Cisco Nexus 7000 シリーズ NX-OS MPLS コンフィギュレーション ガイド
MPLS LDP ラベル フィルタリングの設定
MPLS LDP ラベル フィルタリングの設定
発行日;2012/05/08 | 英語版ドキュメント(2011/10/28 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

MPLS LDP ラベル フィルタリングの設定

MPLS LDP ラベル フィルタリングについて

ローカル ラベル割り当てのフィルタリング

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てのフィルタリングの概要

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングのプレフィクス リスト

ローカル ラベル割り当てフィルタリングと LDP アクション

発信ラベル フィルタリング

受信ラベル フィルタリング

MPLS LDP ラベル フィルタリングのライセンス要件

MPLS LDP ラベル フィルタリングの前提条件

MPLS LDP ラベル フィルタリングに関する注意事項と制限事項

MPLS LDP ラベル フィルタリングのデフォルト設定

MPLS LDP ラベル フィルタリングの設定

MPLS LDP ラベル フィルタリングのプレフィクス リストの作成

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングの設定

MPLS LDP 発信ラベル フィルタリングの設定

MPLS LDP 受信ラベル フィルタリングの設定

MPLS LDP ラベル フィルタリング設定の確認

MPLS LDP ラベル フィルタリングの設定例

例:MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングのプレフィクス リストの作成

例:MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングの設定

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングのサンプル設定例

ルータ R1、ルータ R2 および R3 のローカル ラベル バインディング

ルータ R1 でのローカル ラベル割り当てフィルタリングの設定

ローカル ラベル割り当てフィルタリングによる、ルータ R1、ルータ R2、およびルータ R3 でのラベル バインディングの変更

例:MPLS LDP 発信ラベル フィルタリングの設定

例:MPLS LDP 受信ラベル フィルタリングの設定

MPLS LDP ラベル フィルタリングの追加情報

関連資料

RFC

MIB

MPLS LDP ラベル フィルタリングの機能履歴

MPLS LDP ラベル フィルタリングの設定

この章では、Cisco NX-OS デバイスで Multiprotocol Label Switching(MPLS; マルチプロトコル ラベル スイッチング)Label Distribution Protocol(LDP; ラベル配布プロトコル)のラベル フィルタリングを設定する方法について説明します。

この章では、次の内容について説明します。

「MPLS LDP ラベル フィルタリングについて」

「MPLS LDP ラベル フィルタリングのライセンス要件」

「MPLS LDP ラベル フィルタリングの前提条件」

「MPLS LDP ラベル フィルタリングに関する注意事項と制限事項」

「MPLS LDP ラベル フィルタリングのデフォルト設定」

「MPLS LDP ラベル フィルタリングの設定」

「MPLS LDP ラベル フィルタリング設定の確認」

「MPLS LDP ラベル フィルタリングの設定例」

「MPLS LDP ラベル フィルタリングの追加情報」

「MPLS LDP ラベル フィルタリングの機能履歴」

MPLS LDP ラベル フィルタリングについて

ここでは、MPLS LDP ラベル フィルタリングについて説明します。

「ローカル ラベル割り当てのフィルタリング」

「発信ラベル フィルタリング」

「受信ラベル フィルタリング」

ローカル ラベル割り当てのフィルタリング

この MPLS LDP 機能では、選択的ローカル ラベル バインディングの割り当て用のフィルタリング ポリシーを設定して、LDP の拡張性とコンバージェンスを向上させることができます。

「MPLS LDP ローカル ラベル割り当てのフィルタリングの概要」

「MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングのプレフィクス リスト」

「ローカル ラベル割り当てフィルタリングと LDP アクション」

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てのフィルタリングの概要

LDP は、Interior Gateway Protocol(IGP)から学習したすべてのルートにローカル ラベルを割り当てます。受信および発信ラベル フィルタリングが存在しない場合、これらのローカル ラベルがすべての LDP ピアにアドバタイズされ、学習されます。

ほとんどのレイヤ 3 Virtual Private Network(VPN; バーチャル プライベート ネットワーク)設定では、プロバイダー エッジ(PE)ルータ間で /32 ホスト ルートまたは Border Gateway Protocol(BGP; ボーダー ゲートウェイ プロトコル)のネクスト ホップに到達するように作成された Label Switched Path(LSP; ラベル スイッチド パス)だけがトラフィックを伝送するため、レイヤ 3 VPN と関係があるのはこのパスだけです。VPN のメンバではない PE ルータ間の LSP は、より多くのメモリを使用し、コア全体にわたって LDP で追加処理を作成します。

サービス プロバイダー ドメインで負荷が高くなるにつれ、サービス プロバイダー ネットワークでは拡張性がさらに重要性を増しています。ローカル ラベル割り当てを制御することにより、サービス プロバイダーのネットワーク コア ルータにおいて、非 VPN LSP の LDP 処理の負荷を軽減できる可能性があります。

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てのフィルタリング機能を使用すると、IGP から学習したプレフィクスのサブセットに選択的にローカル ラベルを割り当てるように LDP を設定できます。グローバル テーブルのプレフィクス リストで設定されたプレフィクスまたはグローバル テーブルのホスト ルートに LDP 割り当てローカル ラベルを選択できます。

