Cisco Nexus 6000 シリーズ NX-OS FabricPath コンフィギュレーション ガイド ガイド リリース 7.x
FabricPath 機能の詳細設定
FabricPath 機能の詳細設定
発行日;2015/03/25 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 2MB) | フィードバック

目次

FabricPath 機能の詳細設定

FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細設定について

過負荷ビット

FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細パラメータの設定

FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細パラメータのグローバル設定

FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細パラメータのインターフェイス単位の設定

FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細カウンタのクリア

Multi-Destination ツリー

MDT について

MDT の注意事項と制約事項

デフォルトのトポロジに対する MDT の設定

トポロジごとの MDT の設定

FabricPath の詳細設定の確認

FabricPath の詳細機能の設定に関する機能の履歴

FabricPath 機能の詳細設定

この章の内容は、次のとおりです。

「FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細設定について」

「FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細パラメータの設定」

「Multi-Destination ツリー」

「FabricPath の詳細設定の確認」

「FabricPath の詳細機能の設定に関する機能の履歴」


) FabricPath の前提条件、注意事項と制限事項、およびライセンス要件の詳細については、「概要」を参照してください。


FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細設定について

レイヤ 2 IS-IS のデフォルト設定を使用して FabricPath ネットワークを実行することを推奨します。

ただし、次のように IS-IS 設定の多くを変更することができます。

スイッチ全体および FabricPath ネットワーク内の各スイッチでグローバルに変更

FabricPath ネットワーク内の指定の FabricPath スイッチで変更

FabricPath レイヤ 2 IS-IS 設定のいずれかを変更した場合は、FabricPath ネットワーク内のすべてのスイッチのグローバル パラメータに対して、およびネットワーク内の適用可能なすべての FabricPath スイッチのパラメータに対して、確実に同じ変更を加えます。

レイヤ 2 IS-IS は、レイヤ 3 IS-IS に基づいており、レイヤ 2 で実行できるように拡張されています。レイヤ 2 IS-IS のコマンドとレイヤ 3 IS-IS のコマンドは異なります。レイヤ 2 IS-IS は、FabricPath のコントロール プレーンであり、単一のプロトコルにより、すべてのユニキャスト、およびマルチキャスト トラフィックを制御します。転送に関しては、FabricPath レイヤ 2 IS-IS では、ユニキャスト、未知のユニキャスト、ブロードキャスト、およびマルチキャスト フレームのトラフィックが転送されます。ソフトウェアはレイヤ 2 IS-IS を使用して、FabricPath ネットワーク全体にわたるループフリー パスを維持します。(FabricPath レイヤ 2 IS-IS のデフォルト動作については、「FabricPath スイッチングの設定」を参照してください。また、FabricPath フォワーディングについては、「FabricPath フォワーディングの設定」を参照してください)。

これらの詳細な FabricPath レイヤ 2 IS-IS の設定によって、FabricPath ネットワークの動作を微調整することができます。

過負荷ビット

IS-IS は過負荷ビットを使用して、トラフィックの転送にはローカル ルータを使用しないが、引き続き、そのローカル ルータ宛てのトラフィックをルーティングすることを他のルータに指示します。

過負荷ビットを使用する状況は、次のとおりです。

ルータがクリティカル条件下にある。

ネットワークに対して通常手順でルータの追加および除去を行う。

その他(管理上またはトラフィック エンジニアリング上)の理由。BGP コンバージェンスの待機中など。

過負荷ビット機能には下位互換性はありません。この機能が適切に機能するにはすべての FabricPath スイッチがこの機能をサポートする必要があります。

最短パス優先(SPF)を計算するときの中間ホップとしてこのルータを使用しないことを他のルータに伝えるように、ルータを設定できます。任意で、起動時に BGP がコンバージェンスするまで、一時的に過負荷ビットを設定することもできます。

過負荷ビットを設定する以外に、レベル 1 またはレベル 2 トラフィックに関して、LSP からの特定タイプの IP プレフィックス アドバタイズメントを抑制することが必要な場合もあります。

FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細パラメータの設定

FabricPath をイネーブルにすると、レイヤ 2 IS-IS プロトコルは自動的に動作しますが、パラメータを任意で設定することもできます。FabricPath レイヤ 2 IS-IS パラメータにはグローバルに設定するものと、スイッチ単位で設定するものがあります。この項では、次のトピックについて取り上げます。

「FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細パラメータのグローバル設定」

「FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細パラメータのインターフェイス単位の設定」

「FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細カウンタのクリア」

FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細パラメータのグローバル設定

FabricPath をイネーブルにすると、FabricPath レイヤ 2 IS-IS プロトコルは自動的に動作しますが、グローバル パラメータを任意で設定することもできます。


) IS-IS のグレースフル リスタートはサポートされません。graceful-restart コマンドは CLI に存在しますが、この時点ではサポートされていません。


手順の概要

1. configure terminal

2. fabricpath domain default

3. (任意) authentication-check

4. (任意) authentication key-chain auth-key-chain-name

5. (任意) authentication type { cleartext | md5 }

6. (任意) log-adjacency-changes

7. (任意) lsp-gen-interval msecs [ msecs msecs ]

8. (任意) lsp-mtu mtu

9. (任意) max-lsp-lifetime secs

10. (任意) maximum-paths max-paths

11. (任意) reference-bandwidth { ref-mbps [Mbps] | ref-gbps [Gbps] }

12. (任意) spf-interval msecs [ msecs msecs ]

13. (任意) topology topology_number

14. (任意) hostname dynamic

15. (任意) root-priority value

16. (任意) set-overload-bit {always | on-start-up { seconds }}

17. exit

18. exit

19. (任意) show running-config

20. (任意) copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

switch# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

fabricpath domain default

 

switch(config)# fabricpath domain default

switch(config-fabricpath-isis)#

グローバル FabricPath レイヤ 2 IS-IS コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

authentication-check

 

例:

switch(config-fabricpath-isis)# authentication-check

switch(config-fabricpath-isis)#

(任意)スイッチがプロトコル データ ユニット(PDU)を受信した場合の認証チェックを設定します。認証チェックをオフにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

(注) デフォルトはオンです。

ステップ 4

authentication key-chain auth-key-chain-name

 

例:

switch(config-fabricpath-isis)#
authentication key-chain trees

switch(config-fabricpath-isis)#

(任意)認証キーチェーンを設定します。このパラメータをクリアするには、このコマンドの no 形式を使用します。

認証キーチェーン名の最大サイズは 63 文字の英数字です。

キーチェーンの作成の例は、次のとおりです。

key chain trees
key 0
key-string cisco01
accept-lifetime 07:00:00 Sep 20 2011 infinite
send-lifetime 07:00:00 Sep 20 2011 infinite
 

キー チェーンについては、『 Cisco Nexus 6000 Series NX-OS Security Configuration Guide, Release 6.0 』を参照してください。

ステップ 5

authentication-type {cleartext | md5}

 

例:

switch(config-fabricpath-isis)#
authentication-type md5

switch(config-fabricpath-isis)#

(任意)認証タイプを設定します。このパラメータをクリアするには、このコマンドの no 形式を使用します。

次の認証タイプのいずれかを設定できます。

cleartext :クリアテキストの認証方式を指定します。

md5 :メッセージ ダイジェスト(MD5)認証を指定します。

ステップ 6

log-adjacency-changes

 

例:

switch(config-fabricpath-isis)# log-
adjacency-changes

switch(config-fabricpath-isis)#

(任意)FabricPath レイヤ 2 IS-IS ネイバーの状態が変わった場合にログ メッセージを送信するよう、スイッチを設定します。ログ メッセージを停止するには、このコマンドの no 形式を入力します。デフォルトは OFF です。

ステップ 7

lsp-gen-interval msecs [ msecs msecs ]

