Cisco Nexus 7000 シリーズ NX-OS システム管理コ ンフィギュレーション ガイド リリース 5.x
LLDP の設定
LLDP の設定
発行日;2012/02/05 | 英語版ドキュメント(2011/08/01 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

LLDP の設定

LLDP の概要

LLDP の概要

ハイ アベイラビリティ

仮想化サポート

LLDP のライセンス要件

注意事項および制約事項

デフォルト設定

LLDP の設定

LLDP のグローバルなイネーブルまたはディセーブル

インターフェイス上での LLDP のイネーブルまたはディセーブル

LLDP オプション パラメータの設定

LLDP コンフィギュレーションの確認

LLDP のコンフィギュレーション例

その他の関連資料

関連資料

規格

LLDP 機能の履歴

LLDP の設定

この章では、ローカル ネットワーク上の他のデバイスを検出するために、Link Layer Discovery Protocol(LLDP)を設定する方法について説明します。


) 管理デバイス上で実行されている Cisco NX-OS のリリースが、この章で説明する機能または設定の一部をサポートしていない場合があります。最新の機能情報および警告については、対象のプラットフォームおよびソフトウェア リリースのマニュアルおよびリリース ノートを参照してください。


ここでは、次の内容を説明します。

「LLDP の概要」

「LLDP のライセンス要件」

「注意事項および制約事項」

「デフォルト設定」

「LLDP の設定」

「LLDP コンフィギュレーションの確認」

「LLDP のコンフィギュレーション例」

「その他の関連資料」

「LLDP 機能の履歴」

LLDP の概要

ここでは、次の内容について説明します。

「LLDP の概要」

「ハイ アベイラビリティ」

「仮想化サポート」

LLDP の概要

Cisco Discovery Protocol(CDP; シスコ検出プロトコル)はデバイス検出プロトコルで、シスコ製のあらゆるデバイス(ルータ、ブリッジ、アクセス サーバ、スイッチ)上でデータリンク層(レイヤ 2)を介して実行されます。CDP により、ネットワーク管理アプリケーションは、ネットワークに接続されているシスコ デバイスを自動的に検出し、学習することができます。

非シスコ デバイスを検出できるようにするために、スイッチは Link Layer Discovery Protocol(LLDP) もサポートしています。これはベンダー中立なデバイス検出プロトコルで、IEEE 802.1ab 標準で定義されています。LLDP を使用するとネットワーク デバイスは、ネットワーク上の他のデバイスに対して自身の情報を通知できます。このプロトコルはデータリンク層で実行されます。これにより、異なるネットワーク層のプロトコルを実行している 2 つのシステムが相互に学習できます。

LLDP は片方向プロトコルで、デバイスおよびそのインターフェイスの機能と現在のステータス情報を送信します。LLDP デバイスはプロトコルを使用して、他の LLDP デバイスからのみ情報を請求します。

LLDP は一連のアトリビュートをサポートしており、これを使用して他のデバイスを検出します。これらのアトリビュートには、タイプ、長さ、および値(TLV)の説明が含まれています。LLDP デバイスは TLV を使用して、ネットワーク上の他のデバイスと情報を送受信できます。設定情報、デバイスの機能、デバイス ID などの詳細は、このプロトコルを使用して通知できます。

LLDP は、デフォルトで次の TLV を通知します。

DCBXP

管理アドレス

ポートの説明

ポート VLAN

システムの機能

システムの説明

システム名

ハイ アベイラビリティ

LLDP 機能はステートレス リスタートおよびステートフル リスタートをサポートします。リブート後またはスーパーバイザ スイッチオーバー後に、実行コンフィギュレーションが適用されます。

ハイ アベイラビリティの詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS High Availability and Redundancy Guide, Release 5.x 』を参照してください。

仮想化サポート

Virtual Device Context(VDC; 仮想デバイス コンテキスト)ごとに LLDP インスタンスが 1 つサポートされます。別の VDC を指定しない限り、自動的にデフォルト VDC が使用されます。

VDC の詳細については、『 Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide, Release 5.x 』を参照してください。

LLDP のライセンス要件

次の表に、この機能のライセンス要件を示します。

 

製品
ライセンス要件

Cisco NX-OS

LLDP にはライセンスは不要です。ライセンス パッケージに含まれていない機能は、Cisco NX-OS システム イメージにバンドルされて提供されます。追加料金は発生しません。Cisco NX-OS ライセンス方式の詳細については、 『Cisco NX-OS Licensing Guide を参照してください。

注意事項および制約事項

LLDP に関する設定時の注意事項および制約事項は、次のとおりです。

インターフェイス上で LLDP をイネーブルまたはディセーブルにするには、事前にデバイス上で LLDP をイネーブルにしておく必要があります。

LLDP は物理インターフェイスだけでサポートされています。

LLDP は 1 つのポートにつき 1 つのデバイスを検出できます。

Converged Network Adapter(CNA)を使用していない場合、LLDP は Linux サーバを検出できます。LLDP は他のタイプのサーバを検出できません。