ローカル ラベル割り当てをフィルタリングすることにより、割り当てられるローカル ラベルの数が減り、結果として、ピア間でやりとりされるメッセージの数が削減され、LDP の拡張性とコンバージェンスが向上します。図 8-1図 8-2 は、ローカル ラベル割り当ての制御によってローカル ラベル スペースのサイズが小さくなり、ピアへのアドバタイズメント数が大幅に減少することを示しています。図 8-1 は、LDP がすべてのルートにローカル ラベルを割り当て、IGP から学習したすべてのルートのラベル バインディングをアドバタイズするときのラベル割り当て動作を示しています。

図 8-1 LDP ローカル ラベル割り当てのデフォルトの動作

 

図 8-2 は、ローカル ラベル割り当て制御が設定された LDP の動作を示しています。プレフィクス リストを使用したローカル ラベル割り当てのフィルタリングにより、ローカル ラベル スペースのサイズとラベル バインディング アドバタイズメントの数が減少します。ローカル ラベルとラベル バインディング アドバタイズメント メッセージの数が減少すると、使用されるメモリ量が減り、LDP のコンバージェンス時間が短縮されます。また、MPLS LDP ローカル ラベル割り当てのフィルタリング機能により、ラベル スペースを効率的に使用できます。

図 8-2 ローカル ラベル割り当てが制御された LDP の動作

 

図 8-2 からは、ルータ R1 が、ルータ R2、R3、および R4 にある IGP ネイバーからルート数を学習していることがわかります。ルータ R1 で定義されているプレフィクス リストには、LDP によるローカル ラベルの割り当て先プレフィクスを指定します。


) フィルタリングされるプレフィクスのリモート ラベル バインディングは Label Information Base(LIB; ラベル情報ベース)内に保存されるので、使用されるラベル フィルタリングの種類にかかわらず、LIB エントリの数は同じです。メモリの使用量が減るのは、ローカル ラベルのフィルタリングにより、割り当てられるローカル ラベルの数が減少し、同時に LSR のピアにアドバタイズされ、これらのピアにより格納されるラベル バインディングの数も減るためです。すべてのネイバー LSR を同じローカル ラベル割り当てフィルタで設定すると、LIB エントリの数を減らすことができます(リモート ラベル バインディングの保存用に作成される LIB は存在しないかわずかです)。


MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングのプレフィクス リスト

ローカル ラベル割り当てフィルタリング機能を使用して、学習したプレフィクスのサブセットにローカル ラベルを割り当てるように LDP を設定することができます。LDP は、プレフィクスを受け入れ、プレフィクスがプレフィクス リストで許可されている場合は、ローカル ラベルを割り当てます。プレフィクス リストが定義されていない場合、LDP はすべてのプレフィクスを受け入れ、デフォルトの操作モードに基づいて、ローカル ラベルを割り当てます。

LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングにプレフィクス リストを使用する利点は次のとおりです。

プレフィクス リストでは、プレフィクスとマスクのサブセットをより柔軟に指定できます。

プレフィクス リストでは、プレフィクスやホスト ルートを順番に評価するより効率的なツリーベースのマッチング手法を使用します。

プレフィクス リストは変更が簡単です。


) プレフィクス リストは、発信ラベル フィルタリングと受信ラベル フィルタリングにも使用されます。プレフィクス リストの設定については、「MPLS LDP ラベル フィルタリングのプレフィクス リストの作成」を参照してください。


ローカル ラベル割り当てフィルタリングと LDP アクション

ローカル ラベル割り当てフィルタリングにより、LDP のローカル ラベル割り当て処理が変更されます。この機能は、プレフィクス リストまたはホスト ルートの指定を通して、ローカル ラベル割り当てフィルタリングをサポートします。

この機能では、LDP は、プレフィクス フィルタがすでに設定されているかどうかを判断して、ローカル ノードでのローカル ラベル割り当てを制御します。プレフィクス リストが存在する場合、ローカル ラベル割り当ては、設定されたプレフィクス リストで許可されたプレフィクスのリストに制限されます。

また、LDP はローカル ラベル割り当ての設定変更と、LDP で使用されるプレフィクス リストに影響を与える設定変更に対応します。次の設定変更は LDP アクションをトリガーする可能性があります。

ローカル ラベル割り当て設定の作成

ローカル ラベル割り当て設定の削除または変更

ローカル ラベル割り当て設定に対する新しいプレフィクス リストの作成

ローカル ラベル割り当て設定に対するプレフィクス リストの削除または変更

LDP は、ローカル ラベル割り当て設定の変更に対応して、LIB、およびグローバル ルーティング テーブル内の転送テーブルをアップデートします。セッションをリセットせずにローカル ラベル フィルタの設定変更後に LIB を更新するために、LDP はすべてのリモート バインディングを保持します。

プレフィクス リストを定義せずに、ローカル ラベル割り当て設定を作成した場合、LDP アクションは必要ありません。プレフィクス リストが作成され、すべてのプレフィクスが許可されるため、ローカル ラベル割り当て設定は影響を与えません。

プレフィクス リストを作成、または変更し、それまでは許可されていたプレフィクスを拒否した場合、LDP はこれらのプレフィクスのローカル ラベルの割り当てが解除される前に、ラベルの取り消しおよび解放手続きを行います。

プレフィクスを削除すると、LDP は LIB ローカル ラベルについてラベルの取り消しおよび解放手続きを行います。関連付けられているプレフィクスが、LIB エントリを割り当てることができないプレフィクスの場合、LDP はこの手続きを省略します。


