンドはデフォルトでオフになっています。再ルーティング hello の送信をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。

MPLS RSVP TE のその他の設定

MPLS RSVP TE のその他のコンフィギュレーション コマンドを使用できます。

前提条件

MPLS TE 機能がイネーブルになっている必要があります(「MPLS TE のイネーブル化」を参照)。

適切な VDC であることを確認します(または、 switchto vdc コマンドを使用します)。

手順の概要

1. configure terminal

2. ip rsvp

3. signalling initial-retransmit-delay time

4. signalling refresh interval time

5. signalling refresh misses refresh-missed

6. signalling refresh reduction

7. signalling refresh reduction ack-delay time

8. signalling refresh reduction bundle-max-size value

9. signalling patherr state-removal

10. signalling rate-limit [burst value] [period time]

手順の詳細

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

例:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

ip rsvp
 

例:

switch(config)# ip rsvp

switch(config-ip-rsvp)#

RSVP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

signalling initial-retransmit-delay time
 

例:

switch(config-ip-rsvp)# signalling initial-retransmit-delay 3

RSVP が同じメッセージを再送する前に確認応答を待つ最小時間を設定します。デフォルト値は 1 秒です。デフォルト値に戻すには、コマンドの no 形式を使用します。

ステップ 4

signalling refresh interval time
 

例:

switch(config-ip-rsvp)# signalling refresh interval 40

RSVP ステートが更新される頻度を設定します。デフォルト値は 30 秒です。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ステップ 5

signalling refresh misses refresh-missed
 

例:

switch(config-ip-rsvp)# signalling refresh misses 5

ステートが期限切れになったと見なすまでに、リフレッシュ メッセージをいくつまでなら受信しなくてもかまわないかを指定します。デフォルト値は 4 です。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

ステップ 6

signalling refresh reduction
 

例:

switch(config-ip-rsvp)# signalling refresh reduction

RSVP リフレッシュ削減を設定します。RSVP リフレッシュ削減をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。デフォルトでは、リフレッシュ削減はイネーブルです。

ステップ 7

signalling refresh reduction ack-delay time
 

例:

switch(config-ip-rsvp)# signalling refresh reduction ack-delay 300

RSVP が確認応答を送信するまでに応答を保持する最大時間を設定します。デフォルト値は 250 ms(0.25 秒)です。デフォルト値に戻すには、コマンドの no 形式を使用します。

ステップ 8

signalling refresh reduction bundle-max-size value
 

例:

switch(config-ip-rsvp)# signalling refresh reduction bundle-max-size 5000

バンドルの最大送信メッセージ サイズを、0 ~ 65000 バイトの範囲で設定します。デフォルト値は 4096 バイトです。バンドル メッセージの送信をディセーブルにするには、値 0 を設定します。

ステップ 9

signalling patherr state-removal
 

例:

switch(config-ip-rsvp)# signalling patherr state-removal

PATH-ERROR メッセージを転送するときに PATH 状態を自動的に削除します。これにより、以降 PATH-TEAR メッセージを送信する必要がなくなります。PATH ERROR 時のパス状態の削除をディセーブルにするには、コマンドの no 形式を使用します。

ステップ 10

signalling rate-limit [burst value] [period time]
 

例:

switch(config-ip-rsvp)# signalling rate-limit burst 10 period 30

ネイバー ルータに送信されるメッセージの数のレート制限を設定します。デフォルトのバーストは、20 ms の間に 8 メッセージです。デフォルトの動作に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

MPLS RSVP TE の設定の確認

MPLS RSVP TE の設定を表示するには、次のいずれかの作業を行います。

 

コマンド
目的

show ip rsvp

グローバルな RSVP 情報を表示します。

show ip rsvp authentication

RSVP によってネイバーとの間で確立されたセキュリティ アソシエーションのデータベースを表示します。指定したインターフェイスまたはネイバーの認証情報を表示するには、オプション キーワード interface または neighbor を使用します。詳細な認証情報を表示するには、オプション キーワード detail を使用します。

show ip rsvp counters

RSVP パケット カウンタを表示します。インターフェイスの RSVP パケット カウンタを表示するには、オプション キーワード interface を使用します。RSVP ティアダウン カウンタを表示するにはオプション キーワード teardown を使用し、すべてのカウンタを表示するにはオプション キーワード all を使用します。