 

switch(config-fabricpath-isis)# lsp-gen-
interval 100

switch(config-fabricpath-isis)#

(任意)リンク ステート パケット(LSP)生成の間隔を設定します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。オプション パラメータは次のとおりです。

max-wait :トリガーから LSP 生成までの最初の待機時間。有効な範囲は 50 ~ 120000 ミリ秒で、デフォルト値は 8000 ミリ秒です。

lsp-initial-wait :トリガーから LSP 発生までの初期待ち時間。有効な範囲は 50 ~ 120000 ミリ秒で、デフォルト値は 50 ミリ秒です。

lsp-second-wait :バックオフ時の LSP スロットルに使用する第 2 待ち時間。有効な範囲は 50 ~ 120000 ミリ秒で、デフォルト値は 50 ミリ秒です。

ステップ 8

lsp-mtu mtu

 

例:

switch(config-fabricpath-isis)# lsp-mtu 2000

switch(config-fabricpath-isis)#

(任意)LSP MTU を設定します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。範囲は 128 ~ 4352 で、デフォルト値は 1200 です。

ステップ 9

max-lsp-lifetime secs

 

例:

switch(config-fabricpath-isis)# max-lsp-
lifetime 1000

switch(config-fabricpath-isis)#

(任意)LSP の最大ライフタイム(秒単位)を設定します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。有効な範囲は 128 ~ 4352 で、デフォルト値は 1492 です。

ステップ 10

maximum-paths max-paths

 

例:

switch(config-fabricpath-isis)# maximum-
paths 4

switch(config-fabricpath-isis)#

(任意)1 つの宛先あたりの最大パス数を設定します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。有効な範囲は 1 ~ 16 で、デフォルト値は 16 です。

ステップ 11

reference-bandwidth { ref-mbps [ Mbps ] | ref-gbps [ Gbps ]}

 

例:

switch(config-fabricpath-isis)# reference-
bandwidth 200000

switch(config-fabricpath-isis)#

 

(任意)FabricPath レイヤ 2 IS-IS コストの割り当てに使用する、参照帯域幅を設定します。デフォルト値は 400000 Mbps です。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。オプション パラメータは次のとおりです。

ref-mbps :有効な範囲は 1 ~ 4000000 で、デフォルト値は 4000000 です。

ref-gbps :有効な範囲は 1 ~ 4000 で、デフォルト値は 400 です。

ステップ 12

spf-interval msecs [ msecs msecs ]

 

switch(config-fabricpath-isis)# spf-
interval 10000

switch(config-fabricpath-isis)#

 

(任意)リンク ステート アドバタイズメント(LSA)の到達間隔を設定します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。オプション パラメータは次のとおりです。

spf-max-wait :トリガーから Shortest Path First(SPF)計算までの最大待機時間。有効な範囲は 50 ~ 120000 ミリ秒で、デフォルト値は 8000 ミリ秒です。

spf-initial-wait :トリガーから SPF 計算までの最初の待機時間。有効な範囲は 50 ~ 120000 ミリ秒で、デフォルト値は 50 ミリ秒です。

spf-second-wait :バックオフ時の SPF 計算に使用する第 2 待機時間。有効な範囲は 50 ~ 120000 ミリ秒で、デフォルト値は 50 ミリ秒です。

ステップ 13

topology topology_number

 

例:

switch(config-fabricpath-isis)# topology 1

switch(config-fabricpath-isis)#

(任意)トポロジ番号を設定します。トポロジには 1 ~ 63 の値を指定できます。

ステップ 14

hostname dynamic

 

例:

switch(config-fabricpath-isis)# hostname dynamic

switch(config-fabricpath-isis)#

(任意)FabricPath レイヤ 2 IS-IS プロトコルに対してダイナミック ホスト名をイネーブルにします。ダイナミック ホスト名をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を入力します。

ステップ 15

root-priority value

 

例:

switch(config-fabricpath-isis)# root-
priority 100

switch(config-fabricpath-isis)#

(任意)FabricPath ネットワークでレイヤ 2 IS-IS プロトコルのルートになるノードのプライオリティを設定します。プライオリティ値の最も高いノードが、ルートになる可能性が高くなります。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。有効な範囲は 1 ~ 255 で、デフォルト値は 64 です。