) 受信または発信ラベル フィルタリングは、すべて独立して LDP フィルタリングを提供するため、ローカル ラベル割り当てフィルタリングはこれらには影響を与えません。


発信ラベル フィルタリング

MPLS LDP は、発信ラベル バインディング フィルタリングをサポートします。この機能を使用して、LDP ネイバーにアドバタイズするラベル バインディングを制御できます。

受信ラベル フィルタリング

MPLS LDP は、受信ラベル バインディング フィルタリングをサポートします。この機能を使用して、LSR がピア LSR から受け入れるラベル バインディングを制御するためのプレフィクス リストを設定できます。特定の LDP ネイバーからプレフィクスのセットを受け入れるように LDP を制限することができます。デフォルトでは、LDP はすべての LDP ネイバーから受け取るすべてのプレフィクスのラベルをすべて受け入れます。

受信ラベル バインディング フィルタリング機能を使用して、他のルータからアドバタイズされた LDP ラベル バインディングの保存に使用するメモリの量を制御できます。たとえば、シンプルな MPLS VPN 環境では、VPN PE ルータは、ピア PE ルータへの LSP だけを必要とする場合があります(コア ルータへの LSP は不要)。受信ラベル フィルタリングを使用して、PE ルータが他の PE ルータのラベルだけを受け入れるようにすることができます。

MPLS LDP ラベル フィルタリングのライセンス要件

 

製品
ライセンス要件

Cisco NX-OS

MPLS LDP ラベル フィルタリングには MPLS Services ライセンスが必要です。Cisco NX-OS ライセンス方式の詳細と、ライセンスの取得および適用の方法については、『 Cisco NX-OS Licensing Guide 』を参照してください。

MPLS LDP ラベル フィルタリングの前提条件

MPLS LDP ラベル フィルタリングの前提条件は次のとおりです。

MPLS LDP 機能をイネーブルにする必要があります。

ローカル ラベル割り当てフィルタリングには、Unicast Label Information Base(ULIB; ユニキャスト ラベル情報ベース)が必要です。

MPLS LDP ラベル フィルタリングに関する注意事項と制限事項

MPLS LDP ラベル フィルタリング設定時の注意事項と制限事項は次のとおりです。

プレフィクス リスト、またはホスト ルートに対する LDP ローカル ラベル割り当て設定は、グローバル ルーティング テーブルのみサポートしています。

グローバル テーブルには、最大 1 つのローカル ラベル割り当てフィルタがサポートされます。

ローカル ラベル割り当てフィルタリングでは、ワイルドカード Forward Equivalence Class(FEC)要求はサポートされません。

プレフィクスのローカル ラベルの割り当てがフィルタで除外された場合でも(ローカル ラベルは割り当てられません)、これらのプレフィクスのリモート ラベル バインディングは保持されます。

MPLS LDP 発信ラベル フィルタリング設定時の注意事項と制限事項は次のとおりです。

ローカルに割り当てられたラベルの配布を防ぐには、任意のパラメータを使用せずに no advertise-labels コマンドを使用します。もう一度ローカルに割り当てられたすべてのラベルをすべての LDP ネイバーに配布できるようにするには、任意のパラメータを使用せずに advertise-labels を使用します。

複数の advertise-labels コマンドを実行できます。これらのコマンドでは、集合的に LSR がどのようにローカル ラベルをアドバタイズするかが決まります。複数のコマンドの影響を説明するルールを次に示します。

1. すべての advertise-labels には prefix-pfxlist と peer-pfxlist のペアが関連付けられています。 advertise-labels コマンドに関連付けられた prefix-list ペア( for to 両方のキーワードがない)は none, none です。 advertise-labels for prefix-pfxlist コマンド( to キーワードがない)に関連付けられた prefix-list ペアは prefix-pfxlist, none です。

2. 指定されたプレフィクスは、次に説明するように、自身に適用される prefix-pfxlist, peer-pfxlist のペアを 1 つ持つことができます。

a. 指定された prefix-pfxlist, peer-pfxlist のペアは、prefix-pfxlist がプレフィクスと一致する場合のみプレフィクスに適用されます。prefix-pfxlist によってプレフィクスが許可されている場合は一致します。

b. 複数の advertise-labels コマンドから複数の prefix-pfxlist, peer-pfxlist のペアがプレフィクスと一致する場合、それらの最初のコマンド( show running mpls ldp コマンドで決定される)の prefix-pfxlist, peer-pfxlist のペアがプレフィクスに適用されます。

3. LSR がプレフィクスのラベルをアドバタイズする準備ができると、LSR は次のことを行います。

a. prefix-pfxlist, peer-pfxlist のペアがプレフィクスに適用されるかを決定します。

b. 適用されるペアがなく、 no advertise-labels コマンドが設定されている場合、プレフィクスのラベルはいずれのピアにもアドバタイズされません。それ以外の場合、ラベルはすべてのピアにアドバタイズされます。

c. prefix-pfxlist, peer-pfxlist のペアがプレフィクスに適用され、prefix pfxlist でプレフィクスが拒否される場合、ラベルはいずれのピアにもアドバタイズされません。

d. prefix pfxlist によってプレフィクスが許可され、peer pfxlist が none である場合(つまり、プレフィクスに適用されるコマンドが、 to キーワードのない mpls ldp advertise-labels for prefix-list コマンドである場合)、ラベルはすべてのピアにアドバタイズされます。

e. prefix pfxlist によってプレフィクスが許可され、peer pfxlist が存在する場合、peer pfxlist によって許可されているすべてのピアにラベルがアドバタイズされます。