show ip rsvp fast-reroute

RSVP FRR 情報を表示します。このコマンドは、Cisco IOS のバージョンと異なり、RSVP 中心の FRR 情報を表示するために使用します。詳細な高速リルート情報を表示するには、オプション キーワード detail を使用します。

show ip rsvp graceful-restart

RSVP の再起動情報を表示します。

show ip rsvp interface

RSVP がイネーブルであるすべてのインターフェイスに関する情報を表示します。指定したインターフェイスの情報を表示するには、オプション キーワード interface name を使用します。詳細なインターフェイス情報を表示するにはオプション キーワード detail を使用し、RSVP が認識しているバックアップトンネル情報を表示するにはオプション キーワード backup-tunnel を使用します。

show ip rsvp neighbor

すべての RSVP ネイバーに関する情報を表示します。ネイバーに関する情報を表示するには、オプション キーワード neighbor を使用します。詳細なネイバー情報を表示するには、オプション キーワード detail を使用します。

show ip rsvp reservation

RSVP がルータ上で認識しているすべての予約を表示します。予約情報をフィルタするには、宛先 IP アドレス、送信元 IP アドレス、宛先ポート、および送信元ポート情報またはそのいずれかを使用します。詳細な予約を表示するには、オプション キーワード detail を使用します。

show ip rsvp sender

RSVP がルータ上で認識しているすべてのパス状態を表示します。特定の送信元または宛先に関する情報を表示するには、コマンドとともに送信元 IP アドレス、宛先 IP アドレス、宛先ポート、および送信元ポートまたはそのいずれかを使用します。詳細な送信元情報を表示するには、オプション キーワード detail を使用します。

show ip rsvp session

RSVP がルータ上で認識しているすべてのセッションを表示します。特定の宛先に関する情報を表示するには、オプション キーワード destination IP-address を使用します。

show ip rsvp hello instance

RSVP hello インスタンス情報を表示します。詳細な hello インスタンス情報を表示するには、オプション キーワード detail を使用します。

show ip rsvp hello client lsp

RSVP hello クライアント LSP データベースを表示します。LSP の詳細を表示するには、オプション キーワード detail を使用します。

show ip rsvp hello client neighbor

RSVP hello ネイバー情報を表示します。詳細な hello ネイバー情報を表示するには、オプション キーワード detail を使用します。

show ip rsvp signalling rate-limit

RSVP のグローバルに設定されているシグナリング レート制限情報を表示します。

show ip rsvp signalling refresh reduction

RSVP のグローバルに設定されているリフレッシュ削減情報を表示します。

show ip rsvp signalling refresh misses

RSVP のグローバルに設定されているリフレッシュ ミス情報を表示します。

show ip rsvp signalling refresh interval

RSVP のグローバルに設定されているリフレッシュ間隔情報を表示します。

show ip rsvp internal

内部カウンタ、イベント履歴バッファ、メモリ統計情報、または永続記憶情報を表示します。これらのサブオプションとともに追加のフィルタを使用して、フィルタされた情報を表示できます。

これらのコマンドの出力フィールドの詳細については、『 Cisco NX-OS MPLS Command Reference 』を参照してください。

MPLS RSVP TE の確認例

ここでは、次の内容について説明します。

「例:RSVP の確認」(P.19-21)

「例:RSVP ネイバーの確認」(P.19-22)

「例:RSVP 予約の確認」(P.19-22)

「例:RSVP の送信元の確認」(P.19-23)

「例:RSVP セッションの確認」(P.19-23)

「例:RSVP シグナリング レート制限の確認」(P.19-23)

「例:RSVP シグナリング リフレッシュ間隔の確認」(P.19-23)

「例:RSVP シグナリング リフレッシュ ミスの確認」(P.19-23)

「例:RSVP シグナリング リフレッシュ削減の確認」(P.19-24)

「例:RSVP カウンタの確認」(P.19-24)

「例:すべての RSVP カウンタの確認」(P.19-24)

「例:ティアダウン用の RSVP カウンタの確認」(P.19-25)

「例:RSVP カウンタ認証の確認」(P.19-26)

「例:RSVP FRR の確認」(P.19-26)

