Cisco Nexus 7000 シリーズ NX-OS Quality of Service コンフィギュレーション ガイド リリース 5.x
分類の設定
分類の設定
発行日;2012/02/05 | 英語版ドキュメント(2011/12/07 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 1MB) | フィードバック

目次

分類の設定

分類について

分類のライセンス要件

分類の前提条件

注意事項および制約事項

トラフィック クラスの設定

ACL 分類の設定

DSCP 分類の設定

IP precedence 分類の設定

プロトコル分類の設定

QoS グループ分類の設定

廃棄クラス分類の設定

レイヤ 3 パケット長分類の設定

CoS 分類の設定

IP RTP 分類の設定

クラス マップ分類の設定

分類設定の確認

分類の例

分類の機能履歴

分類の設定

この章では、Cisco NX-OS デバイス上で分類を設定する方法について説明します。ここでは、次の内容を説明します。

「分類について」

「分類のライセンス要件」

「分類の前提条件」

「注意事項および制約事項」

「トラフィック クラスの設定」

「分類設定の確認」

「分類の例」

「分類の機能履歴」

分類について

分類とは、パケットをトラフィック クラスに振り分けることです。指定した分類済みトラフィックに対して特定のアクション(ポリシングやマークダウンなど)を実行するようにデバイスを設定します。

パケットの特性を 表 3-1 に示す分類基準と照合することによって、各トラフィック クラスを表すクラス マップを作成できます。

 

表 3-1 分類基準

分類基準
説明

Class of Service(CoS; サービス クラス)

IEEE 802.1Q ヘッダー内のサービス クラス(CoS)フィールド。

Internet Protocol(IP)precedence

IP ヘッダーの Type of Service(ToS; サービス タイプ)バイト内部の優先順位値。

Differentiated Services Code Point(DSCP; DiffServ コード ポイント)

IP ヘッダーの DIffServ フィールド内部の DSCP 値。

QoS グループ

システム内部で操作および照合できる、ローカルで有効な QoS 値。範囲は 0 ~ 126 です。

廃棄クラス

システム内部で照合および操作できる、ローカルで有効な値。範囲は 0 ~ 63 です。

Access Control List(ACL; アクセスコントロールリスト)。

IP ACL または Media Access Control(MAC)ACL 名

プロトコル

標準のレイヤ 2 プロトコル(Address Resolution Protocol(ARP; アドレス解決プロトコル)、Connectionless Network Service (CLNS; コネクションレス型ネットワーク サービス)など)。

パケット長

レイヤ 3 パケット長のサイズ範囲

IP Real-time Transport Protocol(RTP)

Real-time Transport Protocol(RTP)を使用しているアプリケーションを、User Datagram Protocol(UDP)ポート番号範囲によって識別します。

クラス マップ

名前付きクラス マップ オブジェクト内で指定された基準。

複数の一致基準を指定することも、特定の基準について照合しないようにすることも、一部または全部の基準を照合することによってトラフィック クラスを決定することもできます。


) ただし、ACL について照合する場合は、パケット長を除く他の一致基準を match-all クラス内で指定することはできません。match-any クラス内では、ACL およびその他の一致基準について照合できます。


入力または出力トラフィックにだけ関係する一致基準もあります。たとえば、内部ラベル QoS グループは、入力トラフィックに対しては意味を持ちません。これは、まだ値が割り当てられていないからです。

QoS ポリシー マップ内でどのクラスにも一致しないトラフィックは、class-default と呼ばれるデフォルトのトラフィック クラスに割り当てられます。QoS ポリシー マップ内で class-default を参照することで、この一致しないトラフィックを選択できます。


class-map type qos match-all コマンドを入力して QoS クラス マップに match all を設定する場合、match-all オプションは機能しません。代わりに、一致基準は常に match any として扱われます。


同じタイプのトラフィックを処理する各種インターフェイスの QoS ポリシーを定義する場合、同じ Virtual Device Context(VDC; 仮想デバイス コンテキスト)内のクラス マップを再利用できます。


) クラス マップの詳細については、「モジュラ QoS コマンドライン インターフェイス(MQC)の使用」を参照してください。


分類のライセンス要件

次の表に、この機能のライセンス要件を示します。

 