) 通常、LDP は、ルーティング テーブルに存在する IP プレフィクスのみにラベルをアドバタイズします。mpls ldp advertise-labels interface コマンドを使用して、LDP に、インターフェイス アドレスと 32 ビット マスクから作成されたプレフィクスに強制的にラベルをアドバタイズさせることができます。そのようなプレフィクスは、通常ルーティング テーブルには存在しません。show mpls ip binding detail コマンドの出力には、各プレフィクスに適用される prefix-acl, peer-acl のペアが含まれます。


MPLS LDP ラベル フィルタリングのデフォルト設定

表 8-1 に、MPLS LDP ラベル フィルタリング パラメータのデフォルト設定を示します。

 

表 8-1 デフォルトの MPLS LDP ラベル フィルタリング パラメータ

パラメータ
デフォルト

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリング

イネーブル 非 BGP が学習したホスト ルート(/32)のみにローカル ラベルを割り当てます。

MPLS LDP 発信ラベル フィルタリング

ディセーブル。

MPLS LDP 受信ラベル フィルタリング

ディセーブル。

MPLS LDP ラベル フィルタリングの設定

ここでは、次の内容について説明します。

「MPLS LDP ラベル フィルタリングのプレフィクス リストの作成」

「MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングの設定」

「MPLS LDP 発信ラベル フィルタリングの設定」

「MPLS LDP 受信ラベル フィルタリングの設定」

MPLS LDP ラベル フィルタリングのプレフィクス リストの作成

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリング、発信フィルタリング、または受信フィルタリングのプレフィクス リストを作成できます。プレフィクス リストを作成すると、LDP は、IGP から学習したルートのサブセットに選択的のローカル ラベルを割り当て、特定の LDP ピアへのローカル ラベルのアドバタイズメントを制限し、LSR がピア LSR から受け入れるラベル バインディングを制御できます。

前提条件

適切な VDC であることを確認します(または、 switchto vdc コマンドを使用します)。

手順の概要

1. configure terminal

2. ip prefix-list prefix-list { description description | seq number [ deny network / length [ eq eq-length | ge ge-length | le le-length ] | permit network / length [ eq eq-length | ge ge-length | le le-length]] | deny network / length [ eq eq-length | ge ge-length | le le-length ] | permit network / length [ eq eq-length | ge ge-length | le le-length] }

3. (任意) show ip prefix-list [ prefix-list ]

4. (任意) copy running-config startup-config

手順の詳細

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

例:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

ip prefix-list prefix-list
{ description description |
seq number [ deny network / length [ eq eq-length | ge ge-length | le le-length ] | permit network / length [ eq eq-length | ge ge-length | le le-length ]] |
deny network / length [ eq eq-length | ge ge-length | le le-length ] |
permit network / length [ eq eq-length | ge ge-length | le le-length ]}

 

例:

switch(config)# ip prefix-list p1 permit 10.0.0.2/32 ge 10

MPLS LDP ラベル フィルタリングのフィルタとして使用できるプレフィクス リストを作成します。

seq number キーワードと引数は、シーケンス番号を prefix-list エントリに適用します。シーケンス番号の範囲は、1 ~ 4,294,967,294 です。コマンドの設定時にシーケンス番号が入力されない場合、プレフィクス リストにはデフォルトのシーケンス番号が適用されます。最初のプレフィクス エントリには番号 5 が適用され、番号が付いていない後続のエントリには 5 単位で増分して適用されます。

deny キーワードを指定すると、一致する条件へのアクセスを拒否します。

permit キーワードを指定すると、一致する条件へのアクセスを許可します。

network および length 引数では、ぞれぞれネットワーク アドレスとネットワーク マスクの長さ(単位はビット)を設定します。ネットワーク番号には、任意の有効な IP アドレスまたはプレフィクスを指定できます。ビット マスクは、0 ~ 32 の数値にできます。

ge-length 引数では、照合する最小プレフィクス長を指定します。 ge キーワードは、演算子の「以上」を表します。

le-length 引数では、照合する最小プレフィクス長を指定します。 le キーワードは、演算子の「以下」を表します。

eq-length 引数では、照合する正確なプレフィクス長を指定します。 eq キーワードは、演算子の「等しい」を表します。

ステップ 3

show ip prefix-list [ prefix-list ]

 

例:

switch(config)# show ip prefix-list p1

(任意)現在存在するすべての IP プレフィクス リストまたは指定されたプレフィクス リストの内容を表示します。

ステップ 4

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングの設定

Cisco NX-OS デバイスを MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリング用に設定できます。ローカル ラベル割り当て用フィルタとして、プレフィクス リスト、ホスト ルート、またはすべてのルートを設定できます。

前提条件

適切な VDC であることを確認します(または、 switchto vdc コマンドを使用します)。

LDP がイネーブルになっていることを確認します。

手順の概要

1. configure terminal

2. mpls ldp configuration

3. label allocate global {prefix-list prefix-list | host-routes | all-routes}

4. (任意) show mpls ldp bindings detail

5. (任意) copy running-config startup-config

手順の詳細

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

例:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

mpls ldp configuration

 