「例:RSVP hello クライアント LSP の確認」(P.19-26)

「例:RSVP hello グレースフル リスタートの確認」(P.19-27)

「例:RSVP hello インスタンスの確認」(P.19-27)

「例:RSVP インターフェイスの確認」(P.19-27)

例:RSVP の確認

次に、RSVP のグローバル パラメータを確認する例を示します。

switch# show ip rsvp
RSVP Process
Supervisor State: Active
Start Type: configuration [stateless]
High Availability: Enabled [ok]
Graceful Restart: disabled
Hello State Timeout: (null:no-enum-table)
Router id: 1.1.1.20
Patherr State Removal: Disabled
Local Epoch: 0xab446c
 
Registered RSVP Clients
MPLS TE [Service-Access-Point 288, ID 1, Batch-Time 50 msec]
[Listener: Flags 0x7, Events 0x7ffff, ClientHintLen 24]
 
Message Bundling
Enabled [Transmit-delay 50 msec, Max-Size 4096 bytes]
 
Refresh Parameters
Interval 45 sec, Miss-Limit 4
 
Refresh-Reduction
Enabled [Initial-Retransmit-Delay 5000 msec]
[Rapid-Retransmit Disabled, Ack-Delay 400 msec]
 
Rate-Limit
Disabled [Limit 100 messages, Interval 1000 msec]
 
GR Recovery Timer
Not running
 
Authentication
Disabled

例:RSVP ネイバーの確認

次に、RSVP ネイバーを確認する例を示します。

switch# show ip rsvp neighbor
Address Interface RouterID State Expiry LastSend
3.0.206.6 Ethernet1/7 1.1.1.6 UP,RR 14 minutes 4 sec

例:RSVP 予約の確認

次に、RSVP の予約を確認する例を示します。

switch# show ip rsvp reservation
 
Total Reservation States: 3000
To From Pro DPort Sport Next Hop I/F Fi
1.1.1.13 1.1.1.20 0 20000 19 3.0.206.6 Eth1/7 SE
1.1.1.13 1.1.1.20 0 20001 19 3.0.206.6 Eth1/7 SE
.
.
.
1.1.1.13 1.1.1.20 0 22997 17 3.0.206.6 Eth1/7 SE
1.1.1.13 1.1.1.20 0 22998 17 3.0.206.6 Eth1/7 SE
1.1.1.13 1.1.1.20 0 22999 17 3.0.206.6 Eth1/7 SE

例:RSVP の送信元の確認

次に、RSVP の送信元を確認する例を示します。

switch# show ip rsvp sender
Total Sender States: 3000
To From Pro DPort Sport Prev Hop I/F
1.1.1.13 1.1.1.20 0 20000 19 none None
1.1.1.13 1.1.1.20 0 20001 19 none None
.
.
.
1.1.1.13 1.1.1.20 0 22998 17 none None
1.1.1.13 1.1.1.20 0 22999 17 none None
 

例:RSVP セッションの確認

次に、RSVP セッションを確認する例を示します。

switch(config-if-te)# show ip rsvp session
Total Sessions: 4
Type Destination DPort Proto/ExtTunID PSBs RSBs Reqs PXSBs RXSBs
LSP4 10.10.10.10 10 10.10.10.15 1 1 0 1 0
LSP4 10.10.10.10 11 10.10.10.15 1 1 0 1 0
LSP4 10.10.10.10 12 10.10.10.15 1 1 0 1 0
LSP4 10.10.10.10 13 10.10.10.15 1 1 0 1 0

例:RSVP シグナリング レート制限の確認

次に、RSVP シグナリング レート制限を確認する例を示します。

switch# show ip rsvp signalling rate-limit
Rate-Limiting: Disabled
Limit: 100
Interval (msec): 1000
switch# show ip rsvp signalling refresh ?
interval Display interval for refresh messages
misses Display misses required to trigger state timeout
reduction Display refresh reduction parameters