ステップ 16

set-overload-bit { always | on-startup { seconds }}

 

switch(config-fabricpath-isis)# set-overload-bit on-startup 30

(任意)IS-IS に過負荷ビットを設定します。 seconds の範囲は 5 ~ 86400 です。

ステップ 17

exit

 

例:

switch(config-fabricpath-isis)# exit

switch(config)#

グローバル FabricPath レイヤ 2 IS-IS コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 18

exit

 

例:

switch(config)# exit

switch#

グローバル コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 19

show running-config

 

例:

switch# show running-config

switch#

(任意)実行コンフィギュレーションを表示します。

ステップ 20

copy running-config startup-config

 

例:

switch# copy running-config startup-config

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

IS-IS コマンドの詳細については、『 Cisco Nexus 6000 Series NX-OS Unicast Routing Configuration Guide, Release 6.0 』を参照してください。

FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細パラメータのインターフェイス単位の設定

FabricPath をイネーブルにすると、FabricPath レイヤ 2 IS-IS プロトコルは自動的に動作しますが、インターフェイス パラメータを任意で設定することもできます。

手順の概要

1. configure terminal

2. interface { ethernet mod/slot | port-channel channel-number }

3. (任意) fabricpath isis authentication-check

4. (任意) fabricpath isis authentication key-chain auth-key-chain-name

5. (任意) fabricpath isis authentication type { cleartext | md5 }

6. (任意) fabricpath isis csnp-interval seconds

7. (任意) fabricpath isis hello-interval seconds

8. (任意) fabricpath isis hello-multiplier multiplier

9. (任意) fabricpath isis hello-padding

10. (任意) fabricpath isis lsp-interval milliseconds

11. (任意) fabricpath isis metric metric

12. (任意) fabricpath isis retransmit-interval seconds

13. (任意) fabricpath isis retransmit-throttle- interval milliseconds

14. exit

15. (任意) show running-config

16. (任意) copy running-config startup-config

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

configure terminal

 

switch# configure terminal

switch(config)#

コンフィギュレーション モードに入ります。

ステップ 2

interface {ethernet mod/slot | port-channel channel-number}

 

switch(config)# interface ethernet 5/2

switch(config-if)#

インターフェイス コンフィギュレーション モードを開始し、設定するインターフェイスを指定します。

スロットには 1 ~ 3 を指定できます。次のリストに使用可能なスロットを示します。

スロット 1 にはすべての固定ポートが含まれます。ファブリック エクステンダには 1 つのスロットのみがあります。

スロット 2 には上位拡張モジュールのポートが含まれます(実装されている場合)。

スロット 3 には下位拡張モジュールのポートが含まれます(実装されている場合)。

特定のスロット内のポート番号には 1 ~ 128 を指定できます。

EtherChannel 論理インターフェイスに割り当てられるポート チャネル番号には 1 ~ 4096 を指定できます。

ステップ 3

fabricpath isis authentication-check

 

switch(config-if)# fabricpath isis authentication-check

switch(config-if)#

(任意)インターフェイスの着信 FabricPath レイヤ 2 IS-IS hello プロトコル データ ユニット(PDU)での認証チェックをイネーブルにします。デフォルトはオンです。認証をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

(注) レベルの指定は不要です。

ステップ 4

fabricpath isis authentication key-chain auth-key-chain-name

 

switch(config-if)# fabricpath isis authentication key-chain trees

switch(config-if)#

(任意)認証用の hello PDU にパスワードを割り当てます。このパスワードを削除するには、このコマンドの no 形式を入力します。

認証キーチェーン名の最大サイズは 63 文字の英数字です。

(注) レベルの指定は不要です。

キーチェーンの作成の例は、次のとおりです。

key chain trees
key 0
key-string cisco01
accept-lifetime 07:00:00 Sep 20 2011 infinite
send-lifetime 07:00:00 Sep 20 2011 infinite
 