製品
ライセンス要件

Cisco NX-OS

QoS 機能にライセンスは必要ありません。ライセンス パッケージに含まれていない機能は、Cisco NX-OS システム イメージにバンドルされて提供されます。追加料金は発生しません。Cisco NX-OS ライセンス方式の詳細については、『 Cisco NX-OS Licensing Guide 』を参照してください。

ただし、Virtual Device Context(VDC; 仮想デバイス コンテキスト)の使用には Advanced Services ライセンスが必要です。

分類の前提条件

分類の前提条件は、次のとおりです。

「モジュラ QoS コマンドライン インターフェイス(MQC)の使用」に精通している。

スイッチにログオンしている。

正しい VDC 内にいる。VDC とは、システム リソースのセットを論理的に表現したものです。 switchto vdc コマンドでは VDC 番号を使用できます。

注意事項および制約事項

分類に関する注意事項および制約事項は、次のとおりです。

クラス マップ内で指定できる一致基準の数は最大 1,024 個です。

1 つのポリシー マップで使用するために設定できるクラスの数は最大 4,096 個です。

ACL について照合する際、それ以外に指定できる一致基準は、match-all クラス内のレイヤ 3 パケット長だけです。

レイヤ 2 ポート上のトラフィックは、着信パケットのポート ポリシーまたは VLAN ポリシーのいずれかに基づいて分類できます(ただし両方に基づいて分類することはできません)。ポート ポリシーまたは VLAN ポリシーのいずれかが有効になります(ただし両方が有効になることはありません)。両方のポリシーが存在する場合、デバイスはポート ポリシーに基づいて動作し、VLAN ポリシーを無視します。

トラフィック クラスの設定

ここでは、次の内容について説明します。

「ACL 分類の設定」

「DSCP 分類の設定」

「IP precedence 分類の設定」

「プロトコル分類の設定」

「QoS グループ分類の設定」

「廃棄クラス分類の設定」

「レイヤ 3 パケット長分類の設定」

「CoS 分類の設定」

「IP RTP 分類の設定」

「クラス マップ分類の設定」

ACL 分類の設定


) デバイスでは、match access-group name コマンドの no 形式がサポートされていません。


既存の ACL に基づいてパケットを照合することによって、トラフィックを分類できます。permit および deny ACL キーワードは照合では無視されます。QoS では ACL の許可-拒否機能は使用されません。IP Version 4(IPv4; IP バージョン 4)または IP Version 6(IPv6; IP バージョン 6)のいずれかによって、分類できます。


) トンネリング プロトコルもまた IP でない限り、トンネル型 IP パケットは照合されません。また、照合は外側の IP ヘッダーに適用され、カプセル化された IP ヘッダーには適用されません。


手順の概要

1. config t

2. class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-map-name

3. match access-group name acl-name

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-map-name

 

例:

switch(config)# class-map class_acl

class-map-name という名前のクラス マップを作成するか、そのクラス マップにアクセスし、クラス マップ モードを開始します。クラス マップ名には、アルファベット、ハイフン、またはアンダースコア文字を含めることができます。クラス マップ名は大文字と小文字が区別され、最大 40 文字まで設定できます。

ステップ 3

match access-group name acl-name

 

例:

switch(config-cmap-qos)# match access-group name my_acl

acl-name に基づいてパケットを照合することによって、トラフィック クラスを設定します。permit および deny ACL キーワードは照合では無視されます。

形式はサポートされていません。

次に、ACL クラス マップ設定の表示方法例を示します。

switch# show class-map class_acl

DSCP 分類の設定

IP ヘッダーの DiffServ フィールドの DSCP 値に基づいてトラフィックを分類できます。 表 3-2 に、標準の DSCP 値を示します。

 