例:RSVP シグナリング リフレッシュ間隔の確認

次に、RSVP シグナリング リフレッシュ間隔を確認する例を示します。

switch# show ip rsvp signalling refresh interval
Refresh interval (sec): 45
 

例:RSVP シグナリング リフレッシュ ミスの確認

次に、RSVP シグナリング リフレッシュ ミスを確認する例を示します。

switch# show ip rsvp signalling refresh misses
Refresh misses: 4

例:RSVP シグナリング リフレッシュ削減の確認

次に、RSVP シグナリング リフレッシュ削減を確認する例を示します。

switch# show ip rsvp signalling refresh reduction
Refresh Reduction: Enabled
ACK delay (msec): 400
Initial retransmit delay (msec): 5000
Local epoch: 0xab446c
Message IDs: in use 6000, total allocated 33005, freed 27005

例:RSVP カウンタの確認

次に、RSVP カウンタを確認する例を示します。

switch# show ip rsvp counters
All Interfaces Recv Xmit Recv Xmit
Packet 40641 40847 PacketError 0 0
Path 0 301 Resv 0 0
PathError 0 0 ResvError 0 0
PathTear 0 0 ResvTear 0 0
ResvConf 0 0 RTearConf 0 0
Ack 5 2 SRefresh 38341 38510
Hello 0 0 IntegrityChallenge 0 0
IntegrityResponse 0 0
 
Bundle 1672 1875
Path 0 9192 Resv 9135 0
PathError 3559 0 ResvError 0 0
PathTear 0 6000 ResvTear 3557 0
Ack 0 0
switch#

例:すべての RSVP カウンタの確認

次に、すべての RSVP カウンタを確認する例を示します。

switch# show ip rsvp counters all
Teardown Reason Path Resv
UNSPECIFIED 0 0
PATH TIMEOUT 0 0
RESV TIMEOUT 0 0
SIGNALED 4448 4448
MGMT 0 0
POLICY 0 0
PROXY 3069 3069
NO_RESOURCES 0 0
PREEMPTED 0 0
MSG_ERROR 0 0
INTERNAL 0 0
TRAFFIC_CONTROL 0 0
POLICY_SYNC 0 0
GR_TIMEOUT 0 0
LINK_NBOR_DOWN 0 0
LOCAL-SEND_PERR_PSR 0 0
NETWORK_PERR_PSR 0 0
HST_TIMEOUT 0 0
PLR BACKUP DELETE 0 0
CLI-CLEAR 0 0
RESTART-COMMAND 0 0
INTERFACE-DELETE 0 0
Sent:
Messages successfully authenticated: 0
Messages internal failure: 0
Received:
Messages successfully authenticated: 0
Total receive errors: 0
Receive Errors:
Missing INTEGRITY object: 0
Incorrect digest: 0
Digest type mismatch: 0
Duplicate sequence number: 0
Out-of-range sequence number: 0
Challenge Handshake:
Challenges Received: 0
Challenges Responded: 0
Initiations: 0
Timeouts: 0
Retransmissions: 0
Responses Received: 0
Drops during Challenge: 0
Incorrect challenge response: 0
Duplicate challenge response: 0
Late challenge response: 0
All Interfaces Recv Xmit Recv Xmit
Packet 40645 40851 PacketError 0 0
Path 0 301 Resv 0 0
PathError 0 0 ResvError 0 0
PathTear 0 0 ResvTear 0 0
ResvConf 0 0 RTearConf 0 0
Ack 5 2 SRefresh 38345 38514
Hello 0 0 IntegrityChallenge 0 0
IntegrityResponse 0 0
 
Bundle 1672 1875
Path 0 9192 Resv 9135 0
PathError 3559 0 ResvError 0 0
PathTear 0 6000 ResvTear 3557 0
Ack 0 0

例:ティアダウン用の RSVP カウンタの確認

次に、ティアダウン用の RSVP カウンタを確認する例を示します。

switch# show ip rsvp counters teardown
Teardown Reason Path Resv
UNSPECIFIED 0 0
PATH TIMEOUT 0 0
RESV TIMEOUT 0 0
SIGNALED 4448 4448
MGMT 0 0
POLICY 0 0
PROXY 3069 3069
NO_RESOURCES 0 0
PREEMPTED 0 0
MSG_ERROR 0 0
INTERNAL 0 0
TRAFFIC_CONTROL 0 0
POLICY_SYNC 0 0
GR_TIMEOUT 0 0
LINK_NBOR_DOWN 0 0
LOCAL-SEND_PERR_PSR 0 0
NETWORK_PERR_PSR 0 0
HST_TIMEOUT 0 0
PLR BACKUP DELETE 0 0
CLI-CLEAR 0 0
RESTART-COMMAND 0 0
INTERFACE-DELETE 0 0
 