キー チェーンについては、『 Cisco Nexus 6000 Series NX-OS Security Configuration Guide, Release 6.0 』を参照してください。

ステップ 5

fabricpath isis authentication-type {cleartext | md5}

 

switch(config-if)# fabricpath isis authentication-type md5

switch(config-if)#

(任意)FabricPath レイヤ 2 IS-IS hello PDU のインターフェイスの認証タイプを指定します。このタイプを削除するには、このコマンドの no 形式を入力します。

次の認証タイプのいずれかを設定できます。

cleartext :クリアテキストの認証方式を指定します。

md5 :メッセージ ダイジェスト(MD5)認証を指定します。

(注) レベルの指定は不要です。

ステップ 6

fabricpath isis csnp-interval seconds

 

switch(config-if)# fabricpath isis csnp-interval 60

switch(config-if)#

(任意)インターフェイスで送信される Complete Sequence Number(CSNP)PDU の間隔を秒数で指定します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

有効な範囲は 1 ~ 65535 で、デフォルト値は 10 です。

ステップ 7

fabricpath isis hello-interval seconds

 

switch(config-if)# fabricpath isis hello-interval 20

switch(config-if)#

(任意)インターフェイスで hello PDU を送信する間隔を設定します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。有効な範囲は 1 ~ 65535 で、デフォルト値は 10 です。

(注) レベルの指定は不要です。

ステップ 8

fabricpath isis hello-multiplier multiplier

 

switch(config-if)# fabricpath isis hello-multiplier 20

switch(config-if)#

(任意)hello PDU を受信しなければならない間隔の計算に使用する乗数を指定します。この間隔を過ぎると、隣接がダウンします。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。指定できる範囲は 3 ~ 1000 です。デフォルトは 3 です。

(注) レベルの指定は不要です。

ステップ 9

fabricpath isis hello-padding

 

switch(config-if)# fabricpath hello-padding

switch(config-if)#

(任意)hello PDU に対してパディングをイネーブルにします。デフォルトはオンです。認証をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

を入力すると、パディングは常にオンになります。

ステップ 10

fabricpath isis lsp-interval milliseconds

 

例:

switch(config-if)# fabricpath isis lsp-interval 100

switch(config-if)#

(任意)フラッディング時にこのインターフェイスで送信されるリンク ステート パケット(LSP)の間隔をミリ秒単位で設定します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。指定できる範囲は 10 ~ 65535 です。デフォルト値は 33 です。

ステップ 11

fabricpath isis metric metric

 

例:

switch(config-if)# fabricpath isis metric 100

switch(config-if)#

(任意)このインターフェイスに対する FabricPath レイヤ 2 IS-IS メトリックを設定します。指定できる範囲は 0 ~ 16777215 です。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。デフォルト値は次のとおりです。

1 GB:400

10 GB:40

ステップ 12

fabricpath isis retransmit-interval seconds

 

例:

switch(config-if)# fabricpath isis retransmit-interval 100

switch(config-if)#

(任意)最初の LSP 再送信の間隔を設定します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。範囲は 1 ~ 65535 です。デフォルト値は 5 です。

ステップ 13

fabricpath isis retransmit-throttle- interval milli seconds

 

例:

switch(config-if)# fabricpath isis retransmit-throttle-interval 100

switch(config-if)#

(任意)後続の LSP 再送信の間隔を設定します。デフォルト値に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。有効な範囲は 20 ~ 65535 です。デフォルトは 66 です。

ステップ 14

exit

 

例:

switch(config-if)# exit

switch(config)#

インターフェイス コンフィギュレーション モードを終了します。

ステップ 15

show running-config

 

例:

switch(config)# show running-config

switch(config)#

(任意)実行コンフィギュレーションを表示します。

ステップ 16

copy running-config startup-config

 

例:

switch(config)# copy running-config startup-config

switch(config)#

(任意)実行コンフィギュレーションをスタートアップ コンフィギュレーションにコピーします。

IS-IS コマンドの詳細については、ご使用のプラットフォームの 『Unicast Routing configuration guide』およびコマンド リファレンスを参照してください。

