Cisco Nexus 5000 シリーズ NX-OS QoS コマンド リファレンス Cisco NX-OS Release 4.x、5.x
M コマンド
M コマンド
発行日;2012/06/17 | 英語版ドキュメント(2012/03/15 版) | ドキュメントご利用ガイド | ダウンロード ; この章pdf , ドキュメント全体pdf (PDF - 728KB) | フィードバック

目次

M コマンド

match access-group

match cos

match dscp

match ip rtp

match precedence

match protocol

match qos-group

mtu(ERSPAN)

mtu(インターフェイス)

multicast-optimize

M コマンド

この章では、M で始まる Cisco NX-OS の Quality of Service(QoS)コマンドについて説明します。

match access-group

特定のアクセス コントロール リスト(ACL)グループをクラス マップの一致基準として識別するには、 match access-group コマンドを使用します。ACL 一致基準をクラス マップから削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

match access-group name acl-name

no match access-group name acl-name

 
構文の説明

name acl-name

特性を一致基準として使用する ACL 名を指定します。

 
コマンド デフォルト

なし

 
コマンド モード

QoS タイプのクラス マップ コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

4.1(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン


permit および deny ACL キーワードは、パケットの一致に影響を与えません。


次に、my_acl という ACL の特性を一致基準として使用し、QoS クラス マップを作成する例を示します。

switch(config)# class-map class_acl
switch(config-cmap-qos)# match access-group name my_acl
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

show class-map

クラス マップを表示します。

match cos

QoS タイプのクラス マップで、サービス クラス(CoS)値を使用してトラフィックのクラスを定義するには、 match cos コマンドを使用します。一致基準として指定した CoS 値を取り消すには、このコマンドの no 形式を使用します。

match [ not ] cos cos-list

no match [ not ] cos cos-list

 
構文の説明

not

(任意)指定した一致結果を除外します。

cos-list

一致基準として指定する CoS 値または CoS 値のリスト。有効な値は 0 ~ 7 です。

 
コマンド デフォルト

なし

 
コマンド モード

QoS タイプのクラス マップ コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

4.1(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

値のリストは、次のいずれかの方法で指定します。

値の範囲をダッシュで区切って指定する

連続していない複数の値を、カンマで区切って指定する


) このコマンドのオプションの not キーワードをサポートしているのは、QoS タイプのクラス マップだけです。キューイング タイプのクラス マップでは not キーワードがサポートされません。


次に、QoS タイプ クラス マップの一致基準として CoS 値を設定する例を示します。

switch(config)# class-map class_acl
switch(config-cmap-qos)# match cos 5-7
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

show class-map

クラス マップを表示します。

match dscp

特定の DiffServ コード ポイント(DSCP)値を一致基準として識別するには、 match dscp コマンドを使用します。一致条件として指定した DSCP 値を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

match [ not ] dscp dscp-list

no match [ not ] dscp dscp-list

 
構文の説明

not

(任意)指定した一致結果を除外します。

dscp-list

一致基準として指定する DSCP 値または DSCP 値のリスト。有効な DSCP 値のリストについては、 表 1 を参照してください。

 
コマンド デフォルト

なし

 
コマンド モード

QoS タイプのクラス マップ コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

4.1(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

標準の DSCP 値については、 表 1 を参照してください。

 

表 1 標準の DSCP 値

DSCP 値
説明

af11

AF11 dscp(001010):10 進数の 10

af12

AF12 dscp(001100):10 進数の 12

af13

AF13 dscp(001110):10 進数の 14

af21

AF21 dscp(010010):10 進数の 18

af22

AF22 dscp(010100):10 進数の 20

af23

AF23 dscp(010110):10 進数の 22

af31

AF31 dscp(011010):10 進数の 26

af32

AF40 dscp(011100):10 進数の 28

af33

AF33 dscp(011110):10 進数の 30

af41

AF41 dscp(100010):10 進数の 34

af42

AF42 dscp(100100):10 進数の 36

af43

AF43 dscp(100110):10 進数の 38

cs1

CS1(優先順位 1)dscp(001000):10 進数の 8

cs2

CS2(優先順位 2)dscp(010000):10 進数の 16

cs3

CS3(優先順位 3)dscp(011000):10 進数の 24

cs4

CS4(優先順位 4)dscp(100000):10 進数の 32

cs5

CS5(優先順位 5)dscp(101000):10 進数の 40

cs6

CS6(優先順位 6)dscp(110000):10 進数の 48

cs7

CS7(優先順位 7)dscp(111000):10 進数の 56

default

デフォルト dscp(000000):10 進数の 0

ef

EF dscp(101110):10 進数の 46

値のリストは、次のいずれかの方法で指定します。

値の範囲をダッシュで区切って指定する

連続していない複数の値を、カンマで区切って指定する

次に、DSCP 値 af21 を一致基準として設定する例を示します。

switch(config)# class-map my_test
switch(config-cmap-qos)# match dscp af21
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

show class-map

クラス マップを表示します。

match ip rtp

クラス マップで、Real-Time Protocol(RTP)ポートを一致基準として使用するよう設定するには、 match ip rtp コマンドを使用します。一致条件として指定した RTP ポートを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