例:

switch(config)# mpls ldp configuration
switch(config-ldp)#

LDP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

label allocate global { prefix-list prefix- list | host-routes | all-routes }

 

例:

switch(config-ldp)# label allocate global prefix-list p1

MPLS LDP 用のローカル ラベル割り当てフィルタを設定します。

prefix-list prefix-list キーワードと引数では、MPLS LDP ローカル ラベル割り当てのフィルタとして使用するプレフィクス リストを指定します。

host-routes キーワードでは、ローカル ラベル割り当てをホスト ルートだけに実行するように指定します。これはデフォルトの設定です。

all-routes キーワードでは、ローカル ラベル割り当てをすべてのルータに対して実行するように指定します。

ステップ 4

show mpls ldp bindings detail

 

例:

switch(config-ldp)# show mpls ldp bindings detail

(任意)ローカル ラベル割り当てに使用されるフィルタを表示します。

(注) このコマンドのサンプル出力については、「MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングのサンプル設定例」を参照してください。

ステップ 5

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config-ldp)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

MPLS LDP 発信ラベル フィルタリングの設定

Cisco NX-OS デバイスを MPLS LDP 発信ラベル フィルタリング用に設定できます。

前提条件

適切な VDC であることを確認します(または、 switchto vdc コマンドを使用します)。

MPLS LDP がイネーブルになっていることを確認します。

手順の概要

1. configure terminal

2. ip prefix-list prefix-list permit network/length

3. ip prefix-list prefix-list permit network/length

4. mpls ldp configuration

5. advertise-labels [ for prefix-list [ to prefix-list ] | interface interface number ]

6. (任意) show mpls ldp bindings detail

7. (任意) copy running-config startup-config

手順の詳細

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

例:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

ip prefix-list prefix-list permit network/ length

 

例:

switch(config)# ip prefix-list p1 permit 10.0.0.0/32

IP プレフィクス リストを作成し、プレフィクス リストで許可されるプレフィクスを指定します。 prefix-list 引数に指定できる文字数は、最大 63 文字です。

ステップ 3

ip prefix-list prefix-list permit network/ length

 

例:

switch(config)# ip prefix-list peer1 permit 35.0.0.55/32

IP プレフィクス リストを作成し、プレフィクス リストで許可されるプレフィクスを指定します。 prefix-list 引数に指定できる文字数は、最大 63 文字です。

ステップ 4

mpls ldp configuration

 

例:

switch(config)# mpls ldp configuration
switch(config-ldp)#

LDP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

advertise-labels [for prefix-list [to prefix-list ] | interface interface number ]

 

例:

switch(config-ldp)# advertise-labels for p1 to peer1

一部の LDP ピアに一部の送信先プレフィクスのローカル ラベルをアドバタイズするか、特定のインターフェイスのローカル ラベルをアドバタイズします。

コマンドを使用します。

ステップ 6

show mpls ldp bindings detail

 

例:

switch(config-ldp)# show mpls ldp bindings detail

(任意)発信ラベルに使用されるフィルタを表示します。

ステップ 7

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config-ldp)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

MPLS LDP 受信ラベル フィルタリングの設定

Cisco NX-OS デバイスを MPLS LDP 受信ラベル フィルタリング用に設定できます。

前提条件

適切な VDC であることを確認します(または、 switchto vdc コマンドを使用します)。

MPLS LDP がイネーブルになっていることを確認します。

手順の概要

1. configure terminal

2. ip prefix-list prefix-list permit network/length

3. mpls ldp configuration

4. neighbor nbr-address labels accept prefix-list

5. (任意) show mpls ldp neighbor [ address | interface ] [ detail ]

6. (任意) copy running-config startup-config

手順の詳細

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

例:

switch# configure terminal

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

ip prefix-list prefix-list permit network/ length

 

例:

switch(config)# ip prefix-list p1 permit 10.0.0.0/32

IP プレフィクス リストを作成し、プレフィクス リストで許可されるプレフィクスを指定します。 prefix-list 引数に指定できる文字数は、最大 63 文字です。

ステップ 3

mpls ldp configuration

 

例:

switch(config)# mpls ldp configuration
switch(config-ldp)#

LDP コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 4

neighbor nbr-address labels accept prefix-list

 

例:

switch(config-ldp)# neighbor 10.12.12.12 labels accept p1

指定した LDP ネイバーのラベル バインディングのフィルタ処理に使用するプレフィクス リストを指定します。

ステップ 5

show mpls ldp neighbor [ address | interface ] [detail]

 

例:

switch(config-ldp)# show mpls ldp neighbor 10.12.12.12 detail

(任意)受信ラベルに使用されるフィルタを表示します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config-ldp)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

MPLS LDP ラベル フィルタリング設定の確認

MPLS LDP ラベル フィルタリング設定を表示するには、次のいずれかの作業を行います。

 

コマンド
目的

show ip prefix-list [ prefix-list]

現在存在するすべての IP プレフィクス リストまたは指定されたプレフィクス リストの内容を表示します。

(注) このコマンドを入力して、プレフィクス リストの定義を確認することが重要です。それ以外の方法で、MPLS LDP ラベル フィルタリングを確認することはできません。

show mpls ldp bindings

LSR が、プレフィクス リストで許可されたプレフィクスについて指定されたピアからのリモート バインディングだけを有しているかどうかを表示します。

(注) このコマンドのサンプル出力については、「MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングのサンプル設定例」を参照してください。

show mpls ldp bindings detail

ローカル ラベル割り当てまたは発信ラベルに使用されるフィルタを表示します。

show mpls ldp neighbor [ address | interface ] [detail]