FabricPath レイヤ 2 IS-IS の詳細カウンタのクリア

FabricPath レイヤ 2 IS-IS のカウンタはクリアできます。

手順の概要


ステップ 1 (任意) clear fabricpath isis adjacency [* | system-id | interface {ethernet mod/slot | port-channel channel-number }]

ステップ 2 (任意) clear fabricpath isis statistics *

ステップ 3 (任意) clear fabricpath isis traffic [* | interface {ethernet mod/slot | port-channel channel-number }]

手順の詳細

 

コマンド
目的

ステップ 1

clear fabricpath isis adjacency [ * | ethernet | port-channel | system-id { ethernet mod/slot | port-channel channel-number | system-id sid }]

 

switch# clear fabricpath isis adjacency

switch#

 

(任意)FabricPath レイヤ 2 IS-IS 隣接状態をクリアします。

* :すべてのインターフェイスの IS-IS 隣接を指定します。

ethernet :イーサネット インターフェイスを指定します。

mod/slot :スロットには 1 ~ 6 を指定できます。特定のスロット内のポート番号には 1 ~ 96 を指定できます。

port-channel :ポート チャネル インターフェイスを指定します。

channel-number :ポート チャネル番号。範囲は 1 ~ 4096 です。

system-id :システム ID を指定します。

sid :XXXX.XXXX.XXXX の形式のシステム ID。

変数を入力した場合、転送に影響を与え、トラフィックが中断することもあります。このコマンドはすべての隣接を破損してしまうからです。

ステップ 2

clear fabricpath isis statistics *

 

switch# clear fabricpath isis statistics *

switch#

(任意)FabricPath レイヤ 2 IS-IS プロトコルの統計情報をすべてクリアします。

ステップ 3

clear fabricpath isis traffic { * | ethernet mod/slot [ . sub-int ] | port-channel channel-number ] }

 

switch# clear fabricpath traffic

switch#

 

(任意)FabricPath レイヤ 2 IS-IS トラフィック情報をクリアします。

* :すべてのインターフェイスの IS-IS 隣接を指定します。

ethernet :イーサネット インターフェイスを指定します。

mod/slot :スロットには 1 ~ 3 を指定できます。特定のスロット内のポート番号には 1 ~ 128 を指定できます。

sub-int :サブインターフェイス番号を指定します。

port-channel :ポート チャネル インターフェイスを指定します。

channel-number :ポート チャネル番号。範囲は 1 ~ 4096 です。

Multi-Destination ツリー

MDT について

Multi-Destination ツリー(MDT)機能によって、トポロジあたり 2 つの MDT という制限がなくなり、ユーザがトポロジあたり最大 16 までの MDT を設定できるようになります。この機能により、トポロジ内の異なる Multi-Destination ツリーでマルチキャスト トラフィックのロード シェアリングができるため、ネットワークのパフォーマンスが向上します。

MDT の注意事項と制約事項

フォワーディング タグまたは ftag とも呼ばれる MDT は、トポロジ内のパケットの転送に使用されるスパニング ツリーです。デフォルトで、1 つのトポロジには 2 つの MDT ftag があります。topology 0 には ftag 1 および 2、topology 1 には ftag 3 および 4、topology 2 には ftag 5 および 6 があります。デフォルトの設定では、トポロジの最初の ftag がブロードキャストおよび未知のユニキャストに使用されます。2 番目の ftag はマルチキャストだけに使用されます。さらに、マルチキャスト トラフィックは、ロード シェアリングに最初の ftag を使用する場合があります。


) 256 および 257 の ftag は CE VPC トポロジに使用される予約済み ftag です。


Cisco Nexus デバイス上の MDT の設定および使用は、次のルールに従う必要があります。

最大 MDT の最小値:隣接する FabricPath ネットワークでは、ネットワーク内の各ノードに最大数の Multi-Destination ツリー(MDT)が設定されています。各ノードはサポートできるツリーの最大数をアドバタイズします。ノード全体での最大ツリーの最小値が、MDT の最終的な動作カウントとして使用されます。