デフォルト設定

表 16-1 に LLDP のデフォルト設定を示します。

 

表 16-1 LLDP のデフォルト設定

パラメータ
デフォルト

グローバル LLDP

ディセーブル

インターフェイス上の LLDP

イネーブル(LLDP がグローバルにイネーブルになった後)

LLDP 保持時間(ディセーブルになる前)

120 秒

LLDP 再初期化遅延

2 秒

LLDP タイマ(パケット更新頻度)

30 秒

LLDP TLV

イネーブル

LLDP 受信

イネーブル(LLDP がグローバルにイネーブルになった後)

LLDP 送信

イネーブル(LLDP がグローバルにイネーブルになった後)

LLDP の設定

ここでは、次の内容について説明します。

「LLDP のグローバルなイネーブルまたはディセーブル」

「インターフェイス上での LLDP のイネーブルまたはディセーブル」

「LLDP オプション パラメータの設定」


) この機能の Cisco NX-OS コマンドは、類似した機能の Cisco IOS コマンドと異なる場合があります。


LLDP のグローバルなイネーブルまたはディセーブル

デバイス上で、LLDP をグローバルにイネーブルまたはディセーブルにできます。デバイスで LLDP パケットの送信および受信を可能にするには、LLDP をグローバルにイネーブルにする必要があります。

操作の前に

正しい VDC を使用していることを確認します。VDC を切り替えるには、 switchto vdc コマンドを使用します。

手順の概要

1. config t

2. [no] feature lldp

3. show running-config lldp

4. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

[no] feature lldp

 

例:

switch(config)# feature lldp

デバイス上で LLDP をイネーブルまたはディセーブルにします。LLDP はデフォルトでディセーブルになっています。

ステップ 3

show running-config lldp

 

例:

switch(config)# show running-config lldp

(任意)グローバルな LLDP コンフィギュレーションを表示します。LLDP がイネーブルの場合、「feature lldp」が表示され、LLDP がディセーブルの場合、「Invalid command」エラーが表示されます。

ステップ 4

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。

次に、デバイス上で LLDP をグローバルにイネーブルにする例を示します。

switch# config t
Enter configuration commands, one per line.End with CNTL/Z.
switch(config)# feature lldp

インターフェイス上での LLDP のイネーブルまたはディセーブル

LLDP をグローバルにイネーブルにすると、サポートされているすべてのインターフェイス上で、LLDP がデフォルトでイネーブルになります。ただし、個々のインターフェイス上で LLDP をイネーブルまたはディセーブルにすることも、LLDP パケットを送信だけ、または受信だけ行うようインターフェイスを選択的に設定することもできます。


) インターフェイスをトンネル ポートとして設定すると、LLDP は自動的にディセーブルになります。


操作の前に

正しい VDC を使用していることを確認します。VDC を切り替えるには、 switchto vdc コマンドを使用します。

デバイス上で LLDP がグローバルにイネーブルになっていることを確認します。

手順の概要

1. config t

2. interface ethernet slot/port

3. [no] lldp transmit

4. [no] lldp receive

5. show lldp interface ethernet slot/port

6. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

interface ethernet slot/port

 

例:

switch(config)# interface ethernet 7/1

switch(config-if)

LLDP をイネーブルにするインターフェイスを指定し、インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

[no] lldp transmit

 

例:

switch(config-if)# lldp transmit

インターフェイス上で LLDP パケットの送信をイネーブルまたはディセーブルにします。LLDP をグローバルにイネーブルにすると、サポートされているすべてのインターフェイス上で、LLDP がデフォルトでイネーブルになります。

ステップ 4

[no] lldp receive

 

例:

switch(config-if)# lldp receive

インターフェイス上で LLDP パケットの受信をイネーブルまたはディセーブルにします。LLDP をグローバルにイネーブルにすると、サポートされているすべてのインターフェイス上で、LLDP がデフォルトでイネーブルになります。

ステップ 5

show lldp interface ethernet slot/port

 

例:

switch(config-if)# show lldp interface ethernet 7/1

(任意)インターフェイス上の LLDP 設定を表示します。

ステップ 6

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config-if)# copy running-config startup-config

(任意)リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。

次に、インターフェイス上で LLDP パケットの送信をディセーブルにする例を示します。

switch# config t
switch(config)# interface ethernet 7/1
switch(config-if)# no lldp transmit

LLDP オプション パラメータの設定

LLDP の更新頻度、受信デバイスが情報を破棄するまでに保持している時間、および初期化の遅延時間を設定できます。TLV を選択して、LLDP パケットに含まれるようにすることもできます。

操作の前に

正しい VDC を使用していることを確認します。VDC を切り替えるには、 switchto vdc コマンドを使用します。

手順の概要

1. config t

2. [no] lldp holdtime seconds

3. [no] lldp reinit seconds

4. [no] lldp timer seconds

5. show lldp timers

6. [no] lldp tlv-select tlv

7. show lldp tlv-select

8. copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

config t

 