表 3-2 標準の DSCP 値

DSCP 値の一覧

af11

AF11 dscp(001010):10 進値 10

af12

AF12 dscp(001100):10 進値 12

af13

AF13 dscp(001110):10 進値 14

af21

AF21 dscp(010010):10 進値 18

af22

AF22 dscp(010100):10 進値 20

af23

AF23 dscp(010110):10 進値 22

af31

AF31 dscp(011010):10 進値 26

af32

AF40 dscp(011100):10 進値 28

af33

AF33 dscp(011110):10 進値 30

af41

AF41 dscp(100010):10 進値 34

af42

AF42 dscp(100100):10 進値 36

af43

AF43 dscp(100110):10 進値 38

cs1

CS1(優先順位 1)dscp(001000):10 進値 8

cs2

CS2(優先順位 2)dscp(010000):10 進値 16

cs3

CS3(優先順位 3)dscp(011000):10 進値 24

cs4

CS4(優先順位 4)dscp(100000):10 進値 32

cs5

CS5(優先順位 5)dscp(101000):10 進値 40

cs6

CS6(優先順位 6)dscp(110000):10 進値 48

cs7

CS7(優先順位 7)dscp(111000):10 進値 56

default

デフォルト dscp(000000):10 進値 0

ef

EF dscp(101110):10 進値 46


) トンネリング プロトコルもまた IP でない限り、トンネル型 IP パケットは照合されません。また、照合は外側の IP ヘッダーに適用され、カプセル化された IP ヘッダーには適用されません。


手順の概要

1. config t

2. class-map [type qos] [match-any | match-all] class-map-name

3. match [ not] dscp dscp-list

4. exit

5. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-map-name

 

例:

switch(config)# class-map class_dscp

class-map-name という名前のクラス マップを作成するか、そのクラス マップにアクセスし、クラス マップ モードを開始します。クラス マップ名には、アルファベット、ハイフン、またはアンダースコア文字を含めることができます。クラス マップ名は大文字と小文字が区別され、最大 40 文字まで設定できます。

ステップ 3

match [not] dscp dscp-list

 

例:

switch(config-cmap-qos)# match dscp af21, af32

dscp-values に基づいてパケットを照合することによって、トラフィック クラスを設定します。標準の DSCP 値については、 表 3-2 を参照してください。

指定した範囲に一致しない値について照合するには、 not キーワードを使用します。

ステップ 4

exit

 

例:

switch(config-cmap-qos)# exit

switch(config)#

クラス マップ キューイング モードを終了し、コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。

次に、DSCP クラス マップ設定の表示方法例を示します。

switch# show class-map class_dscp

IP precedence 分類の設定

IP ヘッダーの ToS バイト フィールドの優先順位値に基づいてトラフィックを分類できます。 表 3-3 に、優先順位値を示します。

 

表 3-3 優先順位値

優先順位値の一覧

<0-7>

IP precedence 値

critical

クリティカル優先順位(5)

flash

フラッシュ優先順位(3)

flash-override

フラッシュ オーバーライド優先順位(4)

immediate

即時優先順位(2)

internet

インターネットワーク コントロール優先順位(6)

network

ネットワーク コントロール優先順位(7)

priority

プライオリティ優先順位(1)

routine

ルーチン優先順位(0)


) トンネリング プロトコルもまた IP でない限り、トンネル型 IP パケットは照合されません。また、照合は外側の IP ヘッダーに適用され、カプセル化された IP ヘッダーには適用されません。


手順の概要

1. config t

2. class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-map-name

3. match [ not ] precedence precedence-values

4. exit

5. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-map-name

 

例:

switch(config)# class-map class_ip_precedence

class-map-name という名前のクラス マップを作成するか、そのクラス マップにアクセスし、クラス マップ モードを開始します。クラス マップ名には、アルファベット、ハイフン、またはアンダースコア文字を含めることができます。クラス マップ名は大文字と小文字が区別され、最大 40 文字まで設定できます。

ステップ 3

match [ not ] precedence precedence-values

 

例:

switch(config-cmap-qos)# match precedence 1-2, 5-7

precedence-values に基づいてパケットを照合することによって、トラフィック クラスを設定します。値については、 表 3-3 を参照してください。指定した範囲に一致しない値について照合するには、 not キーワードを使用します。

ステップ 4

exit

 

例:

switch(config-cmap-qos)# exit

switch(config)#

クラス マップ キューイング モードを終了し、コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。

次に、IP precedence クラス マップ設定の表示方法例を示します。

switch# show class-map class_ip_precedence

プロトコル分類の設定

レイヤ 3 プロトコルのトラフィックでは、ACL 分類の照合を使用できます。詳細については、「ACL 分類の設定」を参照してください。

表 3-4 に示すプロトコル引数に基づいてトラフィックを分類できます。

 

