Cisco Nexus 5000 シリーズ NX-OS ユニキャスト ルーティング コマンド リファレンス
D コマンド
D コマンド
発行日;2013/04/23 | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 6MB) | フィードバック

目次

D コマンド

dead-interval(OSPF 仮想リンク)

dead-interval(OSPFv3 仮想リンク)

default-information originate(OSPF)

default-information originate(OSPFv3)

default-metric(OSPF)

default-metric(OSPFv3)

distance(OSPF)

distance(OSPFv3)

D コマンド

この章では、D で始まる Cisco NX-OS Open Shortest Path First(OSPF)コマンドについて説明します。

dead-interval(OSPF 仮想リンク)

ネイバーがダウンしていることをルータが宣言する前に、OSPF(Open Shortest Path First)仮想リンク上のネイバーから少なくとも 1 つの hello パケットを受信する必要がある間隔を設定するには、 dead interval コマンドを使用します。デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。

dead-interval seconds

no dead-interval

 
構文の説明

seconds

ルータがネイバーから少なくとも 1 つの hello パケットを受信する必要があるか、またはそのネイバーがピア リストから削除され、ルーティングに参加しない間隔(秒単位)。有効な範囲は 1 ~ 65535 です。値は仮想リンク上のすべてのノードで同じである必要があります。

 
コマンド デフォルト

40 秒

 
コマンド モード

仮想リンク コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが導入されました。

 
使用上のガイドライン

dead interval コマンドは、仮想リンク コンフィギュレーション モードで、OSPF hello パケット内でアドバタイズするデッド インターバルを設定するために使用します。この値は、仮想リンク上のすべてのネットワーキング デバイスで同じである必要があります。 seconds のデフォルト値は、 hello-interval コマンドによって設定された間隔の 4 倍です。

より短いデッド間隔( seconds )を設定することにより、ダウンしているネイバーを早く検出し、収束を改善することができます。デッド間隔を短くすると、動作の遅いネイバーを誤ってダウンしていると宣言することにより、仮想リンクが不安定になる可能性があります。

show ip ospf virtual-links コマンドを使用し、デッド間隔を確認します。

このコマンドには、LAN Base Services ライセンスが必要です。

次に、OSPF のデッド間隔を 20 秒に設定する例を示します。

switch(config)# ospf 201
switch(config-router)# area 99 virtual-link 192.0.2.4
switch(config-router-vlink)# dead-interval 20
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

copy running-config startup-config

コンフィギュレーションの変更をスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存します。

hello-interval(OSPF 仮想リンク)

Cisco NX-OS が仮想リンク上で送信する hello パケット間の間隔を指定します。

show ip ospf virtual-link

OSPF 仮想リンク情報を表示します。

dead-interval(OSPFv3 仮想リンク)

ネイバーがダウンしていることをルータが宣言する前に、OSPFv3(Open Shortest Path First version 3)仮想リンク上のネイバーから少なくとも 1 つの hello パケットを受信する必要がある間隔を設定するには、 dead interval コマンドを使用します。デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。

dead-interval seconds

no dead-interval

 
構文の説明

seconds

ルータがネイバーから少なくとも 1 つの hello パケットを受信する必要があるか、またはそのネイバーがピア リストから削除され、ルーティングに参加しない間隔(秒単位)。有効な範囲は 1 ~ 65535 です。値は仮想リンク上のすべてのノードで同じである必要があります。

 
デフォルト

seconds のデフォルト値は、 hello-interval コマンドによって設定された間隔の 4 倍です。

 
コマンド モード

仮想リンク コンフィギュレーション

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.2(1)N1(1)

このコマンドが導入されました。

 
使用上のガイドライン

dead interval コマンドは、仮想リンク コンフィギュレーション モードで、OSPFv3 hello パケット内でアドバタイズするデッド インターバルを設定するために使用します。この値は、仮想リンク上のすべてのネットワーキング デバイスで同じである必要があります。