例:

switch# config t

Enter configuration commands, one per line. End with CNTL/Z.

switch(config)#

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

[no] lldp holdtime seconds

 

例:

switch(config)# lldp holdtime 200

(任意)受信デバイスが、デバイスから送信された情報を破棄するまでに保持している時間(秒)を指定します。

値の範囲は 10 ~ 255 秒で、デフォルト値は 120 秒です。

ステップ 3

[no] lldp reinit seconds

 

例:

switch(config)# lldp reinit 5

(任意)インターフェイス上で LLDP を初期化するときの遅延時間(秒)を指定します。

値の範囲は 1 ~ 10 秒で、デフォルト値は 2 秒です。

ステップ 4

[no] lldp timer seconds

 

例:

switch(config)# lldp timer 50

(任意)LLDP 更新の送信頻度(秒)を指定します。

値の範囲は 5 ~ 254 秒で、デフォルト値は 30 秒です。

ステップ 5

show lldp timers

 

例:

switch(config)# show lldp timers

(任意)LLDP の保持時間、遅延時間、更新頻度の設定を表示します。

ステップ 6

[no] lldp tlv-select tlv

 

例:

switch(config)# lldp tlv-select system-name

(任意)LLDP パケットで送信および受信する TLV を指定します。使用できる TLV は、dcbxp、management-address、port-description、port-vlan、system-capabilities、system-description、および system-name です。使用できるすべての TLV はデフォルトでイネーブルになっています。

』を参照してください。

ステップ 7

show lldp tlv-select

 

例:

switch(config)# show lldp tlv-select

(任意)LLDP TLV コンフィギュレーションを表示します。

ステップ 8

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config)# copy running-config startup-config

(任意)リブートおよびリスタート時に実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーして、変更を継続的に保存します。

次に、200 秒の保持時間、5 秒の遅延時間、50 秒の更新頻度を設定し、port-vlan TLV をディセーブルに設定する例を示します。

switch# config t
Enter configuration commands, one per line.End with CNTL/Z.
switch(config)# lldp holdtime 200
switch(config)# lldp reinit 5
switch(config)# lldp timer 50
switch(config)# no lldp tlv-select port-vlan

LLDP コンフィギュレーションの確認

LLDP のコンフィギュレーションを表示するには、次のコマンドを使用します。

 

コマンド
目的

show running-config lldp

LLDP のグローバル コンフィギュレーションを表示します。

show lldp interface ethernet slot / port

LLDP のインターフェイス コンフィギュレーションを表示します。

show lldp timers

LLDP の保持時間、遅延時間、更新頻度の設定を表示します。

show lldp tlv-select

LLDP TVL コンフィギュレーションを表示します。

show lldp dcbx interface ethernet slot / port

ローカルな DCBX 制御ステータスを表示します。

show lldp neighbors {detail | interface ethernet slot / port }

LLDP ネイバーのデバイス ステータスを表示します。

show lldp traffic

LLDP カウンタ(デバイスによって送信および受信された LLDP パケットの数、破棄されたパケットの数、未確認 TLV の数など)を表示します。

show lldp traffic interface ethernet slot / port

インターフェイス上で送信および受信された LLDP パケットの数を表示します。

LLDP の統計を消去するには、 clear lldp counters コマンドを使用します。

LLDP のコンフィギュレーション例

次に、1 つのデバイス上での LLDP のイネーブル化、一部のインターフェイス上での LLDP のディセーブル化、オプション パラメータ(保持時間、遅延時間、更新頻度など)の設定、およびいくつかの LLDP TLV のディセーブル化の例を示します。

switch# config t
Enter configuration commands, one per line.End with CNTL/Z.
switch(config)# feature lldp
switch(config)# interface ethernet 7/9
switch(config-if)# no lldp transmit
switch(config-if)# no lldp receive
switch(config-if)# exit
switch(config)# interface ethernet 7/10
switch(config-if)# no lldp transmit
switch(config-if)# no lldp receive
switch(config-if)# exit
switch(config)# lldp holdtime 200
switch(config)# lldp reinit 5
switch(config)# lldp timer 50
switch(config)# no lldp tlv-select port-vlan
switch(config)# no lldp tlv-select system-name

その他の関連資料

LLDP の実装に関連する詳細情報については、次の項を参照してください。

「関連資料」

「規格」

関連資料

関連項目
マニュアル名

LLDP コマンド:コマンド構文の詳細、コマンド モード、コマンド履歴、デフォルト、使用上の注意事項、および例

『Cisco Nexus 7000 Series NX-OS System Management Command Reference, Release 5.x

VDC

Cisco Nexus 7000 Series NX-OS Virtual Device Context Configuration Guide, Release 5.x

規格

規格
タイトル

この機能がサポートする新しい規格または変更された規格はありません。また、この機能で変更された既存規格のサポートはありません。

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LLDP 機能の履歴

表 16-2 に、この機能のリリース履歴を示します。

 

表 16-2 LLDP 機能の履歴

機能名
リリース
機能情報

LLDP

5.0(2)

この機能が導入されました。