例:RSVP カウンタ認証の確認

次に、RSVP カウンタ認証を確認する例を示します。

switch# show ip rsvp counters authentication
Sent:
Messages successfully authenticated: 0
Messages internal failure: 0
Received:
Messages successfully authenticated: 0
Total receive errors: 0
Receive Errors:
Missing INTEGRITY object: 0
Incorrect digest: 0
Digest type mismatch: 0
Duplicate sequence number: 0
Out-of-range sequence number: 0
Challenge Handshake:
Challenges Received: 0
Challenges Responded: 0
Initiations: 0
Timeouts: 0
Retransmissions: 0
Responses Received: 0
Drops during Challenge: 0
Incorrect challenge response: 0
Duplicate challenge response: 0
Late challenge response: 0

例:RSVP FRR の確認

次に、RSVP FRR を確認する例を示します。

switch# show ip rsvp fast-reroute
A - Active R - Ready U - Unassigned
Destination TunID Source Backup Protected-I/f Hop
 
State
Fast-Reroute Summary:
Total Reroutable Paths: 0
Active: 0, Ready: 0, Unassigned: 0

例:RSVP hello クライアント LSP の確認

次に、RSVP hello クライアント LSP を確認する例を示します。

switch# show ip rsvp hello client lsp
 
Local Remote tun_id lsp_id subgrp_orig subgrp_id FLAGS

例:RSVP hello グレースフル リスタートの確認

次に、RSVP hello グレースフル リスタートを確認する例を示します。

switch(config-if-te)# show ip rsvp hello graceful-restart
Graceful Restart: Enabled (full mode)
Refresh interval: 10000 msecs
Refresh misses: 4
DSCP: 0xc0
Advertised restart time: 30000 msecs
Advertised recovery time: 120000 msecs
Maximum wait for recovery: 3600000 msecs

例:RSVP hello インスタンスの確認

次に、RSVP hello インスタンスを確認する例を示します。

switch# show ip rsvp hello instance
 
Active Instances:
- None -
 
Passive Instances:
- None -

例:RSVP インターフェイスの確認

次に、RSVP インターフェイスを確認する例を示します。

switch(config-if-te)# show ip rsvp interface
Interface Ifindex IOD MPLS Config State
Ethernet2/2 0x1a081000 37 enabled None Up
Ethernet2/7 0x1a086000 42 enabled None Down
loopback0 0x14000000 45 enabled None Up

MPLS RSVP TE の追加情報

MPLS RSVP TE の実装に関する詳細情報については、次を参照してください。

「関連資料」

「MIB」

「RFC」

関連資料

関連項目
参照先

MPLS TE コマンド

『Cisco NX-OS Multiprotocol Label Switching Command Reference』

MIB

MIB
MIB のリンク

CISCO-IETF-FRR-MIB

MPLS-FTN-STD-MIB

MPLS TE-STD-MIB

選択したプラットフォーム、Cisco IOS リリース、およびフィーチャ セットに対する Cisco MIB を特定してダウンロードするには、次の URL にある Cisco MIB Locator を使用します。

http://www.cisco.com/go/mibs

RFC

RFC
タイトル

RFC 2205

『Resource ReSerVation Protocol (RSVP) - Version 1 Functional Specification』

RFC 2961

『RSVP Refresh Overhead Reduction Extensions』

RFC 3209

『RSVP TE: Extensions to RSVP for LSP Tunnels』

RFC 3630

『Traffic Engineering (TE) Extensions to OSPF Version 2』

RFC 3784

『Intermediate System to Intermediate System (IS-IS) Extensions for Traffic Engineering (TE)』

RFC 3812

『MPLS TE MIB』

RFC 3814

『MPLS-FTN-STD-MIB』

RFC 4090

『Fast Reroute Extensions to RSVP TE for LSP Tunnels』

MPLS RSVP TE の機能履歴

表 19-2 は、この機能のリリースの履歴です。

 

表 19-2 MPLS RSVP TE の機能履歴

機能名
リリース
機能情報

MPLS RSVP TE

5.2(1)

この機能が導入されました。