受信ラベルに使用されるラベルを表示します。

これらのコマンド出力のフィールドの詳細については、 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS MPLS Command Reference を参照してください。

MPLS LDP ラベル フィルタリングの設定例

ここでは、MPLS LDP ラベル フィルタリングの設定例を示します。内容は次のとおりです。

「例:MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングのプレフィクス リストの作成」

「例:MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングの設定」

「MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングのサンプル設定例」

「例:MPLS LDP 発信ラベル フィルタリングの設定」

「例:MPLS LDP 受信ラベル フィルタリングの設定」

例:MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングのプレフィクス リストの作成

次に、MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングのプレフィクス リストを設定する例を示します。

次の例では、プレフィクス リスト List1 は 192.168.0.0/16 プレフィクスだけを許可します。LDP は 192.168.0.0/16 プレフィクスを受け入れますが、プレフィクス 192.168.0.0/24 や 192.168.2.0/24 にはローカル ラベルを割り当てません。

switch# configure terminal
switch(config)# ip prefix-list List1 permit 192.168.0.0/16

 

次の例では、プレフィクス リスト List2 は 192.168.0.0/16 ~ /20 の範囲のプレフィクスを許可します。LDP は 192.168.0.0/16 プレフィクスを受け入れますが、プレフィクス 192.168.0.0/24 や 192.168.2.0/24 にはローカル ラベルを割り当てません。

switch# configure terminal
switch(config)# ip prefix-list List2 permit 192.168.0.0/16 le 20

 

次の例では、プレフィクス リスト List3 は、/18 より大きい一連のプレフィクスを許可します。LDP は、192.168.17.0/20 および 192.168.2.0/24 プレフィクスを受け入れますが、192.168.0.0/16 にはローカル ラベルを割り当てません。

switch# configure terminal
switch(config)# ip prefix-list List3 permit 192.168.0.0/16 ge 18
 

例:MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングの設定

次に、プレフィクス リストまたはホスト ルートを使用して MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタを設定する例を示します。

次の例では、プレフィクス リストがローカル ラベル割り当てフィルタとして設定されています。プレフィクス リスト List3 は /18 より大きい一連のプレフィクスを許可し、ルータのローカル ラベル割り当てフィルタとして設定されています。LDP は 192.168.17.0/20 および 192.168.2.0/24 プレフィクスを許可しますが、許可された範囲外のプレフィクスに対するラベルを取り消します。

switch# configure terminal
switch(config)# ip prefix-list List3 permit 192.168.0.0/16 ge 18
switch(config)# mpls ldp configuration
switch(config-ldp)# label allocate global prefix-list List3

 

次の例では、ホスト ルートがローカル ラベル割り当てフィルタとして設定されています。

switch# configure terminal
switch(config)# mpls ldp configuration
switch(config-ldp)# label allocate global host-routes

 

次の例では、ローカル ラベル割り当てフィルタがすべて削除され、LDP ローカル ラベル割り当てのデフォルトに戻されます。セッションはリセットされません。

switch# configure terminal
switch(config)# mpls ldp configuration
switch(config-ldp)# no label allocate global all-routes
 

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングのサンプル設定例

図 8-3 は、MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングの動作の説明に使用されるサンプル設定です。

ルータ R1、R2、および R3 には、それぞれループバック アドレス 10.1.1.1、10.2.2.2、および 10.3.3.3 が定義され、IGP によってアドバタイズされます。

10.1.1.1 はルータ R1 のルータ ID、10.2.2.2 はルータ R2 のルータ ID、10.3.3.3 はルータ R3 のルータ ID です。

LDP によるローカル ラベルの割り当て先ローカル ラベルを指定するプレフィクス リストが、ルータ R1 で定義されています。

ルータ R1 は、ルータ R2 および R3 上の IGP ネイバーから多数のルートを学習します。

図 8-3 MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリングのサンプル設定例

 

LDP コマンドを使用して確認できることは次のとおりです。

ルータ R1 は、プレフィクスの正しいサブセットにローカル ラベルを割り当てている。

ルータ R2 および R3 は、ルータ R1 がローカル ラベルを割り当てなかったプレフィクスのリモート バインディングを受信していない。

ルータ R1、ルータ R2 および R3 のローカル ラベル バインディング

次の例では、LDP は、すべてのルートのローカル ラベルの割り当て、および IGP から学習したすべてのルートのラベル バインディングのアドバタイズにデフォルトの動作を使用します。

次に、図 8-3 の設定に基づくルータ R1 の LIB の内容を示します。

R1# show mpls ldp bindings
 
lib entry: 10.1.1.1/32, rev 7
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 16
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 17
lib entry: 10.2.2.2/32, rev 13
local binding: label: 1000
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 18
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
lib entry: 10.3.3.3/32, rev 15
local binding: label: 1002
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 18
lib entry: 10.10.7.0/24, rev 8
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 17
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
lib entry: 10.10.8.0/24, rev 11
local binding: label: 1001
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
lib entry: 10.10.9.0/24, rev 9
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 16
 