表 3-4 match コマンドのプロトコル引数

引数
説明

arp

アドレス解決プロトコル(ARP)

bridging

ブリッジング

cdp

Cisco Discovery Protocol(CDP; シスコ検出プロトコル)

clns

コネクションレス型ネットワーク サービス(CLNS)

clns_es

CLNS エンド システム

clns_is

CLNS 中継システム

dhcp

Dynamic Host Configuration(DHCP)

isis

Intermediate System-to-Intermediate System(IS-IS)

ldp

Label Distribution Protocol(LDP; ラベル配布プロトコル)

netbios

NetBIOS Extended User Interface(NetBEUI)


) 一度に最大 8 つの異なるプロトコル(表 3-4 を参照)を照合できます。


手順の概要

1. config t

2. class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-map-name

3. match [ not ] protocol { arp | bridging | clns | clns_is | dhcp | isis | netbios | cdp | clns_es | ldp }

4. exit

5. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-map-name

 

例:

switch(config)# class-map class_protocol

class-map-name という名前のクラス マップを作成するか、そのクラス マップにアクセスし、クラス マップ モードを開始します。クラス マップ名には、アルファベット、ハイフン、またはアンダースコア文字を含めることができます。クラス マップ名は大文字と小文字が区別され、最大 40 文字まで設定できます。

ステップ 3

match [ not] protocol { arp | bridging | cdp | clns | clns_is | dhcp | isis | netbios | clns_es | ldp }

switch(config-cmap-qos)# match protocol isis

指定したプロトコルに基づいてパケットを照合することによって、トラフィック クラスを設定します。指定したプロトコルに一致しないプロトコルについて照合するには、 not キーワードを使用します。

ステップ 4

exit

 

例:

switch(config-cmap-qos)# exit

switch(config)#

クラス マップ キューイング モードを終了し、コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。

次に、protocol クラス マップ設定の表示方法例を示します。

switch# show class-map class_protocol

QoS グループ分類の設定

QoS グループ内部ラベルの値に基づいてトラフィックを分類できます。QoS グループ内部ラベルはパケット ペイロードまたはパケット ヘッダーの一部ではありません。「QoS グループ マーキングの設定」で説明しているように、 set qos-group コマンドを使用して、ポリシー マップ内で QoS グループの値を設定できます。


) QoS グループについて照合するのは出力ポリシーだけです。これは、その値が入力ポリシーで設定されるまで未定義であるからです。


手順の概要

1. config t

2. class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-map-name

3. match [ not ] qos-group multi-range-qos-group-values

4. exit

5. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-map-name

 

例:

switch(config)# class-map class_qos_group

class-map-name という名前のクラス マップを作成するか、そのクラス マップにアクセスし、クラス マップ モードを開始します。クラス マップ名には、アルファベット、ハイフン、またはアンダースコア文字を含めることができます。クラス マップ名は大文字と小文字が区別され、最大 40 文字まで設定できます。

ステップ 3

match [ not ] qos-group multi-range-qos-group-values

 

例:

switch(config-cmap-qos)# match qos-group 4, 80-90

QoS グループ値のリストに基づいてパケットを照合することによって、トラフィック クラスを設定します。値の範囲は 0 ~ 126 です。デフォルトの QoS グループ値は 0 です。指定した範囲に一致しない値について照合するには、 not キーワードを使用します。

ステップ 4

exit

 

例:

switch(config-cmap-qos)# exit

switch(config)#

クラス マップ キューイング モードを終了し、コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。

次に示すように、QoS グループのクラス マップ設定を表示するには、 show class-map コマンドを使用します。

switch# show class-map class_qos_group

廃棄クラス分類の設定

棄クラス内部ラベルの値に基づいてトラフィックを分類できます。廃棄クラス内部ラベルはパケット ペイロードまたはパケット ヘッダーの一部ではありません。「廃棄クラス マーキングの設定」で説明しているように、 set discard-class コマンドを使用して、ポリシー マップ内で廃棄クラスの値を設定できます。


) 廃棄クラスについて照合するのは出力ポリシーだけです。これは、その値が入力ポリシーで設定されるまで未定義であるからです。


手順の概要

1. config t

2. class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-map-name

3. match [ not ] discard-class multi-range-discard-class-values

4. exit

5. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-map-name

 