match [ not ] ip rtp port-list

no match [ not ] ip rtp port-list

 
構文の説明

not

(任意)指定した一致結果を除外します。

port-list

一致条件として指定される、RTP を使用する UDP ポートまたは UDP ポートのリスト。有効値の範囲は 2000 ~ 65535 秒です。

 
コマンド デフォルト

なし

 
コマンド モード

QoS タイプのクラス マップ コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

4.1(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

値のリストは、次のいずれかの方法で指定します。

値の範囲をダッシュで区切って指定する

連続していない複数の値を、カンマで区切って指定する

次に、一致基準として RTP を使用するポートを指定する例を示します。

switch(config)# class-map my_test
switch(config-cmap-qos)# match ip rtp 2300
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

show class-map

クラス マップを表示します。

match precedence

クラス マップで、IP ヘッダーの Type of Service(ToS; タイプ オブ サービス)バイト フィールドに含まれる precedence 値を一致基準として使用するよう設定するには、 match precedence コマンドを使用します。一致条件として指定した precedence 値を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

match [ not ] precedence precedence-list

no match [ not ] precedence precedence-list

 
構文の説明

not

(任意)指定した一致結果を除外します。

precedence-list

バイト単位で指定される、IP precedence 値または IP precedence 値のリスト。有効な値については、 表 2 を参照してください。

 
コマンド デフォルト

なし

 
コマンド モード

QoS タイプのクラス マップ コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

4.1(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

precedence 値のリストについては、 表 2 を参照してください。

 

表 2 優先順位値

precedence 値
説明

0-7

IP precedence 値

critical

クリティカル precedence(5)

flash

フラッシュ precedence(3)

flash-override

フラッシュ上書き precedence(4)

immediate

即時 precedence(2)

internet

インターネットワーク コントロール precedence(6)

network

ネットワーク コントロール precedence(7)

priority

優先 precedence(1)

routine

ルーチン precedence(0)

値のリストは、次のいずれかの方法で指定します。

値の範囲をダッシュで区切って指定する

連続していない複数の値を、カンマで区切って指定する

次に、一致基準として IP precedence 値を指定する例を示します。

switch(config)# class-map my_test
switch(config-cmap-qos)# match precedence 7
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

show class-map

クラス マップを表示します。

match protocol

クラス マップで、特定のプロトコルを一致基準として使用するよう設定するには、 match protocol コマンドを使用します。一致条件として指定したプロトコルを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

match [ not ] protocol protocol-name

no match [ not ] protocol protocol-name

 
構文の説明

not

(任意)指定した一致結果を除外します。

protocol-name

指定されるプロトコル名。有効な値については、 表 3 を参照してください。

 
コマンド デフォルト

なし

 
コマンド モード

QoS タイプのクラス マップ コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

4.1(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

表 3 に、有効なプロトコル名のリストを示します。

 

表 3 プロトコル名

引数
説明

arp

アドレス解決プロトコル(ARP)

clns_es

CLNS エンド システム

clns_is

CLNS 中継システム

dhcp

Dynamic Host Configuration(DHCP)

ldp

ラベル配布プロトコル(LDP)

netbios

NetBIOS Extended User Interface(NetBEUI)

複数のプロトコルを指定するには、該当するプロトコル値ごとにこのコマンドを入力する必要があります。

次に、一致基準として特定のプロトコルを指定する例を示します。

switch(config)# class-map my_test
switch(config-cmap-qos)# match protocol ldp
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

show class-map

クラス マップを表示します。

match qos-group

クラス マップで、特定の QoS グループ値を一致基準として使用するよう設定するには、 match qos-group コマンドを使用します。一致条件として指定したプロトコルを削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

match [ not ] qos-group qos-group-list

no match [ not ] qos-group qos-group-list

 
構文の説明

not

(任意)指定した一致結果を除外します。

qos-group-list

一致基準として使用する QoS グループ値または QoS グループ値のリストを、バイト数で指定します。有効値は、2 ~ 5 です。

 
コマンド デフォルト

なし

 
コマンド モード

ネットワーク QoS タイプのクラス マップ コンフィギュレーション モード
キューイング タイプのクラス マップ コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

4.1(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

QoS グループは内部ラベルであり、パケット ペイロードまたは任意のパケット ヘッダーの一部ではありません。QoS グループ値に数学的な意味はありません。たとえば、QoS グループ値の 2 は 1 より大きいことを意味せず、各 QoS 値は QoS グループを内部的に区別するためだけに使用されます。このように、QoS 値はローカルでの処理についてだけ使用されます。

QoS グループの値は入力ポリシー内で設定されるまで未定義になっているため、QoS グループについての照合は、出力ポリシー内でだけ行います。

値のリストは、次のいずれかの方法で指定します。

値の範囲をダッシュで区切って指定する

連続していない複数の値を、カンマで区切って指定する

次に、一致基準として特定の QoS グループ値を指定する例を示します。

switch(config)# class-map type queuing my_test
switch(config-cmap-qos)# match qos-group 6
switch(config-cmap-qos)#
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

class-map type network-qos

ネットワーク QoS クラス マップを作成または修正します。

class-map type queuing

キューイング クラス マップを作成または変更します。

show class-map

クラス マップを表示します。

mtu(ERSPAN)