表示されている最初のプレフィクス リスト(10.1.1.1/32)について、ルータ R1 はルータ R2 および R3 からリモート ラベルを受信しました(それぞれ 17 と 16)。ルータ R1 で 10.2.2.2 と 10.3.3.3 に割り当てられているローカル ラベル(それぞれ 1000 と 1002)がルータ R2 と R3 にアドバタイズされています。

次に、図 8-3 の設定に基づくルータ R2 の LIB の内容を示します。

R2# show mpls ldp bindings
 
lib entry: 10.1.1.1/32, rev 11
local binding: label: 17
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 16
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: imp-null
lib entry: 10.2.2.2/32, rev 7
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 18
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: 1000
lib entry: 10.3.3.3/32, rev 15
local binding: label: 18
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: 1002
lib entry: 10.10.7.0/24, rev 8
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 17
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: imp-null
lib entry: 10.10.8.0/24, rev 9
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: 1001
lib entry: 10.10.9.0/24, rev 13
local binding: label: 16
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: imp-null
 

表示されている 2 番めのプレフィクス リスト(10.2.2.2/32)について、ルータ R2 はルータ R1 および R3 からリモート ラベルを受信しました(それぞれ 1000 と 18)。ルータ R2 で 10.1.1.1 と 10.3.3.3 に割り当てられているローカル ラベル(それぞれ 17 と 18)がルータ R1 と R3 にアドバタイズされています。

次に、図 8-3 の設定に基づくルータ R3 の LIB の内容を示します。

R3# show mpls ldp bindings
 
lib entry: 10.1.1.1/32, rev 13
local binding: label: 16
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 17
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: imp-null
lib entry: 10.2.2.2/32, rev 15
local binding: label: 18
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: 1000
lib entry: 10.3.3.3/32, rev 7
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 18
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: 1002
lib entry: 10.10.7.0/24, rev 11
local binding: label: 17
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: imp-null
lib entry: 10.10.8.0/24, rev 8
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: 1001
lib entry: 10.10.9.0/24, rev 9
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 16
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: imp-null
 

表示されている 3 番めのプレフィクス リスト(10.3.3.3/32)について、ルータ R3 はルータ R1 および R2 からリモート ラベルを受信しました(それぞれ 1002 と 18)。ルータ R3 で 10.1.1.1 と 10.2.2.2 に割り当てられているローカル ラベル(それぞれ 16 と 18)がルータ R1 と R2 にアドバタイズされています。

ルータ R1 でのローカル ラベル割り当てフィルタリングの設定

次に、ローカル ラベル割り当てフィルタリングの設定例を示します。

次の例では、ホスト ルートがルータ R1 で唯一のフィルタとして選択されています。

R1# configure terminal
R1(config)# mpls ldp configuration
R1(config-ldp)# label allocate global host-routes

 

次に、プレフィクス リスト ListA に基づいてプレフィクスを許可または拒否するローカル ラベル割り当てフィルタの設定例を示します。

R1# configure terminal
R1(config)# ip prefix-list ListA permit 0.0.0.0/32 ge 32
R1(config)# mpls ldp configuration
R1(config-ldp)# label allocate global prefix-list ListA
 

ローカル ラベル割り当てフィルタリングによる、ルータ R1、ルータ R2、およびルータ R3 でのラベル バインディングの変更

ルータ R1 でのローカル ラベル割り当てフィルタの設定後、各ルータで LIB のローカル ラベル バインディングの変更を確認できます。LIB エントリの出力への変更は、太字テキストで強調表示されます。

次に、ローカル ラベル割り当ての prefix-list フィルタの設定によって、ルータ R1 の LIB の内容がどのように変化するかを示します。

R1# show mpls ldp bindings
 
lib entry: 10.1.1.1/32, rev 7
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 16
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 17
lib entry: 10.2.2.2/32, rev 13
local binding: label: 1000
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 18
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
lib entry: 10.3.3.3/32, rev 15
local binding: label: 1002
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 18
lib entry: 10.10.7.0/24, rev 8
no local binding
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 17
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
lib entry: 10.10.8.0/24, rev 11
no local binding
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
lib entry: 10.10.9.0/24, rev 9
no local binding
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 16
 

 

次に、ルータ R1 のローカル ラベル割り当ての prefix-list フィルタの設定によって、ルータ R2 の LIB の内容がどのように変化するかを示します。

R2# show mpls ldp bindings
 
lib entry: 10.1.1.1/32, rev 11
local binding: label: 17
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 16
lib entry: 10.2.2.2/32, rev 7
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 18
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: 1000
lib entry: 10.3.3.3/32, rev 15
local binding: label: 18
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: 1002
lib entry: 10.10.7.0/24, rev 8
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: 17
lib entry: 10.10.8.0/24, rev 9
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
lib entry: 10.10.9.0/24, rev 13
local binding: label: 16
remote binding: lsr: 10.3.3.3:0, label: imp-null
 

10.10.7.0/24、10.10.8.0/24、および 10.10.9.0/24 プレフィクスには、今後、ローカル ラベルは割り当てられません。したがって、ルータ R1 はこれらのプレフィクスに対してラベルのアドバタイズメントを送信しません。

次に、ルータ R1 のローカル ラベル割り当ての prefix-list フィルタの設定によって、ルータ R3 の LIB の内容がどのように変化するかを示します。