たとえば、FabricPath ネットワークに 10 台のスイッチがある場合で、9 台のスイッチが 8 つの MDT で設定されているが、10 番目のスイッチが MDT 設定されていない場合、このルールに基づき、10 番目のスイッチは最大サポート ツリーを 2 とアドバタイズします。各スイッチには 2 つの MDT があります。これは FabricPath ネットワーク内の MDT の最小数です。

ノード数に関連したゼロ ルートのツリー数:ゼロ ルートの Multi-Destination ツリーの数は、設定された MDT の数から FabricPath ネットワーク内のノード数を引いた数と同じです。

たとえば、FabricPath ネットワーク内に 3 台のスイッチがあり、これらのスイッチがそれぞれ 8 MDT で設定されている場合、各スイッチには (8 - 3 = 5) 個のゼロ ルート ツリーがあることになります。各ツリーに対してルートとして機能する各ノードで 3 つのツリーだけが使用されます。

トポロジあたりの MDT の最大数:トポロジごとにサポートされる MDT の最大数は 16 です。MDT がトポロジで設定されていない場合、デフォルトの 2 つの MDT が有効になります。

すべてのトポロジの MDT の総数:機能的にサポートされる MDT の最大数はすべてのトポロジで 16 です。たとえば、topology-0 に 8 つのツリーがある場合、topology-1 は最大で 8 つのツリーを機能的に持つことができます。


) 16 トポロジ に16 MDT を設定することはできますが、機能的にサポートするのはすべてのトポロジで最大 16 MDT の予定です。


トポロジ 0 から 15 まで 2 つ以上の MDT を設定できます。

MDT ルートが到達不能:ツリーに対するルートの再計算はセットアップ内のノードが 1 つでも到達不能になったらトリガーされます。これにより、ネットワークのトラフィックに影響が及ぶ可能性があります。たとえば、4 つの MDT が設定された 4 つのノードがあり、ルート プライオリティが Node1>Node2>Node3>Node4 で、Node 2(tree 2 のルート)リブートの場合、ノードのプライオリティに基づいてルートの再計算がトリガーされます。この場合、Node 3 が Tree2 のルートになり、Node 4 が Tree 3 のルート、Tree 4 はゼロ ルートになります。パスが Node 2 を通過したすべてのツリーに対するトラフィックはこの場合一時的に影響を受けます。無効ルートのプライオリティが高いほど、より多くのトラフィックが中断されます。

ノードの数が MDT の数より少ない:MDT 設定が実行中に変更され、設定される MDT の数がネットワーク内のノード数より大きい場合、トラフィックのルート計算は影響を受けません。これは最大の最小ルールに準拠しています。

たとえば、4 つのノードと 4 つの MDT が設定されており、管理者がその後 4 つのノードすべてに 8 つの MDT を設定する場合、4 つの MDT が表示され、ルート計算は同じままです。

最初の MDT 設定における不一致:Fabricpath ネットワーク内の各スイッチに、異なる数の MDT が設定されている場合、最大の最小ルールが適用され、すべてのノードで最小のツリー数が表示されます。

たとえば、Fabricpath ネットワークに 3 台のスイッチがあり、switch 1 = 3 MDT、switch 2 = 5 MDT、switch 3 = 8 MDT の場合、セットアップに表示される MDT の合計は 3 です。

デフォルトのトポロジに対する MDT の設定

デフォルトのトポロジに対して MDT を設定できます。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# fabricpath domain default

Fabricpath IS-IS ドメイン コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

switch(config-fabricpath-isis)# multi-destination trees tree-num

トポロジに対する Multi-Destination ツリーの数を指定します。

トポロジごとの MDT の設定

トポロジごとに MDT を設定できます。

 