より短いデッド間隔( seconds )を設定することにより、ダウンしているネイバーを早く検出し、収束を改善することができます。デッド間隔を短くすると、動作の遅いネイバーを誤ってダウンしていると宣言することにより、仮想リンクが不安定になる可能性があります。

show ospfv3 virtual-links コマンドを使用し、デッド間隔を確認します。

このコマンドには、Enterprise Services ライセンスが必要です。

次に、OSPFv3 のデッド間隔を 20 秒に設定する例を示します。

switch(config)# ospfv3 201
switch(config-router)# area 99 virtual-link 192.0.2.4
switch(config-router-vlink)# dead-interval 20
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

hello-interval(OSPFv3 仮想リンク)

Cisco NX-OS が仮想リンク上で送信する hello パケット間の間隔

show ospfv3 virtual-link

仮想リンクの OSPFv3 関連の情報を表示します。

default-information originate(OSPF)

OSPF ルーティング ドメインにデフォルト外部ルートを生成するには、 default-information originate コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

default-information originate [ always ] [ route-map map-name ]

no default-information originate [ always ] [ route-map map-name ]

 
構文の説明

always

(任意)ルート テーブルにデフォルト ルートがあるかどうかに関係なく、常にデフォルト ルートをアドバタイズするように指定します。

route-map map-name

(任意)ルート マップが満たされていない場合に、デフォルト ルートをアドバタイズするように指定します。 map-name 引数は、63 文字以下の任意の英数字文字列にできます。

 
コマンド デフォルト

ルートがルート テーブルにある場合に、デフォルト ルートをアドバタイズします。

 
コマンド モード

ルータ コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが導入されました。

 
使用上のガイドライン

default-information originate コマンドを使用し、再配布されたルートにデフォルト ルートを割り当てます。 redistribute コマンドを使用し、ルートを OSPF ルーティング ドメインに再配布すると、Cisco NX-OS は自動的に Autonomous System Boundary Router(ASBR; 自律システム境界ルータ)になります。ただし、デフォルトでは、ASBR はデフォルト ルートを OSPF ルーティング ドメインに生成しません。

route-map キーワードを使用し、Cisco NX-OS がルート マップに合格したルートにのみデフォルト ルートを生成するように、再配布されたルートをフィルタ処理します。 always キーワードを使用し、ルート テーブルにデフォルト ルートがあるかどうかに関係なく、デフォルト ルートを生成します。


default-information originate コマンドでは、オプションのルート マップの match 文は無視されます。


このコマンドには、LAN Base Services ライセンスが必要です。

次に、Enhanced Interior Gateway Protocol(EIGRP)の OSPF ルーティング ドメインに再配布されるデフォルト ルートを設定する例を示します。

switch(config)# router ospf 109
switch(config-router)# redistribute eigrp 108 route-map EigrpPolicy
switch(config-router)# default-information originate always
switch(config-router)#
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

copy running-config startup-config

コンフィギュレーションの変更をスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存します。

redistribute(OSPF)

ルートを 1 つのルーティング ドメインから OSPF に再配布します。

route-map

ルートのフィルタ ポリシーを定義します。

show ip ospf

OSPF 情報を表示します。

default-information originate(OSPFv3)

OSPFv3 ルーティング ドメインにデフォルト外部ルートを生成するには、 default-information originate コマンドを使用します。この機能をディセーブルにするには、このコマンドの no 形式を使用します。

default-information originate [ always ] [ route-map map-name ]

no default-information originate [ always ] [ route-map map-name ]

 
構文の説明

always

(任意)ルート テーブルにデフォルト ルートがあるかどうかに関係なく、常にデフォルト ルートをアドバタイズするように指定します。

route-map map-name

(任意)ルート マップが満たされていない場合に、デフォルト ルートをアドバタイズするように指定します。 map-name 引数は、63 文字以下の任意の英数字文字列にできます。