例:

switch(config)# class-map class_discard_class

class-map-name という名前のクラス マップを作成するか、そのクラス マップにアクセスし、クラス マップ モードを開始します。クラス マップ名には、アルファベット、ハイフン、またはアンダースコア文字を含めることができます。クラス マップ名は大文字と小文字が区別され、最大 40 文字まで設定できます。

ステップ 3

match [not] discard-class multi-range-discard-class-values

 

例:

switch(config-cmap-qos)# match discard-class 4, 60-62

廃棄クラス値のリストに基づいてパケットを照合することによって、トラフィック クラスを設定します。値の範囲は 0 ~ 63 です。デフォルトの廃棄クラス値は 0 です。指定した範囲に一致しない値について照合するには、 not キーワードを使用します。

ステップ 4

exit

 

例:

switch(config-cmap-qos)# exit

switch(config)#

クラス マップ キューイング モードを終了し、コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。

次に、discard class クラス マップ設定の表示方法例を示します。

switch# show class-map class_discard_class

レイヤ 3 パケット長分類の設定

各種のパケット長に基づいてレイヤ 3 トラフィックを分類できます。


) この機能は IP パケットだけが対象です。


手順の概要

1. config t

2. class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-map-name

3. match [ not ] packet length min packet-length-list

4. exit

5. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-map-name

 

例:

switch(config)# class-map class_packet_length

class-map-name という名前のクラス マップを作成するか、そのクラス マップにアクセスし、クラス マップ モードを開始します。クラス マップ名には、アルファベット、ハイフン、またはアンダースコア文字を含めることができます。クラス マップ名は大文字と小文字が区別され、最大 40 文字まで設定できます。

ステップ 3

match [ not ] packet length packet-length-list

 

例:

switch(config-cmap-qos)# match packet length 2000

各種のパケット長に基づいてパケットを照合することによって、トラフィック クラスを設定します。値の範囲は 1 ~ 9198 です。指定した範囲に一致しない値について照合するには、 not キーワードを使用します。

ステップ 4

exit

 

例:

switch(config-cmap-qos)# exit

switch(config)#

クラス マップ キューイング モードを終了し、コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。

次に、packet length クラス マップ設定の表示方法例を示します。

switch# show class-map class_packet_length

CoS 分類の設定

IEEE 802.1Q ヘッダー内のサービス クラス(CoS)フィールドに基づいてトラフィックを分類できます。この 3 ビットのフィールドは IEEE 802.1p で QoS トラフィック クラスをサポートするために規定されています。CoS は VLAN ID タグ フィールドの上位 3 ビットで符号化され、user_priority と呼ばれます。

手順の概要

1. config t

2. class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-map-name

3. match [ not ] cos cos-list

4. exit

5. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-map-name

 

例:

switch(config)# class-map class_cos

class-map-name という名前のクラス マップを作成するか、そのクラス マップにアクセスし、クラス マップ モードを開始します。クラス マップ名には、アルファベット、ハイフン、またはアンダースコア文字を含めることができます。クラス マップ名は大文字と小文字が区別され、最大 40 文字まで設定できます。

ステップ 3

match [not] cos cos-list

 

例:

switch(config-cmap-qos)# match cos 4, 5-6

CoS 値のリストに基づいてパケットを照合することによって、トラフィック クラスを設定します。値の範囲は 0 ~ 7 です。指定した範囲に一致しない値について照合するには、 not キーワードを使用します。

ステップ 4

exit

 

例:

switch(config-cmap-qos)# exit

switch(config)#

クラス マップ キューイング モードを終了し、コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。

次に、CoS クラス マップ設定の表示方法例を示します。

switch# show class-map class_cos

IP RTP 分類の設定

IP Real-time Transport Protocol(RTP)は、オーディオやビデオなどのデータを送信するリアルタイム アプリケーション用のトランスポート プロトコルで、Request For Comments(RFC)3550 で規定されています。RTP では一般的な TCP ポートや UDP ポートは使用されませんが、通常はポート 16384 ~ 32767 を使用するように RTP を設定します。偶数番号ポートを UDP 通信に使用し、1 つ上の奇数番号ポートを RTP Control Protocol(RTCP)通信に使用します。