モニタ セッションの Encapsulated Remote Switched Port Analyzer(ERSPAN)パケットの最大伝送ユニット(MTU)サイズを設定するには、 mtu コマンドを使用します。設定した MTU を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

mtu mtu-value

no mtu mtu-value

 
構文の説明

mtu-value

モニタ セッションの ERSPAN パケットに対する最大許容 MTU。指定できる範囲は 64 ~ 1518 バイトです。

 
コマンド デフォルト

デフォルトでは切り捨てはイネーブルになっていません。

 
コマンド モード

ERSPAN セッション コンフィギュレーション モード

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

5.1(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

モニタ セッションに指定されている許容サイズより大きい ERSPAN パケットは切り捨てられます。

このコマンドには、ライセンスは必要ありません。

次に、ERSPAN セッションの MTU 値を設定する例を示します。

switch# configure terminal
switch(config)# monitor session 1 type erspan-source
switch(config-erspan-src)# erspan-id 100
switch(config-erspan-src)# mtu 100
switch(config-erspan-src)#
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

monitor session

SPAN または ERSPAN セッションを設定します。

show monitor session

SPAN または ERSPAN セッションの設定を表示します。

 

mtu(インターフェイス)

レイヤ 2 およびレイヤ 3 イーサネット インターフェイスの最大伝送ユニット(MTU)サイズを設定するには、 mtu コマンドを使用します。設定した MTU を削除するには、このコマンドの no 形式を使用します。

mtu mtu-value

no mtu mtu-value

 
構文の説明

mtu-value

サービス クラス(CoS)の MTU 値。範囲は 64 ~ 9216/1500 ~ 9216 です。

 
コマンド デフォルト

デフォルトの MTU 値は 1500 です。FCoE cos 3 の場合、デフォルトは 2158 です。

 
コマンド モード

ネットワーク QoS クラス タイプのポリシー マップ コンフィギュレーション

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

4.1(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

4.2(1)N1(1)

MTU の範囲が 1500 ~ 9216 に変更されました。

(注) Cisco NX-OS Release 4.1(3)N2(1) 以前のリリースを実行する Cisco Nexus 5000 シリーズ では、MTU の範囲は 1538 ~ 9216 です。

5.0(3)N1(1)

レイヤ 3 インターフェイスのサポートが追加されました。

5.1(3)N1(1)

MTU の範囲が 64 ~ 9216 に変更されました。

 
使用上のガイドライン

MTU はシステムの各仮想リンクに設定できます。

次に、ネットワーク QoS タイプのポリシー マップのクラスに MTU 値を設定する例を示します。

switch(config)# class-map type network-qos my_class1
switch(config-cmap-nq)# match qos-group 1
switch(config-cmap-nq)# exit
switch(config)# policy-map type network-qos my_policy1
switch(config-pmap-nq)# class type network-qos my_class1
switch(config-pmap-nq-c)# mtu 5000
switch(config-pmap-nq-c)#
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

service-policy

インターフェイスまたはシステム ポリシーにポリシー マップを関連付けます。

show class-map

クラス マップを表示します。

show policy-map

ポリシー マップを表示します。

system qos

システム ポリシーを設定します。

 

multicast-optimize

クラスを最適化して複数のパケットを送信するには、 multicast-optimize コマンドを使用します。

multicast-optimize

no multicast-optimize

 
構文の説明

このコマンドには、引数またはキーワードはありません。

 
コマンド デフォルト

なし

 
コマンド モード

ネットワーク QoS クラス タイプのポリシー マップ コンフィギュレーション

 
コマンド履歴

リリース
変更内容

4.1(3)N1(1)

このコマンドが追加されました。

 
使用上のガイドライン

クラスのマルチキャスト トラフィックは、使用可能なすべてのマルチキャスト キューによってサポートされます。

ポリシー マップのクラスのうち、1 つだけをマルチキャストの最適化用に設定できます。


) Cisco Nexus 5548 スイッチでは、マルチキャストの最適化は、class-default クラスではデフォルトでイネーブルです。ユーザ定義のクラスでこれをイネーブルにする前に、class-default クラスから削除する必要があります。


次に、トラフィック クラスで最適化されたマルチキャストをイネーブルにする例を示します。

switch(config)# policy-map type network-qos my_queue
switch(config-pmap-nq)# class type network-qos nqos_class
switch(config-pmap-nq-c)# multicast-optimize
switch(config-pmap-nq-c)#
 

次に、マルチキャスト最適化をトラフィック クラスから削除する例を示します。

switch(config)# policy-map type network-qos my_queue
switch(config-pmap-nq)# class type network-qos nqos_class
switch(config-pmap-nq-c)# no multicast-optimize
switch(config-pmap-nq-c)#
 

 
関連コマンド

コマンド
説明

show policy-map

ポリシー マップを表示します。