 
デフォルト

ルートがルート テーブルにある場合に、デフォルト ルートをアドバタイズします。

 
コマンド モード

アドレスファミリ コンフィギュレーション

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.2(1)N1(1)

このコマンドが導入されました。

 
使用上のガイドライン

default-information originate コマンドを使用し、再配布されたルートにデフォルト ルートを割り当てます。 redistribute コマンドを使用し、ルートを OSPFv3 ルーティング ドメインに再配布すると、Cisco NX-OS は自動的に Autonomous System Boundary Router(ASBR; 自律システム境界ルータ)になります。ただし、デフォルトでは、ASBR はデフォルト ルートを OSPFv3 ルーティング ドメインに生成しません。

route-map キーワードを使用し、Cisco NX-OS がルート マップに合格したルートにのみデフォルト ルートを生成するように、再配布されたルートをフィルタ処理します。 always キーワードを使用し、ルート テーブルにデフォルト ルートがあるかどうかに関係なく、デフォルト ルートを生成します。


default-information originate コマンドでは、オプションのルート マップの match 文は無視されます。


このコマンドには、Enterprise Services ライセンスが必要です。

次に、ボーダー ゲートウェイ プロトコル(BGP)の OSPFv3 ルーティング ドメインに再配布されるデフォルト ルートを設定する例を示します。

switch(config)# router ospfv3 109
switch(config-router)# redistribute bgp 108 route-map bgpPolicy
switch(config-router)# address-family ipv6 unicast
switch(config-router-af)# default-information originate always

 
関連コマンド

コマンド
説明

redistribute(OSPFv3)

ルートを 1 つのルーティング ドメインから OSPFv3 に再配布します。

route-map

ルートのフィルタ ポリシーを定義します。

default-metric(OSPF)

OSPF ルーティング プロトコルのデフォルト メトリック値を設定するには、 default-metric コマンドを使用します。デフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

default-metric metric-value

no default-metric metric-value

 
構文の説明

metric-value

指定されたルーティング プロトコルに適したデフォルト メトリック値。範囲は 1 ~ 1677214 です。

 
コマンド デフォルト

再配布されたルート、接続されたルート、およびスタティック ルートのメトリックは 25 に設定されます。

 
コマンド モード

ルータ コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが導入されました。

 
使用上のガイドライン

default-metric コマンドは、 redistribute コマンドと組み合わせて、スタティック ルートと直接接続されたルートを除く、すべての再配布されたルートに対して同じメトリック値を設定するために使用します。デフォルト メトリックは、互換性のないメトリックを持つルートを再配布するために役立ちます。外部ルート メトリックが OSPF メトリックに変換されない場合、常にデフォルト メトリックを使用して再配布を続行できるようにします。


default-metric コマンドは、OSPF に直接接続されたルートの再配布には適用されません。直接接続されたルートのデフォルト メトリックは、ルート マップを使用して変更します。


このコマンドには、LAN Base Services ライセンスが必要です。

次に、RIP と BGP を再配布するように OSPF を設定し、デフォルト メトリックを 10 に設定する例を示します。

switch(config)# router ospf 201
switch(config-router)# default-metric 10
switch(config-router)# redistribute rip 109 route-map FilterRip
switch(config-router)# redistribute bgp 4 route-map FilterBgp
switch(config-router)#
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

copy running-config startup-config

コンフィギュレーションの変更をスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存します。

redistribute(OSPF)

ルートを他のルーティング ドメインから OSPF に再配布します。

show ip ospf

OSPF 情報を表示します。

default-metric(OSPFv3)

OSPFv3 ルーティング プロトコルのデフォルト メトリック値を設定するには、 default-metric コマンドを使用します。デフォルトの状態に戻すには、このコマンドの no 形式を使用します。

default-metric metric-value

no default-metric metric-value

 
構文の説明

metric-value

指定されたルーティング プロトコルに適したデフォルト メトリック値。範囲は 1 ~ 1677214 です。

 
デフォルト

再配布されたルート、接続されたルート、およびスタティック ルートのメトリックは 25 に設定されます。

 
コマンド モード

アドレスファミリ コンフィギュレーション

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.2(1)N1(1)