コマンド
目的

ステップ 1

switch# configure terminal

グローバル コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 2

switch(config)# fabricpath domain default

Fabricpath IS-IS ドメイン コンフィギュレーション モードを開始します。

ステップ 3

switch(config-fabricpath-isis)# topology topology number

レイヤ 2 の FabricPath トポロジ ID を指定します。 topology number の範囲は 1 ~ 63 です。

ステップ 4

switch(config-fabricpath-isis-topo)# multi-destination trees tree-num

トポロジに対する Multi-Destination ツリーの数を指定します。デフォルト値は 2 です。

FabricPath の詳細設定の確認

FabricPath の詳細設定情報を表示するには、次のいずれかの作業を行います。

 

コマンド
目的

show fabricpath isis adjacency [ {ethernet mod/slot | port-channel channel-number} | system-id | detail | summary ]

FabricPath レイヤ 2 IS-IS 隣接データベースを表示します。

show fabricpath isis database [level-1 [mgroup] [ detail | summary ] {zero-seq | router-id | adjacency}[ SID.XX-XX ]

FabricPath レイヤ 2 IS-IS データベースを表示します。

show fabricpath isis hostname [ detail }

FabricPath レイヤ 2 IS-IS のダイナミック ホスト名交換情報を表示します。

show fabricpath isis interface [ethernet mod/slot | port-channel channel-number] [brief]

FabricPath レイヤ 2 IS-IS 関連のインターフェイス情報を表示します。

show fabricpath isis route [summary | detail ]

ユニキャスト ルートに関する FabricPath レイヤ 2 IS-IS ルーティング テーブルを表示します。

show fabricpath isis spf-log [ detail ]

FabricPath レイヤ 2 IS-IS SPF 計算の統計情報を表示します。

show fabricpath isis statistics

FabricPath レイヤ 2 IS-IS イベント カウンタを表示します。

show fabricpath isis ftag [multidestination tree_id ]

トポロジ内のツリーに関連付けられた FTag 値を表示します。

show fabricpath isis vlan-range

トポロジ マッピングに合致する VLAN 設定を表示します。

show fabricpath isis trees [multidestination tree_id ]

ツリー内のノードや、特定のインターフェイス経由でのこれらのノードへの到達可能性、および設定されたメトリックを表示します。

show fabricpath isis switch-id

トポロジに関するスイッチ ID と到達可能性の情報を表示します。

show fabricpath isis ip redistribute mroute [ vlan vlan-id [ group group-id [ source source-id ]]]

ローカルに学習されたマルチキャスト ルートを表示します。

show fabricpath isis ip mroute [vlan vlan-id [group group-id [source source-id ]]]

ネイバーから学習されたマルチキャスト ルートを表示します。

show fabricpath isis [ protocol ]

FabricPath レイヤ 2 IS-IS プロセス レベル情報を表示します。

show fabricpath isis rrm [ gm ] {ethernet mod/slot | port-channel channel-number}

FabricPath レイヤ 2 IS-IS の retransmit-routing-message(ルーティング メッセージの再送信)情報を表示します。

show fabricpath isis srm [ gm ] {ethernet mod/slot | port-channel channel-number}

FabricPath レイヤ 2 IS-IS の send-routing-message(ルーティング メッセージの送信)情報を表示します。

show fabricpath isis topology summary

FabricPath レイヤ 2 IS-IS トポロジ データベースを表示します。

show fabricpath isis traffic [{ethernet mod/slot | port-channel channel-number}]

FabricPath レイヤ 2 IS-IS トラフィック情報を表示します。

show fabricpath isis ssn [ gm ] {ethernet mod/slot | port-channel channel-number}

FabricPath レイヤ 2 IS-IS の send-sequence-number(シーケンス番号の送信)情報を表示します。

FabricPath の詳細機能の設定に関する機能の履歴

表 5-1 に、これらの機能のリリース履歴を示します。

 

表 5-1 FabricPath 機能の履歴

機能名
リリース
機能情報

高度な FabricPath 機能

6.0(2)N1(1)

これらの機能は、IS-IS のサポートによって追加されました。