R3# show mpls ldp bindings
 
lib entry: 10.1.1.1/32, rev 13
local binding: label: 16
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 17
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: imp-null
lib entry: 10.2.2.2/32, rev 15
local binding: label: 18
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: 1000
lib entry: 10.3.3.3/32, rev 7
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 18
remote binding: lsr: 10.1.1.1:0, label: 1002
lib entry: 10.10.7.0/24, rev 11
local binding: label: 17
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
lib entry: 10.10.8.0/24, rev 8
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: imp-null
lib entry: 10.10.9.0/24, rev 9
local binding: label: imp-null
remote binding: lsr: 10.2.2.2:0, label: 16
 

10.10.7.0/24、10.10.8.0/24、および 10.10.9.0/24 プレフィクスには、今後、ローカル ラベルは割り当てられません。この場合も、ルータ R1 はこれらのプレフィクスに対してラベルのアドバタイズメントを送信しません。

例:MPLS LDP 発信ラベル フィルタリングの設定

次に、ネットワーク 10.0.0.0 のラベルを LSR 35.0.0.55 だけにアドバタイズし、他のすべてのプレフィクスのラベルをすべての LSR にアドバタイズするようにデバイスを設定する例を示します。

switch# configure terminal
switch(config)# ip prefix-list pfx1 permit 10.0.0.0/32
switch(config)# ip prefix-list peer1 permit 35.0.0.55/32
switch(config)# mpls ldp configuration
switch(config)# no advertise-labels
switch(config-ldp)# advertise-labels for pfx1 to peer1
 

例:MPLS LDP 受信ラベル フィルタリングの設定

次に、ネイバー 10.0.0.31 とのセッションで受信したラベル バインディングをフィルタリングするプレフィクス リストを設定する例を示します。

10. b . c . d に一致するプレフィクスのラベル バインディングが受け入れられます。ここで、 b は 63 以下で、 c および d は 0 ~ 128 の整数です。10.0.0.31 から受信した他のラベル バインディングは拒否されます。

switch# configure terminal
switch(config)# ip prefix-list 1 permit 10.0.0.0/10 le 32
switch(config)# mpls ldp configuration
switch(config-ldp)# neighbor 10.0.0.31 labels accept 1
switch(config-ldp)# show mpls ldp neighbor 10.0.0.31 detail
 
Peer LDP Ident: 10.0.0.31:0; Local LDP Ident 10.0.0.30:0
TCP connection: 10.0.0.31.18303 - 10.0.0.30.646
Password: not required, none, in use
Adj pwd Rx/Tx: [nil]/[nil]
TCP pwd Rx/Tx: [nil]/[nil]
State: Oper; Msgs sent/rcvd: 28987/28988; Downstream; Last TIB rev sent 57
Up time: 2w3d; UID: 16; Peer Id 0
LDP discovery sources:
Ethernet2/2; Src IP addr: 60.0.0.2
holdtime: 15000 ms, hello interval: 5000 ms
Addresses bound to peer LDP Ident:
10.0.0.31 3.3.151.13 60.0.0.2 61.0.0.1
Peer holdtime: 180000 ms; KA interval: 60000 ms; Peer state: estab
Capabilities Sent:
[Dynamic Announcement (0x0506)]
[Typed Wildcard (0x0970)]
Capabilities Received:
[Dynamic Announcement (0x0506)]
[Typed Wildcard (0x0970)]

 

次に、10.0.0.31 から学習されたラベル バインディングの例を示します。LIB には除外されたプレフィクスのラベル バインディングが含まれていないことを確認します。

switch# show mpls ldp bindings neighbor 10.0.0.31

lib entry: 3.3.0.0/16, rev 57
remote binding: lsr: 10.0.0.31:0, label: imp-null
lib entry: 10.0.0.30/32, rev 2
remote binding: lsr: 10.0.0.31:0, label: 17
lib entry: 10.0.0.31/32, rev 39
remote binding: lsr: 10.0.0.31:0, label: imp-null
lib entry: 10.0.0.32/32, rev 37
remote binding: lsr: 10.0.0.31:0, label: 16
lib entry: 60.0.0.0/8, rev 55
remote binding: lsr: 10.0.0.31:0, label: imp-null
lib entry: 61.0.0.0/8, rev 56

remote binding: lsr: 10.0.0.31:0, label: imp-null

MPLS LDP ラベル フィルタリングの追加情報

MPLS LDP ラベル フィルタリングの実装に関連する詳細情報については、次の項を参照してください。

「関連資料」

「RFC」

「MIB」

関連資料

関連項目
参照先

CLI コマンド

Cisco Nexus 7000 Series NX-OS MPLS Command Reference

MIB

MIB
MIB のリンク

MPLS-LDP-STD-MIB

MIB を検索およびダウンロードするには、次の URL にアクセスしてください。

http://www.cisco.com/public/sw-center/netmgmt/cmtk/mibs.shtml

MPLS LDP ラベル フィルタリングの機能履歴

表 8-2 は、この機能のリリースの履歴です。

 

表 8-2 MPLS LDP ラベル フィルタリングの機能履歴

機能名
リリース
機能情報

MPLS LDP ローカル ラベル割り当てフィルタリング

5.2(1)

この機能が導入されました。

MPLS LDP 発信ラベル フィルタリング

5.2(1)

この機能が導入されました。

MPLS LDP 受信ラベル フィルタリング

5.2(1)

この機能が導入されました。