このコマンドが導入されました。

 
使用上のガイドライン

default-metric コマンドは、 redistribute コマンドと組み合わせて、直接接続されたルートを除く、すべての再配布されたルートに対して同じメトリック値を設定するために使用します。デフォルト メトリックは、互換性のないメトリックを持つルートを再配布するために役立ちます。外部ルート メトリックが OSPFv3 メトリックに変換されない場合、常にデフォルト メトリックを使用して再配布を続行できるようにします。


default-metric コマンドは、OSPF に直接接続されたルートの再配布には適用されません。直接接続されたルートのデフォルト メトリックは、ルート マップを使用して変更します。


このコマンドには、Enterprise Services ライセンスが必要です。

次に、OSPFv3 が Routing Information Protocol(RIP)と Border Gateway Protocol(BGP; ボーダー ゲートウェイ プロトコル)を再配布するように設定し、デフォルト メトリックを 10 に設定する例を示します。

switch(config)# router ospfv3 201
switch(config-router)# address-family ipv6 unicast
switch(config-router-af)# default-metric 10
switch(config-router-af)# exit
switch(config-router)# redistribute rip 109 route-map FilterRip
switch(config-router)# redistribute bgp 4 route-map FilterBgp

 
関連コマンド

コマンド
説明

redistribute(OSPFv3)

ルートを他のルーティング ドメインから OSPFv3 に再配布します。

distance(OSPF)

OSPF ルートのアドミニストレーティブ ディスタンスを定義するには、 distance コマンドを使用します。デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。

distance distance

no distance

 
構文の説明

distance

この OSPF プロセスに対してローカルであるすべてのルートのアドミニストレーティブ ディスタンス。指定できる範囲は 1 ~ 255 です。

 
コマンド デフォルト

110

 
コマンド モード

ルータ コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.0(3)N1(1)

このコマンドが導入されました。

 
使用上のガイドライン

distance コマンドを使用し、ルートのグループ全体にディスタンスを設定します。複数のルーティング プロトコルを設定し、その中から 1 つのルートのセットを選択したい場合に、 distance コマンドを使用します。

このコマンドには、LAN Base Services ライセンスが必要です。

次に、ディスタンスを 200 に設定する(ルートの信頼性が低くなる)例を示します。

switch(config)# router ospf 1
switch(config-router)# distance 200
switch(config-router)#
switch(config)# router ospf 2
switch(config-router)# distance 20
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

copy running-config startup-config

このコンフィギュレーション変更をスタートアップ コンフィギュレーション ファイルに保存します。

show ip ospf

OSPF 情報を表示します。

 

distance(OSPFv3)

OSPFv3 ルートのアドミニストレーティブ ディスタンスを定義するには、 distance コマンドを使用します。デフォルトに戻す場合は、このコマンドの no 形式を入力します。

distance distance

no distance

 
構文の説明

distance

この OSPFv3 プロセスに対してローカルであるすべてのルートのアドミニストレーティブ ディスタンス。指定できる範囲は 1 ~ 255 です。

 
デフォルト

110

 
コマンド モード

アドレスファミリ コンフィギュレーション

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.2(1)N1(1)

このコマンドが導入されました。

 
使用上のガイドライン

distance コマンドを使用し、ルートのグループ全体にディスタンスを設定します。複数のルーティング プロトコルを設定し、その中から 1 つのルートのセットを選択したい場合に、 distance コマンドを使用します。

このコマンドには、Enterprise Services ライセンスが必要です。

次に、ディスタンスを 200 に設定する(ルートの信頼性が低くなる)例を示します。

switch(config)# router ospfv3 1
switch(config-router)# address-family ipv6 unicast
switch(config-router-af)# distance 200