UDP ポート範囲に基づいて分類を設定できます。UDP ポート範囲は、RTP を使用するアプリケーションを対象とする可能性があります。

手順の概要

1. config t

2. class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-map-name

3. match [ not ] ip rtp udp-port-values

4. exit

5. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-map-name

 

例:

switch(config)# class-map class_rtp

class-map-name という名前のクラス マップを作成するか、そのクラス マップにアクセスし、クラス マップ モードを開始します。クラス マップ名には、アルファベット、ハイフン、またはアンダースコア文字を含めることができます。クラス マップ名は大文字と小文字が区別され、最大 40 文字まで設定できます。

ステップ 3

match [not] ip rtp udp-port-value

 

例:

switch(config-cmap-qos)# match ip rtp 2000-2100, 4000-4100

UDP ポート番号の下限と上限に基づいてパケットを照合することによって、トラフィック クラスを設定します。UDP ポート番号の範囲は、RTP を使用するアプリケーションを対象とする可能性があります。値の範囲は 2000 ~ 65535 です。指定した範囲に一致しない値について照合するには、 not キーワードを使用します。

ステップ 4

exit

 

例:

switch(config-cmap-qos)# exit

switch(config)#

クラス マップ キューイング モードを終了し、コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。

次に、rtp クラス マップ設定の表示方法例を示します。

switch# show class-map class_rtp

クラス マップ分類の設定

参照を実行する前に、参照先のクラス マップを作成する必要があります。設定できるクラス マップの入れ子のレベルは 1 レベルだけです。別のクラス マップを参照しているクラス マップを参照することはできません。

参照先のクラス マップを削除する場合は、その前に、そのクラス マップへの参照をすべて削除してください。

別のクラス マップ内にある一致基準に基づいてトラフィックを分類できます。同じクラス マップを複数のポリシー内で参照できます。

class-map 分類の設定では、次の各注意事項に従ってください。

match class-map コマンドで指定したクラス マップとの論理 OR を実行するには、 match-any キーワードを使用します。照合されるクラス マップの match-any または match-all の指定は無視されます。

match class-map コマンドで指定したクラス マップとの論理 AND を実行するには、 match-all キーワードを使用します。照合されるクラス マップの match-any または match-all の指定は無視されます。

手順の概要

1. config t

2. class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-map-name

3. match [ not ] class-map class-map-name

4. exit

5. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

switch(config)#

コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

class-map [ type qos ] [ match-any | match-all ] class-map-name

 

例:

switch(config)# class-map class_class_map

class-map-name という名前のクラス マップを作成するか、そのクラス マップにアクセスし、クラス マップ モードを開始します。クラス マップ名には、アルファベット、ハイフン、またはアンダースコア文字を含めることができます。クラス マップ名は大文字と小文字が区別され、最大 40 文字まで設定できます。

ステップ 3

match [not] class-map class-map-name

 

例:

switch(config-cmap-qos)# match class-map class_map3

別のクラス マップ内の一致基準に基づいてパケットを照合することによって、トラフィック クラスを設定します。 match-all class-map コマンドのデフォルトであるため、class_map3 内で指定された一致基準と class_class_map 内の一致基準とが論理 AND されます。指定した範囲に一致しない値について照合するには、 not キーワードを使用します。

ステップ 4

exit

 

例:

switch(config-cmap-qos)# exit

switch(config)#

クラス マップ キューイング モードを終了し、コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 5

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションに保存します。

次に、class-map クラス マップ設定の表示方法例を示します。

switch# show class-map class_class_map

分類設定の確認

クラス マップ設定を確認するには、 show class-map コマンドを使用します。このコマンドによって、すべてのクラス マップが表示されます。

switch# show class-map
...

分類の例

次に、2 つのクラスのトラフィックについて分類を設定する例を示します。

class-map class_dscp
match dscp af21, af32
exit
class-map class_cos
match cos 4, 5-6
exit

分類の機能履歴

表 3-5 に、この機能のリリース履歴を示します。

 

表 3-5 分類の機能履歴

機能名
リリース
機能の情報

IPv4 ACL および IPv6 ACL と比較できる。

4.1(2)

--

変更なし

4.2(1)

--

変更なし

5.0(2)

--